JPH0737347Y2 - 電子機器の絶縁構造 - Google Patents

電子機器の絶縁構造

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JPH0737347Y2
JPH0737347Y2 JP1988095046U JP9504688U JPH0737347Y2 JP H0737347 Y2 JPH0737347 Y2 JP H0737347Y2 JP 1988095046 U JP1988095046 U JP 1988095046U JP 9504688 U JP9504688 U JP 9504688U JP H0737347 Y2 JPH0737347 Y2 JP H0737347Y2
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JP
Japan
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wiring member
screw
wiring
electronic device
insulating
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JP1988095046U
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洋一 山口
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Denso Ten Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 電子機器内において配線部材と、その配線部材の方向に
突き出るねじ等の接合部材とを絶縁するために、接合部
材の突出しに応じて配線部材に向かって可倒部が可倒す
る絶縁部材を電子機器の被接合部材に設け、前記可倒部
は、ねじのフレキシブルな配線部材側へ突出した部分と
当接し、ねじの前記配線部材側への進行に伴って配線部
材側へ向かって可倒し、前記ねじのフレキシブルな配線
部材側へ突出した部分を覆うことにより、従来の配線部
材の柔軟性を損なうことなく、配線部材を接合部材によ
る損傷から保護して絶縁することが可能となる。
〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子機器内を絶縁する電子機器の絶縁構造に
関し、特に配線の損傷によりショートする等の絶縁性が
損なわれることを防止する電子機器の絶縁構造に関す
る。
一般に、電子機器内の配線用の線材は導体および絶縁を
兼ね備えた保護被覆から構成されている。しかし、電子
機器内において配線用の線材を例えばねじ付近を通って
配線する場合には、振動等により線材がねじ山に当たっ
て擦られることにより、線材の保護被覆が損傷して導体
がねじを介してショートするという不具合がある。その
ために、電子機器内の配線用の線材をねじ等による損傷
から保護して絶縁するための絶縁手段が要求されてい
る。
〔従来の技術〕
従来の絶縁手段として、ねじ等に近接している配線用の
線材を、塩化ビニル製のチューブ等の絶縁物で覆うもの
である。これにより、線材は絶縁物によりねじ等による
損傷から保護され、絶縁性が保持される。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の絶縁手段では、線材の損傷は防止されるが、線材
が絶縁物により覆われているために線材が太くなってし
まう。そのために、線材を曲げ難くなり、また、例えば
狭い箇所に配線する場合には作業性が低下するという問
題がある。
本考案は、上記の問題点を解決するためになされたもの
であり、従来の配線用線材の柔軟性を損なうことがな
く、その配線用線材をねじ等による損傷から保護して絶
縁することが可能な電子機器の絶縁構造を提供するを目
的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本考案に基づく電子機器の絶縁構造の原理構成
を示す図である。本図において、1はフレキシブルな配
線部材であり、電子機器4内の配線を行う。2は接合部
材であり、電子機器4の被接合部材4a,4bを接合するも
のであって、被接合部材4a,4bを介して配線部材1に向
かって突き出して配線部材1に近接または接触する接合
部材2を示す。3は絶縁部材であり、配線部材1側の被
接合部材(本図では被接合部材4b)に設けられ、絶縁部
材3の可倒部が接合部材2の配線部材1側への進行に伴
い、配線部材1側へ向かって可倒する。
〔作用〕
本考案では、配線部材1に対して突き出る接合部材2を
絶縁部材3の可倒部が受けて配線部材1に向かって可倒
し、前記可倒部は接合部材2の配線部材1側へ突出した
部分と当接し、前記接合部材2の前記配線部材側への進
行に伴って配線部材1側へ向かって可倒し、前記接合部
材2の配線部材1側へ突出した部分を覆うことにより、
配線部材1が接合部材2に接触しないようにするもので
ある。
第2図に基づいて以下詳細に説明する。本図の(a)お
よび(b)は接合部材2の取付け前の状態および取付け
後の状態をそれぞれ示す。(a)の状態において被接合
部材4a,4bを介して接合部材2を取り付けると、接合部
材2は絶縁部材3の可倒部を押圧しながら、その絶縁部
材3の可倒部を配線部材1の方向に可倒する。これによ
り、配線部材1は絶縁部材3によって接合部材2に直接
接触しない((b)の状態)。
これにより、配線部材1の柔軟性を損なわずに、接合部
材2による損傷から配線部材1を保護するとともに、配
線部材1と接合部材2とを絶縁することができる。
〔実施例〕
第3図は本考案の一実施例を示す断面図であり、電子機
器のシャーシ組立の一適用例を示す。本実施例は、ねじ
20を金属板40a,40bにねじ込むに連れて絶縁板30の可倒
部31を倒すことにより、ねじ20に近接または接触しそう
なフレキ配線板10をねじ20から遠ざけるものである。
本図におて、配線部材1は例えば通常のフレキシブル印
刷配線板(以下、フレキ配線板10と称する)からなり、
電子機器の電子回路(図示せず)間等の配線を行う。接
合部材2はねじ20からなり、被接合部材4a,4bとしての
金属板40a,40bを接合する。絶縁部材3は例えばL字状
の絶縁板30からなり、絶縁板30は後述する可倒部31を除
いて、L状の金属板40bに沿って接着剤等により固定さ
れている。この絶縁板30は例えばフィルム状の絶縁紙ま
たはポリエステルからなる。なお、金属板40a,40bは電
子機器のシャーシの一部を構成し、ねじ20に合うように
ねじ穴が施されている。
さらに、絶縁板30の外形を第4図の斜視図に基づいて説
明する。本図において、絶縁板30には、L字状の面の一
方の面にコの字状の隙間32を設けて可倒部31が形成され
ている。この可倒部31は押圧することによりその押圧す
る方向に押圧に応じて倒れる(例えば一点鎖線で示
す)。
以上の構成により、本実施例の動作を第5図に基づいて
以下説明する。本図の(a)および(b)はねじ20によ
る締結前の状態および締結後の状態を示す。(a)の状
態において、フレキ配線板10は絶縁板31に近接して予め
配線されている。このとき、ねじ20を金属板40a,40bの
ねじ穴に沿ってねじ込むと、ねじ20の先端が絶縁板30の
可倒部31を押圧しながら可倒部31をフレキ配線板10の方
向に倒す。これにより、絶縁板30に近接しているフレキ
配線板10は可倒部31により押し出される((b)の状
態)。これにより、フレキ配線板10は振動等によりねじ
20のねじ山に接触することがなくなるので、フレキ配線
板10は損傷を受けることがなくなり絶縁性が保たれる。
なお、本実施例の絶縁板30の可倒部31は下方に倒れる
が、例えば上方に倒れるように可倒部31を形成してもよ
い。また、本実施例では、ねじ20の締結以前にフレキ配
線板10は配線されているが、ねじ20の締結以後、フレキ
配線板10を配線してもよい。さらに、本実施例の絶縁板
30はL字状の形状をしているが、適用箇所に応じて任意
の形状にしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、電子機器の接合時
に、配線部材の方向に突き出る接合部材を絶縁部材の可
倒部が受けて可倒し、前記可倒部は常時接合部材の配線
部材側へ突出した部分を覆うので、従来接合部材に近接
または接触する配線部材が接合部材により損傷されるこ
とがなくなる。また、配線部材自体の柔軟性も損なうこ
とがなくなるので、電子機器における配線の作業性が向
上される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に基づく電子機器の絶縁構造の原理構成
を断面で示す図、 第2図は第1図における電子機器の絶縁構造の動作を説
明する図、 第3図は本考案の一実施例を示す断面図、 第4図は本実施例の絶縁板の外形を示す斜視図、 第5図は本実施例の動作を説明する図である。 1…配線部材、2…接合部材、3…絶縁部材、4…電子
機器、4a,4b…被接合部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器(4)内の配線を行うフレキシブ
    ル配線部材(1)と、前記電子機器(4)の被接合部材
    (4a,4b)を介して前記フレキシブル配線部材(1)の
    方向に突き出して前記フレキシブル配線部材(1)に近
    接または接触するねじ(20)とを絶縁する電子機器の絶
    縁構造において、一部が前記フレキシブル配線部材
    (1)側の前記被接合部材(4a,4b)に固定され、可倒
    部(31)が前記被接合部材(4a,4b)に設けられたねじ
    穴の周辺を覆う絶縁部材(3)を設け、前記可倒部(3
    1)は、前記ねじ(20)の前記フレキシブル配線部材
    (1)側へ突出した部分と当接し、前記ねじ(20)の前
    記フレキシブル配線部材(1)側への進行に伴い、前記
    フレキシブル配線部材(1)側へ向かって可倒し、前記
    ねじ(20)の前記フレキシブル配線部材(1)側へ突出
    した部分を覆うものであることを特徴とする電子機器の
    絶縁構造。
JP1988095046U 1988-07-20 1988-07-20 電子機器の絶縁構造 Expired - Lifetime JPH0737347Y2 (ja)

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JPH0217887U JPH0217887U (ja) 1990-02-06
JPH0737347Y2 true JPH0737347Y2 (ja) 1995-08-23

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ID=31319661

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5993192U (ja) * 1982-12-16 1984-06-25 クラリオン株式会社 絶縁紙装置
JPS6012303U (ja) * 1983-07-04 1985-01-28 赤堀 東 爪切り

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JPH0217887U (ja) 1990-02-06

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