JP3232593B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP3232593B2
JP3232593B2 JP21118991A JP21118991A JP3232593B2 JP 3232593 B2 JP3232593 B2 JP 3232593B2 JP 21118991 A JP21118991 A JP 21118991A JP 21118991 A JP21118991 A JP 21118991A JP 3232593 B2 JP3232593 B2 JP 3232593B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電源からの交流入
力電圧を直流電圧に変換し、この直流電圧をインバータ
などの負荷回路に供給する電源装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、蛍光灯の高周波点灯装置を駆動す
るために、交流電源からの交流入力電圧を整流平滑して
直流電圧に変換し、この直流電圧をインバータなどの負
荷回路に供給する電源装置が広く用いられている。この
種の電源装置の従来例(特開昭59−14021号参
照)を図に例示する。この装置では、交流電源Vsに
フィルター回路FTを介して全波整流器DBの交流入力
端子を接続し、全波整流器DBの直流出力端子に逆流阻
止用のダイオードD1 を介して電源平滑用のコンデンサ
0 を接続し、このコンデンサC0 からインバータなど
の負荷回路IVに直流電力を供給している。全波整流器
DBの直流出力端子には、インダクタL1 とトランジス
タQ1 の直列回路が接続されている。トランジスタQ1
の両端には、ダイオードD2 を介してコンデンサC0
接続されている。
【0003】図の従来例では、トランジスタQ1 は制
御回路K1 により高周波的にオン・オフされ、チョッパ
ー回路CHを構成している。トランジスタQ1 がオンさ
れると、全波整流器DBの整流出力電圧によりインダク
タL1 に電流が流れて、インダクタL1 にエネルギーが
蓄積される。そして、トランジスタQ1 がオフすると、
インダクタL1 に電圧が発生し、この電圧が全波整流器
DBの整流出力電圧に加算され、ダイオードD2 を介し
てコンデンサC0 に充電される。したがって、コンデン
サC0 には全波整流器DBの整流出力電圧のピーク値よ
りも高い直流電圧が得られて、この直流電圧により、負
荷回路IVが駆動されるものである。
【0004】図の回路では、全波整流器DBと電源平
滑用のコンデンサC0 の間に、チョッパー回路CHを備
えているので、全波整流器DBの整流出力電圧が低い期
間においても入力電流が流れて、これにより、入力力率
が改善される。しかしながら、この回路構成では、交流
電源Vsを投入した直後に、交流電源Vs、フィルター
回路FT、全波整流器DB、ダイオードD1 、コンデン
サC0 、全波整流器DB、フィルター回路FT、交流電
源Vsを通る経路で過渡的に突入電流が流れるという問
題がある。このため、電源オン/オフ用のスイッチが有
る場合には、スイッチの接点にアークが発生し、溶着・
接点損傷等の不都合が生じる。これを防ぐためには、接
点容量の大きいスイッチを用いたり、高性能の切替機構
を用いる等の対策が必要となる。また、突入電流を流す
ために、フィルター回路FTや全波整流器DB等の部品
についても電流容量の大きい回路素子が必要となり、コ
ストの上昇を招いたり、寸法・形状の大型化という問題
を生じる。
【0005】他の従来例として、特開昭61−4618
1号公報には、降圧型チョッパーとインバータとでスイ
ッチング素子を兼用した電源装置が開示されている。こ
の従来例では、電源投入時の突入電流は発生しにくい
が、インバータの電源は部分平滑電源となり、出力に大
きなリップルが生じるという問題がある。また、チョッ
パー回路が降圧型に限定され、昇圧型は使用できないと
いう問題がある。
【0006】別の従来例として、特開昭61−9456
9号公報には、電源平滑用の電解コンデンサへの突入電
流を防止するべく、高周波インバータのチョークを介し
て電解コンデンサに電流を流す回路構成が開示されてい
るが、フェライトなどを用いた高周波用のチョークであ
るため、磁気飽和を来たし、突入電流の抑制効果が充分
でないという問題がある。また、ケイ素鋼板などを用い
た低周波用のチョークを使用すれば、磁気飽和は生じな
くなるが、重量が重くなるという不都合が生じる。
【0007】さらに他の従来例として、特開昭58−1
70378号公報には、インバータの高周波トランスの
出力をフィードバックして、電解コンデンサを充電する
回路構成が開示されているが、部分平滑方式であるた
め、インバータの出力に大きなリップルが生じるという
問題があり、また、定常時の入力電流波形に高次の高調
波成分を含むものであり、入力電流歪みに関して改良の
余地がある。
【0008】さらに別の従来例として、実開昭63−1
34500号公報には、インバータの高周波電力をトラ
ンスを介して整流し、電源用の電解コンデンサに供給す
る回路構成が開示されているが、インバータの出力に大
きなリップルが生じると共に、入力電流歪みが大きいと
いう問題がある。そのほか、特開平3−211065号
公報にも類似の回路構成が開示されているが、これも突
入電流が発生するという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、入力電流の高調波成分が少なく、高入力力率で、電
解コンデンサの平滑度が高く、しかも電源投入時の突入
電流が小さい電源装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電源装置によれ
ば、上記の課題を解決するために、図1に示すように、
直流電力で駆動される負荷回路Rと、前記負荷回路Rに
直流電力を供給するためのコンデンサC 0 と、前記コン
デンサC 0 から前記負荷回路Rへの直流電力の供給経路
を構成するダイオードD 0 と、高周波でオン・オフ駆動
されるスイッチング素子Q 1 ,Q 2 と、前記スイッチン
グ素子Q 1 ,Q 2 を介して交流電源Vsから流れる電流
によりエネルギーを蓄積されるチョッパー用のインダク
タT 0 と、前記インダクタT 0 の2次巻線出力を整流し
て前記コンデンサC 0 を充電する整流手段DB 0 と、前
記スイッチング素子Q 1 ,Q 2 と順方向が一致するよう
に直列に接続され、該スイッチング素子Q 1 ,Q 2 がオ
フされたときに前記チョッパー用のインダクタT 0 の1
次巻線n 1 から負荷回路Zに放出される電流を阻止する
極性に接続された第1のダイオードD 5 ,D 6 と、前記
スイッチング素子Q 1 ,Q 2 と第1のダイオードD 5
6 の直列回路に逆並列に接続され、負荷回路Zにフラ
イホイール電流を流す極性に接続された第2のダイオー
ドD 3 ,D 4 とを備え、負荷回路Rは誘導性素子を含む
ことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】図1の回路では、交流電源Vsからスイッチン
グ素子Q 1 またはQ 2 を介してインダクタT 0 に電流を
流して、このインダクタT 0 に蓄積されたエネルギーを
インダクタT 0 の2次巻線n 2 から整流手段DB 0 を介
してコンデンサC 0 に充電し、このコンデンサC 0 から
ダイオードD 0 を介して負荷回路Rに直流電力を供給す
るように構成したから、スイッチング素子Q 1 ,Q 2
オン・オフを制御することにより、電源投入時の交流電
源Vsからの突入電流を防止することができ、したがっ
て、回路素子の電流耐量を低減して、装置のコストを安
価にすることができる。また、交流電源Vsからインダ
クタT 0 に高周波的に電流を流すことにより、入力電流
の休止を無くして、入力電流の高調波成分を低減し、入
力力率を改善することができる。また、インダクタT 0
の1次巻線n 1 と2次巻線n 2 の巻数比を調整すること
により、コンデンサC 0 に得られる電圧を自由に設定で
きるので、交流電源Vsの整流電圧のピーク値よりも高
い電圧をコンデンサC 0 に充電すれば、リップルの少な
い平滑度の高い直流電力を負荷回路Zに与えることが可
能になる。また、ダイオードD 5 ,D 6 を設けたことに
より、図2に示した1次巻線n 1 の電流In 1 における
斜線部分の電流を阻止することができ、インダクタT 0
の2次巻線n 2 に転換されずに放出される電流を無くす
ことができるので、インダクタT 0 のエネルギー転換効
率を高めて、コンデンサC 0 の充電効率を高めることが
できるものである。このようなダイオードD 5 ,D 6
設けた場合において、インバータの負荷回路Rに誘導性
素子が含まれている場合には、フライホイール電流を流
す経路が必要となるので、図1のようにダイオード
3 ,D 4 を接続しているものである。
【0012】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の回路図である。
以下、本実施例の回路構成について説明する。トランジ
スタQ 1 ,Q 2 の直列回路には、ダイオードD 1 ,D 2
の直列回路が逆方向に並列接続されている。トランジス
タQ1 ,Q2 の接続点は、ダイオードD3 ,D4 の接続
点に接続されている。ダイオードD 3 ,D 5 の直列回路
はトランジスタQ 1 に逆方向に並列接続されており、ダ
イオードD 4 ,D 6 の直列回路はトランジスタQ 2 に逆
方向に並列接続されている。また、ダイオードD 3 ,D
5 の接続点とダイオードD 4 ,D 6 の接続点の間にはコ
ンデンサC 1 ,C 2 の直列回路が接続されている。トラ
ンジスタQ1 ,Q2 の接続点とコンデンサC1 ,C2
接続点の間には、負荷Rが接続されている。ダイオード
1 ,D2 の接続点は、インダクタT0 の1次巻線n1
とインダクタLf、電源スイッチSW0 を介して、交流
電源Vsの一端に接続されている。交流電源Vsの他端
は、ダイオードD3 ,D4 の接続点に接続されると共
に、コンデンサCfを介して、インダクタT0 の1次巻
線n1 とインダクタLfの接続点に接続されている。イ
ンダクタLfとコンデンサCfは高周波成分を除去する
ためのフィルター回路FTを構成している。インダクタ
0 の2次巻線n2 には全波整流器DB0 の交流入力端
子が接続されている。全波整流器DB0 の直流出力端子
には、電解コンデンサC0 が接続されている。このコン
デンサC0 は、図示された極性のダイオードD0 を介し
て、コンデンサC 1 ,C 2 の直列回路に接続されてい
る。
【0013】以下、本実施例の動作について説明する。
交流電源Vsが正の半サイクルのときに、電源スイッチ
SW0 がオンされると、交流電源Vs、電源スイッチS
0、フィルター回路FTのインダクタLf、インダク
タT0 の1次巻線n1 、ダイオードD1 、トランジスタ
1 、交流電源Vsを通る経路で電流が流れようとする
が、トランジスタQ1 によるチョッパー動作を制御する
ことにより、インダクタT0 の2次巻線n2 、全波整流
器DB0 を介して、コンデンサC0 に過大な電流が流入
することは防止できる。さらに、電源投入時にトランジ
スタQ1 に流れる電流のピーク値を、定常動作時にトラ
ンジスタQ1 に流れる電流のピーク値と同程度に抑えよ
うとするならば、トランジスタQ1 のオン期間を短くす
る制御(例えば、PWM制御)を、電源スイッチSW0
の投入後、商用交流電源Vsの数サイクルについて実施
すれば良い。なお、交流電源Vsが負の半サイクルの場
合については、トランジスタQ2 を制御すれば良いもの
である。
【0014】本実施例では、コンデンサC0 と直列にダ
イオードD0 を図示された極性で接続しているので、電
源スイッチSW0 をオンしたときに、電源平滑用のコン
デンサC 0 に突入電流が流れ込むことは防止できる
【0015】図に示す回路において、コンデンサC0
に得られる電圧Vc0 は、インダクタT0 の巻線n1
2 の巻数比により自由に設定することができる。この
電圧Vc0 が商用サイクルの全期間を通してインバータ
の入力電圧Viよりも大きい場合には、インバータはコ
ンデンサC0 からリップルの無い電源電圧を供給される
ことになり、インバータの出力電圧の包絡線は一定とな
る。また、インバータの入力電圧ViがコンデンサC0
の電圧Vc0 よりも大きくなる期間がある場合には、イ
ンバータにはリップルの多い部分平滑電源電圧が供給さ
れることになる。つまり、Vi≧Vc0 となる期間で
は、ダイオードD1 又はD2 を介して交流電源Vsから
インバータに電源が供給され、Vi<Vc0 となる期間
では、コンデンサC0 からダイオードD0 を介してイン
バータに電源が供給されるものである。したがって、用
途に応じてコンデンサC0 の電圧Vc0 を適切に設定す
れば良い。
【0016】図3は図に示す回路の動作を説明するた
めの波形図である。図中、(a)は電源スイッチSW0
のオン/オフ状態を示しており、(b)は交流電源Vs
からの入力電圧を示している。また、(c)はダイオー
ドD0 と全波整流器DB0 及び2次巻線n2 が無い場合
の従来例の突入電流を示している。これに対して、
(d),(e)は図に示す回路について、インダクタ
0 の1次巻線n1 に流れる電流と、交流電源Vsから
の入力電流の波形をそれぞれ示している。この図3
(e)に示す本発明の入力電流波形と、図3(c)に示
す従来例の入力電流波形とを比較すれば明らかなよう
に、本発明では、電源投入時における入力電流に、過大
な突入電流が生じることは無い。
【0017】また、本実施例では、ダイオードD5 ,D
6 を挿入することにより、コンデンサC0 の充電効率を
改善している。コンデンサC0 の充電効率はインダクタ
0による1次巻線n1 から2次巻線n2 へのエネルギ
ーの転換効率によって支配される。インダクタT0 の1
次巻線n1 のエネルギーは、2次巻線n2 へ100%転
換されることが望ましいが、現実には、転換効率が10
0%にはならず、コンデンサC0 の充電効率の低下の原
因となる。この転換効率の低下要因のうち、コアの損失
や巻線の直流抵抗損失は避けることができないが、イン
ダクタT0 のリーケージインダクタンス成分によるエネ
ルギーの蓄積分の放出は、図に示すように、ダイオー
ドD5 ,D6 を挿入することにより防止できる。
【0018】図は本実施例の動作説明のための波形図
である。図中、In1 はインダクタT0 の1次巻線n1
に流れる電流である。この電流In1 は、交流電源Vs
の正の半サイクルでは、ダイオードD1 を介して流れ、
負の半サイクルでは、ダイオードD2 を介して流れる。
今、交流電源Vsが正の半サイクルであるとすると、ト
ランジスタQ1 がオンされているときには、インダクタ
0 の1次巻線n1 、ダイオードD1 、トランジスタQ
1 を介して電流In1 が流れ、この電流In1は直線的
に上昇する。次に、トランジスタQ1 がオフすると、電
流In1 は斜線部分で示すように降下する。このとき、
ダイオードD5 が無ければ、ダイオードD1 、コンデン
サC1 、負荷Rを介する第1の経路、又は、ダイオード
1 、コンデンサC1 とC2 、ダイオードD4 を介する
第2の経路を通って、斜線部分の電流が流れ、この電流
はインダクタT0 の2次巻線n2 には転換されない。同
様に、交流電源Vsが負の半サイクルであるとすると、
トランジスタQ2 がオンされているときには、トランジ
スタQ2 、ダイオードD2 、インダクタT0 の1次巻線
1 を介して電流In1 が流れ、この電流In1 は直線
的に上昇する。次に、トランジスタQ2 がオフすると、
電流In1 は斜線部分に示すように降下する。このと
き、ダイオードD6 が無ければ、負荷R、コンデンサC
2 、ダイオードD2 を介する第1の経路、又は、ダイオ
ードD3 、コンデンサC1 とC2 、ダイオードD2 を介
する第2の経路を通って、斜線部分の電流が流れ、この
電流はインダクタT0 の2次巻線n2 には転換されな
い。
【0019】以上の説明から明らかなように、図の回
路では、ダイオードD5 ,D6 を設けたことにより、図
に示した電流In1 における斜線部分の電流を阻止す
ることができ、インダクタT0 の2次巻線n2 に転換さ
れずに放出される電流を無くすことができるので、イン
ダクタT0 のエネルギー転換効率を高めて、コンデンサ
0 の充電効率を高めることができるものである。ま
た、ダイオードD1 ,D2 に余分な電流を流す必要がな
くなるので、大容量の高周波用ダイオードを使用する必
要はなく、経済的な回路構成とすることができる。
【0020】また、インバータの負荷Rに誘導性素子が
含まれている場合には、フライホイール電流を流す経路
が必要となるので、本実施例では、ダイオードD 3 ,D
4 を図示のように接続しているものである。
【0021】図は本発明の第実施例の回路図であ
る。本実施例では、ハーフブリッジ型インバータのコン
デンサC01,C02を電源平滑用のコンデンサとして兼用
したものである。この場合、電源からの突入電流を防止
するために、ダイオードD01,D02を図示された極性で
接続する必要がある。仮に、ダイオードD01が無けれ
ば、電源投入時に、交流電源Vsの正の半サイクルにお
いて、ダイオードD1 、コンデンサC01、負荷R、イン
ダクタT0 の1次巻線n1 を通る第1の経路、又は、ダ
イオードD1 、コンデンサC01,C02、ダイオード
4 、インダクタT0 の1次巻線n1 を通る第2の経路
で突入電流が流れることになる。また、ダイオードD02
が無ければ、電源投入時に、交流電源Vsの負の半サイ
クルにおいて、インダクタT0 の1次巻線n1 、負荷
R、コンデンサC02、ダイオードD2 を通る第1の経
路、又は、インダクタT0 の1次巻線n1 、ダイオード
3 、コンデンサC01,C02、ダイオードD2 を通る第
2の経路で突入電流が流れることになる。したがって、
これらの突入電流を阻止するために、ダイオードD01
02が必要となる。
【0022】また、インバータの負荷Rに誘導性素子が
含まれている場合には、フライホイール電流を流す経路
が必要となるので、本実施例では、ダイオードD3 ,D
4 を図示のように接続しているものである。トランジス
タQ1 がオンでトランジスタQ2 がオフのときには、コ
ンデンサC01、ダイオードD01、トランジスタQ1 、負
荷R、コンデンサC01を通る経路で電流が流れて、負荷
Rに電力が供給される。その後、トランジスタQ1 がオ
フすると、誘導性負荷Rの蓄積エネルギーにより、負荷
R、コンデンサC02、ダイオードD4 、負荷Rを通る経
路でフライホイール電流が流れる。その後、トランジス
タQ2 がオンとなり、コンデンサC02、負荷R、トラン
ジスタQ2 、ダイオードD02、コンデンサC02を通る経
路で電流が流れて、負荷Rに電力が供給される。その
後、トランジスタQ2 がオフすると、誘導性負荷Rの蓄
積エネルギーにより、負荷R、ダイオードD3 、コンデ
ンサC01、負荷Rを通る経路でフライホイール電流が流
れる。その後、トランジスタQ1 がオンとなり、以下、
同じ動作を繰り返すことにより、負荷Rには高周波電力
が供給されて、ハーフブリッジ型のインバータとして動
作するものである。
【0023】なお、コンデンサC01,C02は、交流電源
Vsの正の半サイクルでは、ダイオードD1 とトランジ
スタQ1 及びインダクタT0 の1次巻線n1 の直列回路
よりなるチョッパー回路により充電され、交流電源Vs
の負の半サイクルでは、インダクタT0 の1次巻線n1
とトランジスタQ2 及びダイオードD2 の直列回路より
なるチョッパー回路により充電されるものである。イン
ダクタT0 の1次巻線n1 には、交流電源Vsの正の半
サイクルと負の半サイクルとで逆極性の電流が流れるの
で、その2次巻線n2 には全波整流器DB0 を介してコ
ンデンサC01,C02の直列回路が接続されるものであ
る。
【0024】本実施例の変形例として、コンデンサ
01,C02と並列に高周波用の小容量のコンデンサを接
続することも可能である。この場合、大容量の電解コン
デンサC01,C02は直流電源平滑の作用を受け持ち、小
容量の高周波用のコンデンサは、インバータの高周波動
作を受け持つことになる。
【0025】また、前記各実施例において、インダクタ
0 の1次巻線n1 と2次巻線n2のいずれか一方又は
両方にコンデンサを並列に接続して、巻線のインダクタ
ンス成分と並列共振させても良い。このとき、インダク
タT0 の1次巻線n1 のエネルギーは、インバータを構
成するコンデンサ及びトランジスタQ1 ,Q2 の逆並列
ダイオードを介して流れることになり、トランジスタQ
1 ,Q2 のストレスを低減したり、インバータへ供給さ
れる電源電圧を昇圧したりする効果が得られるものであ
る。
【0026】なお、インダクタT0 の1次巻線n1 や2
次巻線n2 には複数のタップを予め設けておいて、用途
に応じてタップを選択できるようにしても構わない。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、交流電源からスイッチ
ング素子を介してインダクタに電流を流して、このイン
ダクタに蓄積されたエネルギーをインダクタの2次巻線
から整流手段を介してコンデンサに充電し、このコンデ
ンサからダイオードを介して負荷回路に直流電力を供給
するように構成したから、スイッチング素子のオン・オ
フを制御することにより、電源投入時の交流電源からの
突入電流を防止することができ、したがって、回路素子
の電流耐量を低減して、装置のコストを安価にすること
ができるという効果がある。また、交流電源からインダ
クタに高周波的に電流を流すことにより、入力電流の休
止を無くして、入力電流の高調波成分を低減し、入力力
率を改善することができるという効果がある。また、イ
ンダクタの1次巻線と2次巻線の巻数比を調整すること
により、コンデンサに得られる電圧を自由に設定できる
ので、交流電源の整流電圧のピーク値よりも高い電圧を
コンデンサに充電すれば、リップルの少ない平滑度の高
い直流電力を負荷回路に与えることが可能になるという
効果もある。また、スイッチング素子がオフされたとき
にチョッパー用のインダクタの1次巻線から負荷回路に
放出される電流を阻止する極性に接続された第1のダイ
オードを設けたことにより、インダクタの2次巻線に転
換されずに放出される電流を無くすことができるので、
インダクタのエネルギー転換効率を高めて、コンデンサ
の充電効率を高めることができる。また、誘導性素子を
含む負荷回路にフライホイール電流を流す極性に接続さ
れた第2のダイオードを設けたので、コンデンサの充電
効率を高めるための第1のダイオードにより負荷回路の
フライホイール電流が流れなくなることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の回路図である。
【図2】本発明の第1実施例の動作説明のための波形図
である。
【図3】本発明の第1実施例の動作説明のための波形図
である。
【図4】本発明の第2実施例の回路図である。
【図5】 従来例の回路図である。
【符号の説明】
Vs 交流電源 0 インダクタ 1 スイッチング素子 2 スイッチング素子0 ダイオード 3 ダイオード 4 ダイオード 5 ダイオード 6 ダイオード0 コンデンサ 負荷回路 DB0 全波整流器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電力で駆動される負荷回路と、前
    記負荷回路に直流電力を供給するためのコンデンサと、
    前記コンデンサから前記負荷回路への直流電力の供給経
    路を構成するダイオードと、高周波でオン・オフ駆動さ
    れるスイッチング素子と、前記スイッチング素子を介し
    て交流電源から流れる電流によりエネルギーを蓄積され
    るチョッパー用のインダクタと、前記インダクタの2次
    巻線出力を整流して前記コンデンサを充電する整流手段
    、前記スイッチング素子と順方向が一致するように直
    列に接続され、該スイッチング素子がオフされたときに
    前記チョッパー用のインダクタの1次巻線から負荷回路
    に放出される電流を阻止する極性に接続された第1のダ
    イオードと、前記スイッチング素子と第1のダイオード
    の直列回路に逆並列に接続され、負荷回路にフライホイ
    ール電流を流す極性に接続された第2のダイオードとを
    備え、負荷回路は誘導性素子を含むことを特徴とする電
    源装置。
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