JPH0974741A - コンバータ - Google Patents

コンバータ

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JPH0974741A
JPH0974741A JP24688895A JP24688895A JPH0974741A JP H0974741 A JPH0974741 A JP H0974741A JP 24688895 A JP24688895 A JP 24688895A JP 24688895 A JP24688895 A JP 24688895A JP H0974741 A JPH0974741 A JP H0974741A
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JP
Japan
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circuit
switch
rectifying
converter
transformer
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JP24688895A
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English (en)
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Masahiko Matsumoto
匡彦 松本
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランスがなくてもAC絶縁が可能な、効率
のよい小型のDC−DCコンバータを提供する。 【解決手段】 第1のスイッチQ1と第2のスイッチQ
2とを直列に接続し、このスイッチQ1とQ2とがデッ
トタイムを挟んで交互にゼロクロススイッチング動作を
行うDC−AC変換回路9の出力側に、接続経路24,25
を介して、DC−AC変換回路9の出力を整流平滑する
整流平滑回路10を設けてコンバータを構成する。接続経
路24にはインダクタL1を設け、DC−AC変換回路9
と整流平滑回路10とを接続する全ての接続経路24,25
に、直流成分除去用のAC絶縁コンデンサC2,C3を
設けることで、トランスを設けなくても、AC絶縁コン
デンサC2,C3によってAC絶縁を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパソコン等
のスイッチング電源等に用いられるコンバータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】スイッチング電源にフォワードタイプの
コンバータが広く使用されており、図10には、この種の
コンバータの回路構成の一例が示されている。同図に示
すように、この種のコンバータは、コア1と一次コイル
2と二次コイル3とを有するトランス4を有しており、
このトランス4の一次側の回路13を駆動回路とし、二次
側の回路14を出力回路としている。一次側のコイル13側
には回路動作を行う電源を接続し、スイッチング動作を
行うスイッチ11を設けており、二次側の回路14にはチョ
ークコイル等により形成したインダクタ23を設けてい
る。なお、図中、20,21はダイオード、22はコンデンサ
を示している。
【0003】この種のコンバータにおいては、電源から
入力された直流電圧Vinがスイッチ11のスイッチング動
作により交流電圧に変換されて二次側の回路14に入力さ
れるようになっている。このように、二次側の回路14へ
の入力がAC入力のスイッチング電源においては、火災
や感電の危険を防止するために、例えば一次側の回路13
側で異常電圧が発生しても、その異常電圧により二次側
の回路14の部品の破壊等が起きないように、直流成分除
去を行って二次側の回路14に供給されるエネルギーを制
限する、いわゆるAC絶縁が要求される。そこで、従来
は、上記のようにトランス4を設けてAC絶縁を行って
いる。なお、トランス4には、AC絶縁の他に電圧の大
きさを変換する電圧変換機能を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トラン
ス4は、コア1と一次コイル2、二次コイル3を有して
おり、コア1の小型化が困難であるためにトランス4は
大型の部品となってしまい、特に、数百KHz では、スイ
ッチング周波数を高周波化してもトランス4の小型化は
できないために、コンバータも大型化してしまうといっ
た問題があった。
【0005】また、トランス4を回路に組み込むことに
より、コンバータに損失が生じ、特に、トランス4のコ
ア1と一次コイル2や二次コイル3等の導体との間で生
じる磁界によって渦電流が生じるために、この渦電流の
渦電流損によって効率が低下してしまうといった問題も
あった。
【0006】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたものであり、トランスを用いなくても一次側
の駆動回路と二次側の出力回路とのAC絶縁を行うこと
が可能であり、損失が小さい小型のコンデンサを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成により課題を解決するため
の手段としている。すなわち、本発明は、第1の一次側
スイッチと第2の一次側スイッチとがデットタイムを挟
んで交互にゼロクロススイッチング動作を行うDC−A
C変換回路と、このDC−AC変換回路の出力を整流平
滑する整流平滑回路とを備えたコンバータであって、前
記DC−AC変換回路と整流平滑回路とを接続する接続
経路の全てに直流成分除去用のAC絶縁コンデンサが設
けられていることを特徴として構成されている。
【0008】上記構成の本発明において、一次側のDC
−AC変換回路と整流平滑回路とを接続する接続経路の
全てに直流成分除去用のAC絶縁コンデンサが設けられ
ているために、DC−AC変換回路と整流平滑回路とが
AC絶縁コンデンサによってAC絶縁される。そのた
め、従来のコンバータのようにトランスを設けて一次側
の駆動回路と二次側の出力回路とをAC絶縁する必要は
なく、トランスを省略した回路が形成される。そして、
トランスを省略することにより、トランスを設けること
によって生じる損失や装置の大型化を抑制することが可
能となり、損失が小さい小型のコンバータを提供すると
いう上記課題が解決される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本発明に係るコンバー
タの第1の実施形態例の回路構成が示されている。同図
において、入力直流電源12と一次側グランド(GND)
15間に、第1の一次側スイッチとしての第1のスイッチ
Q1と第2の一次側スイッチとしての第2のスイッチQ
2とが直列に接続されており、第1のスイッチQ1のド
レイン・ソース間にはダイオードD1と共振コンデンサ
C1とがそれぞれ並列に接続されており、第2のスイッ
チQ2のドレイン・ソース間にはダイオードD2が並列
に接続されている。なお、第1、第2のスイッチQ1,
Q2は、例えばハイポーラトランジスタ等により形成さ
れている。
【0010】また、第1、第2のスイッチQ1,Q2の
ゲート側には制御回路8が接続されており、この制御回
路8により、例えば、図3に示すようなパルス波形のQ
1ドライブ電圧を第1のスイッチQ1に加え、Q2ドラ
イブ電圧を第2のスイッチQ2に加えることにより、第
1のスイッチQ1と第2のスイッチQ2とがデットタイ
ム(DT)を挟んで交互にゼロクロススイッチング動作
を行うようにしている。以上の回路により、本実施形態
例の駆動回路として機能するDC−AC変換回路9が構
成されている。
【0011】このDC−AC変換回路9の出力側には、
このDC−AC変換回路9の出力を整流平滑する整流平
滑回路10が、接続経路24,25を介して接続されており、
この整流平滑回路10は、本実施形態例では、ダイオード
D3,D4、コンデンサC4,C5,Cfを備えた周知
の倍電圧整流回路によって構成されている。
【0012】前記接続経路24は、第1のスイッチQ1と
第2のスイッチQ2の中点と整流平滑回路10の入力端子
18との間に介設されており、この接続経路には直流成分
除去用のAC絶縁コンデンサC2がインダクタL1と直
列に接続されて設けられている。また、前記接続経路25
は、一次側のグランド15と整流平滑回路10の入力端子19
とを接続しており、接続経路25には接続経路24と同様の
直流成分除去用のAC絶縁コンデンサC3が設けられて
いる。
【0013】各AC絶縁コンデンサC2,C3は、それ
ぞれ、セラミックコンデンサ等により形成されており、
整流平滑回路10側へのAC入力が100 V入力の場合に
は、約1500V耐圧と成している。この耐圧容量は、電気
用品取締法やUL法の規格をクリアできるものである。
【0014】整流平滑回路10の出力側には、コンデンサ
の出力端子17とグランド16間に負荷R1,R2が直列に
接続されており、この負荷R1とR2の中点と前記制御
回路8とが接続されている。制御回路8は、負荷R1,
R2の値によって出力電圧Vout を検出し、この電圧V
out が下がったときには、第1、第2のスイッチQ1,
Q2の各ドライブ電圧の一次側発生パルス幅を大きくす
る等して、回路の安定化制御を行っている。
【0015】また、制御回路8により、このコンバータ
の制御を、例えばデューティー制御(例えば図2に示す
t/T=D(デューティー)=0.5 のときに出力が最も
大きくなる)、周波数制御(第1、第2のスイッチのド
ライブ電圧の周波数が低いほど、出力が大きくなる)、
インダクタ(可変インダクタ)L1による制御(L1が
大きいほど出力が大きくなる)等の様々な制御を可能と
している。
【0016】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、次にその動作について、図2の(a)および図3に
示すタイムチャートおよび図4,5に基づいて説明す
る。なお、図4,5には、本実施形態例の回路構成が等
価回路により示されており、本実施形態例に用いている
AC絶縁コンデンサC2,C3およびコンデンサC4,
C5は容量が大きく、定常時においてコンデンサ両端電
圧が殆ど変化しないと仮定して、それぞれ直流電源VC
2,VC3,VC4,VC5に置き換えて示してある。
【0017】まず、図3のt0からt1にかけては、図
4の(a)に示すように、第1のスイッチQ1はオフ、
第2のスイッチQ2はオンの状態であり、このとき、ダ
イオードD3はオン、ダイオードD4はオフとなってい
る。そのため、この回路には、電流IL1がVin→Q2→
L1→VC2→VC4→VC3の経路で流れ始め、次式
(1)に従って直線的に増加していき、第2のスイッチ
Q2がオフする直前で最大となる。
【0018】 IL1=(Vin−VC2−VC4−VC3)・t/L1・・・・・(1)
【0019】次に、図3のt1からt2のときには、回
路は図4の(b)に示す状態となり、第2のスイッチQ
2と第1のスイッチQ1とが共にオフとなり、このと
き、ダイオードD3はオン、ダイオードD4はオフとな
っている。このような状態のときには、インダクタL1
と共振コンデンサC1とがLC共振するために、共振コ
ンデンサC1に蓄積していた電荷が引き抜かれ、第1の
スイッチQ1のドレイン電圧が低下していく。
【0020】そして、前記インダクタL1 と共振コンデ
ンサC1のLC共振によって、図3のt2に示すように
第1のスイッチQ1のドレイン電圧が0V以下になる
と、図4の(c)に示すように、第1のスイッチQ1と
並列に接続されているダイオードD1が導通する。そし
て、第1のスイッチQ1のドレイン電圧が0Vのときに
第1のスイッチQ1をオンとすることでゼロ電圧スイッ
チング(ゼロクロススイッチング)動作が達成される。
図3のt2からt3にかけては、電流IL1は次式(2)
に従って、直線的に減少する。
【0021】 IL1=IL1(t2)−(VC2+VC4+VC3)・t/L1・・・・・(2 )
【0022】次に、図3のt3で第1のスイッチQ1が
オンとなり、第2のスイッチQ2はオフのときには、回
路は図5の(a)に示す状態となり、ダイオードD3が
オフ、ダイオード4がオンとなる。そのため、電流IL1
は、VC2→L1→Q1→VC3→VC5→D4→VC
2の経路で流れ始め、次式(3)に従い、図4の(a)
の状態のときと逆方向の電流が流れ、この逆向きの電流
が直線的に増加する。
【0023】 IL1=−(VC2+VC3−VC3)・t/L1・・・・・(3)
【0024】次に、図3のt4で第1のスイッチQ1が
オフとなると、t4からt5までは第1のスイッチQ1
と第2のスイッチQ2が共にオフとなり、このとき、図
5の(b)に示すように、ダイオードD3はオフ、ダイ
オードD4はオンとなっている。そして、インダクタL
1と共振コンデンサC1とがLC共振することで、共振
コンデンサC1に電荷が蓄積され、それにより、図3に
示すように、第1のスイッチQ1のドレイン電圧が上昇
する。
【0025】そして、前記インダクタL1と共振コンデ
ンサC1とのLC共振によって、第1のスイッチQ1の
ドレイン電圧が入力電圧Vin以上になる(同図のt5)
と、図5の(c)に示すように、第2のスイッチQ2と
並列のダイオードD2が導通する。そして、この期間に
第2のスイッチQ2をオンすることで、ゼロ電圧スイッ
チングが達成できる。このとき、電流IL1は、次式
(4)に従い、直線的に減少し、また、ダイオードD4
の電流も減少する。
【0026】 IL1=IL1(t5)+(Vin+VC5−VC2−VC3)・t/L1・・・・ ・(4)
【0027】そして、図3のt0において、回路の動作
状態は初期状態に戻り、前記のような動作サイクルが連
続して繰り返し行われ、このような動作によって出力端
子17から出力される出力電圧Vout はVC4とVC5の
和となる。また、図3には図示されていないが、この回
路における第2のスイッチQ2のドレイン電圧は、図2
の(a)に示すように、第1のスイッチQ1のゲート電
圧(ドライブ電圧)と逆向きのパルス波形となり、共振
コンデンサC1の電流も同図の(a)になる。
【0028】本実施形態例によれば、上記のように、D
C−AC変換回路9と整流平滑回路10との全ての接続回
路24,25に直流成分除去用のAC絶縁コンデンサC2,
C3を設けたことにより、従来のスイッチング電源回路
のようにトランスを設けなくても、一次側の駆動回路で
あるDC−AC変換回路9と出力回路である整流平滑回
路10とのAC絶縁を行うことができる。
【0029】そのため、トランス4を設けた従来のコン
バータのように、トランス4を設けることにより装置が
大型化したり渦電流損等により損失が大きくなったりす
ることを抑制することが可能となり、効率の良い小型の
DC−DCコンータとすることができる。
【0030】そして、第1のスイッチQ1と第2のスイ
ッチQ2とがデットタイムを挟んで交互にゼロクロスス
イッチング動作を行うDC−AC変換回路9と整流平滑
回路10との接続経路24,25にAC絶縁コンデンサC2,
C3を設けてコンバータの回路を構成することにより、
第1、第2のスイッチQ1,Q2がオンするときに発生
するノイズやロスがなく、倍電圧整流回路によって効率
良く電圧出力が可能であり、しかも、従来の回路に不可
欠であったトランス4を省略することでトランス4によ
る損失のない、非常に効率のよい優れたコンバータを構
成することができる。
【0031】図6には、本発明に係るコンデンサの第2
の実施形態例の回路構成が示されており、同図におい
て、上記第1の実施形態例と同一名称部分には同一符号
が付してある。本実施形態例が上記第1の形態例と異な
る特徴的なことは、整流平滑回路10を、全波整流を行
う、周知のブリッジダイオード回路により形成したこと
であり、このブリッジダイオード回路は、ダイオードD
3,D4,D5,D6とコンデンサCfとを有して構成
されている。なお、本実施形態例において、整流平滑回
路10をブリッジダイオード回路により形成した以外の構
成は上記第1と同様であるので、その重複説明は省略す
る。
【0032】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、本実施形態例においても、上記第1の実施形態例と
同様に、DC−AC変換回路9と整流平滑回路10とを接
続する全ての接続経路24,25に、それぞれ、AC絶縁コ
ンデンサC2,C3を設けたことにより、従来の回路に
おけるトランス4を省略することが可能となり、上記第
1の実施形態例と同様の効果を奏することができる。
【0033】なお、図7には、本実施形態例における第
1、第2のスイッチQ1,Q2の各ドライブ電圧、第1
のスイッチQ1のドレイン電圧、インダクタL1、ダイ
オードD3,D4、共振コンデンサC1の各電流のタイ
ムチャートが示されており、同図に示すように、このコ
ンバータにおいては、制御回路8の制御によって上記第
1の実施形態例と同様のゼロクロススイッチング動作が
行われ、整流平滑回路10によるブリッジダイオード回路
動作が行われて全波整流が行われる。
【0034】図8には、本発明に係るコンデンサの第3
の実施形態例の回路構成が示されており、同図において
も、上記第1、第2の実施形態例と同一名称部分には同
一符号が付してある。本実施形態例が上記第1、第2の
実施形態例と異なる特徴的なことは、整流平滑回路10
を、ダイオードD3,D4、コンデンサCfを有する、
周知の半波整流回路により形成したことである。
【0035】本実施形態例においても、上記第1、第2
の実施形態例と同様に、DC−AC変換回路9と整流平
滑回路10とを接続する全ての接続経路24,25にそれぞ
れ、AC絶縁コンバータC2,C3を設けたことによ
り、上記第1、第2の実施形態例と同様に、トランス4
を省略することが可能となり、同様の効果を奏すること
ができる。
【0036】なお、図9には、本実施形態例における第
1、第2のスイッチQ1,Q2のドライブ電圧、スイッ
チQ1のドレイン電圧、インダクタL1、ダイオードD
3、共振コンデンサC1の各電流のタイムチャートが示
されており、本実施形態例においては、このタイムチャ
ートに示すような動作が行われる。
【0037】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることはなく様々な実施の態様を採り得る。例えば、上
記実施形態例では、DC−AC変換回路9は、共振コン
デンサC1を第1のスイッチQ1と並列に接続して設け
たが、共振コンデンサC1を第2のスイッチQ2と並列
に接続してDC−AC変換回路9を構成してもよい。
【0038】また、上記実施形態例では、インダクタL
1を接続経路24側に設けたが、インダクタL1は接続経
路25側に設けて、AC絶縁コンデンサC3と直列に接続
するようにしてもよい。
【0039】さらに、上記実施形態例では、DC−AC
変換回路9のグランド15側と整流平滑回路10の入力端子
19とを接続経路25で接続し、この接続経路25にAC絶縁
コンデンサC3を設けたが、その代わりに、DC−AC
変換回路9の入力直流電源12側と整流平滑回路10の入力
端子19とを接続経路によって接続し、この接続経路にA
C絶縁コンデンサC3を設けてコンバータの回路を構成
してもよい。
【0040】さらに、上記実施形態例のように、DC−
AC変換回路9と整流平滑回路10とを接続する接続経路
24,25に設けるAC絶縁コンデンサC2,C3の容量は
適宜設定されるものであり、例えば、AC絶縁コンデン
サC2,C3の容量を小さく設定したときには、図2の
(b)に示すように、インダクタL1、ダイオードD
3,D4の各電流は滑らかな波形特性を示すようになる
が、この場合にも、上記実施形態例と同様の効果を奏す
る。
【0041】さらに、本発明のコンバータに設ける整流
平滑回路10は、必ずしも上記実施形態例のような倍電圧
整流回路、ブリッジダイオード回路、半波整流回路とす
るとは限らず、これらの回路以外にも、DC−AC変換
回路9の出力を整流平滑する回路であればよい。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、駆動用の一次側のDC
−AC変換回路と出力側の整流平滑回路とを接続する接
続経路の全てに直流成分除去用のAC絶縁コンデンサを
設けたものであるから、AC絶縁コンデンサによってD
C−AC変換回路から整流平滑回路へのAC絶縁を行う
ことが可能となり、従来のコンバータに不可欠であった
トランスを省略することができる。そのため、トランス
を設けることによる装置の大型化や、トランスの渦電流
損等によるロスを抑制することが可能となり、効率のよ
い小型のコンバータとすることができる。
【0043】そして、本発明によれば、DC−AC変換
回路のゼロクロススイッチング動作によって、第1、第
2の一次側スイッチをそれぞれオンするときに発生する
ロスを抑制し、かつ、トランスを設けることによるロス
の増加も抑制することができるために、低ノイズで効率
のよい優れた小型のコンバータを形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンバータの第1の実施形態例を
示す回路構成図である。
【図2】上記第1の実施形態例における各構成要素に加
えられる電圧および電流を示すタイムチャートである。
【図3】図2の(a)に示したタイムチャートの一部を
拡大して示す説明図である。
【図4】上記第1の実施形態例の動作を等価回路によっ
て示す説明図である。
【図5】図4に続く、上記第1の実施形態例の動作を等
価回路によって示す説明図である。
【図6】本発明に係るコンバータの第2の実施形態例を
示す回路構成図である。
【図7】上記第2の実施形態例における各構成要素に加
えられる電圧および電流を示すタイムチャートである。
【図8】本発明に係るコンバータの第3の実施形態例を
示す回路構成図である。
【図9】上記第3の実施形態例における各構成要素に加
えられる電圧および電流を示すタイムチャートである。
【図10】従来のスイッチング電源用のコンバータの回路
構成の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
8 制御回路 9 DC−AC変換回路 10 整流平滑回路 Q1 第1のスイッチ Q2 第2のスイッチ C2,C3 AC絶縁コンデンサ L1 インダクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の一次側スイッチと第2の一次側ス
    イッチとがデットタイムを挟んで交互にゼロクロススイ
    ッチング動作を行うDC−AC変換回路と、このDC−
    AC変換回路の出力を整流平滑する整流平滑回路とを備
    えたコンバータであって、前記DC−AC変換回路と整
    流平滑回路とを接続する接続経路の全てに直流成分除去
    用のAC絶縁コンデンサが設けられていることを特徴と
    するコンバータ。
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