JPH0737451Y2 - 農業用トラクタにおける電磁油圧制御弁のリカバリ−装置 - Google Patents

農業用トラクタにおける電磁油圧制御弁のリカバリ−装置

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JPH0737451Y2
JPH0737451Y2 JP1987016337U JP1633787U JPH0737451Y2 JP H0737451 Y2 JPH0737451 Y2 JP H0737451Y2 JP 1987016337 U JP1987016337 U JP 1987016337U JP 1633787 U JP1633787 U JP 1633787U JP H0737451 Y2 JPH0737451 Y2 JP H0737451Y2
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control valve
hydraulic control
agricultural tractor
electromagnetic hydraulic
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Inventor
信男 山元
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セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、農業用トラクタにおける電磁油圧制御弁の
リカバリー装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、電磁油圧制御弁を介して、例えば耕耘作業機昇降
装置等の油圧装置の作動を電気的に制御するようにした
農業用トラクタが考案されている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のように構成されたトラクタでは、
電気系統に故障が発生すると、油圧装置、例えば作業機
の昇降作業等が全く不可能となり、耕耘作業が不能にな
るという欠点があった。
なお、電磁油圧制御弁のソレノイドに付設されたリセッ
ト用のプッシュロッド等を手動で操作して油圧装置を作
動させることができるようにしたものもあるが、同制御
弁の付近には昇降装置の作動部分があるため手を挾まれ
る危険があり、耕耘作業中かかる手動操作を行うことは
実際上不可能であった。
(ニ)問題点を解決するための手段 この考案では、電磁油圧制御弁を介して電気的に油圧装
置の作動を制御すべく構成した農業用のトラクタにおい
て、電磁油圧制御弁に、一対のパイロット弁と、各パイ
ロット弁を作動させるためのソレノイドと、各ソレノイ
ドのアーマチュアにそれぞれ連設したプッシュロッドと
を設け、各プッシュロッドは、先端をソレノイドの外部
に突出させ、各先端を運転部に配設した操作レバーによ
りリンケージを介して押圧操作可能としたことを特徴と
する農業用トラクタにおける電磁用油圧制御弁のリカバ
リー装置を提供するものである。
(ホ)作用・効果 本考案によれば、次のような作用効果が生起される。
すなわち、電気系統に故障が発生した際には、運転部に
配設した操作レバーを操作することにより、リンケージ
を介して電磁油圧制御弁を手動操作することができ、こ
の際、電磁油圧制御弁には、一対のパイロット弁を作動
させるためのソレノイドのアーマチュアにそれぞれプッ
シュロッドを連設すると共に、各プッシュロッドの先端
をソレノイドの外部に突出させて、各プッシュロッドの
先端をリンケージを介して押圧操作するようにしている
ために、構造簡易にして確実に電磁油圧制御弁を手動操
作して、油圧装置を作動させることができる。
(ヘ)実施例 この発明の実施例を図面にもとづき詳説すれば、(A)
は農業用のトラクターを示し、フレーム(1)の上面に
エンジン(2)及びエンジン(2)と直結した油圧ポン
プ(3)を内蔵した原動機部(4)を搭載し、原動機部
(4)の後方に連設したクラッチハウジング(5)の後
部にミッションケース(6)を連設して、同ケース
(6)の左右側に配設した左右後車輪(7)を駆動する
と共に、フレーム(1)の下方左右側に配設した左右前
車輪(8)を運転部(9)に立設したハンドル(10)で
操向してトラクター(A)を走行させるように構成して
いる。
また、ミッションケース(6)の後面には、左右傾動自
在としたヒッチ(11)を連設し、同ヒッチ(11)を介し
作業機(B)を連結しており、同作業機(B)は、機枠
(12)の下方に軸架した耕耘軸(13)を連動機構(14)
を介して回動せしめ、同軸(13)に多数植設した耕耘爪
(15)にて圃場面を耕起するように構成している。
なお、耕耘爪(15)の後方には、上カバー(26)の後端
に連設された上端を中心として回動自在のリヤカバー
(16)が連設されており、更に機枠(12)の後方にはデ
プスアジャストフレーム(17)を介して尾輪(18)が垂
設されている。
また、ミッションケース(6)の上面には、油圧作動の
昇降機構(19)が配設されており、同機構(19)から後
方向に延出した左右リフトアーム(20)(21)を、同機
構(19)を中心として上下回動せしめ、同アーム(20)
(21)の先端を、それぞれリフトロッド(22)を介して
ロータリ作業機(B)の機枠(12)と連結して、同機構
(19)の作動により同作業機(B)を昇降作動させるも
のである。なお、同作業機(B)の上昇作動は、油圧ポ
ンプ(3)からの油圧により行われるものであるが、降
下作動は同作業機(B)の自重によって行われるもので
ある。
また、右側リフトロッドの中途には、ロータリ作業機
(B)を、トラクター(A)に対しローリングさせるた
めの油圧シリンダー(23)が介設されている。
そして、これらの油圧アクチュエータの作動は、下記の
ように構成した制御装置(C)によって制御されてい
る。
すなわち、同トラクター(A)には、トラクター(A)
の水平からの前後傾斜を検出するためのピッチングセン
サー(24)を運転部(9)の左側に配設し、ミッション
ケース(6)の後面と、同後面に左右傾動自在に連設し
たヒッチ(11)との間に、トラクター(A)とロータリ
作業機(B)との相対傾斜を検出するためのローリング
センサー(25)を配設し、ロータリ作業機(B)の上カ
バー(26)の上面に、リヤカバー(16)の回動角度を、
ロッド(27)を介し検知して耕耘爪(15)の耕深を検出
するためのリヤカバーセンサー(28)を配設している。
また、昇降機構(19)の左リフトアーム(20)の基端に
は、同アーム(20)の昇降回動角度を検出して、作業機
(B)の上下位置を検知するための昇降センサー(29)
が配設されており更に、運転部(9)左側の変速レバー
(30)の基端には、同レバー(30)を後退位置に入れた
ときに出力する後退検出センサー(31)を配設してい
る。
そして、昇降機構(19)及びローリング用の油圧シリン
ダー(23)の作動は、上記の各センサー(24)(25)
(28)(29)(31)の検出結果により制御されており、
この制御の初期設定、及び制御モード切換のためのコン
トロールボックス(32)を運転部(9)の右側フェンダ
ー上面に配設している。
コントロールボックス(32)は、内部に時間経過を検知
する手段と、各検知手段からの検出結果を演算し、演算
結果を出力する手段としてのマイクロコンピューター
(33)及び入出力インターフェース(33-1)(33-2)等
の周辺機器を内蔵しており、同ボックス(32)の表面に
は、モード切換ダイヤル(34)、作業機上下位置設定ダ
イヤル(35)、耕深設定ダイアル(36)、耕深制御の感
度設定スイッチ(37)、作業機(B)を手動で昇降させ
るための昇降スイッチ(38)、トラクター(A)と作業
機(B)との間の左右傾斜角度設定ダイアル(39)、左
右傾斜の作動速度設定スイッチ(40)、左右傾斜反転ス
イッチ(41)が配設されている。
そして、マイクロコンピューター(33)にて各センサー
(24)(25)(28)(29)(31)からの出力を、各ダイ
アル及びスイッチ(34)(35)(36)(37)(38)(3
9)(40)(41)の設置位置を参照して処理し、昇降機
構(19)及びローリング用の油圧シリンダー(23)の作
動を制御するための電磁油圧制御弁(42)のソレノイド
(43)(44)へ制御出力するように構成している。
特に、本考案では、昇降機構(19)の作動を制御するた
めの電磁油圧制御弁(42)を第4図及び第5図で示すよ
うに電磁パイロット作動型に構成し、同パイロット弁
(45)(46)を作動させるためのソレノイド(43)(4
4)のアーマチュアにそれぞれプッシュロッド(47)(4
8)を連設して、各ロッド(47)(48)の一端をソレノ
イド(43)(44)の外部に突出させ、同ロッド(47)
(48)の各突出端を押圧することにより、各ソレノイド
(43)(44)の励磁状態に関係なく各パイロット弁(4
5)(46)を作動させることができるように構成し、リ
ンケージ(49)を介して運転部(9)に立設した操作レ
バー(50)により、各プッシュロッド(47)(48)を押
圧操作できるようにしている。
リンケージ(49)は、電磁油圧制御弁(42)の側面の各
ソレノイド(43)(44)の下方位置にそれぞれステー
(51)(51)を突設し、同ステー(51)(51)の先端を
二又状に形成して、同二又状先端の内部にリンクレバー
(52)(52)の下端を挿入してピン(53)(53)にて回
動自在に枢着し、各レバー(52)(52)の上端をリンク
ロッド(54)で連結し、一方のリンクレバー(52)を上
方向に延設して、この延設部分を操作レバー(50)とし
ている。
また、操作レバー(50)は、運転部(9)に固設したガ
イド板(55)に設けたガイド溝(56)中を挿通してお
り、同溝(56)の一方の内側縁の中央部に凹部(57)を
形成して、操作レバー(50)を操作しないとき同凹部
(57)に同レバー(50)を収納させ、ワイヤースプリン
グ(58)にて収納状態を保持させている。
なお、図中(59)はリターンスプリング、(60)はプッ
シュロッド(47)(48)押圧用の突起、(61)はビビリ
防止用のバネを示す。
本考案のリカバリー装置は上記のように構成されてお
り、耕耘作業中電気系統が故障しても、操作レバー(5
0)を操作することで、リンケージ(49)を介し電磁油
圧制御弁(42)のプッシュロッド(47)(48)を押圧し
て、同制御弁(42)を作動させることが可能であり、従
って、耕耘作業に不可欠の作業機(B)の昇降作動を3
動で行いながら上記作業を継続することが可能である。
また操作レバー(50)は、不使用時にはガイド溝(56)
の凹部(57)に収納されてワイヤースプリング(58)で
保持されているので誤操作が防止されており、また、バ
ネ(61)及びステー(51)の二又状先端によりリンケー
ジ(49)のビビリが防止されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本案装置を有する農業用トラクタの全体側面
図。 第2図は、同平面図。 第3図は、コントロールボックスの平面図。 第4図は、電磁油圧制御弁及びリンケージの側面図。 第5図は、ガイド板の平面図。 第6図は、油圧回路図。 第7図は、制御装置のブロックダイアグラム。 (A):トラクタ、(9):運転部 (42):電磁油圧制御弁 (49):リンケージ (50):操作レバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁油圧制御弁(42)を介して電気的に油
    圧装置の作動を制御すべく構成した農業用のトラクタ
    (A)において、 電磁油圧制御弁(42)に、一対のパイロット弁(45)
    (46)と、各パイロット弁(45)(46)を作動させるた
    めのソレノイド(43)(44)と、各ソレノイド(43)
    (44)のアーマチュアにそれぞれ連設したプッシュロッ
    ド(47)(48)とを設け、 各プッシュロッド(47)(48)は、先端をソレノイド
    (43)(44)の外部に突出させ、各先端を運転部(9)
    に配設した操作レバー(50)によりリンケージ(49)を
    介して押圧操作可能としたことを特徴とする農業用トラ
    クタにおける電磁用油圧制御弁のリカバリー装置。
JP1987016337U 1987-02-05 1987-02-05 農業用トラクタにおける電磁油圧制御弁のリカバリ−装置 Expired - Lifetime JPH0737451Y2 (ja)

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JPS58209903A (ja) * 1982-05-31 1983-12-07 株式会社クボタ 作業車
JPS59119109U (ja) * 1983-01-31 1984-08-11 セイレイ工業株式会社 農用トラクタ−の作業機制御装置

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