JPH0732968Y2 - 部品取付構造 - Google Patents
部品取付構造Info
- Publication number
- JPH0732968Y2 JPH0732968Y2 JP1990005716U JP571690U JPH0732968Y2 JP H0732968 Y2 JPH0732968 Y2 JP H0732968Y2 JP 1990005716 U JP1990005716 U JP 1990005716U JP 571690 U JP571690 U JP 571690U JP H0732968 Y2 JPH0732968 Y2 JP H0732968Y2
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- Japan
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- panel
- plate portion
- stud
- hole
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- Insertion Pins And Rivets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ブラケット等の部品を車体等のパネルに取付
ける部品取付構造に関する。
ける部品取付構造に関する。
従来の技術 ブラケット等の部品を車体等のパネルに取付ける部品取
付構造には種々のものが知られている。その1つにL字
形状に曲げた金属板のブラケットの底面部分をパネルに
溶着したものがあり、これを第14図に示す。このブラケ
ット取付構造の場合には、車体等のパネルPにブラケッ
ト部品Bが直接取付けられるため、隣接する位置にトリ
ム等の装飾板Tを一緒に取付けることができない。従っ
て、トリム取付け用のクリップCを必要とし、またこの
クリップのパネルへの係止のためにパネルに穴Hをあけ
る必要があった。なお、クリップの例としては、図示の
登録第732677号意匠に係るもクリップ以外にも登録第74
0583号意匠に係るクリップ等も使用でき、更には、普通
に見られる錨脚クリップも使用できる。
付構造には種々のものが知られている。その1つにL字
形状に曲げた金属板のブラケットの底面部分をパネルに
溶着したものがあり、これを第14図に示す。このブラケ
ット取付構造の場合には、車体等のパネルPにブラケッ
ト部品Bが直接取付けられるため、隣接する位置にトリ
ム等の装飾板Tを一緒に取付けることができない。従っ
て、トリム取付け用のクリップCを必要とし、またこの
クリップのパネルへの係止のためにパネルに穴Hをあけ
る必要があった。なお、クリップの例としては、図示の
登録第732677号意匠に係るもクリップ以外にも登録第74
0583号意匠に係るクリップ等も使用でき、更には、普通
に見られる錨脚クリップも使用できる。
前記のトリム等の取付け構造とは別に、ブラケット等の
部品部分とパネルに取付けられる平坦な板部分とが一体
に形成され、この一体成形部材の板部分には錨脚クリッ
プを設けたブラケット付き部材が知られており、これが
第15図に示されている。このブラケット付き部材B′
は、隣接する位置のトリムT′を該部材とともにパネル
Pに固定できる便利さがある。
部品部分とパネルに取付けられる平坦な板部分とが一体
に形成され、この一体成形部材の板部分には錨脚クリッ
プを設けたブラケット付き部材が知られており、これが
第15図に示されている。このブラケット付き部材B′
は、隣接する位置のトリムT′を該部材とともにパネル
Pに固定できる便利さがある。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記の一体成形部材によるブラケット付
き部材B′でも、パネルPにはクリップC′の取付けの
ための穴Hをあける作業を必要としており、またこの穴
の縁から錆が発生する惧れがあり、更に、防水等のため
にパッキン等のシール材Sが必要であった。
き部材B′でも、パネルPにはクリップC′の取付けの
ための穴Hをあける作業を必要としており、またこの穴
の縁から錆が発生する惧れがあり、更に、防水等のため
にパッキン等のシール材Sが必要であった。
従って、本考案は、トリム等と共に固定でき、パネルに
穴をあけることなくブラケット等の部品付き一体成形部
材を提供することを目的とする。
穴をあけることなくブラケット等の部品付き一体成形部
材を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するため、本考案によれば、ブラケッ
ト付きの部品を車体等のパネルに取付ける部品取付構造
にあって、前記部品は、パネルに取付けられる平坦な板
部分と、該板部分から壁形状に直立するブラケット部分
とが一体に成形された一体成形部材で成り、前記板部分
には少なくとも2つの穴が設けられ、前記パネルには前
記板部分の各穴に対応した間隔で少なくとも2つのTス
タッドが溶着されており、前記板部分の各穴はTスタッ
ドの頭部を受け入れる大径部分とTスタッドの軸部を受
け入れる小径部分とを有し、該板部分の少なくとも1つ
の穴には前記小径部分に受け入れたスタッドの軸部が外
れないように保持するホルダーが形成され、前記一体成
形部材は、前記板部分の穴の大径部分がTスタッドの頭
部を受け入れる位置に該板部分が配置された後、そのま
ま小径部分が軸部を受け入れる位置にスライドされると
該一体成形部材がパネルに取付けられ、前記板部分の底
面には、前記スライド方向に延びる突条が形成されてお
り、更に、前記ホルダーには、Tスタッド軸部が前記穴
から抜け出るのを可能にする指掛け用のフックが形成さ
れていることを特徴とする部品取付構造が提供される。
ト付きの部品を車体等のパネルに取付ける部品取付構造
にあって、前記部品は、パネルに取付けられる平坦な板
部分と、該板部分から壁形状に直立するブラケット部分
とが一体に成形された一体成形部材で成り、前記板部分
には少なくとも2つの穴が設けられ、前記パネルには前
記板部分の各穴に対応した間隔で少なくとも2つのTス
タッドが溶着されており、前記板部分の各穴はTスタッ
ドの頭部を受け入れる大径部分とTスタッドの軸部を受
け入れる小径部分とを有し、該板部分の少なくとも1つ
の穴には前記小径部分に受け入れたスタッドの軸部が外
れないように保持するホルダーが形成され、前記一体成
形部材は、前記板部分の穴の大径部分がTスタッドの頭
部を受け入れる位置に該板部分が配置された後、そのま
ま小径部分が軸部を受け入れる位置にスライドされると
該一体成形部材がパネルに取付けられ、前記板部分の底
面には、前記スライド方向に延びる突条が形成されてお
り、更に、前記ホルダーには、Tスタッド軸部が前記穴
から抜け出るのを可能にする指掛け用のフックが形成さ
れていることを特徴とする部品取付構造が提供される。
実施例 以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら説
明する。第1図〜第9図には、本考案に係る一体成形部
材が示され、この部材は、ブラケット等の部品部分とパ
ネルに取付けられる平坦な板部分とが一体に成形されて
いる。第10図〜第12図には、本考案に係る一体成形部材
が車体等のパネルに取付けられる様子が示されている。
明する。第1図〜第9図には、本考案に係る一体成形部
材が示され、この部材は、ブラケット等の部品部分とパ
ネルに取付けられる平坦な板部分とが一体に成形されて
いる。第10図〜第12図には、本考案に係る一体成形部材
が車体等のパネルに取付けられる様子が示されている。
先ず、第1図〜第9図を参照して、一体成形部材につい
て説明する。一体成形部材1は、ブラケット等の部品部
分2と、車体等のパネルに取付けられる平坦な板部分3
とが、プラスチック材料で一体に成形されている。ブラ
ケット形状の部品部分2は、第1図の右側に板部分3に
対して垂直な壁を有するブラケット4が形成されてい
る。このブラケット4はプラスチック材料で成形されて
いるため、強化用のリブ5が設けられている。リブ5
は、ブラケット4に連続して、板部分3から垂直に周縁
全体から延びている。このため、ブラケット4は強固に
なり、第1図の右側の面は強いストッパ面6として作用
する。なお、上記のリブ5は板部分3の上下に延びてい
て板部分3の強化も図っている。
て説明する。一体成形部材1は、ブラケット等の部品部
分2と、車体等のパネルに取付けられる平坦な板部分3
とが、プラスチック材料で一体に成形されている。ブラ
ケット形状の部品部分2は、第1図の右側に板部分3に
対して垂直な壁を有するブラケット4が形成されてい
る。このブラケット4はプラスチック材料で成形されて
いるため、強化用のリブ5が設けられている。リブ5
は、ブラケット4に連続して、板部分3から垂直に周縁
全体から延びている。このため、ブラケット4は強固に
なり、第1図の右側の面は強いストッパ面6として作用
する。なお、上記のリブ5は板部分3の上下に延びてい
て板部分3の強化も図っている。
また、このストッパ面6には、その両側に小さいリブ7
を設けるのが好ましく、この面6に緩衝材を張り付ける
場合にその位置決めが楽になる利点がある。更に、ブラ
ケット4の部分には強化のためその上縁部にも横方向に
延びるリブ8が形成されるのが好ましい。なお、このリ
ブ8及びブラケット4の部分の成形のため、板部分2に
成形用の穴9が設けられる。
を設けるのが好ましく、この面6に緩衝材を張り付ける
場合にその位置決めが楽になる利点がある。更に、ブラ
ケット4の部分には強化のためその上縁部にも横方向に
延びるリブ8が形成されるのが好ましい。なお、このリ
ブ8及びブラケット4の部分の成形のため、板部分2に
成形用の穴9が設けられる。
一体成形部材1の板部分3は一定の厚さを有しており、
この板部分3には前記のようにその周囲にリブ5が設け
られて剛性を保っている。この板部分3には、少なくと
も2つの穴10及び11が設けられており、この板部分3の
穴10及び11は、車体等のパネル13(第11図及び第12図参
照)に溶着されたTスタッド14及び15の拡径頭部16を受
入れる大径部分17とTスタッド軸部18を受入れる小径部
分19とを有する。この穴10及び11の数はスタッドに合わ
せて任意の数にできるが、回転の防止等のために少なく
とも2つ設けられ、Tスタッドも1つの一体成形品1に
対して少なくとも2個設けられる。スタッドのピッチと
穴のピッチとが合致するように、一方の穴10はやや長穴
に形成されるのが好ましく、これにより、ピッチずれを
吸収できる。
この板部分3には前記のようにその周囲にリブ5が設け
られて剛性を保っている。この板部分3には、少なくと
も2つの穴10及び11が設けられており、この板部分3の
穴10及び11は、車体等のパネル13(第11図及び第12図参
照)に溶着されたTスタッド14及び15の拡径頭部16を受
入れる大径部分17とTスタッド軸部18を受入れる小径部
分19とを有する。この穴10及び11の数はスタッドに合わ
せて任意の数にできるが、回転の防止等のために少なく
とも2つ設けられ、Tスタッドも1つの一体成形品1に
対して少なくとも2個設けられる。スタッドのピッチと
穴のピッチとが合致するように、一方の穴10はやや長穴
に形成されるのが好ましく、これにより、ピッチずれを
吸収できる。
他方の穴11には、小径部分19にTスタッド18を受入れた
後において、その軸部18に係止してスタッドが穴11から
外れないように保持するホルダー21が形成されている。
このホルダー21は、第6図等に図示のように、一端が板
部分3に連結され、他端が自由端にされた片持ち式に形
成され、自由端22の下面23はテーパ面に形成されて大径
部分17に受入れたTスタッドの頭部16のスライドが簡単
になるように形成されている。また、この自由端22に
は、フック24が形成されて、保持したTスタッド15が抜
け出るように該ホルダー21を上方に持ち上げることがで
きる。ホルダー21のストッパ面と穴の小径部分19との間
の長さL(第6図)は頭部16の半径と軸部19の半径とを
加えた長さ以上で且つその範囲内でできるだけ短くされ
るのがよく、これにより、ガタつきを少なくして保持で
きる。
後において、その軸部18に係止してスタッドが穴11から
外れないように保持するホルダー21が形成されている。
このホルダー21は、第6図等に図示のように、一端が板
部分3に連結され、他端が自由端にされた片持ち式に形
成され、自由端22の下面23はテーパ面に形成されて大径
部分17に受入れたTスタッドの頭部16のスライドが簡単
になるように形成されている。また、この自由端22に
は、フック24が形成されて、保持したTスタッド15が抜
け出るように該ホルダー21を上方に持ち上げることがで
きる。ホルダー21のストッパ面と穴の小径部分19との間
の長さL(第6図)は頭部16の半径と軸部19の半径とを
加えた長さ以上で且つその範囲内でできるだけ短くされ
るのがよく、これにより、ガタつきを少なくして保持で
きる。
なお、各穴10、11の大径部分17と小径部分19との間に
は、Tスタッド14、15の頭部16の下面がスライドしなが
ら小径部分19の座面25に移動できるように、テーパ面26
が形成されるのが好ましい。これにより、Tスタッドへ
の取付けが容易になる。また、各穴の座面25が形成され
た板部分3の裏面には一対の突起27、27が設けられるの
が好ましく、これにより、Tスタッドへの固定力を強く
して、取付け後のガタつきも防止できる。
は、Tスタッド14、15の頭部16の下面がスライドしなが
ら小径部分19の座面25に移動できるように、テーパ面26
が形成されるのが好ましい。これにより、Tスタッドへ
の取付けが容易になる。また、各穴の座面25が形成され
た板部分3の裏面には一対の突起27、27が設けられるの
が好ましく、これにより、Tスタッドへの固定力を強く
して、取付け後のガタつきも防止できる。
板部分3の底面には、例えば第3図等に図示されるよう
に、細長い突条29、29が一対設けられる。この突条29
は、板部分3とパネル13との間に、トリム等の板形状の
装飾部材30(第11図及び第12図参照)を挟持するとき
に、その挟持力を高める役割を果たす。この突条には第
2図に図示のように、テーパ面が設けられるとスライド
が容易になるので好ましい。
に、細長い突条29、29が一対設けられる。この突条29
は、板部分3とパネル13との間に、トリム等の板形状の
装飾部材30(第11図及び第12図参照)を挟持するとき
に、その挟持力を高める役割を果たす。この突条には第
2図に図示のように、テーパ面が設けられるとスライド
が容易になるので好ましい。
かかる構成で成る本考案による一体成形品1について、
第10図〜第13図を参照して、車体等のパネル13に、Tス
タッド14、15を介して取付ける手順を説明する。先ず、
第10図に図示のように、Tスタッド14及び15の頭部16
が、板部分3の穴10及び11の大径部分17に受入れられる
ように配置される(第11図も参照されたい)。この配置
の後、一体成形品1は全体が第11図の左側に向けてスラ
イドさせられる。このスライドによって、小径部分19に
つながる座面25のテーパ面26がTスタッド頭部16の下面
に潜り込んでそのままTスタッド軸部18が小径部分19に
入り込む。この場合、ホルダー21が設けられた穴11で
は、ホルダー21の自由端が上昇後、軸部18が小径部分19
に入ると下降して、小径部分に入ったTスタッド15の軸
部18の抜け止めを成す。
第10図〜第13図を参照して、車体等のパネル13に、Tス
タッド14、15を介して取付ける手順を説明する。先ず、
第10図に図示のように、Tスタッド14及び15の頭部16
が、板部分3の穴10及び11の大径部分17に受入れられる
ように配置される(第11図も参照されたい)。この配置
の後、一体成形品1は全体が第11図の左側に向けてスラ
イドさせられる。このスライドによって、小径部分19に
つながる座面25のテーパ面26がTスタッド頭部16の下面
に潜り込んでそのままTスタッド軸部18が小径部分19に
入り込む。この場合、ホルダー21が設けられた穴11で
は、ホルダー21の自由端が上昇後、軸部18が小径部分19
に入ると下降して、小径部分に入ったTスタッド15の軸
部18の抜け止めを成す。
この取付けにおいて、第13図に示すトリム等の装飾部材
30では、板部分3の下面に設けられた突条29が該装飾部
材30上の破線で示す2つの位置35、35を強く押圧し、ま
た、板部分3の縁の部分から下方に突出するリブ5の部
分が一段高い装飾部材30上の破線で示す位置36も強く押
圧することができ、これにより、装飾部材を一体成形品
1によって強く挟持できるので、装飾部材30の取付け強
度が高く維持される。なお、取り外しは、ホルダー21の
フック24を指等で上げてTスタッドの頭部の通過を許す
ようにし、第12図の右側にスライドさせれば、一体成形
品1をパネルから簡単に取り外しできる。
30では、板部分3の下面に設けられた突条29が該装飾部
材30上の破線で示す2つの位置35、35を強く押圧し、ま
た、板部分3の縁の部分から下方に突出するリブ5の部
分が一段高い装飾部材30上の破線で示す位置36も強く押
圧することができ、これにより、装飾部材を一体成形品
1によって強く挟持できるので、装飾部材30の取付け強
度が高く維持される。なお、取り外しは、ホルダー21の
フック24を指等で上げてTスタッドの頭部の通過を許す
ようにし、第12図の右側にスライドさせれば、一体成形
品1をパネルから簡単に取り外しできる。
なお、一体成形品1のブラケット部分の形状は実施例で
はL字形のブラケットに形成されているが、これに限る
ものではなく、他の部品形状にしてもよいことは勿論で
ある。また、ホルダーは少なくとも1つの穴に設けられ
ればよい。しかし、この数は任意であり、2つ以上であ
ってもよい。更に、板部分底面の突条もトリム等が挟持
できればなくともよい。
はL字形のブラケットに形成されているが、これに限る
ものではなく、他の部品形状にしてもよいことは勿論で
ある。また、ホルダーは少なくとも1つの穴に設けられ
ればよい。しかし、この数は任意であり、2つ以上であ
ってもよい。更に、板部分底面の突条もトリム等が挟持
できればなくともよい。
考案の効果 本考案によれば、ブラケット付きの部品が、パネルに取
付けられる平坦な板部分と板部分から壁形状に直立する
ブラケット部分とで成る一体成形部材で成り、板部分に
は少なくとも2つの穴が設けられ、パネルには対応した
間隔でTスタッドが溶着されており、板部分の各穴はT
スタッドの頭部を受け入れる大径部分とTスタッドの軸
部を受け入れる小径部分とを有し、少なくとも1つの穴
には小径部分に受け入れたスタッド軸部を外れないよう
に保持するホルダーが形成され、板部分の穴の大径部分
がTスタッドの頭部を受け入れる位置に該板部分が配置
された後、そのまま小径部分が軸部を受け入れる位置に
スライドすると一体成形部材がパネルに設けられ、ま
た、板部分の底面にはスライド方向に延びる突条が形成
され、更に、ホルダーには、Tスタッド軸部が穴の小径
部分から抜け出るのを可能にする指掛け用のフックが形
成されているので、車体等のパネルに穴をあけることな
く、ブラケット付きの一体成形部材をパネル上にスライ
ドするだけで簡単に取付けることができ、錨脚クリップ
を使用することなく、トリム等もパネルに穴をあけるこ
となく取付けることができるので錆の問題もなくなり、
防水シートも不要になり、また、パネルへの取付けにお
いて、板部分の底面の突条が、スライド操作に抵抗を与
えることなく、板部分がパネルに対してガタツキなく取
付けられ、更に、板部分とパネルとの間に他の部材を挟
持させる場合にその挟持力を高めることができ、取付け
後においても、修理や点検等のために、ホルダーのフッ
クに指を掛けて引き上げれば、簡単に、パネルから取り
外しでき、再取付けの場合にも、最初の取付けと同じ手
順で簡単に行える。
付けられる平坦な板部分と板部分から壁形状に直立する
ブラケット部分とで成る一体成形部材で成り、板部分に
は少なくとも2つの穴が設けられ、パネルには対応した
間隔でTスタッドが溶着されており、板部分の各穴はT
スタッドの頭部を受け入れる大径部分とTスタッドの軸
部を受け入れる小径部分とを有し、少なくとも1つの穴
には小径部分に受け入れたスタッド軸部を外れないよう
に保持するホルダーが形成され、板部分の穴の大径部分
がTスタッドの頭部を受け入れる位置に該板部分が配置
された後、そのまま小径部分が軸部を受け入れる位置に
スライドすると一体成形部材がパネルに設けられ、ま
た、板部分の底面にはスライド方向に延びる突条が形成
され、更に、ホルダーには、Tスタッド軸部が穴の小径
部分から抜け出るのを可能にする指掛け用のフックが形
成されているので、車体等のパネルに穴をあけることな
く、ブラケット付きの一体成形部材をパネル上にスライ
ドするだけで簡単に取付けることができ、錨脚クリップ
を使用することなく、トリム等もパネルに穴をあけるこ
となく取付けることができるので錆の問題もなくなり、
防水シートも不要になり、また、パネルへの取付けにお
いて、板部分の底面の突条が、スライド操作に抵抗を与
えることなく、板部分がパネルに対してガタツキなく取
付けられ、更に、板部分とパネルとの間に他の部材を挟
持させる場合にその挟持力を高めることができ、取付け
後においても、修理や点検等のために、ホルダーのフッ
クに指を掛けて引き上げれば、簡単に、パネルから取り
外しでき、再取付けの場合にも、最初の取付けと同じ手
順で簡単に行える。
第1図は本考案に係る一体成形品の平面図、第2図は第
1図の一体成形品の正面図、第3図は第1図の一体成形
品の底面図、第4図は第1図の一体成形品の左側面図、
第5図は第1図の一体成形品の右側面図、第6図は第1
図のVI−VI線断面図、第7図は第1図のVII−VII線断面
図、第8図は第1図のVIII−VIII線断面図、第9図は第
1図の一体成形品の縦断面斜視図、第10図は第1図の一
体成形品をパネルに配置した様子を示す平面図、第11図
は第1図の一体成形品をパネルに配置した様子を示す正
面断面図、第12図は第1図の一体成形品をパネルに取付
けた様子を示す正面断面図、第13図は装飾部材とTスタ
ッド付きパネルの斜視図、第14図は従来の取付構造であ
って、パネルに溶接されたブラケットと装飾部材を別に
クリップで取付けた様子を示す図、第15図は従来の取付
構造であって、ブラケットがクリップに一体に成形され
た部材がパネルに取付けられた様子を示す図である。 符号の説明 1……一体成形品、2……ブラケット部分 3……板部分、4……ブラケット 5……リブ、7……リブ 8……リブ、9……成形用の穴 10、11……Tスタッド受入用穴 13……パネル 14、15……Tスタッド 16……Tスタッド頭部 17……穴の大径部分、18……Tスタッド軸部 19……穴の小径部分、21……ホルダー 24……フック、29……挟持用突条 30……装飾部材
1図の一体成形品の正面図、第3図は第1図の一体成形
品の底面図、第4図は第1図の一体成形品の左側面図、
第5図は第1図の一体成形品の右側面図、第6図は第1
図のVI−VI線断面図、第7図は第1図のVII−VII線断面
図、第8図は第1図のVIII−VIII線断面図、第9図は第
1図の一体成形品の縦断面斜視図、第10図は第1図の一
体成形品をパネルに配置した様子を示す平面図、第11図
は第1図の一体成形品をパネルに配置した様子を示す正
面断面図、第12図は第1図の一体成形品をパネルに取付
けた様子を示す正面断面図、第13図は装飾部材とTスタ
ッド付きパネルの斜視図、第14図は従来の取付構造であ
って、パネルに溶接されたブラケットと装飾部材を別に
クリップで取付けた様子を示す図、第15図は従来の取付
構造であって、ブラケットがクリップに一体に成形され
た部材がパネルに取付けられた様子を示す図である。 符号の説明 1……一体成形品、2……ブラケット部分 3……板部分、4……ブラケット 5……リブ、7……リブ 8……リブ、9……成形用の穴 10、11……Tスタッド受入用穴 13……パネル 14、15……Tスタッド 16……Tスタッド頭部 17……穴の大径部分、18……Tスタッド軸部 19……穴の小径部分、21……ホルダー 24……フック、29……挟持用突条 30……装飾部材
Claims (1)
- 【請求項1】ブラケット付きの部品を車体等のパネルに
取付ける部品取付構造において、前記部品は、パネルに
取付けられる平坦な板部分と、該板部分から壁形状に直
立するブラケット部分とが一体に成形された一体成形部
材で成り、前記板部分には少なくとも2つの穴が設けら
れ、前記パネルには前記板部分の各穴に対応した間隔で
少なくとも2つのTスタッドが溶着されており、前記板
部分の各穴はTスタッドの頭部を受け入れる大径部分と
Tスタッドの軸部を受け入れる小径部分とを有し、該板
部分の少なくとも1つの穴には前記小径部分に受け入れ
たスタッドの軸部が外れないように保持するホルダーが
形成され、前記一体成形部材は、前記板部分の穴の大径
部分がTスタッドの頭部を受け入れる位置に該板部分が
配置された後、そのまま小径部分が軸部を受け入れる位
置にスライドされると該一体成形部材がパネルに取付け
られ、前記板部分の底面には、前記スライド方向に延び
る突条が形成されており、更に、前記ホルダーには、T
スタッド軸部が前記穴から抜け出るのを可能にする指掛
け用のフックが形成されていることを特徴とする部品取
付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990005716U JPH0732968Y2 (ja) | 1990-01-25 | 1990-01-25 | 部品取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990005716U JPH0732968Y2 (ja) | 1990-01-25 | 1990-01-25 | 部品取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0398309U JPH0398309U (ja) | 1991-10-11 |
JPH0732968Y2 true JPH0732968Y2 (ja) | 1995-07-31 |
Family
ID=31509412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990005716U Expired - Lifetime JPH0732968Y2 (ja) | 1990-01-25 | 1990-01-25 | 部品取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0732968Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006149282A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Tsugio Hirata | ペット用糞取り器 |
JP5619633B2 (ja) * | 2011-01-12 | 2014-11-05 | ポップリベット・ファスナー株式会社 | モール取付装置とその取付方法 |
JP6374347B2 (ja) * | 2015-05-15 | 2018-08-15 | 株式会社ニフコ | クリップ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0319605Y2 (ja) * | 1986-04-24 | 1991-04-25 | ||
JPS63193105U (ja) * | 1987-05-31 | 1988-12-13 |
-
1990
- 1990-01-25 JP JP1990005716U patent/JPH0732968Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0398309U (ja) | 1991-10-11 |
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