JP3286040B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP3286040B2
JP3286040B2 JP26366393A JP26366393A JP3286040B2 JP 3286040 B2 JP3286040 B2 JP 3286040B2 JP 26366393 A JP26366393 A JP 26366393A JP 26366393 A JP26366393 A JP 26366393A JP 3286040 B2 JP3286040 B2 JP 3286040B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、末端部にコア芯が挿入
されたライトガイドファイバをライトガイド口金で固定
した内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、細長の挿入部内に照明光を伝送す
るライトガイドファイバを挿通し、このライトガイドフ
ァイバで伝送した照明光を先端側の端面から照明窓を経
て出射して患部等を照明し、観察窓に取り付けた対物レ
ンズを介して患部等を観察できる内視鏡は医療用分野及
び工業用分野で広く用いられるようになった。
【0003】上記ライトガイドファイバは端部がライト
ガイド口金で固定される。従来例ではライトガイド口金
は、先端側と後端側で径が等しい金属パイプであった。
なお、実開平3ー64602号公報で示す内視鏡ではラ
イトガイド先端口金をS字状にしたものが開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例、及び上記
公報のものでは、周辺側の光量が中央側より少なくな
り、暗い観察画像になることがある。このため、周辺側
の光量、つまり周辺光量を上げるために、ライトガイド
ファイバの先端(末端)にコア芯を配設した場合、周辺
光量を増大できるが、口金の金属パイプの径がコア芯が
挿入されていない部分も太くなる。また、コア芯が挿入
されていない部分の口金内のライトガイドファイバ充填
率が低くなり、ライトガイドファイバの耐久性の低下を
防止することが困難になる。
【0005】本発明は上述した点にかんがみてなされた
もので、観察画像の周辺側が暗くなるのを軽減でき、か
つ、内視鏡先端部の細径化を可能にし、さらにライトガ
イドファイバの耐久性の向上が可能な内視鏡を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】周辺光量を上
げるためにライトガイドファイバ先端側にコア芯を挿入
すると共に、コア芯が挿された部分のライトガイド口
金の外径に対し、コア芯が挿入されていない部分のライ
トガイド口金の外径を細径にし、境界部分の内径を滑ら
かに変化でつないだライトガイドファイバ口金とするこ
とにより、周辺光量を増大でき、且つコア芯が挿入され
ている部分と挿入されていない部分の口金内の充填率の
差を小さくでき、ライトガイドファイバの耐久性の向上
が可能にしている。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図11は本発明の第1実施例に係り、
図1は第1実施例を備えた電子内視鏡装置の全体構成を
示し、図2は先端構成部の前面を示し、図3は図2のA
−A’線断面で挿入部の先端側の構造を示し、図4は図
2のB−B’線断面で挿入部の先端側の構造を示し、図
5は2のC−C’線断面で送気・送水ノズル付近の構
造を示し、図6は図3のD−D’線断面を示し、図7は
図3のE−E’線断面を示し、図8は対物ユニットの構
成を示し、図9及び図10はSIDユニットの構造を示
し、図11はマスクを示す。
【0008】図1に示すように第1実施例を備えた電子
内視鏡装置1は撮像手段を内蔵した電子内視鏡2と、こ
の電子内視鏡2が接続され、光源装置と信号処理装置と
を内蔵したビデオプロセッサ3と、このビデオプロセッ
サ3から出力される映像信号を表示するモニタ4とから
構成される。
【0009】上記電子内視鏡2は細長の挿入部5と、こ
の挿入部5の後端に形成された操作部6と、この操作部
6から外部に延出されたユニバーサルコード7とを有
し、ユニバーサルコード7の端部に設けたコネクタ8を
ビデオプロセッサ3に着脱自在で装着することができ
る。
【0010】上記挿入部5は末端(先端)に設けた先端
構成部9と、この先端構成部9に隣接した形成され、湾
曲自在の湾曲部11と、この湾曲部11の後端に形成さ
れた可撓管部12とから構成される。湾曲部11は操作
部6に設けた湾曲ノブ13を操作することにより湾曲で
きる。上記ビデオプロセッサ3には送水タンク14が接
続されており、送気・送水ボタンを操作することによ
り、図2に示すように送気・送水ノズル15から噴出す
ることができる。
【0011】図3に示すように先端構成部9を形成する
先端部本体21は例えば金属等で円柱状に形成され、こ
の先端部本体21の先端側には滑り性が良好な絶縁カバ
ー22が絶縁性のピン23(図6参照)で位置決めさ
れ、接着固定されている。
【0012】挿入部5内には照明光を伝送する機能を有
するファイバ素線を束ねて形成されたライトガイドファ
イバ24、25が挿通され、これらは例えば操作部6付
近で1本にされ、さらにユニバーサルコード7内を挿通
され、コネクタ8をビデオプロセッサ3に装着すること
により、そのライトガイドコネクタの端面には図示しな
い光源装置から照明光が供給され、この供給された照明
光を伝送し、それぞれ先端面からさらに照明窓の照明レ
ンズ系26、27を経て前方に出射される。
【0013】前方に出射された照明光で照明された患部
等の被写体は、図2に示すように観察窓に取り付けた対
物レンズ28により、その焦点面に光学像を結ぶ。図2
において、照明レンズ系26、27の外側の2点鎖線
と、対物レンズ28の外側の2点鎖線は、それぞれ照明
用透孔26a,27aと観察用透孔28aを示す。
【0014】また、図3及び図4に示すように挿入部5
内には処置具用チャンネル29が設けてあり、操作部6
付近の挿入口から鉗子等の処置具を挿入し、先端部本体
21に設けたチャンネル用透孔31から前方に突出して
治療の処置等を行うことができる。
【0015】図3に示すように先端部本体21の照明用
透孔26a,27aには照明レンズ系26、27を水蜜
に接着固定した照明レンズ枠32、33が水蜜に接着固
定されていると共に、照明レンズ枠32、33と絶縁カ
バー22の隙間にはフレア防止のため、黒色の接着剤3
4が充填されている。
【0016】また、送気・送水用透孔35aの先端側に
は図2及び図5に示すように送気・送水ノズル15が絶
縁材36を介してビス37(図6参照)で固定され、送
気・送水ノズル15と絶縁カバー22の隙間にはシリコ
ン系接着剤38が充填されている。図5に示すように送
気・送水用透孔35aの後方には口金39が半田付け等
で水蜜に固定され、この口金39には送気・送水チュー
ブ40の先端が糸で縛って水蜜に接着固定されている。
【0017】一方、図4に示すように先端部本体21の
チャンネル用透孔31の後方には口金41が半田付け等
で水蜜に固定され、この口金41には処置具用チャンネ
ル29を形成するチャンネルチューブ42の先端が糸で
縛って水蜜に接着固定されている。上記口金39、41
の口元は図4及び図5に示すようにチューブ40、42
の抜け防止と処置具の引っ掛かり防止の為、テーパ状に
広げてある。このため、チューブ40、42の固定部は
太くなっている。
【0018】また、先端部本体21の観察用透孔28a
には図4及び図6に示すように撮像ユニット43がビス
44(図6参照)にて着脱自在で固定されていると共
に、Oリング45(図4参照)で水蜜に保持されてい
る。この撮像ユニット43は図8ないし図10に示すよ
うに対物レンズ系28を収納した対物レンズユニット4
7と、CCD等の固体撮像素子(以下、SID)48及
び周辺回路を収納したSIDユニット49とから構成さ
れる。
【0019】上記対物レンズユニット47は図8に示す
ように対物レンズ系28を収納した金属製のレンズ枠5
1a,51b、それをカバーする対物枠52と、絶縁部
材53とから構成されている。
【0020】レンズ枠51aには、その先端に対物レン
ズ系28の第1レンズ54aとその直後に第2レンズ5
4bが水に接着固定されており、レンズ枠51bには
その他のレンズ群がレンズ間隔調整部材55、56と共
に接着固定されている。
【0021】又、図6に示すように先端部本体21にビ
ス44を介して電気的に導通する対物枠52と、この対
物枠52に接着固定されているレンズ枠51aと、SI
D48に電気的に導通するレンズ枠51bとは上記絶縁
部材53を介装して接着固定することにより電気的に絶
縁し、例えば高周波処置具を使用した場合に先端部本体
21を介してSID48に直接高周波電流が流れること
を防止し、SID48で光電変換した撮像信号にノイズ
が混入するのを防止できるようにしている。
【0022】図9及び図10に示すようにSIDユニッ
ト49が収納保持される金属製のSID保持部材62に
はモニタ4に表示される内視鏡像エリアに近似する開口
形状を有する薄板のマスク63がレンズ枠51bを嵌合
する孔の中心と開口中心とを合わせて接着固定されてい
る。
【0023】又、SID48の受光エリアの中心とパッ
ケージ中心はSID48のオプティカルブラッグや配線
パターンのレイアウト上ずれているため、SID保持部
材62におけるレンズ枠51bが嵌合する孔とSID4
8を接着固定する部分の中心はずれており、マスク63
の開口中心と外径中心とがずれている。その為、マスク
63には図11に示すように方向を示す指標64が設け
られている。更に、このマスク63はSID48を接着
固定するため、SID保持部材62に設けた側壁に嵌合
しており、回転方向のずれがない。
【0024】上記SID48はマスク63の開口とSI
D48の受光エリアを位置決めしてSID保持部材62
の側壁に接着固定されている。SID48の外部リード
には多芯ケーブルの芯線半田付け用のフレキシブル基板
66および複合ケーブル67、配線用基板を兼ねたハイ
ブリッドIC68が半田付けされている。
【0025】このハイブリッドIC68はSID48の
出力信号を処理するICおよびコンデンサ70、印刷抵
抗等が基板71に実装され、樹脂封止されている。上記
基板71のランドのSID48側には基板71を小型化
するようスルーホール72、73を設けてIC実装側に
パターンを接続している。
【0026】上記フレキシブル基板66およびハイブリ
ッドIC68の後端には金属製のケーブル固定部材74
が半田付けされ、このケーブル固定部材74はフレキシ
ブル基板66およびハイブリッドIC68のGNDに導
通している。更に、複合ケーブル67のシールド電線の
外部導体は、ケーブル固定部材74に糸で縛って導電性
接着剤75にて固定されていると共に、一部の外部導体
はハイブリッドIC68のGNDランドに半田付けされ
ている。
【0027】一方、複合ケーブル67のシールド電線の
多芯と複合ケーブル67の単線はフレキシブル基板66
および基板71に半田付けされている。
【0028】第1のシールド部材76はSID保持部材
62の側壁の内側に接着固定されていると共に、ケーブ
ル固定部材74にも接着固定され、さらに第1のシール
ド部材76とケーブル固定部材74とは一部を導電性接
着剤77で固定している。又、第2のシールド部材78
はSID保持部材62の側壁の外側に接着固定されてい
ると共に、一部がSID保持部材62および第1のシー
ルド部材76と導電性接着剤79にて固定されている。
【0029】そして、第1のシールド部材76と第2の
シールド部材78との隙間は接着剤が充填されて強固に
固定されている。このようにシールド部材を2重にする
ことで、SID48およびハイブリッドIC68の駆動
時に発生する熱を放熱する面積が増し、よって高温時に
発生するSID48の暗電流等のノイズ成分の発生を抑
えることができる。
【0030】さらに、対物レンズユニット47はピント
調整後、SID保持部材62に接着固定されていると共
に、シール材81で閉し、ごみや湿気が侵入しないよ
うになっている。又、複合ケーブル67はケーブル固定
部材74および第1のシールド部材76に接着固定され
ている。さらに、SIDユニット49の全周には内視鏡
外装金属とシールドとが接触するのを防止するため、絶
縁材からなるチューブ、例えば熱収縮チューブ82が被
覆されている。
【0031】一方、図3に示すように照明レンズ系2
6、27の後方には、手元側から延設されたライトガイ
ドファイバ24、25の先端面が配置され、ライトガイ
ドファイバ24、25の先端側は先端部本体21の照明
用透孔26a,27aにその先端側を挿入接続した金属
製のライトガイド口金85、86に収納されている。こ
れらライトガイド口金85、86は図7に示すようにビ
ス57、58でそれぞれ固定されている。
【0032】図3に示すように、一方のライトガイドフ
ァイバ24の先端には周辺側の照明光量を上げるために
金属製のコア芯87がその中心部に挿入され、このコア
芯87が挿入或は埋め込まれた部分と、この部分より後
方側でコア芯87が挿入されていない部分とは金属製で
筒形状のライトガイド口金85で被覆固定されている。
【0033】このライトガイド口金85は図3に示すよ
うにコア芯87が埋め込まれたライトガイドファイバ2
4が挿入されている太径部85aはその外径が太く、こ
の太径部85aより後方側でコア芯87が埋め込まれて
いないライトガイドファイバ24が挿入されている部位
は他の内蔵物である撮像ユニット43および送気・送水
チューブ40、処置具用チャンネル29が固定された部
分との干渉を避けるため、外径を細くした細径部85b
にしている。
【0034】そしてこのライトガイド口金85における
太径部85aの内径はコア芯87が埋め込まれたライト
ガイドファイバ24の外径とほぼ等しく、また細径部8
5bの内径はコア芯87が埋め込まれていないライトガ
イドファイバ24の外径とほぼ等しくなるように境界部
分の内径は滑らかに変化させている。
【0035】このようにして、ライトガイド口金85内
の太径部85aの後方側を細径部85bにすることによ
り、他の内蔵物との干渉を防止して、挿入部5が太くな
ってしまうのを防ぐことができるようにすると共に、太
径部85aと細径部85b内でのライトガイドファイバ
24の充填率を均一化を可能にして耐久性が低下するの
を防止できるようにしていることが特徴となっている。
また、ライトガイド口金85、86の後端にはライトガ
イドファイバ24、25を収納被覆する被覆チューブお
よび保護チューブが接着固定されている。
【0036】上記先端部本体21には湾曲部11を構成
する湾曲管先端の湾曲駒91が図7に示すようにビス9
2、93で固定されると共に、図4に示すように湾曲駒
91のワイヤ固定部94には湾曲操作ワイヤ95がろう
付け等で固定され、さらに湾曲駒91の外周には図3に
示すようにブレード96が半田付けされている。また、
湾曲部11の外周には合成樹脂等からなる外皮97が被
覆され、先端部本体21に糸巻き及び接着で固定されて
いる。
【0037】次に作用を説明する。光源装置を内蔵した
ビデオプロセッサ3とコネクタ8を接続することによ
り、内視鏡検査に必要な照明光量をライトガイドファイ
バ24、25を介して先端側に伝送する。この状態で、
先端構成部9、湾曲部11、可撓管部12を順次体内に
挿入し、目的部位に誘導する。
【0038】ライトガイドファイバ24、25を介して
伝送された光は、コア芯87が埋め込まれた先端面から
照明レンズ系26、27を介して周辺側の光量が多くな
るように配光特性を有する照明光に変換され、目的部位
を照明する。
【0039】照明された部位は対物レンズ系28を介し
てSID48に結像され、このSID48によって光電
変換が行われる。この光電変換された信号はケーブル6
7を介してビデオプロセッサ3の信号処置装置に入力さ
れ、標準的な映像信号に変換された後、モニタ4で被写
体像を写し出す。
【0040】この被写体像は従来例では周辺側の照明光
量が少なくなるので、周辺側が暗くなる像になるのに対
し、この実施例ではコア芯87を用いて周辺側の照明光
量を増大するようにしているので、従来例よりも周辺側
が暗くなるのを軽減でき、診断に適した明るい観察画像
にできる。
【0041】対物レンズ系28の第1レンズ54aの表
面が粘液等で汚れた場合には、送水タンク14から送気
・送水チューブ40を介して送気・送水ノズル15に送
水し、レンズ表面の洗浄を行うことができる。また、目
的部位で生検等の処置が必要な場合は処置具用チャンネ
ル29を介して目的部位へ必要な処置具を誘導すること
ができる。
【0042】従って、この実施例は以下の効果を有す
る。コア芯87の挿入により、周辺光量を増大できると
共に、このコア芯87を設けた部分のライトガイド口金
85の太径部85aより、先端湾曲駒91内のライトガ
イド口金85は細径にされた細径部85bになっている
ので、湾曲駒内での他の内蔵物と干渉するのを避けるこ
とができ、挿入部5の先端側の外径を極力細径化でき
る。
【0043】また、コア芯87が挿入されている部分と
挿入されていない部分とで、充填率を均一化することが
でき、ライトガイドファイバの耐久性に優れたものを実
現できる。
【0044】次に本発明の第2実施例を図12を参照し
て説明する。この実施例では図12に示すようにノズル
組み付け用の孔である送気・送水用透孔101を非円形
状にしている。この実施例では、例えば少なくとも1つ
以上の直線部102を送気・送水用透孔101の中心と
対物レンズ系28の中心とを結ぶ線と平行に設けてい
る。
【0045】さらに送気・送水用透孔101への組み付
け部である図5に示す送気・送水ノズル15と絶縁材も
同様の形状を有する。その他の構成は第1実施例と同様
の構成である。この実施例の作用は第1実施例と同じで
ある。
【0046】この実施例によれば、送気・送水用ノズル
15と、送気・送水用透孔101に直線部102を設
け、非円形状にしているので、組み付けの作業の良し悪
しにかかわらず、確実に安定してノズルが対物レンズ系
28の中心方向を向き、確実に対物レンズ系28の表面
に送水することができる。
【0047】上記電子内視鏡2における図4に示す処置
具チャンネル29には図示しない生検鉗子等の他に図1
3に示すバスケット鉗子111を挿通して使用できる。
【0048】このバスケット鉗子111は、超弾性合金
の素線112で形成されたバスケット部113と、超弾
性合金の素線112’で構成された操作ワイヤ114
と、バスケット部113と操作ワイヤ114を収納でき
るチューブシース115と、その手元側に設けられ、造
影剤等の注入可能な送水コック116と、チューブシー
ス115の座屈を防止する折れ止め117と、バスケッ
ト部113をチューブシース115に出し入れする操作
部118とから構成されている。
【0049】次にこのバスケット鉗子111の作用を説
明する。バスケット部113をチューブシース115に
収納した状態で、電子内視鏡2の処置具用チャンネル2
9を挿通し、管腔内に挿入し、例えば乳頭より管腔内に
挿入する。目的部位に達したらバスケット部113をチ
ューブシース115より突出させ、操作部118を押し
引きすることにより、操作ワイヤ114を摺動させ、例
えば胆石等をバスケット部113内に取り込み、把持、
回収又は砕石等の処置を行う。
【0050】また、必要に応じ、送水コック116より
造影剤等を注入する。このバスケット鉗子111の場合
にはバスケット部113の素線が超弾性合金の素線11
2で形成されているので、処置中にいかなる外力が加わ
ってもバスケット形状を維持することができ、容易に胆
石等の把持、回収又は砕石等の処置を行うことができ
る。なお、バスケット部113の素線を全て超弾性合金
の素線112で構成するものに限らず、少なくとも1つ
の素線が超弾性合金の素線112でで構成されたもので
良いし、操作ワイヤ114においても少なくとも1つの
素線が超弾性合金の素線112’で構成されたものでも
ほぼ同様の効果を有する。
【0051】なお、第1実施例等では撮像手段を内蔵し
た電子内視鏡2で説明したが、本発明はこれに限定され
るものでなく、イメージガイドを備えたファイバスコー
プにも適用できるし、硬性内視鏡にも適用できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ラ
イトガイドファイバの末端部にコア芯を挿入し、前記端
末部を先端構成部に口金を用いて固定すると共に、前記
口金における前記コア芯が挿入された部分の外径よりも
前記コア芯が挿入されていない部分の外径を細径にして
あるので、観察画像の周辺側が暗くなるのを軽減でき、
かつ挿入部の先端側を細径化できると共に、ライトガイ
ドファイバの耐久性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を備えた電子内視鏡装置の全体構成
図。
【図2】先端構成部の前面を示す正面図。
【図3】図2のA−A’線断面で挿入部の先端側の構造
を示す断面図。
【図4】図2のB−B’線断面で挿入部の先端側の構造
を示す断面図。
【図5】図2のC−C’線断面で送気・送水ノズル付近
の構造を示す断面図。
【図6】図3のD−D’線断面図。
【図7】図3のE−E’線断面図。
【図8】対物ユニットの構成を示す断面図。
【図9】SIDユニットの構造を示す断面図。
【図10】SIDユニットの構造を示す断面図。
【図11】マスクを示す正面図。
【図12】本発明の第2実施例における挿入部の先端面
を示す正面図。
【図13】本発明に使用可能なバスケット鉗子の構造を
示す全体図。
【符号の説明】
1…電子内視鏡装置 2…電子内視鏡 3…ビデオプロセッサ 4…モニタ 5…挿入部 6…操作部 15…送気・送水ノズル 21…先端部本体 22…絶縁カバー 24、25…ライトガイドファイバ 26、27…照明レンズ系 26a、27a、28a…透孔 28…対物レンズ系 29…処置具用チャンネル 32、33照明レンズ枠… 85、86…ライトガイド口金 85b…細径部 87…コア芯

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長の挿入部内に照明光を伝送する複数
    のファイバ素線を束ねて形成したライトガイドファイバ
    が挿通された内視鏡において、 前記ライトガイドファイバの末端部にコア芯を挿入し、
    前記端末部を先端構成部に口金を用いて固定すると共
    に、前記口金における前記コア芯が挿入された部分の外
    径よりも前記コア芯が挿入されていない部分の外径を細
    径にしたことを特徴とする内視鏡。
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US5871440A (en) * 1995-12-15 1999-02-16 Olympus Optical Co., Ltd. Endoscope

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