JPH0733293B2 - ナトリウム―硫黄電池のセラミックス製絶縁体と金属部品との接合方法 - Google Patents

ナトリウム―硫黄電池のセラミックス製絶縁体と金属部品との接合方法

Info

Publication number
JPH0733293B2
JPH0733293B2 JP2282208A JP28220890A JPH0733293B2 JP H0733293 B2 JPH0733293 B2 JP H0733293B2 JP 2282208 A JP2282208 A JP 2282208A JP 28220890 A JP28220890 A JP 28220890A JP H0733293 B2 JPH0733293 B2 JP H0733293B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sodium
bonding
ceramic insulator
sulfur battery
joining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2282208A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04160071A (ja
Inventor
政信 森
昭夫 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP2282208A priority Critical patent/JPH0733293B2/ja
Publication of JPH04160071A publication Critical patent/JPH04160071A/ja
Publication of JPH0733293B2 publication Critical patent/JPH0733293B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Ceramic Products (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ナトリウム−硫黄電池のセラミックス製絶縁
体と金属部品との接合方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、セラミックスと金属とを接合するには、セラミッ
クスと金属との間に接合材を介在させて該接合材を液相
線温度以上まで昇温して加圧接合していたが、ナトリウ
ム−硫黄電池におけるセラミックス製絶縁体と金属製蓋
体との接合などにおいては、接合材を液相線温度以上の
温度まで昇温、加圧して両者を接合しようとすると、接
合材が接合界面の場所による濡れ易さの相違などにより
接合界面全体にわたって均一に濡れず、そのため接合界
面の接合性能、特に耐ナトリウム侵食性にバラツキを生
ずるという問題点があった。
そこで、本出願人はAl−Si系の接合材を固相線温度付近
に昇温し固相中に一部液相を発生させた状態でセラミッ
クスと金属とを加圧接合する方法を先に開発し、特願平
2−201808号として出願したが、この接合方法による場
合にはセラミックスと金属との接合界面全体にわたって
均一かつ強固に接合している接合層が得られるものの、
セラミックスや金属部材の接合面において酸化物層が依
然として存在しているため、それによって接合性能が低
下するおそれもあり、この点を考慮してさらに優れたセ
ラミックスと金属との接合方法の研究を進めてきた。
(発明が解決しようとする課題) 本発明が解決しようとするところは、上記のような従来
の問題点を解決するとともに、セラミックスや金属部材
の接合面における酸化物層が存在することをなくして、
特別な除去手段を行なうことなくセラミックスと金属部
材の接合界面全体にわたって均一にかつ耐ナトリウム侵
食性に優れた状態で強固に接合している高性能な接合層
を得ることができるナトリウム−硫黄電池のセラミック
ス製絶縁体と金属部品との接合方法を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するためになされた本発明は、ナトリ
ウム−硫黄電池のアルミナ製絶縁体とアルミニウム又は
アルミニウム合金製部品との間にAl−Si−Mg系接合材を
介在させて、該接合材の固相線温度以下に加熱して加圧
接合することを特徴とするナトリウム−硫黄電池のセラ
ミックス製絶縁体と金属部品との接合方法を要旨とする
ものである。
(実施例) 次に、本発明を図示のナトリウム−硫黄電池を実施例と
して詳細に説明する。
(1)は電槽(8)内をナトリウムが充填された内側の
負極室(5)と硫黄が充填された外側の正極室(6)に
区画するβ−アルミナからなる筒状の固体電解質管であ
って、該固体電解質管(1)の上端外周部にはα−アル
ミナからなるリング状をしたセラミックス製の絶縁体
(2)が固着されていて該絶縁体(2)が固体電解質管
(1)の上端外周部と電槽(8)の上端の正極端子(8
a)間に下面を前記電槽(8)の上方の内鍔(9)に支
持させた状態で設けられて正負極間の絶縁が図られてい
る。なお、正極端子(8a)の内鍔(9)とセラミックス
製の絶縁体(2)は後記する接合材層(4)により密封
接合されている。また、このセラミックス製の絶縁体
(2)の上面にはアルミニウム又はアルミニウム合金な
どの金属製の蓋体(3)が下面周縁をもって載置されて
いてセラミックス製の絶縁体(2)と金属製の蓋体
(3)とは後記する接合材層(4)によって密封接合さ
れ、セラミックス製の絶縁体(2)と金属製の蓋体
(3)との密封接合部は負極活物質であるナトリウムの
漏出が防止され、また、負極室(5)の内部にはアルミ
ニウムよりなる負極端子管(7)が装着されている。
なお、前記接合材層(4)は第2図に示されるように、
Al−Si−Mg系ろう材からなる接合材がアルミニウムまた
はアルミニウム合金の芯材(4b)の両側に配置された構
成のもので、接合材中に含まれる活性の高いMgによって
接合の障害となる金属やセラミックス表面に存在する酸
化物層を除去し、かつ清浄化して活性の高い状態とする
ことによってセラミックス製の絶縁体(2)に金属製の
蓋体(3)を強固に接合している。また、セラミックス
がα−アルミナのような酸化物系のものである場合には
表面の酸化物層が前記Mgによって確実に除去され、従来
より接合強度の大幅な向上が図られる。なお、接合材層
(4)は第3図で示されるように芯材(4b)がなく接合
材一層でもよい。
このような接合材層(4)は、第4図の実線で示される
ように接合材の固相線温度(T1)以下の温度まで昇温さ
れた後その温度を保持し、この状態で加圧接合が行なわ
れ、その後自然冷却することにより形成される。なお、
本発明において固相線温度以下とは接合材が溶けて液相
を発生する以前の温度をいい、例えば、前記接合材が8
8.5重量%のAl、10重量%のSi、1.5重量%のMgを含有し
固相線温度(T1)が約560℃である場合で、固相線温度
(T1)以下である約520℃〜560℃程度の範囲内で加圧接
合が行なわれる。また、加圧条件としては約6kg/mm2
後、雰囲気は真空あるいは不活性ガスとすることが好ま
しい。
このように本発明においては、従来の一般の接合のよう
に液相線温度(T2)である590℃付近まで昇温した場合
(第4図の一点鎖線参照)とは異なり、Al−Si−Mg系接
合材を固相線温度(T1)以下の温度まで昇温して加圧接
合することにより、前記Mgがセラミックスや金属部材の
接合面に付着している酸化物層を除去するとともに表面
を清浄化して活性の高い状態とするので接合が完全に行
なわれることとなる。従って、酸化物層を除去するため
の特別な手段、例えば金属部材がアルミニウムの場合に
は水酸化ナトリウムにより表面の酸化アルミニウムを除
去し、更にその後酸素濃度の低い状態で取り扱う等の複
雑な処理をする必要がなくなる。また、接合温度が液相
線温度より低いので接合材が液体状態となって流出する
こともなく接合界面全体にわたって均一で、しかも次の
データに示すように耐ナトリウム侵食性に優れた状態で
強固に接合する接合層が得られることとなる。
次に、アルミナからなるセラミックス製絶縁体とAl−Mn
系合金(A3003)からなる金属製蓋体とを、固相線温度
が560℃のAl−Si−Mg系合金(Al−10Si−1.5Mg)を両側
に配置した構成の接合材で接合し、得られたものの溶融
ナトリウムに対する耐久性試験を行なった結果を第1表
に示す。耐久性試験は400℃のNa溶液中に所定時間浸漬
した場合、および室温から350℃の熱サイクルを所定回
数繰り返したものを400℃のNa溶液中に浸漬した場合の
接合界面におけるNa漏れ数を調べた。なお、比較例とし
て接合材としてMgを含まない純アルミニウムからなるも
のを用いて600℃で加圧接合した場合の耐久性試験の結
果を示す。
第1表からも明らかなように、接合温度が固相線温度の
−20℃である540℃から、560℃の固相線温度により近い
温度の場合に最好な結果が得られた。
(発明の効果) 本発明は以上の説明からも明らかなように、特別な除去
手段を行なうことなくセラミックスや金属部材の接合面
における酸化物層の発生が防止されてセラミックスと金
属の接合界面全体にわたって均一かつ強固に接合してい
る高性能な接合層を得ることができるものである。また
本発明によればナトリウム−硫黄電池のセラミックス製
絶縁体と金属部品との接合部の耐ナトリウム侵食性を非
常に優れたものとすることができる。
従って、本発明は従来の問題点を一掃したナトリウム−
硫黄電池のセラミックス製絶縁体と金属部品との接合方
法として、産業の発展に寄与するところは極めて大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例であるナトリウム−硫黄電池を
示す一部切欠正面図、第2図は第1図における要部の拡
大断面図、第3図は本発明の他の実施例を示す要部の拡
大断面図、第4図は接合工程における経過時間と昇温温
度との関係を示すグラフである。 (2):セラミックス製の絶縁体、(3):金属製の蓋
体、(4):接合材層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ナトリウム−硫黄電池のアルミナ製絶縁体
    とアルミニウム又はアルミニウム合金製部品との間にAl
    −Si−Mg系接合材を介在させて、該接合材の固相線温度
    以下に加熱して加圧接合することを特徴とするナトリウ
    ム−硫黄電池のセラミックス製絶縁体と金属部品との接
    合方法。
JP2282208A 1990-10-19 1990-10-19 ナトリウム―硫黄電池のセラミックス製絶縁体と金属部品との接合方法 Expired - Lifetime JPH0733293B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2282208A JPH0733293B2 (ja) 1990-10-19 1990-10-19 ナトリウム―硫黄電池のセラミックス製絶縁体と金属部品との接合方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2282208A JPH0733293B2 (ja) 1990-10-19 1990-10-19 ナトリウム―硫黄電池のセラミックス製絶縁体と金属部品との接合方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04160071A JPH04160071A (ja) 1992-06-03
JPH0733293B2 true JPH0733293B2 (ja) 1995-04-12

Family

ID=17649475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2282208A Expired - Lifetime JPH0733293B2 (ja) 1990-10-19 1990-10-19 ナトリウム―硫黄電池のセラミックス製絶縁体と金属部品との接合方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0733293B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102627007B (zh) * 2012-04-12 2014-08-13 天津市工大镀锌设备有限公司 一种金属/陶瓷层状结构复合材料的制造方法
JP6056446B2 (ja) * 2012-12-17 2017-01-11 三菱マテリアル株式会社 パワーモジュール用基板の製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6272577A (ja) * 1985-09-27 1987-04-03 東京電力株式会社 アルミナと金属との熱応力緩和接合方法
JPS6466095A (en) * 1987-09-08 1989-03-13 Nikon Corp Joining material for ceramics and metal

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04160071A (ja) 1992-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3531853A (en) Method of making a ceramic-to-metal seal
JPS62192295A (ja) セラミツク部品を相互にまたは金属からなる部品と結合するための軟質はんだ合金
JPH1012270A (ja) ナトリウム−硫黄電池およびその製作方法
JPH0733293B2 (ja) ナトリウム―硫黄電池のセラミックス製絶縁体と金属部品との接合方法
JP3376242B2 (ja) ナトリウム−硫黄電池のセラミックス製絶縁体と金属部品との接合方法
JPH0736335B2 (ja) ナトリウム―硫黄電池及びその絶縁体と蓋体との接合方法
JPH0793150B2 (ja) ナトリウム―硫黄電池
JP2003288867A (ja) セラミック端子
JP2002167286A (ja) 金属−セラミック接合体及びそれを用いた真空スイッチユニット
JP2545153B2 (ja) ガラス接合体およびその製造法
JP2676413B2 (ja) 黒鉛とチタンまたはチタン合金との接合方法
JP2000327442A (ja) セラミックスと金属の接合体および製造方法並びに高温型二次電池
JP3146684B2 (ja) 密閉形二次電池
JPH07172948A (ja) セラミック材と金属材との接合方法
JPS62295368A (ja) ナトリウム−硫黄電池とその製造法
JPH0650649B2 (ja) ナトリウムー硫黄電池
JP2613264B2 (ja) Na/S二次電池用袋管及びその製法並びにこれを用いたNa/S二次電池
JP3292994B2 (ja) ナトリウムー硫黄電池
JPH10223256A (ja) ナトリウム−硫黄電池
JPH09199164A (ja) ナトリウム−硫黄電池の製造法
JPH09180755A (ja) ナトリウム−硫黄電池の製造法
JPH10302832A (ja) ナトリウム−硫黄電池
JP3146661B2 (ja) 密閉形二次電池
JP2614908B2 (ja) ナトリウム−硫黄電池およびその製造方法
JPH0589910A (ja) 密閉形二次電池の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090412

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100412

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100412

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110412

Year of fee payment: 16

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110412

Year of fee payment: 16