JPH0557189U - 二重床用高さレベル調整装置 - Google Patents
二重床用高さレベル調整装置Info
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- JPH0557189U JPH0557189U JP94392U JP94392U JPH0557189U JP H0557189 U JPH0557189 U JP H0557189U JP 94392 U JP94392 U JP 94392U JP 94392 U JP94392 U JP 94392U JP H0557189 U JPH0557189 U JP H0557189U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一々床パネルを持ち上げるような面倒な作業
を要することなく、床パネルを支持したままの状態で極
めて能率的に二重床の高さ調整が行える高さレベル調整
装置を提供する。 【構成】 床パネルf1の角部を載承支持するパネル受け
プレート1の下面に回動プレート2を係止する。回動プ
レート2の中心部下面に取付筒3を垂設し、基礎床面F
に起設した脚支柱用ボルト4に取付筒3を昇降自在に螺
嵌する。床パネルF1の角部に開設した工具差込孔f10 を
蓋部材5で塞ぐ。パネル受けプレート1には工具差込孔
f10 に連通する通孔1bを開設する。回動プレート2に
は、前記通孔1bに連通すると共に、左右一対の突出片2b
を対向状に備えた工具嵌合孔2aを形成する。上記蓋部材
5下面には工具嵌合孔2aに差込まれる軸部5aを垂設す
る。軸部5a外周には上記各突出片2bが嵌入する左右一対
の螺旋溝5bを、各々軸部5aの略半周分だけ形成する。
を要することなく、床パネルを支持したままの状態で極
めて能率的に二重床の高さ調整が行える高さレベル調整
装置を提供する。 【構成】 床パネルf1の角部を載承支持するパネル受け
プレート1の下面に回動プレート2を係止する。回動プ
レート2の中心部下面に取付筒3を垂設し、基礎床面F
に起設した脚支柱用ボルト4に取付筒3を昇降自在に螺
嵌する。床パネルF1の角部に開設した工具差込孔f10 を
蓋部材5で塞ぐ。パネル受けプレート1には工具差込孔
f10 に連通する通孔1bを開設する。回動プレート2に
は、前記通孔1bに連通すると共に、左右一対の突出片2b
を対向状に備えた工具嵌合孔2aを形成する。上記蓋部材
5下面には工具嵌合孔2aに差込まれる軸部5aを垂設す
る。軸部5a外周には上記各突出片2bが嵌入する左右一対
の螺旋溝5bを、各々軸部5aの略半周分だけ形成する。
Description
【0001】
本考案はオフィスや電算機室などに構設する二重床(浮床とも称す)の高さを 調整する、二重床用高さレベル調整装置の改良に関する。
【0002】
従来から、基礎床面上に起設した多数の脚支柱の上端にパネル支持プレートを 固着し、それらパネル支持プレート間に床パネルを架設して二重床を構設する床 構造が知られている。また本願出願人は、この種二重床の構設手段として、その 高さレベルを調整可能な支持装置を提案し、先に出願した(実願平2−4023 50号)。
【0003】 この本願出願人による先出願の高さレベル調整装置は、床パネルの角部を載承 支持するパネル受けプレート、該パネル受けプレートの中心部下面に垂設した取 付筒、基礎床面に起設され前記取付筒が昇降自在に螺嵌する脚支柱用ボルト、そ のボルトに螺嵌する緩止めナット、該ナット及び取付筒用の緩止めボルトなどを 備えてなり、上記パネル受けプレートの回動操作により取付筒が昇降して、パネ ル受けプレートに支持される床パネルの高さ調整を行うようになっていた。
【0004】
しかしながら、前述の構成からなる従来の調整装置によれば、パネル受けプレ ート上の床パネルを持ち上げ、緩止めナット,ボルト類を緩めた後にパネル受け プレートを回動するといった面倒な作業を必要とし、床パネルの高さ調整を非能 率にするものであった。
【0005】 本考案はこのような従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところ は、従来の調整装置のように一々床パネルを持ち上げるような面倒な作業を要す ることなく、パネル受けプレート上に床パネルを支持したままの状態で極めて能 率的に浮床の高さ調整が行える二重床用高さレベル調整装置を提供することにあ る。
【0006】
上述の目的を達成するために、本考案に係る二重床用高さレベル調整装置は、 床パネルの角部を載承支持するパネル受けプレートと、パネル受けプレートの下 面に回動自在に係止される回動プレートと、回動プレートの中心部下面に垂設し た取付筒と、基礎床面に起設され前記取付筒が昇降自在に螺嵌する脚支柱用ボル トと、床パネルの角部に開設する工具差込孔を塞ぐ蓋部材とを備えてなり、上記 パネル受けプレート及び回動プレートには工具差込孔に連通する通孔を開設する と共に、回動プレート側の通孔には左右一対の突出片を対向状に設けて工具嵌合 孔を形成し、さらに上記蓋部材下面には工具嵌合孔に差込まれる軸部を垂設し、 且つ軸部外周には上記各突出片が嵌入する左右一対の螺旋溝を、各々軸部の略半 周分だけ形成したことを特徴とする。
【0007】
上述の構成によれば、蓋部材を半回転させると軸部が工具嵌合孔から上昇する をもって蓋部材が工具差込孔から引抜かれ、その工具差込孔に工具を差込み、そ の先端を工具嵌合孔に嵌合せしめて回転操作すると、脚支柱用ボルトに螺嵌した 取付筒が上下動し、それにより回動プレートが昇降して、パネル受けプレートに 支持される床パネルの高さレベル調整が行われる。よって、従来の調整装置のよ うに一々床パネルを持ち上げるような面倒な作業を要することなく、パネル受け プレート上に床パネルを支持したままの状態で極めて能率的に浮床の高さ調整が 行える二重床用高さレベル調整装置を提供するという前述の課題が達成される。
【0008】
以下、本考案に係る二重床用高さレベル調整装置の一実施例を図面に基づいて 説明する。図中Fはコンクリート建築物などにおける基礎床面、Aはその基礎床 面F上に多数配設される本実施例の高さレベル調整装置、fはその調整装置Aに よって支持される多数の床パネルf1からなる二重床を夫々示し、高さレベル調整 装置Aはパネル受けプレート1、回動プレート2、取付筒3、脚支柱用ボルト4 、蓋部材5などからなっている。
【0009】 パネル受けプレート1は二重床fを構成する床パネルf1を架設するためのもの で、上方に膨らんだ略倒皿形に形成されていて、周縁部の適数箇所(図示例では 4箇所)には床パネルf1の隅部を係止するための係止片1aを一体に起曲立設する 。またその中心部には、床パネルf1の角部に開設される工具差込孔f10 に連通す る通孔1bを開穿し、さらにその周囲複数箇所(図示例では3箇所)には、回動プ レート2を係止するための受片1cを切り起し状に一体成形する。
【0010】 パネル受けプレート1の形状は、倒皿形に限らず、略凸レンズ形に曲成しても よく、要するに床パネルf1を架設する上面を上方に膨らんだ曲面に形成する。パ ネル受けプレート1の上面を上方に膨らんだ曲面に曲成する理由は、コンクリー ト建築物などの基礎床面Fの多少の傾斜又は多少の凹凸によって、パネル受けプ レート1が多少傾斜して配設されても、床パネルf1の下面がパネル受けプレート 1の上面(曲面)に線接触又は点接触するにとどめ、傾斜配設されたパネル受け プレート1によって床パネルf1が傾斜架設されるという悪影響を受けないように し、これにより床パネルf1を水平架設しうるようにして二重床fの水平度を保持 するためである。尚、パネル受けプレート1の平面形状は、円形,角形などが考 えられる。
【0011】 係止片1aは、パネル受けプレート1上に配置した床パネルf1をガタつかせるこ となく架設保持するためのもので、パネル受けプレート1の周縁部適数箇所を切 り起して一体に起曲立設し、係止片が溶接により立設される構造に比して堅牢な 構造とし、且つ成形作業の能率化を企図する。係止片1aは、パネル受けプレート 1の周縁部適数箇所をほぼ周方向に向って切り起すと共に、パネル受けプレート 1の中心方向に向って立設し、床パネルf1の隅部を係止しうるように構成する。
【0012】 回動プレート2は、パネル受けプレート1と同様、上面を上方に膨らんだ曲面 に曲成し、且つ上述の各受片1cによって回動可能に係止されうる平面視凹字形係 止部2'が周縁に形成された円盤状に成形され、パネル受けプレート1の下面に回 動自在に係止される。回動プレート1の中心部にはパネル受けプレート1の通孔 1bに連通する工具差込孔2aを開穿する。工具差込孔2aの開口縁には左右一対の突 出片2bを対向状に設け、夫々の突出片2bの先端間に工具Tの先端部が嵌合する溝 2cを形成する。
【0013】 取付筒3は、回動プレート2を脚支柱用ボルト4に取付けるためのもので、回 動プレート2の中心部下面に垂設し、その下端部には脚支柱用ボルト4の上部に 嵌合するナット部材3aを固着する。 脚支柱用ボルト4は基礎床面Fに固定プレート4aで起立状に固定される。
【0014】 蓋部材5は、床パネルf1の角部に開設した工具差込孔f10 を開閉自在に塞ぐと 共に、図3示の如くパネル受けプレート1上に載承支持される床パネルf1の角部 の浮き防止を図るためのもので、その下面には回動プレート2に設けた工具嵌合 孔2aに差込まれる軸部5aを垂設する。軸部5aには工具嵌合孔2aに突設した突出片 2bに係合する左右一対の螺旋溝5bを凹設する。夫々の螺旋溝5bは、蓋部材5を半 回転するだけで軸部5aが工具嵌合孔2aに差込みロックされ、またはそのロック状 態を解除しながら工具嵌合孔2aから軸部5aが引抜かれるよう、図1示の如く軸部 5aの周方向に略半周分だけ形成する。5'は蓋部材5を回転操作する際に工具T先 端を差込むための溝である。
【0015】 尚、図中の符号f20 は、必要に応じて床パネルf1の角部下側に突設した緩衝性 の低脚で、パネル受けプレート1上に床パネルf1を架設したとき、パネル受けプ レート1の上面に線接触又は点接触せしめる。
【0016】 以上のような構成からなる本実施例の高さレベル調整装置Aによれば、溝5'に 工具Tの先端を差込んで蓋部材5を半回転させると、軸部5aが工具嵌合孔2aから 引抜かれるをもって蓋部材5が工具差込孔f10 から外される。その工具差込孔f1 0 に工具Tを差込み、その先端を工具嵌合孔2aの溝2cに嵌合せしめて回転操作す ると、脚支柱用ボルト4に螺嵌した取付筒3が上下動し、それにより回動プレー ト2が昇降して、パネル受けプレート1に支持される床パネルf1の高さレベル、 即ち二重床fの高さレベル調整が行われる。
【0017】 尚、本実施例においては、パネル受けプレート1及び回動プレート2を前述の ような曲面形状とすることで、傾斜配設されたパネル受けプレート1によって床 パネルf1が傾斜架設されるという悪影響を受けないようにするという効果をうる ことができるが、本考案の高さレベル調整装置はこれに限定されず、例えばパネ ル受けプレート1及び回動プレート2を平板形状としても、初期の目的を達成す ることは可能である。
【0018】
本考案に係る二重床用高さレベル調整装置は以上説明したように構成したので 、パネル受けプレート上に床パネルを支持したままの状態で、蓋部材を半回転さ せて工具差込孔から引抜いた後に工具を差込んで回動操作するだけの簡単な作業 で床パネルの高さ調整を行いうる。 従って、従来の調整装置のように一々床パネルを持ち上げるような面倒な作業 を行う必要なく、極めて能率的に二重床の高さ調整が行える二重床用高さレベル 調整装置を提供しえた。
【図1】本考案に係る二重床用高さレベル調整装置の一
実施例を示す斜視図で一部切欠して表す。
実施例を示す斜視図で一部切欠して表す。
【図2】図1の平面図。
【図3】図2の(X)−(X)線に沿う断面図。
【図4】二重床の高さ調整状態を表す縦断正面図。
F:基礎床面 f:二重床 f1:床パネル
f10 :工具差込孔 1:パネル受けプレート 1b:通孔 2:回動プレート 2a:工具嵌合孔 2b:
突出片 3:取付筒 4:脚支柱用ボルト 5:蓋部材 5a:軸部 5b:螺旋溝
f10 :工具差込孔 1:パネル受けプレート 1b:通孔 2:回動プレート 2a:工具嵌合孔 2b:
突出片 3:取付筒 4:脚支柱用ボルト 5:蓋部材 5a:軸部 5b:螺旋溝
Claims (1)
- 【請求項1】 床パネルの角部を載承支持するパネル受
けプレートと、パネル受けプレートの下面に回動自在に
係止される回動プレートと、回動プレートの中心部下面
に垂設した取付筒と、基礎床面に起設され前記取付筒が
昇降自在に螺嵌される脚支柱用ボルトと、床パネルの角
部に開設する工具差込孔を塞ぐ蓋部材とを備えてなり、
上記パネル受けプレート及び回動プレートには工具差込
孔に連通する通孔を開設すると共に、回動プレート側の
通孔には左右一対の突出片を対向状に設けて工具嵌合孔
を形成し、さらに上記蓋部材下面には工具嵌合孔に差込
まれる軸部を垂設し、且つ軸部外周には上記各突出片が
嵌入する左右一対の螺旋溝を、各々軸部の略半周分だけ
形成したことを特徴とする二重床用高さレベル調整装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP94392U JPH0557189U (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 二重床用高さレベル調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP94392U JPH0557189U (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 二重床用高さレベル調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557189U true JPH0557189U (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=11487762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP94392U Pending JPH0557189U (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 二重床用高さレベル調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0557189U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07102742A (ja) * | 1993-10-12 | 1995-04-18 | Kokuyo Co Ltd | 床パネル支持装置 |
JP2015081426A (ja) * | 2013-10-22 | 2015-04-27 | 日立機材株式会社 | フリーアクセスフロアパネルの支持脚 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6269493A (ja) * | 1985-09-24 | 1987-03-30 | 株式会社京三製作所 | 電池内蔵電灯の遠隔点検装置 |
JPS63210357A (ja) * | 1987-02-27 | 1988-09-01 | ナカ工業株式会社 | フロアパネル支持装置 |
JPH0325157A (ja) * | 1989-06-22 | 1991-02-01 | Naka Tech Lab | フロアパネルの支持装置 |
-
1992
- 1992-01-14 JP JP94392U patent/JPH0557189U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6269493A (ja) * | 1985-09-24 | 1987-03-30 | 株式会社京三製作所 | 電池内蔵電灯の遠隔点検装置 |
JPS63210357A (ja) * | 1987-02-27 | 1988-09-01 | ナカ工業株式会社 | フロアパネル支持装置 |
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JPH07102742A (ja) * | 1993-10-12 | 1995-04-18 | Kokuyo Co Ltd | 床パネル支持装置 |
JP2015081426A (ja) * | 2013-10-22 | 2015-04-27 | 日立機材株式会社 | フリーアクセスフロアパネルの支持脚 |
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