JPH0739365B2 - 改良された混合アルデヒド生成物の分離 - Google Patents

改良された混合アルデヒド生成物の分離

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JPH0739365B2
JPH0739365B2 JP3319649A JP31964991A JPH0739365B2 JP H0739365 B2 JPH0739365 B2 JP H0739365B2 JP 3319649 A JP3319649 A JP 3319649A JP 31964991 A JP31964991 A JP 31964991A JP H0739365 B2 JPH0739365 B2 JP H0739365B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、分岐鎖アルデヒド及
び直鎖アルデヒドの両者を同時に及び別々に回収するた
めに粗アルデヒド生成混合物を精製するための方法に向
けられている。より好ましくは、この発明は、分岐鎖及
び直鎖アルデヒドの粗アルデヒド生成混合物を単一の蒸
留カラムにおいて蒸留して同時に3つの別々の生成物流
(即ち、1種の精製された分岐鎖アルデヒド流及び2種
の異なる精製された直鎖アルデヒド流)を得ることに向
けられている。
【0002】
【発明の背景】ロジウム−燐複合触媒及び遊離の燐リガ
ンドの存在下における、オレフィン系不飽和有機化合物
の一酸化炭素と水素(より普通には、合成ガス又はsy
nガスと呼ばれる)によるヒドロホルミル化によるアル
デヒドの製造のための方法は当業者には良く知られてい
る;例えば、米国特許第3,527,809号のベーシ
ックな低圧オキソヒドロホルミル化法及び米国特許第
4,148,830号;4,247,486号及び4,
593,127号のロジウム−触媒気液再循環ヒドロホ
ルミル化法がある。その結果のアルデヒド生成物は、オ
レフィン出発物質に対応するノルマル(直鎖)及びイソ
(分岐鎖)アルデヒドの混合物であり、このオレフィン
のエチレン性の基(例えば、−CH=CH2 )の炭素原
子の1つにホルミル基(−CHO)が加わることから生
じる。例えば、プロピレンのヒドロホルミル化は、n−
ブチルアルデヒド[CH3 CH2 CH2 CHO]及びイ
ソ−ブチルアルデヒド[CH3 CH(CHO)CH3
を生成する。一般に、そのようなヒドロホルミル化法
は、好ましくは、ノルマル(直鎖)異性体に富むアルデ
ヒド生成物を生成するように設計される。
【0003】その上、米国特許第4,148,830号
及び4,247,486号において教示されるように、
そのような連続ヒドロホルミル化法は、生来的に、高沸
点液体アルデヒド縮合副産物を生成する(例えば、2量
体、3量体及び4量体)が、それらは、他の液体重質分
と同様に、ヒドロホルミル化法のための溶媒として働き
得る。従って、少量のそのような高沸点物質は、常に変
わらずに、初期アルデヒド生成物の軽質分(例えば、一
酸化炭素、水素、未反応のアルキレン、アルカン副産物
等)からの分離(連続気体リサイクルヒドロホルミル化
法の場合)又は初期アルデヒド生成物の軽質分及び触媒
含有溶液からの分離(連続液体リサイクルヒドロホルミ
ル化法の場合)の後においてさえ得られる粗アルデヒド
生成混合物中に含まれる。実際、精製された分岐鎖アル
デヒド(例えば、イソ−ブチルアルデヒド)を得且つ直
鎖アルデヒド(例えば、n−ブチルアルデヒド)を残す
ために低沸点の分岐鎖アルデヒドを高沸点のノルマル直
鎖アルデヒド対応物質から分離した後でさえ、そのノル
マルアルデヒド生成物は、依然として、そのような有機
重質分をその最終的利用のために所望される量より多く
含み得る。
【0004】それ故に、そのような従来の連続ロジウム
触媒ヒドロホルミル化法から生成するそのような粗アル
デヒド生成混合物の直鎖アルデヒド生成物から、2つの
別々の蒸留カラムの利用を含む2ステップ蒸留手順によ
って、分岐鎖アルデヒド生成物を精製し分離するという
のがこの分野での従来の手順であった。例えば、精製さ
れた分岐鎖アルデヒド(例えば、イソ−ブチルアルデヒ
ド)が、初めに、粗アルデヒド生成混合物から初期蒸留
カラムにおける蒸留により分離され、次いで、残留ノル
マル(直鎖)アルデヒド(例えば、n−ブチルアルデヒ
ド)が、更に、残留高沸点副産物から第二の蒸留カラム
において行なう第二の蒸留により純化又は精製される。
【0005】しかしながら、この粗アルデヒド生成混合
物をそのような二重蒸留手順によって商業的に精製する
ことには2つの主要な欠点が伴う。第一は、そのような
二重蒸留手順を商業レベルで運転するために非常に高い
エネルギーコストが必要になることである。第二に、有
機重質分から出来るだけ多くの直鎖アルデヒドを回収す
るために用いられる高温のために、そのような蒸留手順
の間にその場でそのような重質分に転化することによ
り、相当の量のアルデヒドが失われる。実際、直鎖アル
デヒドの1〜2重量パーセント又はそれ以上程に多い量
がそれ自体その場で重質分に転化することにより失われ
得ると推定され、それは、上述のヒドロホルミル化運転
等の任意の商業的運転(年間に、数億ポンドのアルデヒ
ドを生成し得る)において明らかに重大な量である。
【0006】本出願人が米国において所有し運転するプ
ラントで、本出願を出願する1年以上も前から行なった
商業的運転において、出願人は単一蒸留カラムを用いる
ことを実験したが、そこでは、精製された分岐鎖イソ−
ブチルアルデヒドがオーバーヘッドに蒸留することによ
って得られ、本質的にすべての直鎖n−ブチルアルデヒ
ドが蒸留気体として、同じ蒸留カラムの下方サイドベン
トから採集された。しかしながら、2つの蒸留カラムを
含む従来の2段階蒸留手順を用いる場合のように、この
単一蒸留カラムのサイドベントからの、本質的にすべて
のn−ブチルアルデヒドを得るために必要な蒸留温度
は、本質的に、第二蒸留カラムにおいてn−ブチルアル
デヒドを有機重質分から蒸留する際に従来用いられたの
と同じ高い蒸留温度(例えば、約115〜140℃)で
あり、従って、本質的に、通常第二蒸留カラムで生じる
その場での重質分の形成のために、アルデヒドの同じ型
の不利な損失を引き起こした。
【0007】精製された分岐鎖アルデヒド及び精製され
た直鎖アルデヒドの両者を粗アルデヒド生成混合物から
単一蒸留カラムを用いて同時に分離して、得るためにそ
のような高い蒸留温度を用いる必要はないということを
今見出した。それ故、従来の粗アルデヒド生成混合物を
精製する蒸留に伴うそのような欠点は、本発明の方法に
よって克服することができ又は少なくとも大きく低減す
ることができ、そして下記に一層十分に説明され得る。
【0008】
【発明の要約】それ故、分岐鎖及び直鎖アルデヒドを含
む粗アルデヒド生成混合物を精製するための新規な方法
を提供することがこの発明の目的であり、それは、前記
の粗アルデヒド生成混合物を単一蒸留カラムを用いて蒸
留することにより精製された分岐鎖アルデヒド及び精製
された直鎖アルデヒドを同時に得ること及び分離するこ
とを含む。
【0009】従って、この発明の一般的な面は、本質的
に、前記の生成混合物の全重量に対して約95〜99.
95重量パーセントであり、C4 アルデヒド及びC5
ルデヒドからなる群から選択される直鎖及び分岐鎖アル
デヒドからなる液体粗アルデヒド生成混合物を精製する
ための方法として記載され得、残りは本質的に有機重質
分からなり、前記の方法は、前記の液体粗アルデヒド生
成混合出発物質を蒸留カラムに加えて前記の液体粗アル
デヒド生成混合物を前記の蒸留カラム中でベース温度
(前記の液体アルデヒド生成混合出発物質中の正常の直
鎖アルデヒドの沸点より約1〜35℃高い)で蒸留する
ことを含み、(i) 蒸留カラムの頂上又はその付近から取
り出される本質的に精製された分岐鎖アルデヒドからな
る液体アルデヒド生成物流及び(ii)本質的に精製された
直鎖アルデヒドからなる気化したアルデヒド生成物流
(前記の液体粗アルデヒド生成混合出発物質中に存在す
る直鎖アルデヒドの量の約70重量パーセントを越えず
且つ前記の液体粗アルデヒド生成混合出発物質中に存在
する有機重質分の量の33重量パーセントより少ない
量)を同時に得るようにし、且つ(iii) ここに本質的に
直鎖アルデヒドからなる残留精製液体アルデヒドは蒸留
カラムの底又はその付近から回収され、前記の回収され
た精製液体アルデヒド中に存在する有機重質分の量が蒸
留カラムに供給されたアルデヒドの総量の約1重量パー
セントに液体粗アルデヒド生成混合出発物質中に存在す
る有機重質分の量の少なくとも約67重量パーセントを
加えるたものより少ない。
【0010】
【好ましい実施態様の説明】ここで用いる粗アルデヒド
液体生成混合物は、遊離の有機燐リガンドの存在におい
て行なわれる任意の従来の金属(好ましくは、ロジウム
複合体)触媒ヒドロホルミル化法から得ることが出来
る。そのようなオキソ法及びその条件は、米国特許第
4,148、830号;4,247,486号;4,5
93,127号及び米国特許出願第370,806号
(1989年6月23日出願)(その完全な開示を本明
細書中に参考として援用する)の連続液体及び気体リサ
イクル法により説明されているようにこの分野では良く
知られている。そのようなヒドロホルミル化法は、一般
に、オレフィン化合物をアルデヒド生成物、可溶性ロジ
ウム−有機燐複合触媒、遊離の有機燐リガンド及び沸点
の一層高いアルデヒド縮合副産物を含む液体反応媒質中
で水素及び一酸化炭素と反応させることによりノルマル
直鎖異性体に富むアルデヒドの生成を含む。
【0011】ヒドロホルミル化反応を行なう特定の方法
及び用いた特定のヒドロホルミル化反応条件は主題の発
明にとり臨界性のものでなく、個々の要求に応じて大き
く変えて特定の所望のアルデヒド生成物を生成するよう
に調整し得るということは、当然、理解されるべきであ
る。
【0012】従って、このヒドロホルミル化法のオレフ
ィン出発材料反応物質(それからこの発明の粗液体アル
デヒド生成出発物質を誘導し得る)は、3又は4炭素原
子を含み得る。オレフィンの例は、プロピレン、1−ブ
テン、2−ブテン(シス又はトランス)、及び2−メチ
ルプロペン(イソブチレン)である。異なるオレフィン
出発物質の混合物は、所望するならば用い得るといるこ
とは、当然、理解される。例えば、1−ブテン及び2−
ブテンの混合物を出発オレフィンとして、ときどき用い
ることはありふれたことである。最も好ましいオレフィ
ンはプロピレンである。
【0013】同様に、任意の従来のロジウム−燐複合触
媒を用いることが出来、そのような触媒並びにそれらの
調製の方法はこの分野では良く知られている。そのよう
なロジウム−燐複合触媒は、従来そのようなヒドロホル
ミル化法に対して提出されたロジウム−有機ホスフィン
又はロジウム−有機ホスフィット複合ヒドロホルミル化
触媒等の任意のロジウム−有機燐複合体を含み得る。そ
のような触媒の混合物も又、所望するならば用い得るこ
とは当然である。更に、所定の方法に必要な反応媒質中
に存在する複合触媒の量は、用いられる所望のロジウム
金属濃度を与えるために必要な最少量だけであり且つそ
れは、少なくとも、特定の所望のヒドロホルミル化法を
触媒するために必要なロジウム金属の触媒量について基
礎となる。一般に、約10〜1000ppm(遊離の金
属として計算)の範囲のロジウム金属濃度が殆どのヒド
ロホルミル化法に対して十分である。一般に、約10〜
700ppmのロジウムを用いるのが好ましく、25〜
500ppmは更に好ましい(遊離の金属として計
算)。
【0014】上記のように、このヒドロホルミル化法
は、遊離の燐リガンド、即ち用いられるロジウム複合触
媒と複合していないリガンドの存在において行なわれ
る。しかしながら、一般に、この遊離の燐リガンドはロ
ジウム−燐複合触媒の燐リガンドと同じであるのが好ま
しいが、そのようなことは必要でなく、所望するなら
ば、異なるリガンドを所定の方法において用いることが
出来る。従って、ロジウム−有機燐複合触媒の場合のよ
うに、任意の従来の有機燐リガンドが、遊離のリガンド
として用いることが出来、そのようなリガンド並びにそ
れらの調製方法は、この分野においては良く知られてい
る。そのような遊離の燐リガンドは、そのようなヒドロ
ホルミル化法に対して従来提供された任意の有機ホスフ
ィン又は有機ホスフィットリガンドを含み得る。そのよ
うなリガンドの混合物も又、所望するならば用い得るこ
とは当然である。従って、このヒドロホルミル化法は、
遊離の燐リガンドの任意の過剰量(例えば、反応媒質中
に存在するロジウム金属1モル当り少なくとも1モルの
遊離の燐リガンド)において行ない得る。用いる遊離の
燐リガンドの量は、一般に、所望のアルデヒド生成物、
及び用いるオレフィン及び複合触媒にのみ依存する。従
って、反応媒質中に存在する遊離の燐リガンドの量は、
存在するロジウム1モル当り約2〜300モル或はそれ
以上の範囲が殆どの目的に適している。例えば、一般
に、多量の遊離のトリアリールホスフィンリガンド、例
えば、トリフェニルホスフィン、例えばロジウム1モル
当り50モルより多い、一層好ましくは100モルを越
える遊離のリガンドが、満足すべき触媒活性及び/又は
触媒安定化を達成するために、好ましく、用いられてき
たが、他方、他の有機燐リガンド、例えば、アルキルア
リールホスフィン及びシクロアルキルアリールホスフィ
ン及び/又は有機ホスフィットは、反応媒質中に存在す
る遊離のリガンドの量が存在するロジウム1モル当り1
〜100モル、より好ましくは15〜60モル程度に少
ないときに、あるオレフィンのアルデヒドへの変換速度
を過度に減じることなく許容出来る触媒安定性及び反応
性を与えることを助成し得る。一層特には、ロジウム−
燐複合触媒の例及び遊離の燐リガンドの例は、例えば、
米国特許第3,527,809号;4,148,830
号;4,247,486号;4,283,562号;
4,400,548号;4,482,749号;4,4
96,748号;4,599,206号;4,668,
651号;4,716,250号;4,717,775
号;4,731,486号;4,737,588号;
4,748,261号;4,769,498号;4,7
74,361号;4,885,401号;PCT特許出
願、公表第WO80/01690(1980年8月21
日公表)に開示されたものを含む。一層好ましい挙げる
ことの出来るリガンド及び複合触媒の内には、例えば、
米国特許第3,527,809号及び4,148,83
0号及び4,247,486号のトリフェニルホスフィ
ンリガンド及びロジウム−トリフェニルホスフィン複合
触媒;米国特許第4,283,562号のアルキルフェ
ニルホスフィン及びシクロアルキルフェニルホスフィン
リガンド、及びロジウム−アルキルフェニルホスフィン
及びロジウム−シクロアルキルフェニルホスフィン複合
触媒;及び米国特許第4,599,206号;4,73
7,588号;4,717,775号;4,774,3
61号;4,668,651号及び4,748,261
号の有機ホスフィットリガンド及びロジウム−有機ホス
フィット複合触媒がある。最も好ましいリガンドは、ト
リフェニルホスフィン(TPP)であり、他方、好まし
い触媒は、ロジウム−TPP複合体である。
【0015】更に上述のように、このヒドロホルミル化
反応は、一層沸点の高いアルデヒド縮合副産物の存在に
おいて行なわれる。そのような沸点の一層高いアルデヒ
ド副産物(例えば、2量体、3量体及び4量体)をヒド
ロホルミル化法の間に、例えば、米国特許第4,14
8,830号;4,247,486号;4,593,1
27号及び米国特許出願第370,806号(1989
年6月23日出願)において一層十分に説明されたよう
に、その場で生成することはそのような連続ヒドロホル
ミル化反応の性質である。そのようなアルデヒド副産物
は、液体触媒リサイクル法について優秀なキャリアーと
なる。実際、所望するのならば、連続法の開始において
任意の適当な溶媒を用いることが出来る(所望のアルデ
ヒド生成物に対応するアルデヒド化合物が好ましい)
が、第1次の溶媒は、通常、結局、そのような連続法の
性質のために、アルデヒド生成物及び沸点の一層高いア
ルデヒド縮合副産物の両者を含むことになる。アルデヒ
ド縮合副産物も又、所望するならば、機能を果たし、従
って用い得るのは当然である。反応媒質中に存在するそ
のような沸点の一層高いアルデヒド副産物の量は広い範
囲にわたることができ、一般に、装置制約及び製造すべ
き特定のアルデヒド生成物によってのみ支配されるとい
うことも又明白である。例えば、最初に、ヒドロホルミ
ル化反応は、ロジウム複合触媒についての溶媒としての
少量の沸点の一層高いアルデヒド縮合副産物の不存在又
は存在において行なうことができ、又はその反応は、全
液体反応媒質に対して70重量パーセント以上の、又は
90重量パーセント及びそれ以上でも、そのような縮合
副産物の存在において行なわれ得る。一般に、アルデヒ
ド対沸点の一層高いアルデヒド縮合副産物の重量比約
1:4〜20:1の範囲が、殆どの目的に十分である。
同様に、所望するならば、少量の他の従来の有機補助溶
剤が存在しても良いということは理解されるべきであ
る。
【0016】このヒドロホルミル化反応条件は、上述の
ように、広い範囲にわたって変え得るが、一般に、この
方法が、水素、一酸化炭素及びオレフィン不飽和出発化
合物の約1500psia (105kg/cm2A)より低い、好ま
しくは約450psia (32kg/cm2A)より低い、更に好ま
しくは約350paia (25kg/cm2A)より低い全ガス圧に
おいて運転されることが一層好ましい。反応物質の最小
全圧は、特に臨界性のものではなく、反応の所望の速度
を得るために必要な反応物質の量によってのみ主として
制限される。より詳細には、この発明のヒドロホルミル
化法の一酸化炭素分圧は、好ましくは、約1〜120ps
ia (0.07〜8.4kg/cm2A)であり、より好ましく
は、約3〜90psia (0.2〜6.3kg/cm2A)であり、
水素分圧は、好ましくは、約10〜160psia (0.7
〜11kg/cm2A)であり、より好ましくは、約15〜10
0psia (1.1〜7kg/cm2A)である。一般に、気体水素
対一酸化炭素のH2 :COモル比は、約1:10〜10
0:1に及び又はそれ以上の範囲が良く、より好ましい
水素対一酸化炭素モル比は約1:1〜50:1である。
【0017】更に、上述のように、このヒドロホルミル
化法は、約50〜145℃の反応温度において行なわれ
得る。しかしながら、一般に、約60〜120℃、より
好ましくは、約75〜115℃の反応温度におけるヒド
ロホルミル化が好ましい。
【0018】従って、ここに言及したように、この発明
の出発物質として用い得る粗アルデヒド液体生成混合物
は、本質的に、アルデヒド及び有機重質分及び多分この
ヒドロホルミル化法で用いられる遊離の有機燐リガンド
の幾つかからなり、好ましくは、初期アルデヒド生成物
のその軽質分(例えば、アルデヒド生成化合物より低い
沸点を有する化合物)からの分離の後(連続気体リサイ
クルヒドロホルミル化法の場合)か、又は、初期アルデ
ヒド生成物のその軽質分及び触媒を含む溶液からの分離
の後(連続液体リサイクルヒドロホルミル化法の場合)
に得られる。
【0019】上述のように、本発明で用い得る粗アルデ
ヒド生成混合物中のアルデヒドは、前記の生成混合物が
誘導されるヒドロホルミル化法のオレフィン出発物質に
依存し、そのようなアルデヒドは、プロピレン及びブチ
レンからそれぞれ誘導されるC4 及びC5 アルデヒドの
ように、4又は5炭素原子を含み得る。更に、そのよう
なアルデヒドは、ノルマル(直鎖)及びイソ(分岐鎖)
アルデヒドの両者の混合物として生成するということは
理解される。従って、アルデヒド生成物の例は、n−ブ
チルアルデヒド(n−ブタナール)及びイソ−ブチルア
ルデヒド(イソ−ブタナール)のC4 アルデヒド混合
物、及びn−バレルアルデヒド(n−ペンタナール)及
び異性分岐鎖ペンタナール[即ち、2−メチルブチルア
ルデヒド、3−メチルブチルアルデヒド及び/又はピバ
アルデヒド(pivaldehyde )]のC5 アルデヒド混合物
を含む。前記のアルデヒド混合物は、約1:1から5
0:1又はそれ以上程に高いノルマル対分岐鎖異性アル
デヒドのモル比を含むことができ、ノルマルアルデヒド
の富化の上限は、粗アルデヒド生成混合出発物質を与え
るヒドロホルミル化法によってのみ支配される。
【0020】同様に、本発明で用い得る粗アルデヒド生
成混合物中に含まれる有機重質分は任意の有機溶媒及び
前記の生成混合物が誘導されるヒドロホルミル化法の直
鎖アルデヒド生成化合物より高い沸点を有する有機副産
物を含む[上述の液体アルデヒド縮合副産物(2量体、
3量体、4量体等)等(例えば、米国特許第4,14
8,830号)及び他の普通の沸点の一層高い副産物
(例えば、対応するアルカノール)]。そのような粗ア
ルデヒド生成混合物は、幾らかの少量の残留軽質分(例
えば、未反応オレフィン及び副産物アルカン)及び有機
燐混入物(例えば、遊離の有機燐リガンド及び/又はそ
の対応する酸化物)、及びアルキル置換燐化合物(その
場で形成する又はヒドロホルミル化法において故意に使
用した結果として存在し得る)をも含み得ることは、当
然、理解される。
【0021】例えば、ここで用い得る粗液体アルデヒド
生成混合出発物質は、上で引用した特許において記載さ
れたような、好ましくは、米国特許第4,247,48
6号及びINDICATIONS(1982/83 年、 冬) 中の参考記事、
The International Journalof Davy McKee、 p1、p20 〜2
8、 英国、ロンドン、Davy Corporationの公開業務部門
が出版)により説明された気体リサイクルヒドロホルミ
ル化法から誘導され得る。同様に、ここで用い得る粗液
体アルデヒド生成混合物は、上で引用した特許において
記載されたように液体触媒リサイクル法から誘導され
得、好ましくは、例えば、米国特許4,593,127
号の図1の第1次反応器システム、カナダ特許第1,2
02,326号及び本願と同一出願人の米国特許出願第
370,806号(1989年6月23日出願)並びに
出願人の同時に出願した米国特許出願第
(表題は、改良されたヒドロホルミル化法で、軽質分を
アルデヒド生成混合物から分離するための新規な方法に
向けられており、その出願の完全な開示がこの明細書中
に参考として含まれる)により説明される。好ましく
は、ここで用い得る粗アルデヒド液体生成混合物は、液
体触媒リサイクルヒドロホルミル化法から誘導される。
更に、前記の従来技術により見られたように、及び気体
リサイクル法の場合のように、軽質分の少なくとも大部
分を、分岐鎖アルデヒド異性体の沸点の一層高い直鎖ア
ルデヒドからの分離の前に液体触媒リサイクル法のアル
デヒド生成混合物から除去することが好ましい。しかし
ながら、如何なる型の精製ステップが軽質分及び/又は
有機燐混入物を液体触媒リサイクル法から得られる粗ア
ルデヒド生成混合物から分離することが試みられたか又
は試みられなかったかにかかわらず、粗アルデヒド生成
混合物をこの発明の方法の液体出発物質として用いる前
に、上述のINDICATIONS の記事の23頁の図のカラム7
により示されるような安定器に通すことが好ましい。
【0022】従って、ここで用い得る粗アルデヒド液体
生成混合物は、本質的に、約95〜99.95重量パー
セントの、好ましくは約97〜99.95重量パーセン
トのアルデヒド(前記の液体生成混合物の総重量に対し
て)からなって良く、前記の液体生成混合物の残りは、
本質的に、有機重質分からなる。
【0023】従って、本発明を図示する添付の図を参照
すると、この発明の精製方法は、アルデヒド生成物の液
体及び気化流を引き出すための2つのサイドベントを有
する任意の適当な蒸留カラムにおいて行ない得る。従っ
て、前記の蒸留カラムは、任意の蒸留又は充填カラム又
は、主題の蒸発が起こり得る他の適当な気化装置(1
0)を含む。例えば、"Chemical Engineering Handboo
k"、 PerryトChilton、 第5版、 13-3頁図13-1、13-19頁図1
3-18、及び13-50頁;"Unit Operations in Chemical Engi
neering"、 McCabeトSmith、 第3版、 548 頁参照。カラム
における実際のパッキン又はトレイの型は、この発明の
重要部分ではなく、任意の型のトレイ又はパッキンを用
いることが出来る。更に、用いるトレイ又は分離段階の
数は重要ではなく、所望の分離をもたらすのに十分であ
ることが必要なだけである。従って、液体粗アルデヒド
生成混合出発物質(管路2)は、沸点の近い異性体(n
−ブチルアルデヒド及びイソ−ブチルアルデヒド等)
を、例えば、カラムの頂部及び底部の両方から幾らか離
れた点で、好ましくは、カラムの中央付近で分離するた
めに、通常の方法で蒸留カラムに導入される。又、アル
デヒド生成混合出発物質を導入する正確な点はこの発明
にとって重要ではなく、好ましくは、標準的工学プラク
チスによって決定し得る。
【0024】液体粗アルデヒド生成混合出発物質を、次
いで、蒸留して精製された液体分岐鎖イソ−アルデヒド
及び精製された直鎖ノルマルアルデヒドの両者、並びに
軽質分を同時にそこから除去する。例えば、気化した軽
質分(即ち、分岐鎖アルデヒドより低い沸点を有する物
質、例えば、未反応オレフィン、アルカン等)は、オー
バーヘッド(管路4)から取り出され、それらは、所望
により、冷却し(冷却器15)そして一部又は完全に凝
縮する(キャッチポット17)ことが出来る。非凝縮分
はパージし(管路6)、凝縮分(例えば、水)は回収又
はパージする(管路3)。更に、所望するならば、凝縮
されたオーバーヘッドの幾らかを、還流として役立つよ
うにカラムに(管路7を通して)戻すことが出来る。
【0025】精製された分岐鎖イソ−アルデヒド(直鎖
ノルマルアルデヒドより軽い、即ち、低い沸点を有す
る)は、蒸留カラムの頂部又はその付近において取り出
すことが出来る。好ましくは、前記の分岐鎖イソ−アル
デヒドは、液体粗アルデヒド生成混合出発物質を供給す
る点より上のどこかで、液体側流(管路8)として取り
出される。その正確な点は重要ではなく、好ましい点
は、標準的工学プラクチスにより決定し得る。
【0026】同時に精製された気化した直鎖ノルマルア
ルデヒドは、蒸気側流(管路12)として、液体粗アル
デヒド生成混合出発物質を供給する点より下のどこか
で、取り出される。又、そのような取り出すための正確
な点は重要ではなく、好ましい点は、標準的工学プラク
チスにより決定され得る。更に、所望するならば、蒸気
エントレインメント分離機(示していない)を用いて気
化した直鎖アルデヒド流から液体をカラムに戻すことが
出来るが、そのようなエントレインメント分離機は、こ
の発明の方法の実施態様の必要な又は不可欠な部分では
ない。
【0027】残留する精製液体アルデヒドは、カラムの
底又はその付近から回収される(管路14)。更に、所
望するならば、カラムの底から出た直鎖アルデヒドの一
部をリボイラー(20)において加熱し、カラムに戻す
ことが出来る。液体底部アルデヒド生成物は、本質的
に、直鎖アルデヒドからなり、前記の回収された精製液
体アルデヒド中に存在する有機重質分の量は、蒸留カラ
ムに供給されるアルデヒドの総量の約1重量パーセント
に液体粗アルデヒド生成混合出発物質中に存在する有機
重質分の量の少なくとも約67重量パーセントを加えた
ものより少ない。
【0028】この発明の精製法における液体粗アルデヒ
ド生成混合出発物質の蒸留は、蒸留カラムにおけるベー
ス温度[液体粗アルデヒド生成混合出発物質中の直鎖ア
ルデヒドの標準沸点(即ち、14.7psia (1.03kg
/cm2A)における)より約1〜35℃、好ましくは、約1
0〜35℃高い範囲]、蒸留カラムの頂部圧力、約1〜
30psig (0.07〜2.1kg/cm2G)、好ましくは、約
1〜15psig (0.07〜1.1kg/cm2G)のような条件
下で行なわれ得る。気化した軽質分及び分岐鎖アルデヒ
ドが取り出される蒸留域の頂部部分における条件(例え
ば、温度、圧力、還流速度等)は、狭い臨界性のもので
なく、そのような軽質分を取り出し、前記の液体アルデ
ヒド側流(本質的に、液体粗アルデヒド生成混合出発物
質中に存在する分岐鎖アルデヒドの少なくとも99重量
パーセント及び有機重質分の量の約1重量パーセントよ
り少ない量からなる)を得るという所望の結果を達成す
るために必要な明白な実際の処理条件に1次的に依存す
るだけである。更に、好ましくは、そのようにして得ら
れる液体分岐鎖アルデヒドの量は、本質的に、液体粗ア
ルデヒド生成混合出発物質中に存在する分岐鎖アルデヒ
ドの量に等しい。アルデヒド化合物の蒸留に必要な熱は
任意の従来の熱交換機により供給され得るということ
は、当然、理解されるべきである。更に、最良の結果及
び所望の効率を達成するために必要な主題の発明の最適
条件は、この主題の発明の利用における経験に依存する
が、実験のある測定のみが所定の状態について最適のそ
れらの条件を確かめるために必要であり、そのようなこ
とは当業者の良く知るところであり、ここに説明するよ
うに、この発明のより好ましい面に従って、及び/又は
簡単な日常の実験により、容易に得ることが出来る。例
えば、一般に、蒸留圧が高い程、必要とする温度は高く
なり、圧力が低い程、必要とする温度は低くなる。
【0029】一般に、この発明の方法におけるベース温
度及び圧力条件を、前記の側流から得られる精製された
気化した直鎖アルデヒドの量が液体粗アルデヒド生成混
合出発物質中に存在する直鎖アルデヒドの量の約70パ
ーセントより多くならないように、そして前記の精製さ
れた気化した直鎖アルデヒドが前記の液体粗アルデヒド
生成混合出発物質中に存在する有機重質分の量の約33
重量パーセントより少ない量を含むように相互に関連さ
せるのが好ましい。従って、ベース条件は、液体粗アル
デヒド生成混合出発物質中に存在する直鎖アルデヒドの
少なくとも約5〜70重量パーセントを越えない量が取
り出されて前記の気化した直鎖アルデヒド側流から得ら
れるように相互に関連させるのが好ましい。同様に、前
記の条件は又、そのようにして得られた前記の精製され
た気化した直鎖アルデヒドが液体粗アルデヒド生成混合
出発物質中に存在する有機重質分の量の約0〜33重量
パーセントを含むように相互に関連させるのが好まし
い。より好ましくは、そのようにして得られた前記の精
製直鎖アルデヒドは、液体粗アルデヒド生成混合出発物
質中に存在する有機重質分の量の約10重量パーセント
より少ない量を含む。
【0030】残留の精製液体アルデヒド生成物は、蒸留
カラムの底からの液体の流れとして容易に取り出されて
回収され、本質的に、液体粗アルデヒド生成混合出発物
質中に存在する直鎖アルデヒドの量の約30〜95重量
パーセントの量の直鎖アルデヒドからなり且つ前記の回
収された精製液体アルデヒド中に存在する有機重質分の
量は、蒸留カラムに供給されたアルデヒドの総量の約1
重量パーセントに液体粗アルデヒド生成混合出発物質中
に存在する有機重質分の量の少なくとも約67重量パー
セント、好ましくは少なくとも約90重量パーセント、
を加えたものより少ない。
【0031】この発明の精製方法は、実際、上述したよ
うな従来の二重蒸留手順を省くことにより非常に大きい
エネルギーコストの節約を与えるだけでなく、従来の蒸
留手順において付随する有機重質分へのその場での変換
による上述したアルデヒドの損失をも排除するか又は少
なくとも大いに最小化するという点において独特であ
り、同時に又、単一蒸留カラムからの3種の異なる精製
アルデヒド生成物流の回収をも与える。
【0032】ヒドロホルミル化されたアルデヒド生成物
が、多くの周知の従来からの利用を有するということ
は、当然、初歩的なことである。最も好ましくは、その
ようなアルデヒド生成物は、更に、アルコール及び他の
有用な溶剤を製造するために、従来から用いられてい
る。
【0033】下記の実施例は、本発明の説明であり、制
限的と見なされるべきではない。この明細書及び添付の
特許請求の範囲における、すべての、部、パーセンテー
ジ及び比率は、他の指示がない限り重量によるものであ
り、与えられるロジウムの量は遊離の金属として計算し
てある。
【0034】
【実施例】実施例1 下記の電算機処理した(計算した)実験は、主題の発明
を示す。図に従って、約18,600 lbs/時間 (84
40kg/ 時間) の粗混合ノルマル及びイソ−ブチルアル
デヒド(約0.2重量%のイソ−ブチルアルデヒドより
軽い成分及び約0.4重量%のノルマルブチルアルデヒ
ドより重い成分を含む)が、流れ2として、105の理
論トレイを有する蒸留カラムの底から、61番目の理論
トレイに供給される。軽質不純物が幾らかの分岐鎖アル
デヒドと共にカラムの頂上から取り出され、冷却器15
により部分凝縮され、キャッチポット17において採集
される。その結果の液体の流れの幾らかは、流れ7とし
て還流させるためにカラムに戻す;約200 lb /時間
(91kg/ 時間) がこのシステムからパージ流3及び6
として取り出される。約2,100 lb /時間 (950
kg/ 時間) がこの液体側流が、底から103番目の理論
トレイから、イソブチルアルデヒド生成物(流れ8)と
して取り出される。約7,200 lb /時間 (3300
kg/ 時間) の蒸気側流が、底から3番目の理論トレイか
ら、高純度ノルマルブチルアルデヒド生成物(流れ1
2)として取り出される。この蒸気流は、小型のエント
レインメント分離器(示してない)を通って連行液体を
蒸気流から除去する。約9,100 lbs/時間 (410
0kg/ 時間) の液体流が、カラムの底から、第二の精製
されたノルマルブチルアルデヒド生成物(流れ14)と
して取り出される。このカラムのベース蒸留温度は約9
9℃であり、この蒸留カラムの頂部における圧力は約1
0psig (0.7kg/cm2G)である。上部側流(8)のイソ
ブチルアルデヒド含量は約99.9重量%であり;ノル
マルブチルアルデヒド塔底流(14)の重量物質含量は
約0.93重量%であり;供給材料中の重量物質濃度対
下部蒸気側流(12)中の重量物質濃度の比は約30
0:1である。流れ14の重量物質含量は、本質的に、
流れ2の重量物質含量の約100重量%に流れ2の混合
アルデヒド含量の約0.1重量%を加えたものに等し
い。実施例2
【0035】下記の商業システムからの実際の運転デー
タは、主題の発明を示すために与えられる。図に従っ
て、約20,000 lbs/時間 (9000kg/ 時間) の
粗混合ノルマル及びイソブチルアルデヒド(約0.01
重量%のイソブチルアルデヒドより軽い成分及び約0.
4重量%のノルマルブチルアルデヒドより重い成分を含
む)が流れ2として、105の理論トレイを有する蒸留
カラムの底から61番目の理論トレイに供給された。軽
質不純物が幾らかの分岐鎖アルデヒドと共に、カラムの
頂部から取り出され、部分的に冷却器15により凝縮さ
れ、キャッチポット17において採集された。その結果
の液体の幾らかは、流れ5として還流させるためカラム
に戻し;約200 lb /時間 (91kg/ 時間) がパージ
流3及び6としてこのシステムから取り出された。約
2,175 lb /時間 (987kg/ 時間) の液体側流
が、底から103番目の理論トレイから、イソブチルア
ルデヒド生成物(流れ8)として取り出された。約5,
000lb /時間 (2300kg/時間) の蒸気側流が、底
から3番目の理論トレイから、高純度ノルマルブチルア
ルデヒド生成物(流れ12)として取り出された。この
蒸気流は、小型のエントレインメント分離器(示してな
い)を通って連行液体を蒸気流から除去した。約12,
625 lbs/時間 (5727kg/ 時間) の液体流が、カ
ラムの底から、第二の精製されたノルマルブチルアルデ
ヒド生成物(流れ14)として取り出された。カラムの
ベース蒸留温度は約105℃であり、蒸留カラムの頂部
における圧力は約8.5psig (0.6kg/cm2G)であっ
た。上部側流(8)のイソブチルアルデヒド含量は約9
9.6重量%であり;ノルマルブチルアルデヒド塔底流
(14)の重量物質含量は約0.7重量%であり;供給
材料中の重量物質濃度対下部蒸気側流(12)中の重量
物質濃度の比は約36:1であった。流れ14の重量物
質含量は、本質的に、流れ2の重量物質含量の約100
重量%に流れ2の混合アルデヒド含量の約0.04重量
%を加えたものに等しかった。実施例3
【0036】下記の電算機処理した(計算した)実験は
主題の発明を示す。図に従って、約18,950 lbs/
時間 (8596kg/ 時間) の粗混合ノルマル及びイソブ
チルアルデヒド(約0.2重量%のイソブチルアルデヒ
ドより軽い成分及び約2.6重量%のノルマルブチルア
ルデヒドより重い成分を含む)が流れ2として、105
の理論トレイを有する蒸留カラムの底から61番目の理
論トレイに供給される。軽質不純物が幾らかの分岐鎖ア
ルデヒドと共に、カラムの頂部から取り出され、冷却器
15により部分凝縮され、キャッチポット17において
採集される。その結果の液体の流れの幾らかは、還流に
より流れ7としてカラムに戻り;約240 lb /時間
(109kg/ 時間) がパージ流れ3及び6としてこのシ
ステムから除去される。約2,050 lb /時間 (93
0kg/ 時間) の液体側流が、底から103番目の理論ト
レイから、イソブチルアルデヒド生成物(流れ8)とし
て取り出される。約7,200 lb /時間 (3300kg
/ 時間) の蒸気側流が、底から3番目の理論トレイか
ら、高純度ノルマルブチルアルデヒド生成物(流れ1
2)として取り出される。この蒸気流は、小型のエント
レインメント分離器(示してない)を通って任意の連行
液体を蒸気流から除去する。約9,460 lbs/時間
(4290kg/ 時間) の液体流が、カラムの底から、第
二の精製されたノルマルブチルアルデヒド生成物(流れ
14)として取り出される。カラムの基礎蒸留温度は約
101℃であり、蒸留カラムの頂上における圧力は約1
0 psig (0.7kg/cm2G)である。上側側流(8)のイ
ソブチルアルデヒド含量は約99.8重量%であり;ノ
ルマルブチルアルデヒド底流(14)の重量物質含量は
約6.1重量%であり;供給材料中の重量物質濃度の下
側蒸気側流(12)中の重量物質濃度に対する比は約1
61:1である。流れ14の重量物質含量は、本質的
に、流れ2の重量物質含量の約100重量%に流れ2の
混合アルデヒド含量の約0.45重量%を加えたものに
等しい。実施例4
【0037】下記の電算機処理した(計算した)実験は
主題の発明を示す。図に従って、約22,200 lbs/
時間 (9990kg/ 時間) の粗混合ノルマル及びイソブ
チルアルデヒド(約0.1重量%のイソブチルアルデヒ
ドより軽い成分及び約0.3重量%のノルマルブチルア
ルデヒドより重い成分を含む)が流れ2として、105
の理論トレイを有する蒸留カラムの底から61番目の理
論トレイに供給される。幾らかの分岐鎖アルデヒドに伴
う軽い不純物は、カラムの頂上から除去され、部分的に
冷却器15により凝縮され、キャッチポット17におい
て採集される。その結果の液体の流れの幾らかは、還流
により流れ5としてカラムに戻り;約200 lb /時間
(91kg/ 時間) がパージ流れ3及び6としてこのシス
テムから除去される。約6,700 lb /時間 (300
0kg/ 時間)の液体側流(流れ8)が、底から103番
目の理論トレイから、分岐鎖アルデヒド生成物(本質的
に、2−メチルブチルアルデヒド)として取り出され
る。約4,300 lb /時間(1950kg/ 時間)の蒸
気側流が、底から3番目の理論トレイから、高純度ノル
マルペンタナール生成物(流れ12)として取り出され
る。この蒸気流は、小型のエントレインメント分離器
(示してない)を通って任意の連行液体を蒸気流から除
去する。約11,000 lbs/時間 (5000kg/ 時
間)の液体流が、カラムの底から、第二の精製されたノ
ルマルペンタナール生成物(流れ14)として取り出さ
れる。カラムの基礎蒸留温度は約129℃であり、蒸留
カラムの頂上における圧力は約10 psig である。上側
側流(8)の分岐鎖アルデヒド含量は約99.8重量%
であり;ノルマルペンタナール底流(14)の重量物質
含量は約0.7重量%であり;供給材料中の重量物質濃
度の下側蒸気側流(12)中の重量物質濃度に対する比
は約4:1である。流れ14の重量物質含量は、本質的
に、流れ2の重量物質含量の約100重量%に流れ2の
混合アルデヒド含量の約0.05重量%を加えたものに
等しい。
【0038】この発明の様々な改変及び変形は、当業者
には明白であり、そのような改変及び変形がこの出願及
びその趣旨及び前記の特許請求の範囲の範囲内にあるこ
とは理解されるべきである。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】図面は、カラムの頂上又はその付近での精製さ
れた分岐鎖アルデヒド液体生成物(管路8)及び精製さ
れた直鎖アルデヒド(カラムの横からの蒸気流(管路1
2)として)の同時間回収に影響する粗アルデヒド生成
混合物(管路2)を蒸留するための蒸留カラム(10)
の実施態様を説明する主題の発明の流れ図であり、第二
の精製されたアルデヒド生成物(管路14)はカラムの
底か又はその付近に存在する。
【符号の説明】
10 蒸留カラム 15 冷却器 17 キャッチポット 20 リボイラー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本質的にC4 アルデヒド及びC5 アルデ
    ヒドからなる群より選択される直鎖及び分岐鎖アルデヒ
    ドからなり、残りは本質的に有機重質分からなる液体粗
    製アルデヒド生成混合物であって、直鎖及び分岐鎖アル
    デヒドは生成混合物の重量を基準にして95〜99.9
    5重量%であるものを精製するに際し、前記の液体粗ア
    ルデヒド生成混合出発物質を蒸留カラムに加えて前記の
    液体粗アルデヒド生成物を前記の蒸留カラム中で、前記
    の液体アルデヒド生成混合出発物質中に存在する直鎖ア
    ルデヒドの標準沸点より1〜35℃高いベース温度で蒸
    留することを含み、それで(i) 蒸留カラムの頂部又はそ
    の付近から取り出される本質的に精製された分岐鎖アル
    デヒドからなる液体アルデヒド生成物流及び(ii)前記の
    液体粗アルデヒド生成混合出発物質中に存在する直鎖ア
    ルデヒドの量の70重量パーセントを越えず且つ前記の
    液体粗アルデヒド生成混合出発物質中に存在する有機重
    質分の量の33重量パーセントより少ない量の本質的に
    精製された直鎖アルデヒドからなる気化したアルデヒド
    生成物流を同時に得るようにし、且つ(iii) 本質的に直
    鎖アルデヒドからなる残留精製液体アルデヒドは蒸留カ
    ラムの底又はその付近から回収され、前記の回収された
    精製液体アルデヒド中に存在する有機重質分の量は蒸留
    カラムに供給されたアルデヒドの総量の1重量パーセン
    トに液体粗アルデヒド生成混合出発物質中に存在する有
    機重質分の量の少なくとも67重量パーセントを加えた
    ものより少ないことを特徴とする液体粗製アルデヒド生
    成混合物の精製方法。
  2. 【請求項2】 蒸留を、前記の直鎖アルデヒドの標準沸
    点より10〜35℃高い底部温度において行なう、請求
    項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記の粗アルデヒド生成混合出発物質の
    アルデヒドがn−ブタナール及びイソ−ブタナールであ
    る、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記の粗アルデヒド生成混合出発物質の
    アルデヒドがn−ペンタナール及び分岐鎖ペンタナール
    である、請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 蒸留を0.07〜2.1kg/cm2G(1〜3
    0psig) の頂部の圧力において行なう、請求項1記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 蒸留を0.07〜1.1kg/cm2G(1〜1
    5psig) の頂部の圧力において行なう、請求項3記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 蒸留を0.07〜1.1kg/cm2G(1〜1
    5psig) の頂部の圧力において行なう、請求項4記載の
    方法。
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