JP2017005861A - 共振型双方向dc/dcコンバータ - Google Patents

共振型双方向dc/dcコンバータ Download PDF

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Abstract

【課題】双方向に対して倍電流整流と全波整流の動作切替が可能で、ソフトスイッチングを実現する大容量の共振型双方向DC/DCコンバータ。【解決手段】ダイオードとコンデンサとを並列に接続した複数のスイッチ素子で構成され電力変換を行う第1乃至第4変換回路1〜4、一次巻線P1とトランスT2の二次巻線S2に直列に接続された二次巻線S1を備えるトランスT1、第1電圧又は第2電圧に応じて、トランスT2の二次巻線とトランスT1の二次巻線とが直列に接続される直列モード又は並列に接続される並列モードになるように第3変換回路及び第4変換回路の複数のスイッチ素子をオンオフさせる制御回路10とを備え、第1変換回路及び第2変換回路は、並列に接続され且つ第1電圧が供給され、第3変換回路及び第4変換回路は、複数のスイッチ素子の一部を共有して並列に接続され、平滑リアクトルを介して第2電圧が供給される。【選択図】図1

Description

本発明は、ゼロ電圧及びゼロ電流スイッチングを行うことによりスイッチング損失を低減させる共振型双方向DC/DCコンバータに関する。
従来、この種の共振型DC/DCコンバータとして、特許文献1,2に記載されたものが知られている。特許文献1には、二つのトランスの二次側電圧を直列及び並列に接続するモードを有し、その比を制御することにより出力電圧制御を行う直流電源装置が記載されている。
この共振型DC/DCコンバータによれば、広範囲の出力電圧の調整に対して、トランスの利用効率を高め、出力電圧のリップル分の発生要因を低減し、トランスや平滑フィルタの小型化、スイッチ素子の定電力出力時の損失を低減することができる。
また、特許文献2は、ハーフブリッジ回路からなる第1回路とフルブリッジ回路から成る第2回路を備え、第2回路から第1回路への電力変換を行う場合に、第2回路を、負荷電圧が高いときは倍電圧整流回路として動作させ、負荷電圧が低いときは全波整流回路として動作させる双方向コンバータが記載されている。
特開2003−169473号公報 特開2013−230067号公報
しかしながら、特許文献1の共振型DC/DCコンバータでは、双方向変換することはできず、ソフトスイッチングを行うこともできなかった。
また、特許文献2では、第1回路から第2回路への電力変換では、倍電圧整流のみを行う。倍電圧整流にコンデンサを使用するが、このコンデンサには大電流が流れるので、特殊なコンデンサを使用しなければならなかった。
また、電圧型コンバータと電流型コンバータを組み合わせた双方向コンバータは降圧変換と昇圧変換はできるが、昇降圧変換はできない。
本発明の課題は、双方向に対して倍電流整流と全波整流の動作切替が可能であり、昇降圧変換でき、ソフトスイッチングを実現する大容量の共振型双方向DC/DCコンバータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る共振型双方向DC/DCコンバータは、第1電圧を第2電圧に変換及び第2電圧を第1電圧に変換する共振型双方向DC/DCコンバータであって、ダイオードとコンデンサとを並列に接続した複数のスイッチ素子で構成され電力変換を行う第1変換回路及び第2変換回路と、前記第1変換回路に接続される一次巻線と二次巻線を備える第1トランスと、前記第2変換回路に接続される一次巻線と、前記第1トランスの二次巻線に直列に接続された二次巻線を備える第2トランスと、前記第1トランスの二次巻線に接続され、ダイオードとコンデンサとを並列に接続した複数のスイッチ素子で構成され電力変換を行う第3変換回路と、前記第2トランスの二次巻線に接続され、ダイオードとコンデンサとを並列に接続した複数のスイッチ素子で構成され電力変換を行う第4変換回路と、第1電圧又は第2電圧に応じて、前記第1トランスの二次巻線と前記第2トランスの二次巻線とが直列に接続される直列モード又は並列に接続される並列モードになるように前記第3変換回路及び前記第4変換回路の前記複数のスイッチ素子をオンオフさせる制御回路とを備え、前記第1変換回路及び前記第2変換回路は、並列に接続され且つ前記第1電圧が供給され、前記第3変換回路及び前記第4変換回路は、前記複数のスイッチ素子の一部を共有して並列に接続され、平滑リアクトルを介して前記第2電圧が供給されることを特徴とする。
本発明によれば、制御回路が第1電圧又は第2電圧に応じて、第1トランスの二次巻線と第2トランスの二次巻線とが直列に接続される直列モード又は並列に接続される並列モードとなるように第3変換回路及び第4変換回路の複数のスイッチ素子をオンオフさせるので、ワイド入力対し、双方向に電圧変換を行うとともにソフトスイッチングを実現できる共振型双方向DC/DCコンバータを提供することができる。また、直列接続に切り替えることで、昇降圧変換ができるようになる。
本発明の実施例1に係る共振型双方向DC/DCコンバータの構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る共振型双方向DC/DCコンバータの降圧動作時の二次側並列モードと二次側直列モードの各スイッチのゲート駆動信号の波形図である。 本発明の実施例1に係る共振型双方向DC/DCコンバータの降圧時の二次側並列モードでの動作遷移図である。 本発明の実施例1に係る共振型双方向DC/DCコンバータの降圧時の二次側並列モードでの動作遷移図である。 本発明の実施例1に係る共振型双方向DC/DCコンバータの降圧時の二次側直列モードでの動作遷移図である。 本発明の実施例1に係る共振型双方向DC/DCコンバータの降圧時の二次側直列モードでの動作遷移図である。 本発明の実施例1に係る共振型双方向DC/DCコンバータの昇圧時の二次側並列モードでの動作遷移図である。 本発明の実施例1に係る共振型双方向DC/DCコンバータの昇圧時の二次側並列モードでの動作遷移図である。 本発明の実施例1に係る共振型双方向DC/DCコンバータの昇圧時の二次側直列モードでの動作遷移図である。 本発明の実施例1に係る共振型双方向DC/DCコンバータの昇圧時の二次側直列モードでの動作遷移図である。 本発明の実施例2に係る共振型双方向DC/DCコンバータの構成を示す図である。 本発明の実施例2に係る共振型双方向DC/DCコンバータの電流型コンバータ側のトランス並列接続時のリアクトル電流、トランス励磁電流、ゲート駆動信号の各波形を示す図である。 本発明の実施例2に係る共振型双方向DC/DCコンバータの降圧−昇圧切替制御時のリアクトル電流、トランス励磁電流、ゲート駆動信号のシミュレーション波形を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る共振型双方向DC/DCコンバータについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施例1の共振型双方向DC/DCコンバータは、降圧変換及び昇圧変換の双方向の電圧変換を行うことができ、ワイド入力に対応し、ソフトスイッチングを実現する大容量の絶縁型のDC/DCコンバータである。また、双方向に対して倍電流整流と全波整流の動作切替が可能であり、変換回路のスイッチ素子は、ゼロボルトスイッチング(ZVS)動作する。
DC/DCコンバータを大容量化する場合、回路を複数直並列に接続して、容量を増加させる。この点に着目して、トランスを直並列に接続し、各スイッチ素子のスイッチングパターンにより、昇降圧動作を行う。
2つのトランスT1,T2を、電圧型コンバータ側(平滑リアクトルがない)を並列接続とし、電流型コンバータ側(平滑リアクトルあり)を直列接続とし、直列接続側のトランス接続点を電流型コンバータの1アーム(スイッチ素子Q11,Q12)に接続する。
図1は、本発明の実施例1に係る共振型双方向DC/DCコンバータの構成を示す図である。共振型双方向DC/DCコンバータは、直流電源V2、直流電源V1、第1変換回路1、第2変換回路2、平滑リアクトルL2、トランスT1(第2トランス)、トランスT2(第1トランス)、共振トランスT3、第1共振スイッチQ16、第2共振スイッチQ15、共振リアクトルL1、ダイオードD17を有している。
共振型双方向DC/DCコンバータは、直流電源V2の電圧(第1電圧)を直流電源V1の電圧(第2電圧)に降圧変換及び直流電源V1の第2電圧を直流電源Vの電圧に昇圧変換する。
第1変換回路1は、ダイオードD1とコンデンサC1とを並列に接続したスイッチ素子Q1とダイオードD2とコンデンサC2とを並列に接続したスイッチ素子Q2との直列回路と、ダイオードD3とコンデンサC3とを並列に接続したスイッチ素子Q3とダイオードD4とコンデンサC4とを並列に接続したスイッチ素子Q4との直列回路とが並列に接続され且つブリッジ構成され電力変換を行う。第1変換回路1の出力両端は直流電源V2の両端に接続されている。
第2変換回路2は、ダイオードD5とコンデンサC5とを並列に接続したスイッチ素子Q5とダイオードD6とコンデンサC6とを並列に接続したスイッチ素子Q6との直列回路と、ダイオードD7とコンデンサC7とを並列に接続したスイッチ素子Q7とダイオードD8とコンデンサC8とを並列に接続したスイッチ素子Q8との直列回路とが並列に接続され且つブリッジ構成され電力変換を行う。第2変換回路2の出力両端は直流電源V2の両端に接続されている。第1変換回路1及び第2変換回路2は、並列に接続され、且つ直流電源V2の電圧が供給される。
トランスT1は、一次巻線P1と一次巻線P1に電磁結合する二次巻線S1とを有し、一次巻線P1と二次巻線S1との巻数比は、1:1である。トランスT1は、一次巻線P1の一端はスイッチ素子Q5とスイッチ素子Q6との接続点に接続され、一次巻線P1の他端はスイッチ素子Q7とスイッチ素子Q8との接続点に接続されている。二次巻線S1の一端はスイッチ素子Q9とスイッチ素子Q10との接続点に接続され、二次巻線S1の他端はスイッチ素子Q11とスイッチ素子Q12との接続点に接続されている。
トランスT2は、一次巻線P2と一次巻線P2に電磁結合する二次巻線S2とを有し、一次巻線P2と二次巻線S2との巻数比は、1:1である。トランスT2は、二次巻線S2がトランスT1の二次巻線S1に直列に接続されている。一次巻線P2の一端はスイッチ素子Q1とスイッチ素子Q2との接続点に接続され、一次巻線P2の他端はスイッチ素子Q3とスイッチ素子Q4との接続点に接続されている。二次巻線S2の一端はスイッチ素子Q11とスイッチ素子Q12との接続点に接続され、二次巻線S2の他端はスイッチ素子Q13とスイッチ素子Q14との接続点に接続されている。
第3変換回路3は、トランスT2の二次巻線S2に接続され、ダイオードD11とコンデンサC11とを並列に接続したスイッチ素子Q11とダイオードD12とコンデンサC12とを並列に接続したスイッチ素子Q12との直列回路と、ダイオードD13とコンデンサC13とを並列に接続したスイッチ素子Q13とダイオードD14とコンデンサC14とを並列に接続したスイッチ素子Q14との直列回路とが並列に接続され且つブリッジ構成され電力変換を行う。第3変換回路3の出力両端は、平滑リアクトルL2と直流電源V1との直列回路の両端に接続されている。
第4変換回路4は、トランスT1の二次巻線S2に接続され、ダイオードD91とコンデンサC9とを並列に接続したスイッチ素子Q9とダイオードD10とコンデンサC10とを並列に接続したスイッチ素子Q10との直列回路と、ダイオードD11とコンデンサC11とを並列に接続したスイッチ素子Q11とダイオードD12とコンデンサC12とを並列に接続したスイッチ素子Q12との直列回路とが並列に接続され且つブリッジ構成され電力変換を行う。第4変換回路4の出力両端は、平滑リアクトルL2と直流電源V1との直列回路の両端に接続されている。
なお、スイッチ素子Q1〜Q14、第1共振スイッチQ16、第2共振スイッチQ15は、MOSFETからなる。ダイオードD1〜D16は、スイッチ素子Q1〜Q16の寄生ダイオードであってもよい。コンデンサC1〜C14は、スイッチ素子Q1〜Q14の寄生容量であってもよい。
平滑リアクトルL2の一端は、スイッチ素子Q9,Q11,Q13のドレインに接続され、平滑リアクトルL2の他端は、直流電源V1の正極に接続されている。第3変換回路3及び第4変換回路4は、複数のスイッチ素子Q9〜Q14の一部のスイッチ素子Q11,Q12を共有して並列に接続され、平滑リアクトルL2を介して直流電源V1の電圧が供給される。
共振トランスT3は、ダイオードD17(第5ダイオード)を介して第1変換回路1及び第2変換回路2に並列に接続される第1巻線Ta3と、第1共振スイッチQ16を介して第1変換回路1及び第2変換回路2に並列に接続される第2巻線T3bと、第2共振スイッチQ15と共振リアクトルL1とを介して第3変換回路3及び第4変換回路4に並列に接続される第3巻線T3cとを備える。第1巻線T3aと第2巻線T3bと第3巻線T3cは、互いに電磁結合し、第1巻線T3aと第2巻線T3bと第3巻線T3cとの巻数比は、1:1:2である。
共振トランスT3の第1巻線T3aとダイオードD17との直列回路は、直流電源V2の両端に接続されている。共振トランスT3の第1巻線T3bと第1共振スイッチQ16との直列回路は、直流電源V2の両端に接続されている。共振トランスT3の第3巻線T3cと第2共振スイッチQ15と共振リアクトルL1との直列回路は、平滑リアクトルL2を介して直流電源V1の両端に接続されている。共振トランスT3は、共振に必要な電圧を各巻線T3a,T3b,T3cに誘起する。
制御回路10は、図2に示すような各スイッチ素子Q1〜Q16のゲート駆動信号によりスイッチ素子Q1〜Q16をオン/オフさせる。
制御回路10は、直流電源V1の電圧又は直流電源V2の電圧に応じて、トランスT1の二次巻線S1とトランスT2の二次巻線S2とが直列に接続される直列モード又は並列に接続される並列モードになるように第3変換回路3及び第4変換回路4の複数のスイッチ素子Q9〜Q14をオンオフさせる。
制御回路10は、直流電源V2の電圧を直流電源V1の電圧に変換するとき、第1変換回路1又は第2変換回路2のスイッチ素子がオンオフするときには、第1共振スイッチQ16を所定時間オンさせ、直流電源V1の電圧を直流電源V2の電圧に変換するとき、第3変換回路3又は第4変換回路4のスイッチ素子がオンオフするときには、第2共振スイッチQ15を所定時間オンさせる。
図2は、本発明の実施例1に係る共振型双方向DC/DCコンバータの降圧動作時の二次側並列モード(図2(a))と二次側直列モード(図2(b))の各スイッチのゲート駆動信号の波形図である。
次にこのように構成された実施例1の動作を図面を参照しながら詳細に説明する。まず、降圧動作時で且つ二次側並列モードでの動作を図2(a)、図3、図4を参照しながら説明する。
ここで、二次側並列モードとは、スイッチ素子Q9,Q12,Q13をオンすることで、トランスT1の二次巻線S1とトランスT2の二次巻線S2とが並列に接続されるモードである。
まず、図3(a)に示す還流モード(図2(a)の時刻t1)では、スイッチ素子Q9〜Q14がオンする。すると、V1→Q10→Q9(Q12→Q11、Q14→Q13)→L2→V1の経路で電流が流れる。なお、スイッチ素子Q9〜Q14をオンさせる代わりに、スイッチ素子Q9〜Q14をオフさせてもよい。
次に、図3(b)に示す還流モード(図2(a)の時刻t2)では、スイッチ素子Q9,Q12,Q13がオンし、スイッチ素子Q10,Q11,Q14がオフする。この場合、スイッチ素子Q6,Q7,Q1,Q4がZVS動作の対象となる。
次に、図3(c)に示す還流モード(図2(a)の時刻t3)では、スイッチ素子Q9,Q12,Q13がオンし、スイッチ素子Q10,Q11,Q14がオフし、第1共振スイッチQ16がオンする。すると、直流電源V2の電圧が共振トランスT3の巻線T3a,T3b,T3cに印加される。このため、共振トランスT3に電圧が誘起され、誘起された電圧によりスイッチ素子Q9〜Q14の電流が共振リアクトルL1に転流される。
次に、図4(a)に示す共振モード(図2(a)の時刻t3)では、スイッチ素子Q9,Q12,Q13がオンし、スイッチ素子Q10,Q11,Q14がオフし、第1共振スイッチQ16がオンしている状態で、共振リアクトルL1と各スイッチ素子Q14,Q10,Q11に並列に接続された各スナバコンデンサC14,C10,C11及び第1変換回路1、第2変換回路2の各スイッチ素子に並列に接続されたコンデンサで共振動作が開始される。このため、共振リアクトルL1には正弦波状の共振電流が流れる。
第1変換回路1、第2変換回路2においては、L1→T3c→Q9→S1→Q12→Q15→L1の経路、L1→T3c→Q13→S2→Q12→Q15→L1の経路で電流が流れる。
このため、P1→C7→C5→P1の経路と、P1→C8→C6→P1の経路とに電流が流れる。このとき、コンデンサC6,C7は、放電され、コンデンサC5,C8は充電される。また、P2→C1→C3→P2の経路と、P2→C2→C4→P2の経路とに電流が流れる。このとき、コンデンサC1,C4は、放電され、コンデンサC2,C3は充電される。
次に、図4(b)に示す共振モード(図2(a)の時刻t3)では、スイッチ素子Q9,Q12,Q13がオンし、スイッチ素子Q10,Q11,Q14がオフし、第1共振スイッチQ16がオンしている状態で、コンデンサC10,C11,C14の電圧が電圧V2になると、共振リアクトルL1には共振前のV2/2から−V2/2の電圧が印加される。
このため、共振電流は減少する。このとき、スイッチ素子Q1,Q4,Q6,Q7をオンさせると、ZVSを実現することができる。
次に、図4(c)に示す電力供給モード(図2(a)の時刻t4)では、スイッチ素子Q9,Q12,Q13がオンし、スイッチ素子Q10,Q11,Q14がオフし、第1共振スイッチQ16がオフし、スイッチ素子Q1,Q4,Q6,Q7がオンする。即ち、第1共振スイッチQ16をオフさせ、電力供給モードに遷移させる。このとき、V2→Q7→P1→Q6→V2の経路で電流が流れる。また、V2→Q1→P2→Q4→V2の経路で電流が流れる。また、S1→Q9→L2→V1→Q12→S1の経路、S2→Q13→L2→V1→Q12→S2の経路で電流が流れて、高圧から低圧に降圧変換される。
次に、図4(d)に示す還流モード(図2(a)の時刻t5)では、スイッチ素子Q9〜Q14がオンし、スイッチ素子Q1,Q4,Q6,Q7がオフする。スイッチ素子Q1,Q4,Q6,Q7がオフ時にはZVSターンオフする。また、トランスT1の励磁電流は二次側を還流する。
次に、降圧動作時で且つ二次側直列モードでの動作を図2(b)、図5、図6を参照しながら説明する。
ここで、二次側直列モードとは、スイッチ素子Q9,Q14をオンすることで、トランスT1の二次巻線S1とトランスT2の二次巻線S2とが直列に接続されるモードである。スイッチ素子Q11,Q12を常時オフさせることで、スイッチ素子Q9,Q10,Q13,Q14がブリッジ構成となる。この場合、トランスT1とトランスT2が直列となるため、2倍の電圧が得られる。即ち、電圧の関係がV2<V1の時に直列動作とすることで電力を伝送する。
まず、図5(a)に示す還流モードでは、スイッチ素子Q9〜Q14がオンする。すると、V1→Q10→Q9(Q12→Q11、Q14→Q13)→L2→V1の経路で電流が流れる。なお、スイッチ素子Q9〜Q14をオンさせる代わりに、スイッチ素子Q9〜Q14をオフさせてもよい。
次に、図5(b)に示す還流モードでは、スイッチ素子Q9,Q14がオンし、スイッチ素子Q10,Q11,Q12,Q13がオフする。この場合、スイッチ素子Q6,Q7,Q2,Q3がZVS動作の対象となる。
次に、図5(c)に示す還流モードでは、スイッチ素子Q9,Q14がオンし、スイッチ素子Q10,Q11,Q12,Q13がオフし、第1共振スイッチQ16がオンする。すると、直流電源V2の電圧が共振トランスT3の巻線T3a,T3b,T3cに印加される。このため、共振トランスT3に電圧が誘起され、誘起された電圧によりスイッチ素子Q9〜Q14の電流が共振リアクトルL1に転流される。
次に、図6(a)に示す共振モードでは、スイッチ素子Q9,Q14がオンし、スイッチ素子Q10,Q11,Q12,Q13がオフし、第1共振スイッチQ16がオンしている状態で、共振リアクトルL1と各スイッチ素子Q10,Q11,Q12,Q13に並列に接続された各スナバコンデンサC10,C11,C12,C13及び第1変換回路1、第2変換回路2の各スイッチ素子に並列に接続されたコンデンサで共振動作が開始される。このため、共振リアクトルL1には正弦波状の共振電流が流れる。
第1変換回路1、第2変換回路2においては、L1→T3c→Q9→S1→S2→Q14→Q15→L1の経路で電流が流れる。このため、P1→C7→C5→P1の経路と、P1→C8→C6→P1の経路とに電流が流れる。このとき、コンデンサC6,C7は、放電され、コンデンサC5,C8は充電される。また、P2→C3→C1→P2の経路と、P2→C4→C2→P2の経路とに電流が流れる。このとき、コンデンサC1,C4は、充電され、コンデンサC2,C3は放電される。
次に、図6(b)に示す共振モードでは、スイッチ素子Q9,Q14がオンし、スイッチ素子Q10,Q11,Q12,Q13がオフし、第1共振スイッチQ16がオンしている状態で、この場合、コンデンサC10,(C11+C12),C13の電圧は、トランスT1,T2の二次側が直列であるため、2×V2の電圧となる。このため、共振リアクトルL1は共振前のV2/2から−3V2/2の電圧が印加されることなる。このため、共振電流は減少する。このとき、スイッチ素子Q2,Q3,Q6,Q7をオンさせると、ZVSを実現することができる。
次に、図6(c)に示す電力供給モードでは、スイッチ素子Q9,Q14がオンし、スイッチ素子Q10,Q11,Q12,Q13がオフし、第1共振スイッチQ16がオフし、スイッチ素子Q2,Q3,Q6,Q7がオンする。即ち、第1共振スイッチQ16をオフさせ、電力供給モードに遷移させる。このとき、V2→Q7→P1→Q6→V2の経路で電流が流れる。また、V2→Q3→P2→Q2→V2の経路で電流が流れる。また、S2→S1→Q9→L2→V1→Q14→S2の経路で電流が流れて、直列接続時は、低圧から高圧に降圧動作のスイッチングで電力が伝達される。即ち、直列接続に切り替えることで、昇降圧変換ができるようになる。
次に、図6(d)に示す還流モードでは、スイッチ素子Q9〜Q14がオンし、スイッチ素子Q2,Q3,Q6,Q7がオフする。スイッチ素子Q2,Q3,Q6,Q7がオフ時にはZVSターンオフする。また、トランスT1の励磁電流は二次側を還流する。
次に、昇圧時で且つ二次側並列モードでの動作を、図7、図8を参照しながら説明する。
まず、図7(a)に示す伝達モードでは、スイッチ素子Q1,Q4,Q6,Q7,Q9,Q12,Q13がオンする。これにより、トランスT1,T2の二次側が並列モードとなる。このとき、V1→L2→Q9→S1→Q12→V1の経路で電流が流れる。また、V1→L2→Q13→S2→Q12→V1の経路で電流が流れる。すると、P1→Q7→V2→Q6→P1の経路で電流が流れる。また、P2→Q1→V2→Q4→P2の経路で電流が流れる。即ち、直流電源V1の電圧が直流電源V2に伝達される。
次に、図7(b)に示す引き込みモードでは、スイッチ素子Q1,Q4,Q6,Q7がオンし、Q9,Q12,Q13がオンし、第2共振スイッチQ15がオンする。すると、平滑リアクトルL2に流れる電流が共振リアクトルL1と共振トランスT3cと第2共振スイッチQ15とからなる共振回路に引き込まれる。
次に、図7(c)に示す共振モードでは、スイッチ素子Q1,Q4,Q6,Q7,Q9,Q12,Q13がオンし、第2共振スイッチQ15がオンする。平滑リアクトルL2に流れる電流が共振リアクトルL1に全て流れる。このため、V1→L2→T3c→L1→Q15→V1の経路で電流が流れる。
次に、図8(a)に示す共振モードでは、第2共振スイッチQ15がオンしている状態で、共振リアクトルL1とスイッチ素子Q10,Q11,Q14のコンデンサC10,C11,C14とにより共振する。この共振により、スイッチ素子Q10,Q11,Q14の電荷が引き抜かれるため、スイッチ素子Q10,Q11,Q14の寄生ダイオードに電流が流れる。この時に、スイッチ素子Q9〜Q14をオンすると、スイッチ素子Q9〜Q14のZVSを実現できる。共振リアクトルL1に印加される電圧は、V2/2−0=V2/2となり、共振リアクトルL1の電流は徐々に減少する。
次に、図8(b)に示すエネルギー蓄積モードでは、スイッチ素子Q9〜Q14がオンし、第2共振スイッチQ15がオフする。このとき、直流電源V2から平滑リアクトルL2にエネルギーを蓄積できる。
次に、図8(c)に示すエネルギー放出モードでは、スイッチ素子Q9,Q12,Q13がオフし、スイッチ素子Q10,Q11,Q14,Q2,Q3,Q5,Q8がオンし、第2共振スイッチQ15がオフする。このとき、平滑リアクトルL2のエネルギーが放出され、V1→L2→Q11→S1→Q10→V1の経路で電流が流れる。V1→L2→Q11→S2→Q14→V1の経路で電流が流れる。このため、平滑リアクトルL2のエネルギーが放出される。
また、S1→Q5→V2→Q8→S1の経路、S2→Q3→V2→Q2→S2の経路で電流が流れて、低圧から高圧に昇圧変換される。
次に、昇圧時で且つ二次側直列モードでの動作を図9、図10を参照しながら説明する。
まず、図9(a)に示す伝達モードでは、スイッチ素子Q2,Q3,Q6,Q7,Q9,Q14がオンする。これにより、トランスT1,T2の二次側が直列モードとなる。このとき、V1→L2→Q9→S1→S2→Q14→V1の経路で電流が流れる。すると、P1→Q7→V2→Q6→P1の経路で電流が流れる。また、P2→Q3→V2→Q2→P2の経路で電流が流れる。即ち、直流電源V1の電圧が直流電源V2に伝達される。
次に、図9(b)に示す引き込みモードでは、スイッチ素子Q2,Q3,Q6,Q7,Q9,Q14がオンし、第2共振スイッチQ15がオンする。すると、平滑リアクトルL2に流れる電流が共振リアクトルL1と共振トランスT3cと第2共振スイッチQ15とからなる共振回路に引き込まれる。
次に、図9(c)に示す共振モードでは、スイッチ素子Q2,Q3,Q6,Q7がオフし、Q9,Q14がオンし、第2共振スイッチQ15がオンする。平滑リアクトルL2に流れる電流が共振リアクトルL1に全て流れる。このため、V1→L2→T3c→L1→Q15→V1の経路で電流が流れる。
次に、図10(a)に示す共振モードでは、第2共振スイッチQ15がオンしている状態で、共振リアクトルL1とスイッチ素子Q10,Q11,Q12,Q13のコンデンサC10,C11,C12,C13とにより共振する。この共振により、スイッチ素子Q10,Q11,Q12,Q13の電荷が引き抜かれるため、スイッチ素子Q10,Q11,Q12,Q13の寄生ダイオードに電流が流れる。この時に、スイッチ素子Q9,Q11,Q12,Q13をオンすると、スイッチ素子Q9〜Q14のZVSを実現できる。共振前に共振リアクトルL1に印加される電圧は、2V2−V2/2=3/2×V2となる。共振後に共振リアクトルL1に印加される電圧は、0−V2/2=−V2/2となる。共振リアクトルL1の電流は徐々に減少する。
次に、図10(b)に示すエネルギー蓄積モードでは、スイッチ素子Q9〜Q14がオンし、第2共振スイッチQ15がオフする。このとき、直流電源V1から平滑リアクトルL2にエネルギーを蓄積できる。
次に、図10(c)に示すエネルギー放出モードでは、スイッチ素子Q9,Q11,Q12,Q14がオフし、スイッチ素子Q1,Q4,Q5,Q8,Q10,Q13がオンし、第2共振スイッチQ15がオフする。V1→L2→Q13→S2→S1→Q10→V1の経路で電流が流れる。このため、平滑リアクトルL2のエネルギーが放出される。
また、S1→Q5→V2→Q8→S1の経路、S2→Q1→V2→Q4→S2の経路で電流が流れて、直列モードの時は、高圧から低圧へ変換される。即ち、直列接続に切り替えることで、昇降圧変換ができるようになる。
このように、実施例1の共振型双方向DC/DCコンバータによれば、制御回路10が第1電圧又は第2電圧に応じて、トランスT1の二次巻線S1とトランスT2の二次巻線S2とが直列に接続される直列モード又は並列に接続される並列モードとなるように第3変換回路3及び第4変換回路4の複数のスイッチ素子をオンオフさせるので、双方向に対して倍電流整流と全波整流の動作切替が可能となり、大容量の共振型双方向DC/DCコンバータを提供することができる。このため、直流電圧V1>直流電圧V2でも、双方向に電圧を変換することができる。
また、制御回路10は、第1電圧を第2電圧に変換するとき、第1変換回路1又は第2変換回路2のスイッチ素子がオンオフするときには、第1共振スイッチQ16を所定時間オンさせ、第2電圧を第1電圧に変換するとき、第3変換回路3又は第4変換回路4のスイッチ素子がオンオフするときには、第2共振スイッチQ15を所定時間オンさせるので、共振トランスT3に電圧を誘起することができる。
また、降圧時及び昇圧時の並列モード及び直列モードにおいて、共振スイッチをオンさせて、共振トランスT3に誘起された電圧に基づき共振リアクトルL1とコンデンサとにより共振動作させて、スイッチ素子をオンさせることでゼロボルトスイッチングさせることができる。
図11は、本発明の実施例2に係る共振型双方向DC/DCコンバータの構成を示す図である。図11に示す実施例2に係る共振型双方向DC/DCコンバータは、昇降圧切替制御に関するもので、図1に示す実施例1に係る共振型双方向DC/DCコンバータに対して、制御回路11のみが異なる。
昇降圧動作を切替えるためには、スイッチング素子Q9〜Q14のゲート駆動信号のスイッチングパターンを昇降圧動作時に切り替える必要がある。
しかし、スイッチングパターンを切り替え時には、トランスT1,T2の偏磁現象が発生する可能性がある。このため、制御回路11は、偏磁現象が発生しないためのパルスパターンを生成して各スイッチング素子Q9〜Q14のゲートにスイッチングパターンを出力する。
図12は、本発明の実施例2に係る共振型双方向DC/DCコンバータの電流型コンバータ側のトランス並列接続時のリアクトル電流、トランス励磁電流、ゲート駆動信号の各波形を示す図である。図12は、電流側コンバータから電圧型コンバータにエネルギーが伝達される時のシミュレーション波形を示している。スイッチ素子Q9〜Q14が全てオンしている時にリアクトルL1の電流が増加し、各アームの1つをオフすることにより、エネルギーが放出され、リアクトルL1の電流が減少している。図12に示すim1,im2は、2つのトランスT1,T2の励磁電流である。
スイッチ素子Q9〜Q14のゲート駆動信号(制御信号)がオフ時には励磁電流が正から負、又は負から正へ遷移する。このため、制御回路11は、ゲート駆動信号のオフデューティの1/2幅(50%)時に、即ち、励磁電流がゼロになった時に、直列モードと並列モードとの切り替えを行う。これにより、励磁電流は、リセット状態となり、偏磁が発生しなくなる。
図13は、本発明の実施例2に係る共振型双方向DC/DCコンバータの降圧−昇圧切り替え制御時のリアクトル電流、トランス励磁電流、ゲート駆動信号のシミュレーション波形を示す図である。時刻t0から時刻t1前では、並列モードで時であり、時刻t1に並列モードから直列モードに切り替えている。このため、直列モードでは、スイッチ素子Q11,Q12のゲート駆動信号はオフとなる。また、直列モードでは、励磁電流は同じ波形となる。
1 第1変換回路
2 第2変換回路
3 第3変換回路
4 第4変換回路
10,11 制御回路
V2 直流電源
V1 直流電源
L1 共振リアクトル
L2 平滑リアクトル
Q1〜Q14 スイッチ素子
Q16 第1共振スイッチ
Q15 第2共振スイッチ
T1,T2 トランス
T3 共振トランス
P1,P2 一次巻線
S1,S2 二次巻線
D1〜D17 ダイオード
C1〜C14 コンデンサ

Claims (8)

  1. 第1電圧を第2電圧に変換及び第2電圧を第1電圧に変換する共振型双方向DC/DCコンバータであって、
    ダイオードとコンデンサとを並列に接続した複数のスイッチ素子で構成され電力変換を行う第1変換回路及び第2変換回路と、
    前記第1変換回路に接続される一次巻線と二次巻線を備える第1トランスと、
    前記第2変換回路に接続される一次巻線と、前記第1トランスの二次巻線に直列に接続された二次巻線を備える第2トランスと、
    前記第1トランスの二次巻線に接続され、ダイオードとコンデンサとを並列に接続した複数のスイッチ素子で構成され電力変換を行う第3変換回路と、
    前記第2トランスの二次巻線に接続され、ダイオードとコンデンサとを並列に接続した複数のスイッチ素子で構成され電力変換を行う第4変換回路と、
    第1電圧又は第2電圧に応じて、前記第1トランスの二次巻線と前記第2トランスの二次巻線とが直列に接続される直列モード又は並列に接続される並列モードになるように前記第3変換回路及び前記第4変換回路の前記複数のスイッチ素子をオンオフさせる制御回路とを備え、
    前記第1変換回路及び前記第2変換回路は、並列に接続され且つ前記第1電圧が供給され、前記第3変換回路及び前記第4変換回路は、前記複数のスイッチ素子の一部を共有して並列に接続され、平滑リアクトルを介して前記第2電圧が供給されることを特徴とする共振型双方向DC/DCコンバータ。
  2. 第5ダイオードを介して前記第1変換回路及び前記第2変換回路に並列に接続される第1巻線と、第1共振スイッチを介して前記第1変換回路及び前記第2変換回路に並列に接続される第2巻線と、第2共振スイッチと共振リアクトルとを介して前記第3変換回路及び前記第4変換回路に並列に接続される第3巻線とを備える共振トランスを備え、
    前記制御回路は、前記第1電圧を前記第2電圧に変換するとき、前記第1変換回路又は前記第2変換回路のスイッチ素子がオンオフするときには、前記第1共振スイッチを所定時間オンさせ、前記第2電圧を前記第1電圧に変換するとき、前記第3変換回路又は前記第4変換回路のスイッチ素子がオンオフするときには、前記第2共振スイッチを所定時間オンさせることを特徴とする請求項1記載の共振型双方向DC/DCコンバータ。
  3. 前記第1変換回路乃至第4変換回路の各々は、スイッチ素子を直列に接続した一方の直列回路とスイッチ素子を直列に接続した他方の直列回路とを並列に接続し、
    前記第1変換回路は、一方の直列回路のスイッチ素子の接続点と他方の直列回路のスイッチ素子の接続点に前記第1トランスの一次巻線が接続され、両方の直列回路の両端に前記第1電圧が供給され、
    前記第2変換回路は、一方の直列回路のスイッチ素子の接続点と他方の直列回路のスイッチ素子の接続点に前記第2トランスの一次巻線が接続され、両方の直列回路の両端に前記第1電圧が供給され、
    前記第3変換回路は、一方の直列回路のスイッチ素子の接続点と他方の直列回路のスイッチ素子の接続点に前記第1トランスの二次巻線が接続され、両方の直列回路の両端に前記第2電圧が供給され、
    前記第4変換回路は、一方の直列回路のスイッチ素子の接続点と他方の直列回路のスイッチ素子の接続点に前記第2トランスの二次巻線が接続され、両方の直列回路の両端に前記第2電圧が供給されることを特徴とする請求項1又は2記載の共振型双方向DC/DCコンバータ。
  4. 前記制御回路は、降圧動作時で且つ前記並列モード時には、前記第1共振スイッチをオンさせて、前記共振トランスに誘起された電圧に基づき前記共振リアクトルと前記コンデンサとにより共振動作させて、前記第1変換回路及び前記第2変換回路の対角をなす前記スイッチ素子をゼロボルトスイッチングさせることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の共振型双方向DC/DCコンバータ。
  5. 前記制御回路は、降圧動作時で且つ前記直列モード時には、前記第1共振スイッチをオンさせて、前記共振トランスに誘起された電圧に基づき前記共振リアクトルと前記コンデンサとにより共振動作させ、前記第1変換回路及び前記第2変換回路の対角をなす前記スイッチ素子をゼロボルトスイッチングさせることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の共振型双方向DC/DCコンバータ。
  6. 前記制御回路は、昇圧動作時で且つ前記並列モード時には、前記第2共振スイッチをオンさせて、前記共振トランスに誘起された電圧に基づき前記共振リアクトルと前記コンデンサとにより共振動作させて、前記第3変換回路及び前記第4変換回路の前記スイッチ素子の全てをゼロボルトスイッチングさせることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の共振型双方向DC/DCコンバータ。
  7. 前記制御回路は、昇圧作時で且つ前記直列モード時には、前記第2共振スイッチをオンさせて、前記共振トランスに誘起された電圧に基づき前記共振リアクトルと前記コンデンサとにより共振動作させ、前記第3変換回路及び前記第4変換回路の前記スイッチ素子の全てをゼロボルトスイッチングさせることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の共振型双方向DC/DCコンバータ。
  8. 前記制御回路は、前記第3変換回路及び前記第4変換回路のスイッチ素子を制御信号のオフデューティの50%時に、前記直列モードと前記並列モードとの切り替えを行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の共振型双方向DC/DCコンバータ。
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