JPH0738567Y2 - 親綱支柱 - Google Patents
親綱支柱Info
- Publication number
- JPH0738567Y2 JPH0738567Y2 JP11199791U JP11199791U JPH0738567Y2 JP H0738567 Y2 JPH0738567 Y2 JP H0738567Y2 JP 11199791 U JP11199791 U JP 11199791U JP 11199791 U JP11199791 U JP 11199791U JP H0738567 Y2 JPH0738567 Y2 JP H0738567Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing portion
- rope
- main
- flanges
- main rope
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、建設工事の安全用仮設
具として、親綱を掛け渡すために使用される親綱支柱に
関するものである。
具として、親綱を掛け渡すために使用される親綱支柱に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】親綱支柱には、枠組足場に取付けるもの
などもあるが、梁鉄骨に取り付けるものとして、例え
ば、図４に示すようなものがある。
などもあるが、梁鉄骨に取り付けるものとして、例え
ば、図４に示すようなものがある。
【０００３】支柱本体１は矩形の金属製パイプによるも
ので、上端に、環体で構成した親綱の掛着部２を形成
し、鉄骨フランジを挟込むための横向き開口４と、この
開口４内に貫通突出して上下に移動する圧着ネジ５から
なるコ字型の固定部３を前記支柱本体１の下端に設けて
いる。
ので、上端に、環体で構成した親綱の掛着部２を形成
し、鉄骨フランジを挟込むための横向き開口４と、この
開口４内に貫通突出して上下に移動する圧着ネジ５から
なるコ字型の固定部３を前記支柱本体１の下端に設けて
いる。
【０００４】図示は省略するが、開口４に梁鉄骨の上フ
ランジを差し入れ、圧着ネジ５端をこの上フランジに押
圧して支柱全体を固定する。このようにして、親綱支柱
は梁鉄骨から立設するので、掛着部２に親綱の端を結
び、親綱支柱間に親綱を掛け渡す。図中６は、この親綱
支柱を運搬する際に使用する把手である。
ランジを差し入れ、圧着ネジ５端をこの上フランジに押
圧して支柱全体を固定する。このようにして、親綱支柱
は梁鉄骨から立設するので、掛着部２に親綱の端を結
び、親綱支柱間に親綱を掛け渡す。図中６は、この親綱
支柱を運搬する際に使用する把手である。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】前記図４に示す親綱支
柱では固定部３は支柱本体１に直接形成するものなの
で、どこか一部が破損したり、変形したりすると全体に
支障をきたすことになり、すべてを新品に交換するので
は非常にコスト高になる。
柱では固定部３は支柱本体１に直接形成するものなの
で、どこか一部が破損したり、変形したりすると全体に
支障をきたすことになり、すべてを新品に交換するので
は非常にコスト高になる。
【０００６】本考案は前記従来例の不都合を解消し、部
分的に交換可能で補修費等が低廉であり、しかも、組立
てた状態においては堅固で、高強度を保つことができる
親綱支柱を提供することにある。
分的に交換可能で補修費等が低廉であり、しかも、組立
てた状態においては堅固で、高強度を保つことができる
親綱支柱を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的を達成
するため、金属製パイプの支柱本体の上端に親綱の掛着
部を形成し、下端に鉄骨フランジを挟込みかつネジ圧着
する固定部を設ける親綱支柱において、この固定部を支
柱本体とは別体として形成し、支柱本体は下部左右にフ
ランジを張出させて幅広体とし、この幅広体での平坦な
接合面を固定部に添わせ、フランジその他をボルト止め
したこと、および、固定部は、左右端で上下方向に係止
フランジを相互に対向するように突設し、幅広体はこの
対向する係止フランジ間に収めたことを要旨とするもの
である。
するため、金属製パイプの支柱本体の上端に親綱の掛着
部を形成し、下端に鉄骨フランジを挟込みかつネジ圧着
する固定部を設ける親綱支柱において、この固定部を支
柱本体とは別体として形成し、支柱本体は下部左右にフ
ランジを張出させて幅広体とし、この幅広体での平坦な
接合面を固定部に添わせ、フランジその他をボルト止め
したこと、および、固定部は、左右端で上下方向に係止
フランジを相互に対向するように突設し、幅広体はこの
対向する係止フランジ間に収めたことを要旨とするもの
である。
【０００８】
【作用】請求項１記載の本考案によれば、金属製パイプ
の支柱本体と鉄骨フランジを挟込みかつネジ圧着する固
定部とはボルト止めで結合するものであり、このボルト
を外すことにより分離できる。従って、比較的破損し易
い支柱本体が壊れた場合にこれのみを新しいものに取り
替えることができる。また、支柱本体は幅広体とした部
分で固定部と接合するので接合面積を大きく取れ、堅牢
な組合せとなる。
の支柱本体と鉄骨フランジを挟込みかつネジ圧着する固
定部とはボルト止めで結合するものであり、このボルト
を外すことにより分離できる。従って、比較的破損し易
い支柱本体が壊れた場合にこれのみを新しいものに取り
替えることができる。また、支柱本体は幅広体とした部
分で固定部と接合するので接合面積を大きく取れ、堅牢
な組合せとなる。
【０００９】請求項２記載の本考案によれば、前記作用
に加えて、係止フランジ間に幅広体が嵌まり込むように
して接合を行うのでより強固な接合となる。
に加えて、係止フランジ間に幅広体が嵌まり込むように
して接合を行うのでより強固な接合となる。
【００１０】
【実施例】以下、図面について本考案の実施例を詳細に
説明する。図１は本考案の親綱支柱の１実施例を示す分
解斜視図、図２、図３は使用状態を示す正面図、背面図
で、前記従来例を示す図４と同一構成要素には同一参照
符号を付したものである。
説明する。図１は本考案の親綱支柱の１実施例を示す分
解斜視図、図２、図３は使用状態を示す正面図、背面図
で、前記従来例を示す図４と同一構成要素には同一参照
符号を付したものである。
【００１１】本考案の親綱支柱も、支柱本体１は矩形の
金属製パイプによるが、これをアルミニウム合金の押出
し形材による矩形パイプで形成し、かつ、下半部は左右
にフランジ７ａ，７ｂを一体的に張出させた幅広体とし
た。このフランジ７ａ，７ｂは支柱本体１の一面と面位
置を合わせ、平坦な接合面８をこの幅広体に形成するも
のとする。
金属製パイプによるが、これをアルミニウム合金の押出
し形材による矩形パイプで形成し、かつ、下半部は左右
にフランジ７ａ，７ｂを一体的に張出させた幅広体とし
た。このフランジ７ａ，７ｂは支柱本体１の一面と面位
置を合わせ、平坦な接合面８をこの幅広体に形成するも
のとする。
【００１２】前記支柱本体１の上端に親綱の掛着部２と
して、水平鍔体９を左右に突設し、この水平鍔体９に挿
通孔10を近接して２つ並べて設ける。
して、水平鍔体９を左右に突設し、この水平鍔体９に挿
通孔10を近接して２つ並べて設ける。
【００１３】さらに、前記フランジ７ａ，７ｂに長穴に
よる手掛け穴11を形成し、また、接合面８のところで、
フランジ７ａ，７ｂと支柱本体１にボルト止め用のボル
ト挿通孔12を穿設した。
よる手掛け穴11を形成し、また、接合面８のところで、
フランジ７ａ，７ｂと支柱本体１にボルト止め用のボル
ト挿通孔12を穿設した。
【００１４】図中３は鉄骨フランジを挟込むための横向
き開口４と、この開口４内に貫通突出して上下に移動す
る圧着ネジ５からなるコ字型の固定部であるが、本考案
ではこの固定部３は前記支柱本体１とは別体のものとし
て構成した。なお、この固定部３もアルミニウム合金を
材質として製作する。
き開口４と、この開口４内に貫通突出して上下に移動す
る圧着ネジ５からなるコ字型の固定部であるが、本考案
ではこの固定部３は前記支柱本体１とは別体のものとし
て構成した。なお、この固定部３もアルミニウム合金を
材質として製作する。
【００１５】この固定部３の前記開口４がある側と反対
側の面を平坦な接合面13とし、前記支柱本体１の平坦な
接合面８をこの接合面13に合わせ、ボルト挿通孔12を介
して支柱本体１と固定部３とをボルト・ナット15で固定
する。
側の面を平坦な接合面13とし、前記支柱本体１の平坦な
接合面８をこの接合面13に合わせ、ボルト挿通孔12を介
して支柱本体１と固定部３とをボルト・ナット15で固定
する。
【００１６】図示の例では固定部３は前記平坦な接合面
13の左右端に、上下方向に延びる係止フランジ14を対向
させて突設した。そして、支柱本体１側の幅広体はこの
係止フランジ14，14間に収めるようにした。
13の左右端に、上下方向に延びる係止フランジ14を対向
させて突設した。そして、支柱本体１側の幅広体はこの
係止フランジ14，14間に収めるようにした。
【００１７】次に、使用法について説明する。前記のご
とく、支柱本体１と固定部３とはボルト・ナット15で固
定して一体的に結合されている。
とく、支柱本体１と固定部３とはボルト・ナット15で固
定して一体的に結合されている。
【００１８】固定部３の開口４に梁鉄骨16の上フランジ
16ａを差し入れ、圧着ネジ５端をこの上フランジ16ａに
押圧して支柱全体を固定する。
16ａを差し入れ、圧着ネジ５端をこの上フランジ16ａに
押圧して支柱全体を固定する。
【００１９】このようにして、親綱支柱は梁鉄骨16上に
立設するので、掛着部２に親綱17の端を結び、親綱支柱
間に親綱17を掛け渡す。その場合、水平鍔体９に設けた
２つの挿通孔10を縫うように親綱17の端を通せば、この
親綱17は弛みなく張ることができる。
立設するので、掛着部２に親綱17の端を結び、親綱支柱
間に親綱17を掛け渡す。その場合、水平鍔体９に設けた
２つの挿通孔10を縫うように親綱17の端を通せば、この
親綱17は弛みなく張ることができる。
【００２０】不使用時には梁鉄骨16から親綱支柱を外し
て収容するが、手掛け穴11はこの親綱支柱を運搬する際
に把手として使用する。
て収容するが、手掛け穴11はこの親綱支柱を運搬する際
に把手として使用する。
【００２１】さらに、支柱本体１と固定部３とはボルト
・ナット15で結合するものであり、このボルト・ナット
15を外すことにより分離できるので、支柱本体１のみや
固定部３のみが壊れた場合に、他を残してこれのみを新
しいものに取り替えることができる。
・ナット15で結合するものであり、このボルト・ナット
15を外すことにより分離できるので、支柱本体１のみや
固定部３のみが壊れた場合に、他を残してこれのみを新
しいものに取り替えることができる。
【００２２】
【考案の効果】以上述べたように本考案の親綱支柱は、
部分的に交換可能で補修費等が低廉であり、しかも、組
立てた状態においては堅固で、高強度を保つことができ
るものである。
部分的に交換可能で補修費等が低廉であり、しかも、組
立てた状態においては堅固で、高強度を保つことができ
るものである。
【図１】本考案の親綱支柱の１実施例を示す分解斜視図
である。
である。
【図２】本考案の親綱支柱の使用状態を示す正面図であ
る。
る。
【図３】本考案の親綱支柱の使用状態を示す背面図であ
る。
る。
【図４】従来例を示す斜視図である。
１…支柱本体 ２…親綱の掛着部 ３…固定部 ４…開口 ５…圧着ネジ ６…把手 ７ａ，７ｂ…フランジ ８…接合面 ９…水平鍔体 10…挿通孔 11…手掛け穴 12…ボルト挿通孔 13…接合面 14…係止フランジ 15…ボルト・ナット 16…梁鉄骨 16ａ…上フランジ 17…親綱
Claims (2)
- 【請求項１】 金属製パイプの支柱本体の上端に親綱の
掛着部を形成し、下端に鉄骨フランジを挟込みかつネジ
圧着する固定部を設ける親綱支柱において、この固定部
を支柱本体とは別体として形成し、支柱本体は下部左右
にフランジを張出させて幅広体とし、この幅広体での平
坦な接合面を固定部に添わせ、フランジその他をボルト
止めしたことを特徴とする親綱支柱。 - 【請求項２】 固定部は、左右端で上下方向に係止フラ
ンジを相互に対向するように突設し、幅広体はこの対向
する係止フランジ間に収めた請求項１記載の親綱支柱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11199791U JPH0738567Y2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 親綱支柱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11199791U JPH0738567Y2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 親綱支柱 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0552119U JPH0552119U (ja) | 1993-07-09 |
| JPH0738567Y2 true JPH0738567Y2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=14575367
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11199791U Expired - Fee Related JPH0738567Y2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 親綱支柱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0738567Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7345295B2 (ja) * | 2019-07-02 | 2023-09-15 | 辰雄 小野 | 支柱装置及び手摺装置 |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP11199791U patent/JPH0738567Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0552119U (ja) | 1993-07-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |