JPH07309273A - 自転車用バッグ - Google Patents

自転車用バッグ

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JPH07309273A
JPH07309273A JP6124722A JP12472294A JPH07309273A JP H07309273 A JPH07309273 A JP H07309273A JP 6124722 A JP6124722 A JP 6124722A JP 12472294 A JP12472294 A JP 12472294A JP H07309273 A JPH07309273 A JP H07309273A
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JP
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bag
saddle
bicycle
support member
holding piece
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JP6124722A
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Kazunori Mori
一憲 森
Atsushi Takahashi
篤 高橋
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Nifco Inc
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Nifco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自転車の後輪側において、該自転車のサドル
下部に装着されるバッグの自転車への装着の容易化。バ
ッグ装着時の該バッグ近傍の自転車の外観性の向上。 【構成】 バッグBの上面11に、サドルS下部に対し
てバッグBを吊り下げ状に支持させる第一の支持部材2
0を、バッグBの側面12aに、シートポストPに対し
てバッグBを支持させる第二の支持部材30を備える。
第一の支持部材20を構成する把持片22と本体21と
には、サドル金具Kを挾み込んだ状態で係合し合う係合
手段R、R’が設けてある。第二の支持部材30には、
シートポストPを把持するクランプ部32が設けてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自転車の後輪側で、
該自転車のサドル下部に装備されるバッグに関する。
【0002】
【従来の技術】自転車の後輪側において、該自転車のサ
ドル下部に位置されるように、該自転車に装着される比
較的小型のバッグが従来より用いられている。このバッ
グは、一般にサドルバッグと呼ばれ、通例、自転車整備
用の工具などの小物を収納するのに用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のこの
種のバッグの自転車への装着は、バッグ上面に雌雄をな
す第一の面状ファスナーを設けると共に、このバッグが
装着される自転車のサドルを支持するシートポストに向
けられた該バッグの側面に雌雄をなす第二の面状ファス
ナーを設けておき、第一の面状ファスナーをサドル下部
のサドル金具に巻回させて留め付けて該バッグをサドル
下部に吊り下げ状に支持させると共に、第二の面状ファ
スナーをシートポストに巻回させて留め付けて該バッグ
をシートポストに対して支持させて、行なわれるのが一
般的であった。このため、該バッグの自転車への装着作
業は、必ずしも容易なものとは言い難く、その容易化が
望まれていた。
【0004】また、サドル金具や、シートポストに巻き
付けられた面状ファスナーは、外観上目立つため、この
バッグを装着した場合の自転車のサドル近傍の外観性を
高める観点からもこの種のバッグを自転車へ装着ないし
は支持する手段の改良が望まれていた。
【0005】そこでこの発明は、自転車の後輪側におい
て、該自転車のサドル下部に装着されるバッグの自転車
への装着の容易化を図ると共に、自転車へのバッグ装着
時における該バッグ近傍の自転車の外観性を高めること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明では、自転車用バッグを自転車の後輪側
で、該自転車のサドルS下部S’に取り外し自在に装備
される袋状のバッグBであって、このバッグBの上面1
1には、前記サドルS下部S’に対して該バッグBを吊
下げ状に支持させる第一の支持部材20が備えられてい
ると共に、このバッグBの前記サドルSを支持するシー
トポストPに向けられた側面12aには、該シートポス
トPに対して前記バッグBを支持させる第二の支持部材
30が備えられているものとして構成すると共に、前記
第一の支持部材20は、前記バッグBの上面11に組み
付けられる本体21と、前記サドルSと該サドルS下部
S’に設けられたサドル金具Kとの間に差し入れられる
挟持片22とを備えており、かつ、該挟持片22と前記
本体21には、該挟持片22の前記差し入れにより前記
本体21と該挟持片22との間で前記サドル金具Kを挟
み込ませた状態で、相互に係合し合う係合手段R、R’
が備えられていると共に、前記第二の支持部材30は、
前記バッグBの側面12aに組み付けられる基部31
と、前記サドルSのシートポストPを弾性的に把持する
クランプ部32とを備えている構造のものとした。
【0007】
【作用】この発明に係る自転車用バッグBは、該バッグ
Bの上面11に本体21を組み付けられて備えさせらて
いる第一の支持部材20の挾持片22を、サドルSと該
サドルS下部S’に設けられているサドル金具Kとの間
に挿し入れると共に、この挾持片22と本体21との間
で該サドル金具Kを挾み込み、この挾み込み状態を本体
21と挾持片22とにそれぞれ設けられている係合手段
R、R’を相互に係合し合わせることで維持させて、自
転車のサドルSの下部S’に対して吊り下げ状に支持さ
れる。
【0008】また、前記バッグBは、該バッグBの側面
12aに基部31を組み付けられて備えさせられている
第二の支持部材のクランプ部32にシートポストPを弾
性的に把持させることにより、シートポストPに対して
支持される。
【0009】
【実施例】以下、この発明に係る自転車用バッグBの典
型的な実施例を、図1ないし図11に基いて説明する。
なお、図1は、自転車用バッグBの全体構成を示してお
り、また、図2は、自転車用バッグBの使用状態を示し
ている。また、図3は、自転車用バッグBの上面11に
備えられる第一の支持部材20の構成を示しており、ま
た、図4は、自転車用バッグBの側面12aに備えられ
る第二の支持部材30の構成を示している。また、図5
は、第一の支持部材20を側方より見た状態を示してお
り、図6は、図5の側と反対の側より第一の支持部材2
0を側方より見た状態で示しており、図7は、第一の支
持部材20を係合手段Rおよび係合手段R’が設けられ
ている側より見た状態で示しており、さらに、図8は、
第一の支持部材20を本体21の側から見た状態で示し
ている。また、図9および図10は、第二の支持部材3
0を側方より見た状態を示しており、また、図11は、
第二の支持部材30を基部31の側より見た状態を示し
ている。
【0010】図1に示されるように、この実施例に係る
自転車用バッグBは、袋状をなすバッグ本体10に、こ
のバッグ本体10を自転車の後輪側で、該自転車のサド
ルS下部S’に装備できるように、第一および第二の支
持部材20、30を装着させて構成されている。
【0011】バッグ本体10は、前記のように自転車の
後輪側で、該自転車のサドルS下部に装備できる大き
さ、形状を備えるものであれば良い。この実施例では、
図1に示されるように、長袋状にバッグ本体10を構成
させてバッグBを構成している。そして、このバッグB
は、バッグ本体10の上面11に備えられている第一の
支持部材20を用いてサドルSの下部に吊り下げ状に支
持されると共に、自転車のシートポストPに向けられた
前記バッグ本体10の幅側の一側面12aに備えられて
いる第二の支持部材20を用いてサドルSを支えるシー
トポストPに支持されて、自転車に装着される。
【0012】また、このバッグBを構成するバッグ本体
10の長手方向にある両側面12c、12cの一部およ
び自転車の後輪側に向けられたバッグ本体10の幅側の
側面12bには、この両側面12c、12cおよび側面
12bに亘ってファスナー40が設けられており、この
ファスナー40を開くことにより、開放可能とされてい
る。
【0013】なお、この実施例では図1および図2に示
されるように、バッグBのバッグ本体10の第一の支持
部材20が備えられている上面11、この上面11に続
く第二の支持部材30が備えられている側面12a、お
よびこの側面12aに続く下面13にそれぞれ接する形
状に成形された保形板50がバッグB内に収められてお
り、バッグBが上面11と下面13との間に収納空間を
作るように常時広げられた状態となる構成としてある。
【0014】このように構成されるバッグBの上面11
に備えられる前記第一の支持部材20は、図3に示され
るように、細長板状の挾持片22と、この挾持片22と
の間で、図1に示されるサドルSの下方に設けられてい
る桿状のサドル金具Kのうち、該サドルSの長さ方向S
−1に沿って相対して設けられている一対のサイドフレ
ームK’、K’を挾み込む細長板状の基板21kを備え
た本体21とから構成されている。
【0015】この基板21と挾持片22とは、図3に示
されるように、長手側の一方端で一体に連結されている
と共に、この連結部23と反対の側端にそれぞれ相互に
係合し合う係合手段R、R’を備えている。そして、こ
の実施例では、図3、図5、図6および図7に示される
ように、この対をなす係合手段R、R’を係合し合わせ
ない状態では、前記挾持片22は前記基板21kに対し
て、係合手段Rが形成されている側の端部を離し出すよ
うに、基板21kに対して一対に連結されている。従っ
て、前記サドル金具KのサイドフレームK’、K’とサ
ドルSの下部S’との間に、挾持片22を係合手段Rが
設けられている側から差し入れることができ、しかる後
に、該係合手段Rと基板21kの係合手段R’とが係合
し合うように挾持片22を基板21kの側に押し下げ
て、該サイドフレームK’、K’を挾持片22と基板2
1kとの間で挾み込み、この挾持片22kと基板21k
とを備えた第一の支持部材20を上面11に備えたバッ
グBを該サイドフレームK’、K’に対して吊り下げ状
に支持させることができる。また、この支持状態の解除
は、前記両係合手段R、R’の係合状態を解くことによ
り、前記挾持片22の係合手段Rが形成されている側の
端部を再び前記基板21kに対して離れ出す位置に復帰
させて、挾持片22と基板21との間より、挾み込まれ
ていた一対のサイドフレームK’、K’を抜き出せる状
態に戻すことで容易に行うことができる。なお、このよ
うに前記挾持片22を前記基板21kに対して適宜押し
込め、また、離れ出す位置に適宜復帰させ易いように挾
持片22と基板21kとは弾性変形特性を備えた材料を
用いて一体に成形して構成することが望ましい。特に耐
候性、耐衝撃性を考慮すると、プラスチック材料、ゴム
材料を用いて構成することが望ましい。
【0016】次いで、挾持片22に設けられた係合手段
Rと、基板21kに設けられた係合手段R’とは、前記
サドル金具Kの一対のサイドフレームK’、K’を該挾
持片22と基板21kとの間で挾み込んだ状態を維持で
きるように、該挾持片22と基板21kとを連結部23
と反対の側で閉じ合わせることができる構成のものであ
れば、その具体的形状は問われない。この実施例では、
挾持片22の基板21との連結部23と反対の側の端部
に該基板21kに向けられた屈曲部22aを形成させて
係合手段Rを構成させると共に、この係合手段Rの直下
に位置させる基板21kの端部に、該基板21kの幅方
向に略平行をなすと共に、挾持片22の側に向けられ
た、操作突片21hと、この操作突片21hとの間で前
記屈曲部22aを挾み込み、係合させる板状突部21i
とを設けて係合手段R’を構成させている。
【0017】すなわち、挾持片22の屈曲部22aに
は、基板21との連結部23側に向き合わない側の面に
凹部22bが形成されており、この凹部22bにより該
屈曲部22aの先端縁部に、該凹部22b面に略直交す
る向きの係合面イを備えた係合爪22a’が形成されて
いる。一方、基板21kの前記挾持片22の屈曲部22
aの直下にあたる位置には、操作突片21hが設けられ
ていると共に、この操作突片21hの両側方に、該操作
突片21hの面と略平行な面を備えた板状突部21gお
よび板状突部21iが形成されており、さらに、前記操
作突片21hには前記挾持片22との連結部23の側に
設けられている板状突部21iに向けて突き出されると
共に、操作突片21hの基部側に向けられた係合面イ’
を備えた係合爪21h’が形成されている。従って、前
記挾持片22の屈曲部22aを、前記基板21kの前記
操作突片21hと前記板状突部21iとの間に差し込ま
せることにより、該屈曲部22aに設けられた前記係合
爪22a’の係合面イと該操作突片21hに設けられた
前記係合爪21h’の係合面イ’とを係合し合わせて、
挾持片22と基板21kとをその係合手段R、R’側で
閉じ合わせることができる。
【0018】ここで、図5および図6に示されるよう
に、挾持片22の屈曲部22aに形成された係合爪22
a’には、屈曲部22a先端から該係合爪22a’の係
合面イに向けて、外広がり状に傾斜する傾斜面ロが形成
されており、一方、基板21kの係合爪21h’にも、
前記操作突片21hの上方側から該係合爪22a’の係
合面イ’に向けて、外広がり状に傾斜する傾斜面ロ’が
形成されており、前記挾持片22の屈曲部22aに形成
された係合爪22a’が前記操作突片21hの係合爪2
2a’を乗り越え易い構成とされている。
【0019】また、この実施例では、図3に示されるよ
うに、挾持片22の屈曲部22aに形成されている凹部
22bは、該屈曲部22aの先端側から基部側に亘る一
方の側縁側では該側縁に連続しているが、他方の側縁2
2c側には連続しておらず、この他方の側縁22c部と
の間に段面22c’を形成させている。また、図6に示
されるように、該他方の側縁22c部の裏側には、該側
縁22cに沿った凹部22dが形成されており、この凹
部22dにより、屈曲部22aの前記基板21kとの連
結部23側を向いた面部に段面22d’が形成されてい
る。一方、基板21kの操作突片21hに設けられてい
る係合爪21h’は、前記挾持片22の屈曲部22aに
形成されている凹部22bに収まるように、該凹部22
bの幅と略同じ長さに条設されている。また、この操作
突片21hとの間に前記挾持片22の屈曲部22aを収
め入れる板状突部21iの一方の側縁には、該屈曲部2
2aの前記基板21kとの連結部23側を向いた面部に
形成された凹部22dに相応するように、前記操作突片
21h側に向けて屈曲した規則突部21i’が形成され
ている。
【0020】従って、基板21kの操作突片21hと板
状突部21iとの間に挾持片22の屈曲部22aを差し
入れて前記両係合爪22a’、21h’を係合し合わせ
た状態では、該屈曲部22aに形成された凹部22b
と、該凹部22bが連続して形成されていない該屈曲部
22aの前記他方の側縁22c部との間に形成されてい
る前記段面22c’と、この凹部22b内に収め入れら
れている前記操作突片21hの係合爪21h’の一方の
端面21h”が接し合うと共に、該屈曲部22aの前記
凹部22bが設けられている側と反対の側の面に形成さ
れている凹部22dにより形成される段面22d’と、
この凹部22d内に収め入れられている前記板状突部2
1iの規則突部21iとの内側面21i”とが接し合
い、このように差し入れられている状態での前記挾持片
22の屈曲部22aの左右方向のガタつきが、比較的簡
単な構造により、充分に防止されている。
【0021】なお、基板21kの操作突片21hと板状
突部21iとの間に挾持片22の屈曲部22aを差し入
れて、該屈曲部22aに形成されている係合爪22a’
と操作突片21hに設けられている係合爪21h’とを
係合し合わせる観点からは、少なくとも前記基板21k
の操作突片21hは弾性変形特性を備えた材料を用いて
構成されることが望ましい。
【0022】また、図3に示されるように、基板21k
には、該基板21kと挾持片22との連結部23近傍に
該基板21kの幅方向に沿ったリブ21fが、また、板
状突部21i近傍にも、該基板21kの幅方向に沿った
一対のリブ21e、21eが設けられており、図6に示
すように、前記サドル金具Kの一方のサイドフレーム
K’が前記リブ21fと前記連結部23との間に、ま
た、他方のサイドフレームK’が前記一対のリブ21
e、21e間に収まり良く保持される構成としてある。
【0023】また、特に図5および図6に示されるよう
に、挾持片22は、その中間部において基板21kの側
に向けて張り出し状に湾曲して構成されており、該基板
21kとの連結部23側と、前記板状突部21i側とで
それぞれ保持される前記サドル金具Kの一対のサイドフ
レームK’、K’の保持状態を確保し易い構成としてあ
る。
【0024】さらに、前記操作突片21hは、挾持片2
2の屈曲部22aに設けられている係合爪22a’と係
合し合う係合爪21h’が形成されている位置より、基
板21kの板状突部21gの側に向けて傾斜状に上方に
突き出されており、この突き出し部分を把持などして該
操作突片21hを該板状突部21gの側に押し込み、前
記両係合爪22a’、21h’の係合状態を解き易い構
成としてある。
【0025】このように構成される基板21kの挾持片
22が設けられている側と反対の側には、該基板21の
長さ方向略中ほどの位置より形成されている断面略楕円
形状の台部21jを介して、バッグBに対する長方板状
の取付板部21aが設けられている。この取付板部21
aの長さ方向両側には、一対の取付突部21c、21c
が設けられており、また、この一対の取付突部21c、
21c間には、取付穴21bが形成してある。従って、
図3に示されるように、バッグBの上面11に前記一対
の取付突部21c、21cおよび取付穴21bに対応し
た穴11a、11a・11bを形成しておき、穴11
a、11aに挿し込まれた取付穴部21c、21cの頂
端を加熱変形などさせて穴11a、11a縁に対して留
め付けると共に、穴11bに臨む取付穴21bにタッピ
ングスクリューなどの適宜のねじ部材を螺装させるよう
にして穴11b縁に対して留め付けを行うことにより、
特に縫い付け作業などを行うことなくバッグBを構成す
るバッグ本体10の上面11に対して第一の支持部材2
0を確実に装着させることができる。
【0026】次いで、バッグBの前記サドルSを支持す
るシートポストPに向けられ側面12aに備えられる前
記第二の支持部材30は、図4に示されるようにバッグ
Bに対して取り付けられる基部31に、前記シートポス
トPを挾み込み、保持する空間Aを備えたクランプ部3
2を形成させて構成されている。
【0027】クランプ部32は、断面略楕円形状の台部
31bの一端側より、シートポストPの周面に略沿うよ
うに一対の板状の弾性片32a、32aを湾曲させて設
けることにより構成されている。また、各弾性片32
a、32aは、その先端32a’、32a’側を互いに
他の弾性片32aに対し離れ出す向きに外開き状に湾曲
させており、前記空間A内にシートポストPを導き入れ
易い構成としてある。
【0028】すなわち、前記一対の弾性片32a、32
aは、両弾性片32a、32aの先端側より両弾性片3
2a、32a間に形成される空間Aに向けて、外側に撓
み込みながらシートポストPを受け入れた後、弾性復帰
して、該シートポストPを弾性的に把持する構成として
ある。
【0029】このように構成されるクランプ部32が設
けられている側と反対の側の前記台部31b面には、該
台部31bの長さ方向両側位置に一対の取付突部31
c、31cが設けられており、また、この一対の取付突
部31c、31c間には取付穴31dが形成してある。
従って、図4および図11に示されるように、バッグB
の側面12aに前記一対の取付突部31c、31cおよ
び取付穴31dに対応した穴12a’12a’・12
a”を形成しておき、穴12a’、12a’に挿し込ま
れた取付突部31c、31cの頂端を加熱変形などさせ
て穴12a’、12a’縁に対して留め付けを行うと共
に、穴12a”に臨む取付穴12a”にタッピングスク
リューなどの適宜のねじ部材を螺装させるようにして穴
12a”縁に対して留め付けを行うことにより、特に縫
い付け作業などを行うことなく、バッグBを構成するバ
ッグ本体10の側面12aに対して第二の支持部材30
を確実に装着させることができる。
【0030】なお、この実施例においては、バッグBを
構成するバッグ本体10の側面12aに装着される側の
前記台部31bの長さ方向に亘る両側縁には、該側縁に
沿った一対の該鍔31a、31aが形成されており、バ
ッグ本体10の側面12aに対する取付状態の安定化が
図られている。またこの実施例では、図9および図10
に特に示されるように、このバッグBの装着側の前記台
部31bの面は、バッグ本体10の側面12aの湾曲に
沿うように、前記取付穴31dが形成されている中央側
から、前記該鍔31a側に向けて、緩やかに外開き状に
湾曲された面に形成されている。
【0031】
【発明の効果】この発明に係る自転車用バッグBでは、
該バッグBの上面11に備えさせられている第一の支持
部材20の挾持片22を、自転車のサドルSと該サドル
S下部S’に設けられているサドル金具Kとの間に挿し
入れると共に、このように挿し入れられた挾持片22と
本体11との間でサドル金具Kを挾み込み、この挾み込
み状態を本体21と挾持片22とにそれぞれ設けられて
いる係合手段R、R’を相互に係合し合わせることで維
持させて、バッグBをサドルSの下部S’に対して吊り
下げ状に支持させることができ、また、前記バッグBの
側面12aに備えさせている第二の支持部材30のクラ
ンプ部32によりシートポストPを弾性的に把持させ
て、バッグBをシートポストPに対して支持、位置決め
させることができる。この結果、自転車の後輪側に向け
られたサドルS下部にバッグBを容易かつ確実に装備さ
せることができる。
【0032】また、前記サドルS’下部からのバッグB
の取り外しも、第一の支持部材20の挾持片22と本体
21との両係合手段R、R’の係合状態を解除して、該
挾持片22と本体21との間よりサドル金具Kを抜き出
すと共に、第二の支持部材30のクランプ部32を弾性
的に広げて該クランプ32に把持させているシートポス
トPを該クランプ部32より抜き出すことにより容易に
行える。
【0033】さらに、バッグBは該バッグBの上面11
に備えられた第一の支持部材20と、側面12aに備え
られた第二の支持部材30によってのみ、自転車に支持
されているので、バッグBの取り付け位置近傍の自転車
の外観を煩雑とすることなく、該バッグBの装備、使用
をなしうる特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】自転車用バッグBおよび該バッグBの装着され
る自転車のサドルSの斜視図である。
【図2】自転車用バッグBの使用状態を示す側面図であ
る。
【図3】自転車用バッグBを構成する第一の支持部材2
0の斜視図である。
【図4】自転車用バッグBを構成する第二の支持部材3
0の斜視図である。
【図5】第一の支持部材20の側面図である。
【図6】第一の支持部材20の側面図である。
【図7】第一の支持部材20の側面図である。
【図8】第一の支持部材20の底面図である。
【図9】第二の支持部材30の側面図である。
【図10】第二の支持部材30の側面図である。
【図11】第二の支持部材30の底面図である。
【符号の説明】 B バッグ S サドル P シートポスト A 空間 20 第一の支持部材 21 本体 22 挾持片 30 第二の支持部材 31 基部 32 クランプ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 自転車用バッグ
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】 自転車用バッグ
  1. 【請求項1】 自転車の後輪側で、該自転車のサドル下
    部に取り外し自在に装備される袋状のバッグであって、 このバッグの上面には、前記サドル下部に対して該バッ
    グを吊下げ状に支持させる第一の支持部材が備えられて
    いると共に、 このバッグの前記サドルを支持するシートポストに向け
    られた側面には、該シートポストに対して前記バッグを
    支持させる第二の支持部材が備えられており、 前記第一の支持部材は、前記バッグの上面に組み付けら
    れる本体と、前記サドルと該サドル下部に設けられたサ
    ドル金具との間に差し入れられる挟持片とを備えてお
    り、かつ、該挟持片と前記本体には、該挟持片の前記差
    し入れにより前記本体と該挟持片との間で前記サドル金
    具を挟み込ませた状態で、相互に係合し合う係合手段が
    備えられていると共に、 前記第二の支持部材は、前記バッグの側面に組み付けら
    れる基部と、前記サドルのシートポストを弾性的に把持
    するクランプ部とを備えていることを特徴とする自転車
    用バッグ。
JP6124722A 1994-05-16 1994-05-16 自転車用バッグ Pending JPH07309273A (ja)

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