JP2684613B2 - 電子内視鏡用固体撮像素子の取付け構造 - Google Patents
電子内視鏡用固体撮像素子の取付け構造Info
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Description
子の取付け構造、特に被観察体内へ挿入される電子内視
鏡の内部における固体撮像素子の取付け構造に関する。
内視鏡を体腔内あるいは空洞内等の被観察体内へ挿入
し、被観察体内の画像をモニタ上に表示するもので、こ
れは電子内視鏡の先端に固体撮像素子、例えばCCD
(Charge Coupled Device)を設けることによって行われ
る。図3には、この種の電子内視鏡の先端部構造が示さ
れており、図(a)のように、電子内視鏡1の先端面に
は被観察体内を観察撮像するための照射窓2a,2b、
観察窓3、鉗子口4等が設けられる。また、図(b)の
ように上記観察窓3の内側には対物レンズ5が設けら
れ、上記鉗子口4に連通して電子内視鏡1の内部には処
置具挿通チャンネル6が形成されており、この処置具挿
通チャンネル6に鉗子等を挿入することにより、体腔内
の組織を採取すること等ができる。
5の後段には、プリズム7、カバーガラス8を介してC
CD10が設けられており、上記照射窓2a,2bから
被観察体内に光が照射されると、対物レンズ5にて捕え
られた被観察体内の像はCCD10で撮像されることに
なる。このCCD10は、パッケージ11を介して回路
基板12に接続されており、この回路基板12に信号ケ
ーブル13が接続される。すなわち、図4に示されるよ
うに上記プリズム7にはカバーガラス8を介してCCD
10が取り付けられるが、このCCD10はセラミック
からなるパッケージ11にボンディングワイヤ14で取
り付けられており、このパッケージ11によってCCD
10は環境条件から保護されている。また、このパッケ
ージ11はリジット板からなる回路基板12に太目のボ
ンデイングワイヤ15で取り付けられており、上記ボン
デイング部を覆うようにモールド16が形成される。
した被観察体像はプリズム7によりCCD10の撮像面
に供給されることになり、このCCD10で得られたビ
デオ信号は、回路基板12上に形成された回路を通り信
号ケーブル13を介して本体処理装置内へ供給される。
おける上記固体撮像素子の取付け構造では、上記CCD
10及びパッケージ11を含む回路基板12が軸中心部
へ配設される構成となることから、上記図3に示される
ように観察窓3が内視鏡中心部から少しずれた位置に配
置されるという問題があった。すなわち、操作者は内視
鏡により得られた画像を見ながら内視鏡の位置決め、移
動、挿入等の操作を行うことになるが、観察窓3が内視
鏡の中心部にない場合には、観察視点と内視鏡中心との
対応が取りづらく、思いどおりの位置に内視鏡を位置決
め、移動等をさせることができないことになる。従っ
て、従来では操作者の経験や勘に頼ることになり、十分
な操作性を得ることができないという問題があった。
を内視鏡筒近傍に配置することが考えられる。しかし、
図4に示されるように、CCD10とパッケージ11の
ボンデイングワイヤ14の接続、パッケージ11と回路
基板12のボンデイングワイヤ15の接続は、電子内視
鏡の径方向で行われているため、パッケージ11及び回
路基板12の径方向の幅が広くなる。電子内視鏡では、
狭い体腔内等に挿入可能とするためにその径をある程度
小さく形成することが必要となり、上記のように内視鏡
の径方向において広い幅を有するパッケージ11あるい
は回路基板12では、電子内視鏡の筒方向に配設できな
いという問題がある。
であり、その目的は、内視鏡径を大きくすることなく、
観察窓を内視鏡内の中心位置に配置することができる電
子内視鏡用固体撮像素子の取付け構造を提供することに
ある。
に、本発明は、電子内視鏡先端部に対物光学系及びプリ
ズムを配設し、このプリズムに光学的に接続された固体
撮像素子を回路基板に取り付けるための固体撮像素子の
取付け構造において、上記対物光学系及びプリズムを内
視鏡中心軸近傍に配設し、一方上記固体撮像素子及び回
路基板を内視鏡筒方向に配置し、この固体撮像素子と上
記回路基板とを軸方向においてワイヤボンデングで接続
すると共に、このワイヤボンディング及びワイヤボンデ
ィング部を覆うモールドを、上記固体撮像素子と上記プ
リズムとの間に配設されるカバーガラスの厚さ内で、か
つこのカバーガラスの入射面位置から出射面側に所定の
隙間を確保した状態で形成したことを特徴とする。
成が軸方向で行われるので、回路基板の内視鏡径方向の
幅を固体撮像素子の幅程度まで小さくすることができ、
またボンデイングワイヤやモールドがカバーガラスの厚
さ内に形成され、このカバーガラスの入射面側には所定
の隙間が設けられるので、固体撮像素子を含む回路基板
を電子内視鏡内に良好に収納することができ、内視鏡径
が大きくなることもない。
像素子の取付け構造が示されており、図(c)に示され
るように、内視鏡先端面には照射窓2a,2b、観察窓
3、鉗子口4が配置される。図(a)に示されるよう
に、上記観察窓3の後側には対物レンズ5を介してプリ
ズム7が取り付けられ、このプリズム7にはカバーガラ
ス8を介してCCD17が配設される。図のように、上
記観察窓3は従来よりも内視鏡の中心軸100の近傍に
配設されると共に、CCD17が筒方向にカバーガラス
8を介して配置されており、従ってプリズム7の位置も
従来と反対向きに置かれることになる。また、図2の詳
細図に示されるように、上記CCD17には、CCD1
7を保護するためにセラミックからなるパッケージ18
(これも回路基板の一種である)が取り付けられる。実
施例では、上記パッケージ18に収納溝18aを形成
し、この収納溝18aにCCD17を埋め込むように
し、これによってCCD17の取付け回路基板全体の厚
さを薄くするようにしている。
は内視鏡軸方向においてボンディングワイヤ19にて接
続し、また上記パッケージ18は内視鏡軸方向において
フレキシブル基板20の所定位置でボンディングワイヤ
21にて接続する。従って、図2(a)に示されるよう
に、CCD17を取り付けるパッケージ18及びフレキ
シブル基板20の幅dを従来に比べてボンディングワイ
ヤの接続部分だけ小さくすることができる。ここで、図
2(b)に示されるように上記ボンディングワイヤ1
9,21はカバーガラス8の厚さ内に収まるように形成
し、実施例では図示の隙間tができる程度にワイヤをボ
ンディングし、更に上記ボンディングワイヤ19,21
のモールド22もカバーガラス8の厚さ内に収まるよう
に形成する。これによれば、パッケージ18及びフレキ
シブル基板20を内視鏡内の筒近傍に良好な状態で位置
決めすることができることになる。また逆に、プリズム
7や対物レンズ5の保持部材がカバーガラス8内にはみ
出してくる場合にも、回路基板の配置を変えることな
く、また径方向の距離を確保することなく、CCD17
を含む回路基板を内視鏡筒近傍に配置することができ
る。
端側を途中でプリズム7側に折り曲げるようにし、折り
曲げた部分に信号ケーブル13を接続する。従って、従
来と反対の面に信号ケーブル13が取り付けられること
になると共に、他のトランジスタ等の回路素子25も折
り曲げ部分のプリズム7側に取り付けられている。
示されるように、従来の図3と比較すると、観察窓3が
内視鏡中心軸100に近い位置に配置されることにな
り、操作者の観察視点と内視鏡の中心軸がほぼ一致す
る。従って、操作性のよい電子内視鏡が得られ、経験に
頼ることなく内視鏡の先端を目的の位置に容易に移動、
位置決めすることが可能となる。
観察窓を含む対物光学系を内視鏡中心軸近傍に配設し、
一方固体撮像素子及び回路基板を内視鏡筒方向に配置
し、上記固体撮像素子と回路基板とを軸方向においてワ
イヤボンデングで接続すると共に、このワイヤボンディ
ング及びワイヤボンディング部を覆うモールドを、所定
の隙間を以てカバーガラスの厚さ内に形成したので、内
視鏡の径を大きくすることなく、或いは細径化を促進し
て、内視鏡筒近傍に回路基板を配置することができる。
そして、対物光学系、すなわち観察窓を内視鏡の中心軸
に配設することが可能となり、操作性のよい電子内視鏡
を得ることができ、経験や勘に頼ることなく、操作者は
目的の場所に内視鏡先端を容易に位置決め、移動できる
という利点がある。
子の取付け構造を示す一部断面図であり、図(a)は図
(c)に示すA−A断面図、図(b)は図(a)の内視
鏡上部を露出した状態の図、図(c)は内視鏡先端面の
図である。
続状態の詳細図であり、図(a)は接続部の斜視図、図
(b)は接続部の一部断面図である。
図(a)は先端部前面の図、図(b)は先端硬質部内の
一部断面図である。
状態の詳細図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 電子内視鏡先端部に対物光学系及びプリ
ズムを配設し、このプリズムに光学的に接続された固体
撮像素子を回路基板に取り付けるための固体撮像素子の
取付け構造において、 上記対物光学系及びプリズムを内視鏡中心軸近傍に配設
し、一方上記固体撮像素子及び回路基板を内視鏡筒方向
に配置し、この固体撮像素子と回路基板とを軸方向にお
いてワイヤボンデングで接続すると共に、このワイヤボ
ンディング及びワイヤボンディング部を覆うモールド
を、上記固体撮像素子と上記プリズムとの間に配設され
るカバーガラスの厚さ内で、かつこのカバーガラスの入
射面位置から出射面側に所定の隙間を確保した状態で形
成したことを特徴とする電子内視鏡用固体撮像素子の取
付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3137195A JP2684613B2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 電子内視鏡用固体撮像素子の取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3137195A JP2684613B2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 電子内視鏡用固体撮像素子の取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04335611A JPH04335611A (ja) | 1992-11-24 |
JP2684613B2 true JP2684613B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=15193021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3137195A Expired - Lifetime JP2684613B2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 電子内視鏡用固体撮像素子の取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2684613B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4719225B2 (ja) | 2004-12-13 | 2011-07-06 | ジャイラス エーシーエムアイ インク | 内視鏡把持部及び内視鏡並びにその製造方法 |
DE102008018932A1 (de) | 2007-04-17 | 2008-11-20 | C2Cure Inc., Wilmington | Bildgebende Systeme und Verfahren, insbesondere zur Verwendung mit einem bei offener Chirurgie verwendeten Instrument |
WO2010066788A2 (en) * | 2008-12-10 | 2010-06-17 | Ambu A/S | Endoscope with a bending portion |
JP6960470B2 (ja) * | 2017-12-22 | 2021-11-05 | オリンパス株式会社 | 内視鏡用検査システム、内視鏡用検査装置、内視鏡検査方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6267511A (ja) * | 1985-09-20 | 1987-03-27 | Toshiba Corp | 内視鏡 |
JPS6363426A (ja) * | 1986-09-04 | 1988-03-19 | オリンパス光学工業株式会社 | 電子内視鏡 |
JPS6371235A (ja) * | 1986-09-12 | 1988-03-31 | オリンパス光学工業株式会社 | 電子内視鏡 |
-
1991
- 1991-05-13 JP JP3137195A patent/JP2684613B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04335611A (ja) | 1992-11-24 |
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