JP2001128936A - 電子内視鏡装置 - Google Patents
電子内視鏡装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、不要なノイズの発生と不要なノイズ
の混入を充分に抑制ないし低減化する電子内視鏡装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】本発明による内視鏡装置は、固体撮像素子
を内蔵すると共に、複数の金属部材で内部構造体を形成
した電子内視鏡1と、この電子内視鏡1を着脱自在に接
続できるビデオプロセッサ2とで構成される内視鏡装置
であって、電子内視鏡接続時に外装近傍の上記内部構造
体を一括で、ビデオプロセッサ2内の患者回路基板の患
者回路GND面65に電気的に導通させた。
の混入を充分に抑制ないし低減化する電子内視鏡装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】本発明による内視鏡装置は、固体撮像素子
を内蔵すると共に、複数の金属部材で内部構造体を形成
した電子内視鏡1と、この電子内視鏡1を着脱自在に接
続できるビデオプロセッサ2とで構成される内視鏡装置
であって、電子内視鏡接続時に外装近傍の上記内部構造
体を一括で、ビデオプロセッサ2内の患者回路基板の患
者回路GND面65に電気的に導通させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子内視鏡装置に
係り、特に不要輻射ノイズの放射及び混入を低減するよ
うにした電子内視鏡装置に関する。
係り、特に不要輻射ノイズの放射及び混入を低減するよ
うにした電子内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子内視鏡は、挿入部の先端部
分に対物レンズ及び固体撮像素子(CCD)が設けられ
ており、観察像は対物レンズを介してCCDに結像さ
れ、ここで光電変換される。光電変換された観察像を示
す電気信号はプロセッサで適宜映像信号に変換され、モ
ニタTVに観察像を表示させる。
分に対物レンズ及び固体撮像素子(CCD)が設けられ
ており、観察像は対物レンズを介してCCDに結像さ
れ、ここで光電変換される。光電変換された観察像を示
す電気信号はプロセッサで適宜映像信号に変換され、モ
ニタTVに観察像を表示させる。
【0003】尚、従来、ファイバースコープの接眼部に
装着されるビデオコンバータがあるが、このビデオコン
バータもプロセッサに接続して使用される。
装着されるビデオコンバータがあるが、このビデオコン
バータもプロセッサに接続して使用される。
【0004】近年、病院内などで用いられる電気機器装
置などに対しても、EMC(電磁妨害を与える問題(E
MI)と電磁妨害(EMS)との総称)対策が充分に施
されることが益々望まれている。このため、電子内視鏡
及びプロセッサについてもEMC対策が技術的に重要な
事項の1つに挙げられる。
置などに対しても、EMC(電磁妨害を与える問題(E
MI)と電磁妨害(EMS)との総称)対策が充分に施
されることが益々望まれている。このため、電子内視鏡
及びプロセッサについてもEMC対策が技術的に重要な
事項の1つに挙げられる。
【0005】不要な輻射ノイズの発生及び混入を抑制な
いしは低減するための具体的な従来の技術として、電子
内視鏡の外周の少なくとも一部を電磁波を吸収する磁性
体が混入された可撓性樹脂材で被覆するようにした電子
内視鏡が提示されている(特開平7−51224号公報
参照)。
いしは低減するための具体的な従来の技術として、電子
内視鏡の外周の少なくとも一部を電磁波を吸収する磁性
体が混入された可撓性樹脂材で被覆するようにした電子
内視鏡が提示されている(特開平7−51224号公報
参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−51224号公報に示された内視鏡装置では、電子
内視鏡で発生したノイズがプロセッサー内に混入し、例
えば映像信号にノイズが混入して画像を劣化させたり、
制御信号にノイズが混入して誤動作を起こさせたり、ま
た、プロセッサの筐体の隙間などから外部に放射され、
他の電気機器を誤動作させる可能性がある。このよう
に、電子内視鏡だけを電磁波を吸収する磁性体を含んだ
樹脂で覆ってもEMC対策としては不充分であった。
7−51224号公報に示された内視鏡装置では、電子
内視鏡で発生したノイズがプロセッサー内に混入し、例
えば映像信号にノイズが混入して画像を劣化させたり、
制御信号にノイズが混入して誤動作を起こさせたり、ま
た、プロセッサの筐体の隙間などから外部に放射され、
他の電気機器を誤動作させる可能性がある。このよう
に、電子内視鏡だけを電磁波を吸収する磁性体を含んだ
樹脂で覆ってもEMC対策としては不充分であった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、不要なノイズの発生と不要なノイズの混入を充分
に抑制ないし低減化する電子内視鏡装置を提供すること
を目的とする。
あり、不要なノイズの発生と不要なノイズの混入を充分
に抑制ないし低減化する電子内視鏡装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】請求項1に係る
発明は、電子内視鏡の先端部に撮像素子が配置され、こ
の撮像素子とプロセッサ内の患者回路とが信号ケーブル
で接続され、その信号ケーブルの外側に電子内視鏡各部
の構造体である外装金属が設けられている電子内視鏡装
置において、電子内視鏡の各部の外装金属をプロセッサ
との接続状態で、プロセッサ側電気コネクタの外装金属
を介して、プロセッサ内患者回路のグラウンド部に導通
するようにしたことを特徴とする電子内視鏡装置であ
る。
発明は、電子内視鏡の先端部に撮像素子が配置され、こ
の撮像素子とプロセッサ内の患者回路とが信号ケーブル
で接続され、その信号ケーブルの外側に電子内視鏡各部
の構造体である外装金属が設けられている電子内視鏡装
置において、電子内視鏡の各部の外装金属をプロセッサ
との接続状態で、プロセッサ側電気コネクタの外装金属
を介して、プロセッサ内患者回路のグラウンド部に導通
するようにしたことを特徴とする電子内視鏡装置であ
る。
【0009】請求項2に係る発明は、上記電子内視鏡の
各部の外装金属を隣り合う外装金属同志で導通させたこ
とを特徴とする請求項1記載の電子内視鏡装置である。
各部の外装金属を隣り合う外装金属同志で導通させたこ
とを特徴とする請求項1記載の電子内視鏡装置である。
【0010】請求項3に係る発明は、少なくとも上記撮
像素子が絶縁された状態で保持されている撮像素子保持
部材までを先端部の外装金属に導通させたことを特徴と
する請求項1記載の電子内視鏡装置である。
像素子が絶縁された状態で保持されている撮像素子保持
部材までを先端部の外装金属に導通させたことを特徴と
する請求項1記載の電子内視鏡装置である。
【0011】請求項4に係る発明は、撮像素子用の信号
ケーブルの外側を覆う一括シールドを設け、一括シール
ドは、電子内視鏡単体状態では外装金属に対し絶縁状態
とし、プロセッサとの接続状態でプロセッサ内患者回路
のグラウンド部に導通し、電子内視鏡の外装金属と同電
位となるようにした請求項1又は請求項2又は請求項3
記載の電子内視鏡装置である。
ケーブルの外側を覆う一括シールドを設け、一括シール
ドは、電子内視鏡単体状態では外装金属に対し絶縁状態
とし、プロセッサとの接続状態でプロセッサ内患者回路
のグラウンド部に導通し、電子内視鏡の外装金属と同電
位となるようにした請求項1又は請求項2又は請求項3
記載の電子内視鏡装置である。
【0012】この構成によれば、ビデオプロセッサの接
続部から撮像素子までのほぼ全域を患者回路基板のグラ
ウンド電位でシールドされ、不要ノイズの発生と不要な
ノイズの混入を充分抑制ないし低減する。
続部から撮像素子までのほぼ全域を患者回路基板のグラ
ウンド電位でシールドされ、不要ノイズの発生と不要な
ノイズの混入を充分抑制ないし低減する。
【0013】ここではファイバースコープや硬性鏡に装
着されるビデオコンバータも電子内視鏡に含まれるもの
と定義する。
着されるビデオコンバータも電子内視鏡に含まれるもの
と定義する。
【0014】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1ないし図3
を参照して本発明の第1実施形態に係る電子内視鏡装置
について説明する。
を参照して本発明の第1実施形態に係る電子内視鏡装置
について説明する。
【0015】図1は、電子内視鏡装置の全体的構成を示
す説明図である。同図1において、1は電子内視鏡、2
はビデオプロセッサ、3はTVモニタである。電子内視
鏡1は体腔内に挿入できるように可撓性を有する細長の
挿入部4を有し、挿入部4の先端部分には、対物レンズ
5(図2)と、撮像素子としての固体撮像素子、例えば
CCD6(図2)が配設されている。挿入部4の後端に
は、操作部7が形成されており、操作部7からはユニバ
ーサルコード8が延出している。上記挿入部4は先端部
11と湾曲部12と可撓管部13からなり、湾曲部12
は操作部7に設けたアングルノブ14によって湾曲させ
られるようになっている。
す説明図である。同図1において、1は電子内視鏡、2
はビデオプロセッサ、3はTVモニタである。電子内視
鏡1は体腔内に挿入できるように可撓性を有する細長の
挿入部4を有し、挿入部4の先端部分には、対物レンズ
5(図2)と、撮像素子としての固体撮像素子、例えば
CCD6(図2)が配設されている。挿入部4の後端に
は、操作部7が形成されており、操作部7からはユニバ
ーサルコード8が延出している。上記挿入部4は先端部
11と湾曲部12と可撓管部13からなり、湾曲部12
は操作部7に設けたアングルノブ14によって湾曲させ
られるようになっている。
【0016】上記ユニバーサルコード8の末端にはビデ
オプロセッサ2に接続されるコネクター部20が設けら
れており、このコネクター部20にはライトガイドコネ
クタ21と電気コネクタ22などが設けられている。ラ
イトガイドコネクタ21はビデオプロセッサ2内の光源
部(図示せず)から発する照明光を受けて、電子内視鏡
1内に配置したライトガイドファイバー(図示せず)に
照明光を入射させるための接続部である。ライトガイド
ファイバーに入射した照明光はそのライトガイドファイ
バーを通じて挿入部4の先端部分に設けた照明窓(図示
せず)に導かれる。
オプロセッサ2に接続されるコネクター部20が設けら
れており、このコネクター部20にはライトガイドコネ
クタ21と電気コネクタ22などが設けられている。ラ
イトガイドコネクタ21はビデオプロセッサ2内の光源
部(図示せず)から発する照明光を受けて、電子内視鏡
1内に配置したライトガイドファイバー(図示せず)に
照明光を入射させるための接続部である。ライトガイド
ファイバーに入射した照明光はそのライトガイドファイ
バーを通じて挿入部4の先端部分に設けた照明窓(図示
せず)に導かれる。
【0017】また、電気コネクタ22は電子内視鏡1内
に配置した信号ケーブル23(図2)を通じて、CCD
6(図2)に駆動信号を送り、また、CCD6からの出
力をビデオプロセッサ2へ伝送するための接続部であ
る。CCD6からの撮像信号はビデオプロセッサ2にお
いて映像信号に変換され、映像信号は他の信号ケーブル
24を介してTVモニタ3に伝送される。
に配置した信号ケーブル23(図2)を通じて、CCD
6(図2)に駆動信号を送り、また、CCD6からの出
力をビデオプロセッサ2へ伝送するための接続部であ
る。CCD6からの撮像信号はビデオプロセッサ2にお
いて映像信号に変換され、映像信号は他の信号ケーブル
24を介してTVモニタ3に伝送される。
【0018】図2は電子内視鏡1の各構成部同志の電気
的なつながり具合を示した回路図である。電子内視鏡1
の外表面は点線ないし2点鎖線で示されるように電気的
絶縁材30で覆われている。絶縁材30の内側には金属
からなる構造体があり、以下、これを外装金属31と呼
ぶ。
的なつながり具合を示した回路図である。電子内視鏡1
の外表面は点線ないし2点鎖線で示されるように電気的
絶縁材30で覆われている。絶縁材30の内側には金属
からなる構造体があり、以下、これを外装金属31と呼
ぶ。
【0019】挿入部4は大きく分けて先端部11、湾曲
部12および可撓管部13の3つの部分からなるが、そ
れらの部分には上記外装金属31が設けられている。
部12および可撓管部13の3つの部分からなるが、そ
れらの部分には上記外装金属31が設けられている。
【0020】操作部7の内部には、金属からなる操作部
構造体35があり、この操作部構造体35の外側には電
気的絶縁材からなる操作部外装ケース36が配置され、
操作部外装ケース36は操作部構造体35に直接または
間接的に固定されている。この場合、上記操作部構造体
35を操作部7における外装金属31と位置付ける。ま
た、操作部外装ケース36を操作部7における電気的絶
縁材30と位置付ける。
構造体35があり、この操作部構造体35の外側には電
気的絶縁材からなる操作部外装ケース36が配置され、
操作部外装ケース36は操作部構造体35に直接または
間接的に固定されている。この場合、上記操作部構造体
35を操作部7における外装金属31と位置付ける。ま
た、操作部外装ケース36を操作部7における電気的絶
縁材30と位置付ける。
【0021】ユニバーサルコード8にも、上記挿入部4
と同様、外装金属31が存在し、この外装金属31の外
表面は、電気的絶縁材30で覆われている。
と同様、外装金属31が存在し、この外装金属31の外
表面は、電気的絶縁材30で覆われている。
【0022】この実施形態でのコネクター部20は、第
1のケース41と第2のケース42の2体で構成されて
おり、第1のケース41と第2のケース42の材質は共
に金属で作られていて、両ケース41,42共に、コネ
クター部20における外装金属31と位置付ける。
1のケース41と第2のケース42の2体で構成されて
おり、第1のケース41と第2のケース42の材質は共
に金属で作られていて、両ケース41,42共に、コネ
クター部20における外装金属31と位置付ける。
【0023】ビデオプロセッサ2との接続時の電気的安
全性を考慮して、第1のケース41の外表面には電気的
絶縁塗装を施すことにより、第1のケース41の外表面
を覆う電気的絶縁材30が形成されている。
全性を考慮して、第1のケース41の外表面には電気的
絶縁塗装を施すことにより、第1のケース41の外表面
を覆う電気的絶縁材30が形成されている。
【0024】また、第2のケース42の面は、ビデオプ
ロセッサ2との接続状態では外側に露出しない所なの
で、例えばSUS材のままで、ここには第1のケース4
1のような電気的絶縁塗装等の処理を施さなくても構わ
ない。
ロセッサ2との接続状態では外側に露出しない所なの
で、例えばSUS材のままで、ここには第1のケース4
1のような電気的絶縁塗装等の処理を施さなくても構わ
ない。
【0025】上述したところより知れるように、コネク
ター部20の外装金属31は第1のケース41の母材で
あり、また、第2のケース42の母材でもある。また、
第2のケース42にはライトガイドコネクタ21が固定
されており、さらに電気コネクタ22の部分の外装金属
31が電気的に導通された状態で固定されている。
ター部20の外装金属31は第1のケース41の母材で
あり、また、第2のケース42の母材でもある。また、
第2のケース42にはライトガイドコネクタ21が固定
されており、さらに電気コネクタ22の部分の外装金属
31が電気的に導通された状態で固定されている。
【0026】再度、図2を全体的に見ると、電子内視鏡
1を構成している各部分の外装金属31が各々電気的に
導通した状態で接続されている。つまり、電子内視鏡1
の全体が同一電位の金属体で覆われている。
1を構成している各部分の外装金属31が各々電気的に
導通した状態で接続されている。つまり、電子内視鏡1
の全体が同一電位の金属体で覆われている。
【0027】引き続き図2についての構成を説明する。
挿入部4の先端部11に配設されたCCD6には回路基
板(図示せず)を介して信号ケーブル23の各電線が接
続されている。図2は信号ケーブル23の導体のみを示
したものであり、また、全ての線を図示したものではな
い。
挿入部4の先端部11に配設されたCCD6には回路基
板(図示せず)を介して信号ケーブル23の各電線が接
続されている。図2は信号ケーブル23の導体のみを示
したものであり、また、全ての線を図示したものではな
い。
【0028】信号ケーブル23の電線には、シールド線
と単純線があり、それらの電線の外側には一括シールド
45が配設され、一括シールド45の内側には、図2で
示すように、GND線46と、CCD6からの入出力線
47が設けられている。
と単純線があり、それらの電線の外側には一括シールド
45が配設され、一括シールド45の内側には、図2で
示すように、GND線46と、CCD6からの入出力線
47が設けられている。
【0029】上記入出力線47は主にシールド線で形成
されており、その内部導体48および外部導体49は直
接または回路基板(図示せず)を介してCCD6に配線
されている。図2では更にGND線46と外部導体49
とが電気的に接続されている。
されており、その内部導体48および外部導体49は直
接または回路基板(図示せず)を介してCCD6に配線
されている。図2では更にGND線46と外部導体49
とが電気的に接続されている。
【0030】更に、CCD6回りの電気的なつながり具
合について引き続き図2を参照して説明する。すなわ
ち、CCD6回りには、対物レンズ5を保持する対物レ
ンズ枠51、CCD6を電気的に絶縁した状態で保持す
るCCD保持部材52、CCD6の後方の電装部53を
遮蔽するシールド枠54がある。
合について引き続き図2を参照して説明する。すなわ
ち、CCD6回りには、対物レンズ5を保持する対物レ
ンズ枠51、CCD6を電気的に絶縁した状態で保持す
るCCD保持部材52、CCD6の後方の電装部53を
遮蔽するシールド枠54がある。
【0031】対物レンズ枠51、CCD保持部材52、
シールド枠54は各々金属部材で作られている。対物レ
ンズ枠51、CCD保持部材52、シールド枠54は互
いに電気的に導通しており、更に対物レンズ枠51を介
して先端部11の外装金属31に電気的に導通してい
る。つまり、各枠51,52,54は先端部11の外装
金属31に電気的に落ちている。一括シールド45につ
いては、先端部側ではシールド枠54及び各電線に対し
ても電気的に絶縁された状態で保持されている。
シールド枠54は各々金属部材で作られている。対物レ
ンズ枠51、CCD保持部材52、シールド枠54は互
いに電気的に導通しており、更に対物レンズ枠51を介
して先端部11の外装金属31に電気的に導通してい
る。つまり、各枠51,52,54は先端部11の外装
金属31に電気的に落ちている。一括シールド45につ
いては、先端部側ではシールド枠54及び各電線に対し
ても電気的に絶縁された状態で保持されている。
【0032】次に、電気コネクタ22の内部について引
き続き図2を参照して説明する。信号ケーブル23の一
括シールド45、GND線46、入出力線47の内部導
体48及び外部導体49は各々指定の接点に配線されて
いる。更に、例えば、操作部7に設けられたリモートス
イッチ56からの2本の電線57も同様に指定の接点に
配線されている。また、信号ケーブル23のコネクター
部20側付近部分の外周には、ノイズ吸収体であるフェ
ライト58が設けられている。
き続き図2を参照して説明する。信号ケーブル23の一
括シールド45、GND線46、入出力線47の内部導
体48及び外部導体49は各々指定の接点に配線されて
いる。更に、例えば、操作部7に設けられたリモートス
イッチ56からの2本の電線57も同様に指定の接点に
配線されている。また、信号ケーブル23のコネクター
部20側付近部分の外周には、ノイズ吸収体であるフェ
ライト58が設けられている。
【0033】次に、図3を参照して、電子内視鏡1をビ
デオプロセッサ2に接続した時の電気的なつながり具合
を説明する。その前に、ビデオプロセッサ2自体の構成
について説明する。すなわち、ビデオプロセッサ2の筐
体60には、電子内視鏡1のライトガイドコネクタ21
が接続される第2のライトガイドコネクタ61と、電子
内視鏡1の電気コネクタ22が接続される第2の電気コ
ネクタ63とが設けられている。第2のライトガイドコ
ネクタ61と第2の電気コネクタ63とは電気的に絶縁
された状態で筐体60に保持されている。
デオプロセッサ2に接続した時の電気的なつながり具合
を説明する。その前に、ビデオプロセッサ2自体の構成
について説明する。すなわち、ビデオプロセッサ2の筐
体60には、電子内視鏡1のライトガイドコネクタ21
が接続される第2のライトガイドコネクタ61と、電子
内視鏡1の電気コネクタ22が接続される第2の電気コ
ネクタ63とが設けられている。第2のライトガイドコ
ネクタ61と第2の電気コネクタ63とは電気的に絶縁
された状態で筐体60に保持されている。
【0034】ビデオプロセッサ2には患者回路GND面
65と患者回路66が設けられており、グラウンド部と
しての患者回路GND面65はコンデンサ68を介して
筐体60に電気的に導通している。
65と患者回路66が設けられており、グラウンド部と
しての患者回路GND面65はコンデンサ68を介して
筐体60に電気的に導通している。
【0035】第2の電気コネクタ63の内部には各接点
ピン(図示せず)があり、その外周には外装金属31が
設けられており、外装金属31は導通用金属部材67を
介して患者回路GND面65に対し電気的に導通した接
続状態になっている。導通用金属部材67は単純な太目
の電線でもメッシュ状のシールド線でも金属部材でも電
気的導通部材であれば何でも構わない。
ピン(図示せず)があり、その外周には外装金属31が
設けられており、外装金属31は導通用金属部材67を
介して患者回路GND面65に対し電気的に導通した接
続状態になっている。導通用金属部材67は単純な太目
の電線でもメッシュ状のシールド線でも金属部材でも電
気的導通部材であれば何でも構わない。
【0036】電子内視鏡1のライトガイドコネクタ21
と電気コネクタ22は各々第2のライトガイドコネクタ
61と第2の電気コネクタ63に対して着脱自在に接続
される。図3はそれらを接続した状態を示す。
と電気コネクタ22は各々第2のライトガイドコネクタ
61と第2の電気コネクタ63に対して着脱自在に接続
される。図3はそれらを接続した状態を示す。
【0037】図3に示すように接続すると、電子内視鏡
1の全体の外装金属31がビデオプロセッサ2の第2の
電気コネクタ63の外装金属31を通じて患者回路GN
D面65に導通する。また、信号ケーブル23内のGN
D線46、入出力線47の外部導体49、及び一括シー
ルド45は各々の接点ピン(図示せず)を介して上記同
様に接続され、患者回路GND面65に導通する。
1の全体の外装金属31がビデオプロセッサ2の第2の
電気コネクタ63の外装金属31を通じて患者回路GN
D面65に導通する。また、信号ケーブル23内のGN
D線46、入出力線47の外部導体49、及び一括シー
ルド45は各々の接点ピン(図示せず)を介して上記同
様に接続され、患者回路GND面65に導通する。
【0038】尚、本実施形態の要旨とは直接関係のない
他の信号線(図示せず)及びリモートスイッチ56から
の電線57は第2の電気コネクタ63を介してビデオプ
ロセッサ2の筐体60内の患者回路66に導かれてい
る。
他の信号線(図示せず)及びリモートスイッチ56から
の電線57は第2の電気コネクタ63を介してビデオプ
ロセッサ2の筐体60内の患者回路66に導かれてい
る。
【0039】上記までの説明では、電子内視鏡1の各部
の外装金属31が隣り合う外装金属同志に導通している
が、そうした構造でなくても例えば電線等を介して部分
的にまとめたものを更にまとめて結果的に電子内視鏡1
の全体の主要な外装金属を同電位にした構造でも構わな
い。
の外装金属31が隣り合う外装金属同志に導通している
が、そうした構造でなくても例えば電線等を介して部分
的にまとめたものを更にまとめて結果的に電子内視鏡1
の全体の主要な外装金属を同電位にした構造でも構わな
い。
【0040】このような構成、つまり、CCD駆動時、
CCD6、信号ケーブル23を含めた患者回路全体を患
者回路66のグラウンド(GND)と同電位な外装金属
全体で覆うこと、つまり、シールドすることで、システ
ムからの不要輻射ノイズの放射及びシステムへの不要輻
射ノイズの混入を低減できる。
CCD6、信号ケーブル23を含めた患者回路全体を患
者回路66のグラウンド(GND)と同電位な外装金属
全体で覆うこと、つまり、シールドすることで、システ
ムからの不要輻射ノイズの放射及びシステムへの不要輻
射ノイズの混入を低減できる。
【0041】電子内視鏡1の外装金属31をビデオプロ
セッサ2の第2の電気コネクタ63の外装金属部材を介
して、ビデオプロセッサ2内で患者回路GND面65に
短絡させた。すなわち、短絡のさせ方が電子内視鏡1内
ではなくビデオプロセッサ2内で電子内視鏡1の外装金
属31を患者回路GND面65に短絡させているため、
電子内視鏡1内で行うよりもスペース上の制約が少な
く、表面積の大きい導通部材でしっかりと導通が可能で
あり、その結果、従来技術よりもシールドの効果及び安
定性も高い。
セッサ2の第2の電気コネクタ63の外装金属部材を介
して、ビデオプロセッサ2内で患者回路GND面65に
短絡させた。すなわち、短絡のさせ方が電子内視鏡1内
ではなくビデオプロセッサ2内で電子内視鏡1の外装金
属31を患者回路GND面65に短絡させているため、
電子内視鏡1内で行うよりもスペース上の制約が少な
く、表面積の大きい導通部材でしっかりと導通が可能で
あり、その結果、従来技術よりもシールドの効果及び安
定性も高い。
【0042】[第2実施形態]図4を参照して本発明の
第2実施形態に係る電子内視鏡装置について説明する。
本実施形態はファイバースコープ70とビデオコンバー
タ71を組み合わせて構成する電子内視鏡装置の例であ
る。図4はファイバースコープ70とビデオコンバータ
71をビデオプロセッサ2に接続した状態を示す。
第2実施形態に係る電子内視鏡装置について説明する。
本実施形態はファイバースコープ70とビデオコンバー
タ71を組み合わせて構成する電子内視鏡装置の例であ
る。図4はファイバースコープ70とビデオコンバータ
71をビデオプロセッサ2に接続した状態を示す。
【0043】ビデオコンバータ71はカメラヘッド72
を有し、カメラヘッド72内にはCCD6が内蔵されて
いる。また、カメラヘッド72はファイバースコープ7
0の接眼部73に対し着脱自在に接続される。
を有し、カメラヘッド72内にはCCD6が内蔵されて
いる。また、カメラヘッド72はファイバースコープ7
0の接眼部73に対し着脱自在に接続される。
【0044】ファイバースコープ70の先端部11の対
物レンズ(図示せず)からイメージガイドファイバー
(図示せず)を介して接眼部73に導かれた像はカメラ
ヘッド72内のCCD6で光電変換される。光電変換さ
れた信号は、ビデオコンバータ71内の信号ケーブル2
3を介して、電気コネクタ22、第2の電気コネクタ6
3内を経由し、ビデオプロセッサ2内で信号処理されて
像としてTVモニタ3(図1)上に映し出される。
物レンズ(図示せず)からイメージガイドファイバー
(図示せず)を介して接眼部73に導かれた像はカメラ
ヘッド72内のCCD6で光電変換される。光電変換さ
れた信号は、ビデオコンバータ71内の信号ケーブル2
3を介して、電気コネクタ22、第2の電気コネクタ6
3内を経由し、ビデオプロセッサ2内で信号処理されて
像としてTVモニタ3(図1)上に映し出される。
【0045】ビデオコンバータ71には、湾曲部、可撓
管部、及び操作部がないため、ユニバーサルコード75
が先端部であるカメラヘッド72に直接に接続されてい
る。
管部、及び操作部がないため、ユニバーサルコード75
が先端部であるカメラヘッド72に直接に接続されてい
る。
【0046】ビデオコンバータ71の内部の電気的なつ
ながり具合及びビデオコンバータ71とビデオプロセッ
サ2との接続時の電気的なつながり具合は図4に示した
通りであり、図3の場合と全く同じである。また、CC
D6及び信号ケーブル23の外側全体を覆う外装金属3
1が接続時にビデオプロセッサ2の第2の電気コネクタ
63の外装金属31を通じて患者回路GND面65に導
通する構造になっている。
ながり具合及びビデオコンバータ71とビデオプロセッ
サ2との接続時の電気的なつながり具合は図4に示した
通りであり、図3の場合と全く同じである。また、CC
D6及び信号ケーブル23の外側全体を覆う外装金属3
1が接続時にビデオプロセッサ2の第2の電気コネクタ
63の外装金属31を通じて患者回路GND面65に導
通する構造になっている。
【0047】図4ではファイバースコープ70が接続さ
れているが、別にファイバースコープ70でなくても、
挿入部4が硬性な硬性鏡等でもビデオコンバータ71に
接続可能なものであれば何でも構わない。
れているが、別にファイバースコープ70でなくても、
挿入部4が硬性な硬性鏡等でもビデオコンバータ71に
接続可能なものであれば何でも構わない。
【0048】尚、図4の中で図3と同一番号が付されて
いるものは、図3の番号のものと同じ物であるため、そ
の説明は省略する。また、作用・効果は、前述した第1
実施形態と同じため、ここでの説明は省略する。
いるものは、図3の番号のものと同じ物であるため、そ
の説明は省略する。また、作用・効果は、前述した第1
実施形態と同じため、ここでの説明は省略する。
【0049】図5は電子内視鏡1のコネクター部20に
おける電気コネクタ22の電線配線部分について示すも
のである。図5は電気コネクタ22の後方(内方)電線
配線部における各接点ピン80を示した斜視図である。
おける電気コネクタ22の電線配線部分について示すも
のである。図5は電気コネクタ22の後方(内方)電線
配線部における各接点ピン80を示した斜視図である。
【0050】各種接点ピン80は接点ピン保持部材81
に固定され、後方へ平行に突き出している。接点ピン保
持部材81に対する各種接点ピン80の固定方法は接着
でもねじ止めでも圧入でも何でも構わない。接点ピン保
持部材81は電気絶縁材で作られている。
に固定され、後方へ平行に突き出している。接点ピン保
持部材81に対する各種接点ピン80の固定方法は接着
でもねじ止めでも圧入でも何でも構わない。接点ピン保
持部材81は電気絶縁材で作られている。
【0051】各接点ピン80は接点ピン保持部材81を
貫通しており、内方他端にはCCD6へつながる各種電
線82が直に半田付けで接続されて配線されている。
貫通しており、内方他端にはCCD6へつながる各種電
線82が直に半田付けで接続されて配線されている。
【0052】各種電線82が配線される側の接点ピン8
0の、接点ピン保持部材81からの突出長さは異なる。
具体的には外周側のものよりも中央部側のものの方が長
くなっている。すなわち、R1>R2>R3であるとき、
それぞれの接点ピン80の長さが、L1<L2<L3の数
値関係になっている。
0の、接点ピン保持部材81からの突出長さは異なる。
具体的には外周側のものよりも中央部側のものの方が長
くなっている。すなわち、R1>R2>R3であるとき、
それぞれの接点ピン80の長さが、L1<L2<L3の数
値関係になっている。
【0053】このように接点ピン80の配線側突出長
を、外側のものよりも中央側のものを長くしたことで、
電線82の配線作業の改善、特に中央部の接点ピン80
の配線作業を容易に行える。
を、外側のものよりも中央側のものを長くしたことで、
電線82の配線作業の改善、特に中央部の接点ピン80
の配線作業を容易に行える。
【0054】また、図5において、ビデオプロセッサ2
側に突き出す接点ピン80の突出長さも一部異なる。具
体的には少なくともCCD6のGNDラインの接点ピン
80がCCD6の電源ラインの接点ピン80よりも長く
なっており、ビデオプロセッサ2の接続時に電源ライン
よりもGNDラインの方が最初に接続されるようになっ
ている。このように構成すれば、ビデオプロセッサ2の
駆動状態で、電子内視鏡1の電気コネクタ22を抜き差
しした時に発生する突入電圧によるCCD6の破壊を防
止できる。
側に突き出す接点ピン80の突出長さも一部異なる。具
体的には少なくともCCD6のGNDラインの接点ピン
80がCCD6の電源ラインの接点ピン80よりも長く
なっており、ビデオプロセッサ2の接続時に電源ライン
よりもGNDラインの方が最初に接続されるようになっ
ている。このように構成すれば、ビデオプロセッサ2の
駆動状態で、電子内視鏡1の電気コネクタ22を抜き差
しした時に発生する突入電圧によるCCD6の破壊を防
止できる。
【0055】図6は電子内視鏡1のコネクター部20に
おける電気コネクタ22と、この部分に着脱自在に装着
できる内視鏡用防水キャップ85を示したものである。
おける電気コネクタ22と、この部分に着脱自在に装着
できる内視鏡用防水キャップ85を示したものである。
【0056】防水キャップ85の口元には取付用ねじ部
材86が形成され、これよりも内側には水密用のパッキ
ン87が設けられている。また、電気コネクタ22の外
観形状は図6で示すように、先端開口部側部分88が一
段細くなっており、また、根元部分89の基端部外周に
は上記取付用ねじ部材86のねじ部と螺合するねじ部9
0が形成されている。電気コネクタ22の先端開口部側
部分88の径Aと、パッキン87の内径Bと、電気コネ
クタ22の根元部分89の径Cとの寸法関係は、A<B
<Cとなっている。
材86が形成され、これよりも内側には水密用のパッキ
ン87が設けられている。また、電気コネクタ22の外
観形状は図6で示すように、先端開口部側部分88が一
段細くなっており、また、根元部分89の基端部外周に
は上記取付用ねじ部材86のねじ部と螺合するねじ部9
0が形成されている。電気コネクタ22の先端開口部側
部分88の径Aと、パッキン87の内径Bと、電気コネ
クタ22の根元部分89の径Cとの寸法関係は、A<B
<Cとなっている。
【0057】電気コネクタ22の先端開口部側部分88
と、パッキン87と、電気コネクタ22の根元部分89
とが上記関係に設定したことにより、電気コネクタ22
に防水キャップ85を取付けた時、パッキン87のシー
ル面は電気コネクタ22の根元部分89の外周面に初め
て直接に嵌合して圧接することにより達成される。この
ため、電気コネクタ22への防水キャップ85の着脱性
の改善とパッキン87の耐久性の向上が図れる。つま
り、防水キャップ85の取付け時、パッキン87と電気
コネクタ22との接触部を短くすることで、着脱性能が
良くなる。また、パッキン87に与えるダメージを少な
くしてパッキン87そのものの耐久性も向上させる。
と、パッキン87と、電気コネクタ22の根元部分89
とが上記関係に設定したことにより、電気コネクタ22
に防水キャップ85を取付けた時、パッキン87のシー
ル面は電気コネクタ22の根元部分89の外周面に初め
て直接に嵌合して圧接することにより達成される。この
ため、電気コネクタ22への防水キャップ85の着脱性
の改善とパッキン87の耐久性の向上が図れる。つま
り、防水キャップ85の取付け時、パッキン87と電気
コネクタ22との接触部を短くすることで、着脱性能が
良くなる。また、パッキン87に与えるダメージを少な
くしてパッキン87そのものの耐久性も向上させる。
【0058】図7は電子内視鏡1のコネクター部20に
おける電気コネクタ22に装着する内視鏡用防水キャッ
プ85を使用しないとき、その内視鏡用防水キャップ8
5を置くための防水キャップ置き場91を上記コネクタ
ー部20に設けたものである。上記防水キャップ置き場
91はコネクター部外装部品92の上面一部を利用して
凹部93を形成している。防止キャップ85はチェーン
95を介してコネクター部20の根元に接続されてい
る。図7は防水キャップ置き場91に防水キャップ85
が保持されている状態を示す。
おける電気コネクタ22に装着する内視鏡用防水キャッ
プ85を使用しないとき、その内視鏡用防水キャップ8
5を置くための防水キャップ置き場91を上記コネクタ
ー部20に設けたものである。上記防水キャップ置き場
91はコネクター部外装部品92の上面一部を利用して
凹部93を形成している。防止キャップ85はチェーン
95を介してコネクター部20の根元に接続されてい
る。図7は防水キャップ置き場91に防水キャップ85
が保持されている状態を示す。
【0059】また、コネクター部外装部品92の表面上
には、注意事項、製品名、製造元などが記載された表示
ラベル94が貼り付けられている。表示ラベル94は上
記防水キャップ置き場91に防水キャップ85を置いた
とき、その防水キャップ85が接触するコネクター部外
装部品92の表面上に一部延出された形で、貼り付けら
れている。
には、注意事項、製品名、製造元などが記載された表示
ラベル94が貼り付けられている。表示ラベル94は上
記防水キャップ置き場91に防水キャップ85を置いた
とき、その防水キャップ85が接触するコネクター部外
装部品92の表面上に一部延出された形で、貼り付けら
れている。
【0060】このように防水キャップ85が接触するコ
ネクター部外装部品92の表面上に一部延出された形
で、表示ラベル94を貼り付けると、電子内視鏡1の外
観部品の耐薬表面処理が防水キャップ85を置く動作の
繰り返しで傷つかず、耐薬性を維持できる。また、不用
意にコネクター部20をぶつけたりして、防水キャップ
などの付属品を取り付け/保持する際に、外観部品の耐
薬表面処理を誤って剥がしてしまうことも防止できる。
ネクター部外装部品92の表面上に一部延出された形
で、表示ラベル94を貼り付けると、電子内視鏡1の外
観部品の耐薬表面処理が防水キャップ85を置く動作の
繰り返しで傷つかず、耐薬性を維持できる。また、不用
意にコネクター部20をぶつけたりして、防水キャップ
などの付属品を取り付け/保持する際に、外観部品の耐
薬表面処理を誤って剥がしてしまうことも防止できる。
【0061】表示ラベル94の材質はビニールでも金属
製のものでも何でも構わない。また、表示ラベル94の
貼る位置はコネクター部20に限定されない。
製のものでも何でも構わない。また、表示ラベル94の
貼る位置はコネクター部20に限定されない。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、撮像時
に、撮像素子や信号ケーブルを含めた患者回路全体を患
者回路のGNDと同電位な外装金属全体で覆った(シー
ルド)ことで、システムからの不要輻射ノイズの放射及
びシステムへの不要輻射ノイズの混入を低減できる。
に、撮像素子や信号ケーブルを含めた患者回路全体を患
者回路のGNDと同電位な外装金属全体で覆った(シー
ルド)ことで、システムからの不要輻射ノイズの放射及
びシステムへの不要輻射ノイズの混入を低減できる。
【0063】電子内視鏡(ビデオプコンバータ含む)の
外装金属を、ビデオプロセッサの第2の電気コネクタの
外装金属部材を介し、ビデオプロセッサ内で患者回路の
GNDに短絡させた。すなわち、電子内視鏡内ではなく
ビデオプロセッサ内で短絡させているため、スペース上
の制約が比較的少なく、表面積の大きい導通部材でしっ
かりと導通が可能となり、しいてはシールドの効果及び
安定性を高められる。
外装金属を、ビデオプロセッサの第2の電気コネクタの
外装金属部材を介し、ビデオプロセッサ内で患者回路の
GNDに短絡させた。すなわち、電子内視鏡内ではなく
ビデオプロセッサ内で短絡させているため、スペース上
の制約が比較的少なく、表面積の大きい導通部材でしっ
かりと導通が可能となり、しいてはシールドの効果及び
安定性を高められる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る電子内視鏡装置を
概略的に示し、(a)はその全体的構成す説明図、
(b)は先端部分の拡大図、(c)は電気コネクタ部分
のの拡大図。
概略的に示し、(a)はその全体的構成す説明図、
(b)は先端部分の拡大図、(c)は電気コネクタ部分
のの拡大図。
【図2】上記電子内視鏡の各構成部同志の電気的なつな
がり具合を示した回路図。
がり具合を示した回路図。
【図3】ビデオプロセッサにコネクター部を接続した状
態での各構成部同志の電気的なつながり具合を示した回
路図。
態での各構成部同志の電気的なつながり具合を示した回
路図。
【図4】本発明の第2実施形態に係る電子内視鏡装置で
あって、ビデオプロセッサにコネクター部を接続した状
態での各構成部同志の電気的なつながり具合を示した回
路図。
あって、ビデオプロセッサにコネクター部を接続した状
態での各構成部同志の電気的なつながり具合を示した回
路図。
【図5】本発明の電子内視鏡装置においての電子内視鏡
の電気コネクタの電線配線部分の斜視図。
の電気コネクタの電線配線部分の斜視図。
【図6】本発明の電子内視鏡のコネクター部における電
気コネクタとこの部分に着脱自在に装着できる内視鏡用
防水キャップを示した側面図。
気コネクタとこの部分に着脱自在に装着できる内視鏡用
防水キャップを示した側面図。
【図7】(a)は本発明の電子内視鏡のコネクター部と
これに設けた防水キャップ置き場を示した側面図、
(b)は電子内視鏡のコネクター部の縦断面図。
これに設けた防水キャップ置き場を示した側面図、
(b)は電子内視鏡のコネクター部の縦断面図。
1…電子内視鏡、2…ビデオプロセッサ、3…TVモニ
タ、20…コネクター部、21…ライトガイドコネク
タ、22…電気コネクタ、23…信号ケーブル、30…
電気的絶縁材、31…外装金属、45…一括シールド、
46…GND線、47…入出力線、48…内部導体、4
9…外部導体、65…患者回路GND面、66…患者回
路、67…導通用金属部材。
タ、20…コネクター部、21…ライトガイドコネク
タ、22…電気コネクタ、23…信号ケーブル、30…
電気的絶縁材、31…外装金属、45…一括シールド、
46…GND線、47…入出力線、48…内部導体、4
9…外部導体、65…患者回路GND面、66…患者回
路、67…導通用金属部材。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月22日(1999.12.
22)
22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H040 BA00 CA08 DA00 GA01 GA02 GA06 4C061 AA00 BB01 CC06 DD00 JJ15 LL02 UU09 5C022 AA09 AC42 AC63 AC69 AC75 AC78 5C054 AA01 CA04 CC03 CD01 CE04 CE11 CH01 HA12
Claims (4)
- 【請求項1】電子内視鏡の先端部に撮像素子が配置さ
れ、この撮像素子とプロセッサ内の患者回路とが信号ケ
ーブルで接続され、その信号ケーブルの外側に電子内視
鏡各部の構造体である外装金属が設けられている電子内
視鏡装置において、 電子内視鏡の各部の外装金属をプロセッサとの接続状態
で、プロセッサ側電気コネクタの外装金属を介して、プ
ロセッサ内患者回路のグラウンド部に導通するようにし
たことを特徴とする電子内視鏡装置。 - 【請求項2】上記電子内視鏡の各部の外装金属を隣り合
う外装金属同志で導通させたことを特徴とする請求項1
記載の電子内視鏡装置。 - 【請求項3】少なくとも上記撮像素子が絶縁された状態
で保持されている撮像素子保持部材までを先端部の外装
金属に導通させたことを特徴とする請求項1記載の電子
内視鏡装置。 - 【請求項4】固体撮像素子用の信号ケーブルの外側を覆
う一括シールドを設け、一括シールドは、電子内視鏡単
体状態では外装金属に対し絶縁状態とし、プロセッサと
の接続状態でプロセッサ内患者回路のグラウンド部に導
通し、電子内視鏡の外装金属と同電位となるようにした
請求項1又は請求項2又は請求項3記載の電子内視鏡装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31110999A JP2001128936A (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | 電子内視鏡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31110999A JP2001128936A (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | 電子内視鏡装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001128936A true JP2001128936A (ja) | 2001-05-15 |
Family
ID=18013264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31110999A Withdrawn JP2001128936A (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | 電子内視鏡装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001128936A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010035755A (ja) * | 2008-08-04 | 2010-02-18 | Fujinon Corp | 内視鏡 |
WO2012124526A1 (ja) | 2011-03-15 | 2012-09-20 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 電子内視鏡及び内視鏡システム |
JP2015016240A (ja) * | 2013-07-12 | 2015-01-29 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 内視鏡 |
JP2017209215A (ja) * | 2016-05-24 | 2017-11-30 | Hoya株式会社 | 電子内視鏡システム |
JPWO2020166070A1 (ja) * | 2019-02-15 | 2021-11-11 | オリンパス株式会社 | 内視鏡、接地方法および内視鏡の先端部の接地方法 |
WO2024138685A1 (zh) * | 2022-12-30 | 2024-07-04 | 武汉迈瑞生物医疗科技有限公司 | 一种内窥镜组件及内窥镜系统 |
-
1999
- 1999-11-01 JP JP31110999A patent/JP2001128936A/ja not_active Withdrawn
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2012124526A1 (ja) | 2011-03-15 | 2012-09-20 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 電子内視鏡及び内視鏡システム |
JP5112575B2 (ja) * | 2011-03-15 | 2013-01-09 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 電子内視鏡及び内視鏡システム |
EP2561796A1 (en) * | 2011-03-15 | 2013-02-27 | Olympus Medical Systems Corp. | Electronic endoscope and endoscope system |
CN102958421A (zh) * | 2011-03-15 | 2013-03-06 | 奥林巴斯医疗株式会社 | 电子内窥镜及内窥镜系统 |
EP2561796A4 (en) * | 2011-03-15 | 2013-04-10 | Olympus Medical Systems Corp | ELECTRONIC ENDOSCOPE AND ENDOSCOPY SYSTEM |
US8654184B2 (en) | 2011-03-15 | 2014-02-18 | Olympus Medical Systems Corp. | Electric endoscope and endoscope system |
CN102958421B (zh) * | 2011-03-15 | 2014-08-27 | 奥林巴斯医疗株式会社 | 电子内窥镜及内窥镜系统 |
JP2015016240A (ja) * | 2013-07-12 | 2015-01-29 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 内視鏡 |
JP2017209215A (ja) * | 2016-05-24 | 2017-11-30 | Hoya株式会社 | 電子内視鏡システム |
JPWO2020166070A1 (ja) * | 2019-02-15 | 2021-11-11 | オリンパス株式会社 | 内視鏡、接地方法および内視鏡の先端部の接地方法 |
JP7123192B2 (ja) | 2019-02-15 | 2022-08-22 | オリンパス株式会社 | 内視鏡、接地方法および内視鏡の先端部の接地方法 |
WO2024138685A1 (zh) * | 2022-12-30 | 2024-07-04 | 武汉迈瑞生物医疗科技有限公司 | 一种内窥镜组件及内窥镜系统 |
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Date | Code | Title | Description |
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