JPH073628Y2 - 金属キャップ端子 - Google Patents

金属キャップ端子

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JPH073628Y2
JPH073628Y2 JP6880490U JP6880490U JPH073628Y2 JP H073628 Y2 JPH073628 Y2 JP H073628Y2 JP 6880490 U JP6880490 U JP 6880490U JP 6880490 U JP6880490 U JP 6880490U JP H073628 Y2 JPH073628 Y2 JP H073628Y2
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JP
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metal cap
cap terminal
electronic component
fitted
cylindrical
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眞琴 根岸
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は角形電子部品の端部に嵌着される円筒状の金属
キャップ端子に関するものである。
(従来の技術) 従来、角形電子部品の一例として、角形積層コンデンサ
が知られている。この角形積層コンデンサは直方体形状
の積層コンデンサ本体とその両端部に圧入等により嵌着
された円筒状の金属キャップ端子とから構成されてい
る。
積層コンデンサ本体は、複数の誘電体層と内部電極層と
が交互に積層されて、内部電極がその長手方向の端面に
交互に導出され、両端部にそれぞれ内部電極に導通する
外部電極が形成されている。この外部電極は、例えば本
体端面及び端部外周面にほぼ均一の厚さに形成された銀
・パラジウム層等から構成される。
金属キャップ端子は、底部と、この底部の周縁に立設さ
れた筒状部とからなり、前記積層コンデンサ本体の両端
部に圧入等により嵌着された後、前記外部電極に半田付
けにより導電接続されている。
(考案が解決しようとする課題) 前述したように積層コンデンサ本体は、複数の誘電体層
と内部電極層とが交互に積層されて形成されるので、量
産を図るため直方体形状とされるのが現状である。
しかしながら、金属キャップ端子は前述と同様に量産
性、コンデンサ製造時における取扱い性等を考慮し、円
筒状のものが用いられている。
このため、金属キャップ端子を積層コンデンサ本体の端
部に嵌着した状態において、積層コンデンサ本体端部の
稜部が金属キャップ端子の内周面に圧接するのみである
ため、十分な嵌着状態を得られない不良品を生ずること
があった。
また、金属キャップ端子を積層コンデンサ本体の端部に
嵌着する際、それぞれの軸心が若干でもずれると、前記
筒状部の開口周縁と積層コンデンサ本体端部とが衝突
し、筒状部が押し潰されて金属キャップ端子が変形した
り、或いは、積層コンデンサ本体の端部が欠けて不良品
が発生するという問題点があった。
本考案の目的は上記の問題点に鑑み、断面角形を有する
端部に円筒状の金属キャップ端子を嵌着させた際に、十
分な嵌着状態を得られる金属キャップ端子を提供するこ
とにある。
さらには、角形の電子部品本体端部に円筒状の金属キャ
ップ端子を嵌着させる際に、それぞれの軸心が若干ずれ
ても、損傷を来たすことなく嵌着可能な金属キャップ端
子を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記の目的を達成するために、請求項(1)で
は、軸心に直交する断面が角形をなす端部の外表面に電
極を有する電子部品本体の端部に嵌着される円筒状の金
属キャップ端子であって、底部と、該底部の周縁に立設
された筒状部とからなり、前記筒状部は、前記電子部品
本体の各側面に対向する部分に、該各側面に接するよう
に内側に凹む凹部が形成されている金属キャップ端子を
提案する。
また、請求項(2)では、請求項(1)記載の金属キャ
ップ端子において、前記筒状部の開口周縁部は、前記電
子部品本体の端面の対角線の最大長さよりも大きい所定
の内径を有する円形状に形成されている金属キャップ端
子を提案する。
さらに、請求項(3)では、請求項(1)または(2)
記載の金属キャップ端子において、前記筒状部の開口内
周縁が内奥部に向ってテーパー状に形成されている金属
キャップ端子を提案する。
(作用) 本考案の請求項(1)によれば、電子部品本体端部に金
属キャップ端子を嵌着した状態において、前記電子部品
本体端部の各側面は筒状部の内周面に接する。
さらに、請求項(2)によれば、前記筒状部の開口周縁
部が、前記電子部品本体の端面の対角線の最大長さより
も大きい所定の内径を有する円形状に形成されているの
で、前記電子部品本体の端部に金属キャップ端子を嵌着
させる際に、それぞれの軸心が若干ずれても電子部品本
体の端部は、前記筒状部の開口端に衝突することなく筒
状部内に挿入されて嵌着される。
さらにまた、請求項(3)によれば、前記筒状部の開口
内周縁がテーパー状に形成されているので、開口端にお
ける開口面積が広がり、前記軸心のずれに対する許容量
が増加される。
(実施例) 第1図は本考案の第1の実施例における電子部品の分解
斜視図、第2図は第1の実施例における電子の側面断面
図、第3図は第2図中に示す−A線矢視方向の断面図で
ある。図において、1は角形の電子部品本体(以下、本
体と称す)で、例えばシート状の誘電体2と内部電極3
を交互に積層し、直方体形状に形成された積層コンデン
サである。内部電極3は本体1の長手方向の端面に導出
され、本体1の両端部にそれぞれ内部電極3に導通する
外部電極4が形成されている。また、本体1の両端部に
はそれぞれ外部電極4を包合するように金属キャップ端
子5が嵌着される。この金属キャップ内視鏡5の表面に
は、メッキ等の手段によって予め半田層6が形成されて
おり、本体1の端部に嵌着された後、この半田層6が溶
融され、金属キャップ端子5の内面と外部電極4とが電
気的に接続される。さらに、金属キャップ端子5間の本
体1表面には絶縁樹脂7が塗布されている。
前記金属キャップ端子5は、底部51と、底部51の周縁に
立設された筒状部52とからなり、この筒状部52の開口53
の内周縁には、外側から内奥へ向うように傾斜したテー
パー面52aが形成されている。さらに、筒状部52の本体
1の各側面、即ち、外部電極4の各側面4aに対向する部
分には、金属キャップ端子5の成形時に内側に凹ませて
凹部52bが形成されている。即ち、円形の金属板の周縁
にテーパー面52aを形成した後、所定形状のポンチを用
いた深絞り加工等の手段によって第1図に示すような金
属キャップ端子5が成形される。従って、筒状部52に形
成された凹部52bは開口53の周縁にまで至っている。
前述の構成よりなる第1の実施例によれば、本体1端部
に金属キャップ端子5を嵌着させる際に、それぞれの軸
心が若干ずれても、本体1端部の周縁はテーパー面52a
によって案内され、損傷を来すことなく、金属キャップ
端子5は本体1の端部に嵌着される。さらに本体1端部
に金属キャップ端子5が嵌着された状態において、外部
電極4の各側面4aに金属キャップ端子5の凹部52bが当
接するので、十分な嵌着状態を得ることができる。
また、ここでは金属キャップ端子5の内径dを外部電極
4の端面4bの対角線の最大長さDとほぼ等しく設定した
が、内径dが最大長さDよりも大きくても同様の効果を
得ることができる。
次に、本考案の第2の実施例を説明する。
第4図は第2の実施例における電子部品の分解斜視図、
第5図は第2の実施例における電子部品の側面断面図で
ある。図において、第1の実施例と同一構成部分は同一
符号をもって表わし、その説明を省略する。また、第1
の実施例と第2の実施例との相違点は、筒状部52の開口
53周縁を円形状に形成すると共に、その内径dを本体1
端面4bの対角線の最大長さDよりも大きく形成したこと
にある。従って、第2の実施例において、筒状部52に形
成された凹部52cは開口53の周縁には至っていない。ま
た、凹部52cは筒状部52内周面に所定の曲率の曲面が得
られるように形成されている。さらにまた、本体1端部
に金属キャップ端子5を嵌着させた際に、外部電極4の
各側面4aに凹部52cが当接するように形成されているこ
と、及び開口53の内周縁にテーパー面52aが形成されて
いることは第1の実施例と同様である。
前述の構成よりなる第2の実施例によれば、金属キャッ
プ端子5の開口53の内径dが本体1端面4bの対角線の最
大長さDよりも大きく形成されているので、本体1の端
部に金属キャップ端子5を嵌着させる際に、それぞれの
軸心が若干ずれても、本体1端部は筒状部52の開口53周
縁に衝突することなく筒状部52に挿入される。さらに本
体1端部は、筒状部52の内周面に凹部52cによって形成
された曲面によって案内されながら嵌着される。さらに
また、開口53の内周縁に形成されたテーパー面52aによ
って、金属キャップ端子の形状を大型化することなく、
前述した軸心のずれに対する許容量を増すことができ
る。また、本体1端部に金属キャップ端子5が嵌着され
た状態において、外部電極4の各側面4aは凹部52cに当
接するので、十分な嵌着状態を得ることができる。従っ
て、金属キャップ端子5の嵌着時における、不良品の発
生率を従来に比べて大幅に低減することができる。
尚、本実施例では、角形の電子部品を積層コンデンサと
したが、これに限定されないことは言うまでもないこと
である。
(考案の効果) 以上説明したように本考案の請求項(1)、(2)及び
(3)によれば、角形の電子部品の端部に円筒状の金属
キャップ端子を嵌着させた状態において、前記本体端部
の各側面が筒状部の内周面に当接するので、従来に比べ
て十分な嵌着状態を得ることができる。
さらに、請求項(2)によれば、上記効果に加えて、前
記電子部品本体の端部に金属キャップ端子を嵌着させる
際、双方の軸心が若干ずれても前記端部が筒状部の開口
周縁に衝突することがないので、損傷を来すことなく確
実に嵌着することができる。これにより、不良品の発生
率を低減することができる。
さらにまた、請求項(3)によれば、上記効果に加え
て、金属キャップ端子の形状を大型化するこなく、前記
軸心のずれに対する許容量を増すことができるので、不
良品の発生率をさらに低減することができるという非常
に優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例における電子部品の分解
斜視図、第2図は第1の実施例における電子部品の側面
断面図、第3図はA−A線矢視方向の断面図、第4図は
本考案の第2の実施例における電子部品の分解斜視図、
第5図は第2の実施例における電子部品の側面断面図で
ある。 1……電子部品本体、2……誘電体、3……内部電極、
4……外部電極、5……金属キャップ端子、51……底
部、52……筒状部、52a……テーパー面、52b,52c……凹
部、53……開口、6……半田層、7……樹脂。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸心に直交する断面が角形をなす端部の外
    表面に電極を有する電子部品本体の端部に嵌着される円
    筒状の金属キャップ端子であって、 底部と、該底部の周縁に立設された筒状部とからなり、 前記筒状部は、前記電子部品本体の各側面に対向する部
    分に、該各側面に接するように内側に凹む凹部が形成さ
    れている、 ことを特徴とする金属キャップ端子。
  2. 【請求項2】前記筒状部の開口周縁部は、前記電子部品
    本体の端面の対角線の最大長さよりも大きい所定の内径
    を有する円形状に形成されていることを特徴とする請求
    項(1)記載の金属キャップ端子。
  3. 【請求項3】前記筒状部の開口内周縁が内奥部に向って
    テーパー状に形成されていることを特徴とする請求項
    (1)記載の金属キャップ端子。
JP6880490U 1990-06-28 1990-06-28 金属キャップ端子 Expired - Lifetime JPH073628Y2 (ja)

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