JPH0731766Y2 - 内視鏡 - Google Patents
内視鏡Info
- Publication number
- JPH0731766Y2 JPH0731766Y2 JP1988167933U JP16793388U JPH0731766Y2 JP H0731766 Y2 JPH0731766 Y2 JP H0731766Y2 JP 1988167933 U JP1988167933 U JP 1988167933U JP 16793388 U JP16793388 U JP 16793388U JP H0731766 Y2 JPH0731766 Y2 JP H0731766Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bending
- wire
- tip
- kerf
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は湾曲操作ワイヤを最先端の湾曲駒に固定した内
視鏡に関する。
視鏡に関する。
[従来技術] 近年、細長の挿入部を挿入することにより、体腔内とか
プラントその他の管腔内を観察することのできる光学式
内視鏡が広く用いられるようになった。
プラントその他の管腔内を観察することのできる光学式
内視鏡が広く用いられるようになった。
又、最近、対物レンズで結像される光学像をイメージガ
イドで伝送することなく、CCD等の固体撮像素子で光電
変換し、モニタ画面上に撮像した像を表示できる電子式
内視鏡も実用化された。
イドで伝送することなく、CCD等の固体撮像素子で光電
変換し、モニタ画面上に撮像した像を表示できる電子式
内視鏡も実用化された。
ところで、湾曲部を湾曲するための湾曲操作ワイヤの取
付構造は、実開昭63-79901号に示す従来例のように、ワ
イヤ先端にワイヤの外径より太いストッパを固着して、
先端部本体の周面に設けた凹部にストッパを係合させて
固定していた。
付構造は、実開昭63-79901号に示す従来例のように、ワ
イヤ先端にワイヤの外径より太いストッパを固着して、
先端部本体の周面に設けた凹部にストッパを係合させて
固定していた。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、先端部本体に凹部を設けると、その凹部近傍に
は他の内蔵物を固定することができなくなるので、内蔵
物のレイアウトに制約を課すことになり、内視鏡に十分
な機能を発揮させることができなくなったり、太径にせ
ざるを得なくなる欠点が生じる。
は他の内蔵物を固定することができなくなるので、内蔵
物のレイアウトに制約を課すことになり、内視鏡に十分
な機能を発揮させることができなくなったり、太径にせ
ざるを得なくなる欠点が生じる。
本考案は上述した点にかんがみてなされたもので、内蔵
物のレイアウトに制約を課すことなく、細径化するのに
適した内視鏡を提供することを目的とする。
物のレイアウトに制約を課すことなく、細径化するのに
適した内視鏡を提供することを目的とする。
[問題点を解決する手段及び作用] 本考案では、湾曲操作ワイヤの先端に係止部材を介し
て、最先端の湾曲駒に設けた切り溝等の取付部に取付け
ることにより、先端部に湾曲操作ワイヤの固定部分のス
ペースを不必要にし、先端部に取付けられる被固定部材
のレイアウトの制約を解消したり、細径化できるように
している。
て、最先端の湾曲駒に設けた切り溝等の取付部に取付け
ることにより、先端部に湾曲操作ワイヤの固定部分のス
ペースを不必要にし、先端部に取付けられる被固定部材
のレイアウトの制約を解消したり、細径化できるように
している。
[実施例] 以下、図面を参照して本考案を具体的に説明する。
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例に係り、第1
図は第1実施例の先端側の構造を示す断面図、第2図は
第1実施例の内視鏡の外形を示す側面図、第3図は第1
図のA−A′線断面図である。
図は第1実施例の先端側の構造を示す断面図、第2図は
第1実施例の内視鏡の外形を示す側面図、第3図は第1
図のA−A′線断面図である。
第2図に示すように電子式内視鏡装置1は、撮像手段を
備えた第1実施例の電子内視鏡2と、この電子内視鏡2
に照明光を供給する光源装置3と、この電子内視鏡2に
対する信号処理を行うビデオプロセッサ4と、このビデ
オプロセッサ4から出力される映像信号を表示するモニ
タ5と、このビデオプロセッサ4と接続され、映像信号
等を記録するVTRデッキ6及びビデオディスク7と、映
像信号を映像としてプリントアウトするビデオプリンタ
8とから構成される。
備えた第1実施例の電子内視鏡2と、この電子内視鏡2
に照明光を供給する光源装置3と、この電子内視鏡2に
対する信号処理を行うビデオプロセッサ4と、このビデ
オプロセッサ4から出力される映像信号を表示するモニ
タ5と、このビデオプロセッサ4と接続され、映像信号
等を記録するVTRデッキ6及びビデオディスク7と、映
像信号を映像としてプリントアウトするビデオプリンタ
8とから構成される。
上記電子内視鏡2は、細長の挿入部11を有し、この挿入
部11の後端には太幅の操作部12が形成され、この操作部
12からユニバーサルコード13が延出されている。このユ
ニバーサルコード13の先端のコネクタ14を光源装置3に
接続することにより、ランプ15の白色光がコンデンサレ
ンズ16で集光されてライトガイド17の入射端面に供給さ
れる。このコネクタ14には、信号ケーブル18の一方のコ
ネクタを接続可能であり、他端のコネクタ19をビデオプ
ロセッサ4に接続することにより、電子内視鏡2で撮像
した信号を信号処理して所定の映像信号に変換し、モニ
タ5等に出力する。
部11の後端には太幅の操作部12が形成され、この操作部
12からユニバーサルコード13が延出されている。このユ
ニバーサルコード13の先端のコネクタ14を光源装置3に
接続することにより、ランプ15の白色光がコンデンサレ
ンズ16で集光されてライトガイド17の入射端面に供給さ
れる。このコネクタ14には、信号ケーブル18の一方のコ
ネクタを接続可能であり、他端のコネクタ19をビデオプ
ロセッサ4に接続することにより、電子内視鏡2で撮像
した信号を信号処理して所定の映像信号に変換し、モニ
タ5等に出力する。
上記挿入部11は、先端に硬性の先端構成部21が形成さ
れ、この先端構成部21に隣接する後方部分に湾曲自在に
した湾曲部22が形成され、操作部12に形成した図示しな
い湾曲操作ノブを回動することにより、この湾曲部22を
左右とか上下方向に屈曲できる。
れ、この先端構成部21に隣接する後方部分に湾曲自在に
した湾曲部22が形成され、操作部12に形成した図示しな
い湾曲操作ノブを回動することにより、この湾曲部22を
左右とか上下方向に屈曲できる。
上記操作部12の前端寄りの部分には、処理具を挿入する
挿入口23が設けてあり、この挿入口23は挿入部11内に設
けた処置具チャンネルと連通している。
挿入口23が設けてあり、この挿入口23は挿入部11内に設
けた処置具チャンネルと連通している。
上記ライトガイド17の先端部等が固定される先端構成部
21の構造を第1図に示す。
21の構造を第1図に示す。
この先端構成部21は、金属を円柱形に成形して先端金物
25を形成し、この先端金物の外周後端側を段差状に細径
にして、最先端の湾曲駒26が外嵌され、接着剤とかろう
付け等でこの先端金物25に固着されている。
25を形成し、この先端金物の外周後端側を段差状に細径
にして、最先端の湾曲駒26が外嵌され、接着剤とかろう
付け等でこの先端金物25に固着されている。
上記最先端の湾曲駒26の後端には次の湾曲駒27の前端が
枢支部28で回動自在に連結され、この湾曲駒27の後端に
はさらに次の湾曲駒27が回動自在で連結される。このよ
うにして、複数の湾曲駒26,27,27,…が互いに回動自在
に連結して湾曲部22を形成している。
枢支部28で回動自在に連結され、この湾曲駒27の後端に
はさらに次の湾曲駒27が回動自在で連結される。このよ
うにして、複数の湾曲駒26,27,27,…が互いに回動自在
に連結して湾曲部22を形成している。
上記先端金物25の前端面及び前部側外周は絶縁材で形成
した絶縁カバー29で覆われ、後部側外周はブレード31及
び外被32で覆われている。
した絶縁カバー29で覆われ、後部側外周はブレード31及
び外被32で覆われている。
上記先端金物25にはその軸方向に透孔を設けて対物レン
ズ系33が取付けられたレンズ枠34がねじ35で固着され、
この対物レンズ系33の奥には固体撮像素子(以下、SID
と略記)36が配設された撮像ユニット37がねじ38でレン
ズ枠34に固着されている。
ズ系33が取付けられたレンズ枠34がねじ35で固着され、
この対物レンズ系33の奥には固体撮像素子(以下、SID
と略記)36が配設された撮像ユニット37がねじ38でレン
ズ枠34に固着されている。
この撮像ユニット37は、SID36が取付けられたSID枠39
と、このSID枠39にその前端が外嵌されたシールド部材4
1の内側に、SID36と、このSID36の裏面側に配設した配
線基板42と、ハイブリッドIC基板(周辺回路IC及び他の
電気部品が搭載されている。)43と、配線基板42および
ハイブリッドIC基板43に接続される多芯シールド電線44
の先端を固定するケーブル固定部材45等が収納され、収
納後はシールド線部分を導電性接着剤46でシールド部材
41と導通するように接着固定し、その外側をさらに絶縁
性接着剤47で固定している。
と、このSID枠39にその前端が外嵌されたシールド部材4
1の内側に、SID36と、このSID36の裏面側に配設した配
線基板42と、ハイブリッドIC基板(周辺回路IC及び他の
電気部品が搭載されている。)43と、配線基板42および
ハイブリッドIC基板43に接続される多芯シールド電線44
の先端を固定するケーブル固定部材45等が収納され、収
納後はシールド線部分を導電性接着剤46でシールド部材
41と導通するように接着固定し、その外側をさらに絶縁
性接着剤47で固定している。
上記SID枠39はピント出し後に、ねじ38によってレンズ
枠34に固定される。
枠34に固定される。
SID36の外部リード端子36a,…は配線基板42及びハイブ
リッド基板43の一端が接続され、これらの基板42,43の
他端にはケーブル固定部材45がこれら基板42,43のGNDパ
ターンと接続されている。
リッド基板43の一端が接続され、これらの基板42,43の
他端にはケーブル固定部材45がこれら基板42,43のGNDパ
ターンと接続されている。
上記多芯シールド電線44は、シールド電線及び単線を含
み、各シールド電線の芯線及び単線の一部は配線基板42
と、ハイブリッド基板43及びケーブル固定部材45に接続
されている。
み、各シールド電線の芯線及び単線の一部は配線基板42
と、ハイブリッド基板43及びケーブル固定部材45に接続
されている。
シールド部材41は、SID枠39に導電性接着剤で固定され
ると共に、導電性接着剤46でケーブル固定部材45に接着
固定される。この導電性接着剤46による接着固定の後、
多芯シールド電線44はケーブル固定部材45及びシールド
部材41に絶縁性接着剤47で接着固定される。
ると共に、導電性接着剤46でケーブル固定部材45に接着
固定される。この導電性接着剤46による接着固定の後、
多芯シールド電線44はケーブル固定部材45及びシールド
部材41に絶縁性接着剤47で接着固定される。
上記シールド部材41の嵌合部を除いて、SID枠39の外
径、シールド部材41の外径、レンズ枠34のSID枠39との
嵌合部を除く外表面は絶縁コートされており、先端金物
25とは絶縁されている。
径、シールド部材41の外径、レンズ枠34のSID枠39との
嵌合部を除く外表面は絶縁コートされており、先端金物
25とは絶縁されている。
上記撮像ユニット37をレンズ枠34にねじ38で固定したも
のはレンズ枠34をセラミック等の絶縁材で形成したねじ
35により先端金物25に固定し、ゆるみ止めを兼ねるシー
ル剤48でシールされる。
のはレンズ枠34をセラミック等の絶縁材で形成したねじ
35により先端金物25に固定し、ゆるみ止めを兼ねるシー
ル剤48でシールされる。
尚、レンズ枠34の前端周縁部は切欠かれており、このレ
ンズ枠34と先端金物25との間はパッキン49によってシー
ルされる。
ンズ枠34と先端金物25との間はパッキン49によってシー
ルされる。
上記対物レンズ系33及び撮像ユニット37に隣接して形成
した透孔の内径は後方側が若干拡径にして、チャンネル
チューブ口金51が半田、接着剤等で固着される。このチ
ャンネル口金51の後方に突出する部分には、チャンネル
チューブ52が接着固定される。
した透孔の内径は後方側が若干拡径にして、チャンネル
チューブ口金51が半田、接着剤等で固着される。このチ
ャンネル口金51の後方に突出する部分には、チャンネル
チューブ52が接着固定される。
又、第3図に示すように上記撮像ユニット37及びチャン
ネル口金51を結ぶ線の両側には、ライトガイド53,54が
配設され、撮像ユニット37の両側には送気管路55及び送
水管路56が配設される。
ネル口金51を結ぶ線の両側には、ライトガイド53,54が
配設され、撮像ユニット37の両側には送気管路55及び送
水管路56が配設される。
ところで、湾曲部22の湾曲駒26,27,…に湾曲駆動力を伝
達し、これら湾曲駒26,27,…を湾曲させるための湾曲操
作ワイヤ57a,57b;57c,57dの後端側は図示しない湾曲操
作ノブによって回動されるワイヤドラムに巻着され、該
ワイヤドラムを回動することによって、1対の(湾曲操
作)ワイヤ57a,57b又は57c,57dの一方のワイヤ(例えば
57a)を牽引し、他方のワイヤ(例えば57b)を弛緩し
て、牽引されたワイヤ57i(i=a,b,c,d)に湾曲部22を
湾曲させる構造にしている。
達し、これら湾曲駒26,27,…を湾曲させるための湾曲操
作ワイヤ57a,57b;57c,57dの後端側は図示しない湾曲操
作ノブによって回動されるワイヤドラムに巻着され、該
ワイヤドラムを回動することによって、1対の(湾曲操
作)ワイヤ57a,57b又は57c,57dの一方のワイヤ(例えば
57a)を牽引し、他方のワイヤ(例えば57b)を弛緩し
て、牽引されたワイヤ57i(i=a,b,c,d)に湾曲部22を
湾曲させる構造にしている。
このため、1対のワイヤ57a,57b及びワイヤ57c,57dの先
端側は湾曲部22の湾曲駒27,…内壁に取付けられたワイ
ヤガイド61,61,…内を通してそれぞれ略180°対向して
挿通され、各ワイヤ57iの先端に取付けた金属パイプか
らなる係止部材62を最先端の湾曲駒26に固着しているこ
とが特徴となっている。
端側は湾曲部22の湾曲駒27,…内壁に取付けられたワイ
ヤガイド61,61,…内を通してそれぞれ略180°対向して
挿通され、各ワイヤ57iの先端に取付けた金属パイプか
らなる係止部材62を最先端の湾曲駒26に固着しているこ
とが特徴となっている。
各ワイヤ57iの先端には上記係止部材62がスポット溶接
等で固着される。しかして、第1図に示す様に上記最先
端の湾曲駒26には、上記係止部材62の外径よりわずかに
幅広で、且つ係止部材62よりも長い切り溝63が4箇所
(第3図参照)が設けてあり、各切り溝63に、それぞれ
係止部材62を嵌め込み、銀ろう64等で最先端の湾曲駒26
に固着される。
等で固着される。しかして、第1図に示す様に上記最先
端の湾曲駒26には、上記係止部材62の外径よりわずかに
幅広で、且つ係止部材62よりも長い切り溝63が4箇所
(第3図参照)が設けてあり、各切り溝63に、それぞれ
係止部材62を嵌め込み、銀ろう64等で最先端の湾曲駒26
に固着される。
係止部材62近傍のワイヤ57iは、切り溝63内に収納され
ることにより、ゆるやかに曲って湾曲駒26の後端ないし
他方の湾曲駒27に延設される。
ることにより、ゆるやかに曲って湾曲駒26の後端ないし
他方の湾曲駒27に延設される。
この第1実施例によれば、第3図からも明らかなよう
に、ワイヤ57a,57b,57c,57dの最先端の湾曲駒26への固
定部が、この湾曲駒26内部に突出するスペースを極力小
さくなるようにできるので、先端構成部21及びその近傍
での内蔵物のレイアウトの自由度を大きくできると共
に、細径化も可能になる。
に、ワイヤ57a,57b,57c,57dの最先端の湾曲駒26への固
定部が、この湾曲駒26内部に突出するスペースを極力小
さくなるようにできるので、先端構成部21及びその近傍
での内蔵物のレイアウトの自由度を大きくできると共
に、細径化も可能になる。
従って、機能性の高い内視鏡を実現することができる。
また、湾曲操作時のワイヤ固定部にかかる力に対し、切
り溝63よりワイヤ57iが後方にゆるやかに曲っているの
で、固定部近傍のワイヤ57iに無理な力がかからず切れ
難くできる。
り溝63よりワイヤ57iが後方にゆるやかに曲っているの
で、固定部近傍のワイヤ57iに無理な力がかからず切れ
難くできる。
さらに、撮像ユニット37は、多芯シールド電線44のシー
ルド線、ケーブル固定部材45、シールド部材41、SID枠3
9、レンズ枠34によって多芯シールド電線44の芯線及びS
ID36、ハイブリッドIC基板43、配線基板42をシールドす
るので、チャンネルチューブ52内に高周波処置具等を挿
通使用しても、これらから発生する高周波によるノイズ
が映像信号等に混入することを有効に防止でき、S/Nの
高い映像を表示できる。
ルド線、ケーブル固定部材45、シールド部材41、SID枠3
9、レンズ枠34によって多芯シールド電線44の芯線及びS
ID36、ハイブリッドIC基板43、配線基板42をシールドす
るので、チャンネルチューブ52内に高周波処置具等を挿
通使用しても、これらから発生する高周波によるノイズ
が映像信号等に混入することを有効に防止でき、S/Nの
高い映像を表示できる。
第4図は本考案の第2実施例の先端側を示し、第5図は
第4図のB−B′線断面を示す。
第4図のB−B′線断面を示す。
この第2実施例は、第1図における切り溝63を第1の切
り溝71及び第2の切り溝72にしたものである。
り溝71及び第2の切り溝72にしたものである。
上記第1の切り溝71は、係止部材62の外径よりわずかに
幅広で、且つ係止部材62の長さよりわずかに長く、この
切り溝71に連なる第2の切り溝72は、第1の切り溝71と
連通し、係止部材62の外径より狭く、且つワイヤ57iの
外径よりわずかに幅広にしたものである。そして、この
第2の切り溝72に上記係止部材近傍の湾曲操作ワイヤを
収納している。
幅広で、且つ係止部材62の長さよりわずかに長く、この
切り溝71に連なる第2の切り溝72は、第1の切り溝71と
連通し、係止部材62の外径より狭く、且つワイヤ57iの
外径よりわずかに幅広にしたものである。そして、この
第2の切り溝72に上記係止部材近傍の湾曲操作ワイヤを
収納している。
その他については、第1実施例と同様の構成である。
この第2実施例の作用効果は第1実施例と同様であると
共に、さらに以下の利点を有する。
共に、さらに以下の利点を有する。
湾曲操作時のワイヤ固定部にかかる力は、係止部材62が
第2の切り溝72より太いので、引っぱる力が作用しても
係止部材62は第2の切り溝72で引っ掛かり、はずれてし
まうようなことを有効に防ぐことができる。
第2の切り溝72より太いので、引っぱる力が作用しても
係止部材62は第2の切り溝72で引っ掛かり、はずれてし
まうようなことを有効に防ぐことができる。
第6図は本考案の第3実施例の主要部を示す。
この第3実施例は、第2実施例における切り溝72が形成
された最先端の湾曲駒26における、この切り溝72が形成
された部分後方側を部分的に外側に張り出している。そ
の他は上記第2実施例と同様である。
された最先端の湾曲駒26における、この切り溝72が形成
された部分後方側を部分的に外側に張り出している。そ
の他は上記第2実施例と同様である。
この第3実施例は、第2実施例と同様も作用効果を有す
ると共に、さらにワイヤ57iの湾曲駒への固定部後方で
のワイヤ57iの曲がりを第2実施例に比べて少くできる
ので、ワイヤ57iの耐久性を向上できる。
ると共に、さらにワイヤ57iの湾曲駒への固定部後方で
のワイヤ57iの曲がりを第2実施例に比べて少くできる
ので、ワイヤ57iの耐久性を向上できる。
尚、この第3実施例は第1実施例に対しても適用できる
ことは明らかである。
ことは明らかである。
尚、例えば第2実施例の切り溝71,72を7図に示すよう
に最先端の湾曲駒26の後端近くの切り溝71′,72′のよ
うにしても良い。この変形例では、切り溝71′は、切り
溝71と同様に係止部材62を係入できる溝幅であり、切り
溝72′は切り溝72のように係止部材62より狭い幅にして
ある。また、この切り溝72′は、湾曲駒26の厚さ方向に
関し内側から外側に(段差状でなく)テーパ状に設けて
いる。
に最先端の湾曲駒26の後端近くの切り溝71′,72′のよ
うにしても良い。この変形例では、切り溝71′は、切り
溝71と同様に係止部材62を係入できる溝幅であり、切り
溝72′は切り溝72のように係止部材62より狭い幅にして
ある。また、この切り溝72′は、湾曲駒26の厚さ方向に
関し内側から外側に(段差状でなく)テーパ状に設けて
いる。
上記切り溝71′,72′を後方側に設けることにより、撮
像ユニット37の(特に長手方向への)収納部のスペース
を広くできることになる。
像ユニット37の(特に長手方向への)収納部のスペース
を広くできることになる。
尚、本考案は電子式の内視鏡に限らず、イメージガイド
を有する光学式の内視鏡、つまりファイバスコープにも
同様に適用できる。
を有する光学式の内視鏡、つまりファイバスコープにも
同様に適用できる。
又、上記実施例では、最先端の湾曲駒26に4つのワイヤ
57a,57b,57c,57dを取付けたが1対のワイヤ(例えば57
a,57b)を取付け、残りのワイヤを先端構成部材として
の先端金物25に取付けたり、最先端の湾曲駒26の次段の
湾曲駒27に取付けても良い。
57a,57b,57c,57dを取付けたが1対のワイヤ(例えば57
a,57b)を取付け、残りのワイヤを先端構成部材として
の先端金物25に取付けたり、最先端の湾曲駒26の次段の
湾曲駒27に取付けても良い。
又、例えば1対のワイヤを係止部材62を用いることな
く、切り溝63又は溝幅をワイヤの外径よりわずかに大き
くした切り溝に直接固着するようにしても良い。
く、切り溝63又は溝幅をワイヤの外径よりわずかに大き
くした切り溝に直接固着するようにしても良い。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、最先端の湾曲駒にワ
イヤを固定するようにしているので、先端構成部材周辺
部における内蔵物のレイアウトの自由度を大きくでき、
細径化も可能になる。
イヤを固定するようにしているので、先端構成部材周辺
部における内蔵物のレイアウトの自由度を大きくでき、
細径化も可能になる。
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例に係り、第1
図は第1実施例の先端側の構造を示す断面図、第2図は
第1実施例の内視鏡の外形を示す側面図、第3図は第1
図のA−A′線断面図、第4図は本考案の第2実施例の
先端側の構造を示す断面図、第5図は第4図のB−B′
線断面図、第6図は本考案の第3実施例における主要部
を示す断面図、第7図は第2実施例の変形例における主
要部を示す断面図である。 1……電子式内視鏡装置、2……電子内視鏡 3……光源装置、4……ビデオプロセッサ 5……モニタ、11……挿入部 21……先端構成部、22……湾曲部 25……先端金物 26……(最先端の)湾曲駒 27……湾曲駒、33……対物レンズ系 37……撮像ユニット 57a,57b,57c,57d……ワイヤ 61……ワイヤガイド、62……係止部材 63……切り溝、64……銀ろう
図は第1実施例の先端側の構造を示す断面図、第2図は
第1実施例の内視鏡の外形を示す側面図、第3図は第1
図のA−A′線断面図、第4図は本考案の第2実施例の
先端側の構造を示す断面図、第5図は第4図のB−B′
線断面図、第6図は本考案の第3実施例における主要部
を示す断面図、第7図は第2実施例の変形例における主
要部を示す断面図である。 1……電子式内視鏡装置、2……電子内視鏡 3……光源装置、4……ビデオプロセッサ 5……モニタ、11……挿入部 21……先端構成部、22……湾曲部 25……先端金物 26……(最先端の)湾曲駒 27……湾曲駒、33……対物レンズ系 37……撮像ユニット 57a,57b,57c,57d……ワイヤ 61……ワイヤガイド、62……係止部材 63……切り溝、64……銀ろう
Claims (1)
- 【請求項1】複数の湾曲駒を互いに回動自在に連結した
湾曲部を有する内視鏡において、 湾曲操作ワイヤの先端を最先端の湾曲駒に形成した切り
溝に係止部材を介して固着すると共に、上記切り溝に連
なる切り溝に上記係止部材近傍の湾曲操作ワイヤを収納
したことを特徴とする内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988167933U JPH0731766Y2 (ja) | 1988-12-26 | 1988-12-26 | 内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988167933U JPH0731766Y2 (ja) | 1988-12-26 | 1988-12-26 | 内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0286502U JPH0286502U (ja) | 1990-07-09 |
JPH0731766Y2 true JPH0731766Y2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=31456671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988167933U Expired - Lifetime JPH0731766Y2 (ja) | 1988-12-26 | 1988-12-26 | 内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0731766Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6041204Y2 (ja) * | 1979-05-25 | 1985-12-14 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡 |
JPS5969024A (ja) * | 1982-10-13 | 1984-04-19 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡 |
JPS62227313A (ja) * | 1986-03-27 | 1987-10-06 | 旭光学工業株式会社 | 内視鏡の湾曲操作ワイヤの取付構造 |
JPH0352483Y2 (ja) * | 1986-11-13 | 1991-11-14 |
-
1988
- 1988-12-26 JP JP1988167933U patent/JPH0731766Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0286502U (ja) | 1990-07-09 |
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