JPH0733686B2 - 柱と梁の接合構造 - Google Patents

柱と梁の接合構造

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JPH0733686B2
JPH0733686B2 JP61031550A JP3155086A JPH0733686B2 JP H0733686 B2 JPH0733686 B2 JP H0733686B2 JP 61031550 A JP61031550 A JP 61031550A JP 3155086 A JP3155086 A JP 3155086A JP H0733686 B2 JPH0733686 B2 JP H0733686B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は建物の骨組を構成する柱と梁の接合構造に関
する。
従来の技術 従来、柱・梁を用いて鉄骨の骨組を構築する場合、柱の
上端に接合プレートを溶接し、この接合プレートへ梁の
端部をボルト等にて緊結固定するのが一般である。
発明が解決しようとする問題点 上記従来の接合構造において、接合プレートを現場で柱
へ溶接すると、現場施工の工数が大幅に増大するため、
予め接合プレートを柱へ溶接しておき、これを現場へ搬
入することとなるが、しかしながら、柱へ接合プレート
を溶接して突出させると部材が大型化し、運搬コストが
かさみ、しかも重量が増大するため現場作業も困難とな
る欠点を有している。
この発明は、かかる欠点を解消し、部材を小型化するこ
とによって運搬及び現場での取り扱いを容易にし、しか
も半剛接ともいうべき高強度の接合を得ることのできる
柱・梁の接合構造を提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この発明では、断面円形の
中空柱(5)の上端へ1又は複数の断面円形の筒状ボス
(11)(12)を、継手部材(16a)(16a)上下の円形突
出部(17)(17)をそれら中空柱(5)と筒状ボス(1
1)(12)へ挿入して、これら中空柱(5)と筒状ボス
(11)(12)間及び各筒状ボス(11)(12)間に継手部
材(16a)(16b)を介して積み上げ、且つ、中空柱(1
5)、継手部材(16a)(16a)及び筒状ボス(11)(1
2)内を貫通するボルト(9)で前記筒状ボス(11)(1
2)を締め付け固定すると共に、上記筒状ボス(11)(1
2)より側方へ突出する垂直方向の接合部材(13)(1
4)、及び上記継手部材(16a)(16b)より側方へ突出
する水平方向の接合部材(36)(37)…へ梁(19)の端
部を固定することを特徴としている。
作 用 接合部材(13)(14)は筒状ボス(11)(12)へ取り付
けてあるため、予め柱(5)に取りつける場合に比較し
て、各部材が大型化することがない。また、筒状ボス
(11)(12)を回動させることによって接合部材(13)
(14)の向きを任意に変更することができる。しかも、
梁(19)は水平方向と垂直方向の接合部材(13)(14)
(36)(37)…へ固定するので強度の高いものが得られ
る。
実施例 以下、この発明の構成をL形の角部に実施した図示の実
施例に基づいて説明すると、第1図及び第2図におい
て、(1)は布基礎、(2)は、該布基礎(1)に埋設
されたアンカーボルトであって、布基礎(1)上に設置
された溝型鋼の土台(3)を、その下側のフランジ
(4)部分においてこのアンカーボルト(2)にて固定
する。
(5)は、鋼管製の柱であって、この柱(5)の下端に
はL形の基板(6)が固着されており、この基板(6)
を、ボルト(7)で土台(3)の上部フランジ(8)へ
固着して、この柱(5)を立設する。(9)は、柱
(5)内へ挿通した通しボルトで、この通しボルト
(9)の下端は、前記基板(6)と上部フランジ(8)
を貫通させるとともに、その上部フランジ(8)の下面
において、通しボルト(9)への螺合したナット(10)
で上方へ抜けないよう支持している。(11)(12)は、
上下一対の筒状ボスであり、この筒状ボス(11)(12)
には、各々1個の接合プレート(13)(14)が垂直方向
に向けてその一端を溶着されている。各接合プレート
(13)(14)には、各々複数個のボルト孔(15)(15)
…が予め形成されている。(16a)(16b)…は、柱
(5)及び筒状ボス(11)(12)の外径を同じ外径を有
する3個の継手リングであり、その上下両面に、同じく
柱(5)及び筒状ボス(11)(12)の内径よりも僅かに
小さい外径を備えた円形突出部(17)(17)を一体に形
成している。これらの継手リング(16a)(16b)(16
c)…のうち、最下段の継手リング(16a)外周には、下
側の筒状ボス(11)より突出する接合プレート(36)が
固着されている。下から2段目の継手リング(16b)外
周には、同じく下側筒状ボス(11)における接合プレー
ト(13)と、上部側へ筒状部材(12)より突出する接合
プレート(14)と対向して、これらの接合プレート(1
3)(14)と同方向に突出する一対の水平な接合プレー
ト(37)(38)が固着され、更に最上段の継手リング
(16c)には、上部側筒状ボス(12)の接合プレート(1
4)に対応して水平方向の接合プレート(39)が固着さ
れている。また、これらの接合プレート(36)(37)
(38)(39)にはボルト穴(40)(40)…が予め形成さ
れている。
このような構造において、前記の如く立設された柱
(5)の上端へ、最下段の継手リング(16a)を、その
下側の突出部(17)を挿入して取り付けて、更に、下側
の筒状ボス(12)下端を、その上部側の突出部(17)へ
外嵌して該筒状ボス(12)を積み上げる。更に、この下
側の筒状ボス(12)上部へ、第2の継手リング(16b)
を挿入して取り付け、該継手リング(16b)上部の突出
部(17)へ、第2の上部側筒状ボス(11)下端を外嵌し
て積み上げる。この上部側の筒状ボス(11)上端に第3
の継手リング(16c)が挿入して取り付けられており、
これら各継手リング(16a)(16b)(16c)及び筒状ボ
ス(11)(12)内を通って、前記通しボルト(9)の上
端を突出させ、該通しボルト(9)上端に螺合した長尺
ナット(18)にて、各筒状ボス(11)(12)を締め付け
固定するものである。その際、各接合プレート(13)
(14)(36)〜(39)は、角部の角度に従って通常は相
互に直角となるよう方向を設定されるが、例えば、狭小
地等の場合には、角部をそのように直角に取れない場合
があり、その場合には、各筒状ボス(11)(12)及び中
間の継手リング(16b)を除く他の継手リング(16a)
(16c)を水平方向に回転させて、鋭角または鈍角の適
宜の角度に設定する。
上記の如く取り付けられた各筒状ボス(11)(12)の接
合プレート(13)(14)には、その上端縁に沿って、一
対のアングル形上部ウエブ材(21)(21)が、該接合プ
レート(13)(14)を挟むようにして配置され、このウ
エブ材(21)(21)の垂直片(22)(22)に形成したボ
ルト孔(23)(23)…と、接合プレート(13)(14)の
上部側ボルト孔(15)(15)…へボルト(24)を挿通し
て、該ウエブ材(21)(21)端部を接合する。また、接
合プレート(13)(14)の下端縁に沿って、同様の一対
のアングル形ウエブ材(25)(25)が同様にして連結さ
れる。第2図に示す(26)(27)は、各々垂直方向の束
材と斜め方向の腹材であって、これらの束材(26)と腹
材(27)を、各上・下部のウエブ材(21)(25)間へボ
ルト(28)にて接合しつつ取り付け、これによってラチ
ス梁(19)を構成するようにしている。
更に、下側筒状ボス(11)の接合プレート(13)と同方
向に突出する継手リング(16a)(16b)の接合プレート
(36)には、各々一方向の梁(36)における上下のアン
グル形ウエブ材(21)(25)端部が、その水平片(32)
において、前記のボルト穴(23)(24)へ挿し込んだボ
ルト(41)にて固定される。同様にして、上部側筒状ボ
ス(12)の接合プレート(14)と同方向に突出する継手
リング(16b)(16c)の接合プレート(38)(39)に
は、別方向の梁(36)におけるアング形ウエブ材(21)
(25)が固定される。
(29)は、その下端に基板(30)を固着した2階用の柱
であり、該柱(29)の下端を前記最上部の継手リング
(16c)の上部側突出部(17)へ外嵌するとともに、基
板(30)と、該継手リング(16c)の接合プレート(3
9)、及び、(40)上部ウエブ材(21)(21)の水平片
(32)へ形成したボルト孔(33)(34)へボルトを挿通
して固定する。また、2階用の柱(29)へ挿通される通
しボルト(35)は、その下端を前記1階用の通じボルト
(9)上端へ螺じ込んだ長尺ナット(18)上半部へ螺合
して取り付けられて、この柱(29)の上端には、前記と
同様にして筒状ボスが積み上げられる。
上記実施例は、L形の角部に実施する場合を示したが、
例えばT字形の角部の場合には、第3図の如く、その一
方の筒状ボスと継手リング例えば上部側の筒状ボス(1
2)と2段目及び最上段の継手リング(16b)(16c)
へ、第2図の接合プレート(14)(38)(39)と反対方
向に突出する接合プレート(42)(43)(44)を溶着し
ておき、これに、梁即ち前記ウエブ材(21)(25)を連
結する。また、反対方向に突出する両接合プレートに連
結される梁が必ずしも直線上に揃わない構築物の場合に
は、各接合プレート(14)と(42)、(38)と(43)、
(39)と(44)に角度を持たせて溶着する。第4図にこ
のようなものを示している。なお、上記実施例では通し
ボルト(9)の下端を土台(3)へ固定しているが、柱
(5)の上端へ固定するようにしてもよい。
発明の効果 この発明によれば、柱の上端に積み上げられる筒状ボス
へ接合部材を突出させ、この接合部材へ梁の端部を連結
するので、柱上端にこのような接合部材を突出させる場
合に比較して、柱が大型化することなく運搬が容易であ
る。また、部材の重量も軽減されるので現場での取り扱
いが容易で作業性が向上する。同様に各部材が小型化さ
れることから工場での加工が容易で、かつ、それらの部
材にコンクリート或いはセラミック等の耐火被覆も容易
に行なうことができる。特に、この発明の筒状ボス及び
継手部材は、中空柱及びそれらの筒状ボスと継手部材を
貫通して挿入したボルトで締め付けて柱へ固定するもの
であるから、現場溶接が不要であり、特別の溶接職人が
不要であると共に、現場施工の作業時間を短縮化でき、
品質も向上するという効果がある。しかも、締め付け用
のボルトは、柱及び筒状ボス内に収容されるので、その
ボルトが柱の直径外方向に露出して、他の部材の取付け
の妨げとなるといった不都合がない。更には、各筒状ボ
スは、水平方向に回転させることによって接合部材の角
度を変更できるので、狭小地のように角部を直角に取れ
ない場合には、それにあわせて任意に接合部材の角度を
変更でき、それゆえ、一部即ち第2図の2段めの継手リ
ング(16b)等を除き、予めこのような角度にあわせて
接合部材を正確な角度を持たせて取り付けておく必要が
ないという効果がある。
特に、本発明では、筒状ボスより突出する垂直方向の接
合部材と継手部材より突出する水平方向の接合プレート
へ梁端部を固定するので、ピン接合よりも高強度の半剛
接ともいうべき強度の高い構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例を示す要部縦断面図、第2
図は、同じく要部分解斜視図、第3図及び第4図は、各
々筒状ボスの変形例を示す斜視図である。 (5)……柱、(9)……通しボルト、(11)(12)…
…筒状ボス、(13)(14)……接合プレート、(16a)
(16b)(16c)……継手リング、(17)……突出部、
(19)……梁、(36)(37)(38)(39)……接合プレ
ート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面円形の中空柱の上端へ1又は複数の断
    面円形の筒状ボスを、継手部材上下の円形突出部をそれ
    ら中空柱と筒状ボスへ挿入して、これら中空柱と筒状ボ
    ス間及び各筒状ボス間に継手部材を介して積み上げ、且
    つ、中空柱、継手部材及び筒状ボス内を貫通するボルト
    で前記筒状ボスを締め付け固定すると共に、上記筒状ボ
    スより側方へ突出する垂直方向の接合部材、及び上記継
    手部材より側方へ突出する水平方向の接合部材へ梁の端
    部を固定することを特徴とする柱と梁の接合構造。
JP61031550A 1986-02-14 1986-02-14 柱と梁の接合構造 Expired - Fee Related JPH0733686B2 (ja)

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