JPH0736622Y2 - 液体容器 - Google Patents

液体容器

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JPH0736622Y2
JPH0736622Y2 JP4809792U JP4809792U JPH0736622Y2 JP H0736622 Y2 JPH0736622 Y2 JP H0736622Y2 JP 4809792 U JP4809792 U JP 4809792U JP 4809792 U JP4809792 U JP 4809792U JP H0736622 Y2 JPH0736622 Y2 JP H0736622Y2
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flap
valve body
valve
liquid
operating member
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勉 新田
裕 細岡
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Tiger Corp
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ハンドルを握って液体
容器を傾斜させることによって注液し得るようにした傾
斜注液式であって、しかも施栓状態において栓体内の注
液通路を通して注液し得るようにした液体容器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】公知のこの種の液体容器として、例えば
実公昭59ー25332号公報、あるいは実公昭62ー
37543号公報などに示されるようなものがある。こ
れら公知の液体容器では、液体容器傾動用のハンドルの
上部に操作ボタンを設け、該操作ボタンを押圧操作する
ことによって栓体内の弁体を開放させ、ハンドルを握っ
て傾動させることにより内容器内の液体を栓体内注液通
路を通して外部に注出し得るようになっている。
【0003】又、上記実公昭59ー25332号公報の
液体容器では、ハンドル上部の操作ボタンを押圧するこ
とにより、栓体内に設けた弁体操作部材を介して弁体を
開放させることがてきるようになっているが、操作ボタ
ンから指を離すとスプリングの付勢作用によって弁体が
直ちに閉じるようになっている。尚、同公報中の第3図
及び第4図に示す液体容器では、操作ボタンを押圧する
ことにより、弁体操作部材を介して弁体を開放させると
同時に注口を開閉するフラップを開放させることがてき
るようになっているが、操作ボタンから指を離す該弁体
及びフラップがそれぞれ直ちに閉じてしまう。
【0004】他方、上記実公昭62ー37543号公報
の液体容器では、液体容器本体の肩体に弁体位置保持機
構(プッシュプッシュ機構と称されている)を設けて、
ハンドル上部の操作ボタンを1回押す度に、弁体を開弁
位置と閉弁位置のそれぞれで交互に位置保持せしめ得る
ようになっているが、操作ボタンはスプリングで外側に
付勢されており、該操作ボタンから指を離すと操作ボタ
ンが自動的に外側の定位置に復帰するようになってい
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記実公昭
59ー25332号公報の液体容器では、操作ボタンか
ら指を離すと弁体が自動的に閉じてしまうために、注液
時にはハンドルを持ち且つ操作ボタンを押圧したままで
液体容器本体を傾動させる必要があり、その注液操作を
不自然な状態(操作ボタンを押した状態)で行わなけれ
ばならないという問題があった。
【0006】又、上記実公昭62ー37543号公報の
液体容器では、弁体位置保持機構(プッシュプッシュ機
構)により栓体内の弁体を開弁位置と閉弁位置のそれぞ
れで位置保持できるようになっているが、操作ボタンか
ら指を離すと該操作ボタンが自動的に外側の定位置に復
帰してしまい、外観からは弁体が閉弁位置にあるのか開
弁位置にあるのか知ることができないという問題があっ
た。尚、非注液時において、弁体が開放状態にあるのに
気が付かずにそのまま放置していると、保温力が低下す
るとともに液体容器を転倒させたときに内容器内の液体
が栓体内注液通路を通って外部に流出するという問題が
あり、又、注液操作時において、弁体が閉塞状態にある
ことに気が付かずに注液操作(液体容器を傾動させる)
をしても注液できず、開弁操作を行った後に再度注液操
作を行う必要がある。
【0007】本考案は、上記した従来の液体容器の問題
点に鑑み、ハンドル上部に設けた操作ボタンで栓体内の
弁体を開閉し得るようにした液体容器において、操作ボ
タンから指を離した状態で注液操作が行え、且つ該操作
ボタンから指を離した状態ででも外部から弁体の開閉状
態を知ることができるようにすることを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、液体容器本体
の給液口を開閉する栓体を有し、該液体容器本体の外側
部にハンドルを設け、さらに注口を開閉するフラップを
設けた液体容器において、前記栓体内に、内容器内と連
通する注液通路と、該注液通路を開閉する弁体と、該弁
体及び前記フラップを同時に開閉操作する弁体・フラッ
プ操作部材とを設け、前記ハンドルの上部位置に、操作
端を栓体が螺合される肩体内から該栓体内に臨ませて前
記弁体・フラップ操作部材を開放側又は閉塞側に操作す
る操作ボタンを設けるとともに、前記弁体と前記フラッ
プとをそれぞれ閉弁位置と開弁位置とで同時に位置保持
させる弁体・フラップ位置保持機構を設けたことを特徴
としている。
【0009】
【作用】本考案の液体容器では、ハンドル上部位置に設
けた操作ボタンを1回押圧操作する度に、弁体・フラッ
プ操作部材を介して弁体及びフラップが同時に閉塞位置
と開放位置との間で順次交互に位置変位せしめられ、し
かも弁体・フラップ位置保持機構により弁体及びフラッ
プが閉塞位置と開放位置とでそれぞれ位置保持されるよ
うになる。従って、弁体及びフラップを開放させた状態
で操作ボタンから指を離しても、該弁体及びフラップが
開放位置に維持されたままとなり、操作ボタンに指をか
けることなく注液操作が行えるようになる。又、このよ
うに弁体及びフラップが閉塞位置と開放位置とでそれぞ
れ同時に位置保持されるので、フラップの開閉状態を見
ることによって弁体の開閉状態を知ることができる。
【0010】
【考案の効果】本考案の液体容器では、次のような効果
がある。
【0011】(1) ハンドル上部に操作ボタンを設けた
ものにおいて、弁体・フラップ位置保持機構により弁体
及びフラップをそれぞれ開放位置で位置保持できるの
で、注液時に操作ボタンから指を離した状態で行え、注
液操作が容易となる。
【0012】(2) 弁体・フラップ操作部材及び弁体・
フラップ位置保持機構により、弁体とフラップが同時に
閉塞位置又は開放位置でそれぞれ位置保持されるので、
フラップの開閉状態を見ることによって弁体の開閉状態
を外部から知ることができ、弁体の閉め忘れや閉弁状態
での注液操作(液体容器傾動操作)等を未然に防止でき
る。
【0013】
【実施例】図1〜図10を参照して本考案のいくつかの
実施例を説明すると、図1及び図2には本考案の第1実
施例、図3〜図5にはそれぞれ同第2〜第4実施例、図
6及び図7には同第5実施例、図8及び図9には同第6
実施例、図10には同第7実施例の液体容器を示してい
る。
【0014】まず、第1〜第7の各実施例の液体容器の
共通部分について説明する。これらの液体容器は、液体
容器本体1の栓差込穴14内に栓体2を螺合し、さらに
液体容器本体1の外側部に液体容器傾動用のハンドル7
を設けている。
【0015】液体容器本体1は、金属製の外ケース11
内に真空二重瓶製の内容器12を収容し、さらに外ケー
ス11の上部に肩体13を設けて構成している。
【0016】肩体13のほぼ中央部には、椀形の栓差込
穴14が形成されている。又、該栓差込穴14の底部に
は、内容器12の開口と連通する給液口15が形成され
ている。肩体13の前部側には、注出すべき液体を案内
するための液導部16が形成されている。尚、該液導部
16の先端が注口17となる。
【0017】液導部16の上部には、注口17を開閉す
るフラップ6が上下弧回動自在に枢着されている。この
フラップ6の後端部6aは、栓差込穴14に螺合される
栓体2の外側面に近接するように位置させている。又、
このフラップ6はフックバネ60によって閉塞方向に付
勢されており、フラップ後端部6aへの押圧力が解除さ
れると該フラップ6はバネ60の付勢力によって直ちに
閉塞されるようになっている。
【0018】栓差込穴14には、栓体2が螺合により着
脱自在に装着されている。そして、栓体2を完全に締め
込んだときに、栓体2のパッキン29が給液口15の口
縁を閉塞するようになっている。
【0019】栓体2内には、栓体底面に液体入口22a
と栓体側面に液体出口22bを有する注液通路22が形
成されている。この注液通路22は、栓体2を完全に締
め込んだときに液体出口22bが肩体13の液導部16
に対向するように形成されている。
【0020】又、栓体2内には、注液通路22を開閉す
る弁体3が上下動自在に設けられている。この弁体3
は、注液通路22の液体入口22aを下方から開閉する
弁部31と該弁部31の中央上方に延出する弁棒32と
を有している。又、この弁体3は、スプリング33によ
って上動閉弁方向に付勢されている。
【0021】さらに、栓体2内には、弁体3及びフラッ
プ6を同時に開閉操作するための弁体・フラップ操作部
材4が設けられている。この弁体・フラップ操作部材4
の後端部42は、栓体2の側壁23の後側部分に形成し
ている穴24から該側壁23外面に臨ませ、又該弁体・
フラップ操作部材4の前端部44は、栓体側壁23の前
側部分に形成している穴26から該側壁23外面に臨ま
せている。尚、栓体2の完全螺合状態では、弁体・フラ
ップ操作部材4の後端部42は後述する操作ボタン8の
押圧部82の先端(操作端)82aに対面し、他方該弁
体・フラップ操作部材4の前端部44はフラップ6の後
端部6aに対面している。又、該弁体・フラップ操作部
材4は、スプリング43によって後側(栓体完全締め込
み時における後側)に付勢されている。尚、この各実施
例の弁体・フラップ操作部材4については、後で個別実
施例ごとに詳しく説明する。
【0022】図1〜図10に示す各実施例の液体容器に
は、弁体3及びフラップ6を閉塞位置と開放位置とでそ
れぞれ同時に位置保持させるための弁体・フラップ位置
保持機構5が設けられている。この弁体・フラップ位置
保持機構5は、操作ボタン8を1回操作する度に、弁体
3及びフラップ6を同時に閉塞位置と開放位置とで交互
に位置保持せしめ得るようにしたものである。尚、この
弁体・フラップ位置保持機構5については、後で個別実
施例ごとに詳しく説明する。
【0023】ハンドル7は、その上部を肩体13に対し
て、無理嵌め(図1)、一体成形(図3、図8、図1
0)、ビス止め(図4〜図6)等の適宜の手段で連結し
ている。
【0024】ハンドル7の上部には、弁体・フラップ操
作部材4を操作するための操作ボタン8が設置されてい
る。この操作ボタン8は、押ボタン部81とその内側に
棒状の押圧部82を有している。尚、押ボタン部81と
押圧部82とは、一体形成されたもの(図1、図4、図
8)と別体に形成されたもの(図3、図5、図6、図1
0)とがある。押ボタン部81は、ハンドル7の上部に
設けられたホルダー部71内で水平内外方向に出没自在
に設けられている。押圧部82は、押ボタン部81とと
もに進退せしめられ、該押ボタン部81を操作すること
によって押圧部82の先端(操作端82a)が栓差込穴
14の側壁に形成した穴83から内外方向に出没するよ
うにしている。尚、該押圧部82の操作端82aは、栓
体2を完全螺合したときの弁体・フラップ操作部材4の
後端部42に対面させている。
【0025】又、操作ボタン8は、スプリング80によ
って外側に向けて付勢されている。そして、図8〜図1
0に示す第6及び第7実施例を除くその他の実施例で
は、押ボタン部81の非操作時には、操作ボタン8全体
がスプリング80によって外方に付勢されて、押圧部8
2の操作端82aが栓差込穴14の内壁面とほぼ同一面
となる位置まで後退している。即ち、押ボタン部81の
非操作状態では、押圧部82が栓体2の螺回動の邪魔に
ならないようになっている。又該押ボタン部81をスプ
リング80に抗して内方に押し込むと、押圧部82の先
端(操作端82a)が弁体・フラップ操作部材4の後端
部42を内方に押し込むように作用する。尚、図8〜図
10に示す第6及び第7実施例のものでは、後述するよ
うに弁体・フラップ位置保持機構5が操作ボタン8部分
に設けられている関係上、押ボタン部81を1回押す度
に押圧部82が内方突出位置と外方復帰位置とでそれぞ
れ位置保持されるようになっている。
【0026】次に、個別実施例についてさらに詳しく説
明する。
【0027】図1、図5、図6、図10の各実施例で
は、弁体・フラップ操作部材4として、弁体3を開閉操
作する弁体操作部材4Aとフラップ6を開閉操作するフ
ラップ操作部材4Bが個別に設けられている。この弁体
操作部材4Aとフラップ操作部材4Bとは、操作ボタン
8の操作によって相互に連動する。又、図3、図4、図
8の各実施例では、単一の弁体・フラップ操作部材4に
弁体操作部とフラップ操作部を設けている。
【0028】図5及び図10の各実施例を除くその他の
実施例(図1、図3、図4、図6、図8)では、弁体・
フラップ操作部材4全体が、栓体2内において前後水平
方向にスライド自在に設けられている。又、図5及び図
10の各実施例では、フラップ操作部材4Bは前後にス
ライドするが弁体操作部材4Aは上下に揺動するように
なっている。
【0029】図1〜図9に示す各実施例の弁体・フラッ
プ操作部材4には、その下面(図5の実施例では上面)
に弁体弁棒32を押し下げるためのカム41が設けられ
ており、該弁体・フラップ操作部材4が前方側にスライ
ド操作されると該カム41により弁体3を下動開弁させ
るようになっている。尚、図5の実施例では、弁体操作
部材4Aとして、てこ材46が使用されており、フラッ
プ操作部材4Bが前方にスライドされたときにカム41
により、該てこ材46が操作されて弁体3を下動開弁さ
せるようになっている。
【0030】図10に示す実施例の弁体・フラップ操作
部材4は、弁体操作部材4Aが栓体2内の後側に枢着さ
れて上下に弧回動するようになっており、該弁体操作部
材4Aが下方に弧回動すると、弁体3を下動開弁させる
とともにフラップ操作部材4Bに設けたカム41を操作
して該フラップ操作部材4Bを前方にスライドさせるよ
うになっている。
【0031】そして、この各実施例の弁体・フラップ操
作部材4は、操作ボタン8の押ボタン部81を押圧操作
すると、押圧部82の先端(操作端)82aが肩体13
内から栓体2内に侵入して弁体・フラップ操作部材4の
後端部42を押圧し、さらに弁体・フラップ操作部材4
の前端部44でフラップ後端部6aを押圧して、該弁体
・フラップ操作部材4により弁体3及びフラップ6を同
時に開放させるようになっている。又、操作ボタン8を
もう一度押圧操作すると、該弁体・フラップ操作部材4
が後退せしめられ、そのときには弁体3及びフラップ6
がそれぞれ同時に閉塞される。
【0032】図1、図3、図4、図5、図10に示す各
実施例では、弁体・フラップ位置保持機構5は、プッシ
ュプッシュ機構と称されているものが採用されている。
【0033】図1の実施例の弁体・フラップ位置保持機
構5は、弁体・フラップ操作部材4の前部寄り位置に設
けられていて、該弁体・フラップ操作部材4側に設けた
回転体51(フラップ操作部材4Bを兼用している)
を、栓体2内に固定されている横向き円筒形のガイド筒
52内にスライド自在に挿入させている。尚、この種の
プッシュプッシュ機構は、例えば実開昭58ー9803
3号公報、あるいは実開平2ー116239号公報等に
示されるように従来から使用されているが、基本的には
操作部材(弁体・フラップ操作部材4)を1回押圧操作
する度に、回転体51が所定小角度づつ回転するととも
に該回転体51がガイド筒52に対して順次手前側位置
(図1)と奥側位置(図2)とで交互に係止されて、弁
体・フラップ操作部材4がそれぞれ後退位置と前進位置
とで位置保持されるようになっている。尚、図1に示す
ように弁体・フラップ操作部材4が後退位置にあるとき
には弁体3及びフラップ6がそれぞれ閉塞位置で位置保
持され、逆に図2に示すように弁体・フラップ操作部材
4が前進位置にあるときには該弁体3及びフラップ6が
それぞれ開放位置で位置保持されるようになっている。
【0034】図3に示す実施例の弁体・フラップ位置保
持機構5は、弁体・フラップ操作部材4の後部寄り位置
に設けている。尚、この図3の実施例の弁体・フラップ
位置保持機構5は、基本的には上記図1の弁体・フラッ
プ位置保持機構5と同構造であり、その形成位置が弁体
・フラップ操作部材4の前部寄り位置か後部寄り位置か
の違いだけである。
【0035】図4及び図5に示す各実施例の弁体・フラ
ップ位置保持機構5は、弁体弁棒32部分に設けられて
いる。即ち、この図4及び図5の各実施例の弁体・フラ
ップ位置保持機構5では、回転体51が弁体弁棒32に
取付けられており、該回転体51が弁体3とともに縦向
きのガイド筒52内で上下にスライドし得るようになっ
ている。
【0036】図6及び図7に示す実施例の弁体・フラッ
プ位置保持機構5は、栓体2の上板25の下面から下向
きに突出させた針状体54と、弁体・フラップ操作部材
4の上面に形成した略ハート形の環状溝55とで構成さ
れている。針状体54の下端は環状溝55内に嵌入され
ており、弁体・フラップ操作部材4がスライド操作せし
められて環状溝55が前後方向に移動するのにつれて該
針状体54が環状溝55に追従して左右方向(図7の図
示状態では矢印A又はB方向)にのみ揺動するようにな
っている。そして、弁体・フラップ操作部材4が後退位
置(図7の矢印D側)にあるときには、針状体54が環
状溝55の前側係止部55aに係止されて該弁体・フラ
ップ操作部材4を後退位置(弁体3及びフラップ6の閉
塞位置)で位置保持し、又、弁体・フラップ操作部材4
を後退位置から前進位置まで矢印C方向にスライドさせ
ると針状体54が矢印Pで示すように変位して(実質は
環状溝55が移動する)、該針状体54が符号54′で
示すように環状溝55の後側係止部55bに係止されて
該弁体・フラップ操作部材4を前進位置(弁体3及びフ
ラップ6の開放位置)で位置保持するようになってい
る。又、前進位置にある弁体・フラップ操作部材4を再
度前側に押圧すると、環状溝55の後側係止部55bに
係止されていた針状体54が係止解除され、続いてスプ
リング43により弁体・フラップ操作部材4が後方(矢
印D側)に移動せしめられ(そのとき針状体54は環状
溝55内を矢印Qで示すように移動する)、針状体54
が環状溝55の前側係止部55aに係止されたときに弁
体・フラップ操作部材4を後退位置で位置保持するよう
になる。
【0037】図8及び図9に示す実施例の弁体・フラッ
プ位置保持機構5は、操作ボタン8とハンドル7のホル
ダー部71との間に設けられている。この図8及び図9
に示す実施例の弁体・フラップ位置保持機構5では、操
作ボタン8の押ボタン部上板84に下方に向けて垂下さ
せた針状体56とホルダー部71の底面に形成した細長
略ハート形の突起57とで構成している。針状体56
は、図6及び図7の場合と同様に、左右方向(図9の上
下方向)にのみ揺動し得るようになっている。そして、
操作ボタン8の押ボタン部81を外側後退位置(実線図
示位置)から前方に押圧すると、針状体56の下端部が
突起57の側面(図9において下側側面)に沿って前方
に移動して、該針状体56が符号56′で示すように突
起57の前側係止部57aに係止される。この状態で
は、操作ボタン8が前進位置で後退不能に位置保持さ
れ、弁体3及びフラップ6がそれぞれ開放状態で位置保
持される。又、操作ボタン8を前方押し込み状態からも
う一度押圧操作すると、針状体56の下端部が前側係止
部57aから外れ、操作ボタン8がスプリング80によ
って後方に付勢されていることにより、該針状体56の
下端部が突起57の側面(図9において上側側面)に沿
って元の位置まで戻されるようになっている。
【0038】図10に示す実施例の弁体・フラップ位置
保持機構5は、プッシュプッシュ機構のものを操作ボタ
ン8とハンドル上部のホルダー部71との間に設けてい
る。この図10の実施例では、操作ボタン8の押圧部8
2をプッシュプッシュ機構の回転体51に兼用してお
り、押ボタン部81を1回押す度に押圧部82(回転体
51)が前方位置と後方位置とでそれぞれ位置保持さ
れ、それによって弁体3及びフラップ6を同時に開放位
置と閉塞位置とで位置保持させ得るようになっている。
【0039】図1〜図10に示す各実施例の液体容器の
使用方法並びに作用を説明する。まず、弁体閉塞状態
(フラップ6も閉塞している)から操作ボタン8を1回
押圧操作すると、押圧部82の先端(操作端82a)で
弁体・フラップ操作部材4の後端部42を前方に押圧し
て、該弁体・フラップ操作部材4により、弁体3が下動
開弁操作されるとともにフラップ6も同時に開放操作さ
れる。又、それと同時に弁体・フラップ位置保持機構5
が作動して、操作ボタン8から指を離しても弁体3及び
フラップ6はそれぞれ開放位置で位置保持されるように
なる。この状態で、ハンドル7を握って液体容器を前方
に傾動させると、内容器12内の液体が栓体内の注液通
路22、液導部16を通ってその注口17から注出され
るようになる。そして、注液後にもう一度、操作ボタン
8を押圧操作すると、弁体・フラップ位置保持機構5に
よる位置保持機能が解除されて、弁体3及びフラップ6
がそれぞれ閉塞状態に復帰するようになる。このよう
に、弁体3の開閉とフラップ6の開閉とが操作ボタン8
の操作で同時に操作され、しかも弁体3とフラップ6と
が弁体・フラップ位置保持機構5によりそれぞれ開放位
置又は閉塞位置で位置保持されるので、フラップ6の開
閉状態を見ることによって弁体3の開閉状態を知ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案第1実施例の液体容器の上部縦断面図で
ある。
【図2】図1の状態変化図である。
【図3】本考案第2実施例の液体容器の上部縦断面図で
ある。
【図4】本考案第3実施例の液体容器の上部縦断面図で
ある。
【図5】本考案第4実施例の液体容器の上部縦断面図で
ある。
【図6】本考案第5実施例の液体容器の上部縦断面図で
ある。
【図7】図6のIIVーIIV矢視図である。
【図8】本考案第6実施例の液体容器の上部縦断面図で
ある。
【図9】図8のIXーIX断面図である。
【図10】本考案第7実施例の液体容器の上部縦断面図
である。
【符号の説明】
1は液体容器本体、2は栓体、3は弁体、4は弁体・フ
ラップ操作部材、5は弁体・フラップ位置保持機構、6
はフラップ、7はハンドル、8は操作ボタン、12は内
容器、14は栓差込穴、15は給液口、22は注液通
路、82は押圧部、82aは操作端である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体容器本体(1)の給液口(15)を
    開閉する栓体(2)を有し、該液体容器本体(1)の外
    側部にハンドル(7)を設け、さらに注口(17)を開
    閉するフラップ(6)を設けた液体容器であって、 前記栓体(2)内に、内容器(12)内と連通する注液
    通路(22)と、該注液通路(22)を開閉する弁体
    (3)と、該弁体(3)及び前記フラップ(6)を同時
    に開閉操作する弁体・フラップ操作部材(4)とを設
    け、 前記ハンドル(7)の上部位置に、操作端(82a)を
    前記栓体(2)が螺合される肩体(13)内から該栓体
    (2)内に臨ませて前記弁体・フラップ操作部材(4)
    を開放側又は閉塞側に操作する操作ボタン(8)を設け
    るとともに、 前記弁体(3)と前記フラップ(6)とをそれぞれ閉弁
    位置と開弁位置とで同時に位置保持させる弁体・フラッ
    プ位置保持機構(5)を設けた、 ことを特徴とする液体容器。
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