JP2000303664A - 調整床束 - Google Patents

調整床束

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JP2000303664A
JP2000303664A JP11111781A JP11178199A JP2000303664A JP 2000303664 A JP2000303664 A JP 2000303664A JP 11111781 A JP11111781 A JP 11111781A JP 11178199 A JP11178199 A JP 11178199A JP 2000303664 A JP2000303664 A JP 2000303664A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 据付作業が簡単で、下地材の上に何らの部材
も突出しない調整床束を提供する。 【解決手段】 接着フランジ4と、支持ボルト5と、下
地材受け6とからなる。接着フランジ4上に、支持ボル
ト5が回転自在に立っていて、この支持ボルト5に下地
材受け6が螺合している。接着フランジ4及び下地材受
け6のフランジは共に略楕円形であり、接着フランジ4
はコンクリート床面2上に、下地材受け6は下地材3の
下面に固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ベタ基礎のコン
クリート床面や、建物各階のコンクリート床面の上に、
大引や根太などの下地材を設置して床組みするのに用い
る調整床束に関する。
【0002】
【従来の技術】大引や根太などの下地材の下面を、高さ
調節自在な床束で支持し、一応の床組み完了後に、床束
の高さを調節して、下地材の水平レベルを簡単に調整し
うるようになった床束は、既に提案されている。例え
ば、特開平10−299225号には、コンクリート床
面に立設固定される、下端にフランジの付いたボルト部
と、このボルト部に昇降自在に螺合した筒部とからな
り、下地材に開けた孔に、この筒部を挿し通し、筒部の
下端に付いたフランジで、下地材の下面を支持し、筒部
の回転によって、高さを調節して、下地材の水平レベル
を合わせ、次に、筒部の上方部が下地材の上方に突出し
ているので、この筒部の外面に形成されたネジ部にナッ
トを螺合させて、下地材と筒部とを固着するようになっ
た床束が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
床束では、据付完了後に、筒部の上端やナットが下地材
の上面に突出している為、この下地材の上に直接、フロ
ア下地合板などを設けることができない。その上、据付
時の作業性が悪く、かつ、据付後には横揺れに対して弱
いという問題がある。
【0004】本発明はこのような点に鑑み、下地材の上
面に、何等の突出物もなく設置でき、かつ、作業性の良
い調整床束を提供するにある。また、本発明は据付後の
横揺れに強い調整床束を提供するにある。更に、本発明
は構造が簡単で、希望高さでの固定が可能な調整床束を
提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の調整床束の技術
的手段は、接着フランジと、支持ボルトと、下地材受け
とからなり、支持ボルトは接着フランジに回転自在に立
設され、支持ボルトと下地材受けとは螺合していて、支
持ボルトの回転によって下地材受けが昇降し、下地材受
けのフランジが下地材の下面に固着されるようになった
ことにある。
【0006】また、接着フランジ、及び下地材受けのフ
ランジは略楕円形にするのがよい。更に、支持ボルトの
下端を、接着フランジの底面に螺合するボルト押えで回
転自在に保持するようにしてもよい。更に、ボルト押え
の立柱部を支持ボルト下端に嵌入させ、支持ボルト内に
設けられた中間仕切壁と立柱部の頂部とをネジ締めし
て、支持ボルトを回転止めするようにしてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の調整床束の実施の形態
を、図面の実施例に基づいて説明する。1は床束、2は
コンクリート床面、3は大引や根太などの下地材であ
る。コンクリート床面2は地面にコンクリートを打設し
た、いわゆるベタ基礎や、建物の2階以上のコンクリー
トスラブ面などである。
【0008】床束1は、接着フランジ4と、支持ボルト
5と、下地材受け6とからなり、いずれも硬質プラスチ
ック製である。接着フランジ6は略楕円形で、接着剤を
用いて、コンクリート床面3上に固着される。また、接
着強度を高める為に、フランジの板面には小孔7が多数
設けられ、かつ、フランジ端には釘穴8が穿設されてい
る。
【0009】接着フランジ4には、支持ボルト5が回転
自在に立設されている。10はボルト押えで、フランジ
4の底面に設けられた穴11に螺着される。12はボル
ト押え10の底面中央に設けられた回転工具用の6角孔
である。また、ボルト押え10の上面中央には立柱部1
3が設けられ、この立柱部は支持ボルト5の下端に嵌入
している。なお、ボルト押え10で止められた状態で、
支持ボルト5の回転は自由である。支持ボルト5の上部
には6角孔14が設けられているので、ここに工具を挿
し込み、支持ボルト5を回転させる。
【0010】支持ボルト5には下地材受け6が螺合して
いて、ボルト5を回転させると、下地材受け6が昇降す
る。下地材受け6のフランジ9は略楕円形で、その端部
には釘穴15が設けられている。この下地材受け6の上
に、大引などの下地材3が載置される。この際、支持ボ
ルト5は、下地材3に予め設けられた孔16に嵌り込
む。
【0011】次に、前記の調整床束の使用法について説
明する。先ず、下地材3に、支持ボルト嵌入用の孔16
を必要な箇数穿設する。そして、この各孔に床束の支持
ボルト5を嵌め込み、下地材受け6のフランジ9を、下
地材3下面に釘やネジ止めで固定する。下地材3への全
ての床束の取付けが完了すると、床束下端の接着フラン
ジ4の底面に接着剤を塗布して、コンクリート床面2に
載置し、接着固定させる。この際、釘などで仮止めして
も良い。
【0012】このようにして据付けた下地材3は、コン
クリート床面2の不陸などによって水平でないので、次
に床束1の高さを調節して、水平レベルを調整する。こ
の手順は、下地材3の上方から孔16を通して、工具を
支持ボルト5の6角孔14に挿し込み、支持ボルト5に
回転を加える。この回転によって下地材受け6が上下に
移動するので、これにより下地材3の水平レベルを調整
し、次にこの状態で固定させる。
【0013】この固定方法は、タッピングネジ17で支
持ボルト5と接着フランジ4(ボルト押え10)とを固
着して、回転止めする。即ち、支持ボルト5の筒内には
中間仕切壁18があって、その中央部には小孔19が設
けられており、また、ボルト押え10の立柱部13の頂
部にも小孔20が設けられているので、重なり合った両
小孔19、20にタッピングネジ17や通常のネジなど
をネジ込んで締め付ける。この結果、支持ボルト5は回
転できなくなるので、下地材受け6の高さはその位置で
固定されることになり、下地材3の水平レベルは長期に
互って安定的に保持される。
【0014】なお、接着フランジ4及び下地材受け6の
フランジ9は、いずれも略楕円形であるので、取付け時
には、下地材受け6のフランジ9を、下地材3の長手方
向に沿わせて取付け、他方、接着フランジ4は下地材3
と直交する方向に向けて床面に固定することにより、横
方向の力に対しての安定性が良くなって、揺れを防止で
きる。その上、下地材3と下地材受け6との固定時や、
接着フランジ4と床面2との固定時に、釘止めやネジ止
めをする際には、他方のフランジを直交方向に向けれ
ば、作業の邪魔にならない。
【0015】本発明は前記の実施例に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で自由に変形実
施可能である。特に、接着フランジ4と支持ボルト5と
の結合構造、支持ボルト5と工具との結合方式、高さ固
定手段などは自由に設計変更可能である。
【0016】
【発明の効果】本発明の調整床束は、下地材受けを下地
材の下面に固着し、接着フランジをコンクリート床面に
固着するだけで下地材を設置でき、施工時の作業性が良
い上に、支持ボルトを回転させるだけで、下地材の水平
レベルの調整を行うことができる。また、本発明では、
支持ボルトの上部が下地材の孔に完全に嵌り込んで、下
地材の上には何も突出しないので、この下地材の上に直
接、フロアの下地合板を敷くことができる。更に、この
フロア下地合板に穿孔しておけば、合板の上からでも水
平レベルの調整が可能である。更に本発明は構造が簡単
で、低コストで製造可能であるなどの利点を有する。
【0017】請求項2のものでは、接着フランジと、下
地材受けのフランジが共に略楕円形であるので、据付後
の横揺れに対して強く、かつ、据付作業時に他方のフラ
ンジが邪魔にならない。
【0018】請求項3のものでは、ボルト押えで支持ボ
ルトの下端を支える構造であるから、簡単な構造で、支
持ボルトを回転自在に、かつ安定よく支持可能である。
【0019】請求項4のものでは、ネジ締めで、支持ボ
ルトの回転止めを図るので、水平レベルを調整した後の
高さ固定が簡単で、この結果、長期に互って水平レベル
の保持が可能である。また、ネジを締込むだけだから、
作業は極めて簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の調整床束の斜視図。
【図2】使用状態の断面図。
【符号の説明】
1 床束 2 コンクリート床面 3 下地材 4 接着フランジ 5 支持ボルト 6 下地材受け 7 小孔 8、15 釘穴 9 下地材受けのフランジ 10 ボルト押え 11 穴 12、14 6角孔 13 立柱部 16 下地材の孔 17 タッピングネジ 18 中間仕切壁 19、20 小孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接着フランジと、支持ボルトと、下地材
    受けとからなり、支持ボルトは接着フランジに回転自在
    に立設され、支持ボルトと下地材受けとは螺合してい
    て、支持ボルトの回転によって下地材受けが昇降し、下
    地材受けのフランジが下地材の下面に固着されるように
    なった調整床束。
  2. 【請求項2】 接着フランジ、及び下地材受けのフラン
    ジがいずれも略楕円形である請求項1記載の調整床束。
  3. 【請求項3】 支持ボルトの下端を、接着フランジの底
    面に螺合するボルト押えで回転自在に保持するようにな
    った請求項1記載の調整床束。
  4. 【請求項4】 ボルト押えの立柱部が支持ボルト下端に
    嵌入しており、支持ボルト内に設けられた中間仕切壁と
    立柱部の頂部とをネジ締めして、支持ボルトを回転止め
    するようになった請求項3記載の調整床束。
JP11178199A 1999-04-20 1999-04-20 調整床束 Expired - Lifetime JP3455132B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004332480A (ja) * 2003-05-12 2004-11-25 Joto Techno Co Ltd 逆スラブ方式の建物の基礎構造
JP2020051207A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 フクビ化学工業株式会社 フロアポスト
JP2020165079A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 日鉄建材株式会社 高さ調整部材、基礎構造、及び立ち上がり部材の高さ調整方法

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