JPH0731214B2 - 瞬時停電検出装置 - Google Patents
瞬時停電検出装置Info
- Publication number
- JPH0731214B2 JPH0731214B2 JP25084684A JP25084684A JPH0731214B2 JP H0731214 B2 JPH0731214 B2 JP H0731214B2 JP 25084684 A JP25084684 A JP 25084684A JP 25084684 A JP25084684 A JP 25084684A JP H0731214 B2 JPH0731214 B2 JP H0731214B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zero
- cross
- power failure
- instantaneous power
- cross pulse
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- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電源の瞬時停電検出装置に関するものであ
る。
る。
従来の技術 一般的に、商用電源に接続された機器を制御するために
は商用電源に同期して行うことが多いものである。その
ために、例えばマイクロコンピュータ等を使用した制御
装置ではゼロクロスパルスを入力しているものである。
従来行われている瞬時停電検出は、前記ゼロクロスパル
スがなくなったことを検知して瞬時停電を検出している
ものである。
は商用電源に同期して行うことが多いものである。その
ために、例えばマイクロコンピュータ等を使用した制御
装置ではゼロクロスパルスを入力しているものである。
従来行われている瞬時停電検出は、前記ゼロクロスパル
スがなくなったことを検知して瞬時停電を検出している
ものである。
発明が解決しようとする問題点 前記従来の構成のものは、負荷に交流モータを使用して
いる場合は確実な瞬時停電の検出ができないという問題
を有しているものである。つまり、瞬時停電が発生して
も交流モータの惰性による回転が継続して起電力を生
じ、ゼロクロスパルスが継続して発生するものである。
いる場合は確実な瞬時停電の検出ができないという問題
を有しているものである。つまり、瞬時停電が発生して
も交流モータの惰性による回転が継続して起電力を生
じ、ゼロクロスパルスが継続して発生するものである。
本発明はこのような問題点を解決するもので、負荷に交
流モータを使用している場合であっても、確実に瞬時停
電を検出することができる瞬時停電検出装置を提供する
ことを目的としているものである。
流モータを使用している場合であっても、確実に瞬時停
電を検出することができる瞬時停電検出装置を提供する
ことを目的としているものである。
問題点を解決するための手段 前記目的を達成するために本発明は、商用電源のゼロク
ロス点を検出してゼロクロスパルスを発生するゼロクロ
ス検出手段と、商用電源の半周期を計時し計時終了時に
第一の制御信号を出力するタイマー手段と、このタイマ
ー手段が第一の制御信号を出力した時に、前記ゼロクロ
スパルスの有無を判別しゼロクロスパルスが無い時に第
二の制御信号を出力する判別手段とを有し、前記タイマ
ー手段は判別手段がゼロクロス検出手段からゼロクロス
パルスを受けたときに計時を開始する瞬時停電検出装置
とするものである。
ロス点を検出してゼロクロスパルスを発生するゼロクロ
ス検出手段と、商用電源の半周期を計時し計時終了時に
第一の制御信号を出力するタイマー手段と、このタイマ
ー手段が第一の制御信号を出力した時に、前記ゼロクロ
スパルスの有無を判別しゼロクロスパルスが無い時に第
二の制御信号を出力する判別手段とを有し、前記タイマ
ー手段は判別手段がゼロクロス検出手段からゼロクロス
パルスを受けたときに計時を開始する瞬時停電検出装置
とするものである。
作 用 この手段によって、本発明は交流モータの回転が惰性に
よるものである場合には発生する起電力によるゼロクロ
スパルスが時間の経過とともにずれてくることを利用し
て、確実な瞬時停電の検出を行うものである。
よるものである場合には発生する起電力によるゼロクロ
スパルスが時間の経過とともにずれてくることを利用し
て、確実な瞬時停電の検出を行うものである。
実施例 以下、添付図面に基づいて本発明の実例を説明する。第
1図は本発明の実施例を示すブロック図である。1はゼ
ロクロス検出手段で、商用電源2によるゼロクロス点
と、停電時にはモータ6の誘導起電力によるゼロクロス
点を検出してゼロクロスパルスを発生する。3はタイマ
ー手段で、商用電源の周波数の半周期に相当する所定時
間を計時し、計時終了時に判別手段4に第一の制御信号
を送るものである。判別手段4は、タイマー手段3の第
一の制御信号を受けた時に前記ゼロクロス検出手段1が
ゼロクロスパルスを発生したかどうかを判別し、ゼロク
ロスパルスが無い場合には瞬時停電を示す第二の制御信
号を、ゼロクロスパルスがある場合には前記タイマー手
段3に所定時間の計時を開始する信号を送るものであ
る。
1図は本発明の実施例を示すブロック図である。1はゼ
ロクロス検出手段で、商用電源2によるゼロクロス点
と、停電時にはモータ6の誘導起電力によるゼロクロス
点を検出してゼロクロスパルスを発生する。3はタイマ
ー手段で、商用電源の周波数の半周期に相当する所定時
間を計時し、計時終了時に判別手段4に第一の制御信号
を送るものである。判別手段4は、タイマー手段3の第
一の制御信号を受けた時に前記ゼロクロス検出手段1が
ゼロクロスパルスを発生したかどうかを判別し、ゼロク
ロスパルスが無い場合には瞬時停電を示す第二の制御信
号を、ゼロクロスパルスがある場合には前記タイマー手
段3に所定時間の計時を開始する信号を送るものであ
る。
第2図に本実施例の具体的な回路図を示している。5は
商用交流電源で、制御される交流モーター6と前記第1
図に示すゼロクロス検出手段1と、タイマー手段3及び
判別手段4を構成するマイクロコンピュータ11とが接続
されている。
商用交流電源で、制御される交流モーター6と前記第1
図に示すゼロクロス検出手段1と、タイマー手段3及び
判別手段4を構成するマイクロコンピュータ11とが接続
されている。
本実施例ではゼロクロス検出手段1は、商用交流を直流
に整流する整流素子7と、整流素子7の出力によって駆
動されるトランジスタ8及びトランジスタ9と、フリッ
プフロップIC10とにっよって構成している。トランジス
タ8は、整流素子7が出力する直流電圧がベース・エミ
ッタ間電圧Vbeより小さいときはオフとなり、従ってト
ランジスタ9もオフとなるものである。トランジスタ9
がオフすれば、フリップフロップIC10の端子CKにはゼロ
クロスパルスが入力される。このゼロクロスパルスを受
けて端子CKへの入力がローからハイに変化すると、フリ
ップフロップIC10の端子Qは第一の制御信号であるハイ
信号を出力する。マイクロコンピュータ11の入力部11a
は、この信号を受けると、タイマー手段3を構成してい
るタイマー部11bに商用交流周波数の半周期に相当する
所定時間の計時を開始させる。つまり、60Hzの場合に
は、8.33ミリ秒の計時を開始するものである。ただしマ
イクロコンピュータ11の出力部11eは、フリップフロッ
プIC10の端子CKへの入力の立ち上がり時に端子Cに信号
を出力することにより、フリップフロップIC10の出力は
ハイからローにリセットされるものである。タイマー部
11bが所定時間の計時を終了すると第一の制御信号を発
生する。判断部11cはこの第一の制御信号を受けて入力
部11aにフリップフロップIC10の端子Qからゼロクロス
パルスが出力されているかどうかを判断している。また
このとき、ゼロクロスパルスの出力がないと判断した場
合は、瞬時停電が生じたものとして出力部11dから第二
の制御信号を出力するものである。
に整流する整流素子7と、整流素子7の出力によって駆
動されるトランジスタ8及びトランジスタ9と、フリッ
プフロップIC10とにっよって構成している。トランジス
タ8は、整流素子7が出力する直流電圧がベース・エミ
ッタ間電圧Vbeより小さいときはオフとなり、従ってト
ランジスタ9もオフとなるものである。トランジスタ9
がオフすれば、フリップフロップIC10の端子CKにはゼロ
クロスパルスが入力される。このゼロクロスパルスを受
けて端子CKへの入力がローからハイに変化すると、フリ
ップフロップIC10の端子Qは第一の制御信号であるハイ
信号を出力する。マイクロコンピュータ11の入力部11a
は、この信号を受けると、タイマー手段3を構成してい
るタイマー部11bに商用交流周波数の半周期に相当する
所定時間の計時を開始させる。つまり、60Hzの場合に
は、8.33ミリ秒の計時を開始するものである。ただしマ
イクロコンピュータ11の出力部11eは、フリップフロッ
プIC10の端子CKへの入力の立ち上がり時に端子Cに信号
を出力することにより、フリップフロップIC10の出力は
ハイからローにリセットされるものである。タイマー部
11bが所定時間の計時を終了すると第一の制御信号を発
生する。判断部11cはこの第一の制御信号を受けて入力
部11aにフリップフロップIC10の端子Qからゼロクロス
パルスが出力されているかどうかを判断している。また
このとき、ゼロクロスパルスの出力がないと判断した場
合は、瞬時停電が生じたものとして出力部11dから第二
の制御信号を出力するものである。
なおフリップフロップIC10と端子Dと端子Sとは、駆動
用の電源を受けるためのものである。
用の電源を受けるためのものである。
次に上記構成による作用を説明する。第3図は、商用電
源とゼロクロスパルスとの位置関係を示したものであ
る。同図のハからトの間で瞬時停電が生じているものと
する。つまりイとロの部分は正常なゼロクロス点であ
り、ゼロクロスパルスが発生している。瞬時停電が生じ
ているハからトの間では、負荷である交流モータ6の惰
性による回転で発生する起電力によって、パルスが発生
している。しかしこのパルスの発生間隔は、交流モータ
6の回転が遅くなってくるにつれて広がってくるもので
ある。つまり、イとロの間は商用交流周波数60Hzの半周
期である8.33ミリ秒であるのに対して、ハからトの間で
は8.33ミリ秒以上となるものである。従って、1つのゼ
ロクロスパルスが発生した瞬間から8.33ミリ秒経過時に
次のゼロクロスパルスが存在しない場合は、瞬時停電が
生じたものと判断できるものである。
源とゼロクロスパルスとの位置関係を示したものであ
る。同図のハからトの間で瞬時停電が生じているものと
する。つまりイとロの部分は正常なゼロクロス点であ
り、ゼロクロスパルスが発生している。瞬時停電が生じ
ているハからトの間では、負荷である交流モータ6の惰
性による回転で発生する起電力によって、パルスが発生
している。しかしこのパルスの発生間隔は、交流モータ
6の回転が遅くなってくるにつれて広がってくるもので
ある。つまり、イとロの間は商用交流周波数60Hzの半周
期である8.33ミリ秒であるのに対して、ハからトの間で
は8.33ミリ秒以上となるものである。従って、1つのゼ
ロクロスパルスが発生した瞬間から8.33ミリ秒経過時に
次のゼロクロスパルスが存在しない場合は、瞬時停電が
生じたものと判断できるものである。
また負荷の種類がモータ6ではなく起電力を発生しない
ものの場合は、ハとトの間にはゼロクロスパルスの発生
はないものである。従って8.33ミリ秒経過時にはゼロク
ロスパルスが存在しないため、前記同様瞬時停電が生じ
ていると判断するものである。
ものの場合は、ハとトの間にはゼロクロスパルスの発生
はないものである。従って8.33ミリ秒経過時にはゼロク
ロスパルスが存在しないため、前記同様瞬時停電が生じ
ていると判断するものである。
第4図は、マイクロコンピュータ11が有している瞬時停
電検知のためのプログラムを示すフローチャートであ
る。
電検知のためのプログラムを示すフローチャートであ
る。
発明の効果 以上のように本発明によれば、負荷に交流モータが接続
されていても瞬時停電の検知を確実に行うことができる
ものである。
されていても瞬時停電の検知を確実に行うことができる
ものである。
第1図は本発明の一実施例における瞬時停電検出装置の
構成を示すブロック図、第2図は本発明の一実施例にお
ける瞬時停電検出装置を示す回路図、第3図は同商用電
源波形とゼロクロスパルスの波形との位置関係を示す説
明図、第4図は同マイクロコンピュータが有している瞬
時停電検知のためのプログラムを示すフローチャートで
ある。 1……ゼロクロス検出手段、2……商用交流電源、3…
…タイマー手段、4……判別手段。
構成を示すブロック図、第2図は本発明の一実施例にお
ける瞬時停電検出装置を示す回路図、第3図は同商用電
源波形とゼロクロスパルスの波形との位置関係を示す説
明図、第4図は同マイクロコンピュータが有している瞬
時停電検知のためのプログラムを示すフローチャートで
ある。 1……ゼロクロス検出手段、2……商用交流電源、3…
…タイマー手段、4……判別手段。
Claims (1)
- 【請求項1】商用電源のゼロクロス点を検出してゼロク
ロスパルスを発生するゼロクロス検出手段と、商用電源
の半周期を計時し計時終了時に第一の制御信号を出力す
るタイマー手段と、このタイマー手段が第一の制御信号
を出力した時に、前記ゼロクロスパルスの有無を判別し
ゼロクロスパルスが無い時に第二の制御信号を出力する
判別手段とを有し、前記タイマー手段は判別手段がゼロ
クロス検出手段からゼロクロスパルスを受けたときに計
時を開始する瞬時停電検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25084684A JPH0731214B2 (ja) | 1984-11-28 | 1984-11-28 | 瞬時停電検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25084684A JPH0731214B2 (ja) | 1984-11-28 | 1984-11-28 | 瞬時停電検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61129581A JPS61129581A (ja) | 1986-06-17 |
JPH0731214B2 true JPH0731214B2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=17213877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25084684A Expired - Lifetime JPH0731214B2 (ja) | 1984-11-28 | 1984-11-28 | 瞬時停電検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0731214B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0758299B2 (ja) * | 1990-04-13 | 1995-06-21 | 小糸工業株式会社 | 衛生洗浄装置における瞬間停電の検出方法 |
JPH0619225U (ja) * | 1992-04-10 | 1994-03-11 | 株式会社東京ディップ | 圧着端子用絶縁スリーブ |
JP4915982B2 (ja) * | 2005-09-01 | 2012-04-11 | 株式会社リコー | 電源制御方法及びヒータ制御装置 |
-
1984
- 1984-11-28 JP JP25084684A patent/JPH0731214B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61129581A (ja) | 1986-06-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |