JP3328398B2 - 屋根上工事用転落防止装置 - Google Patents

屋根上工事用転落防止装置

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JP3328398B2 JP30329693A JP30329693A JP3328398B2 JP 3328398 B2 JP3328398 B2 JP 3328398B2 JP 30329693 A JP30329693 A JP 30329693A JP 30329693 A JP30329693 A JP 30329693A JP 3328398 B2 JP3328398 B2 JP 3328398B2
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信一 飯山
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コマツハウス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレハブハウス等の屋根
上工事において、作業者が転落の危険に気を使うことな
く、安心して作業ができるようにして作業効率を向上す
ると共に、作業者の安全性の向上に寄与する屋根上工事
用転落防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高い建築現場で働く作業者の転落
を防止するための親綱張設装置としては、プレハブハウ
ス用として図9に示すものがある。図9において、
(A)はプレハブハウスの正面図、(B)は(A)にお
けるR部の詳細断面図である。図9において、21はパ
ネル材からなる壁、22,23はC型鋼、22a,22
b,23a,23bはC型鋼の各リップ部である。8は
梯形板からなる屋根である。このようなプレハブハウス
の屋根上工事においては作業者の転落を防止するための
親綱張設装置が必要になるが、(B)に示すような妻
柱、又は桁柱を構成するC型鋼22,23の壁21より
外部に位置する部分に、ポール固定装置24のフランジ
25をボルト26とナット27により締めつけるための
ボルト穴を少なくとも4個設けていた。そしてポール固
定装置24にはポール28を縦方向に固定し、このポー
ル28には親綱29を結び付けるための金具28aが固
定されている。これらポール固定装置24及びポール2
8を対向する妻柱、又は桁柱に少なくとも二つ設けて、
このポール28間に親綱29を張設して作業者が屋根上
で安心して作業を行えるようにしている。
【0003】また、鉄骨を使用する本建築現場において
は図10に示すものがある。図10において、(A)は
組み立てられた鉄骨の正面図、(B)は(A)の上面図
であり、31は縦のH型鋼、32はこの縦のH型鋼31
に溶接された横のH型鋼である。前記縦のH型鋼31に
はシャコ盤型固定具33が二つのボルト34,34によ
り締め付けられている。このシャコ盤型固定具33の上
部には金具35が固定されており、この金具35には親
綱36が張設され、現場作業者が横のH型鋼32の上で
作業する時にこの親綱36により護身されるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記図9に示す従来の
技術においては、妻柱、又は桁柱にポール固定装置24
を固定するためのボルト穴をポール固定装置24一つに
つき少なくとも四個加工する必要があり、そのために多
くの加工工数を要するだけでなく、この多くのボルト穴
から錆が入り、妻柱、又は桁柱の強度を低下させる心配
があった。また、ポール固定装置24を妻柱、又は桁柱
にボルト26とナット27により固定しているため、ポ
ール固定装置24の脱着に手間がかかる問題があった。
また、特に庇の長い屋根ではポール固定装置24に大き
なモーメントが作用するため強度的に問題があり、これ
を解決しようとすると装置が大型になる欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来の技術
における課題を解決するためになされたもので、互いに
面対象の関係にある二つのL型部材と、前記各L型部材
に一端をそれぞれ固定した二つの脚部材と、二つの脚部
材のそれぞれの他端に、二つの脚部材の長手方向と直角
に固定したポール支持部材と、この各脚部材を互いに枢
着する蝶番とからなるポール固定部材本体と、このポ
ール固定部材本体を妻柱、又は桁柱に固定して取り付け
るために、前記二つのL型部材を締め付けるための締付
部材とから構成した。
【0006】前記ポール支持部材、及びポールを、ポー
ルがポール支持部材に遊嵌するようにパイプ材により構
成し、このポール支持部材下端部の直径方向に止めピン
を固定すると共に、前記ポールの下端部にはこの止めピ
ンが遊嵌する軸方向の切欠を所定長形成した後、この切
欠の上端には前記止めピンが遊嵌する周方向の切欠を所
定長形成することもできる。また、前記ポールはポール
固定装置のパイプに遊嵌する小径部と、その小径部上端
部が所定長嵌合する大径部により構成し、前記小径部と
大径部がラップするパイプの大径部には直径方向に所定
個の貫通穴を形成して、この貫通穴部分とパイプ小径部
の外周とを栓溶接することもできる。
【0007】二つのC型鋼を背中合わせに組み合わせた
組合せH型鋼、又はこの組合せH型鋼と同様な形状を一
体的に形成したリップ付H型鋼にて構成した妻柱、又は
桁柱と、前記組合せH型鋼、又はリップ付H型鋼の各リ
ップ間の隙間からパネル材を挿入して形成した壁とから
なるプレハブハウスにおいて、前記壁の外側に位置する
組合せH型鋼、又はリップ付H型鋼の外面に左右から被
覆状に当接する二つのL型部材に一端を固定した長、短
二つの脚部材と、二つの脚部材のそれぞれの他端に、二
つの脚部材の長手方向と直角に固定したポール支持部材
と、この各脚部材のうち短い脚部材の他端を長い脚部材
に枢着する蝶番と、前記二つのL型部材により前記組合
せH型鋼、又はリップ付H型鋼の外面に左右から被覆状
に締め付けるための締付部材とからなるポール固定装置
と、前記長、短二つの脚部材の何れか一方のポール支持
部材に支持したポールと、前記ポール固定装置をプレハ
ブハウスの対向する妻柱、または桁柱間に少なくとも一
対固定し、これらポール固定装置に支持されたポール間
に張設した親綱とから構成した。
【0008】前記各L型部材のリップ部の外面は、前記
蝶番回りに各L型部材のリップ部の付根外面が描く円軌
跡内に入るように形成してもよく、また、前記ポール上
端部には直径方向に二つの親綱張設部と、これと直角方
向に一つの親綱張設部を固設しても、前記ポール固定装
置は、プレハブハウスの対面する少なくとも一組の妻
柱、及び桁柱に固定し、このポール固定装置に支持され
るポールに親綱を張設すると共にこれら親綱の交差部を
固定して、この親綱と作業者間に保護綱を張設してもよ
い。
【0009】
【作用】前記構成によるときは次のように作用する。他
端にポール支持部材を固定し、蝶番により互いに枢着さ
れた二つの脚部材の一端に固定した二つのL型部材を締
め付け具により、取付体の両側から締めつけるとポール
固定部材本体を取付体に固定することができる。
【0010】パイプ材により構成したポールをポール支
持部材に遊嵌して、このポール支持部材下端部の直径方
向に固定した止めピンにポールの下端部に形成した軸方
向の切欠が遊嵌するまで押し込み、この軸方向の切欠上
端に形成された周方向の切欠に遊嵌させるようにポール
を回すと、ポールをポール支持部材に固定することがで
きる。また、前記ポール大径部に形成した貫通穴部分と
パイプ小径部の外周とを栓溶接すると、ポール大径部の
下端面がきれいに仕上がると共に、この貫通穴部分とパ
イプ小径部の外周との栓溶接により薄肉のパイプ材であ
っても溶接強度を向上できる。
【0011】プレハブハウスの妻柱、又は桁柱を構成す
る組合せH型鋼、又はリップ付H型鋼の外面に二つのL
型部材を左右から締め付けて、ポール固定装置をプレハ
ブハウスの妻柱、又は桁柱に固定する。これらポール固
定装置を少なくとも二つ、対向するプレハブハウスの妻
柱、又は桁柱に固定した後、屋根のひさしの長さに応じ
て前記長、短二つの脚部材の何れか一方のポール支持部
材にポールを支持して、これらポール間に親綱を張設す
ることができる。また、前記各L型部材のリップ部外面
を、このリップ部の付根外面の、前記蝶番回りの円軌跡
内に入るように形成すると、組合せH型鋼、又はリップ
付H型鋼のリップ先端と壁との間隙が少なくても、L型
部材のリップ先端により壁を傷つけることなく、組合せ
H型鋼、又はリップ付H型鋼の外面に左右から被覆状に
L型部材を締め付けることができる。
【0012】前記ポール上端部には直径方向に二つの親
綱張設部と、これと直角方向に一つの親綱張設部を固設
したので、親綱を多方向に張設することができる。ま
た、前記ポール固定装置は、プレハブハウスの対面する
少なくとも一組の妻柱、及び桁柱に固定し、このポール
固定装置に支持されるポールに親綱を張設すると共に、
これら親綱の交差部を固定するようにしたので、親綱の
弛み量を最小限に抑えることができ、この親綱と保護綱
により護身された屋根上作業者が安心して作業すること
ができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例に付き図1〜図8によ
り詳述する。図1は、本発明の実施例におけるプレハブ
ハウスの屋根上工事用転落防止装置をプレハブハウスに
設置した状態を示す図、図2は、本発明の実施例におけ
るプレハブハウスの妻柱、又は桁柱部分の断面図、及び
この妻柱、又は桁柱へポール固定装置を締めつけた状態
を示す図、図3は本発明のポール固定装置全体図の上面
図、図4は、本発明のポール固定装置全体図の側面図、
図5は、図3におけるP部詳細図、図6は、図3におけ
るQ部詳細図、図7は、本発明実施例におけるポールを
示す図で、(A)は上面図、(B)は側面図、(C)は
(A)におけるC部詳細図、(D)は(A)におけるD
−D断面図、(E)は(C)におけるE−E断面図、図
8は、本発明実施例のプレハブハウスの屋根上工事用転
落防止装置をプレハブハウスに設置した状態を示す詳細
図である。
【0014】図1において、1は同一形状の桁柱、又は
妻柱、2はこの桁柱、又は妻柱1に固定されたポール固
定装置、3はこのポール固定装置2に支持されたポー
ル、4は対向する二つのポール3,3間に張設された親
綱、5は屋根上で工事している作業者、6は親綱4と作
業者5間に張設された保護綱、4aは桁行きと妻行きの
各親綱の結合部、6aは親綱と保護綱6との結合部、8
はプレハブハウスの屋根である。このように桁行きと妻
行きの各親綱の結合部4aを構成することにより、親綱
4の弛み量を最小限に抑えることができるため、この親
綱4と保護綱6により護身された屋根上の作業者5が安
心して作業することができる。
【0015】図2において、1a,1aは桁柱、又は妻
柱1の組合わせH型鋼を構成するC型鋼、1bはC型鋼
1aのリップ部、7はC型鋼1aのリップ部1b,1b
間に挿入された壁材、1cはC型鋼1aの壁材7より外
側に位置する外出部、2はポール固定装置である。9,
10は桁柱、又は妻柱1を構成するC型鋼1a,1aの
外出部1cの外面に左右から被覆状に当接する、勝手違
い関係にある二つのL型部材、11,12はそれぞれL
型部材9,10にその一端を固定した長、短の脚部材、
9a,10aはそれぞれL型部材9,10のリップ部、
13Bは長、短の脚部材11,12を締め付けるための
締付部材を構成するボルト・ナットの組合わせである。
【0016】図3、及び図4において、13,14はそ
れぞれ長、短の脚部材11,12を構成する上下の短い
脚部材11a,11b、及び上下の長い脚部材12a,
12bの他端に、これと直角に固定されたポール支持部
材、15は短い脚部材11の他端を長い脚部材12に枢
着する蝶番、11c,12cは長、短の脚部材11,1
2に明けられた締付部材13B用のボルト穴である。
【0017】図5において、蝶番15は公知の構成で、
二つの取付板15a,15bと、これを連結するピン1
5cよりなる。図6において、組合せH型鋼の外出部1
cの外面に左右から被覆状に当接する二つのL型部材
9,10の各リップ部9a,10aの外面9b,10b
は、このリップ部9a10aの付根外面9c,10c
の、前記蝶番15回りの円軌跡内に入るように削り加工
されている。そのためL型部材9,10のリップ部9
a,10aと壁7との間隙が少なくとも、L型部材のリ
ップ部9a,10aにより壁が傷つけられることなく、
組合せH型鋼の外面に左右から被覆状にL型部材9,1
0を締め付けることができる。
【0018】図7において、ポール固定装置2のポール
支持部材13,14、及びポール3をパイプ材により、
ポール3がポール支持部材13,14に遊嵌するように
構成すると共に、ポール3をポール固定装置2のパイプ
に遊嵌する小径部3aと、その小径部3a上端部が所定
長嵌合する大径部3bにより構成し、小径部3aと大径
部3bがラップするパイプ3の大径部3bには直径方向
に所定個の貫通穴3iを形成して、この貫通穴3i部分
とパイプ小径部3aの外周とを栓溶接することにより固
定している。従って、ポール3が薄肉のパイプ材であっ
ても溶接強度を向上できる。
【0019】また、ポール支持部材13,14下端部の
直径方向に止めピン16,17を固定すると共に、ポー
ル小径部3aの下端部にはこの止めピン16,17が遊
嵌する軸方向の切欠3cを所定長形成した後、この切欠
3cの上端には止めピン16,17が遊嵌する周方向の
切欠3dを所定長形成する。従って、ポール支持部材1
3,14下端部の止めピン16,17にポール小径部3
aの軸方向の切欠3cが嵌合した後、ポール支持部材1
3,14に対してポール小径部3aを捩じると、止めピ
ン16,17がポール小径部3aの周方向の切欠3dに
嵌合してポールがポール支持部材13,14に対して係
止される。また、前記ポール大径部3b下端、又は止め
ピン16,17が遊嵌する周方向の切欠3dを周方向に
所定量傾斜させて形成すれば、ポール3を回転すること
により、ポール3をポール支持部材13,14に確実に
固定することができる。また、ポール上端部には直径方
向に二つの親綱張設部3e,3fと、これと直角方向に
一つの親綱張設部3gを固設し、この親綱張設部3gの
下部に所定距離を置いてもう一つの親綱張設部3hが固
されている。従って、ポール3に親綱4を多方向に張設
することができる。
【0020】図8において、プレハブハウスの庇の長さ
Lによって、図3、図4にも示した長、短二つの脚部材
11,12の他端に固定されたポール支持部材13,1
4の内、何れか一方にポール3を選択的に支持すること
ができる。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によるときは
次のような効果を得ることができる。 (1)妻柱、又は桁柱にポール固定装置を固定するため
のボルト穴を加工する必要がなく、また、妻柱、又は桁
柱にこのボルト穴から錆が入り、強度が低下する心配も
ない。 (2)ポール固定装置の妻柱、又は桁柱に対する脱着が
簡単であるため作業効率を向上する。 (3)ポール固定装置のL型部材により、組合せH型
鋼、又はリップ付H型鋼の外面に左右から被覆状に締め
つけられるため、ポール固定装置の妻柱、又は桁柱に対
する固定強度、および信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例における屋根上工事用転落防止装
置をプレハブハウスに設置した状態を示す図である。
【図2】本発明実施例におけるプレハブハウスの妻柱、
又は桁柱部分の断面図、及びこの妻柱、又は桁柱へポー
ル固定装置を締めつけた状態を示す図である。
【図3】本発明のポール固定装置全体図の上面図であ
る。
【図4】本発明のポール固定装置全体図の側面図であ
る。
【図5】図3におけるP部詳細図である。
【図6】図3におけるQ部詳細図である。
【図7】本発明実施例におけるポールを示す図で、
(A)は上面図、(B)は側面図、(C)は(A)にお
けるC部詳細図、(D)は(A)におけるD−D断面
図、(E)は(C)におけるE−E断面図である。
【図8】本発明実施例の屋根上工事用転落防止装置をプ
レハブハウスに設置した状態を示す図である。
【図9】第1の従来の技術を示す図で、(A)は正面
図、(B)は(A)のB−B断面図である。
【図10】第2の従来の技術を示す図で、(A)は平面
図、(B)は正面図である。
【符号の説明】1・・・桁柱、又は妻柱 1a・・C型鋼 1b・・リップ部 1c・・外出部 2・・・ポール固定装置 3・・・ポール 3a・・小径部 3b・・大径部 3c・・軸方向の切欠 3d・・周方向の切欠 3e,3f,3g,3h・・親綱張設部 3i・・貫通穴 4・・・親綱 4a・・親綱結合部 5・・・作業者 6・・・保護綱 6a・・保護綱結合部 7・・・壁材 8・・・屋根 9,10・・・L型部材9a,10a・・・リップ部 9b,10b・・・リップ部の外面 9c,10c・・・リップ部の付根外面 11・・・短い脚部材 12・・・長い脚部材 13,14・・・ポール支持部材13B・・・締め付け部材 15・・・蝶番 16,17・・・止めピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−78057(JP,A) 実開 平5−35968(JP,U) 実開 昭62−6849(JP,U) 実開 平5−824(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 15/00 - 15/04 E04G 21/32

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに面対象の関係にある二つのL型部
    (9,10)と、前記各L型部材(9,10)に一端をそれぞれ固
    定した二つの脚部材(11,12)と、二つの脚部材(11,12)の
    それぞれの他端に、二つの脚部材(11,12)の長手方向と
    直角に固定したポール支持部材(13,14)と、この各脚部
    (11,12)を互いに枢着する蝶番(15)からなるポー
    ル固定部材本体と、このポール固定部材本体を妻柱、又
    は桁柱に固定して取り付けるために、前記二つのL型部
    材を締め付けるための締付部材(13B)とからなる屋根上
    工事用転落防止装置
  2. 【請求項2】 二つのC型鋼を背中合わせに組み合わせ
    た組合せH型鋼、又はこの組合せH型鋼と同様な形状を
    一体的に形成したリップ付H型鋼にて構成した妻柱、又
    は桁柱と、前記組合せH型鋼、又はリップ付H型鋼の各
    リップ間の隙間からパネル材を挿入して形成した壁とか
    らなるプレハブハウスにおいて、前記壁の外側に位置す
    る組合せH型鋼、又はリップ付H型鋼の外面に左右から
    被覆状に当接する二つのL型部材(9,10)に一端を固定し
    た長、短二つの脚部材(11,12)と、二つの脚部材(11,12)
    のそれぞれの他端に、二つの脚部材(11,12)の長手方向
    と直角に固定したポール支持部材(13,14)と、この各脚
    部材(11,12)のうち短い脚部材(11)の他端を長い脚部材
    (12)に枢着する蝶番(15)と、前記二つのL型部材(9,10)
    により前記組合せH型鋼、又はリップ付H型鋼の外面に
    左右から被覆状に締め付けるための締付部材(13B)とか
    らなるポール固定装置(2)と、前記長、短二つの脚部材
    (11,12)の何れか一方のポール支持部材(13,14)に支持し
    たポール(3)と、前記ポール固定装置(2)をプレハブハウ
    スの対向する妻柱、または桁柱間に少なくとも一対固定
    し、これらポール固定装置(2)に支持されたポール(3)間
    に張設した親綱(4)とからなることを特徴とする請求項
    1の屋根上工事用転落防止装置。
  3. 【請求項3】 前記各L型部材のリップ部(9a,10a)の外
    面(9b,10b)は、前記蝶番回りに各L型部材のリップ部(9
    a,10a)の付根外面(9c,10c)が描く円軌跡内に入るように
    形成することを特徴とする請求項2記載の屋根上工事用
    転落防止装置。
  4. 【請求項4】 前記ポール固定装置のポール支持部材、
    及びポールをパイプ材により、ポール支持部材にポール
    が遊嵌するように構成し、このポール支持部材下端部の
    直径方向に止めピンを固定すると共に、前記ポールの下
    端部にはこの止めピンが遊嵌する軸方向の切欠を所定長
    形成した後、この切欠の上端には前記止めピンが遊嵌す
    る周方向の切欠を所定長形成することを特徴とする請求
    項1記載の屋根上工事用転落防止装置。
  5. 【請求項5】 前記ポールはポール固定装置のパイプに
    遊嵌する小径部と、その小径部上端部が所定長嵌合する
    大径部により構成し、前記小径部と大径部がラップする
    パイプの大径部には直径方向に所定個の貫通穴を形成し
    て、この貫通穴部分とパイプ小径部の外周とを栓溶接す
    ることを特徴とする請求項4記載の屋根上工事用転落防
    止装置。
  6. 【請求項6】 前記ポール上端部には直径方向に二つの
    親綱張設部と、これと直角方向に一つの親綱張設部を固
    設したことを特徴とする請求項2記載の屋根上工事用転
    落防止装置。
  7. 【請求項7】 前記ポール固定装置は、プレハブハウス
    の対面する少なくとも一組の妻柱、及び桁柱に固定し、
    このポール固定装置に支持されるポールに親綱を張設す
    ると共にこれら親綱の交差部を固定して、この親綱と作
    業者間に保護綱を張設することを特徴とする請求項2記
    載の屋根上工事用転落防止装置。
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