JPH0353484Y2 - - Google Patents

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JPH0353484Y2
JPH0353484Y2 JP11833487U JP11833487U JPH0353484Y2 JP H0353484 Y2 JPH0353484 Y2 JP H0353484Y2 JP 11833487 U JP11833487 U JP 11833487U JP 11833487 U JP11833487 U JP 11833487U JP H0353484 Y2 JPH0353484 Y2 JP H0353484Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、積層コンデンサ等、角形の両端に
電極が形成された部品本体に、キヤツプ状の端子
を嵌着した電子部品に関する。
[従来の技術] 積層磁器コンデンサのように、角形の端部に電
極が形成された電子部品をチツプ型部品として取
り扱う場合、或はその両端にリード線6を固着す
る場合、第6図で示すように、前記両端の電極2
にキヤツプ形の端子3を嵌着することが実施され
ている。
この場合に、従来用いられていた端子3は、内
周壁が平坦なものであつたが、本件考案者らは、
前記円周壁に内側に突出する突起4がほぼ一定の
間隔で形成されたキヤツプ状の端子3を用い、こ
れを部品本体1の両端の電極2に嵌め込むこと
を、実願昭60−185327号として提案した。第6図
と第7図に示すキヤツプ状端子3は、この一例で
ある。
このキヤツプ状の端子3を前記電極2に嵌め込
んだとき、第7図aで示すように、突起4の間に
電極2の角部2aが挿入されると、その稜線を両
側から抱えるように突起4が電極2に当たる。こ
のため、それ自体で高い嵌着強度が得られ、さら
に端子3と電極2との接触面積が総体的に広くな
ることから、半田付けしたとき、高い固着強度が
得られる。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、このような理想的な端子3の嵌着状態
に対し、第7図bで示すように、電極2の角部2
aが丁度突起4の位置に嵌め込まれてしまつた場
合、電極2の角部2aによつて突起4が漬され、
しかもその両隣の突起4が電極2から離れている
ことから、前記のような嵌着状態は得られない。
この状態では、突起4が端子3の嵌着強度の向上
に何等寄与せず、嵌着強度は必然的に弱くなる。
前記端子3を嵌め込むときに、その突起4と電
極2の角部2aとの相対的な位置を人為的にコン
トロールすることは実際上不可能であり、前記理
想的な嵌着状態を繰り返し再現することは出来な
い。このため、前記突起4を有するキヤツプ状の
端子3を嵌め込んだ電子部品は、高い嵌着強度を
有するものから、低い嵌着強度を有するものま
で、端子3の嵌着強度が広い範囲に分散し、大き
なばらつきが生じていた。
本考案は、従来のキヤツプ状端子を嵌着した電
子部品に於ける前記従来の問題点を解決すること
を目的とする。
[問題を解決するための手段] 本考案の構成を第1図〜第5図に示した符号を
引用しながら説明すると、本考案による電子部品
は、角形の端部に電極12が形成された部品本体
11と、該電極12上に嵌着されたキヤツプ状の
端子13とからなるものにおいて、端子13の周
壁の内側へ突出する突起14が円周方向にほぼ一
定の間隔で配列された突起列15a,15bを複
数列形成し、隣接する突起列15a,15bのピ
ツチを半ピツチずらしたものである。
[作用] この考案による電子部品では、端子13を電極
12上に嵌め込んだとき、大半は第3図aで示す
状態か、または同図bで示す状態、或はこれらに
近似した状態となる。即ち、第3図aは、電極1
2の角部12aが手前の突起列15aの突起14
の間に挿入された状態を示し、電極12は、さら
にその角部12aで奥の突起列15bの突起14
を漬しながら、端子13の奥まで嵌め込まれる。
また、第3図bは、前記aで示した状態から電極
12と端子13との相対角度が僅かにずれた場合
を示し、この状態では電極12の角部12aが手
前の突起列15aの突起14を漬し、奥の突起列
15bの突起14の間に挿入される。
何れの場合も電極12はその角部12aの稜線
の両側が二つの突起14の間に抱えられるように
して端子13の内壁に接触する。従つて、端子1
3と部品本体11の端部とはそれ自体で高い嵌着
強度が得られ、さらに端子13の内側の面を電極
12に半田付けすることによつて、半田の密着面
積も広く、かつ突起14による凹凸のため高い半
田付け強度が得られる。
前記第3図aと同図bの状態は、端子13と電
極12との相対角度が突起列15a,15bにお
ける突起14のピツチp(角度)の半分の角度p/2 だけずれることによつて何れかの状態となる。従
つて殆ど前記何れかの状態、またはこれに近似し
た状態が容易に再現できる。
[実施例] 次に、第1図〜第5図を参照しながら、本考案
の実施例について詳細に説明する。
第1図で示すように、部品本体11の角形の端
部に電極12が形成され、これにキヤツプ形の端
子13が嵌め込まれる。図示の場合は、部品本体
11として、磁器誘電体層18と電極層19とを
交互に積層し、電極層19を前記電極12に接続
した積層磁器コンデンサが示されている。そし
て、端子13の端面にリード線16の一端を固着
することにより、前記角形の積層磁器コンデンサ
が円筒形のアキシヤルリード形電子部品として構
成される。
前記端子13の表面にはメツキ等の手段で予め
半田層17(第4図参照)を形成しておき、電極
12に嵌め込んだ後、この半田層17を一旦溶融
し、再度硬化させて端子13の内面を電極12に
半田付けする。その後、端子13の間に絶縁樹脂
塗料20を施し、中間部を絶縁処理する。
本考案は、このようなキヤツプ状端子13を嵌
着した電子部品において、端子13の周面に、二
列以上の突起列15a,15bを形成する。第2
図で明確に示されたように、図示の実施例では
各々の端子13に二列の突起列15a,15bが
形成され、各列の突起14は数が等しく、それら
のピツチはほぼ一定であり、しかも突起列15a
と突起列15bとでは、突起14の間隔が半ピツ
チp/2ずつずれている。突起14は何れも端子1 3の内側に突出するものである。
突起列15a,15bを構成する突起14の数
は、それらの間隙の数が部品本体11の端部の角
数の整数倍となるよう、該端部の角数の整数倍に
設定するのが望ましい。例えば、端部形状の角数
が4の場合、突起14の数は16,24の如く、4の
整数倍とする。突起14は円形、楕円形を基本と
する形状を有するが、まれには角形の突起(例え
ば角錐形の突起)が形成されることがある。ま
た、突起14の幅wは、その間隙dより広いのが
望ましい。突起列15a,15bの数は、二列が
最も一般的であるが、比較的大きな端子13に極
小の突起14を形成する場合、突起列15a,1
5bを三列以上形成することもある。
こうした突起14を有する端子13は、例えば
第5図で示すように、予め同心円上に突起列15
a,15bを形成した円形の金属板21を用意
し、深絞り加工等の手段でこれを第1図に示すよ
うなキヤツプ状に成形することにより得られる。
もちろん、このとき前記突起列15a,15bを
漬さないよう加工することが肝要である。なお、
金属板21は、約0.1mmの鉄板の表面に1〜3μm
の銅メツキが施されたものを使用する。
次に、本考案の具体例とその比較例について説
明する。
(具体例) 内法直径1.55mm、厚さ0.1mm、深さ0.85mmのキヤ
ツプ状端子13に、その内周面に於ける実測値
で、平均幅w(直径)が、0.12mm、高さ0.05mmの
24個の突起14からなる突起列15a,15bを
二列形成した。
これを次の寸法を有する部品本体11の両端の
電極12に嵌め込んで、半田付けした。
長さL=2.5±0.1 0.3mm 電極の幅Wと高さH=12.5±0.1 0.2mm 電極の長さB=12.5±0.1 0.3mm 電極の対角線長D=1.55±0.15mm なお、半田付けは、予め端子13の表面に半田メ
ツキを施しておき、電極12に嵌着の後、前記半
田メツキを溶融、硬化させる方法で実施した。
この条件で製造した電子部品80組について、リ
ード線16を両側からプツシユプルゲージで引つ
張り、端子13と電極12との嵌着強度を測定し
たところ、下記の通りであつた。
嵌着強度平均=1.3Kg 〃最大値=2.3Kg 〃最小値=0.7Kg (比較例) 第6図で示すように、60゜の頂角を持つ高さ0.1
mmのV字形の突起4が一定の間隔で12個周面に配
列された端子3を用い、これを前記と同様の条件
で部品本体1の電極2に嵌め込んで半田付けし、
80組について端子3の嵌着強度を測定した。その
結果は次の通りであつた。なお、端子3の外形寸
法、部品本体1の寸法は実施例と同じである。
嵌着強度平均=1.2Kg 〃最大値=2.5Kg 〃最小値=0.3Kg 以上の結果から明らかな通り、実施例と比較例
とは、嵌着強度の平均値に於てほぼ同等であつた
が、前者は後者に比べて嵌着強度のばらつきが小
さい。特に、前記寸法の電子部品では、端子13
の嵌着強度が少なくとも0.7Kg必要であるとされ
ているが、前記実施例では、80組の全てがこの嵌
着強度を満足した。これに対し、後者の比較例で
は、全体の25%に当たる20組がこの嵌着強度を満
足することができなかつた。
[考案の効果] 以上説明した通り、本考案によれば、キヤツプ
状の端子13の嵌着強度のばらつきが小さく、相
対的に高い嵌着強度をもつた電子部品が得られ
る。特に極端に嵌着強度の低いものが得られない
ため、嵌着強度の不足を原因とする製品の不良を
低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す電子部品の分解
斜視図、第2図はその端子13の周面の展開図、
第3図a,bは電極と端子との嵌着状態を示す要
部断面図、第4図は前記電子部品の縦断側面図、
第5図は前記端子の加工前の部材を示す平面図、
第6図はキヤツプ状端子を嵌着した電子部品の従
来例を示す分解斜視図、第7図a,bは前記従来
例に於ける電極と端子との嵌着状態を示す要部断
面図である。 11……部品本体、12……電極、12a……
電極の角部、13……端子、14……突起、15
a,15b……突起列。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 角形の端部に電極12が形成された部品本体
    11と、該電極12上に嵌着されたキヤツプ状
    の端子13とからなる電子部品において、端子
    13の周壁の内側へ突出する突起14が円周方
    向にほぼ一定の間隔で配列された突起列15
    a,15bを複数列形成し、隣接する突起列1
    5a,15bのピツチを半ピツチずつずらした
    ことを特徴とするキヤツプ状端子嵌着電子部
    品。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載の突起列
    15a,15bが、部品本体11の端部の角数
    の整数倍の突起14からなるキヤツプ状端子嵌
    着電子部品。
JP11833487U 1987-07-31 1987-07-31 Expired JPH0353484Y2 (ja)

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