JP3219469U - 縦型介護用ポール装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポールを床面と天井面との間に強固に安定して固定し得るようにする縦型介護用ポール装置を提供する。【解決手段】床面Fに固定される床面用台座と、天井面Cに固定される天井面用台座と、両台座の間に設けられるポール1と、ポールの下端を床面用台座に固定する床固定具20と、ポールの上端を天井面用台座に固定する天井固定具30と、を備え、床固定具20は突張力調整機構を、天井面用固定具30は弾性支持機構を有し、突張力調整機構及び弾性支持機構による床面Fと天井面Cへの突っ張りによってポール1を床面Fと天井面Cの間に固定する縦型介護用ポール装置Aである。床面用台座と床面Fとの間に、及び天井面用台座と天井面Cとの間に、床面用台座又は天井面用台座に固定の床面用補強板40又は天井面用補強板50をそれぞれ設ける。【選択図】図1

Description

この考案は、一般家庭や介護施設等において、身障者、高齢者等の要介護者が歩行時等に捕まって安定した姿勢を確保するために用いる縦型介護用ポール装置に関するものである。
従来、足の弱った人が椅子、ベッドや便器等から立ち上がるのを補助する介護装置として、天井面と床面の間に立設する縦型介護用ポール装置が知られている。
この縦型介護用ポール装置として、例えば、上下方向のポールと、そのポールの上端に取付けられる天井側アタッチメントと、ポールの下端に取付けられる床側アタッチメントとを備えたものであり、その天井側アタッチメントとポール上端との間に弾性支持機構を設け、床側アタッチメントとポール下端との間に突張力調整機構を設けたものがある(特許文献1段落0020〜0067、図1等参照)。
この縦型介護用ポール装置は、突張力調整機構によってポールを床面と天井面の間に突っ張らせて固定すると共に、弾性支持機構によってその突っ張り力の補助及び緩和を図って、ポールを床面と天井面の間に固定する。
特開2000ー314220号公報
天井側アタッチメントと床側アタッチメントを天井面及び床面にビス等によって不動に固定すれば、ポールは安定する。しかし、床面や天井面にビス孔を形成することが嫌がられたりすると、上記縦型介護用ポール装置は、突張力調整機構及び弾性支持機構による床面と天井面への突っ張りによってポールを床面と天井面の間に固定することとなる。このため、従来では、床側アタッチメントと床面、及び天井側アタッチメントと天井面との接触面積が小さいことから、床面や天井面の剛性度合いによってポールが安定しない場合が生じていた。
ポールの床面と天井面との間の固定状態が安定的でないと、人が捕まった際、ポールが揺れて危険である。
ここで、アタッチメントに床面及び天井面との接触面積の大きいものを設ければ良いが、この縦型介護用ポール装置においては、接触面積の大きなアタッチメントは要求されない。
特に、レンタル用縦型介護用ポール装置は、突張力調整機構及び弾性支持機構による床面と天井面への突っ張りによってポールを床面と天井面の間に固定するものが一般的であり、持ち運びの簡便さから、嵩が小さいものが好まれ、アタッチメントも同様に小さいことが求められる。
この考案は、突張力調整機構及び弾性支持機構による床面と天井面への突っ張りによってポールを床面と天井面の間に固定する縦型介護用ポール装置において、ポールを床面と天井面との間に強固に安定して固定し得るようにすることを課題とする。
上記課題を達成するために、この考案は、突張力調整機構を有する床面用台座と床面との間、及び弾性支持機構を有する天井面用台座と天井面との間に、床面及び天井面との接触面を多く取れる別物からなる補強板をそれぞれ設けることとしたのである。
別物の補強板であれば、必要に応じて床面用台座、天井面用台座と床面、天井面のそれぞれの間にその補強板を介在させれば良いため、縦型介護用ポール装置においても、所要の大きさの補強板を前記間に介在させれば、ポールを床面と天井面との間に強固に安定して固定し得る。
具体的には、床面と天井面との間に設けられる縦型介護用ポール装置であって、前記床面に固定される床面用台座と、前記天井面に固定される天井面用台座と、前記両台座の間に設けられるポールと、前記ポールの下端を床面用台座に固定する床固定具と、前記ポールの上端を天井面用台座に固定する天井固定具と、を備え、前記床固定具は突張力調整機構を有し、前記天井面用固定具は弾性支持機構を有し、前記突張力調整機構及び弾性支持機構による床面と天井面への突っ張りによってポールを床面と天井面の間に固定し、前記床面用台座と床面との間に、及び前記天井面用台座と天井面との間に、前記床面用台座又は天井面用台座に固定の床面用補強板又は天井面用補強板をそれぞれ設けた構成を採用したのである。
上記床面用補強板は、平面視小判状、同四角形状、同六角形状又は同台形状をしているものとすることができる。通常、床面はフラット(平面)であるから、これらの形状は安定した床面との接触面積を得ることができる。
上記天井面用補強板は、下面視小判状、同四角形状、同六角形状又は同台形状をしているものとしたり、下面視小判状の両端部に半円状突片を設けた形状、同小判状の中央部に半円状突片を設けた形状、同小判状の両端部両側に半円状突片を設けた形状、又は同小判状の中央部両側に半円状突片を設けた形状をしているものとしたり、
下面視、長尺板の両端に横方向に延びる腕片を設け、その腕片の先端裏側には当て片を設けたものであり、腕片は長尺板の長さ方向に取付位置が可変となっており、当て片も腕片の長さ方向に取付位置が可変となっているものとしたりすることができる。
このような形状とすれば、種々の態様の天井面に対応できる。
また、傾斜する天井面には、2枚の板片を角度を持って蝶番によって連結した補強板とし、ボルトによって前記両板片の成す角度が調整・固定可能であるものとすれば、上側の板片を傾斜する天井面に沿わせ、下側の板片が水平になるようにする。
さらに、竿を有する和天井にあっては、長尺板の両端に横方向に延びる腕片を設けた天井面補強板とすれば、腕片を隣り合う竿に架け渡すことによって長尺板を安定させることができる。このため、その長尺板に天井面用固定具を取付ける。
この考案は、以上のように構成して、別物の補強板でもってポールの上下端と天井面及び床面とを取付・固定するようにしたので、補強板を適宜な態様のものに選択することによって、天井面及び床面とに十分弧な接触固定面積を得ることができるため、ポールが安定して固定されたものとなる。
この考案に係る介護用ポール装置の一実施形態の概略斜視図 同実施形態のポール部材の接続締結金具を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は半割リングの正面図、(d)は半割リングの斜視図 両実施形態の床固定部分の切断正面図 図3のIII−III線断面図 図3のIV−IV線断面図 両実施形態の床固定部分のカバーを持ち上げた状態の斜視図 両実施形態の床固定部分のガイド筒を持ち上げた状態の斜視図 同実施形態の床面用補強板を示し、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図 両実施形態の弾性支持機構(天井固定具)を示す切断正面図 同弾性支持機構のケーシング(筐体)を示し、(a)は斜視図、(b)は平面図 同弾性支持機構の摺動板を示し、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は下面図 ケーシング底板部分を示し、(a)は斜視図、(b)は切断正面図 同弾性支持機構のケーシングの天板を示し、(a)は斜視図、(b)は下面図 両実施形態の天井面用補強板を示し、(a)は下面図、(b)は(a)の正面図 床面用補強板の他例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)の正面図 床面用補強板のさらに他例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図 天井面用補強板の他例の下面図 天井面用補強板のさらに他例の下面図 天井面用補強板のさらに他例を示し、(a)は下面図、(b)は(a)の正面図 天井面用補強板のさらに他例の下面図 天井面用補強板のさらに他例の下面図 天井面用補強板のさらに他例の下面図 この考案に係る介護用ポール装置の他の実施形態の概略斜視図 天井面用補強板のさらに他例を示し、(a)は正面図、(b)は下面図 天井面用補強板のさらに他例を示し、(a)は下面図、(b)は(a)の正面図 同天井面用補強板の使用状態を示す一部概略斜視図 天井面用補強板のさらに他例を示す一部概略斜視図 天井面用補強板のさらに他例を示す一部概略斜視図
この考案に係る縦型介護用ポール装置の一実施形態を図1乃至図11に示し、この縦型介護用ポール装置Aは、例えば部屋のコーナ部分に、従来と同様に、床面Fと天井面Cの間に垂直(上下)に介設する。
その上下方向のポール1の下端に床面Fに固定する床固定具20、上端に天井面Cに固定する天井固定具30がそれぞれ補強板40、50を介在して設けられている。
ポール1は、鋼管パイプ等の中空管からなって上下の部材1a、1bに分かれている。その一方(上側)のポール部材1aに対して他方(下側)のポール部材1bが大径となっており、他方のポール部材1bに一方のポール部材1aが隙間無く(ピッタリ)嵌って出没自在となっている。両ポール部材1a、1bの長さは、両ポール部材の嵌り合い長さを考慮して設置する床面Fと天井面Cの間隔に応じて適宜に設定する。この両ポール部材1a、1bは接続締結金具(連結金具)10によって適宜な伸縮長さ(出没長さ)で固定される。
その接続締結金具10は、図2に示すように、円筒状半割リング11、11の対からなり、その各リング11の両側にはそれぞれフランジ12、12、12、12が設けられている。対向するフランジ12には同一軸上の孔13が形成されて、その一方がタッピングねじ孔となっている。半割リング11は軸方向中程まで肉薄となって段差14が形成されている。
このため、この対の円筒状となった半割リング11、11に他方(下側)のポール部材1bを嵌めると、その段差14にポール部材1bの上端が係止して、その上端に接続締結金具10が取付けられる。接続締結金具10は、対向するフランジ12の一方の孔13にボルト15を差し込んで同他方の孔13にねじ込むことによって両リング11、11が締まって(縮径して)接続締結機能を発揮する。
ポール1の長さ(両台座21、31の間隔)は、床面Fと天井面Cとの間隔より少し短い程度になるように、両ポール部材1a、1bをその軸方向に嵌め込んで接続締結金具10で一体とする。この締結は、他方のポール部材1bに一方のポール部材1aを嵌め込んで所要の長さにした後、その嵌め込み部に接続締結金具10を嵌めて行ったり、他方のポール部材1bの上端にこの接続締結金具10を落ちない程度に嵌め込み、その状態で、一方のポール部材1aを他方のポール部材1bに嵌め込んで所要の長さにした後、その嵌め込み状態で接続締結金具10のボルトをねじ込んで行ったりする。
床固定具20を図3〜図7に示し、その台座21は、鋼板製ベース板から成り、そのベース板21(床面用台座)の中心には全長に亘ってねじが形成されたボルト22が立設(植設)されている。このボルト22は、その下端22aを研削して縮径し、その縮径端部22aを台座21の孔21aに嵌めて溶接することによって強固に立設されている。
ボルト22には、ロックナット23、ジャッキコマ24、回転防止コマ25、上昇防止用ナット23a及び固定ナット23bが設けられている。ロックナット23、ジャッキコマ24、上昇防止用ナット23a及び固定ナット23bはボルト22にねじ通されている。
ベース板21は補強板40にビス21bにより固定される。回転防止コマ25の周りにはガイド筒26が設けられている。
上記ロックナット23はジャッキコマ24下面に圧接されてその弛みを防止する。上昇防止用ナット23a及び固定ナット23bは相互に締め付けられてボルト22の所要位置に固定されて回転防止コマ25(ジャッキコマ24)が必要以上に上昇するのを阻止して、天井が損傷されるのを防止する。
回転防止コマ25は、MCナイロン(6ナイロンと呼ばれるポリアミド樹脂)等の樹脂製であって、ボルト22に上下動自在に嵌め込まれている。回転防止コマ25の上面は円状凹部に形成されてこの凹部にポール部材1bの下端が嵌っている。回転防止コマ25の外周等分位置(この実施形態では周囲8等分位置)に上下方向全長に亘るガイド溝25aが形成されている。
ガイド筒26は、アルミニウム製の円筒状引き抜き品であって、円筒の内面に上下方向の対の弧状突条26a、26aが形成されて、その対の弧状突条26aは凹側が向き合って円状空間を形成しており、その対の突条26aが前記溝25aに嵌る突条となるとともに、床面用台座21からのビス21cが前記空間を介してねじ込まれてガイド筒26が床面用台座21に固定されている。
この構成によって、ジャッキコマ24がボルト22に対して回転することによって昇降し、それに伴って回転防止コマ25が昇降する。このため、回転防止コマ25の上面に他方のポール部材1bの下端が当接して(嵌って)いることによって、ポール部材1b(ポール1)も昇降する。ジャッキコマ24の回転は外周面の孔24aに棒材を嵌める等によって行う。
回転防止コマ25には埋め込みビス(イモネジ)25dが周囲等間隔に設けられており(図4参照)、このビス25dをねじ穴にねじ込んで、そのビス25dの尖った先端をポール部材1bに圧接することによってポール部材1bと回転防止コマ25が一体になる。この一体化によって、回転防止コマ25はガイド筒26を介して台座21に固定されるため、ポール部材1b(ポール1)の回転が阻止される。ビス25dの数は任意である。
ボルト22の頂部にはABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)製振れ止め用安定コマ27がねじ込まれている。安定コマ27は他方のポール部材1b内に移動可能にぴったり嵌り込む(ポール部材1b内径と安定コマ27の外径はほぼ同一となっている。)。
このボルト22、ジャッキコマ24等によって突張力調整機構が構成され、この突張力調整機構(床固定具)20に円錐台筒状のASA樹脂(アクリロニトリル・スチレン・アクリルゴム)製状カバー28が被せられる。このカバー28は他方のポール部材1bに嵌めてその軸方向に移動自在である。
以上の台座21と、ボルト22と、安定コマ27と、ジャッキコマ24と、回転防止コマ25と、ガイド筒26等とから床固定具20は成る。
上記床面用補強板40は、図8に示すように、木製集合板からなってほぼ六角形をしており、その周縁は所要の角度を持った傾斜面41となっている。この補強板40の裏面(図8(a)において下面)が床面Fとの接触面となるため、その接触面積は、実験などによって安定した固定強度が得られるように適宜に設定する。
天井固定具30を図9、図10A〜図10Dに示し、その台座31は鋼板製円形板からなる。
この台座31の下面に同図に示す弾性支持機構が構成されている。この弾性支持機構は、円筒状ケーシング(筐体)32内に構成されて、コイルばね33、摺動板34からなる。ばね33の数は、図示の対の2個に限らず、複数の場合はポール1の軸心に対して対称位置とする。1つのコイルばね33であれば、そのばね33の中心とポール1の軸心を同じとする。
ケーシング32はアルミニウム製の引き抜き品であって、円筒状を呈してその内面に上下方向の突条32aが形成されている(図10A参照)。この実施形態では、突条32aは対の弧状突片を対向させたものであり、対の突片の内面によって下記の皿ねじ32fのねじ込み面(孔)を形成する。
摺動板34は少なくとも側面が滑性の高い樹脂からなり、この実施形態ではPOM(ポリアセタール)樹脂からなる。この摺動板34はケーシング32の内部円形状と同一の円板状であり、その周囲等間隔に溝34aを有している(図10B参照)。この溝34aにケーシング32内面の前記突条32aが嵌る。この突条32aは、少なくとも摺動板34が上下に移動する長さがあれば良い。摺動板34に突条、ケーシング32内面に溝を形成することもでき、このとき、溝は少なくとも摺動板34が上下に移動する長さがあれば良い。溝34a及び突条32aの数及び間隔は、摺動板34の昇降を円滑に案内できる限りにおいて1つ、2つ、3つ等、及び非等間隔などと任意である。
摺動板34の上面は適宜にリブ34bが形成されて補強とともにばね座34cが形成されている。
一方、摺動板34の下面にはアルミニウム板製当て板35が嵌められてボルト・ナット36によって固定されている。その当て板35下面の中央にはアルミニウム製無垢棒37がボルト37aによって固定され、その無垢棒37に一方のポール部材1aの上端が嵌め込まれてビス37b止めされている(図9、図10C参照)。
ケーシング32の上面には図10Dに示す上記天井面台座31からなる天板32bが嵌って、その天板32bは前記突条32aに透孔32eを介して皿ビス32fをねじ込むことによってケーシング32に一体となっている。さらに、天板32bは補強板50にビス32g止めされ、ボルト38がねじ込まれている。このボルト(ナット)38と底板(当て板)35のボルト・ナット36の間にコイルばね33が介装されている(図9参照)。
なお、図9中、39はASA樹脂製カバーであり、このカバー39、ケーシング32は断面円形の箱状に限らず、断面方形等と任意であり、その材料も金属や樹脂に限定されない。このとき、ケーシング32の断面形状に対応させてコイルばね33の数や配置等を適宜に変更することは勿論である。
上記天井面用補強板50は、図11に示すように、木製集合板からなって六角形をしており、その周縁はR状の面取り50aが行われている。この補強板40の表面(図11(b)において上面)には上記コイルばね33を支持するボルト38の頭部を納める凹部51が形成され、その裏面(図11(b)において下面)は天井面Cとの接触面となるため、その接触面積は、実験などによって安定した固定強度が得られるように適宜に設定する。
この実施形態の縦型介護用ポール装置Aは以上の構成であり、床面Fと天井面Cの間にこの介護用ポール装置Aを設置する場合、まず、床固定具20において、図6に示すカバー28を上昇させた状態で、床面用補強板40にベース板21をビス21bにより固定する。補強板40の裏面(下面)には滑り止めシート(板)を貼着することができる。
つぎに、天井固定具30において、カバー39を下ろした状態(ケーシング32が露出した状態)で、天井面用補強板50に台座31(天板32b)をビス32gにより固定する。補強板40の裏面(図9において上面)には滑り止めシート(板)を貼着することができる。この後、図9に示すように、カバー39を上げて補強板50にビス32gにより固定する。このとき、コイルばね33用ボルト38の頭部は補強板50の凹部51内に納める。
この両補強板40、50を取り付けた縦型介護用ポール装置Aを床面Fと天井面Cの間に取り付けるには、まず、上下の台座21、31(両補強板40、50)の間隔(ポール1の自然長)が床面Fと天井面Cの間隔の少し短い長さとして、この縦型介護用ポール装置Aを床面Fと天井面Cの間に位置させる。
その状態で、図6、図7に示すように、カバー28を上方にずらし、ジャッキコマ24を回して回転防止コマ25を上昇させ、他方(下側)のポール部材1b(ポール1)を上方に持ち上げる。このポール1の上昇につれ台座31(補強板50)が天井面Cに強固に押し付けられてポール1が不動となる。このジャッキコマ24の回転はガイド筒26の開口26bから棒材を孔24aに差し込んで行う。
このポール1が床面Fと天井面Cとの間に不動に設置されれば、図3に示すように、床固定具20のカバー28を下ろしてベース板21にビス止めする。
なお、必要であれば、固定ナット23bの上側にさらにナットを設け、そのナットを安定コマ27の下面に圧接してボルト22と安定コマ27の一体化を高めることもできる。また、補強板40、50も床面F、天井面Cにビス止めすることができる。
床面用補強板40としては、上記図8に示す形状に限らず、設置場所や接地面の態様に応じて適宜な形状のものを採用できる。例えば、図12に示す、小判状の床面用補強板42、図13に示す、八角形状のもの43等が考えられる。これらにおいて、図12(b)に示すように、周縁をR状の面取り42aとしたり、図13に示すように、周縁を傾斜面43aとしたりすることができる。
天井面用補強板としては、上記図11に示す形状に限らず、設置場所や接地面の態様に応じて適宜な形状のものを採用できる。例えば、図14に示す下面視小判状天井面用補強板52、同台形状天井面用補強板、又は図15に示す同八角形状(正方形の四隅をCカットした形状)天井面用補強板53等を採用できる。それらの天井面用補強板52、53等の周縁は上記のようにR状の面取りをしたり、傾斜面としたりすることができる。
また、天井面用補強板の他例である図16に示す天井面用補強板54は、下面視小判状54aの一側両端部に半小判突片54bを設けた形状であり、同図17に示す天井面用補強板55は、同小判状55aの中央部両側に半小判状突片55bを設けた形状であり、図18に示す天井面用補強板56は、同小判状56aの中央の一側のみに半小判状突片56bを設けた形状であり、図19に示す天井面用補強板57は、小判状57aの両端両側に半円状突片57bを設けた形状である。
それらの天井面用補強板54〜57等の周縁は上記のようにR状の面取りをしたり、傾斜面としたりすることができる。
上記各天井面用補強板52〜57は、上記各形状の床面用補強板40、42、43等と適宜に組み合わせて使用すれば良く、例えば、図13に示す床面用補強板43と図17に示す天井面用補強板55を使用した縦型介護用ポール装置Aを図20に示す。
さらに、天井面Cには、水平フラットでない場合や和天井のように竿等の突条を有するものがある。この場合、図21に示す補強板60や図22に示す補強板70とし得る。
その水平フラットでない傾斜を有する天井面Cに対応する補強板60にあっては、図21に示すように、2枚の板片61、61を角度を持って蝶番62によって連結したものであり、ボルト63によって両板片61、61の成す角度θを調整して、下側の板片61が水平になるようにする。一方の板片61には、天井固定具30の台座31が嵌る凹部44を形成している。凹部64に台座31を嵌めればビス32gで止める必要は無くなるが、ビス止めすることもできる。凹部74は省略できる。
この天井面用補強板60は、図21(a)に示すように、上側の板片61を傾斜する天井面Cに沿わせ、下側の板片61が水平になるようにして、その補強板60と床面用補強板40等との間にポール1を介在する。
和天井のように竿等の突条を有する天井面に対応する補強板70にあっては、図22に示すように、下面視、長尺板71の両端に横方向に延びる腕片72を設け、その腕片72の先端裏側には当て片73を設けたものとする。腕片72は長尺板71の長さ方向に取付位置が可変となっており、当て片73も腕片72の長さ方向に取付位置が可変となっている。腕片72の長尺板71に対する位置調整は、ボルト74を長尺板71の複数の任意の孔75にねじ込むことによって行う。当て片73の腕片72に対する取付位置調整は、ボルト76を溝77を介して当て片73の孔78にねじ込むことによって行う。ボルト74、76がねじ込まれる孔75、78にはナットを嵌め込み固定している。各当て片73には、腕片72の長さ方向のボルト79が凹部79aまで貫通している。
この天井面補強板70でもって、和天井の天井面の部屋にこの縦型介護用ポール装置Aを設けるには、例えば、図23に示すように、竿dに当て片73を凹部79aを介して嵌め込み、腕片77の端部を縁竿d’に宛がう。このとき、当て片73の凹部内及び腕片77の端部の竿d、縁竿d’との当接面には滑り止めシートを貼着することができる。当て片73は、ボルト79をねじ込んでその頭部を竿dに突き当てることによって竿dに固定する。
なお、和天井においては、図24、図25に示す、長尺板81に上記当て片73を設けた天井面用補強板80を採用することもできる。
また、床面用補強板40、天井面用補強板50は、上記形状に限定されず、平面視(下面視)、四角形状、同八角形状、同台形状、同正多角形状等と十分な補強強度を得られる限りにおいて任意の形状を採用できることは勿論である。
因みに、各部材(ポール1、台座21、31、カバー28、ケーシング32、カバー39、補強板40、40等)に塗装を行う場合は、その塗装表面にパーカー処理を施すことは言うまでもない。また、各補強板40、42、43、50、52、53、54、55、56、57、60、70、80は木製集合板から製作したが、この補強板及び他の各部材はその機能を発揮する限りにおいて前記の材料に限定されないことは言うまでもない。
このように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この考案の範囲は、実用新案登録請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
A 縦型介護用ポール装置
1 ポール
1a 一方(上側)のポール部材
1b 他方(下側)のポール部材
10 ポール部材の接続締結金具
20 床固定具
21 床面用台座
22 ポール長さ調整用ボルト
23 ロックナット
23a 上昇防止用ナット
23b 固定ナット
24 ジャッキコマ
25 回転防止コマ
25a ガイド溝
26 ガイド筒
26a 突条
27 振れ止め用安定コマ
28 カバー
30 天井固定具
31 天井面用台座
40、42、43 床面用補強板
50、52、53、54、55、56、57、60、70、80 天井面用補強板
50a 面取り

Claims (6)

  1. 床面(F)と天井面(C)との間に設けられる縦型介護用ポール装置(A)であって、
    上記床面(F)に固定される床面用台座(21)と、上記天井面(C)に固定される天井面用台座(31)と、前記両台座(21、31)の間に設けられるポール(1)と、前記ポール(1)の下端を床面用台座(21)に固定する床固定具(20)と、前記ポール(1)の上端を天井面用台座(31)に固定する天井固定具(30)と、を備え、
    上記床固定具(20)は突張力調整機構を有し、上記天井固定具(30)は弾性支持機構(30)を有し、前記突張力調整機構及び弾性支持機構による床面(F)と天井面(C)への突っ張りによってポール(1)を床面(F)と天井面(C)の間に固定し、
    上記床面用台座(21)と床面(F)との間に、及び上記天井面用台座(31)と天井面(C)との間に、上記床面用台座(21)又は天井面用台座(31)に固定の床面用補強板又は天井面用補強板をそれぞれ設けた縦型介護用ポール装置。
  2. 上記床面用補強板(40、42、43)は、平面視小判状、同四角形状、同六角形状又は同台形状をしていることを特徴とする請求項1に記載の縦型介護用ポール装置。
  3. 上記天井面用補強板(50、52、53)は、下面視小判状、同四角形状、同六角形状又は同台形状をしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の縦型介護用ポール装置。
  4. 上記天井面用補強板(54、55、56、57)は、下面視小判状(54a)の一側両端部に半円状突片(54b)を設けた形状、同小判状(56a)の一側中央部に半円状突片(56b)を設けた形状、同小判状(57a)の両端部両側に半円状突片(57b)を設けた形状、又は同小判状(55a)の中央部両側に半円状突片(55b)を設けた形状をしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の縦型介護用ポール装置。
  5. 上記天井面用補強板(60)は、2枚の板片(61、61)を角度(θ)を持って蝶番(62)によって連結したものであり、ボルト(63)によって前記両板片(61、61)の成す角度(θ)が調整・固定可能であって、下側となる板片(61)に上記天井面用固定具(30)が取付られることを特徴とする請求項1又は2に記載の縦型介護用ポール装置。
  6. 上記天井面用補強板(70)は、長尺板(71)の両端に横方向に延びる腕片(72)を設けたものであり、前記長尺板(71)に天井面用固定具(30)が取付られることを特徴とする請求項1又は2に記載の縦型介護用ポール装置。
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