JP2000170356A - 高さ調節床束のウェッジ捻込み式レベルロック機構 - Google Patents

高さ調節床束のウェッジ捻込み式レベルロック機構

Info

Publication number
JP2000170356A
JP2000170356A JP10344130A JP34413098A JP2000170356A JP 2000170356 A JP2000170356 A JP 2000170356A JP 10344130 A JP10344130 A JP 10344130A JP 34413098 A JP34413098 A JP 34413098A JP 2000170356 A JP2000170356 A JP 2000170356A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
screwed
female screw
screw
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10344130A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4124890B2 (ja
Inventor
Tomiichi Osaka
富一 大坂
Yoshitaka Hirobe
賀崇 廣部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Yagikuma Co Ltd
Original Assignee
Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Yagikuma Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukuvi Chemical Industry Co Ltd, Yagikuma Co Ltd filed Critical Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP34413098A priority Critical patent/JP4124890B2/ja
Publication of JP2000170356A publication Critical patent/JP2000170356A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4124890B2 publication Critical patent/JP4124890B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラブ等に所定のレベルに自在に調節して配
設でき、かつ、設定したレベルを狂いなく確実かつ安定
にロックできて高精度で耐久性に富んだ床構造物を迅速
に構築できるウェッジ捻込み式レベルロック機構の高さ
調節床束の提供。 【解決手段】 スタンド雌ネジ筒の上端外周面と床支承
雌ネジ筒の下端外周面に雄ネジ溝を各々形成する一方、
両者に螺合するスクリューロッドにはスタンド雌ネジ筒
と床支承雌ネジ筒の雄ネジ溝の各々に対応して、螺着可
能な太径の締寄せタップを備え、かつ、内周に捻込み可
能な楔片を有するロックナット一対を上下配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高さ調節床束の改
良、詳しくは、大引きなどのスリーパー部材やフロアボ
ードを、スラブないし束石上に所定のレベルに自在に調
節して配設することができ、しかもレベル揃えが済んだ
ところで設定したレベルが狂わないように確実かつ安定
にロックすることができて高精度で耐久性に富んだ床構
造物を構築できる高さ調節床束のウェッジ捻込み式レベ
ルロック機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、最近における建造物に関
しては工事全般に亙って工期の短縮化と工費の節減とが
求められており、その要請は床工事にも及んでいる。こ
のような事情から、最近の床工事においては現場におけ
る束立てなどの木工作業は極力少なくするためにアジャ
ストボルト機構を利用した高さ調節式床束を用いて床を
構築する床工法が一般に普及してきた。
【0003】ところが、従来周知の高さ調節床束は、図
1におけるスタンド雌ネジ筒1と、この雌ネジ筒1に上
げ下げ自在に螺合せるスクリューロッド2と、このスク
リューロッド2の上部に上げ下げ調節自在に螺合せる床
支承雌ネジ筒3とを単純に組み合せたアジャストボルト
機構であった。このため、例えば施工後に床上での人の
活動(歩行、起居振舞い、運動など)を通じ不可避的に
生ずる振動、あるいはエアコン等の作動で生ずる微振動
で床束のスクリューロッド2と雌ネジ筒1・3との螺合
位置が回り動いて床レベルが狂ってしまうという問題が
出てきた。
【0004】そこで、本件発明者は、図1におけるスク
リューロッド2とスタンド雌ネジ筒1および床支承雌ネ
ジ筒3との間にロックナット4a・4aを螺装して、床支承
雌ネジ筒1の支承レベルが設定された状態で、前記ロッ
クナット4a・4aをスタンド雌ネジ筒1の上端面と床支承
雌ネジ筒3の下端面とに螺合圧接させ、ロックナット4a
・4aの緊締摩擦力によってスクリューロッド2の回り動
きを阻止しようとの試みをしてみた。
【0005】なるほど、スクリューロッド2に螺合した
状態のロックナット4a・4aをスタンド雌ネジ筒1の上端
面と床支承雌ネジ筒3の下端面とに螺合圧接させると、
スクリューロッド2は雌ネジ筒1・3とロックナット4a
・4aとが圧接した状態で各々背反方向へ引っ張られるよ
うな作用を受けるので、スクリューロッド2と雌ネジ筒
1・3との摩擦抵抗も大きくなって確かに回り動きが低
減されることになる。しかしながら、床上での人の活動
による生活振動やエアコンなどの機械振動は、絶え間な
く継続するものであって、特にエアコンなどの微振動は
ロックナットでシッカリとロックしてあっても、束床の
アジャストボルト機構の結合を狂わせてしまうのであっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のアジ
ャストボルト機構の高さ調節床束に前述のごとき難点が
あったことに鑑みて為されたものであって、スラブない
し束石上に所定のレベルに自在に調節して配設すること
ができ、しかもレベル揃えが済んだところで設定したレ
ベルを狂いなく確実かつ安定にロックすることができて
高精度で耐久性に富んだ床構造物を迅速に構築できるウ
ェッジ捻込み式レベルロック機構を備えた実用的な高さ
調節床束を提供することを技術的課題とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するために採用した手段】本発明者が上記
技術的課題を解決するために採用した手段を、添附図面
に参照して説明すれば、次のとおりである。
【0008】即ち、本発明は、床支承部33を上部に備
え、この支承部33に床組構造部(J・L)を支承する床
支承雌ネジ筒3と;この床支承雌ネジ筒3に上げ下げ自
在に螺合し、前記床支承部(J・L)のレベルを調節す
るスクリューロッド2とを少なくとも具備する高さ調節
床束において、前記床支承雌ネジ筒3の下端外周面には
雄ネジ溝Sを形成する一方、この雄ネジ溝Sに螺着可能
な太径の締寄せタップ41を有し、かつ、この締寄せタッ
プ41の周囲内側に床支承雌ネジ筒3との間に捻込み可能
な楔片42が突成されたロックナット4を、前記スクリュ
ーロッド2に螺装せしめることにより、このロックナッ
ト41の締寄せするだけの単純な操作で前記楔片42を床支
承雌ネジ筒3とスクリューロッド2との間に捻じ込ませ
て楔止めするというウェッジ捻込み手段を採用した点に
要諦があり、床の支承レベルをルーズレスに安定にロッ
クすることを可能にした点に特徴がある。そして、本発
明においては、床束Pの構成部材として更に上記スクリ
ューロッド2の下部に螺合するスタンド雌ネジ筒1を設
け、このスタンド雌ネジ筒1を介しスラブ、束石等のベ
ース上に当該床束を立設させることが多く、この場合に
はスタンド雌ネジ筒1の上端外周面にも雄ネジ溝Sを形
成し、かつ、上記締寄せタップ41および楔片42を設けた
上記ロックナット4と同一構成のロックナット4をスタ
ンド雌ネジ筒1に装着するものとする。また、本発明に
おいては、スラブ、束石などのベース上に設置すべきス
タンド雌ネジ筒1と;この雌ネジ筒に上げ下げ自在に螺
合し、かつ、上部には床支承部33を有するスクリューロ
ッド2とを具備した高さ調節床束として実施することも
多く、この場合には、上記スタンド雌ネジ筒1の上端外
周面には雄ネジ溝Sを形成する一方、この雄ネジ溝Sに
螺着可能な太径の締寄せタップ41を有し、かつ、この締
寄せタップ41の周囲内側に床支承雌ネジ筒1との間に捻
込み可能な楔片42が突成されたロックナット4を、前記
スクリューロッド2に螺装せしめるものとする。
【0009】本発明を構成する技術要素につき説明を補
足しておくと、上記スタンド雌ネジ筒1の上端外周面お
よび床支承雌ネジ筒3の下端外周面に、各々、雄ネジ溝
Sを形成する場合、前記スタンド雌ネジ筒1の上端部に
はスクリューロッドの外周よりも若干内径の大なる第1
延筒部11を、また床支承雌ネジ筒3の下端部には前記ス
クリューロッド2の外周よりも若干内径の大なる第2延
筒部31を、各々連成して、前記各延筒部11・31の各々の
外周面に雄ネジ溝S・Sを形成すればよい。
【0010】また、ロックナット4は、その内周面に上
記第1延筒部11又は第2延筒部31の雄ネジ溝Sに螺着可
能な締寄せタップを形成するとともに、この締寄せタッ
プを一定間隔を空けて囲う如く弾性を有する楔片42を等
角度に添設して、この楔片42を上記スクリューロッド2
に接触するように構成するものとする。
【0011】他方、スクリューロッド2は、その周面の
雄ネジ部を上下領域で逆ネジに構成して、この上部ネジ
溝21aと下部ネジ溝21bの境界部位に回し部22を設けて
おくと使い勝手が良い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添附図面に示す実
施形態品に従って更に具体的に説明する。
【0013】図面は本発明を適用して作製した第1実施
形態品であって、ウェッジ捻込み式レベルロック機構の
高さ調節床束(ナイロン66製)を表わす。図面上、符
号1で指示するものはスタンド雌ネジ筒であり、コンク
リートスラブや束石上に立設配置し易いようにペディス
タル形に成形してある。このスタンド雌ネジ筒1の上端
部には、後述のスクリューロッドの外径よりも内径が大
きくてスクリューロッドとの間にウェッジ割り込み空隙
を作出する円筒状の第1延筒部11が突設されており、こ
の第1延筒部の周囲には雄ネジ溝Sが刻設してある。ま
た、本実施形態のスタンド雌ネジ筒1の下端には円形の
定置フランジ12が一体に延設してあり、この定置フラン
ジ12には同心円的に開設された多数の円弧状通孔13と、
アンカー孔14を適数設けてある。なお、符号15で指示す
るものは、スタンド雌ネジ筒1の立筒部側面と定置フラ
ンジ12との間に等角度に形成した補強リブである。
【0014】また、図中、符号2で指示するものはスク
リューロッドであり、その周面には所定歩みのネジ溝21
を有し、上記スタンド雌ネジ筒1と後述の床支承雌ネジ
筒の双方に捻込み・捻戻し自在に螺合する。本実施形態
品のスクリューロッド2は、上側領域と下側領域とで前
記ネジ溝21が逆ネジ関係をなし、上部ネジ溝21aと下部
ネジ溝21bとに区分されており、これら上部ネジ溝21a
と下部ネジ溝21bとの境界部位に手回しハンドル形の回
し部22が一体に成形してある。
【0015】また、図中に符号3で指示するものは床支
承雌ネジ筒であり、雌ネジ筒部3aが下向きに上記スク
リューロッド2と螺合する。この雌ネジ筒部3aの下端
部には、スクリューロッド2の外径よりも内径が大きく
スクリューロッド2との間にウェッジ割り込み空隙を作
出する円筒状の第2延筒部31が突設されており、この第
2延筒部の周囲には雄ネジ溝Sが刻設されている。な
お、本実施形態品は、床構造における大引きを支承する
形式に構成してあって、床支承雌ネジ筒3上端の床支承
部32は角底樋形の大引き受けになっており、この床支承
部(大引き受け)32の側板には支承する大引きに釘止め
用の釘孔32a・32a・・・・が開設してある。
【0016】次に、図中に符号4・4で指示するものは
ロックナットであって、一つは上記床支承雌ネジ筒3の
第2延筒部31に対向する如く上記スクリューロッド2の
上部ネジ溝21aに螺装されており、もう一つは上記スタ
ンド雌ネジ筒1の第1延筒部11に対向する如く上記スク
リューロッド2の下部ネジ溝21bに螺装されている。本
実施形態品における上下のロックナット4には、その内
周面に上記第1延筒部11又は第2延筒部31の雄ネジ溝S
に螺着可能な締寄せタップ41が刻設してあり、この締寄
せタップ41を一定の間隔を空けて囲う如く6つの弾性を
有する楔片42が60°の配置角度で上側のロックナット4
には上向きに、下側のロックナット4には下向きに添設
されており、この楔片42の先端は前記スクリューロッド
2の方向を指向して上部ネジ溝21a又は下部ネジ溝21b
に当接させてある。そして、これらロックナット4・4
は、スクリューロッド2の周面に沿わせて動かしながら
各々の締寄せタップ41を、第1延筒部11および第2延筒
部31の外周面の雄ネジ溝S・Sに螺合緊締させてゆくこ
とにより、弾性を有する楔片42は全てスクリューロッド
2と第1延筒部11又は第2延筒部31との間の空隙に割り
込んで楔止め状態を形成することになる。
【0017】本実施形態品を用いて大引き組の床構造を
構築するにあたっては、図4に示すようにコンクリート
スラブ又は束石の上に本実施形態品である床束P・P・・
・・を所要の間隔で配置し、定置フランジ12部分を接着剤
で接着固定する。この場合、アンカー孔14に適宜コンク
リート釘を打ち込んでアンカーとしてもよい。
【0018】次に、スクリューロッド2がスタンド雌ネ
ジ筒1と床支承雌ネジ筒3との中間に位置するように中
間の回し部22を操作して、全ての床束P・P・・・・の支承
レベルを調節してレベル合せをする。ついで、上下のロ
ックナット4・4は、スクリューロッド2に沿って移動
させて内周面の締寄せタップ41・41をスタンド雌ネジ筒
1の雄ネジ溝Sと床支承雌ネジ筒3の雄ネジ溝Sに各々
螺合緊締させて締寄せロックする。かくして、すべての
床束P・P・・・・のロックナット4・4を締寄せロックす
れば、その際に楔片42がスクリューロッド2と第1延筒
部11又は第2延筒部31との間の空隙に割り込んで楔止め
状態を形成することになるので、床支承部32・32・・・・の
高さレベルは継続的な微振動を受けても弛まずに安定か
つ確実にロックされて狂いの生じない状態となる。
【0019】そこで、床束P・P・・・・における角底樋形
の床支承部32・32・・・・に大引きJを跨設して側板の釘孔
32a・32a・・・・に釘付けすればよく、こうして架設され
た、大引きJ・J・・・・相互の間に根太掛けLをすれば床
組が完了する。
【0020】本実施形態品の具体的構成ならびに本実施
形態品の床束Pを用いて床組を構築する方法は概ね上記
のとおりであるが、本発明は前述の実施形態に限定され
るものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内にお
いて種々の設計変更が可能であることは言うまでもな
い。
【0021】例えば、前述の実施形態品における床支承
雌ネジ筒3の床支承部32は、大引きを支承できるよう角
底樋形に構成してあったが、床支承部32は図6に示す如
く、方形の木板を固着して構成してもよい。このような
木板で床支承部32を構成した場合には、その当該床束P
の上に直接フローリングの捨張り板を付設することがで
き、かゝる変更実施も本発明の技術的範囲に属するもの
と言うべきである。
【0022】また、前述の実施形態品においては、スタ
ンド雌ネジ筒1と、スクリューロッド2と、床支承雌ネ
ジ筒3と、この床支承雌ネジ筒3と前記スタンド雌ネジ
筒1に対応する一対のロックナット4・4との組み合せ
によって高さ調節式床束Pが構成されていたが、図6に
示す変形実施形態のようにスタンド雌ネジ筒を省略した
り、図7に示す変形実施形態のように床支承雌ネジ筒を
省略して実施することも可能である。図6の変形実施形
態におけるスクリューロッド2と床支承雌ネジ筒3に対
するロックナット4の関係は、第1実施形態品における
ものと基本的に変わりがなく、ロックナット4は締寄せ
タップ41と楔片42とを有し、床支承雌ネジ筒1に締寄せ
操作および楔止めが可能になっている。また、図7の変
形実施形態におけるスタンド雌ネジ筒1とスクリューロ
ッド2に対するロックナット4の関係も、第1実施形態
品におけるものと基本的に変わりがなく、ロックナット
4は締寄せタップ41と楔片42とを有し、床支承雌ネジ筒
1に締寄せ操作および楔止めが可能であり、たゞ、スク
リューロッド2の上端に床支承部32が設けられている点
が相違しているに過ぎない。
【0023】
【発明の効果】以上、実施形態品を例示して説明したと
おり、本発明を適用して構成した高さ調節床束によれ
ば、従来品の如くスタンド雌ネジ筒・床支承雌ネジ筒ス
クリューロッドとを単純に螺合させるだけの一次的螺合
関係でレベル設定するには止まらず、スタンド雌ネジ筒
・床支承雌ネジ筒の端部に形成した雄ネジ溝にロックナ
ットの締寄せタップを締寄せ操作して緊嵌させ、かつ、
同時にロックナットに内装せる楔片をスクリューロッド
とスタンド雌ネジ筒・床支承雌ネジ筒との間に捻じ込ま
せて楔止めして内外二重関係で強固にレベルロックする
ウェッジ捻込み手段を採用しているので、人の活動を通
じて生ずる振動やエアコン・電気冷蔵庫などによる微振
動を不断に受けても螺合位置が移動して床レベルが狂っ
たりすることはない。
【0024】また、本発明の床束を使用する場合には、
スタンド雌ネジ筒・床支承雌ネジ筒の雄ネジ溝にロック
ナットの締寄せタップを螺合緊締させるだけの極めて簡
単な作業で布置した全ての床束のレベルロックできるの
で、工期の短縮化を図れると共に、構築される床構造物
の床レベルは高精度に維持でき、しかも耐久性が頗る高
くなる。
【0025】このように本発明によれば、従来この種の
高さ調節床束の難点を遺憾なく克服することができるう
えに、機構的にもロックナットの形状を工夫しただけで
射出成形によって安価に製造できるのでコストを上げる
原因も成さず、実用的床束を安価に提供することがであ
る。よって、本発明の高さ調節床束のウエッジ捻込み式
レベルロック機構は、高品質の床構造物の構築を可能に
するとともに、工期の短縮化と工費の節減にも役立つも
のであり、その産業上の利用価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来の高さ調節床束を表わした分解斜
視図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態品である高さ調節を
表わす分解斜視図である。
【図3】図3は、本実施形態品の構成部品の外観を表わ
す斜視図である。
【図4】図4は、本実施形態品を用いてスラブ上に大引
き床組を構築する状態を表わす斜視図である。
【図5】図5は、本発明床束における床支承雌ネジ筒を
床支承部の木板に構成した例を表わす斜視図である。
【図6】図6は、本発明の床束を床支承雌ネジ筒とスク
リューロッドとロックナットとによって構成した場合の
変形実施形態品の分解斜視説明図である。
【図7】図7は、本発明の床束を床支承部付のスクリュ
ーロッドとスタンド雌ネジ筒とロックナットとにより構
成した場合の変形実施形態品の分解斜視説明図である。
【符号の説明】
1 スタンド雌ネジ筒 11 第1延筒部 12 定置フランジ 13 円弧状通孔 14 アンカー孔 15 補強リブ 2 スクリューロッド 21 ネジ溝 21a 上部ネジ溝 21b 下部ネジ溝 22 回し部 3 床支承雌ネジ筒 3a 雌ネジ筒部 31 第2延筒部 32 床支承部 32a 釘孔 4 ロックナット 41 締寄せタップ 42 楔片 J 大引き L 根太掛け P 高さ調節床束 S 雄ネジ溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床支承部を上部に備え、この支承部に床
    組構造部を支承する床支承雌ネジ筒と;この床支承雌ネ
    ジ筒に上げ下げ自在に螺合し、前記床支承部のレベルを
    調節するスクリューロッドとを少なくとも具備する高さ
    調節床束において、前記床支承雌ネジ筒の下端外周面に
    は雄ネジ溝を形成する一方、この雄ネジ溝に螺着可能な
    太径の締寄せタップを有し、かつ、この締寄せタップの
    周囲内側に床支承雌ネジ筒との間に捻込み可能な楔片が
    突成されたロックナットを、前記スクリューロッドに螺
    装せしめたことを特徴とする高さ調節床束のウェッジ捻
    込み式レベルロック機構。
  2. 【請求項2】 スラブ、束石などのベース上に設置すべ
    きスタンド雌ネジ筒と、この雌ネジ筒に上げ下げ自在に
    螺合せるスクリューロッドと、このスクリューロッドの
    上部に上げ下げ自在に螺合せる床支承雌ネジ筒とを具備
    した高さ調節床束において、前記スタンド雌ネジ筒の上
    端外周面と床支承雌ネジ筒の下端外周面に雄ネジ溝を各
    々形成する一方、スタンド雌ネジ筒と床支承雌ネジ筒の
    雄ネジ溝の各々に螺着可能な太径の締寄せタップを有
    し、かつ、この締寄せタップの周囲内側に前記スタンド
    雌ネジ筒又は床支承雌ネジ筒との間に捻込み可能な楔片
    が突成された一対のロックナットを、前記スクリューロ
    ッドに上下位置調節自在に各々螺装せしめたことを特徴
    とする高さ調節床束のウェッジ捻込み式レベルロック機
    構。
  3. 【請求項3】 スラブまたは束石上に設置すべきスタン
    ド雌ネジ筒と、この雌ネジ筒に上げ下げ自在に螺合せる
    スクリューロッドと、このスクリューロッドの上部に上
    げ下げ自在に螺合せる床支承雌ネジ筒とを具備した高さ
    調節床束において、前記スタンド雌ネジ筒の上端部に
    は、スクリューロッドの外周よりも若干内径の大なる第
    1延筒部を、前記床支承雌ネジ筒の下端部には前記スク
    リューロッドの外周よりも若干内径の大なる第2延筒部
    を各々連成し、これら第1・第2の延筒部の外周に雄ネジ
    溝を形成する一方、これらの雄ネジ溝に螺合すべき太径
    の締寄せタップを有し、かつ、この締寄せタップの周囲
    内側に前記スタンド雌ネジ筒又は床支承雌ネジ筒との間
    に捻込み可能な楔片が突成された一対のロックナット
    を、前記スクリューロッドに上下位置調節自在に各々螺
    装して前記両雄ネジ溝に各々対応せしめ、床支承雌ネジ
    筒の支承レベルが設定された状態で、前記各ロックナッ
    トの締寄せタップを第1延筒部の雄ネジ溝と第2延筒部
    の雄ネジ溝とに螺合緊締することによって床の支承レベ
    ルを安定にロックするように構成したことを特徴とする
    高さ調節床束のウェッジ捻込み式レベルロック機構。
  4. 【請求項4】 スクリューロッドの雄ネジ部が、上部と
    下部で逆ネジに構成されており、この上部ネジ部と下部
    ネジ部の境界部位に回し部が設けられてある請求項2又
    は3記載の、高さ調節床束のウェッジ捻込み式レベルロ
    ック機構。
  5. 【請求項5】 スラブ、束石などのベース上に設置すべ
    きスタンド雌ネジ筒と;この雌ネジ筒に上げ下げ自在に
    螺合し、かつ、上部には床支承部を有するスクリューロ
    ッドとを具備した高さ調節床束において、前記スタンド
    雌ネジ筒の上端外周面には雄ネジ溝を形成する一方、こ
    の雄ネジ溝に螺着可能な太径の締寄せタップを有し、か
    つ、この締寄せタップの周囲内側に床支承雌ネジ筒との
    間に捻込み可能な楔片が突成されたロックナットを、前
    記スクリューロッドに螺装せしめたことを特徴とする高
    さ調節床束のウェッジ捻込み式レベルロック機構。
JP34413098A 1998-12-03 1998-12-03 高さ調節床束のウェッジ捻込み式レベルロック機構 Expired - Fee Related JP4124890B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34413098A JP4124890B2 (ja) 1998-12-03 1998-12-03 高さ調節床束のウェッジ捻込み式レベルロック機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34413098A JP4124890B2 (ja) 1998-12-03 1998-12-03 高さ調節床束のウェッジ捻込み式レベルロック機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000170356A true JP2000170356A (ja) 2000-06-20
JP4124890B2 JP4124890B2 (ja) 2008-07-23

Family

ID=18366877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34413098A Expired - Fee Related JP4124890B2 (ja) 1998-12-03 1998-12-03 高さ調節床束のウェッジ捻込み式レベルロック機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4124890B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9499993B1 (en) * 2015-05-29 2016-11-22 United Construction Products, Inc. Deck pedestal
US9752331B2 (en) 2015-05-29 2017-09-05 United Construction Products, Inc. Deck pedestal
EP2115240B1 (en) 2007-02-16 2017-10-11 Lee, Alan Sian Ghee Improved batten/joist support
US9951528B2 (en) 2015-05-29 2018-04-24 United Construction Products, Inc. Deck pedestal

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2115240B1 (en) 2007-02-16 2017-10-11 Lee, Alan Sian Ghee Improved batten/joist support
US9499993B1 (en) * 2015-05-29 2016-11-22 United Construction Products, Inc. Deck pedestal
US9752331B2 (en) 2015-05-29 2017-09-05 United Construction Products, Inc. Deck pedestal
US9951528B2 (en) 2015-05-29 2018-04-24 United Construction Products, Inc. Deck pedestal

Also Published As

Publication number Publication date
JP4124890B2 (ja) 2008-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8117787B2 (en) Construction support
JP2000170356A (ja) 高さ調節床束のウェッジ捻込み式レベルロック機構
KR200492348Y1 (ko) 팝너트가 체결된 높이조절 지지대
JP2006141745A (ja) 天地支持装置
KR200384367Y1 (ko) 건축용 서포트
JP2000170302A (ja) 高さ調節床束のチャッキング・レベルロック機構
JP2000110328A (ja) 高さ調節床束のクイック・レベルロック機構
JP4709645B2 (ja) 建物の基礎束、建物の床下構造及び建物
JP3333710B2 (ja) レベル調節式ビームポスト、および床組み施工法
KR200415619Y1 (ko) 거푸집 설치용 수평 조절장치
GB2582618A (en) A decking assembly and decking support assembly
CN111321868A (zh) 室内架空地板结构
JP2002070226A (ja) 束 体
JP3778502B2 (ja) 床束
KR200329513Y1 (ko) 매설용 앵커볼트 고정구
JP3219469U (ja) 縦型介護用ポール装置
JP3493325B2 (ja) 床パネル支持脚装置におけるパネル隅部の連結装置
JP2000303664A (ja) 調整床束
KR200339376Y1 (ko) 벽체 거푸집 수평지지체
JP3100101B2 (ja) 建築の基礎構造物
KR200264104Y1 (ko) 바닥판 지지장치
JPH0237936Y2 (ja)
JP2001132207A (ja) 床 束
JP4684491B2 (ja) 床パネルの束
JPH07243418A (ja) 軸体の位置調整支持装置およびアンカーボルト,2重床,壁の据付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080411

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140516

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees