JPH0714450Y2 - シンク及びカウンターの取付構造 - Google Patents

シンク及びカウンターの取付構造

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JPH0714450Y2
JPH0714450Y2 JP1989014837U JP1483789U JPH0714450Y2 JP H0714450 Y2 JPH0714450 Y2 JP H0714450Y2 JP 1989014837 U JP1989014837 U JP 1989014837U JP 1483789 U JP1483789 U JP 1483789U JP H0714450 Y2 JPH0714450 Y2 JP H0714450Y2
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JP
Japan
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counter
sink
cabinet
hook
tree
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JP1989014837U
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Inventor
佳之 中山
Original Assignee
株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、キャビネットにシンク及びカウンターを取
り付ける取付構造の改良に関するものである。
(従来技術及びその課題) 従来、流し台においては、キャビネットの上面側に人造
大理石等にて形成されるカウンターが取り付けられてい
ることがあり、このカウンターは接着剤を介し前記キャ
ビネットに取り付けられたものであって、接着剤では取
付状態が不安定となるという問題点があった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したものであっ
て、組付け性の良いカウンターの取付構造を提供せんこ
とを目的とし、その要旨は、キャビネットを構成する一
対の側壁板の上縁部には内方へ突出状に補強木がそれぞ
れ前後方向に沿って固設され、各補強木には、シンクの
上縁部を載置するための段部が形成されているととも
に、各補強木の前端側にはフックが、後端側にはビス孔
を有する止金具が固設され、一方、前記シンク上に配設
されるカウンターの裏面側には、前端側を前記フックに
係着可能で後端側を前記止金具にビス止めされるカウン
ター固定用補強木が固設されていることである。
(作用) キャビネット側に固設された補強木の段部にシンクの上
縁部を載置して、これによりシンクをキャビネットに取
り付けることができ、さらにシンク上に配設されるカウ
ンターは、その裏面側に固設したカウンター固定用補強
木を、キャビネット側の補強木に設けられたフックにそ
の前端を移動等により係着させて、この状態で止金具に
カウンター固定用補強木をビス止めして、強固にカウン
ターをキャビネット上に取り付けることができ、重いシ
ンクとカウンターをそれぞれ別々に取り付けることがで
き、シンクは段部上に載置するのみで簡単に取り付けら
れ、さらにカウンターは止金具に対してのみビス止めし
て極めて容易に取り付けることができ、キャビネットに
対するシンクとカウンターの組付性が極めて向上し、組
付施工が容易となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、キャビネット1の上面側には人造大理
石等にて形成されたカウンター2が取り付けられてお
り、このカウンター2の中央部には開口部2aが形成さ
れ、この開口部2aの下方に洗い物等が可能なシンク3が
配設れており、このシンク内に湯水を供給するためにカ
ウンター2の上面側には水栓4が設置されている。又、
キャビネット1の前面側には扉5が形成され、キャビネ
ット1の内部は収納空間となっている。
第2図には第1図のA−A線断面図を示す。
前記キャビネット1を構成する一対の側壁板1a,1aの上
縁部には内方に突出状に補強木6,6がそれぞれ前後方向
に沿って固設されており、この補強木6,6の上面側にシ
ンク止金具7,7がビス8を介し固設されており、前記シ
ンク3の上縁部はこの補強木6,6とシンク止金具7,7によ
りキャビネット1に取り付けられている。尚、図中3aは
シンク3の底面側に形成された排出水口であり、図中3b
はオーバーフロー水を排出させるためのオーバーフロー
水口である。
第3図にはキャビネット1に対するカウンター2の取付
部の要部斜視図を示す。
図に示すように、前述したキャビネット1の側壁板1aの
上縁部に配設されているシンク固定用補強木6を利用
し、このシンク固定用補強木6には前述したシンク3の
上縁部を載置するための段部6aが形成されており、本例
においては、この段部6aの上面側の前端部に前方に突出
状にキャビネット側フック9がビス10を介し固設されて
おり、このキャビネット側フック9は前端部が僅かに上
方に折曲された形状に形成されており、シンク固定用補
強木6の上面と、このキャビネット側フック9間には僅
かな隙間が形成されている。又、前記補強木6の後端部
にはL字状に形成された止金具11が固設されており、こ
の止金具11の上面には上下方向に貫通したビス孔11aが
形成されている。尚、図中12はキャビネット1の後面側
に配設された後部桟木である。
一方、カウンター2の裏面側は凹み状に形成されてお
り、その凹みの内縁部に沿ってカウンター固定用補強木
13が固設されており、このカウンター固定用補強木13の
下面側にはビス15を介しカウンター側フック14が取り付
けられている。このカウンター側フック14は前記キャビ
ネット側フック9と対応する位置に配設されたものであ
り、後方側が開放された折曲形状に形成されている。
このような構造において、第4図(イ)に示すように、
キャビネット1の上面前方側にカウンター2を配設さ
せ、この状態より第4図(ロ)に示すように、カウンタ
ー2を後方側に移動させることにより前記キャビネット
側フック9に対し前記カウンター側フック14が係合され
る。この係合状態において、前記止金具11のビス孔11a
に下方よりビス16を挿入させて、ビス16をカウンター補
強木13にネジ込むことにより、カウンター2をキャビネ
ット1上に強固に取り付けることができる。尚、この場
合、さらに接着剤等を用いて、より強固にキャビネット
1に対しカウンター2を固定させることもできる。
このような構成により、従来においては接着剤のみによ
りキャビネット1の上面側にカウンターを取り付けてい
たのが、フック9と14の係合及び止金具11によるビス止
めにより、より強固なカウンター2の取付構造を得るこ
とができる。
次に、第5図及び第6図には本考案の第2実施例を示
す。
即ち、本例においては、前記シンク固定用補強木6の前
端部にL字状のキャビネット側フック17を立ち上げ状に
ビス18を介して固設させたものであり、第6図(イ)示
すように、このキャビネット側フック17の前方側にカウ
ンター側フック14を配設させて、この状態で後方側にカ
ウンター2を移動させ、キャビネット側フック17に対し
カウンター側フック14を係合させて、この係合状態にお
いて前記止金具11のビス孔11aにビス16を挿入させ、ビ
ス16をカウンター固定用補強木13にネジ込んで、キャビ
ネット1上にカウンター2を固定させるものである。
本例においてもフック17と14の係合及び止金具11を介す
るビス止めにより、強固にキャビネット1上にカウンタ
ー2を取り付けることができるものである。
次に、第7図及び第8図には本考案の第3実施例を示
す。
即ち、本例においては、シンク固定用補強木6の前端部
にビス18,18を介しL字状のキャビネット側フック20を
固設させ、このキャビネット側フック20には鈎孔状の係
止孔20aを形成させておき、一方、前記カウンター固定
用補強木13には、この係止孔20a内に係入し得る釘状の
係止ピン19を下方に突出状に設けたものであり、第8図
(イ)に示すように、キャビネット側フック20の上方に
係止ピン19を配置させ、係止ピン19を係入孔20aに係入
させて僅かにカウンター2を前方側に移動させることに
より、係入孔20a内に抜け止めされた状態で係止ピン19
を嵌合させ、さらにこの状態で前記止金具11にビス16を
挿入させて、ビス16をカウンター固定用補強木13にネジ
込んでキャビネット1上にカウンター2を取り付けるも
のであり、本例においてもキャビネット側フック20と係
止ピン19の係合及び止金具11を介するビス止めにより、
強固にカウンター2を取り付けることができるものであ
る。
次に、第9図及び第10図には本考案の第4実施例を示
す。
即ち、本例においては、シンク固定用補強木6の前端部
に後方側にL字状に折曲されたキャビネット側フック21
をビス18,18を介し固設させたものであり、一方、カウ
ンター固定用補強木13側にはフックを有せず、第10図
(イ)に示すように、キャビネット側フック21に対しカ
ウンター固定用補強木13の前端部を僅かに後方に位置す
るように配設させ、この状態でカウンター固定用補強木
13をキャビネット1上に載せ、カウンター2を前方側に
僅かに移動させることにより、キャビネット側フック21
にカウター固定用補強木13の前端部を係止させ、この状
態で後方側の止金具11にビスをネジ込んで、キャビネッ
ト1上にカウンター2を固定状に取り付けるものであ
り、本例においてもキャビネット側フック21と止金具11
により、強固にカウンター2を取り付けることができる
ものである。
次に、第11図には本考案の第5実施例を示す。
即ち、本例においては、設置スペース等の関係でキャビ
ネット1に対しカウンター2を取り付ける際に、カウン
ター2を後方側又は前方側に移動させることが困難であ
る場合に採用される構造であり、シンク固定補強木6の
前端部にはビス18,18を介しL字状の橈フック22を固設
させておき、この橈フック22は上端部が後方側に折曲さ
れているとともに、立ち上げ部が前後方向に橈むように
弾性を持たせたものであり、一方、カウンター固定用補
強木13の前端部の下面側に傾斜状の傾斜面13aを形成さ
せたもので、第12図に示すように、橈フック22の上方側
にカウンター固定用補強木13の傾斜面13aを配置させ、
この状態でカウンター2を下方側へ押し込むことによ
り、傾斜面13aに沿って橈フック22が前方側に橈み、さ
らにカウンター固定用補強木13が下方に移動され押し込
まれることにより、カウンター固定用補強木13の上面側
に橈フック22の上端部が係止されることとなり、最早こ
の状態ではカウンター固定用補強木13は上方に移動でき
ない状態となり、その状態で止金具11のビス孔11aにビ
スを挿入させて、ビスをカウンター固定用補強木13にネ
ジ込むことにより強固にカウンター2をキャビネット1
上に取り付けることができる。
尚、第2,第3,第4,第5実施例においても取付時に接着剤
を併用させることもでき、より強固な取付状態を得るこ
とができる。
(考案の効果) 本考案のシンク及びカウンターの取付構造は、キャビネ
ットを構成する一対の側壁板の上縁部には内方へ突出状
に補強木がそれぞれ前後方向に沿って固設され、各補強
木には、シンクの上縁部を載置するための段部が形成さ
れているとともに、各補強木の前端側にはフックが、後
端側にはビス孔を有する止金具が固設され、一方、前記
シンク上に配設されるカウンターの裏面側には、前端側
を前記フックに係着可能で後端側を前記止金具にビス止
めされるカウンター固定用補強木が固設されていること
としたため、キャビネット側に固設された補強木の段部
にシンクの上縁部を載置し、シンクをキャビネットに取
り付けることができ、さらに、シンク上に配設されるカ
ウンターは、その裏面側に固設したカウンター固定用補
強木を、キャビネット側のフックにその前端を係着さ
せ、この状態で止金具にビス止めして、強固にカウンタ
ーをキャビネット上に取り付けることができ、重いシン
クとカウンターをそれぞれ別々に取り付けることがで
き、シンクは段部上に載置するのみで簡単に取り付けら
れ、さらにカウンターは止金具に対してのみビス止めし
て、容易に取り付けることができ、キャビネットに対す
るシンクとカウンターの組付性が極めて向上し、組付施
工が容易となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図はキャビネットの上
面にカウンターが設置されている状態の要部斜視図、第
2図はキャビネットに対するシンクの取付状態の断面構
成図、第3図は取付構造の第1実施例を示す分解要部斜
視構成図、第4図(イ)及び(ロ)は取付状態を示す側
面図、第5図は第2実施例を示す第3図に対応させた要
部分解斜視図、第6図(イ)及び(ロ)は第4図に対応
させた取付状態を説明する側面図、第7図は第3実施例
を示す第3図に対応させた要部分解斜視図、第8図
(イ)及び(ロ)は取付状態を説明する側面図、第9図
は第4実施例を示す第3図に対応させた要部分解斜視
図、第10図(イ),(ロ),(ハ)は取付状態を説明す
る側面図、第11図は第5実施例を示す第3図に対応させ
た分解斜視図、第12図は取付状態を説明する側面図であ
る。 1……キャビネット 1a……側壁板 2……カウンター 3……シンク 6……シンク固定用補強木 6a……段部 9,17,20,21……キャビネット側フック 11……止金具 11a……ビス孔 13……カウンター固定用補強木 13a……傾斜面 14……カウンター側フック 19……係止ピン 22……橈フック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビネットを構成する一対の側壁板1a,1
    aの上縁部には内方へ突出状に補強木6,6がそれぞれ前後
    方向に沿って固設され、 各補強木6,6には、シンク3の上縁部を載置するための
    段部6aが形成されているとともに、各補強木6,6の前端
    側にはフック9が、後端側にはビス孔を有する止金具11
    が固設され、 一方、前記シンク3上に配設されるカウンターの裏面側
    には、前端側を前記フック9に係着可能で後端側を前記
    止金具11にビス止めされるカウンター固定用補強木13が
    固設されていることを特徴とするシンク及びカウンター
    の取付構造。
JP1989014837U 1989-02-10 1989-02-10 シンク及びカウンターの取付構造 Expired - Lifetime JPH0714450Y2 (ja)

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JPH02106057U JPH02106057U (ja) 1990-08-23
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5816274B2 (ja) * 1974-10-30 1983-03-30 株式会社日立製作所 メモリ−カイロニオケルドライバ−カイロ
JPS6323366B2 (ja) * 1981-10-14 1988-05-16 Peugeot Cycles

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