JPH0736089A - 駆動力切換装置 - Google Patents

駆動力切換装置

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JPH0736089A
JPH0736089A JP17791293A JP17791293A JPH0736089A JP H0736089 A JPH0736089 A JP H0736089A JP 17791293 A JP17791293 A JP 17791293A JP 17791293 A JP17791293 A JP 17791293A JP H0736089 A JPH0736089 A JP H0736089A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一の駆動系に駆動力を伝達するまでにギヤ系に
供給された駆動力を他の駆動系に伝達可能に構成された
駆動力切換装置を提供する。 【構成】遊星アーム2の一端に設けられた第1の軸4に
回動自在に取り付けられた太陽ギヤ6と、遊星アームの
他端に設けられた第2の軸8に回動自在に取り付けられ
且つ太陽ギヤに噛合している遊星ギヤ10と、太陽ギヤ
の回転力を受けた遊星ギヤを公転させる内歯ギヤ12
と、遊星アームの一端上に第1の軸に対して同軸状に一
体的に固定された駆動力切換ギヤ14とを備える。駆動
力切換ギヤには、駆動系ギヤ30が噛合されており、遊
星アームの回転動作に伴って回転する駆動力切換ギヤの
回転動作は、駆動系ギヤに伝達され、駆動軸32を介し
てパララックス視度補正カム34を回動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のギヤ系を介して
複数の駆動系を選択的に駆動させる駆動力切換装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のギヤ系は、例えば、特開
平1−287547号公報(以下、従来例1と称する)
及び特開平3−81750号公報(以下、従来例2と称
する)に開示された装置等に適用されている。
【0003】従来例1の装置は、単一のモータの正転動
作をギヤ系を介して伝達してレリーズ・メカチャージ・
区間切りかえ等の各動作が行われ、また、逆転動作を前
記ギヤ系を介して伝達してフィルム巻上・巻戻等の各動
作が行われるように構成されている。
【0004】従来例2のカメラは、1個の太陽ギヤに噛
合可能に構成された第1及び第2の遊星ギヤを備えてお
り、第1の遊星ギヤは、太陽ギヤの正逆回転によってチ
ャージギヤ又は巻戻ギヤに択一的に噛合可能に構成さ
れ、且つ、第2の遊星ギヤは、太陽ギヤの正逆回転によ
って巻上ギヤに噛合可能に構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
1及び2において、ギヤ系を正逆回転させて目的の駆動
系に噛合させるまでの間に、これらギヤ系に供給された
駆動力は、単にギヤ系を正逆回転させるためにのみ用い
られている。このため、かかるギヤ系を単に正逆回転さ
せるために供給された駆動力を他の駆動系に対して有効
に利用したいといった要望がされていた。
【0006】本発明は、このような要望に答えるために
なされたものであり、その目的は、一の駆動系に駆動力
を伝達するまでにギヤ系に供給された駆動力を他の駆動
系に伝達可能に構成された駆動力切換装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の駆動力切換装置は、太陽車の回転に
連動して、遊星車を自転又は公転可能に軸支する遊星ア
ームを有する遊星機構と、上記遊星車の公転軌道上に配
置され、上記遊星車の駆動力を第1の負荷機構に伝達す
る第1の被駆動手段と、上記遊星アーム上に一体又は別
体に設けられ、上記遊星車が上記第1の被駆動手段との
伝達を解除されて公転する際に、上記太陽車の回転軸を
中心に所定の角度だけ回転して、第2の負荷機構に駆動
力を伝達する駆動力伝達手段とを具備している。
【0008】
【作用】遊星車が、この遊星車の駆動力を第1の負荷機
構に伝達する第1の被駆動手段との伝達状態を解除され
て公転する際に、駆動力伝達手段は、太陽車の回転軸を
中心に所定の角度だけ回転して、第2の負荷機構に駆動
力を伝達する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例に係る駆動力切
換装置について、図1ないし図3を参照して説明する。
図1には、本実施例に係る駆動力切換装置が適用された
フィルム巻上・巻戻機構の構成が概略的に示されてい
る。図2には、駆動力切換装置の部分の構成が拡大して
示されている。
【0010】図1及び図2に示すように、駆動力切換装
置は、遊星アーム2の一端に設けられた第1の軸4に回
動自在に取り付けられた太陽ギヤ6と、遊星アーム2の
他端に設けられた第2の軸8に回動自在に取り付けられ
且つ太陽ギヤ6に噛合している遊星ギヤ10と、太陽ギ
ヤ6の回転力を受けた遊星ギヤ10を公転させる内歯ギ
ヤ12と、遊星アーム2の一端上に第1の軸4に対して
同軸状に一体的に固定された駆動力切換ギヤ14とを備
えている。
【0011】内歯ギヤ12は、その一部が切欠かれた略
円弧状に形成されており、その内周面は、遊星ギヤ10
が噛合可能に構成されている。太陽ギヤ6は、減速ギヤ
列(図示しない)を介してピニオン16に連結されてお
り、ピニオン16は、正逆回転可能なモータ18の出力
軸18aに取り付けられている。
【0012】この結果、モータ18の回転力は、ピニオ
ン16及び減速ギヤ列を介して太陽ギヤ6に伝達され、
太陽ギヤ6を図中矢印CW又はCCW方向に回転させ
る。太陽ギヤ6の回転動作によって遊星ギヤ10が回転
することによって、この遊星ギヤ10は、内歯ギヤ12
に沿って公転する。この遊星ギヤ10には、遊星アーム
2の他端が第2の軸8を介して連結されているため、遊
星アーム2は、遊星ギヤ10の公転方向に、第1の軸4
を中心に回動されることになる。
【0013】内歯ギヤ12の両端の切欠端12a,12
b付近には、回動軸20,22に回動自在に軸支された
フィルム巻上用駆動ギヤ24と、フィルム巻戻用駆動ギ
ヤ26とが設けられている。
【0014】なお、これら回動軸20,22は、内歯ギ
ヤ12に沿って切欠端12a,12bまで公転した遊星
ギヤ10が、フィルム巻上用駆動ギヤ24又はフィルム
巻戻用駆動ギヤ26に噛合されるように、第1の軸4に
対して等距離に且つ並列して設けられている。
【0015】また、遊星ギヤ10が対応する駆動ギヤ2
4,26を乗り越えて公転しないように、第1及び第2
のストッパ28a,28bが設けられている。即ち、例
えば太陽ギヤ6を図中矢印CW方向に回転させると、遊
星ギヤ10は時計方向に内歯ギヤ12に沿って公転す
る。このとき、遊星アーム2も遊星ギヤ10の公転に伴
って時計方向に回転する。遊星ギヤ10がフィルム巻上
用駆動ギヤ24に噛合された際、遊星ギヤ10と共に回
動した遊星アーム2は、第1のストッパ28aに当接さ
れ、それ以上の回動が規制される。この結果、遊星ギヤ
10は、フィルム巻上用駆動ギヤ24に噛合した状態に
維持され、遊星ギヤ10の回動力は、フィルム巻上用駆
動ギヤ24に伝達されることになる。
【0016】一方、太陽ギヤ6を図中矢印CCW方向に
回転させると、遊星ギヤ10は反時計方向に公転する
が、遊星アーム2が第2のストッパ28bに当接される
ことにより、遊星ギヤ10は、フィルム巻戻用駆動ギヤ
26に噛合された状態に維持される。
【0017】また、駆動力切換ギヤ14には、駆動系ギ
ヤ30が噛合されており、この駆動系ギヤ30は、駆動
軸32を介してパララックス視度補正カム34に連結さ
れている。このパララックス視度補正カム34の第1及
び第2のカム面34a,34bには、その基端部がガイ
ド軸36に摺動自在に支持された突起部38が、ばね
(図示しない)により付勢された状態で当接されてい
る。この突起部38の基端部には、パララックス視度補
正レンズ40が一体的に取り付けられている。
【0018】駆動力切換ギヤ14は、遊星アーム2に一
体的に固定されているため、上述したような遊星アーム
2の回転動作に伴って、駆動力切換ギヤ14も同一方向
に回転することになる。このときの駆動力切換ギヤ14
の回転動作は、駆動系ギヤ30に伝達され、駆動軸32
を介してパララックス視度補正カム34を回動させるこ
とになる。
【0019】なお、上述したように、遊星アーム2が第
1及び第2のストッパ28a,28bに当接した場合に
は、遊星アーム2と共に駆動力切換ギヤ14の回転動作
も停止することにより、駆動系ギヤ30の回転動作も停
止する。
【0020】また、駆動系ギヤ30には、この駆動系ギ
ヤ30の回転状態を検出可能に構成されたフォトインタ
ーラプタ42が噛合されている。このフォトインターラ
プタ42は、その周縁部に複数のスリット44aが同心
円状に形成され且つ駆動系ギヤ30に噛合されたカウン
ターギヤ44と、このカウンターギヤ44に隣設して設
けられた検出部46とを備えている。
【0021】次に、本実施例の動作について図1ないし
図3を参照して説明する。1stレリーズがON(オン)
されると (S1)、まず、AFユニット(図示しない)を
介して測距が行われる (S2)。この測距結果に基づい
て、パララックス視度補正レンズ40の駆動パルス数が
演算される (S3)。なお、このとき、遊星ギヤ10は、
フィルム巻上用駆動ギヤ24に噛合された状態にある。
【0022】この状態において、モータ18を正転させ
て (S4)、太陽ギヤ6を図中矢印CCW方向に回転させ
る。この結果、遊星ギヤ10は、フィルム巻上用駆動ギ
ヤ24から離間する方向(即ち、反時計方向)に、内歯
ギヤ12に沿って公転する。遊星ギヤ10の公転に伴っ
て遊星アーム2も反時計方向に回転することになり、こ
の遊星アーム2の回転動作は、駆動力切換ギヤ14を介
して駆動系ギヤ30に伝達され、駆動系ギヤ30を時計
方向に回転させる。
【0023】このときの駆動系ギヤ30の回転動作は、
駆動軸32を介してパララックス視度補正カム34に伝
達され、この補正カム34を時計方向に回転させる。パ
ララックス視度補正カム34が回転することによって、
突起部38は、第1及び第2のカム面34a,34bに
よって操作され、ガイド軸36方向及びその周方向に駆
動される。
【0024】突起部38が駆動されることによって、こ
の突起部38に一体的に取り付けられたパララックス視
度補正レンズ40も、ガイド軸36方向及びその周方向
に駆動されることになる。
【0025】フォトインターラプタ42の検出パルス数
が、上記ステップ (S3)で演算したパルス数に達したと
き (S5)、モータ18にブレーキをかける (S6)。この
時点で、パララックスと視度との補正動作が完了する。
【0026】次に、2ndレリーズがON(オン)された
とき (S7)、シャッタ(図示しない)を開閉し (S8)、
モータ18を逆転させる (S9)。この結果、太陽ギヤ6
が図中矢印CW方向に回転することにより、遊星ギヤ1
0は、フィルム巻上用駆動ギヤ24に接近する方向(即
ち、時計方向)に公転することになる。
【0027】遊星ギヤ10の時計方向への公転により、
駆動力切換ギヤ14は、駆動系ギヤ30を反時計方向に
回転させる。このときの駆動系ギヤ30の回転動作は、
駆動軸32を介してパララックス視度補正カム34に伝
達され、この補正カム34を反時計方向に回転させる。
【0028】パララックス視度補正カム34が回転する
ことによって、突起部38は、第1及び第2のカム面3
4a,34bによって操作され、パララックス視度補正
レンズ40を初期位置に復帰させる。
【0029】なお、モータ18の逆転動作は、遊星ギヤ
10が再びフィルム巻上用駆動ギヤ24に噛合されるま
で行われ、遊星ギヤ10が駆動ギヤ24に噛合したと
き、復帰動作は完了する。
【0030】なお、このとき、遊星アーム2は、第1の
ストッパ28aに当接しているため、遊星ギヤ10は、
フィルム巻上用駆動ギヤ24に噛合した状態に維持され
る。遊星ギヤ10がフィルム巻上用駆動ギヤ24に噛合
した後、この駆動ギヤ24が回転され、フィルム(図示
しない)の巻き上げが行われる (S10) 。
【0031】フィルム巻上中にフィルムエンドとなった
場合 (S11) 、モータ18を再び正転させて (S12) 、
太陽ギヤ6を図中矢印CCW方向に回転させる。この回
転動作は、遊星アーム2が第2のストッパ28bに当接
して、遊星ギヤ10がフィルム巻戻用駆動ギヤ26に噛
合されるまで行われる。
【0032】遊星ギヤ10がフィルム巻戻用駆動ギヤ2
6に噛合したとき、遊星ギヤ10の回転力が駆動ギヤ2
6に伝達されることによって、フィルムの巻き戻しが行
われる (S13) 。
【0033】このように本実施例の駆動力切換装置は、
遊星ギヤ10を目的の駆動ギヤ24,26に噛合させる
間に、モータ18から太陽ギヤ6に供給された回転力を
駆動力切換ギヤ14を介して駆動系ギヤ30に伝達可能
に構成されている。
【0034】この結果、本装置が適用された駆動系の駆
動効率を向上させることができると共に1個のモータで
複数の駆動系を制御することができるため、部品点数も
少なくなり製造コストの低減を図ることができる。
【0035】次に、本発明の第2の実施例に係る駆動力
切換装置について、図4及び図5を参照して説明する。
なお、本実施例の説明に際し、第1の実施例と同一の構
成には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0036】本実施例の駆動力切換装置は、駆動力切換
ギヤ14が直接駆動軸32に取り付けられており、遊星
アーム2の回転動作を駆動力切換ギヤ14を介して直接
駆動軸32に伝達するように構成されている。
【0037】また、本実施例に適用された内歯ギヤ12
の円弧長さは、第1の実施例に比して延長されており、
その切欠端12cの近傍に第2の遊星ギヤ機構が設けら
れている。
【0038】この遊星ギヤ機構は、内歯ギヤ12に沿っ
て公転された遊星ギヤ10が切欠端12cに達したと
き、この遊星ギヤ10と噛合可能な第2の太陽ギヤ48
と、この第2の太陽ギヤ48に対して噛合状態にある第
2の遊星ギヤ50と、第2の太陽ギヤ48及び第2の遊
星ギヤ50を噛合状態に支持する第2の遊星アーム52
とを備えている。
【0039】なお、第2の太陽ギヤ48及び第2の遊星
ギヤ50は、第2の遊星アーム52の両側に設けられた
太陽軸54及び遊星軸56に回動自在に支持されてい
る。また、本実施例の装置には、遊星ギヤ10が第2の
太陽ギヤ48に噛合した状態に維持させるための、スト
ッパ機構が設けられている。
【0040】このストッパ機構は、遊星アーム2の他端
の回転先端に設けられた凸部58と、内歯ギヤ12に沿
って公転して第2の太陽ギヤ48に噛合したとき、それ
以上遊星ギヤ10を公転させないように、上記凸部58
に当接可能に構成された受け部60とを備えている。
【0041】この受け部60は、第2の太陽ギヤ48に
対して切欠部12c側であって且つ上記太陽軸54に並
列して設けられている。従って、例えば、太陽ギヤ6を
図中矢印CCW方向に回転して、遊星ギヤ10を反時計
方向に公転させた場合、遊星ギヤ10の公転に伴って遊
星アーム2も反時計方向に回転する。そして、遊星ギヤ
10が切欠部12cに到達して、第2の太陽ギヤ48に
噛合された際、遊星アーム2は、その凸部58が受け部
60に当接することによって、その回転動作が停止され
る。この結果、遊星ギヤ10は、第2の太陽ギヤ48に
噛合した状態に維持されることになる。
【0042】このとき、遊星ギヤ10の回転力は、第2
の太陽ギヤ48を介して第2の遊星ギヤ50に伝達さ
れ、この第2の遊星ギヤ50を第2の遊星アーム52と
共に反時計方向に公転させる。
【0043】この結果、第2の遊星ギヤ50は、フィル
ム巻上用駆動ギヤ24に噛合し、この駆動ギヤ24を反
時計方向に回転させる。このとき、第2の遊星アーム5
2は、第1のピン62に当接されているため、それ以上
の回動動作は規制された状態にある。
【0044】かくして、第2の遊星ギヤ50は、フィル
ム巻上用駆動ギヤ24と噛合した状態に維持される。ま
た、反対に、太陽ギヤ6を図中矢印CW方向に回転する
と、上述したような動作を経て、第2の太陽ギヤ48を
時計方向に回転させ、第2の遊星ギヤ50を第2の遊星
アーム52と共に時計方向に公転させる。
【0045】この結果、第2の遊星ギヤ50は、フィル
ム巻戻用駆動ギヤ26に噛合し、この駆動ギヤ26を時
計方向に回転させる。このとき、第2の遊星アーム52
は、第2のピン64に当接されているため、それ以上の
回動動作は規制された状態にある。
【0046】かくして、第2の遊星ギヤ50は、フィル
ム巻戻用駆動ギヤ26に噛合した状態に維持される。上
述したように、凸部58が受け部60に当接される間
に、遊星アーム2が回動した回動動作は、駆動力切換ギ
ヤ14を介して直接駆動軸32に伝達されることによっ
て、第1の実施例で説明したような、パララックスと視
度との補正動作に供される。
【0047】この補正動作については、第1の実施例で
既に説明してあるので、ここではその説明は省略する。
このように本実施例の駆動力切換装置は、遊星アーム2
の回転許容範囲が略360°に亘って確保できるため、
他の駆動系(例えば、パララックス視度補正カム34)
に対する幅広い駆動制御が可能となる。他の効果につい
ては、第1の実施例と同様であるため、その説明は省略
する。
【0048】なお、本発明は、上述した実施例の構成に
限定されることはなく、種々変更可能であることは言う
までもない。例えば、太陽ギヤ6,48及び遊星ギヤ1
0,50は、摩擦ローラを適用することも好ましい。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、一の駆動系に駆動力を
伝達するまでにギヤ系に供給された駆動力を他の駆動系
に伝達可能に構成された駆動力切換装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る駆動力切換装置が
適用されたフィルム巻上・巻戻機構の構成を概略的に示
す分解斜視図。
【図2】図1に示す駆動力切換装置の部分の構成を概略
的に示す平面図。
【図3】図1に示す装置の動作フローを示す図。
【図4】本発明の第2の実施例に係る駆動力切換装置が
適用されたフィルム巻上・巻戻機構の構成を概略的に示
す分解斜視図。
【図5】図4に示す駆動力切換装置の部分の構成を概略
的に示す平面図。
【符号の説明】
2…遊星アーム、4…第1の軸、6…太陽ギヤ、8…第
2の軸、10…遊星ギヤ、12…内歯ギヤ、14…駆動
力切換ギヤ、30…駆動系ギヤ、32…駆動軸、34…
パララックス視度補正カム。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】なお、これら回動軸20,22は、内歯ギ
ヤ12に沿って切欠端12a,12bまで公転した遊星
ギヤ10が、フィルム巻上用駆動ギヤ24又はフィルム
巻戻用駆動ギヤ26に噛合されるように、第1の軸4に
対して等距離に且つ並列して設けられている。また、遊
星アーム2は、内歯ギヤ12の両端の切欠端12a,1
2bにおいても第1の軸4を中心に公転できるように、
遊星ギヤ10との間に若干のフリクションを有している
(図示しない)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽車の回転に連動して、遊星車を自転
    又は公転可能に軸支する遊星アームを有する遊星機構
    と、 上記遊星車の公転軌道上に配置され、上記遊星車の駆動
    力を第1の負荷機構に伝達する第1の被駆動手段と、 上記遊星アーム上に一体又は別体に設けられ、上記遊星
    車が上記第1の被駆動手段との伝達を解除されて公転す
    る際に、上記太陽車の回転軸を中心に所定の角度だけ回
    転して、第2の負荷機構に駆動力を伝達する駆動力伝達
    手段とを具備したことを特徴とする駆動力切換装置。
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