JP2516909B2 - 電源周波数判定装置 - Google Patents
電源周波数判定装置Info
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- JP2516909B2 JP2516909B2 JP60241921A JP24192185A JP2516909B2 JP 2516909 B2 JP2516909 B2 JP 2516909B2 JP 60241921 A JP60241921 A JP 60241921A JP 24192185 A JP24192185 A JP 24192185A JP 2516909 B2 JP2516909 B2 JP 2516909B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、50Hz及び60Hzの電源周波数を自動的に判定
する電源周波数判定装置に関するものである。
する電源周波数判定装置に関するものである。
従来の技術 従来より我国の電源周波数には50Hz及び60Hzの2種類
があり地域によって分かれている。周波数の違いが性能
に影響を与える機器、例えば直流モータを位相制御する
機器、交流モータをパルス駆動で使用した機器及び電源
周波数を基準にタイマを構成している機器等において
は、周波数の違いによる影響を50Hz及び60Hz地域により
周波数設定切換スイッチ等により人が操作し設定しなけ
ればならなかった。このように人が操作し設定しなけれ
ばならないため、誤設定を完全に防止することはでき
ず、誤設定の場合にはその機器が本来の性能を発揮でき
ないばかりか、その機器の故障等にもつながることがあ
るため、人が操作し設定することによらず自動的に電源
周波数を判定する電源周波数判定装置が多く見られるよ
うになってきた。
があり地域によって分かれている。周波数の違いが性能
に影響を与える機器、例えば直流モータを位相制御する
機器、交流モータをパルス駆動で使用した機器及び電源
周波数を基準にタイマを構成している機器等において
は、周波数の違いによる影響を50Hz及び60Hz地域により
周波数設定切換スイッチ等により人が操作し設定しなけ
ればならなかった。このように人が操作し設定しなけれ
ばならないため、誤設定を完全に防止することはでき
ず、誤設定の場合にはその機器が本来の性能を発揮でき
ないばかりか、その機器の故障等にもつながることがあ
るため、人が操作し設定することによらず自動的に電源
周波数を判定する電源周波数判定装置が多く見られるよ
うになってきた。
しかしながら、従来の電源周波数判定装置は、電源周
波数に同期したパルス信号の数が一定時間内に一定数以
上かまたは一定数以下かで判定するものである。
波数に同期したパルス信号の数が一定時間内に一定数以
上かまたは一定数以下かで判定するものである。
以下、図面を参照しながら従来の電源周波数判定装置
について説明を行う。
について説明を行う。
第3図は従来の電源周波数判定装置の構成図である。
1は電源(VAC)4の周波数に同期したパルス信号を発
生するパルス発生部であり、2はタイマ部3の起動中の
パルス発生部1よりのパルス信号の数を計数し、一定数
以上であれば60Hz、一定数未満であれば50Hzと判定する
カウンタ部である。
1は電源(VAC)4の周波数に同期したパルス信号を発
生するパルス発生部であり、2はタイマ部3の起動中の
パルス発生部1よりのパルス信号の数を計数し、一定数
以上であれば60Hz、一定数未満であれば50Hzと判定する
カウンタ部である。
以上のように構成された電源周波数判定装置につい
て、以下その動作について、第4図のタイミングチャー
トを用いて説明する。第4図aは50Hz時のパルス発生部
1よりのパルス信号を示したものであり第4図bは60Hz
時のパルス発生部1よりのパルス信号を示したものであ
る。タイマ部3で起動されるタイマ時間をtaとすると、
ta間の50Hz時におけるパルス信号の数はn50なり、60Hz
時におけるパルス信号の数はn60となる。
て、以下その動作について、第4図のタイミングチャー
トを用いて説明する。第4図aは50Hz時のパルス発生部
1よりのパルス信号を示したものであり第4図bは60Hz
時のパルス発生部1よりのパルス信号を示したものであ
る。タイマ部3で起動されるタイマ時間をtaとすると、
ta間の50Hz時におけるパルス信号の数はn50なり、60Hz
時におけるパルス信号の数はn60となる。
また、n50とn60はn60=(60/50)n50=1、2n50とい
う関係となっている。そして、n50<nJ<n60の関係とな
る判定用の個数をnJとすることにより、未知の電源周波
数に同期したパルス信号のタイマ時間ta間におけるパル
ス信号数をnXとすれば、nX>nJで60Hz,nX<nJで50Hzと
判定するものである。
う関係となっている。そして、n50<nJ<n60の関係とな
る判定用の個数をnJとすることにより、未知の電源周波
数に同期したパルス信号のタイマ時間ta間におけるパル
ス信号数をnXとすれば、nX>nJで60Hz,nX<nJで50Hzと
判定するものである。
発明が解決しようとする問題点 しかし、上記のような構成では、パルス発生部より発
生するパルス信号が何らかの影響で、例えばノズル及び
電源電圧の瞬時低下等で第5図の異常信号時のタイムチ
ャートに示すようにパルス信号の個数が正規の数より増
加または減少した場合、第5図aの様に50Hzでありなが
らパルス信号の個数が増加してnX>nJとなり60Hzと誤判
定されたり、第5図bの様に60Hzでありながらパルス信
号の個数が正規の数より減少してnX<nJとなり50Hzと誤
判定されたりする場合があるという問題点を有してい
た。このため、このような正規の電源周波数以外の影響
によるパルスの増減時においても正確に判定する電源周
波数以外の影響によるパルスの増減時においても正確に
判定する電源周波数判定装置の開発が望まれていた。
生するパルス信号が何らかの影響で、例えばノズル及び
電源電圧の瞬時低下等で第5図の異常信号時のタイムチ
ャートに示すようにパルス信号の個数が正規の数より増
加または減少した場合、第5図aの様に50Hzでありなが
らパルス信号の個数が増加してnX>nJとなり60Hzと誤判
定されたり、第5図bの様に60Hzでありながらパルス信
号の個数が正規の数より減少してnX<nJとなり50Hzと誤
判定されたりする場合があるという問題点を有してい
た。このため、このような正規の電源周波数以外の影響
によるパルスの増減時においても正確に判定する電源周
波数以外の影響によるパルスの増減時においても正確に
判定する電源周波数判定装置の開発が望まれていた。
本発明は上記問題点に鑑み、ノイズや電源の瞬時電圧
低下等の電源周波数以外の影響により電源周波数に同期
したパルスが増減した場合においても正確に電源周波数
を判定することのできる電源周波数判定装置を提供する
ものである。
低下等の電源周波数以外の影響により電源周波数に同期
したパルスが増減した場合においても正確に電源周波数
を判定することのできる電源周波数判定装置を提供する
ものである。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の電源周波数判定装
置は、電源に同期したパルス信号を発生するパルス発生
部と、このパルス発生部からの出力信号であるパルス信
号によって初期化されされると共に起動して第1のタイ
マ設定値の期間(以下t1とする)カウント動作する第1
のタイマ部と、この第1のタイマ部のタイマ終了信号に
よって初期化されると共に起動して第2のタイマ設定値
の期間(以下t2とする)カウント動作し、このカウント
動作中において前記パルス信号によってカウント動作を
停止する第2のタイマ部と、この第2のタイマ部のタイ
マ終了信号によって初期化されると共に起動して第3の
タイマ設定値の期間(以下t3とする)カウント動作し、
このカウント動作中において前記パルス信号によってカ
ウント動作を停止する第3のタイマ部と、前記パルス信
号及び前記第1・第2及び第3のタイマ部の動作状態を
検出するタイマ検出部とを備え、前記t1,t2,t3をt1<
(60Hz電源の周期)<(t1+t2)<(50Hz電源の周期)
<(t1+t2+t3)とし、前記パルス信号が前記第1・第
2及び第3のどのタイマ部のカウント動作中に前記パル
ス発生部から前記タイマ検出部へ入力されたかによって
電源の周波数を判定する構成としたものである。
置は、電源に同期したパルス信号を発生するパルス発生
部と、このパルス発生部からの出力信号であるパルス信
号によって初期化されされると共に起動して第1のタイ
マ設定値の期間(以下t1とする)カウント動作する第1
のタイマ部と、この第1のタイマ部のタイマ終了信号に
よって初期化されると共に起動して第2のタイマ設定値
の期間(以下t2とする)カウント動作し、このカウント
動作中において前記パルス信号によってカウント動作を
停止する第2のタイマ部と、この第2のタイマ部のタイ
マ終了信号によって初期化されると共に起動して第3の
タイマ設定値の期間(以下t3とする)カウント動作し、
このカウント動作中において前記パルス信号によってカ
ウント動作を停止する第3のタイマ部と、前記パルス信
号及び前記第1・第2及び第3のタイマ部の動作状態を
検出するタイマ検出部とを備え、前記t1,t2,t3をt1<
(60Hz電源の周期)<(t1+t2)<(50Hz電源の周期)
<(t1+t2+t3)とし、前記パルス信号が前記第1・第
2及び第3のどのタイマ部のカウント動作中に前記パル
ス発生部から前記タイマ検出部へ入力されたかによって
電源の周波数を判定する構成としたものである。
作用 この構成により、タイマ検出部は、どのタイマ部がカ
ウント動作中にパルス信号が入力されたかを検出できる
事となる。即ち、第1のタイマ部がカウント動作中また
は全てのタイマ部が停止中にパルス信号を検出すれば電
源の周波数は50Hz,60Hz以外、第2のタイマ部がカウン
ト動作中にパルス信号を検出すれば60Hz、第3のタイマ
部がカウント動作中にパルス信号を検出すれば50Hzとい
うように周波数が判定できる。
ウント動作中にパルス信号が入力されたかを検出できる
事となる。即ち、第1のタイマ部がカウント動作中また
は全てのタイマ部が停止中にパルス信号を検出すれば電
源の周波数は50Hz,60Hz以外、第2のタイマ部がカウン
ト動作中にパルス信号を検出すれば60Hz、第3のタイマ
部がカウント動作中にパルス信号を検出すれば50Hzとい
うように周波数が判定できる。
実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。尚、第3図と同一部に付いては同一番号を付
している。
説明する。尚、第3図と同一部に付いては同一番号を付
している。
第1図は、本発明の一実施例における電源周波数判定
装置の構成図である。第1図において、3−1は第1の
タイマ部であり、3−2は第2のタイマ部、3−3は第
3のタイマ部である。5はタイマ検出部であり第1のタ
イマ部3−1、第2のタイマ部3−2、第3のタイマ部
3−3の動作状態及び前記パルス信号を検出する。
装置の構成図である。第1図において、3−1は第1の
タイマ部であり、3−2は第2のタイマ部、3−3は第
3のタイマ部である。5はタイマ検出部であり第1のタ
イマ部3−1、第2のタイマ部3−2、第3のタイマ部
3−3の動作状態及び前記パルス信号を検出する。
以上のように構成された電源周波数判定装置につい
て、以下その動作について説明する。第2図(A)〜
(D)に本実施例のタイミングチャートを示す。
て、以下その動作について説明する。第2図(A)〜
(D)に本実施例のタイミングチャートを示す。
第2図(A)は50Hz時の様子を示すものである。
(a)は50Hz時のパルス信号、(b)は第1のタイマ部
3−1の動作状態、(c)は第2のタイマ部3−2の動
作状態、(d)は第3のタイマ部3−3の動作状態を示
す。
(a)は50Hz時のパルス信号、(b)は第1のタイマ部
3−1の動作状態、(c)は第2のタイマ部3−2の動
作状態、(d)は第3のタイマ部3−3の動作状態を示
す。
50Hz時、第2図(A)の(a)と(b)の矢印で示す
ように、パルス信号1によって第1のタイマ部3−1が
初期化されると共に起動される。
ように、パルス信号1によって第1のタイマ部3−1が
初期化されると共に起動される。
また、第2図(A)の(b)と(c)の矢印で示すよ
うに、60Hz時のパルス信号の周期より短い第1のタイマ
部3−1のタイマ設定値t1の経過時点で、第1のタイマ
部3−1は停止すると共に第2のタイマ部3−2に対し
てタイマ終了信号を送信する事により第2のタイマ部3
−2が初期化されると共に起動される。
うに、60Hz時のパルス信号の周期より短い第1のタイマ
部3−1のタイマ設定値t1の経過時点で、第1のタイマ
部3−1は停止すると共に第2のタイマ部3−2に対し
てタイマ終了信号を送信する事により第2のタイマ部3
−2が初期化されると共に起動される。
さらに、第1のタイマ部3−1のタイマ設定値t1と第
2のタイマ部3−2のタイマ設定値t2の和(t1+t2)を
第2図(A)の(b)及び(c)で示すように50Hz時の
前記パルス信号の周期より短い値((t1+t2)<(50Hz
電源の周期))に設定すれば、第2図(A)の(a)及
び(c)で示すように、通常の50Hz時には第2のタイマ
部3−2のカウント動作中にパルス信号2は検出されな
い。そして第2図(A)と(c)と(d)の矢印で示す
ように、第2のタイマ部3−2はタイマ設定値t2の経過
時点で、第2のタイマ部3−2は停止すると共に第3の
タイマ部3−3に対してタイマ終了信号を送信する事に
より第3のタイマ部3−3が初期化されると共に起動さ
れる。
2のタイマ部3−2のタイマ設定値t2の和(t1+t2)を
第2図(A)の(b)及び(c)で示すように50Hz時の
前記パルス信号の周期より短い値((t1+t2)<(50Hz
電源の周期))に設定すれば、第2図(A)の(a)及
び(c)で示すように、通常の50Hz時には第2のタイマ
部3−2のカウント動作中にパルス信号2は検出されな
い。そして第2図(A)と(c)と(d)の矢印で示す
ように、第2のタイマ部3−2はタイマ設定値t2の経過
時点で、第2のタイマ部3−2は停止すると共に第3の
タイマ部3−3に対してタイマ終了信号を送信する事に
より第3のタイマ部3−3が初期化されると共に起動さ
れる。
また、第1のタイマ部3−1のタイマ設定値t1と第2
のタイマ部3−2のタイマ設定値t2と第3のタイマ部3
−3のタイマ値t3の和(t1+t2+t3)を第2図(A)の
(b)及び(c)及び(d)で示すように50Hz時の前記
パルス信号の周期より長い値((50Hz電源の周期)<
(t1+t2+t3))に設定すれば、第2図(A)の(a)
と(d)の矢印で示すように、通常の50Hz時には第3の
タイマ部3−3のカウント動作中にパルス信号2が検出
され、第3のタイマ部3−3は停止する。
のタイマ部3−2のタイマ設定値t2と第3のタイマ部3
−3のタイマ値t3の和(t1+t2+t3)を第2図(A)の
(b)及び(c)及び(d)で示すように50Hz時の前記
パルス信号の周期より長い値((50Hz電源の周期)<
(t1+t2+t3))に設定すれば、第2図(A)の(a)
と(d)の矢印で示すように、通常の50Hz時には第3の
タイマ部3−3のカウント動作中にパルス信号2が検出
され、第3のタイマ部3−3は停止する。
以上の動作が繰り返される。つまり、この様に50Hzの
場合、タイマー検出部5は第3のタイマ部3−3がカウ
ント動作中にパルス信号2を検出して50Hzと判定する。
場合、タイマー検出部5は第3のタイマ部3−3がカウ
ント動作中にパルス信号2を検出して50Hzと判定する。
第2図(B)は60Hz時の様子を示すものである。
(a)は60Hz時のパルス信号、(b)は第1のタイマ部
3−1の動作状態、(c)は第2のタイマ部3−2の動
作状態を示す。60Hz時、第2図(B)の(a)と(b)
の矢印で示すように、パルス信号1によって第1のタイ
マ部3−1が初期化されると共に起動される。
(a)は60Hz時のパルス信号、(b)は第1のタイマ部
3−1の動作状態、(c)は第2のタイマ部3−2の動
作状態を示す。60Hz時、第2図(B)の(a)と(b)
の矢印で示すように、パルス信号1によって第1のタイ
マ部3−1が初期化されると共に起動される。
また、第2図(B)の(b)と(c)の矢印で示すよ
うに、60Hz時のパルス信号の周期より短い第1のタイマ
部3−1のタイマ設定値t1の経過時点で、第1のタイマ
部3−1は停止すると共に第2のタイマ部3−2に対し
てタイマ終了信号を送信する事により第2のタイマ部3
−2が初期化されると共に起動される。
うに、60Hz時のパルス信号の周期より短い第1のタイマ
部3−1のタイマ設定値t1の経過時点で、第1のタイマ
部3−1は停止すると共に第2のタイマ部3−2に対し
てタイマ終了信号を送信する事により第2のタイマ部3
−2が初期化されると共に起動される。
さらに、第1のタイマ部3−1のタイマ設定値t1と第
2のタイマ部3−2のタイマ設定値t2の和(t1+t2)を
第2図(B)の(b)及び(c)で示すように60Hz時の
前記パルス信号の周期より長い値((60Hz電源の周期)
<(t1+t2))に設定すれば、第2図(A)の(a)及
び(c)で示すように、通常の60Hz時には第2のタイマ
部3−2のカウント動作中にパルス信号2が検出され、
第2のタイマ部3−2は停止する。
2のタイマ部3−2のタイマ設定値t2の和(t1+t2)を
第2図(B)の(b)及び(c)で示すように60Hz時の
前記パルス信号の周期より長い値((60Hz電源の周期)
<(t1+t2))に設定すれば、第2図(A)の(a)及
び(c)で示すように、通常の60Hz時には第2のタイマ
部3−2のカウント動作中にパルス信号2が検出され、
第2のタイマ部3−2は停止する。
以上の動作が繰り返される。つまり、この様に60Hzの
場合、タイマー検出部5は第2のタイマ部3−2がカウ
ント動作中にパルス信号2を検出して60Hzと判定する。
場合、タイマー検出部5は第2のタイマ部3−2がカウ
ント動作中にパルス信号2を検出して60Hzと判定する。
第2図(C)は60Hz時において瞬停等でパルス信号が
欠けた様子を示すものである。(a)は60Hz時に欠けた
時のパルス信号、(b)は第1のタイマ部3−1の動作
状態、(c)は第2のタイマ部3−2の動作状態、
(d)は第3のタイマ部3−3の動作状態を示す。
欠けた様子を示すものである。(a)は60Hz時に欠けた
時のパルス信号、(b)は第1のタイマ部3−1の動作
状態、(c)は第2のタイマ部3−2の動作状態、
(d)は第3のタイマ部3−3の動作状態を示す。
第2図(C)の(a)と(b)の矢印で示すように、
パルス信号1によって第1のタイマ部3−1が初期化さ
れると共に起動される。
パルス信号1によって第1のタイマ部3−1が初期化さ
れると共に起動される。
次に、第2図(C)の(b)と(c)の矢印で示すよ
うに、60Hz時のパルス信号の周期より短い第1のタイマ
部3−1のタイマ設定値t1の経過時点で、第1のタイマ
部3−1は停止すると共に第2のタイマ部3−2に対し
てタイマ終了信号を送信する事により第2のタイマ部3
−2が初期化されると共に起動される。
うに、60Hz時のパルス信号の周期より短い第1のタイマ
部3−1のタイマ設定値t1の経過時点で、第1のタイマ
部3−1は停止すると共に第2のタイマ部3−2に対し
てタイマ終了信号を送信する事により第2のタイマ部3
−2が初期化されると共に起動される。
さらに、第1のタイマ部3−1のタイマ設定値t1と第
2のタイマ部3−2のタイマ設定値t2の和(t1+t2)は
第2図(A)の(b)及び(c)と第2図(B)の
(b)及び(c)で示すように50Hz時の前記パルス信号
の周期より短く60Hz時の前記パルス信号の周期より長い
値((60Hz電源の周期)<(t1+t2)<(50Hz電源の周
期))となり、また第1のタイマ部3−1のタイマ設定
値t1と第2のタイマ部3−2のタイマ設定値t2と第3の
タイマ部3−3のタイマ値t3の和(t1+t2+t3)は第2
図(A)の(b)及び(c)及び(d)で示すように50
Hz時の前記パルス信号の周期より長い値((50Hz電源の
周期)<(t1+t2+t3))であることから、第2図
(C)の(c)と(d)の矢印で示すように、第2のタ
イマ部3−2はそのタイマ設定値t2の経過時点で停止す
ると共に第3のタイマ部3−3に対してタイマ終了信号
を送信する事により第3のタイマ部3−3が初期化され
ると共に起動され、第3のタイマ部3−3はそのタイマ
設定値t3の経過時点で停止する。つまりこの時点で全て
のタイマ部は停止する。
2のタイマ部3−2のタイマ設定値t2の和(t1+t2)は
第2図(A)の(b)及び(c)と第2図(B)の
(b)及び(c)で示すように50Hz時の前記パルス信号
の周期より短く60Hz時の前記パルス信号の周期より長い
値((60Hz電源の周期)<(t1+t2)<(50Hz電源の周
期))となり、また第1のタイマ部3−1のタイマ設定
値t1と第2のタイマ部3−2のタイマ設定値t2と第3の
タイマ部3−3のタイマ値t3の和(t1+t2+t3)は第2
図(A)の(b)及び(c)及び(d)で示すように50
Hz時の前記パルス信号の周期より長い値((50Hz電源の
周期)<(t1+t2+t3))であることから、第2図
(C)の(c)と(d)の矢印で示すように、第2のタ
イマ部3−2はそのタイマ設定値t2の経過時点で停止す
ると共に第3のタイマ部3−3に対してタイマ終了信号
を送信する事により第3のタイマ部3−3が初期化され
ると共に起動され、第3のタイマ部3−3はそのタイマ
設定値t3の経過時点で停止する。つまりこの時点で全て
のタイマ部は停止する。
即ち、この様に何らかの原因でパルス信号が欠けた場
合、タイマー検出部5は第1・第2及び第3のタイマ部
3−1・3−2・3−3がカウント動作中にパルス信号
を検出できない。従って、50・60Hz以外と判定する。
合、タイマー検出部5は第1・第2及び第3のタイマ部
3−1・3−2・3−3がカウント動作中にパルス信号
を検出できない。従って、50・60Hz以外と判定する。
第2図(D)は50Hz時においてノイズ等でパルス信号
が増えた様子を示すものである。(a)は50Hz時に増え
た時のパルス信号、(b)は第1のタイマ部3−1の動
作状態を示す。第2図(D)の(a)のパルス信号1・
3が正規のパルス信号で、パルス信号2・2′がノイズ
等で増えたパルス信号を示す。
が増えた様子を示すものである。(a)は50Hz時に増え
た時のパルス信号、(b)は第1のタイマ部3−1の動
作状態を示す。第2図(D)の(a)のパルス信号1・
3が正規のパルス信号で、パルス信号2・2′がノイズ
等で増えたパルス信号を示す。
第2図(D)の(a)と(b)の最初の矢印で示すよ
うに、パルス信号1によって第1のタイマ部3−1が初
期化されると共に起動される。
うに、パルス信号1によって第1のタイマ部3−1が初
期化されると共に起動される。
次に、第2図(D)の(a)と(b)の二番目の「」
印で示すように、60Hz時のパルス信号の周期より短い第
1のタイマ部3−1のタイマ設定値t1の経過以前にノイ
ズ等によるパルス信号2(t<t1)が入力されれば第1
のタイマ部3−1はこの時点で再び初期化され起動す
る。さらに、第2図(D)の(a)と(b)の三番目の
矢印で示すように、その時点より第1のタイマ部3−1
のタイマ設定値t1を経過する以前(t′<t1)に正規の
パルス信号3が入力される。従って、タイマ検出部5
は、第1のタイマ部3−1がカウント動作中にパルス信
号を検出する事となり、50・60Hz以外と判定する。
印で示すように、60Hz時のパルス信号の周期より短い第
1のタイマ部3−1のタイマ設定値t1の経過以前にノイ
ズ等によるパルス信号2(t<t1)が入力されれば第1
のタイマ部3−1はこの時点で再び初期化され起動す
る。さらに、第2図(D)の(a)と(b)の三番目の
矢印で示すように、その時点より第1のタイマ部3−1
のタイマ設定値t1を経過する以前(t′<t1)に正規の
パルス信号3が入力される。従って、タイマ検出部5
は、第1のタイマ部3−1がカウント動作中にパルス信
号を検出する事となり、50・60Hz以外と判定する。
また、ノイズ等によるパルス信号が2′(t1<t<
(t1+t2))の位置に入力された場合の第1のタイマ部
3−1の動作状態を第2図(D)の(c)に、第2のタ
イマ部3−2の動作状態を第2図(D)の(d)に示
す。
(t1+t2))の位置に入力された場合の第1のタイマ部
3−1の動作状態を第2図(D)の(c)に、第2のタ
イマ部3−2の動作状態を第2図(D)の(d)に示
す。
第2図(D)の(a)及び(b)及び(c)に示すよ
うに、パルス信号2′が入力されるまでの動作は、50Hz
時の様子を示した第2図(A)の(a)及び(b)及び
(c)と全く同様である。しかしながら、第2図(D)
の(a)と(d)の矢印で示すように、パルス信号2′
が入力された時点で第2のタイマ部3−2は停止する。
また同時に、第2図(D)の(a)と(c)の最初の矢
印で示すように、パルス信号2′が入力された時点で第
1のタイマ部3−1は初期化されると共に起動する。さ
らにその直後、第2図(D)の(a)と(c)の二番目
の矢印で示すように、正規のパルス信号3によって第1
のタイマ部3−1はこの時点で再び初期化され起動す
る。
うに、パルス信号2′が入力されるまでの動作は、50Hz
時の様子を示した第2図(A)の(a)及び(b)及び
(c)と全く同様である。しかしながら、第2図(D)
の(a)と(d)の矢印で示すように、パルス信号2′
が入力された時点で第2のタイマ部3−2は停止する。
また同時に、第2図(D)の(a)と(c)の最初の矢
印で示すように、パルス信号2′が入力された時点で第
1のタイマ部3−1は初期化されると共に起動する。さ
らにその直後、第2図(D)の(a)と(c)の二番目
の矢印で示すように、正規のパルス信号3によって第1
のタイマ部3−1はこの時点で再び初期化され起動す
る。
従ってタイマ検出部5は第1のタイマ部3−1がカウ
ント動作中にパルス信号を検出する事となり、50Hz・60
Hz以外と判定する。
ント動作中にパルス信号を検出する事となり、50Hz・60
Hz以外と判定する。
以上のように本実施例によれば、正規の周期のパルス
信号以外のパルス信号信号は、50Hz・60Hz以外と判定
し、次の正常なパルス信号を待つ事により電源周波数の
誤判定を防止する事ができる。
信号以外のパルス信号信号は、50Hz・60Hz以外と判定
し、次の正常なパルス信号を待つ事により電源周波数の
誤判定を防止する事ができる。
発明の効果 以上の様に本発明の構成によれば次のような効果が得
られる。
られる。
t1<(60Hz電源の周期)<(t1+t2)<(50Hz電源の
周期)<(t1+t2+t3)という条件のタイマ設定値t1・
t2・t3を持った三つのタイマ部3−1・3−2・3−3
を最初のパルス信号を基点に順次起動させ、どのタイマ
部がカウント動作中に次のパルス信号が入力されるかを
タイマ検出部で検出すると言う、非常に簡単な構成で50
Hz・60Hz・それ以外を極めて正確に判定する事ができ
る。
周期)<(t1+t2+t3)という条件のタイマ設定値t1・
t2・t3を持った三つのタイマ部3−1・3−2・3−3
を最初のパルス信号を基点に順次起動させ、どのタイマ
部がカウント動作中に次のパルス信号が入力されるかを
タイマ検出部で検出すると言う、非常に簡単な構成で50
Hz・60Hz・それ以外を極めて正確に判定する事ができ
る。
以上の事は、50Hz及び60Hzの二つの周波数の地域が存
在し、電源周波数によって制御の内容を変更する必要が
ある機器が多く存在する日本では特に重要な事である。
そしてさらに、正確に50Hz・60Hzの周波数を判定し、昨
今多くみられる瞬停及びノイズ等による電源の異常に対
しても強い周波数判定装置が待望されており、本発明
は、極めて大きな意義を有するものである。
在し、電源周波数によって制御の内容を変更する必要が
ある機器が多く存在する日本では特に重要な事である。
そしてさらに、正確に50Hz・60Hzの周波数を判定し、昨
今多くみられる瞬停及びノイズ等による電源の異常に対
しても強い周波数判定装置が待望されており、本発明
は、極めて大きな意義を有するものである。
第1図は本発明の一実施例における電源周波数判定装置
の構成図、第2図A〜Dは本発明の一実施例の電源周波
数判定装置のタイミングチャートである。第3図は従来
の電源周波数判定装置の構成図、第4図は第3図の従来
の電源周波数判定装置のタイミングチャート、第5図は
従来の電源周波数判定装置の異常信号時のタイミングチ
ャートである。 1……パルス発生部、3−1……第1のタイマ部、3−
2……第2のタイマ部、3−3……第3のタイマ部、4
……電源、5……タイマ検出部。
の構成図、第2図A〜Dは本発明の一実施例の電源周波
数判定装置のタイミングチャートである。第3図は従来
の電源周波数判定装置の構成図、第4図は第3図の従来
の電源周波数判定装置のタイミングチャート、第5図は
従来の電源周波数判定装置の異常信号時のタイミングチ
ャートである。 1……パルス発生部、3−1……第1のタイマ部、3−
2……第2のタイマ部、3−3……第3のタイマ部、4
……電源、5……タイマ検出部。
Claims (1)
- 【請求項1】電源に同期したパルス信号を発生するパル
ス発生部と、このパルス発生部からの出力信号であるパ
ルス信号によって初期化されると共に起動して第1のタ
イマ設定値の期間(以下t1とする)カウント動作する第
1のタイマ部と、この第1のタイマ部のタイマ終了信号
によって初期化されると共に起動して第2のタイマ設定
値の期間(以下t2とする)カウント動作し、このカウン
ト動作中において前記パルス信号によってカウント動作
を停止する第2のタイマ部とこの第2のタイマ部のタイ
マ終了信号によって初期化されると共に起動して第3の
タイマ設定値の期間(以下t3とする)カウント動作し、
このカウント動作中において前記パルス信号によってカ
ウント動作を停止する第3のタイマ部と、前記パルス信
号及び前記第1・第2及び第3のタイマ部の動作状態を
検出するタイマ検出部とを備え、前記t1,t2,t3をt1<
(60Hz電源の周期)<(t1+t2)<(50Hz電源の周期)
<(t1+t2+t3)とし、前記パルス信号が前記第1・第
2及び第3のどのタイマ部のカウント動作中に前記パル
ス発生部から前記タイマ検出部へ入力されたかによって
電源の周波数を判定する構成とした電源周波数判定装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60241921A JP2516909B2 (ja) | 1985-10-29 | 1985-10-29 | 電源周波数判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60241921A JP2516909B2 (ja) | 1985-10-29 | 1985-10-29 | 電源周波数判定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62102165A JPS62102165A (ja) | 1987-05-12 |
JP2516909B2 true JP2516909B2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=17081536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60241921A Expired - Lifetime JP2516909B2 (ja) | 1985-10-29 | 1985-10-29 | 電源周波数判定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2516909B2 (ja) |
-
1985
- 1985-10-29 JP JP60241921A patent/JP2516909B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62102165A (ja) | 1987-05-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |