JP2992447B2 - 電子内視鏡先端部 - Google Patents

電子内視鏡先端部

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子内視鏡先端部、特に
プリズムを用いて被観察体内の像が固体撮像素子へ導か
れるようにした電子内視鏡でのノイズ除去の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4には、固体撮像素子であるCCD
(Charge Coupled Device)が配置された電子内視鏡先
端部の一例が示されており、図示の先端部1には、観察
窓2に接続して対物レンズやフィルタ等からなる光学系
部材3が配置される。この光学系部材3には、プリズム
4を介してCCD5が接続されており、このプリズム4
の反射面には反射効率を高めるためにアルミニウム等か
らなる反射膜6が形成されている。上記CCD5は、駆
動回路等を実装した回路基板7に接続されており、この
CCD5で得られたビデオ信号は信号線8を介してプロ
セッサ装置側へ供給される。また、図のCCD5の下側
には、処置具挿通チャンネル9が設けられ、この処置具
挿通チャンネル9を通して鉗子、電気メス等の処置具が
被観察体内へ導入される。なお、図示していないが、こ
の他にも、被観察体内へ光を照射するライトガイド等が
配置される。
【0003】上記の構成によれば、観察窓2、光学系部
材3から入射する被観察体内の像は、プリズム4の反射
膜6を有する反射面で反射され、CCD5の撮像面に結
像することになる。そして、このCCD5で捉えられた
画像は、ビデオ信号として回路基板7から信号線8を介
してプロセッサ装置へ供給され、最終的にモニタへ表示
される。同時に、上記処置具挿通チャンネル9からは、
鉗子、電気メス等の各種の処置具を導入することがで
き、上記モニタ上の被観察体内画像を観察しながら、各
種の処置が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
電子内視鏡先端部では、画像信号等に対するノイズ対策
を十分に採る必要がある。即ち、上述したように処置具
挿通チャンネル9を通して、例えば電気メスが使用され
ると、CCD5及び回路基板7からノイズ(特に高周波
ノイズ)が信号中に混入することになる。また、逆にC
CD5からノイズを外部へ放射するという問題もある。
そこで、従来ではCCD5及び回路基板7の周囲に図示
のように、金属製のシールド網10を設けることも提案
されている。
【0005】しかしながら、このようなシールド網10
は、先端部1の側面方向から飛来するノイズを除去する
ことができるが、先端面の観察窓2及び光学系部材3を
介して影響するノイズを除去することができない。特
に、上記CCD5及び回路基板7に形成された電極パタ
ーンがアンテナの役目をし、被観察体内の像光の入射光
路に沿ってノイズが画像信号中に混入したり、又はCC
D5からノイズが外部へ放射されたりするという問題が
ある。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、観察窓及び光学系部材を介して影
響するノイズを良好に除去することができる電子内視鏡
先端部を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1請求項記載の電子内視鏡先端部は、被観察体内
を観察する光学系部材にプリズムを介して固体撮像素子
を接続する電子内視鏡先端部において、少なくとも上記
プリズムの反射面にシールド効果を有する金属性材料
(磁性材料を含む)を密着配置し、この金属性材料をア
ースに接続したことを特徴とする。第2請求項記載の発
明は、上記プリズムの反射面に設けられている反射膜の
上にシールド効果の高い金属性材料をコーティングし、
このシールド膜をプリズムの側面側又は固体撮像素子の
カバーガラスにもコーティングしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、例えばアルミニウムや銀
を材料とした反射膜をCCD回路基板のアースに接続し
てシールド膜としたり、又はこれらの反射膜の上にシー
ルド効果の高い、例えば銅やパーマロイ(他の磁性材料
でもよい)を形成し、これらをアースに接続してシール
ド膜とすることができる。更に、これらのシールド膜
は、プリズムの側面やCCDの上面に配置されるカバー
ガラスの露出する部分にも設けることが好ましい。これ
によれば、観察窓及び光学系部材を介して外部からCC
Dや回路基板内の信号中に混入するノイズ、或いはCC
D等から外部へ放射するノイズをなくすことが可能とな
る。
【0009】
【実施例】図1には、実施例に係る電子内視鏡先端部の
固体撮像素子近傍の側面図が示され、図2には図1の上
面図、図3には図1の背面図が示されている。図1に示
される観察窓12は、図4の場合と同様に電子内視鏡先
端部の先端面に配置され、この観察窓12に対物レンズ
やフィルタを含む光学系部材13が接続され、この光学
系部材13の後側に三角柱(直角三角形)のプリズム1
4が配置される。このプリズム14の反射面(背面)に
は、アルミニウム又は銀等からなる反射膜15がコーテ
ィングされている。また、このプリズ15の底面側に、
カバーガラス16を介してCCD17が接着配置され、
このCCD17は図2に示されるように回路基板18に
ボンディングワイヤ19(このボンデングワイヤ19は
充填剤により保護される)により接続されている。この
回路基板18には、上記CCD17を駆動する駆動回路
等の回路素子20が実装され、端部には信号を伝送する
信号線21が接続される。
【0010】そして、実施例では上記プリズム14の背
面側の反射膜15の上と、図3に示されるようにプリズ
ム14の側面側と、更にはレンズカバー16の上面まで
切れ目なく(電気的に接続された状態で)、Cu(銅)
或いはパーマロイ等からなるシールド膜23がコーティ
ングされる。このレンズカバー16の上面は、ワイヤ2
4によりアース端子GNDに接続され、このアース端子
GNDは信号線21内のアース線によりグランドへ接続
される。また、図4で示したシールド網10について
は、実施例の構成に加えて設けることが好ましいが、上
記回路基板18の下側で処置具挿通チャンネル(9)と
の間のみにシールド網を配置するようにしてもよい。
【0011】実施例は以上の構成からなり、上記シール
ド膜23によれば、観察窓12及び光学系部材13側と
CCD17及び回路基板18(特に電極パターン)側と
の間で飛び交うノイズを遮断する役目をする。従って、
外部から観察窓12及び光学形部材13を介して混入す
る、例えば電気メス等のノイズはシールド膜23によっ
て除去され、ビデオ信号中にノイズが混入することが防
止される。一方、CCD17及び回路基板18側から放
射されるノイズ(例えばクロック信号の高調波成分)も
除去され、外部への漏出が防止できることになる。
【0012】上記実施例では、反射膜15の上に更にシ
ールド効果の高い金属性材料をコーテイングするように
したが、反射膜15がアルミニウムや銀を材料としてい
ることから、この反射膜15自体をシールド膜として利
用し、この反射膜15を直接、例えば図1のワイヤ26
によりアース端子GNDに接続するようにしてもよい。
なおこの場合、このプリズム14の側面側のシールド膜
は、上記と同様にコーティングすることが好ましいが、
この側面側シールド膜がない場合でも、ある程度のシー
ルド効果を得ることが可能である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、第1請求項記載の
発明によれば、少なくとも上記プリズムの反射面にシー
ルド効果を有する金属性材料を密着配置し、この金属性
材料をアースに接続するようにしたので、観察窓及び光
学系部材を介して影響するノイズを良好に除去すること
ができ、良好な画像が得られると共に、他の装置への影
響もなくすことが可能となる。
【0014】第2請求項記載の発明によれば、上記プリ
ズムの反射面に設けられている反射膜の上に更にシール
ド効果の高い金属性材料をコーティングし、このシール
ド膜をプリズムの側面側又は固体撮像素子のカバーガラ
スにもコーティングしたので、シールド効果を更に向上
させることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る電子内視鏡先端部におけ
るプリズム周辺部の構成を示す一部断面(側面)図であ
る。
【図2】図1のプリズム周辺部の上面図である。
【図3】図1のプリズム周辺部の背面図である。
【図4】従来の電子内視鏡先端部の構成を示す一部断面
(側面)図である。
【符号の説明】
1 … 先端部、 2,12 … 観察窓、 3,13 … 光学系部材、 4,14 … プリズム、 5,17 … CCD、 6,15 … 反射膜、 7,18 … 回路基板、 23 … シールド膜、 GND … アース端子。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被観察体内を観察する光学系部材にプリ
    ズムを介して固体撮像素子を接続する電子内視鏡先端部
    において、少なくとも上記プリズムの反射面にシールド
    効果を有する金属性材料を密着配置し、この金属性材料
    をアースに接続したことを特徴とする電子内視鏡先端
    部。
  2. 【請求項2】 上記プリズムの反射面に設けられている
    反射膜の上にシールド効果の高い金属性材料をコーティ
    ングし、このシールド膜をプリズムの側面側又は固体撮
    像素子のカバーガラスにもコーティングしたことを特徴
    とする上記第1請求項記載の電子内視鏡先端部。
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