JPH08336434A - 家具固定装置 - Google Patents
家具固定装置Info
- Publication number
- JPH08336434A JPH08336434A JP16930495A JP16930495A JPH08336434A JP H08336434 A JPH08336434 A JP H08336434A JP 16930495 A JP16930495 A JP 16930495A JP 16930495 A JP16930495 A JP 16930495A JP H08336434 A JPH08336434 A JP H08336434A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furniture
- ceiling
- pressure contact
- outer pipe
- fixing device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】地震の縦揺れ時に家具と天井との振動サイクル
にずれがあってもここれを確実に吸収でき、また、横揺
れ時にも圧接部材を確実に圧接させておくことができる
家具固定装置を提供することにある。 【構成】家具の天板Ｋ天井Ｔの間に配置するために、伸
縮調節可能な支柱部材２の上下端部に家具の天板と天井
にそれぞれ圧接する圧接部材３，４を設け、上記支柱部
材２は、内側支柱部材６を摺動自在に挿入する外側パイ
プ部材５と、両者を摺動させて長さ調節して固定する固
定手段７と、上記外側パイプ部材の先端部に弾発的に出
没するように設けた取付部材８と、上記内側支柱部材の
先端部に螺入されるネジ棒部材９とで構成し、上記一方
の圧接部材は上記取付部材に対して揺動及び回転自在に
取り付けられると共に、他方の圧接部材は上記ネジ棒部
材に対して揺動はするが回転しないように取り付けたも
のである。
にずれがあってもここれを確実に吸収でき、また、横揺
れ時にも圧接部材を確実に圧接させておくことができる
家具固定装置を提供することにある。 【構成】家具の天板Ｋ天井Ｔの間に配置するために、伸
縮調節可能な支柱部材２の上下端部に家具の天板と天井
にそれぞれ圧接する圧接部材３，４を設け、上記支柱部
材２は、内側支柱部材６を摺動自在に挿入する外側パイ
プ部材５と、両者を摺動させて長さ調節して固定する固
定手段７と、上記外側パイプ部材の先端部に弾発的に出
没するように設けた取付部材８と、上記内側支柱部材の
先端部に螺入されるネジ棒部材９とで構成し、上記一方
の圧接部材は上記取付部材に対して揺動及び回転自在に
取り付けられると共に、他方の圧接部材は上記ネジ棒部
材に対して揺動はするが回転しないように取り付けたも
のである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、地震等の際にタンスや
本箱等の家具の転倒を防止するための家具固定装置に関
するものである。
本箱等の家具の転倒を防止するための家具固定装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より背の高い家具の転倒を防止する
ために家具の天板又は上部背面側と壁面とを連結固定す
る固定金具があった。
ために家具の天板又は上部背面側と壁面とを連結固定す
る固定金具があった。
【０００３】しかし、このような固定金具では地震の際
の横揺れには有効であるが、直下型地震のような縦揺れ
に対しては金具が外れてしまうことから、近時、家具の
天板と天井との間に伸縮調節可能な固定金具を設置して
家具を固定するようにした家具固定装置が用いられてい
る。
の横揺れには有効であるが、直下型地震のような縦揺れ
に対しては金具が外れてしまうことから、近時、家具の
天板と天井との間に伸縮調節可能な固定金具を設置して
家具を固定するようにした家具固定装置が用いられてい
る。
【０００４】この家具固定装置は、家具の天板と天井と
の間に配置される伸縮調節可能な支柱部材と、該支柱部
材の上下端部に取り付けられていて家具の天板と天井に
それぞれ圧接する圧接部材とからなっている。
の間に配置される伸縮調節可能な支柱部材と、該支柱部
材の上下端部に取り付けられていて家具の天板と天井に
それぞれ圧接する圧接部材とからなっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】一般に、縦揺れの地震
の際には家具と天井が等しい距離をおいて同時に上下振
動することはなく振動サイクルにずれが生じるものであ
るが、従来の縦揺れ用の家具固定装置にあっては単に家
具の天板と天井との間に差し渡して圧接固定する形式で
あるため、支柱部材がこの振動サイクルのずれを吸収す
ることができず、固定装置が外れてしまったり、圧接部
材で家具の天板や天井を突き破ってしまうおそれがあっ
た。
の際には家具と天井が等しい距離をおいて同時に上下振
動することはなく振動サイクルにずれが生じるものであ
るが、従来の縦揺れ用の家具固定装置にあっては単に家
具の天板と天井との間に差し渡して圧接固定する形式で
あるため、支柱部材がこの振動サイクルのずれを吸収す
ることができず、固定装置が外れてしまったり、圧接部
材で家具の天板や天井を突き破ってしまうおそれがあっ
た。
【０００６】また、地震が直下型であっても縦揺れだけ
ではなく横揺れも伴うものであり、しかもその横揺れに
際しては家具と天井が同期的に振動するものではない
が、従来の装置にあっては支柱部材と圧接部材とが固定
されているため、装置全体が斜めになって外れてしまう
おそれがあった。
ではなく横揺れも伴うものであり、しかもその横揺れに
際しては家具と天井が同期的に振動するものではない
が、従来の装置にあっては支柱部材と圧接部材とが固定
されているため、装置全体が斜めになって外れてしまう
おそれがあった。
【０００７】更に、従来の家具固定装置は支柱部材の伸
縮調節が面倒であると共に伸縮調節できるストロークが
短い、という欠点があった。
縮調節が面倒であると共に伸縮調節できるストロークが
短い、という欠点があった。
【０００８】本発明の目的は、上記の従来の家具固定装
置の欠点を解消し、地震等の縦揺れに際して家具と天井
との振動サイクルにずれがあってもこのずれを確実に吸
収することができ、また、横揺れに際しても圧接部材を
確実に家具の天板及び天井に圧接させておくことができ
て、装置が外れたりするおそれのない家具固定装置を提
供することにある。
置の欠点を解消し、地震等の縦揺れに際して家具と天井
との振動サイクルにずれがあってもこのずれを確実に吸
収することができ、また、横揺れに際しても圧接部材を
確実に家具の天板及び天井に圧接させておくことができ
て、装置が外れたりするおそれのない家具固定装置を提
供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達するた
め、本発明の家具固定装置は、家具の天板と天井との間
に設置して家具を固定するための家具固定装置であっ
て、家具の天板と天井との間に配置される伸縮調節可能
な支柱部材と、該支柱部材の上下端部に保持されていて
家具の天板と天井にそれぞれ圧接する圧接部材とを備え
た家具固定装置において、上記支柱部材は、内側支柱部
材と、該内側支柱部材が摺動自在に挿入される外側パイ
プ部材と、該内側支柱部材と外側パイプ部材とを摺動さ
せて長さ調節した位置で両者を固定する固定手段と、上
記外側パイプ部材の先端部に弾発的に出没するように設
けられ、その先端に一方の圧接部材を取り付けるように
なっている取付部材と、上記内側支柱部材の先端部に螺
入されると共にその先端に他方の圧接部材を取り付ける
ためのネジ棒部材とで構成し、上記一方の圧接部材を上
記取付部材に対して揺動及び回転自在に取り付けると共
に、他方の圧接部材を上記ネジ棒部材に対して揺動はす
るが回転しないように取り付けて構成する。
め、本発明の家具固定装置は、家具の天板と天井との間
に設置して家具を固定するための家具固定装置であっ
て、家具の天板と天井との間に配置される伸縮調節可能
な支柱部材と、該支柱部材の上下端部に保持されていて
家具の天板と天井にそれぞれ圧接する圧接部材とを備え
た家具固定装置において、上記支柱部材は、内側支柱部
材と、該内側支柱部材が摺動自在に挿入される外側パイ
プ部材と、該内側支柱部材と外側パイプ部材とを摺動さ
せて長さ調節した位置で両者を固定する固定手段と、上
記外側パイプ部材の先端部に弾発的に出没するように設
けられ、その先端に一方の圧接部材を取り付けるように
なっている取付部材と、上記内側支柱部材の先端部に螺
入されると共にその先端に他方の圧接部材を取り付ける
ためのネジ棒部材とで構成し、上記一方の圧接部材を上
記取付部材に対して揺動及び回転自在に取り付けると共
に、他方の圧接部材を上記ネジ棒部材に対して揺動はす
るが回転しないように取り付けて構成する。
【００１０】固定手段としては内側支柱部材の側面にロ
ックピンを出没自在に取り付けると共に該ロックピンに
対応するように外側パイプ部材には縦方向にロック穴を
点設する。また、圧接部材は円盤状部材の表面側にゴム
等の緩衝部材を被せて構成する。
ックピンを出没自在に取り付けると共に該ロックピンに
対応するように外側パイプ部材には縦方向にロック穴を
点設する。また、圧接部材は円盤状部材の表面側にゴム
等の緩衝部材を被せて構成する。
【００１１】
【作用】支柱部材の内側支柱部材と外側パイプ部材とを
家具の天板と天井との間隔よりもやや短い長さに伸縮調
節して固定手段で固定すると共にこれを上記家具の天板
と天井との間に差し渡す。差し渡しに際しては装置全体
が天地逆になってもよいが、例えば、一方の圧接部材を
家具の天板上に載置すると他方の圧接部材はフリーの状
態になっている。
家具の天板と天井との間隔よりもやや短い長さに伸縮調
節して固定手段で固定すると共にこれを上記家具の天板
と天井との間に差し渡す。差し渡しに際しては装置全体
が天地逆になってもよいが、例えば、一方の圧接部材を
家具の天板上に載置すると他方の圧接部材はフリーの状
態になっている。
【００１２】そこで圧接部材を回転させると内側支柱部
材の先端部からネジ棒部材が繰り出されて上記他方の圧
接部材が上昇し、やがて該他方の圧接部材が天井に接触
する。この場合、外側パイプ部材及びこれと固定されて
いる内側支柱部材は回転できるから、これを回転させる
と上記ネジ棒部材は更に繰り出され、他方の圧接部材が
天井に圧接して家具が固定される。
材の先端部からネジ棒部材が繰り出されて上記他方の圧
接部材が上昇し、やがて該他方の圧接部材が天井に接触
する。この場合、外側パイプ部材及びこれと固定されて
いる内側支柱部材は回転できるから、これを回転させる
と上記ネジ棒部材は更に繰り出され、他方の圧接部材が
天井に圧接して家具が固定される。
【００１３】装置を天地逆に差し渡した場合には他方の
圧接部材が家具の天板に載置されていて回転させにくい
から、この場合には外側パイプ部材及び内側支柱部材を
回転させると該外側パイプ部材及び内側支柱部材が上昇
し、やがて一方の圧接部材が天井に圧接して家具が固定
される。
圧接部材が家具の天板に載置されていて回転させにくい
から、この場合には外側パイプ部材及び内側支柱部材を
回転させると該外側パイプ部材及び内側支柱部材が上昇
し、やがて一方の圧接部材が天井に圧接して家具が固定
される。
【００１４】上記の構成においては、一方の圧接部材は
外側パイプ部材に対して弾発的に保持されているから、
家具は天井に対して弾性的に固定されており、縦揺れ地
震等の際に家具と天井との振動サイクルにずれがあって
もこれを確実に吸収することができる。
外側パイプ部材に対して弾発的に保持されているから、
家具は天井に対して弾性的に固定されており、縦揺れ地
震等の際に家具と天井との振動サイクルにずれがあって
もこれを確実に吸収することができる。
【００１５】また、圧接部材は支柱部材に対して揺動自
在になっているから、横揺れに際して家具と天井との横
揺れ振動サイクルにずれがあっても、両圧接部材は斜め
になることなく家具の天板及び天井に確実に圧接してお
り、この横揺れ振動サイクルのずれに的確に対応する。
在になっているから、横揺れに際して家具と天井との横
揺れ振動サイクルにずれがあっても、両圧接部材は斜め
になることなく家具の天板及び天井に確実に圧接してお
り、この横揺れ振動サイクルのずれに的確に対応する。
【００１６】
【実施例】本発明に係る家具固定装置の実施例を図１〜
図４に基づいて説明する。図において、１は家具固定装
置の全体を示し、家具の天板Ｋと天井Ｔの間に差し渡し
て家具を固定するための装置であり、家具の天板Ｋと天
井Ｔとの間に配置される伸縮調節可能な支柱部材２と、
該支柱部材２の上下端部に保持されていて家具の天板Ｋ
と天井Ｔにそれぞれ圧接する圧接部材３，４とを備えて
いる。
図４に基づいて説明する。図において、１は家具固定装
置の全体を示し、家具の天板Ｋと天井Ｔの間に差し渡し
て家具を固定するための装置であり、家具の天板Ｋと天
井Ｔとの間に配置される伸縮調節可能な支柱部材２と、
該支柱部材２の上下端部に保持されていて家具の天板Ｋ
と天井Ｔにそれぞれ圧接する圧接部材３，４とを備えて
いる。
【００１７】上記支柱部材２は、内側支柱部材６と、該
内側支柱部材６が摺動自在に挿入される外側パイプ部材
５と、上記内側支柱部材６と外側パイプ部材５とを摺動
させて長さ調節した位置で両者を固定する固定手段７
と、上記外側パイプ部材６の先端部に弾発的に出没する
ように設けられ、その先端に一方の圧接部材３を取り付
けるようになっている取付部材８と、上記内側支柱部材
６の先端部に螺入されると共にその先端に他方の圧接部
材４を取り付けるためのネジ棒部材９とで構成し、上記
一方の圧接部材３は上記取付部材８に対して揺動及び回
転自在に取り付けると共に、他方の圧接部材４は上記ネ
ジ棒部材９に対して揺動はするが回転しないように取り
付けたものである。
内側支柱部材６が摺動自在に挿入される外側パイプ部材
５と、上記内側支柱部材６と外側パイプ部材５とを摺動
させて長さ調節した位置で両者を固定する固定手段７
と、上記外側パイプ部材６の先端部に弾発的に出没する
ように設けられ、その先端に一方の圧接部材３を取り付
けるようになっている取付部材８と、上記内側支柱部材
６の先端部に螺入されると共にその先端に他方の圧接部
材４を取り付けるためのネジ棒部材９とで構成し、上記
一方の圧接部材３は上記取付部材８に対して揺動及び回
転自在に取り付けると共に、他方の圧接部材４は上記ネ
ジ棒部材９に対して揺動はするが回転しないように取り
付けたものである。
【００１８】上記の構成を詳説すると、外側パイプ部材
５を所定長さの金属パイプで形成すると共にこの外側パ
イプ部材５に摺動自在に挿入されるように該外側パイプ
部材５よりもやや小径の金属パイプで内側支柱部材６を
形成する。上記固定手段７としては、上記内側支柱部材
６の下端部側面に出没自在なロックピン７２を配置する
と共に上記外側パイプ部材５の側面に縦方向にロック穴
７１を点設し、上記内側支柱部材６と外側パイプ部材５
とを摺動させて長さ調節した位置でロックピン７２がロ
ック穴７１に係合して両者が固定されるようにする。
５を所定長さの金属パイプで形成すると共にこの外側パ
イプ部材５に摺動自在に挿入されるように該外側パイプ
部材５よりもやや小径の金属パイプで内側支柱部材６を
形成する。上記固定手段７としては、上記内側支柱部材
６の下端部側面に出没自在なロックピン７２を配置する
と共に上記外側パイプ部材５の側面に縦方向にロック穴
７１を点設し、上記内側支柱部材６と外側パイプ部材５
とを摺動させて長さ調節した位置でロックピン７２がロ
ック穴７１に係合して両者が固定されるようにする。
【００１９】上記ロックピン７２は後部にバネ座７４を
有するピン部材７３がパイプ側面に形成された出没穴７
５から出没するようにし、パイプ内に配置した戻りバネ
７６で弾発的に支持している。また、上記内側支柱部材
６の上端部にはネジパイプ１０がカシメ止めされ、これ
に上記ネジ棒部材９がネジ込まれるようにする。
有するピン部材７３がパイプ側面に形成された出没穴７
５から出没するようにし、パイプ内に配置した戻りバネ
７６で弾発的に支持している。また、上記内側支柱部材
６の上端部にはネジパイプ１０がカシメ止めされ、これ
に上記ネジ棒部材９がネジ込まれるようにする。
【００２０】外側パイプ部材５の下部にはコイルバネ１
１が内装され、その一端を上記外側パイプ部材５にカシ
メ止めされた断面「凸」型のバネ座１２の凸部１２ａに
強嵌合して保持されている。このコイルバネ１１を収容
するように外側パイプ部材５の下部に短管状の取付部材
８を摺動自在に内装する。
１が内装され、その一端を上記外側パイプ部材５にカシ
メ止めされた断面「凸」型のバネ座１２の凸部１２ａに
強嵌合して保持されている。このコイルバネ１１を収容
するように外側パイプ部材５の下部に短管状の取付部材
８を摺動自在に内装する。
【００２１】この取付部材８の端部には後部に凸型のバ
ネ座部１３ａを有する取付金具１３がカシメ止めされ、
該バネ座部１３ａに上記コイルバネ１１の他端側が強嵌
合されて保持されている。また、この取付金具１３の先
端側には略弾頭状をなした取付部１３ｂが形成されてお
り、該取付部１３ｂに上記圧接部材３を取り付けるよう
になっている。
ネ座部１３ａを有する取付金具１３がカシメ止めされ、
該バネ座部１３ａに上記コイルバネ１１の他端側が強嵌
合されて保持されている。また、この取付金具１３の先
端側には略弾頭状をなした取付部１３ｂが形成されてお
り、該取付部１３ｂに上記圧接部材３を取り付けるよう
になっている。
【００２２】上記圧接部材３，４は金属製の円盤状部材
１４の表面側にゴム製の緩衝部材１５を被せて構成され
ており、円盤状部材１４の中央部には隆起部１４ａが形
成されると共にその外周部には補強リブ１４ｂが環状に
突成されている。
１４の表面側にゴム製の緩衝部材１５を被せて構成され
ており、円盤状部材１４の中央部には隆起部１４ａが形
成されると共にその外周部には補強リブ１４ｂが環状に
突成されている。
【００２３】そして、一方の圧接部材３はその中心部が
上記取付金具１３の取付部１３ｂにビス１６で緩めに取
り付けられ、該圧接部材３が揺動自在でしかも回転でき
るようになっている。また、他方の圧接部材４は上記隆
起部１４ａに角穴１４ｃが形成され、該角穴１４ｃに上
記ネジ棒部材９の先端に形成した角形嵌合部９ａを嵌合
すると共にビス１７でネジ棒部材９に緩めに取り付け
ら、該圧接部材４がネジ棒部材９に対して揺動はするが
回転しないようになっている。
上記取付金具１３の取付部１３ｂにビス１６で緩めに取
り付けられ、該圧接部材３が揺動自在でしかも回転でき
るようになっている。また、他方の圧接部材４は上記隆
起部１４ａに角穴１４ｃが形成され、該角穴１４ｃに上
記ネジ棒部材９の先端に形成した角形嵌合部９ａを嵌合
すると共にビス１７でネジ棒部材９に緩めに取り付け
ら、該圧接部材４がネジ棒部材９に対して揺動はするが
回転しないようになっている。
【００２４】次に使用例を述べると、内側支柱部材６と
外側パイプ部材５とを家具の天板Ｋと天井Ｔとの間隔よ
りもやや短い長さに伸縮調節し、ロックピン７２をロッ
ク穴７１に係合させて両者を固定すると共にこれを上記
家具の天板Ｋと天井Ｔとの間に差し渡す。差し渡しに際
しては装置全体が天地逆になってもよいが、図示例では
一方の圧接部材３を家具の天板Ｋ上に載置しており、他
方の圧接部材４はフリーの状態になっている。
外側パイプ部材５とを家具の天板Ｋと天井Ｔとの間隔よ
りもやや短い長さに伸縮調節し、ロックピン７２をロッ
ク穴７１に係合させて両者を固定すると共にこれを上記
家具の天板Ｋと天井Ｔとの間に差し渡す。差し渡しに際
しては装置全体が天地逆になってもよいが、図示例では
一方の圧接部材３を家具の天板Ｋ上に載置しており、他
方の圧接部材４はフリーの状態になっている。
【００２５】この状態で他方の圧接部材４を回転させる
と内側支柱部材６の先端部からネジ棒部材９が繰り出さ
れて上記他方の圧接部材４が上昇し、やがて圧接部材４
が天井Ｔに接触する。そこで外側パイプ部材５及びこれ
と固定されている内側支柱部材６を回転させると上記ネ
ジ棒部材９は更に繰り出され、他方の圧接部材４が天井
Ｔに圧接して家具全体が固定される。
と内側支柱部材６の先端部からネジ棒部材９が繰り出さ
れて上記他方の圧接部材４が上昇し、やがて圧接部材４
が天井Ｔに接触する。そこで外側パイプ部材５及びこれ
と固定されている内側支柱部材６を回転させると上記ネ
ジ棒部材９は更に繰り出され、他方の圧接部材４が天井
Ｔに圧接して家具全体が固定される。
【００２６】この場合、外側パイプ部材５及び内側支柱
部材６はさほどの抵抗なく容易に回転できるから、過剰
に回転させると家具の天板Ｋ又は天井Ｔを破損するおそ
れがある。そこで実施例では図１に示すように締付け目
安を示すマーク１８を付してあり、このマーク１８が外
側パイプ部材５の下端縁近くに穿設した窓穴２１の中心
に来るまで回転させれば所定の強度で締付け固定される
ように設計されている。
部材６はさほどの抵抗なく容易に回転できるから、過剰
に回転させると家具の天板Ｋ又は天井Ｔを破損するおそ
れがある。そこで実施例では図１に示すように締付け目
安を示すマーク１８を付してあり、このマーク１８が外
側パイプ部材５の下端縁近くに穿設した窓穴２１の中心
に来るまで回転させれば所定の強度で締付け固定される
ように設計されている。
【００２７】なお、装置を天地逆に差し渡した場合には
他方の圧接部材４が家具の天板Ｋに載置されていて回転
させにくいから、この場合には外側パイプ部材５及び内
側支柱部材６を直接回転させると該外側パイプ部材５及
び内側支柱部材６が上昇し、やがて一方の圧接部材３が
天井Ｔに圧接して家具が固定される。
他方の圧接部材４が家具の天板Ｋに載置されていて回転
させにくいから、この場合には外側パイプ部材５及び内
側支柱部材６を直接回転させると該外側パイプ部材５及
び内側支柱部材６が上昇し、やがて一方の圧接部材３が
天井Ｔに圧接して家具が固定される。
【００２８】
【発明の効果】本発明の家具固定装置によれば、一方の
圧接部材は外側パイプ部材に対して弾発的に保持されて
いるから、家具を天井に対して弾性的に固定することが
でき、縦揺れ地震等の際に家具と天井との振動サイクル
にずれがあってもこれを確実に吸収することができる。
圧接部材は外側パイプ部材に対して弾発的に保持されて
いるから、家具を天井に対して弾性的に固定することが
でき、縦揺れ地震等の際に家具と天井との振動サイクル
にずれがあってもこれを確実に吸収することができる。
【００２９】また、圧接部材は支柱部材に対して揺動自
在になっているから、横揺れに際して家具と天井との横
揺れ振動サイクルにずれがあっても、両圧接部材は斜め
になることなく家具の天板及び天井に確実に圧接させる
ことができ、この横揺れ振動サイクルのずれに的確に対
応させることができる。
在になっているから、横揺れに際して家具と天井との横
揺れ振動サイクルにずれがあっても、両圧接部材は斜め
になることなく家具の天板及び天井に確実に圧接させる
ことができ、この横揺れ振動サイクルのずれに的確に対
応させることができる。
【図１】本発明の家具固定装置の実施例を示す正面図。
【図２】外側パイプ部材及び内側支柱部材の内部構造を
示す要部の断面図。
示す要部の断面図。
【図３】圧接部材とその取付形態を示す要部の断面図。
【図４】他方の圧接部材とネジ棒部材との取付形態を示
す要部の断面図。
す要部の断面図。
Ｋ 家具の天板 Ｔ 天井 １ 家具固定装置 ２ 支柱部材 ３ 一方の圧接部材 ４ 他方の圧接部材 ５ 外側パイプ部材 ６ 内側支柱部材 ７ 固定手段 ７１ ロック穴 ７２ ロックピン ８ 取付部材 ９ ネジ棒部材
Claims (3)
- 【請求項１】 家具の天板と天井との間に設置して家具
を固定するための家具固定装置であって、家具の天板と
天井との間に配置される伸縮調節可能な支柱部材と、該
支柱部材の上下端部に保持されていて家具の天板と天井
にそれぞれ圧接する圧接部材とを備えた家具固定装置に
おいて、上記支柱部材は、内側支柱部材と、該内側支柱
部材が摺動自在に挿入される外側パイプ部材と、該内側
支柱部材と外側パイプ部材とを摺動させて長さ調節した
位置で両者を固定する固定手段と、上記外側パイプ部材
の先端部に弾発的に出没するように設けられ、その先端
に一方の圧接部材を取り付けるようになっている取付部
材と、上記内側支柱部材の先端部に螺入されると共にそ
の先端に他方の圧接部材を取り付けるためのネジ棒部材
とで構成され、上記一方の圧接部材は上記取付部材に対
して揺動及び回転自在に取り付けられると共に、他方の
圧接部材は上記ネジ棒部材に対して揺動はするが回転し
ないように取り付けられていることを特徴とする家具固
定装置。 - 【請求項２】 固定手段が内側支柱部材の側面に出没自
在に取り付けられたロックピンと該ロックピンに対応す
るように外側パイプ部材に縦方向に点設されたロック穴
とで構成されていることを特徴とする請求項１記載の家
具固定装置。 - 【請求項３】 圧接部材が円盤状部材と該円盤状部材の
表面側に被せられたゴム等の緩衝部材とで構成されてい
ることを特徴とする請求項１記載の家具固定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16930495A JPH08336434A (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 家具固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16930495A JPH08336434A (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 家具固定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08336434A true JPH08336434A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15884052
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16930495A Pending JPH08336434A (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 家具固定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08336434A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010136810A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Seno:Kk | 固定具 |
| JP6060286B1 (ja) * | 2016-01-26 | 2017-01-11 | Ｋｙｂ株式会社 | 転倒防止装置 |
| CN108194474A (zh) * | 2018-01-18 | 2018-06-22 | 湖南工学院 | 后期可调角度的家具连接件 |
| CN114607125A (zh) * | 2022-02-10 | 2022-06-10 | 陈孝松 | 一种室内斜板安装支撑杆 |
-
1995
- 1995-06-13 JP JP16930495A patent/JPH08336434A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010136810A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Seno:Kk | 固定具 |
| JP6060286B1 (ja) * | 2016-01-26 | 2017-01-11 | Ｋｙｂ株式会社 | 転倒防止装置 |
| WO2017130445A1 (ja) * | 2016-01-26 | 2017-08-03 | Ｋｙｂ株式会社 | 転倒防止装置 |
| CN108194474A (zh) * | 2018-01-18 | 2018-06-22 | 湖南工学院 | 后期可调角度的家具连接件 |
| CN114607125A (zh) * | 2022-02-10 | 2022-06-10 | 陈孝松 | 一种室内斜板安装支撑杆 |
| CN114607125B (zh) * | 2022-02-10 | 2023-11-03 | 江苏海迪威液压有限公司 | 一种室内斜板安装支撑杆 |
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