JP2000234435A - フロアパネルの支持装置 - Google Patents

フロアパネルの支持装置

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JP2000234435A
JP2000234435A JP11038433A JP3843399A JP2000234435A JP 2000234435 A JP2000234435 A JP 2000234435A JP 11038433 A JP11038433 A JP 11038433A JP 3843399 A JP3843399 A JP 3843399A JP 2000234435 A JP2000234435 A JP 2000234435A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネル支持が確実で、且つ、施工操作が容易
なフロアパネルの支持装置を提供する。 【解決手段】 基礎床面上に固定される接地板から雄ネ
ジ体を立設した支持脚と、上面周辺に平坦部を形成して
雄ネジ体に螺合する雌ネジ部を有する支持板と、上面に
フロアパネルのコーナー部に嵌合して規制する起立部と
底面を載せる載置部とを形成して支持板に被せられる敷
板と、雄ネジ体に螺合してフロアパネルのコーナー部を
敷板上に挟圧するパネル押えと、から構成されるフロア
パネルの支持装置において、支持板と敷板の向合部位
に、相互に係合する係合構造を設ける他、この係合構造
を支持板の敷板に対する強制回動によって相互の係合が
解かれるものにしたことを特徴とするフロアパネルの支
持装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基礎床面とフロア
パネルとの間に通信ケーブルや電力線を収容するスペー
スを確保するフリーアクセスフロア用のフロアパネルの
支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フリーアクセスフロアにおけるフロアパ
ネルは、支持脚によって基礎床面上に支持されるが、通
常、基礎床面には不陸が発生していることから、支持脚
を上下調節可能な構造にしてフロアパネルのレベルが出
せるようにしている。又、ケーブル等の容量に応じてフ
ロアパネルの高さを変える必要もあるが、これにも、支
持脚を上下して対応している。この上下調節機構とし
て、通常は、支持脚にネジを形成し、フロアパネルを支
える支持板をこのネジに螺合してその高さを調節する構
造をとっている。
【0003】一方で、支持板にはフロアパネルの位置ず
れ等を防止する特定の規制構造が施されていることか
ら、支持板の向きはフロアパネルの向きに対して一定の
相関関係になければならない。そこで、支持板の上にフ
ロアパネルを支える敷板を支持板に対して相対回転可能
に載せ、何枚かのフロアパネルを載置して敷板の向きを
一定にしたままでも、支持板を回転させて上下できるよ
うにしている。
【0004】ところで、支持板(敷板)を所定の高さに
合わせた後は、支持板の螺合部にガタがない状態で固定
され(通常、支持板の螺合部には嵌め合いによるガタ
(隙間)がある)、フロアパネルに繰り返し荷重等がか
かっても、敷板が低下しないことが望まれる。さもない
と、敷板とフロアパネルとの間に隙間が生じ、ガタ付き
や歩行時の音鳴りが発生したり、床面に凹凸が発生した
りする。このためには、支持板が支持脚に対して緩まな
い(下降方向に回動すること)工夫が必要であるが、従
来は、この緩み防止構造として、支持板の螺合部の下方
に別のナットを螺合して支持板に強く押し付ける、所謂
ダブルナット構造を採用していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このナット
は、その締緩操作がやり難く、施工のコストが高くつい
ていた。又、ダブルナットが緩むと、まったく効果がな
くなってしまっていた。そこで、もっと効率的で信頼性
の高い方法が望まれていたのであるが、特許第2727
855号では、パネル押えをフロアパネルのコーナー部
の上方から支持板に対して締め込む構造とし、更に、敷
板と支持板との間に一定角度以上の相対的回動を規制す
る制限手段を設けて対処している。
【0006】パネル押えと支持板との締め付けが緩まな
い限り、支持板が低下することはないが、前記した先行
例のものも、回動が許容される範囲での緩みは避けられ
ない。従って、僅かではあるが、支持板が下がり、これ
に基づくガタ付きや床面の凹凸等が生ずる虞がある。
又、フロアパネルを敷設するにあたり、予め支持板を所
定高さに調整しておくが、その際、支持板の螺合部のガ
タ、基礎床面の不陸による支持脚の傾き、構成部材の製
造誤差等が原因で、フロアパネルを設置してパネル押え
を締め込むまでは、床面が平坦に仕上がっているかどう
か分からない。このため、床面に凹凸があれば、再度高
さを調整する必要があるが、フロアパネルを敷板上に載
せたままの状態では回動許容範囲を超えて支持板を上下
させることができないから、支持板上に載っている4枚
のフロアパネルを全て除去した状態で作業しなければな
らず、調整に非常に手間がかかるという問題が生ずる。
【0007】本発明は、支持板と敷板との間に、支持板
の敷板に対する強制回動によって相互の係合が解かれる
係合構造を設けることで、この問題を解決したものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、基礎床面上に固定される接地板から雄ネジ体を立設
した支持脚と、上面周辺に平坦部を形成して雄ネジ体に
螺合する雌ネジ部を有する支持板と、上面にフロアパネ
ルのコーナー部に嵌合して規制する起立部と底面を載せ
る載置部とを形成して支持板に被せられる敷板と、雄ネ
ジ体に螺合してフロアパネルのコーナー部を敷板上に挟
圧するパネル押えと、から構成されるフロアパネルの支
持装置において、支持板と敷板の向合部位に、相互に係
合する係合構造を設ける他、この係合構造を支持板の敷
板に対する強制回動によって相互の係合が解かれるもの
にしたことを特徴とするフロアパネルの支持装置を提供
したものである。
【0009】以上の手段により、支持板と敷板とは係合
構造で係合しているとともに、この係合構造は、敷板に
対する工具等による支持板の強制回動によって相互の係
合が解かれ、通常のフロアパネルの使用状態における回
動は規制するものであるから、フロアパネルに対する繰
り返し荷重や振動によって支持板は緩んで下がることは
なく、パネルのガタ付きも床面の凹凸も生じない。一方
で、高さ調節等に際し、敷板を一定の向きにしたまま
で、支持板を工具等で強制的に回して上下調整させるに
は、何枚かのパネルは載ったままでも、1枚のフロアパ
ネルを外せば何ら支障なくできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一例を示すフロア
パネルの支持装置の斜視図、図2は平面図、図3は図2
のAOA断面図であるが、このフロアパネルの支持装置
は、基礎床面1上に置かれる支持脚2と、支持脚2に上
下調節可能に支えられる支持板3と、支持板3に被せら
れてフロアパネル(以下、パネルという)4を載せる敷
板5と、支持脚2に係合してパネル4を押さえつけるパ
ネル押え6とからなる。
【0011】このうちの支持脚2は、基礎床面1に固定
される接地板7の中央からパネル4を支持するのに十分
な太さ(M12)を有する雄ネジ体8を立設したもので
あり、それには、接地板7の中央に孔9をあけ、この孔
9に雄ネジ体8の頭部8aをかしめる構造をとってい
る。但し、かしめ以外の固定法、例えば、溶接やビス止
めであってもよい。接地板7は、金属製の薄板(厚さ1
mm位)で構成されていることから、孔9を中心に放射
状に延びる何本かの補強ビード10を形成し、必要な強
度を確保している。
【0012】接地板7は、パネル4の集合コーナー部に
設置されるものであるから、基礎床面1上での設置位置
は決まっている。このため、角を面取りし、その中央に
切込11を設けておき、この切込11を基礎床面1上に
引く墨出し基準線に合わせるようにしている。更に、接
地板7は、接着剤によって基礎床面1上に固定される
が、この場合、多数の貫通孔12を形成しておき、接着
剤がこの貫通孔12を通って表裏に連続するようにして
固定の強化を図っている。尚、接地板7の固定は、コン
クリート釘等による締結であってもよい。
【0013】図5は支持板3の平面図、図7は一部断面
側面図であるが、支持板3は、上面周辺が平坦部13、
中央が凹陥部14に形成された円板形のカップ体15
と、前記した雄ネジ体8に螺合できる雌ネジ部16とか
らなる。この場合の雌ネジ部16は、カップ体15の中
央に孔17を形成し、この孔17にナットをかしめるこ
とで構成している(この他に溶接等による一体化構造も
考えられる)。支持板3も、金属板の成形品であり、こ
の上に四枚のパネル4を載せても変形等しない程度の厚
み(2〜3mm)や大きさに設定されている。
【0014】図8は敷板5の平面図、図9は図8のBO
B断面図であるが、敷板5は、下方に存する支持板3や
上方に載せられるパネル4との金属接触を避けるために
PP等の樹脂の成形品で構成されている。その形状は、
中央に貫通孔18が形成された本体部19から張出部2
0が周辺に円板形に張り出し、張出部20の周端から垂
下部21が下方に屈曲しているものである。
【0015】この場合、敷板5を支持板3の上に装着し
た場合、本体部19は支持板7の凹陥部14の底に当た
り、張出部20は支持板3の平坦部13に接触する状態
で被さる他、垂下部21が平坦部13の外方を所定隙間
を保って覆う状態となる。図10は垂下部21の一部断
面図であるが、垂下部21の下端には、被せるときには
支持板3の外端を通過して係止し、上方への抜出が防が
れる複数の(本例では180°間隔で二個)爪体22が
設けられている。
【0016】張出部20の上面には、この上にパネル4
を置いた場合、そのコーナー部の直角な側辺が当たって
位置規制する四個の起立部23が形成されており、その
外方端部両側を張り出させてパネル4の側辺に当てるよ
うにしている。起立部23の構造は、例えば、パネル4
の底面に設けた嵌合孔に挿入可能なピン状のもの等、パ
ネル4の水平方向の位置を規制するものであればよい。
また、本体部19外面の各起立部23同士の中間位置
に、パネル4のコーナー部先端の側辺に当てて位置規制
する凸条19bが形成されている。このように、パネル
4のコーナー部において3点を当てるようにしてやれ
ば、パネル4と敷板5の位置(角度)を正確に規制する
ことができる。起立部23を除く部位には、パネル4の
底面を載せる平坦な載置部24が形成されている。更
に、本体部19の貫通孔18の径は、ここに挿入されて
来るパネル押え6の外径と一致させてある。
【0017】図11はパネル押え6の平面図、図12は
一部断面側面図、図13は底面図であるが、パネル押え
6も、PC等の樹脂の成形品であり、中央に前記した雄
ネジ体8に螺合できる雌ネジ部25が形成された筒状の
本体部26の上部にパネル4のコーナー部に形成された
低段部に沈み込むことができる鍔部27が形成されたも
のである。又、本体部26の上部中央には、これを回す
工具が係合できる係合部28も形成されている。この係
合部28は、中央に六角レンチを挿入できる六角孔29
が、外周にボックスレンチが挿入できる鋸歯部30がそ
れぞれ形成された二重式のものである。
【0018】ここで用いられるパネル4は、図3にみら
れるように金属製薄板のフラットな上面板31に対して
断面ハット形をした下面板32を端部でかしめて一体化
したものであり、下面板32の起立壁33は、上面板3
1の端から所定長さ控えたものである。従って、敷板5
の起立部23に当たる側辺は、この下面板32の起立壁
33ということになる。更に、上面板31のコーナー部
には、低段部34が形成されているとともに、その端
は、四分の一円形状に切り欠かれた切欠35を形成して
いる。
【0019】この場合の切欠35の大きさは、パネル押
え6の本体部26の挿入を許容するものにしてあり、そ
の本体部26は、この切欠35が集合した円形孔に入り
込んで鍔部27が低段部34を押え付けるものとなるよ
うにしてある(この場合の鍔部27の厚みと低段部34
の深さは、ほぼ同じにして鍔部27が低段部34から飛
び出ないようにしてある)。尚、このときの低段部34
の底面は、パネル押え6の締め込みによって敷板5の本
体部19の頂面に形成された凹陥穴19aに押し当てら
れており、パネル押え6のそれ以上の締め込みが規制さ
れる。結局、低段部34は弾性変形した状態でパネル押
え6と敷板5とで上下から挟圧されて固定されるものと
なり、パネル押え6の緩み止め効果を発揮する。又、凹
陥穴19aに低段部34を嵌め込むことで、更なるパネ
ル4の水平方向の位置規制を行うようにしている。
【0020】以上の各機器を用いてパネル4を敷設する
のであるが、ここでその手順の概略を説明しておく。先
ず、基礎床面1上に引いた墨出し基準線を基に、支持板
3を規定高さよりも低く取り付けた支持脚2のそれぞれ
を所定の位置に固定する作業を行なう。次に、敷板5が
所定の向きになるよう支持板3を回して規定の高さまで
上げる。ここで、支持板3の上昇高さは、基礎床面1の
不陸等を考慮したものであり、支持板3のレベルはおお
よそ揃えられる。
【0021】次いで、敷板5の上にパネル4を敷いて行
くのであるが、この際、パネル4のコーナー部の側辺3
2を二つの起立部23の間に挿入して底面32を載置部
24の上に載せて位置を合わせ、最後に、パネル押え6
を支持板3の貫通孔18に挿入してその雌ネジ部25を
支持脚2の雄ネジ体8に螺合し、鍔部27と敷板6とで
パネル4の低段部34を強く挟圧する。このときパネル
4は敷板に添うよう若干変形するので、支持板3の高さ
や傾き、パネル4の厚み等に多少のバラツキがあっても
吸収することができる。
【0022】ところで、パネル4の敷設後、パネル4に
繰り返し荷重等がかかって支持板3が下方に移動する方
向に回動したとすると、床面に凹凸が生じたり、パネル
4と敷板5又は鍔部27との間に隙間が生じ、ガタ付き
や音鳴りが発生し、又、パネル4の敷設時に支持板3の
高さを再調整する際に、支持板3上のパネル4枚全てを
除去する必要があることは前述したとおりである。この
ため、これを防ぐ手段が求められるのであるが、本発明
は、これを以下のように構成したものである。
【0023】その構成は、支持板3と敷板5との適当な
向合部位に、相互に係合する係合構造36を設けるので
ある。そして、敷設に際しては、支持板3をこれに被せ
られる敷板5の起立部23の側面方向がパネル4の側辺
方向と平行になる正規の向きになるよう回転させ、この
状態にしてパネル押え6で締め付けるのである。
【0024】ところで、この正規状態にすると、支持板
3の向きも拘束されるから、その高さは、厳密には設定
高さと違ってくることがあるが、雄ネジ体8と雌ネジ部
16の螺合部にはガタ(隙間)があり、基礎床面1の不
陸によって支持脚2には傾きも生じているから、厳密に
設定高さに合わせることは現実に不可能であるし、更
に、パネル押え6を締め込むことで、パネルが若干変形
して多少のバラツキは吸収される。又、雄ネジ体8のピ
ッチは小さいものである(支持体3を90°回しても
0.2mm程度しか高さは変化しない)から、その誤差
は完全に吸収できるものである。
【0025】この場合の係合構造36は、工具等による
敷板5に対する支持板3の強制回動は許容し、通常のパ
ネル4の使用状態における回動は規制するものである。
図4は係合構造36の一例を示す敷板5と支持板3の平
面図であるが、敷板5の垂下部21等に内方に突起する
突起体37を形成したものであり、支持板3にこの突起
体37を受け入れる外周から切れ込む切欠38を形成し
たものである。この場合において、切欠38の切込傾斜
面38aを支持板3の回動を規制する急なものとしてい
る。その一方で、切欠38と外周との接続部をアール形
状とし、又、突起体37の断面形状を半円形状とし、更
には、突起体37の上方の載置部24に窓39を設けた
り、垂下部21を樹脂によって構成する等して、支持板
3を工具等によって回転させた際には、突起体37を切
欠38から遠ざける方向に変位させて係合を解くことが
できるようにしている。
【0026】これにより、突起体37が切欠38に入り
込むと、通常のパネル4の使用状態において繰り返し荷
重や振動が作用しても、支持板3の回動は規制されるか
ら、支持板3が低下してパネル抑え6に対して緩まな
い。一方で、敷板5の高さを調節するときには、敷板5
上に何枚かのパネル4を載せた状態等、敷板5の向きを
一定にして支持板3を上昇又は下降させようとするとき
も、敷板5はそのままで支持板3のみを回すこともでき
るから支障を来さない。尚、支持板3を回しての敷板5
の高さ調整は、突起体37と切欠38が合致した位置に
するのが標準であるが、係合構造36は節動感をもって
係合するので、係合位置がわからないといった心配はな
い。但し、突起体37上方の載置部24に形成した窓3
9によって目視で確認することもできる。
【0027】この場合、信頼性を高めるために、係合構
造36は複数個所に設けるのがよい。具体的には、突起
体37、切欠38共に複数個設け、しかも、一つの突起
体37が特定の切欠38に嵌まり込んだ場合、他の突起
体37も他の切欠38に嵌まり込むように位相を合わせ
ておくのが好ましい。本例では、切欠38は60°間隔
で6個、突起体37は180°間隔で2個設けている
が、勿論、これにこだわらない。
【0028】図6は切欠38の他の例を示す要部(図5
のB部)平面図であるが、この場合においては、切欠3
8の切込傾斜面38aが支持板3が上昇する方向へはそ
の強制回動を積極的に許容する緩なものであり、下降す
る方向へは前記実施例と同様に急なものにしてある。こ
れにより、通常のパネル4使用状態における支持板3の
下降方向の回動は前記実施例と同様に規制される。一方
で、敷板5の高さを調節しようとするときには、敷板5
上に何枚かのパネル4を載せた状態等、敷板5の向きを
一定にして支持板3を上昇させようとするときは、前記
実施例に比べて軽い操作力で支持板3のみを回すことが
できる。勿論、支持板3を強制的に工具等によって回動
下降させようとするときには、前記実施例と同様に行う
ことができる。更に、図示は省略するが、以上の係合構
造36は、支持板3と敷板5の重合面に形成してもよ
い。
【0029】更に、パネル押え6が支持板3に対して単
独で緩むことも考えられ、そうなると、同様に支持板3
にガタが発生する。そこで、本発明では、パネル押え6
と敷板5との間に緩み防止構造42を施している。本例
の緩み防止構造42は、敷板5の貫通孔18の内周に何
個かの突起43を形成し(図8、図9)、パネル押え6
の本体部26の外周にこの突起43が入り込むことがで
きる溝44を形成したものである(図12、図13)。
【0030】この場合、突起43の両隣には凹陥部45
を形成し、本体部26の外周が通過するときには変形で
きるようにして雄ネジ体8への締緩操作のときの抵抗を
少なくしている。尚、パネル押え6のネジ込み終了位置
は、この突起43と溝44とが合致した位置が好ましい
が、途中であってもかまわない。この場合、パネル押え
6が緩むと、いずれかの突起43と溝44が合致し、そ
れ以上の緩みに歯止めがかかる。この意味から、突起4
3と溝44は、位相を合わせてそれぞれ複数個設けるの
がよい。
【0031】
【発明の効果】以上、本発明によれば、支持板と敷板と
は係合構造で係合しているとともに、この係合構造は、
工具等による敷板に対する支持板の強制回動は許容し、
通常のパネルの使用状態における回動は規制するもので
あるから、パネルに繰り返し荷重等がかかっても、支持
板は緩んで下がることはなく、敷板とパネルとの間に隙
間ができてガタ付きや音鳴りが発生したり、床面に凹凸
が生じたりする事態が避けられる。一方で、高さ調節等
に際し、パネルを載置して敷板を一定の向きにしたまま
で、工具等によって支持板を強制的に回して上昇又は下
降させる操作も、1枚のパネルを外しさえすれば何ら支
障なくできる。
【0032】この場合において、係合構造を複数設ける
と、信頼性が増す。更に、パネル押えの緩みを防止する
緩み防止手段を設けると、パネル押えの緩みに基づくパ
ネルのガタ付きや音鳴りも発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示すフロアパネルの支持装置の
斜視図である。
【図2】本発明の一例を示すフロアパネルの支持装置の
平面図である。
【図3】本発明の一例を示すフロアパネルの支持装置の
一部断面側面図である。
【図4】本発明の一例を示す係合構造の要部平面図であ
る。
【図5】本発明の一例を示す支持板の平面図である。
【図6】本発明の他の一例を示す支持板に形成された切
欠の平面図である。
【図7】本発明の一例を示す支持板の一部断面側面図で
ある。
【図8】本発明の一例を示す敷板の平面図である。
【図9】本発明の一例を示す敷板の断面側面図である。
【図10】本発明の一例を示す爪体の要部断面側面図で
ある。
【図11】本発明の一例を示すパネル押えの平面図であ
る。
【図12】本発明の一例を示すパネル押えの一部断面側
面図である。
【図13】本発明の一例を示すパネル押えの底面図であ
る。
【符号の説明】
1 基礎床面 2 支持脚 3 支持板 4 フロアパネル 5 敷板 6 パネル押え 7 接地板 8 雄ネジ体 13 平坦部 16 雌ネジ部 23 起立部 24 載置部 36 係合構造 37 突起体 38 切欠 38a切込傾斜面 42 緩み防止構造

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎床面上に固定される接地板から雄ネ
    ジ体を立設した支持脚と、上面周辺に平坦部を形成して
    雄ネジ体に螺合する雌ネジ部を有する支持板と、上面に
    フロアパネルのコーナー部に嵌合して規制する起立部と
    底面を載せる載置部とを形成して支持板に被せられる敷
    板と、雄ネジ体に螺合してフロアパネルのコーナー部を
    敷板上に挟圧するパネル押えと、から構成されるフロア
    パネルの支持装置において、支持板と敷板の向合部位
    に、相互に係合する係合構造を設ける他、この係合構造
    を支持板の敷板に対する強制回動によって相互の係合が
    解かれるものにしたことを特徴とするフロアパネルの支
    持装置。
  2. 【請求項2】 係合構造が、敷板には内方に突起する突
    起体が敷板の周端から下方に屈曲させて設けた垂下部に
    形成されたものであり、支持板には突起体を受け入れる
    外周から切れ込む切欠が形成されたものである請求項1
    に記載のフロアパネルの支持装置。
  3. 【請求項3】 切欠に切込傾斜面を形成し、切込傾斜面
    が支持板が上昇する方向へはその回動を積極的に許容す
    る緩なものである請求項2に記載のフロアパネルの支持
    装置。
  4. 【請求項4】 突起体が複数個設けられ、各々の突起体
    はいずれかの切欠に入り込むものである請求項1〜3い
    ずれかに記載のフロアパネルの支持装置。
  5. 【請求項5】 敷板とパネル押えとの間に、雄ネジ体に
    対するパネル押えの緩みを防ぐ緩み防止構造を設けた請
    求項1〜4いずれかに記載のフロアパネルの支持装置。
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