JPH0426058Y2 - - Google Patents

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JPH0426058Y2
JPH0426058Y2 JP1988081852U JP8185288U JPH0426058Y2 JP H0426058 Y2 JPH0426058 Y2 JP H0426058Y2 JP 1988081852 U JP1988081852 U JP 1988081852U JP 8185288 U JP8185288 U JP 8185288U JP H0426058 Y2 JPH0426058 Y2 JP H0426058Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、壁面等に取り付けて使用するフツク
状の小物掛けの構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の小物掛けは、一般に金属や合成樹脂材に
よつて一体成型されるのが普通であり、壁面への
取り付けのために利用されるベース部分とフツク
部分とが一体である。
また、任意の形状とした台板の表面に支持壁を
突出させ、この支持壁に形成した凹陥部内にフツ
クを引つ掛けた状態に嵌入させて表面から外れる
のを防止するために止着具を固定する思想(実公
昭47−24990号)も知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の一体型の小物掛けでは、ビス止めなど
の固定作業の際にフツク部分が邪魔になる。ま
た、ベース部分にはビス頭が露出したり、フツク
部分との関係から装飾的に利用しにくいという欠
点があつた。
また、台板の一部にフツクを引つ掛けた状態と
し、その表面に止着具を固定するものでは、フツ
クそのものがガタ付いたりして安定しない欠点が
あつた。
上記従来品の欠点に鑑み、本考案は取り付け作
業の際にフツク部分が邪魔にならず、またベース
部分を自由に装飾的に利用することができるとと
もに、フツク部材をガタ付いたりすることなくし
つかりと固定することができる小物掛けを案出し
たものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る小物掛けはベース本体1と、蓋体
2およびフツク部材3とで構成する。
ベース本体1には、フツク部材3との上下方向
の係合手段と、係合させたフツク部材3の左右両
側縁部分に当接する当接片4,4を立設する。そ
して、フツク部材を係合させたベース本体の上面
は、蓋体2で覆うようにし、その裏面には、被蓋
したときに当接片4,4の外側面に当接する押圧
片5,5を突設する。
ベース本体1をフツク部材よりも厚肉の板状と
し、フツク部材の幅よりも広い凹所6を形成し、
この凹所内に当接片を立設し、押圧片5,5を当
接片4,4と凹所6の内側面の間に密嵌させるよ
うにすることは、より効果的な手段である。
〔作用〕
板状であるベース本体1は、これのみを釘やビ
スなどで壁面に固定し、壁面に固定されたベース
本体1に、フツク部材3を係合させる。このと
き、フツク部材3は上下方向の係合手段に係合し
ていると同時に、両側縁部分に当接する当接片
4,4によつて横方向のガタ付きが阻止される。
しかる後、蓋体2を装着すれば蓋体裏面に突設
させた押圧片5,5が当接片4,4の外側面に当
接して当接片4,4が内方に押され、当接片4と
フツク部材3とがより密接する。
このようにして設置された本考案小物掛けで
は、フツク部材3に横方向の力が作用しても、こ
の横方向の力はフツク部材と接している当接片4
によつて支受されることになる。そして、フツク
部材に作用する横方向の力が大きい場合には当接
片4を撓ませる可能性があるが、本考案では当接
片4に押圧片5が接しているため当接片4の外方
向への撓みが阻止され、フツク部材3の横方向の
ガタ付を確実に防止することになる。
とくに、ベース本体1の凹所6内側面と当接片
4,4の外側面の間に押圧片5を嵌入させるもの
では、より強制的に当接片4がフツク部材と接
し、当接片4や押圧片5が外方向へ撓む余地つま
りフツク部材がガタ付く可能性が全くないものと
なる。
〔実施例〕
以下、本考案小物掛けの実施例を添付の図面に
基づいて説明する。
第1図ないし第4図に示す実施例は、ベース本
体1を比較的厚肉の板状とし、外周縁に段部7を
形成して、帽状の蓋体2が嵌着されるようにした
もので、蓋体2の内面四隅に突起8を、ベース本
体1には蓋体の突起8に対応する位置に孔9を設
け、両者を嵌合させることによつて確実に装着で
きるようにしている。
ベース本体1は、壁面などに接着するものであ
つてもよいが、より確実な固定手段としてビス止
め、釘止めが考えられ、図示実施例のベース本体
1には、ビス止めのためのビス孔10と釘孔1
0′や10″を設けている。壁面には、コンクリー
ト壁面、石膏ボード壁面、新建材壁面などがあ
る。そこで、コンクリート壁面に対しては10′
で示す三カ所の釘孔を利用してベース本体1を固
定し、石膏ボード壁面や新建材壁面など強度がや
や小さなものには、10″で示す四カ所の釘孔を
利用してベース本体1を固定する。四カ所の釘孔
10″のうち上部二カ所の釘孔は斜め下方に向け
ることによつて固定強度を増すようにしている。
壁面に固定するベース本体1はフツク部材3の
肉厚よりも厚い板状とし、その表面にフツク部材
3を装着するための凹所6を形成し、凹所6内に
フツク部材3を係合させるための突起12を突出
させている。フツク部材3の材質、断面形状は任
意に選定し得るものであるが、図示実施例では断
面形状が楕円形のものとし、その上端部にベース
本体の突起12に係合する係合孔11を穿設して
ある。
ベース本体1に形成する凹所6は、その上半部
6aをフツク部材の上端部が嵌め込まれる形状の
細幅としここに突起12を突設する一方、下半部
6bを広幅としている。広幅とした凹所6の下半
部には、フツク部材の両側縁部分に当接する当接
片4,4を形成し、蓋体を被蓋したとき当接片
4,4の外側面と凹所6の内側面との間に、蓋体
裏面に形成した押圧片5,5が密嵌挿されるよう
な位置関係としている。なお、当接片4,4はそ
の先端部にそれぞれ内向きの爪4a,4aを形成
し、フツク部材3を抱持するようにしている。
以上説明した小物掛けを組み立てるには、第4
図に示すように壁面などにベース部材1を固定
し、このベース部材にフツク部材3を装着した後
蓋体2を取り付ける。このとき当接片4,4は押
圧片5,5によつて押され、フツク部材3に強く
密着するようにするのが好ましい。なお、第6図
点線で示すように、蓋体裏面に突設させた押圧片
5は当接片4の外側面に当接するだけであつて、
押圧片自体が凹所の内側面などで支受されないも
のであつてもよい。
第6図に示す実施例は、ベース本体1全体を比
較的薄い板状とし、周辺部にリブ13を立設して
蓋体を嵌着し得るようにするとともに、ベース本
体1内面には突起12を形成し、フツク部材3の
上端に形成したフツク14を引つ掛けるようにし
ている。また、ベース本体1を壁面などに固定す
るためのビス孔10および釘孔10′部分は補強
のためにボス状に隆起させてある。
蓋体2をベース本体1に被蓋すると、第2図に
示すようにフツク部材の基端部が隠され蓋体表面
が大きく露出する。この蓋体表面は比較的広い平
面とし得るため、任意の表示面や装飾面として利
用される。例えば、レザーその他のシート材、薄
板材料を貼着したり任意の表示を施す。
さらに、ベース本体および蓋体の外観形状も自
由に変更可能であり、第2図には方形の実施例
を、第5図には丸形の実施例を、さらに第6図に
は菱形の実施例を示している。
〔考案の効果〕
請求項1記載の本考案小物掛けによれば、フツ
クに関係なくベース本体のみを壁面などに固定す
ればよく、フツク取り付けのための作業性に優
れ、フツク部材および蓋体はベース本体を固定し
た後簡単に装着することができ、ベース部材に装
着したフツク部材は上下方向の係合手段によつて
荷重が支受される一方、当接片がフツク部材に接
することによつてフツク部材のガタ付を防止しか
つ、当接片の外側面に接する押圧片の存在によつ
て当接片そのものの撓みなどによる動きを阻止
し、フツク部材のガタ付を確実に防止することが
できる。
請求項2記載の考案では、当接片に接する押圧
片そのものが外方に撓む可能性をなくし、フツク
部材をより強固に固定することができる。このこ
とは、フツク部材に当接する当接片自体を、例え
ばやや薄肉で撓み易くフツク部材の着脱が容易な
ものとしても、蓋体を被蓋したときに一体的とな
り大きな強度を発揮するものとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案小物掛けの実施例を示すもの
で、第1図は分解斜視図、第2図は組み立てた状
態の正面図、第3図は縦断面図、第4図は組み立
て工程を示す横断面図、第5図は別の実施例を示
す組立て状態の正面、第6図はさらに別の実施例
を示すもので、蓋体を除いた正面図、である。 1……ベース本体、2……蓋体、3……フツク
部材、4……当接片、5……押圧片、6……凹
所、11……係合孔、12……突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 壁面などに固定するベース本体1と、ベース
    本体1の上面を覆う蓋体2およびフツク部材3
    で構成し、ベース本体1にはフツク部材3との
    上下方向の係合手段と、係合させたフツク部材
    の左右両側縁に当接する当接片4,4を立設
    し、蓋体裏面にはこれをベース本体1に被蓋し
    たときにベース本体の当接片4,4の外側面に
    当接する押圧片5,5を突設したことを特徴と
    する小物掛け。 2 ベース本体1は、フツク部材よりも厚肉の板
    状とし、その表面に少なくともフツク部材3よ
    りも幅の広い凹所6を形成し、該凹所6内にフ
    ツク部材に係合する突起12と、当接片4,4
    を設け、当接片4,4の外側面と凹所6の内側
    面との間に蓋体裏面に突設させた押圧片5,5
    を密嵌させてなる請求項1記載の小物掛け。
JP1988081852U 1988-06-21 1988-06-21 Expired JPH0426058Y2 (ja)

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JPH024481U JPH024481U (ja) 1990-01-11
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