JPH047828Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、トイレツトペーパホルダ、ペーパタ
オルホルダ等の日用雑貨を壁面に支持するための
日用雑貨取付具に関する。

［従来の技術］ 従来、トイレツトペーパホルダ等の日用雑貨を
壁面上の所定位置に取付ける場合、その日用雑貨
の取付面に設けられた取付孔を壁面に直にネジ止
めするか、又は壁面に設けられたフツクに上記取
付孔を引掛ける等の方法により取付けを行つてい
る。

［解決すべき問題点］ 上述した従来の取付方法のうち、壁面に直にネ
ジ止めする方法では、取付面の取付孔前方が開口
していない日用雑貨の場合は、ネジ止めができず
取付けが行えないか又は取付作業がしにくいとい
つた欠点があつた。また、取付孔をフツクに引掛
ける方法では、簡単に取付けを行うことができる
が、フツクに引掛けているだけであるため外れ易
く安定的な取付が行えないといつた欠点があつ
た。

［問題点の解決手段］ 上記従来の問題点を解決する本考案は、日用雑
貨を壁面に取付けるための日用雑貨取付具におい
て、上記壁面に固定される平板状の取付具本体
と、上記取付具本体に設けられ上記日用雑貨の取
付面に形成された取付孔に嵌合して上記日用雑貨
を上記壁面に支持する支持突起と、上記支持突起
の下方近傍で上記取付具本体側に後退可能に突出
し、上記支持突起が嵌合する上記取付孔の下縁に
係止して上記取付孔の抜けを阻止するストツパー
とを備えて成る。

［実施例］ 以下、本考案の好適な一実施例について図面を
参照して詳細に説明する。

第１図は本考案の一実施例に係るトイレツトペ
ーパホルダを支持する日用雑貨取付具の斜視図、
第２図ａ，ｂ，ｃ及び第３図は夫々一実施例に係
る日用雑貨取付具のトイレツトペーパホルダの取
付状態を示す部分断面図である。図において、１
は本実施例に係る日用雑貨取付具、１０は日用雑
貨を取付ける壁面、２０は本実施例の日用雑貨取
付具１を介して壁面１０に取付ける日用雑貨の１
つであるトイレツトペーパホルダである。

上記日用雑貨取付具１は、取付具本体２と、当
該取付具本体２に設けられた支持突起３及びスト
ツパー４と、支持突起５により構成されている。

取付具本体２は図示の如く金属部材等により外
形四角形の平板状に形成されており、その面上に
は壁面１０上に固定するための長孔２ａが複数設
けられている。

支持突起３は、図示の如く取付具本体２に対し
前方に突出させて設けられており、第２図に示す
ように断面円形状の突出部３ａと突出部３ａ先端
で外側に広がる笠状の頭部３ｂを有して成る。こ
の支持突起３は、取付具本体２のほぼ右上に位置
固定されている。ストツパー４は板状の弾性部材
より成り、図示の如くその一端側は支持突起３の
固定端に固着され、他端側は支持突起３の下方に
突出するように傾斜して延びている。そして、こ
のストツパー４の先端部４ａは、支持突起３の突
出部３ａとほぼ同じ高さまで突出して位置してい
る。また、上記ストツパー４は弾性を有すること
から、前方から力を加えて押すことにより第２図
ｂに示す如くその固定端を支点として折曲げ取付
具本体２側に後退させることができる。

支持突起３以外の支持突起５は、取付具本体２
の左上、下方左右の３箇所に設けられている。こ
れら支持突起５は、取付具本体２に切込みを入れ
て前方に起して突出させかつその先端部５ａを上
方に折曲げることにより、図示の如く略Ｌ字形に
形成されている。なお、支持突起５を取付具本体
２を切起して一体的に設けた場合を示したが、支
持突起３と同様別体として設けてもよい。

次に、上記日用雑貨１によつて取付けられるト
イレツトペーパホルダ２０の裏側には、取付具本
体２とほぼ同じ大きさの取付面２１が形成されて
いる。この取付面２１のうち上記支持突起３，５
と対応する位置には、支持突起３が係合する取付
孔２３及び支持突起５が係合する３個の取付孔２
５が夫々設けられている。上記取付孔２３は支持
突起３の頭部３ｂが緩く嵌る大きさを有し、かつ
その上縁には支持突起３の突出部３ａの外径とほ
ぼ同じ幅の係止部２３ａが連続して形成されてい
る。また、この取付孔２３は、支持突起３の突出
部３ａが係止部２３ａに嵌合したときに上記スト
ツパー４の先端部４ａが取付孔２３内に入り込ん
で下縁２３ｂに係止し得る大きさに形成されてい
る。上記取付孔２５は各々図示の如くほぼ四角形
状に形成され、支持突起５が容易に嵌合できる大
きさとなつている。

上記の如く構成される本実施例の日用雑貨取付
具１によるトイレツトペーパホルダ２０の壁面１
０への取付けについて説明する。

まず、取付具本体２の長孔２ａを介して止ネジ
３０をネジ込んで、第１図に示す如く取付具１を
壁面１０の所定箇所に固定する。

次に、トイレツトペーパホルダ２０の取付面２
１の取付孔２３，２５と取付具１の支持突起３，
４を位置合せして、取付孔２３，２５を支持突起
３，４に嵌合させる。このときの取付孔２３と支
持突起３の嵌合状態を第２図ｂに示す。取付孔２
３が図示の如く支持突起３に嵌合すると、取付面
２１がストツパー４を取付具本体２側に押して後
退させる。この状態でトイレツトペーパホルダ２
０を下方にずらすと、第２図ｃに示す如く支持突
起３が係止部２３ａに嵌ると共に、ストツパー４
が取付孔２３内に入り込んでその先端部４ａが取
付孔２３の下縁２３ｂに当接して位置する。

そして、上記の如くストツパー４の先端部４ａ
が取付孔２３の下縁２３ｂに当接することによ
り、取付孔２３の支持突起３からの抜けが阻止さ
れる。

また、トイレツトペーパホルダ２０を下方にず
らすことにより、取付孔２５が第３図に示す如く
支持突起５に係止する。

以上のような取付孔２３，２５の支持突起３，
５への係止により、トイレツトペーパホルダ２０
は壁面１０に対し簡単に外れることなく安定に支
持される。

なお、以上の実施例においては、支持突起３を
１個、支持突起５を３個設けた場合を示したが、
支持突起５は主にトイレツトペーパホルダ２０の
ガタツキ等に対する安定のために設けられている
のであり、必ずしも設ける必要はない。日用雑貨
を外れることなく取付けるためには、少なくとも
支持突起３とストツパー４を備えていればよい。

また、取付ける日用雑貨についても、上記トイ
レツトペーパホルダのみではなく、その他ペーパ
タオルホルダ、洗面ユニツト等の取付けも行うこ
とができる。更に、上記取付具本体２の形状は、
実施例の四角形に限らず円形状等どのような形状
でもよい。

［考案の効果］ 以上説明したように本考案によれば、日用雑貨
の取付面の取付孔に嵌合して当該日用雑貨を支持
する支持突起と、上記取付孔の下縁に係止するス
トツパーを備えることにより、取付孔を支持突起
に嵌合するだけで極めて簡単に日用雑貨の取付け
を行うことができる。また、ストツパーが支持突
起に嵌合した取付孔の下縁に係止して抜けを阻止
することから、日用雑貨が外れることなく安定的
に支持される効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例に係る日用雑貨取付
具及び取付を行うトイレツトペーパホルダの外観
斜視図、第２図ａ，ｂ，ｃ及び第３図は夫々第１
図に示す日用雑貨取付具へのトイレツトペーパホ
ルダの取付状態を示す部分断面図である。 １……日用雑貨取付具、２……取付具本体、３
……支持突起、４……ストツパー、５……支持突
起、２０……トイレツトペーパホルダ、２１……
取付面、２３，２５……取付孔、２３ａ……係止
部、２３ｂ……下縁。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 日用雑貨を壁面に取付けるための日用雑貨取付
   具において、 上記壁面に固定される平板状の取付具本体と、 上記取付具本体に設けられ上記日用雑貨の取付
   面に形成された取付孔に嵌合して上記日用雑貨を
   上記壁面に支持する支持突起と、 上記支持突起の下方近傍で上記取付具本体側に
   後退可能に突出し上記支持突起が嵌合する上記取
   付孔の下縁に係止して上記取付孔の抜けを阻止す
   るストツパーとを備えたことを特徴とする日用雑
   貨取付具。