JPH0733997A - 感温変色性色彩記憶性マイクロカプセル顔料 - Google Patents

感温変色性色彩記憶性マイクロカプセル顔料

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JPH0733997A
JPH0733997A JP5201887A JP20188793A JPH0733997A JP H0733997 A JPH0733997 A JP H0733997A JP 5201887 A JP5201887 A JP 5201887A JP 20188793 A JP20188793 A JP 20188793A JP H0733997 A JPH0733997 A JP H0733997A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子の授受反応による呈色反応の反応媒体を
特定の化合物に選択することにより、色彩記憶性効果を
発現させる熱変色性材料において、新たな反応媒体を見
出し、選択の自由度を拡げる。 【構成】 炭素数が奇数の脂肪族一価アルコールと脂肪
族カルボン酸から得られる、特定の脂肪酸エステル化合
物を反応媒体とし、該反応媒体と呈色反応成分からなる
均質相溶体を微小カプセルに内包させることにより、8
℃乃至30℃のヒステリシス幅(線分HG)の熱変色特
性を発現させるマイクロカプセル顔料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感温変色性色彩記憶性マ
イクロカプセル顔料に関する。さらに詳細には、温度変
化により大きなヒステリシス特性を示して発色−消色の
可逆的変色を呈し、変色に要した熱又は冷熱の適用を取
り去った後にあっても、着色状態と消色状態のいずれか
を互変的且つ可逆的に常温域で保持する感温変色性色彩
記憶性マイクロカプセル顔料に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の感温変色性色彩記憶性材料に関
して、本出願人は先に提案している(特公平4−171
54号公報)。 前記感温変色性色彩記憶性材料は、従
来汎用の可逆熱変色性材料が変色温度を境として、その
前後で変色し、変色前後の両状態のうち常温域では特定
の一方の状態しか存在しえない。すなわち、もう一方の
状態はその状態が発現するのに要する熱または冷熱が適
用されている間は維持されるが、前記熱または冷熱の適
用がなくなれば常温域で呈する状態に戻ってしまうタイ
プのものであるのに対し、変色温度より低温側の色と高
温側の色の両方を常温域において選択的に保持できる
上、必要に応じて熱又は冷熱を適用することにより互変
的に保持させることができ、感温記録材料、玩具類、装
飾、印刷分野等多様な分野に適用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の色
彩記憶性効果は、前記特公平4−17154号公報に開
示されている如く、呈色反応をコントロールするエステ
ル類から選ばれる化合物のうち特定の化合物を構成成分
として適用した系のみが発現できる熱変色性効果であっ
て、エステル類の選択の自由度を満足させておらず、こ
の種の熱変色性材料の利用度が制約されており、新たに
効果的な化合物の発見が待ち望まれていた。本発明者ら
は前記色彩記憶性効果を発現させる反応媒体となる化合
物について、更に追求し、反応媒体の選択の自由度を大
幅に高め、この種の感温変色性色彩記憶性材料の利用度
を更に高めようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、奇数の炭
素数の特定の脂肪族一価アルコールと偶数の脂肪族カル
ボン酸から得られる特定の脂肪酸エステルを呈色反応の
反応媒体として適用した系にあって、ヒステリシス幅
(ΔH)の大きい熱変色特性を示し、効果的な色彩記憶
性効果を発現させることを見出し、本発明を完成させ
た。本発明は(イ)電子供与性呈色性有機化合物、
(ロ)電子受容性化合物、(ハ)前記(イ)、(ロ)の
呈色反応をコントロールするエステル類の三成分を必須
成分とする均質相溶体を構成し、前記エステル類から選
ばれる化合物を特定することにより、色濃度−温度曲線
に関して大きなヒステリシス幅を示して準可逆的な熱変
色特性を有する感温変色性色彩記憶性材料において、前
記エステル類が下記(1)及び/又は(2)に示される
化合物群から選ばれてなる、前記必須三成分を含む均質
相溶体が微小カプセルに内包されており、8℃乃至30
℃のヒステリシス幅(ΔH)を示して変色する感温変色
性色彩記憶性マイクロカプセル顔料を要件とする。 (1) 炭素数9以上の奇数の脂肪族一価アルコールと
炭素数が偶数の脂肪族カルボン酸から得られる脂肪酸エ
ステル化合物、(2) n−ペンチルアルコール又はn
−ヘプチルアルコールと炭素数10乃至16の偶数の脂
肪族カルボン酸より得られる総炭素数17乃至23の脂
肪酸エステル化合物。更には前記において、脂肪酸エス
テル化合物は、n−ノリルアルコール、n−ウンデシル
アルコール、n−トリデシルアルコール又はn−ペンタ
デシルアルコールから選ばれてなる、総炭素数17乃至
37の脂肪酸エステル化合物であることを要件とする。
【0005】以下に本発明の感温変色性色彩記憶性マイ
クロカプセル顔料の色濃度−温度曲線におけるヒステリ
シス特性を図1のグラフについて説明する。図1におい
て、縦軸に色濃度、横軸に温度が表されている。温度変
化による色濃度の変化は矢印に沿って進行する。ここ
で、Aは完全消色状態に達する最低温度T4 (以下、発
消色分岐温度と称す)における濃度を示す点であり、B
は完全呈色状態を保持できる最高温度T3 (以下、最高
保持温度と称す)における濃度を示す点であり、Cは完
全消色状態を保持できる最低温度T2 (以下、最低保持
温度と称す)における濃度を示す点であり、Dは完全呈
色状態に達する最高温度T1 (以下、完全呈色温度と称
す)における濃度を示す点である。温度TA においては
呈色状態E点と消色状態F点の2相が共存する状態にあ
る。この温度TAを含む、呈色状態と消色状態が共存で
きる温度域が変色の保持可能な温度域であり、線分EF
の長さが変色のコントラストを示す尺度であり、線分E
Fの中点を通る線分HGの長さがヒステリシスの程度を
示す温度幅(以下、ヒステリシス幅ΔHと記す)であ
り、このΔH値が大きい程、変色前後の各状態の保持が
容易である。本発明者らの実験では実用上の変色前後の
各状態の保持できるΔH値は8℃乃至30℃の範囲であ
る。ここで、発消色分岐温度T4 と最高保持温度T3
差Δtが変色の鋭敏性を示す尺度であり、1℃乃至10
℃の範囲が実用上、有効である。又、前記において、呈
色状態と消色状態の2相が実質的に保持され、実用に供
される温度、即ち、TA を含むT3 とT2 の間の温度幅
は2℃以上30℃未満の範囲が有効である。
【0006】本発明における(イ)、(ロ)、(ハ)3
成分の構成成分割合は、濃度、変色温度、変色形態や各
成分の種類に左右されるが、一般的に所望の特性が得ら
れる成分比は、(イ)成分1に対して、(ロ)成分0.
1〜50、好ましくは0.5〜20、(ハ)成分1〜8
00、好ましくは5〜200の範囲である(前記割合は
いずれも重量部である)。又、各成分は各々2種以上の
混合であってもよく、機能に支障のない範囲で酸化防止
剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、溶解助剤等を添加す
ることができる。又、一般顔料(非熱変色性)を配合す
ることにより、有色〔1〕から有色〔2〕への色変化を
付与できる。
【0007】以下に(イ)、(ロ)、(ハ)の各成分に
ついて具体的に化合物を例示する。本発明の(イ)成
分、即ち電子供与性呈色性有機化合物としては、従来よ
り公知のジフェニルメタンフタリド類、フルオラン類、
ジフェニルメタンアザフタリド類、インドリルフタリド
類、フェニルインドリルフタリド類、フェニルインドリ
ルアザフタリド類、スチリノキノリン類等がある。以下
にこれらの化合物を例示する。 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド、3−(4−ジエチルアミノフェ
ニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3
−イル)フタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エ
トキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルイン
ドール−3−イル)−4−アザフタリド、1,3−ジメ
チル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−クロロ−3
−メチル−6−ジメチルアミノフルオラン、3−ジブチ
ルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−
ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−キシリジノ
フルオラン、2−(2−クロロアニリノ)−6−ジブチ
ルアミノフルオラン、3,6−ジメトキシフルオラン、
3,6−ジ−n−ブトキシフルオラン、1,2−ベンツ
−6−ジエチルアミノフルオラン、1,2−ベンツ−6
−ジブチルアミノフルオラン、1,2−ベンツ−6−エ
チルイソアミルアミノフルオラン、2−メチル−6−
(N−p−トリル−N−エチルアミノ)フルオラン、2
−(N−フェニル−N−メチルアミノ)−6−(N−p
−トリル−N−エチルアミノ)フルオラン、2−(3’
−トリフルオロメチルアニリノ)−6−ジエチルアミノ
フルオラン、3−クロロ−6−シクロヘキシルアミノフ
ルオラン、2−メチル−6−シクロヘキシルアミノフル
オラン、3−メトキシ−4−ドデコキシスチリノキノリ
ン等がある。
【0008】成分(ロ)の電子受容性化合物としては、
活性プロトンを有する化合物群、偽酸性化合物群(酸で
はないが、組成物中で酸として作用して成分(イ)を発
色させる化合物群)、電子空孔を有する化合物群等があ
る。活性プロトンを有する化合物を例示すると、フェノ
ール性水酸基を有する化合物としては、モノフェノール
類からポリフェノール類があり、さらにその置換基とし
てアルキル基、アリール基、アシル基、アルコキシカル
ボニル基、カルボキシ基及びそのエステル又はアミド
基、ハロゲン基等を有するもの、及びビス型、トリス型
フェノール等、フェノール−アルデヒド縮合樹脂等が挙
げられる。又、前記フェノール性水酸基を有する化合物
の金属塩であってもよい。
【0009】以下に具体例を挙げる。 フェノール、o−クレゾール、ターシャリーブチルカテ
コール、ノニルフェノール、n−オクチルフェノール、
n−ドデシルフェノール、n−ステアリルフェノール、
p−クロロフェノール、p−ブロモフェノール、o−フ
ェニルフェノール、p−ヒドロキシ安息香酸n−ブチ
ル、p−ヒドロキシ安息香酸n−オクチル、レゾルシ
ン、没食子酸ドデシル、2,2−ビス(4’−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、4,4−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホン、1,1−ビス(4’−ヒドロキシフェニ
ル)エタン、2,2−ビス(4’−ヒドロキシ−3−メ
チルフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルフィド、1−フェニル−1,1−ビス(4’−
ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4’−ヒ
ドロキシフェニル)−3−メチルブタン、1,1−ビス
(4’−ヒドロキシフェニル)−2−メチルプロパン、
1,1−ビス(4’−ヒドロキシフェニル)n−ヘキサ
ン、1,1−ビス(4’−ヒドロキシフェニル)n−ヘ
プタン、1,1−ビス(4’−ヒドロキシフェニル)n
−オクタン、1,1−ビス(4’−ヒドロキシフェニ
ル)n−ノナン、1,1−ビス(4’−ヒドロキシフェ
ニル)n−デカン、1,1−ビス(4’−ヒドロキシフ
ェニル)n−ドデカン、2,2−ビス(4’−ヒドロキ
シフェニル)ブタン、2,2−ビス(4’−ヒドロキシ
フェニル)エチルプロピオネート、2,2−ビス(4’
−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、2,2
−ビス(4’−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプ
ロパン、2,2−ビス(4’−ヒドロキシフェニル)n
−ヘプタン、2,2−ビス(4’−ヒドロキシフェニ
ル)n−ノナン、等がある。前記フェノール性水酸基を
有する化合物が最も有効な熱変色特性を発現させること
ができるが、芳香族カルボン酸及び炭素数2〜5の脂肪
族カルボン酸、カルボン酸金属塩、酸性リン酸エステル
及びそれらの金属塩、1、2、3−トリアゾール及びそ
の誘導体から選ばれる化合物等であってもよい。
【0010】次に(ハ)成分のエステル類について具体
的に化合物を例示する。 酢酸n−ペンタデシル、酪酸n−トリデシル、酪酸n−
ペンタデシル、カプロン酸n−ウンデシル、カプロン酸
n−トリデシル、カプロン酸n−ペンタデシル、カプリ
ル酸n−ノニル、カプリル酸n−ウンデシル、カプリル
酸n−トリデシル、カプリル酸n−ペンタデシル、カプ
リン酸n−ヘプチル、カプリン酸n−ノニル、カプリン
酸n−ウンデシル、カプリン酸n−トリデシル、カプリ
ン酸n−ペンタデシル、ラウリン酸n−ペンチル、ラウ
リン酸n−ヘプチル、ラウリン酸n−ノニル、ラウリン
酸n−ウンデシル、ラウリン酸n−トリデシル、ラウリ
ン酸n−ペンタデシル、ミリスチン酸n−ペンチル、ミ
リスチン酸n−ヘプチル、ミリスチン酸n−ノニル、ミ
リスチン酸n−ウンデシル、ミリスチン酸n−トリデシ
ル、ミリスチン酸n−ペンタデシル、パルミチン酸n−
ペンチル、パルミチン酸n−ヘプチル、パルミチン酸n
−ノニル、パルミチン酸n−ウンデシル、パルミチン酸
n−トリデシル、パルミチン酸n−ペンタデシル、ステ
アリン酸n−ノニル、ステアリン酸n−ウンデシル、ス
テアリン酸n−トリデシル、ステアリン酸n−ペンタデ
シル、エイコサン酸n−ノニル、エイコサン酸n−ウン
デルシ、エイコサン酸n−トリデシル、エイコサン酸n
−ペンタデシル、ベヘニン酸n−ノニル、ベヘニン酸n
−ウンデシル、ベヘニン酸n−トリデシル、ベヘニン酸
n−ペンタデシルが挙げられる。本発明の(ハ)成分は
前記エステル類を用いるが、必要に応じてヒステリシス
特性を大きく変動しない範囲で他のエステル類、アルコ
ール類、カルボン酸類、ケトン類、アミド類等を加える
ことができる。この場合、その添加量は本発明のエステ
ル100に対して20以下(重量部)が所期の色彩記憶
性効果を有効に発現させる上で好ましい。
【0011】前記した(イ)、(ロ)、(ハ)の必須三
成分の組成物の均質相溶体は、公知の微小カプセル化技
術により微小カプセルに内包される。微小粒子化(0.
5〜50μm、好ましくは1〜30μm)により、非微
粒子状態に比べてΔH値の大きい特性を付与できるし、
カプセル膜壁で保護されていることにより、酸性物質、
塩基性物質、過酸化物等の化学的に活性な物質又は他の
溶剤成分と接触しても、その機能を低下させることがな
いことは勿論、耐熱安定性が保持できる。利用できる微
小カプセル化技術としては、界面重合法、in Sit
u 重合法、液中硬化被覆法、水溶液からの相分離法、
有機溶媒からの相分離法、融解分散冷却法、気中懸濁被
覆法、スプレードライング法等があり、用途に応じて適
宜選択される。尚、微小カプセルの表面は、目的に応じ
て更に二次的な樹脂皮膜を設けて耐久性を付与させた
り、表面特性を改質させて実用に供することもできる。
【0012】
【作用】本発明における前記炭素数が奇数の脂肪族一価
アルコールと偶数の脂肪族カルボン酸から得られる特定
の脂肪酸エステルを電子授受による呈色反応の反応媒体
として配合することにより、色濃度−温度曲線に関して
偶数の脂肪族アルコールによる脂肪酸エステルを配合し
た系では奏しえないヒステリシス幅(ΔH)の大きい熱
変色特性を発現させる熱変色性組成物として機能し、更
に前記組成物を微小カプセルに内包させることによる微
粒子形態となすことにより、色彩記憶性効果を発現させ
るのに有効なΔHが8℃乃至30℃のヒステリシス特性
を発現させ得る。前記作用の理論的解明は未だ不充分で
あるが、後述する実施例の熱変色特性の測定データにみ
られる如き、熱変色挙動を繰り返し再現させる。
【0013】
〔マイクロカプセル顔料の製造方法〕
(イ)電子供与性呈色性有機化合物として、1,2−ベ
ンツ−6−ジエチルアミノフルオラン1.5部、(ロ)
フェノール化合物として、2,2−ビス(4’−ヒドロ
キシフェニル)−4−メチルペンタン5.0部、(ハ)
本発明のエステル化合物50.0部からなる3成分を1
20℃にて加温溶解して均質相溶体となし、エポン82
8〔油化シェルエポキシ(株)製、エポキシ樹脂〕10
部とメチルエチルケトン10部の混合溶液に混合したの
ち、これを10%ゼラチン水溶液100部中に滴下し、
微小滴になるよう攪拌する。別に用意した5部の硬化剤
U〔油化シェルエポキシ(株)製、エポキシ樹脂のアミ
ン付加物〕を45部の水に溶解させた溶液を前記攪拌中
の溶液中に徐々に添加し、液温を80℃に保って約5時
間攪拌を続け、マイクロカプセル原液を得た。前記原液
を遠心分離処理することにより、含水率約40重量%の
マイクロカプセル顔料を得た。 〔ヒステリシス特性の測定方法〕前記の如くして得られ
たマイクロカプセル顔料40部をエチレン−酢酸ビニル
エマルジョン中に分散してなるインキをスクリーン印刷
により上質紙に印刷した。得られた印刷物を以下の方法
で加熱、冷却して変色挙動をグラフ上にプロットした。
前記印刷物を色差計〔TC−3600型色差計、(株)
東京電色製〕の所定箇所に貼りつけ、その部分を温度幅
50℃の範囲内で10℃/minの速度で印刷物を加
熱、冷却した。例えば、実施例1の場合は、−20℃を
測定開始温度として、10℃/minの速度で30℃ま
で加温し、続いて、10℃/minの速度で再び−20
℃まで冷却した。各温度において色差計に表示された明
度値をグラフ上にプロットして、図1に例示の変色曲線
を作成し、T1 、T2 、T3 、T4、TH (着色過程に
おける色濃度の中点の温度)、TG (消色過程における
色濃度の中点の温度)、及びΔH(線分HG)の各値を
得た。表1に本発明実施例のエステル類を適用したマイ
クロカプセル顔料の熱変色性特性を記載する。
【0014】
【表1】
【0015】尚、前記本発明エステル化合物を適用した
系と同様にして、偶数の脂肪族一価アルコールと脂肪族
カルボン酸より得られたエステル類についてΔHを求め
たところ、ステアリン酸n−ブチル:1℃、ステアリン
酸n−オクチル:7℃、ミリスチン 酸n−デシル:7
℃、パリスチン酸n−デシル:5℃、ステアリン酸n−
デシル:5℃、ステアリン酸n−ラウリル:2℃、ミリ
スチン酸ミリスチル:6℃の各ΔH値を示した。
【0016】〔適用例1〕 (イ)前記実施例に準じて、2−クロロ−3−メチル−
6−ジエチルアミノフルオラン、(ロ)2、2−ビス
(4’−ヒドロキシフェニル)プロパン、(ハ)ラウリ
ン酸ウンデシルの三成分を含む均質相溶体を内包させ
た、朱色−無色の可逆的熱変色特性を有するマイクロカ
プセル顔料〔T1 :6℃、T4 :33℃〕を調製し、該
顔料の40部をエチレン酢酸ビニルエマルジョン60部
に分散させてなる印刷インキにより、「DEVIL
E」、「ANGEL」の英単語を印刷すると共に、「悪
魔」、「天使」の訳語を一般印刷インキ(非熱変色性イ
ンキ)にて前記英単語の近傍に印刷、同様にして他の単
語及びその訳語を印刷して英単語暗記シートを作製し
た。前記暗記シートは常態では和英両単語を視覚させて
おり、33℃以上の加熱により、英単語はいずれも消色
して不可視状態となる。この状態は約25℃の室温下で
保持されており、和単語のみが視覚される。次に約6℃
以下に冷却したところ、朱色の英単語が顕出し、視覚さ
れた。室温下ではこの状態が保持された。前記の英単語
の可視、不可視状態のいずれかの状態は、常温域で任意
に互変的に保持でき英単語の暗記学習に反復して供する
ことができた。
【0017】〔適用例2〕 (イ)1、3−ジメチル−6−ジエチルアミノフルオラ
ン、(ロ)2、2−ビス(4’−ヒドロキシフェニル)
−4−メチルペンタン、(ハ)ステアリン酸n−ノリル
の三成分を含む均質相溶体をエポキシ樹脂/アミンの界
面重合法によってマイクロカプセル化して、平均粒子径
約10μmのマイクロカプセル顔料を得た。得られたマ
イクロカプセル顔料は、橙色−無色の可逆的熱変色特性
〔T1 :22℃、T4 :40℃〕を有する。次に前記マ
イクロカプセル顔料5部と非変色性黄色顔料1部をポリ
エチレンチップ94部と約170℃で溶融混合し、熱変
色性チップを得た。次いで、前記熱変色性チップを適用
し、熱変色性プラスチック製金魚をブロー成形機により
約150℃で成型して得た。得られた金魚は25〜35
℃において橙色を視覚させており、40℃以上の湯中に
おいて黄色の金魚に変色する。この状態は25〜35℃
において維持され、黄色の金魚が視覚される。22℃以
下においては金魚は橙色となり、25〜35℃におい
て、この状態が保持される。前記の金魚の橙色、黄色の
様相は、25〜35℃の温度域で互変化的に保持され
た。
【0018】〔適用例3〕 (イ)3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン、(ロ)1、1−ビス(4’−ヒドロキシフ
ェニル)−3−メチルブタン、(ハ)ミリスチン酸ウン
デシルの三成分の均質相溶体をエポキシ樹脂/アミンの
界面重合法によってマイクロカプセル化して、平均粒子
径10μmのマイクロカプセル顔料を得た。得られたマ
イクロカプセル顔料は黒色−無色の可逆的熱変色特性
(T1 :16℃、T4 :34℃)を有する。白色上質紙
の表面に前記マイクロカプセル顔料を含むエチレン−酢
酸ビニルエマルジョンに分散されてなるインキをスクリ
ーン版(180メッシュ)を用いて印刷し、感温変色性
記録紙を作製した。前記記録紙は常態では黒色を視覚さ
せており、34℃以上の加熱により、白色となる。この
状態は約25℃の室温下で保持される。次に約16℃以
下に冷却したところ、黒色となり、室温下ではこの状態
が保持された。前記記録紙の黒色、白色のいずれかの状
態は、常温域で互変的に保持させることができた。室温
下で黒色状態にある前記記録紙上を加熱ペン(45℃)
で筆記すると白色の筆跡が視覚された。一方、白色状態
にある前記記録紙上を冷熱ペン(3℃)で筆記すると黒
色の筆跡を現出させた。この状態は前記室温下で保持さ
れた。
【0019】
【発明の効果】本発明マイクロカプセル顔料は、色濃度
−温度曲線に関して、8℃〜30℃のヒステリシス幅
(ΔH)を示して発色−消色の可逆的変色を生起させ、
変色温度より低温側の色と高温側の色の両方を常温域で
互変的に記憶保持でき、必要に応じて熱又は冷熱を適用
することにより、いずれかの色を可逆的に再現させて記
憶保持できる特性を効果的に発現させることができる。
しかも、前記熱変色特性が炭素数が奇数の脂肪族一価ア
ルコールと偶数の脂肪族カルボン酸から得られる脂肪酸
エステルを呈色反応の反応媒体として適用することによ
り構成できるので実用性を満足させることができる。本
発明のマイクロカプセル顔料は、塗料或いは印刷インキ
として、多様な塗装乃至印刷物への適用や、該顔料を熱
可塑性樹脂やワックス類等に溶融ブレンドして諸種の形
態の賦形物として適用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明感温変色性色彩記憶性マイクロカプセル
顔料の色濃度−温度曲線におけるヒステリシス特性を説
明するグラフである。
【符号の説明】
1 完全呈色温度 T2 最低保持温度 T3 最高保持温度 T4 発消色分岐温度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)電子供与性呈色性有機化合物、
    (ロ)電子受容性化合物、(ハ)前記(イ)、(ロ)の
    呈色反応をコントロールするエステル類の三成分を必須
    成分とする均質相溶体を構成し、前記エステル類から選
    ばれる化合物を特定することにより、色濃度−温度曲線
    に関して大きなヒステリシス幅を示して準可逆的な熱変
    色特性を発現する感温変色性色彩記憶性材料において、
    前記エステル類が下記(1)及び/又は(2)に示され
    る化合物群から選ばれてなる、前記必須三成分を含む均
    質相溶体が微小カプセルに内包されており、8℃乃至3
    0℃のヒステリシス幅(ΔH)を示して変色する感温変
    色性色彩記憶性マイクロカプセル顔料。 (1) 炭素数9以上の奇数の脂肪族一価アルコールと
    炭素数が偶数の脂肪族カルボン酸から得られる脂肪酸エ
    ステル化合物、(2) n−ペンチルアルコール又はn
    −ヘプチルアルコールと炭素数10乃至16の偶数の脂
    肪族カルボン酸より得られる総炭素数17乃至23の脂
    肪酸エステル化合物
  2. 【請求項2】 脂肪酸エステル化合物は、n−ノリルア
    ルコール、n−ウンデシルアルコール、n−トリデシル
    アルコール又はn−ペンタデシルアルコールから選ばれ
    てなる、総炭素数17乃至37の脂肪酸エステル化合物
    である請求項1記載の感温変色性色彩記憶性マイクロカ
    プセル顔料。
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