JPH07322611A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JPH07322611A
JPH07322611A JP6112931A JP11293194A JPH07322611A JP H07322611 A JPH07322611 A JP H07322611A JP 6112931 A JP6112931 A JP 6112931A JP 11293194 A JP11293194 A JP 11293194A JP H07322611 A JPH07322611 A JP H07322611A
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JP
Japan
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power
high frequency
transformer
load
voltage
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Application number
JP6112931A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Nakamura
俊朗 中村
Haruo Nagase
春男 永瀬
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

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  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】負荷電圧が大きく変動する負荷を使用し、且つ
電源電圧が低い場合においても、トランスの1次電流を
抑えて効率を向上させると共に、部品点数を減らし、小
型化を可能とする。また、無負荷時に定常時よりも高い
電圧が必要となる負荷を使用している場合に、巻数比で
得られる最大電圧よりもさらに高い電圧を得られるよう
にする。 【構成】必要な電圧を得るための2次巻線数を数種類決
めて、トランスに巻いておき、出力電圧に応じて、その
巻線をスイッチング素子で切り換える。また、トランス
の2次巻線から、整流・平滑回路までの間に共振回路を
設け、負荷インピーダンスが高いときには、共振点ある
いは共振点近傍による電圧上昇を利用して昇圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高周波変換回路と昇圧ト
ランスを用いた出力調整範囲の広い電力変換装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図20は従来の電力変換装置の回路図で
ある。この装置は、直流電源1の電圧V1 をDC−DC
変換回路2により別の直流電圧V2 に変換し、インバー
タ回路3により高周波の交流電力に変換することによ
り、負荷4に電圧調整範囲の広い交流出力が可能な電力
変換装置である。ここで、インバータ回路3としては、
例えば、図21に示すように、スイッチング素子S1
4 をフルブリッジ構成としたものが挙げられるが、他
にハーフブリッジ構成としたものも挙げられる。図21
の回路では、スイッチング素子S1 ,S4 がオン、スイ
ッチング素子S2 ,S3 がオフである状態と、スイッチ
ング素子S1 ,S4 がオフ、スイッチング素子S2 ,S
3 がオンである状態とが交互に切り替わるものであり、
これにより入力された直流電圧を負荷に交流電圧として
供給することができる。また、ハーフブリッジ構成で
は、スイッチング素子S3 ,S4 をそれぞれコンデンサ
で置き換えるものである。
【0003】次に、DC−DC変換回路2としては、図
22に示すようなチョッパー回路や、図23に示すよう
なフライバックコンバータなどが挙げられる。図22の
回路では、スイッチング素子S0 がオンのときに、入力
直流電圧V1 によりインダクタL0 にエネルギーが蓄積
され、スイッチング素子S0 がオフのときに、インダク
タL0 の両端に起電力が発生し、入力直流電圧V1 に重
畳されてダイオードD 0 を介してコンデンサC0 に充電
される。これにより、コンデンサC0 には、入力直流電
圧V1 よりも高い直流電圧V2 が得られる。また、図2
3の回路では、スイッチング素子S0 がオンのときに、
フライバックトランスT0 の1次巻線に電流が流れてエ
ネルギーが蓄積され、スイッチング素子S0 がオフのと
きに、フライバックトランスT0 の2次巻線からダイオ
ードD0 を介してコンデンサC0にエネルギーが放出さ
れる。スイッチング素子S0 のオン幅を変化させること
により、コンデンサC0 の電圧を昇降させることがで
き、出力電圧V2 は入力電圧V1 よりも高くすることも
できるし、低くすることもできる。
【0004】図22及び図23で示したようなDC−D
C変換回路2では、インダクタL0やトランスT0 等の
磁気回路にエネルギーを蓄積する動作と放出する動作を
交互に繰り返すことにより電圧変換を行うものであるた
め、出力電圧範囲を広く取ることができるが、その半
面、コアの飽和を重点的に考慮しなければならず、コア
が肥大化しやすい他、コアへのエネルギー蓄積、放出が
別々の時間に行われるので、インダクタL0 やトランス
0 等の利用率が良くないなどの欠点がある。
【0005】そのため、図24に示すように、直流電源
1を高周波変換回路6により高周波に変換し、磁気部品
であるトランスT1 は、巻数比による昇圧(降圧)作用
のみを利用し、整流・平滑回路5により直流電圧に戻す
という方法によりDC−DC変換を行う方法がある。そ
の一例として、特開昭56−50092号に開示された
回路を図25に示す。この回路は、交流電源1aを高周
波電力に変換する高周波変換回路6と、その高周波出力
を整流平滑する整流・平滑回路5と、その直流出力を高
周波に変換するインバータ回路3と、インバータ回路3
の出力により駆動される放電灯4aとから構成されてい
る。高周波変換回路6としては、図26に示すように、
入力端に限流リアクトルL6 が接続された自励プッシュ
プルインバータ回路を用いているが、フルブリッジイン
バータ回路やハーフブリッジインバータ回路の場合でも
同様に適用できる。
【0006】この図24〜図26に示すような電力変換
装置において、電源電圧が低く、出力電圧として電源電
圧よりも高い電圧が必要で、しかも、出力電圧の調整範
囲が広い場合、昇圧トランスは、最大出力電圧によって
決定されるため、それより低い出力電圧で動作させる場
合には、トランスの出力の後段に何らかの降圧手段が必
要となる。例えば、リアクトルなどによって、負荷イン
ピーダンスと分圧し、電圧調整する方法があるが、力率
が悪くなり、電流値が上昇し、効率が悪くなる。
【0007】この対策例として、特開昭59−1809
94号に開示された回路を図27に示した。これは、必
要な電圧に対し、それに応じた電圧の電源を切換え出力
するもので、3つの2次巻線n21,n22,n23を持つト
ランスT1 において、各2次巻線n21,n22,n23は必
要な電圧を得るよう設定されている。これに限流要素L
21,L22,L23を接続して、ダイオードブリッジD
1 ,DB2 ,DB3 により整流し、コンデンサC21
22,C23により平滑して、3種類の電圧値の直流を得
たのち、負荷4の状態に応じて切り換えるものであり、
出力電圧に対してトランスの巻数比が適当でないことが
原因となる力率の低下を防止するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の図24に示すよ
うな電力変換装置において、負荷電圧が大きく変動する
負荷を使用しており、且つ電源電圧が低い場合について
考える。例えば、メタルハライドランプなどの高圧放電
灯負荷では、最大電圧は不点時の300Vであるのに対
して、定常時では85Vとなり、最低電圧は始動時の3
0V程度となり、大きく変動する。このような負荷を使
用している場合において、電源電圧が低いとき、例えば
バッテリーなどでは、12.8V程度である。このよう
な条件において、最大電圧を得るためには、少なくとも
(最大電圧)/(電源電圧)で示される巻数比が必要と
なり、その値は大きなものとなる。このような巻数比で
は、同一電力を取り出す場合において、最大電圧出力時
に比べ、最低電圧出力時の電流は増加し、トランスの1
次巻線の電流は、2次巻線の電流の巻数比倍となり、非
常に大きなものとなる。その場合、トランスの1次巻線
側に設けられた高周波変換用のスイッチング素子の電流
容量が増大し、損失も増加する。また、2次側に限流リ
アクトルを設けている場合、低電圧出力時に無効電力が
増加し、1次電流の増加、損失の増加につながる。
【0009】上述の特開昭59−180994号に開示
された従来技術では、トランスの2次側において、必要
な電圧とインピーダンスを持つ複数の直流電源を作り出
し、それらを切り換えているため、部品点数が増加して
しまう欠点がある。故に、本発明の主な目的とするとこ
ろは、負荷電圧が大きく変動する負荷を使用しており、
且つ電源電圧が低い場合においても、トランスの1次電
流を抑えて効率を向上させると共に、部品点数を減ら
し、小型化を可能とすることにある。
【0010】また、無負荷などのように負荷インピーダ
ンスが非常に高くなった場合に、通常時の出力電圧に比
べて高い電圧が必要となる負荷(例えば、放電灯負荷な
ど)を用いるとき、DC−DC変換部のトランスの巻数
比を、必要な最高電圧に合わせて設計する必要があるた
め、通常時の出力電圧では、トランスの巻数比は過剰な
ものとなり、1次電流の増加のため損失が大きくなって
しまう。故に、本発明の他の目的とするところは、無負
荷時に定常時よりも高い電圧が必要となる負荷を使用し
ている場合に、トランスの巻数比は通常時の出力を得る
ときの最大電圧で設計し、負荷インピーダンスが高い場
合に、巻数比で得られる最大電圧よりもさらに高い電圧
を得られるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述のように、直流電圧
を高周波に変換し、トランスにより電圧変換する電力変
換装置において、トランスの1次電流が増大する原因
は、その出力電圧に対して、トランスの巻数比が適当で
ないことに起因する。故に、出力電圧に応じて、2次側
の巻線数を切り換えればよい。その方法として、必要な
電圧を得るための2次巻線数を数種類決めて、トランス
に巻いておき、出力電圧に応じて、その巻線をスイッチ
ング素子で切り換える。例えば、必要な最大巻線数をト
ランスの2次側に巻き、その巻線途中に数箇所タップを
設け、出力電圧に応じて、そのタップをスイッチング素
子で切り換える。また、同様の手段をトランスの2次巻
線側ではなく、1次巻線側に施しても良い。
【0012】また、負荷のインピーダンスが高いとき
に、DC−DC変換回路内のトランスの巻数比以上の電
圧を得るための手段として、高インピーダンス負荷時に
は、負荷電力をあまり必要としないことを利用する。す
なわち、トランスの2次巻線から、整流・平滑回路まで
の間に共振回路を設け、負荷インピーダンスが高いとき
には、共振点あるいは共振点近傍による電圧上昇を利用
して昇圧する。共振回路のリアクトルは2次巻線出力と
直列に、また、コンデンサは整流・平滑回路に対し並列
に接続すれば良い。
【0013】
【作用】上述のように、トランスの巻数比を出力電圧に
応じて切り換える手段を持ったDC−DC変換回路を用
いることにより、上記の課題を解決することができる。
また、負荷のインピーダンスが高いときに、共振回路を
利用してトランスの巻数比以上の電圧を得る手段を用い
る場合、通常の負荷時は共振回路におけるコンデンサの
リアクタンスに比べ負荷インピーダンスが小さくなるよ
うに設計すれば、負荷時には共振回路におけるインダク
タが限流要素として働き、コンデンサは無視できる。ま
た、共振による電圧上昇時の電流を抑制するためには、
共振回路のインダクタを大きく、コンデンサを小さくす
ればよいが、インダクタを大きくすると、通常の負荷時
に出力を取り出しにくくなる。そのため、インダクタに
可飽和リアクトルを採用し、負荷インピーダンスが高い
ときの共振回路電流を減らせば良い。通常負荷時には、
リアクトルが飽和するので、小さいインダクタンス成分
のみとなる。さらに、整流回路では、リップル分を減ら
すために、フルブリッジ整流回路で全波整流するが、高
インピーダンス負荷時には、倍電圧整流回路に切換える
ことで電圧を上げてやれば良い。
【0014】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の回路図であ
る。直流電源1の直流電圧は高周波変換回路6により高
周波に変換され、その高周波電圧がトランスT1 の1次
巻線n1 に印加される。トランスT1 は3つの2次巻線
21,n22,n23と1つの補助巻線n3 を有している。
それぞれの巻数の設定は異なり、図1では2次巻線
21,n22,n23の巻数はn21>n22>n23となってい
る。各2次巻線n21,n22,n23はそれぞれセンタータ
ップを有しており、各センタータップは、それぞれトラ
ンジスタQ1 ,Q2 ,Q3 を介して接地されている。第
1の2次巻線n21の両端はダイオードD1 ,D2 を介し
てインダクタLの一端に接続されており、第2の2次巻
線n22の両端はダイオードD3 ,D4 を介してインダク
タLの一端に接続されており、第3の2次巻線n23の両
端はダイオードD5 ,D6 を介してインダクタLの一端
に接続されている。インダクタLの他端はコンデンサC
を介して接地されている。各ダイオードD1 〜D6 とイ
ンダクタL及びコンデンサCは、整流・平滑回路5を構
成している。コンデンサCに得られた直流電圧は、イン
バータ回路3により交流電圧に変換されて、負荷4に供
給されている。巻数選択回路7では、コンデンサCの電
圧を検出し、その検出結果に応じて、ドライブ回路8を
経てトランジスタQ1 ,Q2 ,Q3 のいずれか1つをオ
ンさせる。ドライブ回路8には、ダイオードD7 を介し
て補助巻線n3 からドライブ電源を供給されている。高
周波変換回路6の構成は、例えば、図2に示すように、
スイッチング素子Q61,Q62,Q63,Q64よりなるフル
ブリッジ回路のほか、ハーフブリッジ回路、プッシュプ
ル回路など任意の回路を用いることができる。図2の回
路では、スイッチング素子Q61,Q64がオン、スイッチ
ング素子Q62,Q63がオフである状態と、スイッチング
素子Q61,Q64がオフ、スイッチング素子Q62,Q63
オンである状態とが交互に切り替わるものであり、これ
により入力された直流電圧を必要な周波数の交流電圧と
して負荷に供給することができる。また、ハーフブリッ
ジ構成では、スイッチング素子Q63,Q64をそれぞれコ
ンデンサで置き換えるものである。なお、直流電源1は
交流を整流したものでも構わない。
【0015】以下、本実施例の動作について説明する
と、まず、負荷電圧が高いときは巻数比の大きい2次巻
線n21から出力を得るためにトランジスタQ1 をオンさ
せて、負荷電圧が低いときは巻数比の小さい2次巻線n
23から出力を得るためにトランジスタQ3 をオンさせ
る。また、負荷電圧が中間レベルのときは、2次巻線n
22から出力を得るためにトランジスタQ2 をオンするよ
うに制御される。なお、整流・平滑回路5における整流
用ダイオードをフルブリッジ構成とし、その整流出力の
少なくとも一方に切換用スイッチング素子Q1 〜Q3
接続される回路構成としても良い。また、整流用ダイオ
ードをスイッチング素子に置き換えて、巻線切り換え用
のスイッチング素子Q1 〜Q3 を省略し、出力を取り出
す巻線に接続されたスイッチング素子のみが同期整流を
行う回路構成としてもよい。
【0016】図1の回路では、限流リアクトルとしての
インダクタLが共通化されているため、小型化に適して
いる。また、巻線切り換え用のスイッチング素子Q1
3は、図1ではPチャネルMOS−FETを使用して
いるが、スイッチング素子Q 1 〜Q3 の基準端子(FE
Tではソース)を全て共通にすることで、切り換え用の
ドライブ回路を簡易化できるという利点がある。
【0017】図3は本発明の第2の実施例である。直流
電源1からトランスT1 の1次側までは図1の実施例と
同様である。トランスT1 の2次巻線は、最大出力電圧
を得るための巻数に設定されており、この2次巻線に
は、1個以上のタップを設けてある。図3では、2箇所
のタップtp1 ,tp2 を設けた場合について示してい
る。トランスT1 の2次巻線の一端は限流リアクトルし
てのインダクタLを介してダイオードD7 ,D8 に接続
されている。トランスT1 の2次巻線の他端は、スイッ
チング素子S1 を介してダイオードD1 ,D2 に接続さ
れている。トランスT1 の2次巻線のタップtp1 は、
スイッチング素子S2 を介してダイオードD3 ,D4
接続されている。トランスT1 の2次巻線のタップtp
2 は、スイッチング素子S3 を介してダイオードD5
6 に接続されている。ダイオードD1 ,D3 ,D5
7 の他端はコンデンサCの一端へ接続されており、ダ
イオードD2 ,D4 ,D6 ,D8 の他端はコンデンサC
の他端へ接続されて、整流・平滑回路5を構成してい
る。この回路で整流・平滑された直流電圧をインバータ
回路3に入力し、負荷4に必要な周波数の交流電圧に変
換して出力する。インバータ回路3はどのような回路で
も良い。
【0018】以下、本実施例の動作について説明する
と、まず、負荷電圧が高いときは巻数が大きくなるよう
にスイッチング素子S1 をオンさせる。また、負荷電圧
が低いときは巻数が小さくなるようにスイッチング素子
3 をオンさせる。そして、負荷電圧が中間レベルにあ
るときはスイッチング素子S2 をオンさせる。このよう
な制御を行うために、タップ選択回路9では、負荷4の
両端電圧を検出し、その大小に応じて、スイッチング素
子S1 ,S2 ,S3 のいずれか1つをオンさせるもので
ある。なお、整流ダイオードD1 〜D6 をスイッチング
素子に置き換えて、タップ切り換え用のスイッチング素
子S1 〜S3 を省略し、所望の出力を得るためのタップ
に接続されたスイッチング素子のみが同期整流を行うよ
うな回路構成としてもよい。
【0019】図4は本発明の第3の実施例の回路図であ
る。直流電源1からトランスT1 の2次側までは図3の
実施例と同様である。図4ではトランスT1 の2次巻線
のタップが1箇所の場合について示しているが、それ以
上でも構わない。トランスT 1 の2次巻線のB端は整流
ダイオードD5 ,D6 に接続され、トランスT1 の2次
巻線のA端はインダクタLを介して整流ダイオード
1 ,D2 に接続されており、また、トランスT1 の2
次巻線のタップOは整流ダイオードD3 ,D4 に接続さ
れて、整流平滑回路5を構成している。整流・平滑回路
5以降は第3の実施例と同様である。負荷電圧が高いと
きには、A端を介して電流が流れて、負荷電圧がB端電
圧より高ければB端には電流が流れない。負荷電圧が低
下し、B端電圧より低くなれば、B端を通る経路でも電
流が流れ始める。負荷電圧がより低いと、A端、B端共
に電流が流れるが、インダクタLがあるため低電圧出力
時には、B端を通る電流を多く流すように調整できる。
この回路は、負荷が定電力負荷や、放電灯負荷のよう
に、電圧が高いほど電流が少なくなるような負荷に対し
て非常に有効である。
【0020】図5の実施例は、インダクタL21の他に補
助インダクタL22を設けたものである。この場合、巻数
比をn21>n22とし、インダクタをL21>L22に設定す
れば、出力電圧が高いとき、トランスT1 のA端から、
インダクタL21、整流平滑回路5、補助インダクタ
22、トランスT1 のB端の経路で電流が流れる。出力
電圧が低いときは、トランスT1 のOタップ、整流平滑
回路5、補助インダクタL 22、トランスT1 のB端を通
る電流が増大する。また、出力電圧が中間レベルのとき
には、トランスT1 のA端、インダクタL21、整流平滑
回路5、トランスT 1 のOタップを通る電流が増大す
る。このように、電流の多い2次巻線が自動的に切り換
わる。図6の実施例は、図5におけるインダクタL21
22を磁気結合し、1つの部品にまとめたものであり、
より小型化できる。
【0021】図7は本発明の第4の実施例であり、図1
の実施例で示したように、複数の2次巻線を出力電圧に
よって切り換える方法を、1次巻線に対して適用したも
のである。すなわち、複数の1次巻線を持つトランスT
1 を有し、スイッチング素子S1 ,S2 ,S3 によりい
ずれか1つの1次巻線を高周波変換回路6の出力に接続
するものである。スイッチング素子S1 ,S2 ,S3
巻線選択回路7によりいずれか1つがオンされるように
制御される。巻線選択回路7は、負荷4への出力電圧を
検出しており、この出力電圧が高いときには、スイッチ
ング素子S1 のみをオンして、巻数の少ない1次巻線を
選択し、1次側と2次側の巻数比を大きく設定する。反
対に、出力電圧が低いときには、スイッチング素子S3
のみをオンして、巻数の多い1次巻線を選択し、1次側
と2次側の巻数比を小さく設定する。また、出力電圧が
中間レベルのときには、スイッチング素子S2 のみをオ
ンして、1次側と2次側の巻数比を中間程度に設定する
ものである。
【0022】図8は本発明の第5の実施例であり、図3
の実施例で示したように、2次巻線に1箇所以上のタッ
プを設け、電流を流すタップを出力電圧に応じて切り換
える方法を1次巻線に対して適用したものである。すな
わち、1箇所以上のタップを設けた1次巻線を持つトラ
ンスT1 を有し、スイッチング素子S1 ,S2 ,S3
よりいずれか1つのタップを高周波変換回路6の出力に
接続するものである。スイッチング素子S1 ,S2 ,S
3 はタップ選択回路9によりいずれか1つがオンされる
ように制御される。タップ選択回路9は、負荷4への出
力電圧を検出しており、この出力電圧が高いときには、
スイッチング素子S3 のみをオンして、1次側と2次側
の巻数比を大きく設定し、反対に、出力電圧が低いとき
には、スイッチング素子S1 のみをオンして、1次側と
2次側の巻数比を小さく設定するものである。また、出
力電圧が中間レベルであるときには、スイッチング素子
2 のみをオンして、1次側と2次側の巻数比を中間程
度に設定するものである。
【0023】図9は本発明の第6の実施例であり、プッ
シュプルインバータよりなる高周波変換回路6のスイッ
チング素子Q1 〜Q4 をタップ切り換え用のスイッチン
グ素子として兼用したものである。スイッチング素子Q
1 〜Q4 は、図10に示すように、高周波発振器10の
出力と、タップ選択回路9の出力を論理演算して得られ
たドライブ信号により駆動される。負荷4の出力電圧が
高いときには、タップ選択回路9の出力はHighレベ
ルとなり、AND回路A1 が信号通過状態となり、トラ
ンジスタQ2 ,Q3 が高周波発振器10の出力により交
互にオン・オフされる。これにより、トランスT1 の1
次側と2次側の巻数比は大きくなる。また、負荷4の出
力電圧が低いときには、タップ選択回路9の出力はLo
wレベルとなり、AND回路A2 が信号通過状態とな
り、トランジスタQ1 ,Q4 が高周波発振器10の出力
により交互にオン・オフされる。これにより、トランス
1の1次側と2次側の巻数比は小さくなる。
【0024】図11は本発明の第7の実施例であり、フ
ルブリッジインバータよりなる高周波変換回路6のスイ
ッチング素子Q1 〜Q6 をタップ切り換え用のスイッチ
ング素子として兼用したものである。スイッチング素子
1 〜Q6 は、図12に示すように、高周波発振器10
の出力と、タップ選択回路9の出力を論理演算して得ら
れたドライブ信号により駆動される。負荷の出力電圧が
高いときには、タップ選択回路9の出力はHighレベ
ルとなり、AND回路A1 が信号通過状態となり、トラ
ンジスタQ1 ,Q4 とQ2 ,Q3 が高周波発振器10の
出力により交互にオン・オフされる。これにより、トラ
ンスT1 の1次側と2次側の巻数比は大きくなる。ま
た、負荷の出力電圧が低いときには、タップ選択回路9
の出力はLowレベルとなり、AND回路A2 が信号通
過状態となり、トランジスタQ1 ,Q6 とQ2 ,Q5
高周波発振器10の出力により交互にオン・オフされ
る。これにより、トランスT1 の1次側と2次側の巻数
比は小さくなる。
【0025】図13は請求項6記載の発明の一実施例で
ある。直流電源1の直流電圧は高周波変換回路6により
高周波に変換されて、トランスT1 の1次巻線に印加さ
れ、トランスT1 の2次巻線には、インダクタL2 とコ
ンデンサC2 の直列共振回路が接続されている。コンデ
ンサC2 の両端には、整流・平滑回路5が接続されてお
り、その整流・平滑出力は、インバータ回路3により交
流電圧に変換されて、負荷4に供給される。ここで、高
周波変換回路6としては、例えば、図2に示すように、
トランジスタQ61,Q62,Q63,Q64よりなるフルブリ
ッジ回路のほか、ハーフブリッジ回路、プッシュプル回
路など任意の回路を用いることができる。図2の回路で
は、スイッチング素子Q61,Q64がオン、スイッチング
素子Q62,Q63がオフである状態と、スイッチング素子
61,Q64がオフ、スイッチング素子Q62,Q63がオン
である状態とが交互に切り替わるものであり、これによ
り入力された直流電圧を必要な周波数の交流電圧として
出力することができる。また、ハーフブリッジ構成で
は、スイッチング素子Q63,Q64をそれぞれコンデンサ
で置き換えるものである。整流・平滑回路5は図14の
ようなダイオードD51〜D54を含む整流ブリッジ回路と
平滑コンデンサC5 のほか何でも良い。インバータ回路
3も従来例と同様どのような回路でもよい。通常の負荷
時、つまり、負荷インピーダンスが比較的低いときに
は、コンデンサC2 のリアクタンスが負荷インピーダン
スに比べて大幅に大きい値になるように、コンデンサC
2 の容量および高周波変換回路6の周波数を決定すれ
ば、コンデンサC2 に流れる電流は無視できるほど小さ
くなり、インダクタL2 のみが限流要素として働く。ま
た、無負荷時などのように、負荷インピーダンスが非常
に大きくなると、インダクタL 2 の電流は、負荷側より
コンデンサC2 に流れるようになり、共振回路の特性が
強くなる。このとき、高周波変換回路6の周波数や、ト
ランスT1 の2次電圧を調整することで、トランスT1
の2次電圧よりも高い電圧を得ることができる。なお、
インダクタL2 はトランスT1 の2次巻線の漏れインピ
ーダンスを利用しても良い。
【0026】図15は請求項7記載の発明の一実施例で
ある。本実施例では、図13の実施例において、インダ
クタL2 を可飽和リアクトルに変更したものである。共
振によって電圧を上昇させるとき、共振回路に流れる電
流は小さい方が良い。そのためには、インダクタL2
大きくして、コンデンサC2 を小さくすれば良い。しか
し、インダクタL2 を大きくすると、通常の負荷時の出
力が取り出せなくなる。あるいは、共振周波数を非常に
高い所へシフトする必要が生じる。共振周波数について
は、高周波変換回路6の能力に限界があるため、あまり
高くすることができない。そこで、電流が少ないとき、
インダクタンス値の大きくなる可飽和リアクトルをイン
ダクタL2 として用いる。これにより、インダクタL2
を大きくできるので、コンデンサC2 を小さくしても共
振周波数はそのままにすることができ、同一電圧にして
も、コンデンサC2 が小さいので、共振回路電流を抑
え、昇圧できる。また、このときの電流で、可飽和リア
クトルが飽和しないように設計する。通常の負荷時に
は、負荷電流、すなわち、インダクタL2 を流れる電流
が大きくなるから、インダクタL2 は飽和状態となり、
リアクタンス値が小さくなるので、十分な負荷電流が取
り出せる。インダクタL2 の飽和時のリアクタンス値が
過度に小さくなる場合は、図16に示すように、可飽和
リアクトルL22と直列に通常のリアクトルL21を接続し
ても良い。
【0027】図17は請求項8記載の発明の一実施例で
あり、直流電源1からトランスT1までは、図13の実
施例と同様である。インダクタL2 は限流要素としての
リアクトルであり、無くても良い。整流・平滑回路5は
フルブリッジダイオード整流回路を基本とし、1つのダ
イオードアームに対して、コンデンサC21,C22が並列
に接続されている。これにより倍電圧整流回路が構成さ
れている。図17では、ダイオードD23,D24と並列に
コンデンサC21,C22が接続されているが、ダイオード
21,D22にそれぞれ並列にコンデンサC21,C22を接
続しても良い。その後段には、平滑用コンデンサCが接
続されている。負荷インピーダンスが非常に大きくな
り、負荷電流が小さくなったとき、トランスT1 の2次
巻線A端が正のときに、ダイオードD21を介してコンデ
ンサC21に充電され、トランスT1の2次巻線のB端が
正になると、コンデンサC21を通り、コンデンサCに充
電されて、このとき、トランスT1 の2次電圧にコンデ
ンサC21の電圧が加わってコンデンサCが充電される。
同時に、ダイオードD22を介してコンデンサC22が充電
される。トランスT1 の2次巻線のA端が正になると、
コンデンサC22を通り、コンデンサCが充電されて、こ
のとき、トランスT1 の2次電圧に、コンデンサC22
電圧が加わって、コンデンサCに充電される。以上の動
作が繰り返されて、コンデンサCにトランスT1 の2次
電圧以上の電圧が充電される。コンデンサC21,C22
値を小さくすれば、通常の負荷時において、コンデンサ
21,C 22は無視され、ダイオードD21〜D24で構成さ
れる通常のダイオードブリッジ動作となる。
【0028】なお、整流・平滑回路5は、図18のよう
に、フルブリッジを構成するダイオードのうちの1つの
みに並列に接続したものでもよい。また、図19のよう
にフルブリッジを構成するダイオードのうち、対角線上
にあるダイオードの1対に並列に接続したものでもよ
い。以上のように、負荷インピーダンスが高くなると、
整流回路が自動的に切り換わる整流手段を有することに
より、トランスT1 の2次電圧以上の電圧を得ることが
できる。
【0029】
【発明の効果】請求項1乃至5に記載の発明によれば、
負荷への出力電圧に応じてトランスの1次巻線と2次巻
線の巻数比を切り換えることで、負荷への出力電圧に適
したトランスの変換比が得られ、高周波変換部の無効電
力を低減し、高周波変換のためにスイッチングされる電
流、特に、トランスの1次電流を抑制し、損失の低減を
図ることができるという効果があり、出力電圧範囲が広
い場合において、出力電圧が低いときの損失低減の効果
が特に大きい。また、限流要素の共通化により回路構成
を簡単化でき、小型化が可能となるという効果がある。
なお、巻線やタップを切り換えるためのスイッチング素
子の基準端子を共通化することにより、ドライブ回路等
の簡略化が可能となる。
【0030】また、請求項6に記載された発明によれ
ば、DC−DC変換回路の構成要素の中で、昇圧を行う
ためのトランスの巻数比を、通常の負荷時における最大
電圧で設計し、負荷インピーダンスが非常に高いとき
に、それ以上の電圧が必要である場合には、トランスの
2次側の回路において、共振電圧による昇圧、あるいは
負荷インピーダンスによる整流回路の切り換えなどによ
り、さらに高い電圧に昇圧できるため、トランス巻数比
を過剰に大きくしなくても良く、したがって、トランス
の1次電流を低減でき、損失を減らすことができるとい
う効果がある。さらに、請求項7に記載された発明によ
れば、可飽和リアクトルを用いたことにより無負荷時に
は大きなリアクタンス、通常の負荷時には小さなリアク
タンスを得ることができるので、好都合である。また、
請求項8乃至10に記載された発明によれば、倍電圧整
流回路を利用することにより、無負荷時に容易に高電圧
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の回路図である。
【図2】本発明の第1実施例に用いる高周波変換回路の
回路図である。
【図3】本発明の第2実施例の回路図である。
【図4】本発明の第3実施例の回路図である。
【図5】本発明の第3実施例の一変形例の回路図であ
る。
【図6】本発明の第3実施例の他の変形例の回路図であ
る。
【図7】本発明の第4実施例の回路図である。
【図8】本発明の第5実施例の回路図である。
【図9】本発明の第6実施例の回路図である。
【図10】本発明の第6実施例に用いる制御回路の回路
図である。
【図11】本発明の第7実施例の回路図である。
【図12】本発明の第7実施例に用いる制御回路の回路
図である。
【図13】請求項6の発明の一実施例の回路図である。
【図14】請求項6の発明の一実施例に用いる整流・平
滑回路の回路図である。
【図15】請求項7の発明の一実施例の回路図である。
【図16】請求項7の発明の他の実施例に用いるリアク
トルの回路図である。
【図17】請求項8の発明の一実施例の回路図である。
【図18】請求項9の発明の一実施例の要部回路図であ
る。
【図19】請求項10の発明の一実施例の要部回路図で
ある。
【図20】第1の従来例の回路図である。
【図21】第1の従来例に用いるインバータ回路の回路
図である。
【図22】第1の従来例に用いるDC−DC変換回路の
回路図である。
【図23】第1の従来例に用いる他のDC−DC変換回
路の回路図である。
【図24】第2の従来例の回路図である。
【図25】第2の従来例に用いる整流・平滑回路の詳細
を示す回路図である。
【図26】第2の従来例に用いる高周波変換回路の詳細
を示す回路図である。
【図27】第3の従来例の回路図である。
【符号の説明】
1 トランジスタ Q2 トランジスタ Q3 トランジスタ C コンデンサ L インダクタ T1 トランス 1 直流電源 3 インバータ回路 4 負荷 5 整流・平滑回路 6 高周波変換回路 7 巻線選択回路 8 ドライブ回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、直流電源を高周波に変換
    する手段と、この高周波を昇圧するトランスと、昇圧さ
    れた高周波を整流・平滑して直流電力を得る手段よりな
    るDC−DC変換手段と、前記DC−DC変換手段によ
    って得られた直流電力を負荷に必要な周波数に変換する
    DC−AC変換手段を有する電力変換装置において、前
    記トランスは、1次巻線に対する巻数比が異なる2次巻
    線を複数備え、負荷への出力電圧に応じて出力を得るた
    めの2次巻線を切り換える手段を備え、この2次巻線を
    切り換える手段と直列に共通の限流要素を設けたことを
    特徴とする電力変換装置。
  2. 【請求項2】 直流電源と、直流電源を高周波に変換
    する手段と、この高周波を昇圧するトランスと、昇圧さ
    れた高周波を整流・平滑して直流電力を得る手段よりな
    るDC−DC変換手段と、前記DC−DC変換手段によ
    って得られた直流電力を負荷に必要な周波数に変換する
    DC−AC変換手段を有する電力変換装置において、前
    記トランスは、2次巻線が1箇所以上のタップを有し、
    負荷への出力電圧に応じて出力を得るためのタップを切
    り換える手段を備え、このタップを切り換える手段と直
    列に共通の限流要素を設けたことを特徴とする電力変換
    装置。
  3. 【請求項3】 前記2次巻線又はタップを切り換える
    手段に代えて、負荷への出力電圧に応じて負荷電流が多
    く流れる主たる閉回路が切り換わるように、前記限流要
    素の定数を設定したことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の電力変換装置。
  4. 【請求項4】 直流電源と、直流電源を高周波に変換
    する手段と、この高周波を昇圧するトランスと、昇圧さ
    れた高周波を整流・平滑して直流電力を得る手段よりな
    るDC−DC変換手段と、前記DC−DC変換手段によ
    って得られた直流電力を負荷に必要な周波数に変換する
    DC−AC変換手段を有する電力変換装置において、前
    記トランスは、2次巻線に対する巻数比が異なる1次巻
    線を複数備え、負荷への出力電圧に応じて出力を得るた
    めの1次巻線を切り換える手段を備えることを特徴とす
    る電力変換装置。
  5. 【請求項5】 直流電源と、直流電源を高周波に変換
    する手段と、この高周波を昇圧するトランスと、昇圧さ
    れた高周波を整流・平滑して直流電力を得る手段よりな
    るDC−DC変換手段と、前記DC−DC変換手段によ
    って得られた直流電力を負荷に必要な周波数に変換する
    DC−AC変換手段を有する電力変換装置において、前
    記トランスは、1次巻線が1箇所以上のタップを有し、
    負荷への出力電圧に応じて出力を得るためのタップを切
    り換える手段を備えることを特徴とする電力変換装置。
  6. 【請求項6】 直流電源と、直流電源を高周波に変換
    する手段と、この高周波を昇圧するトランスと、昇圧さ
    れた高周波を整流・平滑して直流電力を得る手段よりな
    るDC−DC変換手段と、前記DC−DC変換手段によ
    って得られた直流電力を負荷に必要な周波数に変換する
    DC−AC変換手段を有する電力変換装置において、前
    記トランスの2次側と整流・平滑回路との間にLC共振
    回路を設けて、このLC共振回路によって負荷インピー
    ダンスが高いときに出力電圧を昇圧する制御手段を有す
    ることを特徴とする電力変換装置。
  7. 【請求項7】 前記LC共振回路におけるインダクタ
    を可飽和リアクトルに置換したことを特徴とする請求項
    6記載の電力変換装置。
  8. 【請求項8】 直流電源と、直流電源を高周波に変換
    する手段と、この高周波を昇圧するトランスと、昇圧さ
    れた高周波を整流・平滑して直流電力を得る手段よりな
    るDC−DC変換手段と、前記DC−DC変換手段によ
    って得られた直流電力を負荷に必要な周波数に変換する
    DC−AC変換手段を有する電力変換装置において、前
    記整流・平滑回路は整流用のダイオードブリッジを含
    み、このダイオードブリッジの1つのアームを構成する
    2つのダイオードにそれぞれコンデンサを並列に接続し
    たことを特徴とする電力変換装置。
  9. 【請求項9】 直流電源と、直流電源を高周波に変換
    する手段と、この高周波を昇圧するトランスと、昇圧さ
    れた高周波を整流・平滑して直流電力を得る手段よりな
    るDC−DC変換手段と、前記DC−DC変換手段によ
    って得られた直流電力を負荷に必要な周波数に変換する
    DC−AC変換手段を有する電力変換装置において、前
    記整流・平滑回路は整流用のダイオードブリッジを含
    み、このダイオードブリッジを構成するダイオードのい
    ずれか1つにコンデンサを並列に接続したことを特徴と
    する電力変換装置。
  10. 【請求項10】 直流電源と、直流電源を高周波に変換
    する手段と、この高周波を昇圧するトランスと、昇圧さ
    れた高周波を整流・平滑して直流電力を得る手段よりな
    るDC−DC変換手段と、前記DC−DC変換手段によ
    って得られた直流電力を負荷に必要な周波数に変換する
    DC−AC変換手段を有する電力変換装置において、前
    記整流・平滑回路は整流用のダイオードブリッジを含
    み、このダイオードブリッジの対角線上に配置された1
    組のダイオードにそれぞれコンデンサを並列に接続した
    ことを特徴とする電力変換装置。
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