JP2000201884A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2000201884A
JP2000201884A JP11004400A JP440099A JP2000201884A JP 2000201884 A JP2000201884 A JP 2000201884A JP 11004400 A JP11004400 A JP 11004400A JP 440099 A JP440099 A JP 440099A JP 2000201884 A JP2000201884 A JP 2000201884A
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Takeaki Nakamura
剛明 中村
Ichiro Nakamura
一郎 中村
Yasuyuki Futaki
泰行 二木
Yousuke Yoshimoto
羊介 吉本
Masaichi Higuma
政一 樋熊
Takao Yamaguchi
貴夫 山口
Takahiro Kishi
孝浩 岸
Jun Hiroya
純 広谷
Yasuto Kura
康人 倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬質の先端部長を長くしたり、外径を太くせ
ずに気密構造の撮像系或いは観察系を有する内視鏡を提
供する。 【解決手段】 電子内視鏡の硬質の先端部内に収納され
る撮像ユニット17は対物レンズ系31が取り付けられ
たレンズ枠33にCCD36が取り付けられたCCD枠
34を気密的に連結固定し、CCD36及び硬質基板3
8と撮像ケーブル18の接続部の周囲はCCD枠34の
外周面でその先端が気密的に連結した金属枠54で覆
い、この金属枠54の後端側は撮像ケーブル18の保護
チューブ19をかしめて圧着固定する金属環53部分に
おいて、半田57により気密的に固定する構造にして、
撮像ユニット17を先端部内にその硬質長を短くして収
納できる構造にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高温高圧の蒸気滅菌
に適した内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】医療用内視鏡の場合、使用した内視鏡を
確実に滅菌処理することが感染症などを防止するために
必要不可欠になる。洗浄液で消毒や滅菌をする場合は、
消毒作業が煩雑であり、洗浄液の廃液処理に多大な費用
が必要となる欠点がある。そこで、最近では、煩雑な作
業を伴わない熱滅菌(オートクレーブ等)が内視鏡機
器、特に硬性鏡では主流になりつつある。
【0003】前記内視鏡の内、例えば電子内視鏡におい
ては、内視鏡の先端部に湿気などの水分が僅かでも侵入
すると、対物光学系に内側から曇りを生じさせたり、固
体撮像素子のカラーフィルタなどを劣化させるなどの恐
れがある。また、固体撮像素子と伝送手段を接続する端
子部分などを腐食させたり、短絡させたりする恐れもあ
る。
【0004】そして、このような状態で得られる内視鏡
画像は画質が著しく低下したものとなってしまう。そこ
で、内視鏡内部への湿気などの水分の侵入を防ぐことに
よって内視鏡内部に配設された各構成部材の劣化などを
防止するための手段が種々提案されている。特に、撮像
ユニットの部分についての提案は多く出されているが、
伝送手段と信号線の部分を気密にする提案は少ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−19209
3号公報は、信号線に被嵌した可撓性保護チューブを糸
で緊締した部分に被覆チューブをかぶせ、接着剤で固着
したものがあるが、内視鏡内部への湿気などの侵入を防
止することは可能であるが、オートクレーブ滅菌を行う
際の高圧高温蒸気の環境に曝された場合には、可撓性保
護チューブ及び接着剤を構成している樹脂から蒸気など
が侵入するという不具合があった。
【0006】また、特開平10−234649号公報
は、撮像ユニットと信号線の間に隔壁を設け、撮像ユニ
ットと信号線側を各々気密的に封止するようにしたもの
もあるが、内視鏡の先端部長が長くなったり、外径が太
くなったりするという不具合があった。
【0007】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、硬質の先端部長を長くしたり、外径を太くせずに
気密構造の撮像系或いは観察系を有する内視鏡を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、挿入部の先端部に配置され、被写体像を
結像する対物レンズ系を保持するレンズ枠と、前記対物
レンズ系で結像され画像を伝送する可撓性保護チューブ
で被覆された伝送体と、前記可撓性保護チューブの対物
レンズ系側端部に圧着固定された金属環と、一端を前記
レンズ枠に固着し他端を前記金属環に固着した金属枠と
を設けることにより、気密構造の撮像/観察系を構成
し、硬質の先端部長を長くしたり、外径を太くせずに先
端部に配置可能にする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図3は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の電子内視
鏡の構成を示し、図2は先端部内の撮像ユニットの構成
を示し、図3は図2におけるCCDとフレキシブルプリ
ント基板との接続部を拡大して示す。
【0010】電子内視鏡1は可撓性を有する細長の挿入
部2と、この挿入部2の後端(近位端)に設けられた操
作部3と、この操作部3から側方に延出されたユニバー
サルケーブル4と、このユニバーサルケーブル4の端部
に設けたコネクタ5とを有する。
【0011】挿入部2は先端(遠位端)に設けられた硬
質の先端部6と、この先端部6の後端に設けられた湾曲
自在の湾曲部7と、この湾曲部7の後端から操作部3ま
で延びる長尺の可撓部8とを有し、操作部3に設けた湾
曲操作ノブ9を操作することにより、湾曲部7を湾曲す
ることができる。
【0012】挿入部2内には照明光を伝送するライトガ
イド11が挿通され、このライトガイド11の後端側は
操作部3からさらにユニバーサルケーブル4内を挿通さ
れてコネクタ5から突出するライトガイド口金12に固
定されている。
【0013】このライトガイド口金12を図示しない光
源装置に接続することにより、光源装置内のランプで発
生した照明光が供給され、ライトガイド11によりその
先端面側に伝送される。このライトガイド11の先端は
先端部6を構成する硬質の先端部本体13の照明窓を形
成する透孔に口金14を介して半田付け或いは接着剤で
固定され、その先端面に対向して拡径にした照明窓に気
密的に照明レンズ15が固着されている。そして、伝送
した照明光を先端面からさらに照明レンズ15を経て出
射し、前方の患部等の被写体側を照明する。
【0014】なお、ライトガイド11は可撓性を有する
ファイバを束ねたファイババンドルで構成され、このフ
ァイババンドルは可撓性のチューブ16で覆われてお
り、その先端は口金14に固着されている。
【0015】この金属部材で形成された先端部本体13
には照明窓に隣接して、撮像窓を有する透孔が設けてあ
り、撮像する機能を備えた撮像ユニット17が図示しな
いネジ等で固着されている。この撮像ユニット17の後
端から撮像された画像を伝送する(電気的な画像の伝送
体としての)撮像ケーブル(或いは信号ケーブル)18
が延出されている。この撮像ケーブル18は可撓性の保
護チューブ19で覆われている。
【0016】この撮像ケーブル18は挿入部2内を経て
操作部3からユニバーサルケーブル4内を挿通されてコ
ネクタ5の側部に設けた電気コネクタ21に接続され
る。この電気コネクタ21は図示しないスコープケーブ
ルを介してビデオプロセッサに接続される。
【0017】先端部本体13の後端には第1の湾曲駒2
2が半田付けなどで固着され、この第1の湾曲駒22の
後端には第2の湾曲駒22がリベット等の回動自在の連
結部材を介して連結されるようにして多数の湾曲駒22
が互い回動自在に連結されて湾曲部7が形成されてい
る。これら湾曲駒22の外周はゴムチューブ等の柔軟性
のある外皮23で覆われており、この外皮23の前端も
先端部本体13に気密的に固着されている。
【0018】また操作部3の前端付近には処置具チャン
ネルの挿入口24が設けてあり、この挿入口24は内部
で図示しないチャンネルと連通している。図2は先端構
成部6に内蔵される撮像ユニット17の構造を示す。
【0019】この撮像ユニット17は、被写体像を結ぶ
対物レンズ系31と、この対物レンズ系31を構成する
各レンズ32が取り付けられたレンズ枠33に嵌合して
固定された素子固定枠としてのCCD固定枠34にカバ
ーレンズ35を介して固定され、前記対物レンズ系31
の結像位置に位置決めされる固体撮像素子としての電荷
結合素子(CCDと略記)36とを有し、このCCD3
6のボンディングパッド列に電気的に接続したフレキシ
ブルプリント基板(以下FPCという)37はCCD3
6の裏面側に延出され、撮像ケーブル18と接続される
と共に、CCD36の裏面側に配置した硬質の硬質基板
38に接続され、この硬質基板38にはチップコンデン
サ39、ICチップ40等の回路素子が実装されてい
る。
【0020】上記対物レンズ系31を構成する第1レン
ズ32aは、例えばその外周面をメタライズして金属製
で円筒形状のレンズ枠33にろう付けしてその内部を気
密構造にして高温、高圧の水蒸気滅菌の際においても蒸
気が内部に侵入するのを防止できる構造にしている。
【0021】この第1レンズ32aの内側には通過する
光束量を制御する明るさ絞り41が固着されている。第
2レンズ32b以降のレンズは接着剤等でレンズ枠33
に固着されている。
【0022】このレンズ枠33にはCCD固定枠34の
前端側が嵌合しCCD36のイメージエリア(撮像面)
にフォーカス状態で像を結ぶ状態にピント合わせした
後、その前端付近で半田42で接合され、接合部の内部
を気密構造にしている。
【0023】このCCD固定枠34の後端側の開口部分
にはCCD36の前面のイメージエリアを覆うように接
着されたカバーガラス35がその前端の周縁にマスク4
3を貼着された状態で嵌入されて接着剤等で固定されて
いる。
【0024】このCCD36は、ほぼ長方形の板形状
で、その前面には正方形のイメージエリアが例えば上方
側に偏心して設けられ、イメージエリアに隣接する下端
側にはライン状にボンディングパッド列が設けてある。
なお、イメージエリアの中心は対物レンズ系31の光軸
上に位置するように取り付けられている。
【0025】上記ボンディングパッド列に電気的に接続
されるFPC37は例えばポリイミドなどの材質により
形成された基材の両面に電気パターンを配設して構成さ
れている。
【0026】即ち、基材の表面には複数の細線状を成す
内部パターンが構成されていて、この内部パターンが基
材から一端部及び他端部からそれぞれ延出し、一端部は
CCD36に接続するためのインナリード37aとなっ
ており、図3に示すようにこのインナリード37aがC
CD36のボンディングパッド列にバンプ44を介して
接続されている。図3に示すようにバンプ44を介して
の接続部は封止樹脂45により覆うようにして固定され
ている。
【0027】このFPC37はCCD36の下端の面に
沿いさらに裏面に沿って上側に折り曲げられた後、更
に、CCD36の裏面に対してその長手方向が垂直とな
るように配置された硬質基板38のパターン面に沿って
折曲げられ、このFPC37の他端部から延出されたア
ウタリード37bは半田46により、硬質基板38のパ
ターンに接続されている。
【0028】CCD36の裏面側に折り曲げられたFP
C37は、接着剤47を用いて固定されており同様に硬
質基板38のパターン面に折り曲げられたFPC37も
接着して固定されている。
【0029】この硬質基板38は、例えばセラミック等
の材質により形成された基材の両面に図示しない電気パ
ターンを配設して構成されていて、一方の面がパターン
面、他方の面が電子部品実装面となっている。そして、
パターン面には上記FPC37のアウターリード37b
が接続され、電子部品実装面には、電子部品であるIC
チップ39及び電子部品であるチップコンデンサ40等
が実装されるいる。
【0030】また、チップコンデンサ39及びFPC3
7には撮像ケーブル18の芯線18aが半田48、49
で接続されている。このように、FPC37のケーブル
用パッドには複数の同軸線で形成された撮像ケーブル1
8の内の何本かの芯線18aが半田49を用いて電気的
に接続されていると共に、前記チップコンデンサ39の
接続部には残りの同軸線の芯線18aが半田48を用い
て電気的に接続されている。
【0031】撮像ケーブル18は中心側から芯線18
a、絶縁被覆18b、シールド線18cとを有する同軸
線を複数本束ねて構成されており、その先端部分にケー
ブル押さえ糸50を用いることにより各同軸線を結束し
て固定している。
【0032】これらのFPC37や硬質基板38を覆う
ようにして前記CCD固定枠34の後端にその前端が嵌
合して固定された金属枠からなるシールド枠51が配設
されていて、このシールド枠51はシールド線18cと
導通し、撮像ユニット17をシールドする。このシール
ド枠51の内部には絶縁性の封止樹脂52が充填されて
いる。
【0033】上記撮像ケーブル18は可撓性を有する保
護チューブ19で覆われて保護され、この保護チューブ
19の先端部付近には金属環53が圧着固定して、つま
り、かしめにより圧着するようにして取り付けられてい
る。
【0034】圧着(かしめ)による金属環53の固定に
より、金属環53と保護チューブ19との密着性が高ま
りる。(軟性の保護チューブ19に金属環53が喰い込
むことにより気密が保たれる、又、必要に応じて、予め
接着剤を塗布しても良い。
【0035】そして、上記CCD固定枠34と金属環5
3の外側を例えばテーパ状、つまり後細り形状にした金
属枠54の後端により被覆しており、この金属枠54の
他端部は前記金属環53も被覆するようになっている。
【0036】この金属枠54はその前端がCCD固定枠
34の外周面の例えば中央付近まで覆い、先端部分を気
密性のある半田55で気密的に覆うようにしている。ま
た、この金属枠54の後端は金属環53の外側を覆い、
この金属環53を覆う部分には半田注入用孔56が設け
てあり、この半田注入用孔56に溶融した気密性のある
半田57を注入して金属枠54とその内側の金属環53
とを気密的に固着するようにしている。
【0037】つまり、金属枠54の両端を蒸気を通さな
いもの(例えば半田)で固着することにより撮像ユニッ
ト17及び撮像ケーブル16を含む構成部分を気密構造
にするようにしていることが特徴となっている。
【0038】本実施の形態によれば、撮像ユニット17
を内蔵した電子内視鏡を内視鏡検査に使用する前或いは
後にオートクレーブ滅菌装置内に入れて高温高圧の水蒸
気中で滅菌処理した場合、以下の作用で撮像ユニット1
7の内部に水蒸気が侵入するのを有効に防止できる。
【0039】具体的には、レンズ枠33とCCD固定枠
34とが気密的に連結固定され、さらにCCD固定枠3
4の外周面で先端が気密的に固定された金属枠54によ
り、CCD36、硬質基板38及びこれらと接続された
撮像ケーブル18の先端側は覆われている。
【0040】この場合、従来例においても、CCD3
6、硬質基板38等の周囲は金属枠部材で覆われた構造
のものがあるが、本実施の形態では撮像ケーブル18の
結束した部分の先端部付近の外周を金属環53でかしめ
るようにして覆い、かしめない場合における隙間から蒸
気が侵入する経路を遮断し、さらにこの金属環53の外
側を(その前端がCCD固定枠34までを一体的に覆
う)金属枠54の後端部で覆い、半田57で気密的に固
定する構造にしているので、この金属枠54によりその
内部に蒸気が侵入するのを有効に防止できる。
【0041】また、レンズ枠33の前端には対物レンズ
系31を構成する第1レンズ32aがその外周面をメタ
ライズ処理して金属製のレンズ枠33に気密的に固定さ
れているので、この第1レンズ32aの内側に蒸気が侵
入することも防止できる。
【0042】このように本実施の形態によれば、撮像ユ
ニット17は従来技術の欄で説明した特開平10−23
4649号のような隔壁を設けることなく、撮像ケーブ
ル18とを気密性を保持して接続する構造にしているの
で、この撮像ユニット17を先端部6内に収納した場
合、先端部6の硬質部長を短くすることができるし、隔
壁を設けた場合よりも先端部6を細径化できる。また、
その構成を簡単化でき、低コスト化することもできる。
【0043】なお、上記説明の半田注入用孔56の代わ
りに切り欠きを設けて切り欠きに溶融した半田57を注
入して気密的に固定するようにしても良い。また、撮像
ユニット17部分を予め気密な構成にした後に、金属枠
54を被覆しても同様な効果を奏する。
【0044】また、金属枠54としては、樹脂性の枠の
外周面或いは内周面にメッキ等の金属膜を施したものの
場合も含む。また、シールド枠51を省略して金属枠5
4でシールド枠51による機能を兼ねるようにしても良
い。上記実施の形態では電子内視鏡1の場合について説
明を行ったが、以下の第2の実施の形態で説明するファ
イバスコープの場合にも適用できる。
【0045】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図4及び図5を参照して説明する。図4は
本発明の第2の実施の形態の光学式の軟性内視鏡、つま
りファイバスコープ61を示す。このファイバスコープ
61は可撓性の挿入部62と操作部63と接眼部64と
ライトガイドケーブル65と、ライトガイドケーブル6
5の端部に設けたライトガイドコネクタ66とからな
る。
【0046】また、挿入部62は硬質の先端部67と、
湾曲部68と、可撓部69とからなり、操作部63に設
けた湾曲操作ノブ70を操作することにより湾曲部68
を湾曲することができる。上記操作部63の前端付近に
は処置具挿通口71が設けてある。
【0047】挿入部62内にはライトガイド72が挿通
され、このライトガイド72の後端側は操作部63から
さらにライトガイドケーブル65内を挿通されてライト
ガイドコネクタ66から突出するライトガイド口金73
に固定されている。
【0048】このライトガイド口金73を図示しない光
源装置に接続することにより、光源装置内のランプで発
生した照明光が供給され、ライトガイド72によりその
先端面側に伝送される。このライトガイド72の先端は
先端部67を構成する硬質の先端部本体74の照明窓を
形成する透孔に口金75を介して半田付け或いは接着剤
で固定され、その先端面に対向して拡径にした照明窓に
気密的に照明レンズ76が固着されている。そして、伝
送した照明光を先端面からさらに照明レンズ76を経て
出射し、前方の患部等の被写体側を照明する。
【0049】なお、ライトガイド72は可撓性を有する
ファイバを束ねたファイババンドルで構成され、このフ
ァイババンドルは可撓性のチューブ77で覆われてお
り、その先端は口金75に固着されている。
【0050】この先端部本体74には照明窓に隣接し
て、観察窓を形成する透孔が設けてあり、観察ユニット
78の先端側が図示しないネジ等で固着されている。こ
の観察ユニット78の後端から画像(より具体的には光
学像)を伝送するイメージガイド79が延出され、この
イメージガイド79は可撓性の保護チューブ80で覆わ
れている。
【0051】図5に示すように観察ユニット78は被写
体の像を結ぶ対物レンズ系81と、この対物レンズ系8
1のレンズ82a〜82cが取り付けられたレンズ枠8
3に嵌合してその前端側が気密的に固定される金属枠と
してのIG連結枠84と、このIG連結枠84の後端側
で金属環85を介してその先端部が(対物レンズ系81
による結像位置にその先端面が位置するようにして)固
定される光学的な伝送体とそてのイメージガイド79と
を有する。
【0052】イメージガイド79は外周面が可撓性の保
護チューブ80で覆われ、その先端部付近の外周面には
金属環85がかしめ等により圧着固定され、この金属環
85の外周面にIG連結枠84の後端部が気密的に固定
される。
【0053】対物レンズ系81を構成する第1レンズ8
2aは例えばその外周面がメタライズ処理されて金属製
のレンズ枠83に半田付け等で気密的に固定される。第
1レンズ82aの内側の面には絞りが配置され、スペー
サ等を介してレンズ82b、82c等が接着剤等でレン
ズ枠83に固定されている。
【0054】また、レンズ枠83にその前端側が嵌合す
るIG連結枠84は先端付近の外周面に孔86が設けて
あり、この孔86に溶融した半田87を注入してレンズ
枠83に気密的に固定される。
【0055】また、IG連結枠84の後端側にも孔88
が設けてあり、金属環85を覆う状態でこのこの孔88
に半田89を注入して金属環85と気密的に固定できる
ようにしている。
【0056】このような構造にすることにより、レンズ
82cとイメージガイド79の先端面との間を気密構造
にして、オートクレーブ滅菌処理の際にもこの部分に蒸
気が侵入するのを有効に防止している。
【0057】つまり、イメージガイド79の先端部を可
撓性の保護チューブ80で覆った構造の場合には、その
保護チューブ80を介してイメージガイド79の先端面
に蒸気が侵入し易いが、本実施の形態では金属環85で
保護チューブ80をかしめて密着性をあげて水蒸気の侵
入を阻止し、さらに対物レンズ系81における最終レン
ズ82cとイメージガイド79の先端部との間をレンズ
枠83と金属環85を気密的に連結固定するIG連結枠
84で気密的に覆うようにしているので、その間に蒸気
が侵入するのを有効に防止できる。
【0058】本実施の形態における観察ユニット78に
よれば、イメージガイド79の先端側を金属製の口金部
材を用いることなく、その先端面に蒸気が侵入するのを
防止できる気密構造にしているので、観察ユニット78
の硬質部分の長さを短くできる。
【0059】従って、この観察ユニット78を収納した
場合の先端部67の硬質部長の長さを短くでき、挿入性
を向上することもできる。また、イメージガイド79の
先端側を金属製の口金部材で覆う構造の場合よりも低コ
スト化することが可能となる。
【0060】第1及び第2の実施の形態によれば、電子
内視鏡1の撮像ケーブル18を保護する可撓性の保護チ
ューブ19またはファイバスコープ61のイメージガイ
ド79を構成するファイババンドルを保護する可撓性の
保護チューブ80を金属環53或いは85で圧着し、金
属枠54或いはIG連結枠84と金属環53或いは85
を半田で固着したので電子内視鏡1或いはファイバスコ
ープ61の先端部6或いは67の硬質部長を長くした
り、太くしたりすることなく気密を保持できる撮像系或
いは観察系を構成できるという効果を奏する。
【0061】[付記] 1.挿入部の先端部に配置され、被写体像を結像する対
物レンズ系を保持するレンズ枠と、前記対物レンズ系で
結像され画像を伝送する可撓性保護チューブで被覆され
た伝送体と、前記可撓性保護チューブの対物レンズ系側
端部に圧着固定された金属環と、一端を前記レンズ枠に
固着し他端を前記金属環に固着した金属枠とを具備した
ことを特徴とする内視鏡。
【0062】2.付記1において、前記伝送体は、固体
撮像素子とこの固体撮像素子に接続された信号ケーブル
からなり、前記信号ケーブルを前記可撓性保護チューブ
で被覆したことを特徴とする内視鏡。 3.付記2において、前記レンズ枠は、前記対物レンズ
系を保持するレンズ枠と、前記固体撮像素子を保持する
固体撮像素子枠からなることを特徴とする内視鏡。
【0063】4.付記1において、前記金属環と前記金
属枠とを半田で固着したことを特徴とする内視鏡。 5.付記1において、前記金属環と前記可撓性保護チュ
ーブとを固着剤を介在させて圧着固定したことを特徴と
する内視鏡。 6.付記1において、前記伝送体は、光学像伝送部材か
らなり、前記光学像伝送部材を前記可撓性保護チューブ
で被覆し、前記レンズ枠と前記金属環に前記金属枠を固
着したことを特徴とする内視鏡。
【0064】7.挿入部の先端部に配置され、被写体像
を結像するレンズを有する対物光学系と、前記対物光学
系の後方に配置され、結像された被写体像を電気信号に
変換して伝送する伝送手段が気密的に封止された撮像ユ
ニットを有する内視鏡において、 前記伝送手段から画
像信号を伝送する信号線を保護する可撓性保護チューブ
と、前記可撓性チューブの遠位端部に被嵌し、圧着かし
めた金属環と、遠位端が前記撮像ユニットを被嵌し、近
位端は前記金属環に嵌入するようにした前記撮像ユニッ
トを保護する金属枠とからなる前記金属環と、前記金属
枠を気密性のある部材で固着したことを特徴とする内視
鏡。
【0065】8.挿入部の先端部に配置され、被写体像
を結像するレンズを有する対物光学系と、前記対物光学
系の後方に配置され、結像された被写体像を電気信号に
変換して伝送する伝送手段からなる撮像ユニットを有す
る内視鏡において、前記伝送手段から画像信号を伝送す
る信号線を保護する可撓性保護チューブと、前記可撓性
チューブの遠位端部に被嵌し、圧着かしめた金属環と、
遠位端が前記撮像ユニットを被嵌し、近位端は前記金属
環に嵌入し、前記撮像ユニットを気密的に保護する金属
枠とからなり、前記金属環と、前記金属枠を気密性のあ
る部材で固着したことを特徴とする内視鏡装置。
【0066】9.付記7において、前記金属環と、金属
枠を固着する部材は、半田であることを特徴とする内視
鏡。 10.付記7において、前記金属枠の近位端には半田を
注入する孔または切り欠きを設けたことを特徴とする内
視鏡。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、挿
入部の先端部に配置され、被写体像を結像する対物レン
ズ系を保持するレンズ枠と、前記対物レンズ系で結像さ
れ画像を伝送する可撓性保護チューブで被覆された伝送
体と、前記可撓性保護チューブの対物レンズ系側端部に
圧着固定された金属環と、一端を前記レンズ枠に固着し
他端を前記金属環に固着した金属枠とを設けているの
で、気密構造の撮像系或いは観察系を硬質の先端部長を
長くしたり、外径を太くせずに先端部内に配置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電子内視鏡の構成
を一部切り欠いて示す全体構成図。
【図2】先端構成部内の撮像ユニットの構成を示す断面
図。
【図3】図2におけるCCDとフレキシブルプリント基
板との接続部を拡大して示す断面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態のファイバスコープ
の構成を一部切り欠いて示す全体構成図。
【図5】先端構成部内の観察ユニットの構成を示す断面
図。
【符号の説明】
1…電子内視鏡 2…挿入部 6…先端構成部 11…ライトガイド 17…撮像ユニット 18…撮像ケーブル 19…保護チューブ 31…対物レンズ系 32a〜32d…レンズ 33…レンズ枠 34…CCD枠 35…カバーガラス 36…CCD 37…FPC 38…硬質基板 39…チップコンデンサ 40…ICチップ 50…ケーブル押さえ糸 51…シールド枠 52…封止樹脂 53…金属環 54…金属枠 56…半田注入用孔 57…半田
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二木 泰行 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 吉本 羊介 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 樋熊 政一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 山口 貴夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 岸 孝浩 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 広谷 純 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 倉 康人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA14 BA24 CA11 CA22 CA27 DA12 DA17 GA03 4C061 AA00 BB02 CC06 DD03 FF40 FF45 JJ06 JJ11 JJ13 LL02 NN01 NN03 PP08 PP11 SS01 UU03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部の先端部に配置され、被写体像を
    結像する対物レンズ系を保持するレンズ枠と、前記対物
    レンズ系で結像され画像を伝送する可撓性保護チューブ
    で被覆された伝送体と、前記可撓性保護チューブの対物
    レンズ系側端部に圧着固定された金属環と、一端を前記
    レンズ枠に固着し他端を前記金属環に固着した金属枠と
    を具備したことを特徴とする内視鏡。
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