JPH0736335B2 - ナトリウム―硫黄電池及びその絶縁体と蓋体との接合方法 - Google Patents

ナトリウム―硫黄電池及びその絶縁体と蓋体との接合方法

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JPH0736335B2
JPH0736335B2 JP2201808A JP20180890A JPH0736335B2 JP H0736335 B2 JPH0736335 B2 JP H0736335B2 JP 2201808 A JP2201808 A JP 2201808A JP 20180890 A JP20180890 A JP 20180890A JP H0736335 B2 JPH0736335 B2 JP H0736335B2
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sodium
sulfur battery
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insulator
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政信 森
昭夫 林
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NGK Insulators Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
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NGK Insulators Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
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  • Secondary Cells (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はナトリウム−硫黄電池及びその絶縁体と蓋体と
の接合方法に関するものである。
(従来の技術) セラミックスと金属とを接合するには、セラミックスと
金属との間にろう材を介在させて該ろう材を液相線温度
以上またはこれに近い温度まで昇温して加圧接合するの
を普通としていた。
ところが、ナトリウム−硫黄電池におけるセラミックス
製絶縁体と金属製蓋体との接合などにおいては、ろう材
を液相線以上の温度またはその付近の温度まで昇温、加
圧して両者を接合しようとすると、ろう材が完全に液体
状態となっているか液体が極めて多い状態となっている
ので、ろう材が表面張力や接合界面の場所による濡れ易
さの相違により接合界面全体にわたって均一に濡れずに
偏りを生じ、そのため接合界面の接合性能、特に耐ナト
リウム侵食性にバラツキを生ずるという問題があった。
また、ろう材が液体状態となっていると接合工程の初期
段階において治具等の重さにより接合界面よりろう材が
流れ出してしまい、加圧時には十分なろう材が残ってお
らず長期間にわたって気密性を保持できる均一な耐久性
の高い接合層が得られないという問題もあった。そし
て、いずれの場合においても不十分な接合部分の気密性
が短期間で保持できなくなり、性能を劣化させる原因と
もなっていた。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記のような従来の問題点を解決して、絶縁体
と蓋体とが接合界面全体にわたって均一かつ耐ナトリウ
ム侵食性に優れた状態で強固に接合している接合層を有
しており、長期間にわたって確実な気密性を保持するこ
とができるナトリウム−硫黄電池及びその絶縁体と蓋体
との接合方法を提供することを目的としてなされたもの
である。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するためになされた本発明のナトリウ
ム−硫黄電池は、ナトリウム−硫黄電池のセラミック製
の絶縁体と金属製の蓋体とが、ろう材中のシリコン粒子
が接合時に溶融・晶出されることなく残存しているAl-S
i系のろう材層をもって接合一体化され、耐ナトリウム
侵食性に優れた接合面を形成していることを特徴とする
ものである。また本発明のナトリウム−硫黄電池におけ
る絶縁体と蓋体との接合方法は、ナトリウム−硫黄電池
のセラミック製の絶縁体と金属製の蓋体との間にAl-Si
系のろう材を介在させ、該ろう材を固相線温度の±10℃
の温度域に昇温して6kg/mm2前後の圧力で加圧接合し、
耐ナトリウム侵食性に優れた接合面を形成することを特
徴とするものである。
(実施例) 次に本発明を図示のナトリウム−硫黄電池を実施例とし
て詳細に説明する。
(1)は電槽(8)内をナトリウムが充填された内側の
負極室(5)と硫黄が充填された外側の正極室(6)に
区画するβ−アルミナからなる筒状の固体電解質管であ
って、該固体電解質管(1)の上端外周部にはα−アル
ミナからなるリング状をしたセラミックス製絶縁体
(2)が固着されていて該セラミックス製絶縁体(2)
が固体電解質管(1)の上端外周部と電槽(8)の上端
の正極端子(8a)間に下面を前記電槽(8)の上方の内
鍔(9)に支持させた状態で設けられて正負極間の絶縁
が図られている。なお正極端子(8a)の内鍔(9)とセ
ラミックス製絶縁体(2)は後記するろう材層(4)に
より密封接合されている。また、前記セラミックス製絶
縁体(2)の上面にはアルミニウム合金などの金属製蓋
体(3)が下面周縁をもって載置されていて該セラミッ
クス製絶縁体(2)と金属製蓋体(3)とは後記するろ
う材層(4)によって密封接合され、セラミックス製絶
縁体(2)と金属製蓋体(3)との密封接合部は負極活
物質であるナトリウムの漏出が防止され、また、負極室
(5)の内部にはアルミニウムよりなる負極端子管
(7)が装着されている。なお、前記ろう材層(4)は
第2図に示されるように、例えばAl-Si-Mgに示されるAl
-Si系ろう材がアルミニウムまたはアルミニウム合金の
芯材(4b)の両側に配置された構成のろう材で、粒径が
3〜15μm程度の未溶解のシリコン粒子(4a)が残存し
ている。なおろう材層(4)は第3図で示されるように
Al-Si系ろう材一層でもよい。このようなろう材層
(4)は第4図の実線で示されるようにろう材の固相線
温度(T1)±10℃の温度域まで昇温された後その温度を
保持し、この状態で加圧接合が行なわれ、その後自然冷
却することにより形成される。前記ろう材が88.5重量%
のAl、10重量%のSi、1.5重量%のMgを含有し固相線温
度(T1)が約560℃、液相線温度(T2)が約590℃である
場合、固相線温度(T1)の±10℃である約550℃〜570℃
程度の範囲内で加圧接合が行なわれる。また、加圧条件
としては約6kg/mm2前後とする。
なお、アルミナからなるセラミックス製絶縁体とAl-Mn
系合金(A3003)からなる金属製蓋体とを、固相線温度
が560℃のAl-Si-Mg系合金(Al-10Si-1.5Mg)と両側に配
置した構成のろう材で接合し、得られたものの溶融ナト
リウムに対する耐久性試験を行なった結果を第1表に示
す。耐久性試験は400℃のNa溶液中に所定時間浸漬した
場合、および室温から350℃の熱サイクルを所定回数繰
り返したものを400℃のNa溶液中に浸漬した場合の接合
界面におけるNa濡れ数を調べた。
第1表からも明らかなように接合温度が固相線温度の±
10℃である550℃〜570℃、特に555℃〜565℃の場合に最
も優れた耐ナトリウム侵食性を示す結果が得られた。
(作用) このように構成されたナトリウム−硫黄電池は、一般の
接合のように液相線温度(T2)である590℃付近まで昇
温した場合(第4図の一点鎖線参照)とは異なり、ろう
材層(4)の内部に固相及び未溶解のシリコン粒子(4
a)が残存したままでセラミック製の絶縁体と金属製の
蓋体とが加圧接合されているので、固相線よりわずかに
高温で接合した場合のAl-Si-Mgで構成される液相が未溶
解のシリコン粒子(4a)及び固相の間に保持されること
となり、治具等の重さによって接合界面より流れ出すこ
とがない。また、接合界面においても液相が未溶解のシ
リコン粒子(4a)及び固相の間に僅かにしかも均一に存
在しているので、加圧接合が接合界面全体にバラツキな
く行なわれることとなり、全体に均一に濡れて強固な耐
久性のある接合界面となって長期間にわたって気密性を
安定して維持できるろう材層(4)が得られることとな
る。さらに接合界面に微細なシリコン粒子が接合時に溶
融・晶出されることなく均一に分散しているため、Naが
侵入してきた時にNaが個々のシリコン粒子とSi、Alの化
合物を形成しながら侵入していくと考えられ、その化合
物ができるのに時間を要し、そのため逆に接合界面のナ
トリウムに対する耐久性は向上することとなる。
(発明の効果) 本発明は以上の説明からも明らかなように、ナトリウム
−硫黄電池のセラミック製の絶縁体と金属製の蓋体との
接合部分に、特別な機械的構造的工夫をすることなしに
耐ナトリウム侵食性に優れた強固な接合面を形成するこ
とができ、長期間にわたって確実な気密性を保持するこ
とができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明の実施例であるナトリウム−硫黄電
池を示す一部切欠正面図、第2図は第1図における要部
の拡大断面図、第3図は他の実施例を示す要部の拡大断
面図、第4図は接合工程における経過時間と昇温温度と
の関係を示すグラフである。 (2):セラミックス製の絶縁体、(3):金属製の蓋
体、(4):Al-Si系のろう材層、(4a):シリコン粒子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ナトリウム−硫黄電池のセラミック製の絶
    縁体と金属製の蓋体とが、ろう材中のシリコン粒子が接
    合時に溶融・晶出されることなく残存しているAl-Si系
    のろう材層をもって接合一体化され、耐ナトリウム侵食
    性に優れた接合面を形成していることを特徴とするナト
    リウム−硫黄電池。
  2. 【請求項2】ナトリウム−硫黄電池のセラミック製の絶
    縁体と金属製の蓋体との間にAl-Si系のろう材を介在さ
    せ、該ろう材を固相線温度の±10℃の温度域に昇温して
    6kg/mm2前後の圧力で加圧接合し、耐ナトリウム侵食性
    に優れた接合面を形成することを特徴とするナトリウム
    −硫黄電池における絶縁体と蓋体との接合方法。
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