JPH0735045Y2 - 立体駐車場における転落防止装置 - Google Patents

立体駐車場における転落防止装置

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JPH0735045Y2
JPH0735045Y2 JP1006489U JP1006489U JPH0735045Y2 JP H0735045 Y2 JPH0735045 Y2 JP H0735045Y2 JP 1006489 U JP1006489 U JP 1006489U JP 1006489 U JP1006489 U JP 1006489U JP H0735045 Y2 JPH0735045 Y2 JP H0735045Y2
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JP
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fall prevention
fixed
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wall
arm plate
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JP1006489U
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JPH02101963U (ja
Inventor
秀明 近藤
Original Assignee
豊田総建株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は立体駐車場において、自動車及び人体の屋外へ
の転落を防止する転落防止装置に関する。
〔従来技術〕
従来、立体駐車場における転落防止装置においては、自
動車転落防止支柱を外壁部近傍の床上に設置し、人体転
落防止柵を外壁の開放部に設置する必要があり、従来、
この支柱と防護柵とを夫々独立の支持構造によって設置
しているのが一般的である。
〔本考案が解決しようとする課題〕
前記従来の転落防止装置においては、前記支柱及び防護
柵を夫々別々の支持装置により耐力的に支持する必要が
あり、施工に手間を要する上に工費が高くなり、かつ美
観を損なう問題がある。また、前記人体転落防護柵の施
工に際しては、外部作業を伴い、外部足場を必要とする
上に危険性が高くなる問題があった。
そこで本考案は、人体転落防護柵を自動車転落防止支柱
を利用してこれに支持させることにより前記従来の問題
点を解消すると共に、自動車が自動車転落防止支柱に衝
突して人体転落防護柵が移動した場合でも、外壁に損傷
を与えないようにして補修を軽減できるようにした立体
駐車場における転落防止装置を提案することを目的とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記の課題を解決するために、自動車転落防止
支柱(4)を建物の床板(2)上に外壁(3)に近接し
て植立固定し、外壁側の開放部(3a)には人体転落防護
柵(16)を配置し、上記自動車転落防止支柱(4)の上
端には、取付けた状態で上面が人体転落防止柵(16)の
反対方向に下降した傾斜面を形成する三角状の固定腕板
(9)を固定し、上記人体転落防止柵(16)には、上記
自動車転落防止支柱(4)の上端に相当する部分に位置
して三角状の接合腕板(10)を固定し、上記固定腕板
(9)と接合腕板(10)とを締結固定し、かつ該人体転
落防護柵(16)の周端を、外壁と離間して縁切り状態に
したことを特徴とする。ものである。
〔実施例〕
次に図面を示す本考案の実施例について説明する。
1は建物の大梁でH型鋼で形成され、これに床板2が架
設されている。開放部3aの下端には前記床板2の上面よ
り若干上方に突出した外壁3の立上り部3bが設けられて
いる。4は金属製の自動車転落防止支柱で、前記外壁3
の近傍に位置した床板2上に設置されており、かつ、自
動車の転落を防止できる間隔を有して複数本、外壁3に
沿って配置されている。更に該支柱4は、その下端に高
張力ボルト5によりベースプレート6を固着し、該ベー
スプレート6を第3図に示す如く大梁1の上面に熔接立
植したスタッドボルト7及びナット7aにより大梁1と連
結して、床板2上に立設されている。尚、該支柱4自体
の強度と大梁1及び床板2による支柱4の支持強度は、
該支柱4に自動車が衝突した場合に、その衝突荷重に十
分耐える強度とし、安全基準を十分満足できるようにす
る。該支柱4の上端4aは、その外壁3側が下降する傾斜
面に形成され、その傾斜角は約45°に形成されている。
該上端傾斜面には取付板8が熔設固設されている。該取
付板8の中央部には、外壁3と直交する方向に固定腕板
9が立設固着されている。該固定腕板9の上面9aは、内
側が下降する傾斜面に形成され、その傾斜角を、足掛り
とならない約45°とし、これに足を掛けて防護柵上部に
乗り出すことを困難にして危険防止を図っている。10は
接合腕板で、その下面10aを前記支柱4における取付板
8の設置角に沿った傾斜面に形成し、上面10bを前記固
定腕板9における上面9aの傾斜角に沿った傾斜面に形成
し、更に前端を鉛直面に形成した三角板に形成されてい
る。該接合腕板10の下面10aには、その傾斜に沿って取
付板11が熔設固設されている。そして、前記支柱4側の
取付板8にはボルト12が、その取付板8と直交して立設
固着され、前記接合腕板10側の取付板11には、前記ボル
ト12を挿通するボルト穴が形成され、該ボルト穴に前記
ボルト12を挿通し、ナット13を締着することにより、接
合腕板10を支柱4の取付板8に固着するようになってい
る。また、前記取付板11のボルト穴はルーズ穴に形成さ
れ、接合腕板10を取付板8の上面に沿って摺動してその
取付位置の調整ができるようになっている。また、両取
付板8,11間には必要に応じて所定厚のパッキン14を介在
することにより、接合腕板10の鉛直方向の位置が調整で
きるようになっている。15は前記接合腕板10を固定腕板
9に固着するボルトである。16は人体の転落を防止する
防護柵で、その両側部を、前記所定の間隔に設置された
支柱4における接合腕板10,10の先部に固着して、外壁
3の立上り部3b上に位置して鉛直に支持されている。該
防護柵16の上端には手摺り16aが付設されている。ま
た、防護柵16の下端には笠木17が固着されていると共に
該笠木17は、前記立上り部3bの上端面及び上部内外面に
対して間隙Dをもって縁切りされており、その間隙Dで
水切りが行なわれるようになっている。
施工に際しては、先ず、複数の自動車転落防止支柱4を
所定間隔に立設する。次で、両側端に接合腕板10,10を
固設した防護柵16を、作業者が床板2上において持ちな
がら外壁3の立上り部3b上に位置させて建込みし、その
接合腕板10のボルト穴にボルト12を挿通して仮置きす
る。次で、ナット13を仮締めして接合腕板10を前後に摺
動して、人体転落防止柵16を外壁3の立上り部3b対し
て、笠木17を立上り部3bから離間した状態で直上に位置
させる。この位置決め後においてボルト12のナット13を
本締めすると共にボルト15によって接合腕板10と共に防
護柵16を固定腕板9に固定する。尚、前記位置決めの際
には、必要に応じて両取付板8,11間に所定厚のパッキン
14を介在して、工程不陸を同時に調整する。
以上のようであるから、立体駐車場内を走行する自動車
がハンドル操作を誤った場合には、自動車転落防止支柱
4に衝突し、その転落が防止される。また、この衝突荷
重は、支柱4から床板2及び大梁1へ伝達されて吸収さ
れる。また、この衝突荷重により支柱4の取付部が変形
して防護柵16が移動しても、その下端(笠木)と外壁3
の立上り部3bとの取合部が離間しているため、外壁3及
びその立上り部3bの損傷を防止できる。また防護柵16は
支柱4に強固に支持されているため、人体の転落を確実
に防止でき、更に、固定腕板9及び接合腕板10の夫々の
上面9a,10bを傾斜させて、人が故意に該上面9a,10bを足
掛りにして防護柵16の上部から乗り出すことを困難にし
てあるため、人の乗り出しによる危険が防止できる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、人体転落防護柵を床板上
に固設された自動車転落防止支柱によって耐力的に支持
できるため、前記従来のように人体転落防護柵を自動車
転落防止支柱とは別の支持装置によって耐力的に支持す
るものに比べて施工が簡易で工費が安価になる。しかも
人体転落防護柵の建込み及び固着等の施行に際しては、
これを自動車転落防止支柱に仮止めしながら行なえるた
め、内部作業で行なえ、外部足場が不用でかつ外部作業
による危険性を防止できる。更に前記のように、人体転
落防護柵を自動車転落防止支柱に支持させたことによ
り、自動車が前記支柱に衝突して前記防護柵が移動する
ようなことがあっても、その防護柵と外壁とが縁切りさ
れているため、外壁を損傷させることがなく、補修を軽
減させることができる。更に、固定腕板及び接合腕板の
夫々の上面を傾斜させたので、これを足掛かりとするこ
とが不可能で人が柵外に乗り出すことが避けられて危険
性がない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は側面図、
第2図は平面図、第3図は自動車転落防止支柱の基端取
付部を示す拡大部分断面図である。 1……梁、2……床板、3……外壁、3a……開放部、4
……自動車転落防止支柱、9……固定腕板、10……接合
腕板、16……人体転落防護柵、D……間隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車転落防止支柱(4)を建物の床板
    (2)上に外壁(3)に近接して植立固定し、外壁側の
    開放部(3a)には人体転落防護柵(16)を配置し、上記
    自動車転落防止支柱(4)の上端には、取付けた状態で
    上面が人体転落防止柵(16)の反対方向に下降した傾斜
    面を形成する三角状の固定腕板(9)を固定し、上記人
    体転落防止柵(16)には、上記自動車転落防止支柱
    (4)の上端に相当する部分に位置して三角状の接合腕
    板(10)を固定し、上記固定腕板(9)と接合腕板(1
    0)とを締結固定し、かつ該人体転落防護柵(16)の周
    端を、外壁と離間して縁切り状態にしたことを特徴とす
    る立体駐車場における転落防止装置。
JP1006489U 1989-01-31 1989-01-31 立体駐車場における転落防止装置 Expired - Lifetime JPH0735045Y2 (ja)

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JPH02101963U JPH02101963U (ja) 1990-08-14
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