JP2618338B2 - 束柱の組立金具 - Google Patents

束柱の組立金具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設工事、土木工事現
場における仮設作業構台の根太材等に使用される仮設束
柱の組立金具に関する。
【0002】
【従来の技術】仮設作業構台等に使用される手摺用束柱
としては、この束柱が作業構台等に直接に溶接して接合
されたり鋼管製の束柱の下端にコ字状とした取付部を一
体に成型した束柱が構台等にボルト締結されている。さ
らに腕の上面に筒部を設けた束柱の組立金具として、筒
部に束柱を嵌挿し、腕の挾持部と左右に広げて突設した
止め片とにより、覆工板側面に当接させて作業構台のフ
ランジと挾持するようにしたものが知られている(実開
昭57−167104号など)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この手摺用束柱を作業
構台等に直接に現場溶接する方式では作業性も良好でな
く、溶接強度などの信頼性も不充分であり、さらに解体
時には切断させてしまうので、繰り返し再利用すること
は困難である。
【0004】上記鋼管製の支柱では、取付部に荷重を受
ける場合、強度も弱く、変形や緩みを発生する虞れがあ
り、信頼性も不充分である。さらに束柱は一体型構造で
あるのでその高さの調整ができないので利便性が低い。
【0005】さらに、上記組立金具では、構造がコンパ
クト化されていないのみならず、筒部と束柱の固定は外
側から単純なボルト締めのため、不安定で動く等の問題
がある。
【0006】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、コンパクトな構造にて充分な強度をも
って作業構台に仮設束柱を立設、解体することができ、
しかも確実な装着を可能として、作業性、信頼性、安全
性の高い束柱の組立金具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明では、束柱を嵌脱し得る有底筒状の接合筒
はその下端にて上部片と下部片とによりコ字状とした取
付部と一体に形成され、上記上部片内面は接合筒の底面
と同一面上に配設されるとともに、上部片は下部片より
も長い片長を有し、下部片の端部を接合筒の外表面より
も外側に位置せしめ、接合筒の長手方向の上部および下
部に束柱を固定するための固定ボルトを螺設し、取付部
の上部片または下部片には作業構台のフランジ部と挾持
して取り付けるための取付ボルトを螺入したことを特徴
とする。
【0008】また、組立金具はダクタイル鋳鉄製である
ことを特徴とする。また、上部片および下部片の内面に
鋸溝を形成したことを特徴とする。
【0009】
【作用】このようにすれば、組立金具の接合筒に仮設束
柱を嵌挿し取付部を作業構台のフランジ部と挾持して、
作業構台に仮設束柱を簡易に組立て、また、解体するこ
とができる。
【0010】組立金具はダクタイル鋳鉄製によって接合
筒と取付部とを一体化してコンパクトな構造としてお
り、また、取付部の上部片または下部片に取付けボルト
を螺設させているので作業構台の種々の部位においても
確実に装着することができる。
【0011】また、作業構台のフランジ部の寸法が異な
る場合であっても、フランジ寸法に応じて装着位置を偏
位させて装着できるので作業性を向上でき、また、束柱
の横棧の高さを高くさせる場合でも、接合筒の上部側固
定ボルトを用いることにより束柱を伸長させて確実に固
定できるので作業性の向上を増大し得る。
【0012】さらに上部片および下部片の内面には鋸溝
を形成したことにより、フランジ部との滑りの発生を回
避でき、確実な挾持を可能にできて信頼性、安全性を高
くすることができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照にして本発明の実施例につ
いて説明する。図1は、本発明の一実施例を示す組立金
具の側面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1
のB−B線断面図、図4は図2のC−C線断面図、図5
は組立金具に束柱を立設した状態を示す説明図、図6
は、組立金具を備えた仮設束柱を作業構台に立設させた
説明図、図7は、組立金具を用いた作業構台の施工例の
説明図である。
【0014】図1〜7において、10は組立金具の本体
を示し、接合筒12と取付部14とは高強度のダクタイ
ル鋳鉄により一体に形成されている。
【0015】接合筒12は円筒状からなり頂部は開口さ
れ、底部には底座12bを有しており、接合筒12の内
側には束柱24が嵌挿され、このさい、束柱24の下端
が底座12bに当接される。接合筒12の長手方向の上
部および下部にはねじ座16,16aが設けられ、ねじ
座16aには固定ボルト18が螺入され束柱24の中の
ナットを締め付けている。また、接合筒12の長手方向
には複数の孔13が開口されており、最下端の孔13a
は、接合筒12と束柱24との間に流入する雨水などを
排水させ、この部分が腐食してしまうことを防止し、他
の孔は、軽量化、束柱セット時ののぞき窓、美観等のた
めに設ける。
【0016】取付部14は、接合筒12の下方にて上部
片14a,中間片14b,下部片14cをもってコ字状
部を形成させており、上記上部片14a内面は上記接合
筒12の底面12aと同一面上にあるようにされるとと
もに、上部片14aは下部片14cよりも長い片長を有
し、かつ、下部片14cの端部14dを接合筒12の外
表面よりも外側にくるように位置させている。
【0017】上部片14aおよび下部片14cにはそれ
ぞれねじ孔14e,14fが設けられ、いずれかの片部
に取付ボルト20が螺入される。また、接合筒12と取
付部14のコ字状部とは直交するように形成されてい
る。上部片14aおよび下部片14cのそれぞれの内面
には鋸輪からなる鋸溝22を形成させている。
【0018】そして、図5に示すように、本体10の接
合筒12の内側に束柱24を嵌挿し、固定ボルト18を
用いて所定のトルクのもとで確実に締結し、組立金具1
0を備えた仮設束柱24Aとすることができる。26,
26は仮設束柱24Aに取り付けたクランプである。
【0019】図6は、本体10を備えた仮設束柱24A
を作業構台28上に立設させた状態を示す。作業構台2
8としてはH形鋼を用いた根太の例を示し、上記組立金
具10の取付部14のコ字状部はH形鋼のフランジ部に
嵌挿され、先端に円環状の突起を設けた高張力鋼からな
る取付ボルト20を用いて所定のトルクのもとで確実に
締結し、作業構台28上に立設される。
【0020】このさい、上記鋸溝22及び取付ボルト2
0の先端の円環状の突起とは、取付ボルト20の締付力
のもとでフランジ部と咬止し、外部から荷重が作用した
場合にあっても、フランジ部との滑りの発生が回避さ
れ、確実な挾持を可能とし、さらに、上記取付部14の
脱落やゆるみ等の異常の発生が回避できる。上記クラン
プ26,26を用いて仮設束柱24Aには上棧30,中
棧30aが取り付けられている。
【0021】次いで、上棧30部に水平方向の荷重が作
用した場合にも、仮設束柱24Aには若干のたわみを発
生するもののダクタイル鋳鉄製の本体10は充分な強度
を有し、従来例のごとき変形や緩みを発生させることが
ない。作業構台28の長手方向に本体10を備えた仮設
束柱24Aを並設し、上棧30を取り付けた構成におい
て、上棧30の中央部に荷重を加えた試験によっても、
上記仮設束柱24Aは内側に回転、転倒することがな
く、これは主としてコンパクトに形成した取付部14の
荷重負担能力が大きいことに起因しており、安全性が高
い組立金具であることが確認されている。上述したよう
に、上部片14aまたは下部片14cを選択して取付ボ
ルト20が螺入されているので、フランジの表側または
裏側から取付ボルト20を締め付けることによって、作
業構台28の種々の部位と方向から束柱24を立設させ
ている。
【0022】H形鋼の寸法が異なる作業構台28に本体
10を備えた仮設束柱24Aを立設する場合には、フラ
ンジ寸法に応じて本体10の装着位置を偏位させ、取付
部14の中間片14bにフランジの端部を当接させて、
取付ボルト20を締め付けるだけでよいので、同一部品
である本体10のみを用いて仮設束柱24Aを立設させ
ている。したがって、施工の作業性を向上し得る。仮設
束柱24Aの施工性の必要性によって、横棧の高さを高
くさせる場合でも接合筒12の上部のねじ座16を選択
して固定ボルト18を螺設させ、仮設束柱24Aを伸長
させてから締め付けることによって、仮設束柱24Aを
確実に立設させている。したがって、同様に、施工の作
業性を向上させている。
【0023】図7は、本体10を用いて作業構台28を
構築した施工例を示す。いずれも本体10を備えた仮設
束柱24Aを根太の各部位において立設しており、クラ
ンプ26,26を用いて上棧30,中棧30aが取り付
けられている。32は覆工板、34は爪先板である。そ
して形状、寸法等が異なる作業構台の構築であっても、
ほぼ同一形状寸法からなる本体10を備えた仮設束柱2
4のみを、実質上用いることによって作業構台の組立
て、解体が自在とされて、上記構台施工の作業性を増進
し得るものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本体の接合筒と取付部とを高強度のダクタイル鋳鉄製に
て一体に形成し、取付部は作業構台のフランジ部に挾持
させたので、本体は作業構台に仮設束柱を簡易に立設、
解体することができ、しかも、確実な装着を可能とし、
作業構台の施工における作業性、信頼性、安全性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す組立金具の側面図であ
る。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図2のC−C線断面図である。
【図5】組立金具に仮設束柱を立設した状態を示す説明
図である。
【図6】組立金具を備えた仮設束柱を作業構台に立設さ
せた説明図である。
【図7】組立金具を用いた作業構台の施工例の説明図で
ある。
【符号の説明】
10 本体 12 接合筒 14 取付部 18 固定ボルト 20 取付ボルト 22 鋸溝 24 束柱

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 束柱を嵌脱し得る有底筒状の接合筒はそ
    の下端にて上部片と下部片とによりコ字状とした取付部
    と一体に形成され、上記上部片内面は接合筒の底面と同
    一面上に配設されるとともに、上部片は下部片よりも長
    い片長を有し、下部片の端部を接合筒の外表面よりも外
    側に位置せしめ、接合筒の長手方向の上部および下部に
    束柱を固定するための固定ボルトを螺設し、取付部の上
    部片または下部片には作業構台のフランジ部と挾持して
    取り付けるための取付ボルトを螺入したことを特徴とす
    る束柱の組立金具。
  2. 【請求項2】 組立金具はダクタイル鋳鉄製であること
    を特徴とする請求項1記載の束柱の組立金具。
  3. 【請求項3】 上部片および下部片の内面に鋸溝を形成
    したことを特徴とする請求項1または2記載の束柱の組
    立金具。
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