JP2649781B2 - 橋梁用レベル調整移動制限装置 - Google Patents

橋梁用レベル調整移動制限装置

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JP2649781B2 JP7049261A JP4926195A JP2649781B2 JP 2649781 B2 JP2649781 B2 JP 2649781B2 JP 7049261 A JP7049261 A JP 7049261A JP 4926195 A JP4926195 A JP 4926195A JP 2649781 B2 JP2649781 B2 JP 2649781B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は橋台側に固定される
下部金属板及び中間板の側と、橋梁に固定される上部金
属板の側とが、その一方に設けられた嵌合孔と、他方に
設けられた嵌合突起が嵌り合うことにより、相互間の横
ずれが制限される関係に設けられており、かつレベル調
整板により前記嵌り合いの深さをレベル調整することが
できる橋梁用移動制限装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来知られているこの種ゴム支承の橋梁
用支持装置としては、実公昭64−416号公報に示さ
れているものが知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような橋梁用支持
装置においては、これと併用して移動制限装置が設けら
れる。この移動制限装置は、前述のように、橋台側の部
材と橋梁側の部材とが、その一方に設けられた嵌合孔
と、他方に設けられた嵌合突起との嵌り合いによって橋
梁の移動が制限されているのであるが、例えば地盤が不
等沈下したような場合、嵌合突起と嵌合孔との嵌の合い
の深さ(つまりレベル)の設定値との間の誤差が生じ、
さらに嵌合突起と嵌合孔との軸線がずれて互いに傾むく
などのケースが生じる。この場合、従来嵌合孔と嵌合突
起の嵌り合いのレベルを簡易に調整できるようにした橋
梁用移動制限装置が従来存在しなかった。 【0004】 【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る橋梁用レベル調整移動制限装置は、コ
ンクリート製の橋台1に固定された下部金属板2に設け
た下部係止突起3を、前記下部金属板2の上面から突出
させたうえ、この下部金属板2に支持される中間板4の
凹部22に嵌入し、前記中間板4に設けた上部係止突起
9が橋梁8に固定された上部金属板7の係止突起嵌合用
凹部10に嵌入されてなる橋梁用移動制限装置におい
て、前記下部金属板2と前記中間板4を、前記係止突起
嵌合用凹部10を形成する上部金属板7の突出部分30
よりも外方に突出して設け、前記下部金属板2と前記中
間板4との間に、前記下部係止突起3の嵌る突起嵌合用
凹部5を有する一対のレベル調整板6を着脱自在に介在
させ、前記中間板4とレベル調整板6と下部金属板2の
ボルト挿通孔を介してその上方空間からボルト17を前
記橋台1に設けたボルト螺合用キャップ19に螺合する
ことで前記各板を固定することを特徴とする。 【0005】 【実施例】次に本発明の実施例を図1ないし図6によっ
て説明する。まず図1ないし図3に示すように、コンク
リート製橋台1からなる下部構造物11の上部に埋設さ
れる円形の中央孔12を有する鋼製下部金属板2の下面
に、開口部を持たない鋼製下部支持板13が当接され
て、溶接により固着され、かつ前記鋼製下部金属板2に
は、周面に多数の抜け止め凹部14を備えている多数本
の下部アンカー部材15の上端部が溶接により固着され
ている。さらに橋梁8側に固定される中間板4の隅部に
は、それぞれボルト挿通用透孔16が設けられ、各ボル
ト挿通用透孔16の垂直方向の下方において、固定用ボ
ルト17を螺合するためのボルト螺合用雌ねじ部18が
鋼製下部金属板2に設けられ、前記ボルト螺合用雌ねじ
部18と同軸にかつ同ピッチの雌ねじ部を有するボルト
螺合用キャップ19が鋼製下部金属板2の下面に溶接に
より固着されている。 【0006】また前記下部構造物11に固定される鋼製
下部金属板2と、鋼製下部支持板13と、ボルト螺合用
キャップ19等とにより下部ベース金具20が構成さ
れ、さらに前記中間板4と前記鋼製下部金属板2との間
に設けられる鋼製下部係止突起3の下部は、鋼製下部金
属板2における円形の中央孔12に嵌合されている。 【0007】次に前記中間板4の構成について説明す
る。まず、中間板4の下部中央に、前記下部係止突起3
よりも僅かに大径の中間板の中央孔22が設けられ、か
つ前記中間板4の4隅部に、前述したボルト挿通用透孔
16および、その上部に位置するボルト17の頭部を収
容する凹部23が設けられ、また、前記中間板4の上面
中央部に、中間板の中央孔22よりも大径の円柱状の上
部係止突起9が一体に設けられている。 【0008】次に橋梁8に固定される上部金属板7の構
成について説明する。まずその一部がコンクリート製の
橋梁8に埋設されている上部金属板7の上面には、同じ
く橋梁8に埋設された多数の上部アンカー部材21が固
定され、この上部金属板7における橋梁8の下面から、
突出した部分30に前記上部係止突起9の径よりも大き
い直径を有していて、この上部係止突起9が嵌合する係
止突起嵌合用凹部10が設けられている。この係止突起
嵌合用凹部10は、長溝状とし、幅方向の寸法は前述の
ように上部係止突起9が嵌合できる長さとし、橋梁軸方
向には前記幅方向よりも長く設けるとよい。 【0009】図1ないし図3は、所定の位置において鋼
製定レベル支持用橋梁支承装置を締結した状態を示すも
のであって、複数台の昇降用ジャッキ26により、橋梁
8と上部金属板7および、中間板4とを一定の小距離だ
け上昇移動させたのち、前記下部係止突起3よりも僅か
に長い寸法を有する別の下部係止突起3の下部を、ベー
ス金具20における円形の中央孔12に嵌合し、かつ下
部金属板2の上面に一対のレベル調整板6を載置すると
共に、前記一対のレベル調整板6における突起嵌合用凹
部5を下部係止突起3の直径方向の両側から嵌合し、次
に各レベル調整板6の幅方向の両側に設けられている透
孔28と下部金属板2のボルト螺合用雌ねじ部18と、
中間板4のボルト挿通用透孔16との位置合せをする。 【0010】次に図4および図5に示すように固定用ボ
ルト17を中間板4のボルト挿通用透孔16と、レベル
調整板6の透孔28に挿通したうえ、鋼製下部金属板2
のボルト螺合用雌ねじ部18とボルト螺合用キャップ1
9に螺合して、一対のレベル調整板6とその上部に配置
された中間板4とを橋台1の上に固定する。 【0011】図3に示される橋梁昇降用ジャッキ26
は、前述したようにコンクリート製橋台1である下部構
造物11と橋梁8との間に配置され、次いでその橋梁昇
降用ジャッキ26により、図4に示されるように橋梁8
を小距離だけ上昇させたのち、一対のレベル調整板6に
おける突起嵌合用凹部5を、下部係止突起3に嵌合し、
次いで前記橋梁昇降用ジャッキ26により、図5に示さ
れるように橋梁8と上部金属板7と中間板4とを下降し
て、中間板4を一対のレベル調整板6上面に接するよう
に降ろす。次に固定用ボルト17を螺合用キャップ19
に螺合して、一対のレベル調整板6によるレベル調整操
作を終了する。 【0012】 【発明の効果】本発明によれば、前述のように構成され
ているので、下記の効果を奏する。地盤の不等沈下等に
よりコンクリート製橋台1側に固定された上部係止突起
9と橋梁8側に固定された係止突起嵌合用凹部10との
嵌合レベルが設定値より外れた場合、前記中間板4を交
換することなく、その中間板4を残したまま、一対のレ
ベル調整板6,6を上部金属板7と下部ベース金具20
との間に介在させるだけで簡単にレベル調整を行なうこ
とができ、さらに取外された大型の中間板4を放置して
おく必要がないので、経済的に中間板4をそのまま利用
して、前記の嵌合レベルを定レベルに調整することがで
きる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例に係る橋梁用レベル調整移動制
限装置の分解斜視図である。 【図2】レベル調整板を使用しない状態での本発明装置
の縦断正面図である。 【図3】橋梁昇降用ジャッキにより橋梁を上昇させた状
態を示す縦断正面図である。 【図4】レベル調整板を挿入する初期状態の縦断正面図
である。 【図5】レベル調整板を挿入する途中の状態を示す縦断
正面図である。 【図6】レベル調整板を挿入し終った状態を示す縦断正
面図である。 【符号の説明】 1 橋台 2 下部金属板 3 下部係止突起 4 中間板 5 突起嵌合用凹部 6 レベル調整板 7 上部金属板 8 橋梁 9 上部係止突起 10 係止突起嵌合用凹部 11 橋台からなる下部構造物 12 円形の中央孔 13 鋼製下部支持板 14 抜け止め凹部 15 下部アンカー部材 16 ボルト挿通用透孔 17 固定用ボルト 18 ボルト螺合用雌ねじ部 19 ボルト螺合用キャップ 20 下部ベース金具 21 上部アンカー部材 22 中間板の中央孔 23 凹部 26 橋梁昇降用ジャッキ鋼板 27 レベル調整板 28 ボルト挿通孔 29 皿頭ビス 30 突出した部分

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 コンクリート製の橋台1に固定された下部金属板2に設
    けた下部係止突起3を、前記下部金属板2の上面から突
    出させたうえ、この下部金属板2に支持される中間板4
    の凹部22に嵌入し、前記中間板4に設けた上部係止突
    起9が橋梁8に固定された上部金属板7の係止突起嵌合
    用凹部10に嵌入されてなる橋梁用移動制限装置におい
    て、前記下部金属板2と前記中間板4を、前記係止突起
    嵌合用凹部10を形成する上部金属板7の突出部分30
    よりも外方に突出して設け、前記下部金属板2と前記中
    間板4との間に、前記下部係止突起3の嵌る突起嵌合用
    凹部5を有する一対のレベル調整板6を着脱自在に介在
    させ、前記中間板4とレベル調整板6と下部金属板2の
    ボルト挿通孔を介してその上方空間から固定用ボルト1
    7を前記橋台1に設けたボルト螺合用キャップ19に螺
    合することで前記各板を固定した橋梁用レベル調整移動
    制限装置。
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