JP4592951B2 - ルーフモールディング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用のルーフモールディング装置、特に、モールディング本体に、ルーフレール等の取り付け部品の車体に対する固定部を収容する開口部が形成されたルーフモールディングおよびブラケットを備えるルーフモールディング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両のルーフに、ルーフレール等の取り付け部品を取り付けるための取り付け部を設ける場合、ピラーアウターパネルとルーフアウターパネルとの接合部に形成された凹溝に取り付けたルーフモールディングを利用することが多い。すなわち、ルーフモールディングのモールディング本体と車両の車体との間の空間(前記凹溝にほぼ相当)を利用して前記取り付け部を収納し、取り付け部品を、モールディング本体の前記取り付け部に対応する部位に形成された開口部から挿入して、前記取り付け部に固定する構造が多く採用されている。
ところで、取り付け部品を取り付けないときは、モールディング本体の開口部を板状片等に形成されたキャップで塞いでおくことが一般的であるが、車両の走行による振動、風等の作用によってもキャップが外れたりしないよう、キャップを確実に固定できる固定手段を設ける必要がある。図16に示すように、例えば実開昭63−173860号(第3図等参照)には、ルーフモールディングを構成するモールディング本体1に形成された開口部2に弾性変形可能な板状片であるキャップ3を脱着可能に嵌合して塞ぎ、このキャップ3をモールディング本体1の内面側(車体4との間の空間5に臨む側)に設けられたクリップ6等の固定手段によって取り外し可能に固定する構造が記載されている。
開口部を塞ぐキャップを取り外し可能に固定する手段としては、図16の例に限定されず、各種構成が採用可能であるが、モールディング本体の内面側(車体に臨む側)に一体的に形成したものや、別部品を接着剤等で一体化したものが一般的に広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のようなルーフモールディングでは、ルーフレール等の取り付け部品を車体に固定するための取付部材を別途車体に先行して取り付けておく必要があった。このため、車体に対するモールディング本体の取り付け工程とは別に、車体に対する取付部材の取り付け工程も必要となるため、ルーフモールディングの組立作業が煩雑になるという問題があった。これに鑑みて、取付部材を、車体やモールディング本体に対して取り付ける他の部品とユニット化した状態で車体に取り付けることを可能にし、これにより、車体に対して組み立てる部品の点数の減少、組立作業の工程の減少を実現できる技術の開発が求められていた。
【0004】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、キャップが係合されるスペーサと、車体に取り付けられるブラケットとを、係合によりユニット化した状態で車体に取り付けることができ、取り付け作業性が向上するルーフモールディング、および、モールディング本体に固定されたスペーサに対して係合により簡単に組み付けることができるブラケットを備えたルーフモールディング装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、自動車等の車両のピラーアウターパネルとルーフアウターパネルとの接合部に形成された凹溝に取り付けられるルーフモールディングと、このルーフモールディングの裏面側に設けられるブラケットと、を備えるルーフモールディング装置であって、前記ルーフモールディングは、裏面側に前記車両の車体に対する固定部材を収納する収納空間を形成するように帯状の意匠面形成部の幅方向両側に折り返し部が形成され、前記意匠面形成部の意匠面には開口部が形成された長尺なモールディング本体と、このモールディング本体の前記開口部に対して脱着自在に装着されることで、モールディング本体の前記意匠面と実質的にフラッシュな意匠面を形成する平板状のキャップと、モールディング本体の前記収納空間内において前記開口部に位置決めして固定され、キャップの前記意匠面に対向する裏面側に係脱可能に係合されることで該キャップを保持してモールディング本体の前記開口部での装着状態を維持するスペーサとを備え、スペーサは、モールディング本体の前記開口部とほぼ相似形状の開口部が開口されている平板状のスペーサ本体と、このスペーサ本体の前記開口部に臨む開口端縁の複数箇所からモールディング本体の前記開口部中心方向に向けて突出して、その突出基部側でモールディング本体の前記開口部に臨む開口端縁に係止され、かつ、突出先端側でキャップの裏面に突設されたキャップ係止爪が係合される係合部と、スペーサ本体の幅方向両端部側から突出し、モールディング本体の折り返し部に係止される固定用突起と、スペーサ本体の前記意匠面形成部側の表面に対向する裏面側から突出され、前記車体に取り付けられるブラケットと係合されるブラケット係合部とを有し、前記ブラケットは、プレート状の剛体からなるブラケット本体と、このブラケット本体を車体に固定するためのブラケット固定部と、前記ルーフモールディングを構成する長尺のモールディング本体の意匠面形成部に形成された開口部に対応させて前記モールディング本体の裏面側に固定されたスペーサに対して係合されるスペーサ係合部と備え、前記スペーサ係合部は、前記ブラケット固定部の前記車体に対する取り付け側とは逆側に突出させて前記ブラケット本体に形成されており、更に、前記ブラケットのスペーサ係合部に、ルーフモールディングのスペーサの前記ブラケット係合部が係合されるようになっており、前記ブラケットと前記ルーフモールディングの前記スペーサとが、前記ブラケット係合部と前記スペーサ係合部との係合状態を保ったままスライド移動可能になっていることを特徴とする。
また、前記スペーサ係合部には、前記車体外側に設けられる取り付け部品が固定される部品固定部が設けられていることを特徴とする。
また、前記スペーサ係合部が、間隔をおいて複数形成されていることを特徴とする。
また、前記スペーサ係合部間に凹部が形成されていることを特徴とする。
【0006】
本発明によれば、モールディング本体に対して係合によって組み付けられるスペーサに、キャップを係脱可能に係合させることで、モールディング本体の開口部にキャップが脱着可能に装着されるようになっている。スペーサは、モールディング本体の開口部の大きさ、形状等に対応して選択的に用いることができ、しかも、選択したスペーサは、モールディング本体に簡単に組み付けることができる。
キャップは、モールディング本体の開口部に脱着自在に装着されることで、モールディング本体の前記意匠面と実質的にフラッシュな意匠面を形成する表面を有する平板状であるため、このキャップをモールディング本体の開口部に装着して開口部を塞いだ場合、段差の無い優れた美観が得られるとともに、風切り音の減少、風圧や障害物の接触等による捲くれ上がりや破損等の防止を実現できる利点がある。
【0007】
また、本発明によれば、スペーサとブラケットとを係合させユニット化した状態で、車体に対するルーフモールディングの取り付け作業を行うことができ、取り付け作業性を向上できる。ルーフモールディングの車体に対する取り付け作業は、まず、スペーサ、ブラケット、キャップの内、少なくともスペーサとブラケットとを係合させてモールディング本体に組み付けておき、この組み付け状態のまま、車体側の凹溝内にブラケットを挿入して車体に固定するとともに、モールディング本体の車体に対する取り付け作業も行う。
車体に対するブラケットの固定作業は、例えば、車体の反対側からのネジ止め(例えば、ブラケット側のボルトの車体に貫通させた先端に対するナットの締め付け)等、モールディング本体を固定するための部材を車体側に設ける工程を別途必要としない手法が採用可能であり、これにより、ルーフモールディングの車体に対する取り付け作業性を向上できる。
スペーサとブラケットとの間の組み付けは、スペーサのブラケット係合部をブラケットに係合させるだけで、簡単に行うことができる。さらに、スペーサとキャップとの間も係合により簡単に組み付けることができるから、これにより、スペーサ、ブラケット、キャップの組み立てを短時間で簡単に行える。
また、スペーサに組み付けられたブラケットを車体に固定すると、スペーサが固定されているモールディング本体が、スペーサとブラケットとを介して車体に取り付けられることになり、ブラケット自体が、モールディング本体を車体に固定するための固定部材として機能する。
【0008】
また、ブラケットは、モールディング本体の裏面側に固定されたスペーサに対してスペーサ係合部を係合させることで、ルーフモールディングの裏面側に設けられる。ここで、スペーサは、ブラケットをモールディング本体に対して組み付けるアタッチメントの役割を果たす。したがって、ブラケットとの係合に適合するスペーサをモールディング本体の裏面側に固定することで、モールディング本体を変更すること無く、様々なブラケットの取り付けに対応できる。
スペーサとブラケットのスペーサ固定部との係合位置は、必ずしも、モールディング本体の意匠面側から見て開口部の位置である必要は無いが(但し、部品固定部がスペーサ係合部と別に設けられている場合)、請求項2に記載の発明では、スペーサと係合されたスペーサ係合部の少なくとも部品固定部が、モールディング本体の意匠面側から開口部を介して露出する位置に保持されるようにし、意匠面側から開口部を介して取り付け部品の取り付け作業を行えるようにしておく必要がある。
また、スペーサとブラケットのスペーサ固定部との係合位置が、モールディング本体の意匠面側から見て開口部の位置である場合、スペーサは、開口部に脱着されることで該開口部を開閉するキャップをブラケットが押圧しないように、ブラケットを保持する役割を果たす。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明の1実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、ルーフモールディング20並びにルーフモールディング装置100の取り付け例を示す斜視図、図2はルーフモールディング装置100の構成を示す分解斜視図、図3はキャップ30を示す図であって、(a)は裏面31側から見た斜視図、(b)は係合突起32近傍を示す拡大図、図4はルーフモールディング20を構成するモールディング本体21の開口部22にキャップ30を装着した状態を示す斜視図、図5は図4のA−A線断面矢視図、図6はモールディング本体21の開口部22を開放して取り付け部品16を取り付けた状態を示す縦断面図である。図7は図2のC−C線断面矢視図、図8は図2のB−B線断面矢視図、図9は図2のD−D線断面矢視図である。
【0010】
図1において、車両としての自動車10の車体のルーフ部11の側部には、車体の車長方向に延びる凹溝12が形成されており、ルーフモールディング20はこの凹溝12を外側から覆うようにして取り付けられている。また、このルーフモールディング20はブラケット50(図2等参照)とともに、ルーフモールディング装置100を構成している。
ルーフモールディング20のモールディング本体21は長尺であり、開口部22を避けた部位を、適宜、クリップ等の公知の固定部品により自動車10の車体に固定して取り付けられる。なお、モールディング本体21の開口部22近傍は、モールディング本体21に固定されるスペーサ40(後述)と、前記車体に取り付けられるブラケット30との係合によって、これらスペーサ40やブラケット30を介して車体に対して取り付けられる。
前記凹溝12は、丁度、車両のピラーアウターパネル13とルーフアウターパネル14との接合部15(図7〜図9参照)に形成されている。ルーフモールディング20は、凹溝12に沿って取り付けられる。そして、ルーフモールディング20に形成された開口部22を塞ぐキャップ30を取り外して前記開口部22を開放し、ルーフレール等の取り付け部品を開口部22に挿入することで、車体に固定することができる。
【0011】
図2、図5、図6等に示すように、ルーフモールディング20は、裏面21a側に収納空間23を形成するように帯状の意匠面形成部21bの幅方向両側(図2、図7〜図9中左右)に折り返し部21cが形成され、前記意匠面形成部21bの外面である意匠面21dには開口部22が形成された長尺なモールディング本体21と、このモールディング本体21の前記開口部22に対して脱着自在に装着されることで、モールディング本体21の前記意匠面21dと実質的にフラッシュな意匠面を形成する表面33を有する平板状のキャップ30と、モールディング本体21の前記収納空間23内において前記開口部22に位置決めして固定され、キャップ30の前記表面33に対向する裏面31側に係脱可能に係合されることで該キャップ30を保持してモールディング本体21の前記開口部22での装着状態を維持するスペーサ40とを備えて構成されている。ルーフモールディング装置100は、前記ルーフモールディング20と、モールディング本体21の前記収納空間23にてモールディング本体21の前記開口部22に対応する位置で前記車両の車体(ここではルーフ部11)に沿って取り付けられるブラケット50とを備えて構成されている。
なお、モールディング本体21としては、例えば、(イ)ステンレス等の金属薄板を冷間ロール成形したものに合成樹脂を被覆形成したもの、(ロ)硬質合成樹脂のみから形成したもの、(ハ)硬質合成樹脂中に耐伸縮性に富む芯材を埋設したもの等があるが、本実施の形態では、ステンレス材24(図10参照)と合成樹脂25の複合押し出し成形品(前記(イ)に属する)を採用している。
スペーサ40としては、例えばポリアセタール等の樹脂材料が採用される。
【0012】
モールディング本体21、キャップ30、スペーサ40、ブラケット50はいずれも細長形状に形成されており、長手方向をルーフモールディング20の長手方向にほぼ一致させている。
ここで、キャップ30、スペーサ40、ブラケット50の「長手方向」とは、ルーフモールディング20の全長方向に沿った方向を指し(すなわち長尺のモールディング本体21の長手方向に沿った方向)、「幅方向」とは、ルーフモールディング20の長手方向と直交する方向、例えば図7〜図9中、左右方向を指すものとする。
【0013】
図2、図5〜図9等に示すように、スペーサ40は、モールディング本体21の前記開口部22とほぼ相似形状の開口部41が形成されている平板状のスペーサ本体42と、このスペーサ本体42の前記開口部41に臨む開口端縁41aの複数箇所から前記開口部41中心方向に向けて突出して、その突出基部43a側でモールディング本体21の前記開口部22に臨む内面側である開口端縁22aに係止される係止突起43と、スペーサ本体42の幅方向両端部側から突出し、モールディング本体21の折り返し部21cに係止される固定用突起44と、スペーサ本体42の前記意匠面形成部21b側の表面42aに対向する裏面42b側から突出され、前記ブラケット50と係合するブラケット係合部45とを有し、さらに、スペーサ本体42の幅方向一側部からスペーサ本体42の面方向外側に突出されたバネ部46を有している。
スペーサ本体42は、長手方向中央部で、該スペーサ本体42の幅方向両側部の壁部間が、2本平行に配設された補強リブ47によって連結された剛構造になっている。
【0014】
このスペーサ40は、収納空間23側から前記係止突起43をモールディング本体21の開口部22の開口端縁22aに嵌め込むようにして係止し、幅方向両側の固定用突起44をモールディング本体21の幅方向両側の折り返し部21cにそれぞれ嵌合、係止させて、モールディング本体21の意匠面形成部21bに添わせるようにして収納空間23内に収納される。さらに、このスペーサ40は、モールディング本体21の一方の折り返し部21cに当接させて反力をとったバネ部46の弾性力によって、スペーサ本体42を前記折り返し部21cとは反対側の折り返し部21cに付勢することで、モールディング本体21の収納空間23内に嵌合、固定される。
前記バネ部46としては、モールディング本体21の一方の折り返し部21cに当接させて確保した弾性力によって、スペーサ40をモールディング本体21に対して固定できる構成であれば良く、各種構成が採用可能であるが、ここでは、スペーサ本体42の長手方向両端部から該スペーサ本体42の幅方向一側方に斜めに突出させた弾性片を採用している。
【0015】
前記スペーサ本体42は、具体的には、モールディング本体21の開口部22よりも若干大きい長方形枠状に形成されており、その内側にモールディング本体21の開口部22とほぼ一致する形状、大きさの開口部41が形成されている。モールディング本体21の開口部22は、モールディング本体21の長手方向に沿った細長形状になっており、スペーサ本体42の開口部41も同様の細長形状に形成され、スペーサ本体42も全体として開口部41の長手方向に沿った方向の寸法が長い細長形状になっている。
【0016】
前記係止突起43は、スペーサ本体42の開口部41に沿った開口端縁41aのほぼ全周にわたって突出されている。スペーサ本体42の長手方向両端部に位置する係止突起43(以下、区別のため説明の便宜上、符号43Cを付す)、並びに、スペーサ本体42の長手方向中央部にて該スペーサ本体42の幅方向両側に対向配置して突設された係止突起43(以下、区別のため説明の便宜上、符号43A、43Bを付す)は、モールディング本体21の開口端縁22aに加えて、キャップ30の裏面31に突設されたキャップ係止爪35とも係脱可能に係合される係合部として機能する。ここで、キャップ係止爪35は、キャップ30裏面に突設されてスペーサ40に係合される爪や係合部を総称するものであり、後述する係合突起32、脱着用係合部34を含む。
つまり、図2、図9等に示すように、スペーサ本体42の長手方向中央部にて、スペーサ本体42の幅方向両側に存在する係止突起43A、43Bは、突出先端43b側で、キャップ30の裏面31の幅方向両側に突出された係合突起32が係脱可能に係合される係合部として機能し、図2、図5等に示すように、スペーサ本体42の長手方向両端部に位置する係止突起43Cは、突出先端43c側で、キャップ30の裏面31の長手方向両側に突出された脱着用係合部34が係脱可能に係合される係合部として機能する。
【0017】
係止突起43のモールディング本体21外表面方向への突出高さh(図5、図10参照)は0.1〜3.5mmの範囲であり、本実施の形態のように、ステンレス芯材24と合成樹脂25との複合押し出し品であるモールディング本体21では、該モールディング本体21の肉厚等に鑑みて、0.5mm程度であることが好ましい。これにより、モールディング本体21の開口端縁22aに対する係止突起43の係合状態を安定に確保でき、また、モールディング本体21の開口部22へのキャップ30の装着の邪魔にならない。
ステンレス芯材24を含まない硬質合成樹脂製のモールディング本体では、前記係止突起43の突出高さhを0.2mm以上確保すれば、モールディング本体の開口端縁22aに対する係合安定性等、実用上の性能を充分に確保できる。
【0018】
図2〜図5並びに図7〜図9等に示すように、キャップ30は、例えばABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)等の弾力性を有する樹脂から全体として細長プレート状に形成されており、該キャップ30の長手方向中央部にて裏面31の幅方向両側に対向配置されそれぞれスペーサ40の係合部(係止突起43A、43B)に対して係脱自在に係合する一対の係合突起32と、前記裏面31の長手方向両端部にそれぞれ突設され、スペーサ40の前記開口端縁41a(ここでは係止突起43Cの突出先端43c)と係脱可能に係合する一対の脱着用係合部34とを備え、さらに、該キャップ30の側部の前記係合突起32に対応する部位を切り欠いた形状の少なくとも1つの切り欠き部36とを有する。このキャップ30は、切り欠き部36を除いた部分が、モールディング本体21の開口部22の内面形状に一致しており、前記開口部22に嵌め込むようにして装着できるようになっている。また、開口部22に装着したキャップ30は、モールディング本体21に組み付けられたスペーサ40に係合されることで、その表面33がモールディング本体21の意匠面21dと実質的にフラッシュとなる位置で保持される。
【0019】
図5、図6に示すように、ブラケット50は、金属等からなるプレート状の剛体であるブラケット本体51に、このブラケット本体51を前記車体11に固定するためのブラケット固定部52と、スペーサ係合部53とが設けられている構成であり、具体的には、1本の帯状の金属板材の屈曲成形、穴開け加工等により形成されている。ブラケット50の前記スペーサ係合部53は、前記ブラケット本体51の異なる複数箇所に形成されており、具体的には、細長形状のブラケット本体51の長手方向2箇所が、ブラケット固定部52の車体11に対して固定される側の逆側、すなわち、スペーサ40に組み付けられる側に屈曲された突出部分によって形成されており、これらスペーサ係合部53間には、凹部54が形成されている。
また、各スペーサ係合部53は、前記車体11外側に設けられるルーフレール等の取り付け部品16が固定される部品固定部としても機能するものであり、ほぼ平坦な上面が取り付け部品16を固定するための座面を形成している。具体的には、各スペーサ係合部53には、前記取り付け部品16を固定するためのネジ19が螺着されるネジ穴53aが形成されており、該スペーサ係合部53の上面を取り付け部品16の取り付け用の座面として、取り付け部品16が取り付けられるようになっている。なお、以下、部品固定部としての機能を説明する場合、スペーサ係合部53を「部品固定部53」として説明する場合がある。
このブラケット50は、具体的には、ブラケット固定部52に穿設されているネジ挿入穴52aに挿通したネジ17を、ルーフ部11(詳細には接合部15)に穿設した穴11aに貫通させ、このネジ17のルーフ部11内面側に突出した部分にナット18を締め付けることで車体11に固定される。ブラケット固定部52と車体11との間には、シール材57を介装しておく。
【0020】
このルーフモールディング装置100の組み立て方法としては、
(1)まず、キャップ30とスペーサ40とを組み付けた後、スペーサ40にブラケット50を組み付け、これらキャップ30、スペーサ40、ブラケット50をモールディング本体21に組み付ける、
(2)まず、スペーサ40とブラケット50とを組み付けた後、スペーサ40にキャップ30を組み付け、これらキャップ30、スペーサ40、ブラケット50をモールディング本体21に組み付ける
の2通りが可能であり、部品の搬入、組み立て現場での工程等に鑑みて有利な組み立て方法を選択できるといった利点がある。
組み立てたルーフモールディング装置100を車体11に取り付けることで、図5、図7〜図9の状態となる。
【0021】
キャップ30とスペーサ40との間、スペーサ40とブラケット50との間は、いずれも強制的に押し込むことで簡単に組み付け作業を行うことができる。
【0022】
キャップ30とスペーサ40との間は、具体的には、スペーサ40の表面42a側から開口部41にキャップ30を強制的に押し込むようにして組み付けるが、図5に示すように、前記キャップ30の長手方向両側の前記脱着用係合部34は、キャップ30の長手方向中央部から離間して行くに従って、キャップ裏面31から次第に離れるように傾斜して突出された爪状であり、それぞれスペーサ本体42の前記開口端縁41a(ここでは、長手方向両端に位置する係止突起43Cの突出先端43c)に対してスペーサ本体42の前記開口部41の中央部側から係合されるようになっているから、キャップ30を弾性変形させつつ、この脱着用係合部34を片側ずつスペーサ本体42の前記開口端縁41aに係合させるとともに、図7〜図9に示すように、キャップ30の長手方向中央部にてその裏面31の幅方向両側から突出されている一対の係合突起32をそれぞれ、スペーサ40の開口部41に挿入して、スペーサ40の係止突起43A、43Bの突出先端43bを乗り越えさせ、それぞれスペーサ40の長手方向中央部において幅方向両側に位置する両係止突起43A、43Bに対して係合させる。具体的には、キャップ30の一対の係合突起32を、各係止突起43A、43Bに対するスペーサ本体42の裏面42b側に入り込ませることで、キャップ30が外側に引き抜かれないように係合させる。また、キャップ30は、その外周部が、スペーサ40の係止突起43の突出基部43a上に当接することで、スペーサ40の開口部41へのそれ以上の押し込みが規制されるとともに、がたつくことなく安定支持される。
【0023】
一方、図7〜図9、図15に示すように、スペーサ40とブラケット50との間は、具体的には、ブラケット50のスペーサ係合部53をスペーサ本体42の裏面42bから強制的に押し込んで、スペーサ本体42の幅方向両側の弾性爪であるブラケット係合部45を弾性変形させつつ乗り越えさせ、弾性により元の形状に復帰したブラケット係合部45がスペーサ係合部53に係合することで、スペーサ40にブラケット50が組み付けられたことになる。また、スペーサ40とブラケット50との組み付け状態は、各スペーサ係合部53に係合されている全てのブラケット係合部45の係合を解除しない限り容易には解除できない。
【0024】
いずれの組み立て方法でも、モールディング本体21に固定されたスペーサ40に組み付けられているブラケット50を車体11に固定するので、ブラケット50自体がモールディング本体21を車体11に固定するための固定部材として機能することになり、モールディング本体21を車体11に固定するために別途設けられるスタッドボルトやクリップ等の固定部材の使用数を減少できるため、低コスト化、作業数の減少による組み立て時間の短縮等に有利である。特に、モールディング本体21の開口部22近傍では、固定部材の設置が不可能な場合もあるため、ブラケット50自体が固定部材として機能することで、開口部22近傍でのモールディング本体21の固定を確実に行えるといった利点もある。
【0025】
また、組み立てたルーフモールディング20は、ルーフ部11に載せて安定させた状態で、ルーフ部11下側からのナット18の締め付け作業により取り付けできるから、作業床近くでの作業となって作業姿勢が安定するとともに、ナット18の工具に対する収まりが良好となり、作業性を向上できるといった利点がある。
【0026】
スペーサ40に対してブラケット係合部45の係合によって組み付けられたブラケット50の各スペーサ係合部53は、スペーサ本体42の開口部41がその長手方向中央部の前記補強リブ47によって仕切られた両側に形成された各スペーサ係合部収納空間48に収納される。補強リブ47は、ブラケット50のスペーサ係合部53間の凹部54に収納される。
ここで、各スペーサ係合部収納空間48では、収納されたスペーサ係合部53との間に、若干のクリアランス(ここではc1+c2)がスペーサ40の長手方向に確保されており、このクリアランスの範囲で、スペーサ40の長手方向にブラケット50の組み付け位置が調整可能である。すなわち、ブラケット50は、平板状の各スペーサ係合部53が、スペーサ40のブラケット係合部45に保持され、ガイドされた状態でスペーサ40の長手方向に、前記クリアランスの範囲でスライド移動する。したがって、車体11の前後方向(車長方向)に連設された複数箇所に、車体11に対するブラケット50の取り付け位置(穴11a)を設定した場合、これら取り付け位置に車体11の前後方向でのピッチのばらつき(取り付け位置間の距離の誤差)が存在していても、スペーサ40の長手方向へのブラケット50の組み付け位置の調整によって、各取り付け位置に対するブラケット50の固定が可能となり、車体11に対するルーフモールディング装置100の取り付けを円滑に行うことができる。
このルーフモールディング装置100では、具体的には、ブラケット50の凹部54の両側の各スペーサ係合部53は、ブラケット本体51に立ち上げるようにして形成された一対の立壁53b間に架設状態に形成されており、前記凹部54は、隣り合う一対のスペーサ係合部53の互いに相手側のスペーサ係合部53に臨む側の立壁53b間の空間である。そして、前記凹部54の両側の立壁53bは、前記ブラケット50がスペーサ40に係合されることで、スペーサ本体42の長手方向中央部にて該スペーサ本体42の長手方向に互いに離間して配置されているブラケット係合部45間に配置され、それぞれ、スペーサ40に対するブラケット50のスライド移動によりいずれか一方のブラケット係合部45と当接されるようになっている。したがって、ブラケット50は、凹所54の両側の各立壁53bとスペーサ40のブラケット係合部45との間に確保されたクリアランス(c1+c2)を可動範囲として、スペーサ40に対してスライド移動できるようになっている。
【0027】
スペーサ40に組み付けられたブラケット50の各スペーサ係合部53は、スペーサ40に組み付けられたキャップ30の裏面31に接する位置に配置されるから、例えば車両の走行による障害物の接触、風圧等により、キャップ30に、モールディング本体21奥側、すなわち収納空間23側への押し込み力が作用しても、収納空間23側からスペーサ係合部53がキャップ30を支えることで、キャップ30の収納空間23側への落ち込みが防止される。また、キャップ30は、前述のように収納空間23側からスペーサ係合部53が支えることに加えて、該キャップ30側の各キャップ係止爪35(係合突起32、脱着用係合部34)とスペーサ40側の係止突起43との係合によって容易には離脱しないようになっているから、表面33が、モールディング本体21の意匠面21dと段差無く実質的にフラッシュとなる位置で安定に支持されることになる。
図4に示すように、表面33が、モールディング本体21の意匠面21dと段差無く実質的にフラッシュとなる位置でキャップ30が装着される構成では、優れた美観が得られる上、車両の走行に伴う風圧、障害物との衝突等によるキャップ30の外れ、位置ずれ等の不都合が生じ難いといった利点がある。また、風切り音も少なくなるといった利点もある。
【0028】
また、補強リブ47によって剛構造になっているスペーサ40が変形しにくいことから、キャップ30側の各キャップ係止爪35とスペーサ40側の係止突起43との係合が解除されにくいといった利点もある。キャップ30側の各脱着用係合爪34とスペーサ40側の係止突起43との係合は、キャップ30の切り欠き部36に挿入した工具による操作でなければ解除できない程度に調整されており、変形しにくい剛構造のスペーサ40を採用することで、この適度な節度感を長期にわたって安定に確保することができる。
しかも、このスペーサ40では、補強リブ47の断面寸法、断面形状等で、キャップ30側の各脱着用係合爪34とスペーサ40側の係止突起43との係合に要する押し込み力や、係合解除に要する引張力を調整できる。このため、例えば、サイズの大きいキャップ30を適用する場合は、補強リブ47によってより強度の高いスペーサ40を選択使用することで、係合解除に要する引張力を大きくして、外力によってキャップ30に離脱や位置ズレが生じないようにするなど、適用するキャップ30の大きさ、形状等に容易に対応できる。
【0029】
キャップ30を取り外せば、モールディング本体21の開口部22近くに部品固定部53(スペーサ係合部53)が露出されることになるので、取り付け部品16の取り付け作業性を向上できることは言うまでもない。取り付け部品16の部品固定部53への固定は、具体的には、部品固定部53に穿設されたネジ穴53aへの、ルーフ部11上からのネジ19の締め付け作業であり、取り付け部品16を簡単に固定できる。
【0030】
図5、図6に例示したブラケット50は、ネジ穴53aを穿設した平板状のスペーサ係合部53がそのまま部品固定部を兼ねる構成になっているが、これに限定されず、例えば、図11、図12に示すブラケット50aのように、平板状のスペーサ係合部55に溶接等によりナット56を固定した部品固定部55Aを形成し、このナット56にネジ19を螺着することで部品固定部55Aに取り付け部品16が固定される構成も採用可能である。ナット56は、その中央のネジ穴を、スペーサ係合部55に穿設したネジ挿通穴55aに位置決めして固定する。
なお、前記ナット56は、スペーサ係合部55のスペーサ40に対する係合やスライド移動に干渉しないため、このブラケット50aでも、スペーサ係合部55のスペーサ40に対する係合やスペーサ40に対するスライド移動は前記ブラケット50と同様になされる。
いずれの構成のブラケット50、50aでも、ネジ19の締め付けまたは開放の回転操作時の共回りを防止するための工具の挿入スペースを必要としないので、小型化が可能であり、このため、モールディング本体21の開口部22も工具の挿入のために大型化する必要が無くなり、小型化できる。キャップ30も小型化できるため、美観の向上、車両の走行に伴う風圧、障害物の接触等によるキャップ30の外れ、位置ずれ等の不都合も生じ難いといった利点がある。
なお、図11、図12に例示したブラケット50aは、図5、図6のブラケット50のスペーサ係合部53およびその近傍の構成を変更して部品固定部55Aを形成したものであり、その他の構成は、ブラケット50と同様になっている。
【0031】
このルーフモールディング20では、例えば、ルーフレールの積載限度等、取付対象の取り付け部品16の種類などに応じて、モールディング本体21に形成する開口部22の大きさ、形状を変更する場合、開口部22を塞ぐキャップ30の寸法、形状も変更することになるが、モールディング本体21とスペーサ40とブラケット50とは、それぞれ適宜、適合する寸法のものを選択して組み付ければ良いから、取り付け部品16や開口部22の大きさ、形状等に対する汎用性に優れており、取り付け部品16や開口部22の大きさ、形状等毎に適合するサイズのルーフモールディングを用意する場合に比べて、格段に低コスト化できるといった利点がある。
【0032】
開口部22に装着されているキャップ30を取り外すには、図4、図9に示すように、キャップ30の切り欠き部36に工具60を挿入する。
ここで、前記切り欠き部36はキャップ30の長手方向に沿った細長形状に形成されており、前記工具60も前記切り欠き部36にほぼ一致する断面扁平の先端形状を有するものを採用する。そして、工具60は先端を切り欠き部36に合わせて挿入する。つまり、工具60の切り欠き部36への挿入向きは、切り欠き部36の長手方向に直交する幅方向に、断面扁平の工具60先端の厚さ方向を合わせた向きとする。
【0033】
図9等に示すように、キャップ30の裏面31側の前記切り欠き部36に対応する部分には、この切り欠き部36に対応する側の係合突起32(区別のため説明の便宜上、反対側の係合突起32に符号32A、切り欠き部36に対応する係合突起32に符号32Bを付す)のキャップ30からの突出基部32aと、この突出基部32aから垂直に突出されキャップ30のプレート状の部位であるキャップ本体部30aとほぼ平行に延出された係合突起先端部32bと、前記切り欠き部36の長手方向両端にほぼ対応する位置で前記係合突起先端部32b上の対向する両側に突出された一対の突壁32c(図3(b)参照)と、モールディング本体21の前記開口端縁22aの前記切り欠き部36に臨む部位とによって、前記切り欠き部36を除く5方がほぼ取り囲まれる工具挿入溝37が形成されている。
【0034】
図14に示すように、切り欠き部36から前記工具挿入溝37に挿入した工具60を回転させると、キャップ30の長手方向中央部がモールディング本体21外側に押し上げられるようにして弾性変形される。また、必要に応じて、モールディング本体21の切り欠き部36に臨む部位を支点とする梃子の要領で工具60を操作して、工具60先端でキャップ30を押し上げる動作も加える。
ここで、キャップ30の長手方向中央部の弾性変形された部分には、工具60の回転によってモールディング本体21の長手方向一方への変位力が作用しており、キャップ30の変形を継続することで、モールディング本体21の長手方向一方への変位力の方向とは逆側で、キャップ30の長手方向一方の脱着用係合部34が、スペーサ40の長手方向一方の係止突起43Cに対して、スペーサ40の開口部41内側へ引き抜くようにして係合解除される(図14中仮想線参照)。一方、キャップ30の長手方向中央部にて前記工具挿入溝37の一部を構成する係合突起32Bの、スペーサ40の係止突起43Bに対する係合は、工具60の回転によってキャップ30の長手方向中央部がモールディング本体21外側に押し上げられるようにして変形されることで解除されており、スペーサ40の長手方向一方の係止突起43Cと脱着用係合部34との係合が解除された時点で、スペーサ40からキャップ30を離脱させることができ、モールディング本体21の開口部22から取り出すことができるようになる。
【0035】
図9等に示すように、係合突起32Bは、工具60からキャップ30に与えるモールディング本体21外側への押し上げ力によって強制的に弾性変形させ、スペーサ40の係止突起43Bの突出先端43bを乗り越えさせてモールディング本体21の外側に抜き出す必要がある。つまり、係止突起43Bは、キャップ30の裏面31に立ち上げるようにして突出された突出基部32a先端から屈曲するようにして、キャップ30の面方向(詳細にはキャップ本体部30aの面方向)外側に突出された係合突起先端部32bを、前記スペーサ40の係止突起43Bの突出先端43bに係合させているから、工具60を用いてキャップ30のキャップ本体部30aを押し上げることで、前記係止突起43Bを弾性変形させつつ、係合突起先端部32bを、スペーサ40の係止突起43Bの突出先端43bを乗り越えさせる。
逆側の係合突起32Aは、係止突起43Aに対する係合ラップ量aが、係合突起32Bと係止突起43Bとの間の係合ラップ量bに比べて大きいため、係止突起43Bに対する係合突起32Bの係合が解除されても、この係合突起32Aと係止突起43Aとの間の係合状態まで直ちには解除されず、この係合突起32Aと係止突起43Aとの係合によって、キャップ30のスペーサ40に対する係合解除時に生じやすいキャップ30の飛び出しを防止して、紛失を防ぐ機能を果たす。
【0036】
5方向が壁(または突起)で取り囲まれた工具挿入溝37内で工具60先端を回転させるので、工具60が滑って回転をやり直すといった不都合が生じ難く、回転によってキャップ30を確実に押し上げることができ、容易に取り外すことができる。モールディング本体21の切り欠き部36に臨む部位を支点とする梃子の要領で工具60を操作することで、工具60先端でキャップ30を押し上げる等の作業も簡単に行える。工具挿入溝37に工具60先端を挿入した際に、工具60先端の可動範囲を容易に把握できることも、この工具60を用いたキャップ30の取り外し作業では有利である。
なお、係合突起32Bの対向する両側に突設された突壁32cによって係合突起32Bに強度が確保される等の理由により、工具挿入溝37が変形しにくいことも、工具挿入溝37内での工具60の回転操作によるキャップ30の押し上げ作業に有利に働く。
【0037】
キャップ30の取り外しに適用される工具60としては入手容易な市販品であることが好ましく、これに対応して、工具挿入溝37の寸法も適切に設定する。例えば、図13(a)、(b)に示すようなマイナスドライバーの場合、JISB 4609に制定される「ねじ回し」の呼び寸法が4.5×50〜8×150の範囲のものが、入手が非常に容易な市販品として流通しており、これに対応する工具挿入溝37(およびその近傍)の寸法は、図4に示す工具挿入溝37の開口部寸法(切り欠き部36の縦横寸法)pが2mm、qが8mm、図9に示す工具挿入溝37の深さ寸法rが4mm、係止突起43Bの突出先端43bのモールディング本体21の開口端縁22aからの突出寸法sが1.7mm、係止突起43Bの突出先端43bとキャップ30の外縁部との間の隙間の幅寸法tが1.4mm、キャップ30の係合突起32Bの突出基部32aからの係合突起先端部32bの突出寸法uが2.8mm程度である。この寸法で設計された工具挿入溝37であれば、JIS B 4609の規定の中で特に広く使用されている呼び寸法6×100の工具60(ねじ回し)を適用して最適である。この工具60は、図13(a)、(b)に示す挿入部先端幅寸法xが6mm、挿入部基端幅寸法yが8.6mm、挿入部先端部厚さ寸法zが0.8mmであり、先端部を工具挿入溝37に挿入した際に確保されるクリアランスの大きさ等が最適であり、工具挿入溝37内での回転操作性等に優れている。
【0038】
モールディング本体21の開口部22からキャップ30を取り外しても、スペーサ40、ブラケット50は、収納空間23にそのまま残るので、次のキャップ30の装着に利用できることは言うまでも無い。キャップ30の脱着を繰り返し行っても、共に樹脂製のキャップ30とスペーサ40との接触では、キャップ30側のキャップ係止爪35や、スペーサ40側の係止突起43の磨耗、破損が殆ど無いため、係合時の係止力の低下等の悪影響は殆ど生じないし、かじり等の係脱作業上の不具合も長期にわたって確実に防止できる。試験の結果、スペーサ40に対するキャップ30の脱着を繰り返し100回行っても、係止力の低下、かじり等の係脱作業上の不具合等は殆ど増大せず、実用上問題が無いことが判明した。
【0039】
図10に示すように、このルーフモールディング20では、モールディング本体21の開口端縁22aがスペーサ40によって隠されるため(特に、開口端縁22aに対する係止突起43の係合による隠蔽)、モールディング本体21の開口部22からキャップ30を外しても、モールディング本体21の前記開口端縁22aにモールディング本体21を構成するステンレス材24の端部24aが露出せず、美観を維持できる。
モールディング本体21とキャップ30とスペーサ40とは同一色(例えば黒色)とすることが好ましく、この場合、キャップ30とモールディング本体21との間の隙間から覗くスペーサ40が目立たなくなり、優れた美観が得られる。
また、例えば、モールディング本体21の打ち抜き加工して開口部22を形成する際に、開口端縁22a近傍にバリ26が発生する場合があるが、スペーサ40の係止突起43は、モールディング本体21の開口端縁22aに存在するバリ26等も含んで開口端縁22aを覆うため、モールディング本体21の開口部22に対するキャップ30の脱着に前記バリが影響することを防止することができ、脱着作業性、装着状態の安定を確保できるといった利点もある。
【0040】
ルーフモールディング装置100では、モールディング本体21とスペーサ40との間、スペーサ40とブラケット50との間がいずれも係合によって一体化される構成であり、係合を解除するだけで簡単に分離できるから、例えば接着剤を用いた接着固定等の場合に比べて、解体等を容易に行える。また、モールディング本体21、スペーサ40、ブラケット50を破損させること無く分離させることも可能であり、分離後、再使用することで、新規に組み立てるルーフモールディング装置の低コスト化を図ることができる。モールディング本体21、キャップ30、スペーサ40、ブラケット50は、いずれかを選択的に交換することもできる。さらに、モールディング本体21、スペーサ40、ブラケット50の処分は、材質別に個別に行えるから、材料のリサイクル等にも有利であるといった利点がある。
【0041】
なお、本発明は、前記実施の形態に限定されず、各種変更が可能であることは言うまでも無い。
例えば、モールディング本体、キャップ、スペーサ、ブラケットの具体的形状等は、前述の実施の形態に限定されず、適宜変更可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、スペーサとブラケットとを係合させユニット化した状態で、車体に対する取り付け作業を行うことができ、取り付け作業性を向上できる。しかも、スペーサとブラケットとの間の組み付けも、スペーサのブラケット係合部をブラケットに係合させるだけで、簡単に行うことができることから、ルーフモールディング自体の組み立て作業性も向上できる。さらに、スペーサとキャップとの間も係合により簡単に組み付けることができるから、これにより、スペーサ、ブラケット、キャップの組み立てを短時間で簡単に行える。
【0043】
また、本発明の構成では、スペーサとブラケットとを分離させた状態で個別に保管でき、ルーフモールディング装置の組み立て現場への搬送も個別に行うことができる。前述のようにスペーサとブラケットとの間の組み付けは、係合により簡単に行えるから、例えば、車体に対するルーフモールディング装置の取り付け作業現場に、スペーサとブラケットとを分離させた状態で個別に搬送し、この現場にてルーフモールディング装置の組み立てと車体に対する取り付けとを行うことも可能である。
スペーサとブラケットとを分離させた状態で個別に保管したり、個別に搬送する場合、ブラケットを取り付け済みのルーフモールディング(組み立てられたルーフモールディング装置)に比べて嵩張らないため(ブラケットが取り付けられた状態では、モールディング本体から突出状態になっているブラケットが邪魔になり、多数のルーフモールディング装置を高密度に収納すること等が困難)、保管スペースの省スペース化や、搬送のためのパッケージの小型化等を実現できる。また、ルーフモールディングにブラケットが取り付けられた状態では、モールディング本体から突出状態になっているブラケットを衝突物の衝突等によって傷めやすいため、これを保護する保護材を設ける等の対策が必要であるが、スペーサとブラケットとを分離した状態であれば、ブラケットを傷める心配が無いため、保護材の使用等も不要であり、搬送性の向上、搬送コストの低減を実現できる。
【0044】
また、ブラケットのスペーサ係合部に、前記車体外側に設けられる取り付け部品が固定される部品固定部が設けられている構成では、スペーサとの係合位置にスペーサ係合部が配置されるので、スペーサ係合部に設けられている部品固定部が、モールディング本体の開口部に近い位置に配置される設計とすることが容易である。これにより、部品固定部に対する取り付け部品の固定作業性を向上できる。また、部品固定部をスペーサ係合部に設けたことで、スペーサ係合部を部品固定部の一部または全部として機能させることも可能である。この場合、例えば、スペーサ係合部に、取り付け部品が取り付けられる座面を設定することができ、わざわざ、部品固定部としての座面を別途設ける必要が無くなり、構成の簡略化を図ることができる。
また、前記スペーサ係合部が、間隔をおいて複数形成されていたり、前記スペーサ係合部間に凹部が形成されていると、各スペーサ係合部にスペーサを係合することで、ブラケットに対するスペーサの係合状態を安定させることができる。また、スペーサ係合部間に確保された凹部は、スペーサの前記各スペーサ係合部と係合される部分間の連結部に設けられた補強部(例えば前述の実施の形態中のリブ47)を収容する領域等として利用することができ、スペーサの強度確保の点で有利である。
【0045】
また、ルーフモールディング側のスペーサとブラケットとが、前記ブラケット係合部と前記スペーサ係合部との係合状態を保ったままスライド移動可能になっているルーフモールディング装置では、ルーフモールディングの長手方向複数箇所に設けられたブラケットを、車体の複数箇所に設定した取り付け位置(例えば図5等に例示した穴11aなど)に取り付ける場合、前記ブラケット係合部と前記スペーサ係合部との間のスライド移動によって、前記取り付け位置間のピッチに合わせてブラケットを取り付けることが可能である。これにより、前記取り付け位置間のピッチに対するブラケット間の距離の汎用性を確保できるから、取り付け位置間のピッチ毎にこれに適合するルーフモールディングを準備する必要が無く、低コスト化を実現できるといった優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のルーフモールディングの取り付け例を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態のルーフモールディング装置の構成を示す分解斜視図である。
【図3】図2のルーフモールディング装置に適用されるキャップを示す図であって、(a)は裏面側から見た斜視図、(b)は係合突起近傍を示す拡大図である。
【図4】図2のルーフモールディング装置を構成するモールディング本体の開口部にキャップを装着した状態を示す斜視図である。
【図5】図4のA−A線断面矢視図である。
【図6】図2のルーフモールディング装置のモールディング本体の開口部近傍を示す縦断面図であり、開口部を開放して取り付け部品を取り付けた状態を示す。
【図7】図2のC−C線断面矢視図である。
【図8】図2のB−B線断面矢視図である。
【図9】図2のD−D線断面矢視図である。
【図10】モールディング本体の開口端縁と、スペーサ側の係止突起との係合関係を示す断面図である。
【図11】図2のルーフモールディング装置を構成するブラケットの別態様を示す正断面図である。
【図12】図11のブラケットに取り付け部品を取り付けた状態を示す正断面図である。
【図13】図2のルーフモールディング装置のキャップの取り出しに用いられる工具を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図14】工具を用いたキャップの取り外し作業を示す断面図である。
【図15】図2のルーフモールディング装置におけるスペーサとブラケットとの係合状態を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は下面図(ブラケット側から見た図)である。
【図16】従来例のルーフモールディングにおけるキャップの固定構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10…車両(自動車)、11…車体(ルーフ部)、12…凹溝、13…ピラーアウターパネル、14…ルーフアウターパネル、15…接合部、16…取り付け部品、20…ルーフモールディング、21…モールディング本体、21a…裏面、21b…意匠面形成部、21c…折り返し部、21d…意匠面、22…開口部、22a…開口端縁、23…収納空間、24…固定部材、30…キャップ、31…裏面、32,32A,32B…キャップ係止爪(係合突起)、33…表面、34…キャップ係止爪(脱着用係合部)、35…キャップ係止爪、40…スペーサ、41…開口部、41a…開口端縁、42…スペーサ本体、43…係合部(係止突起)、43a…突出基部、43b…突出先端、44…固定用突起、45…ブラケット係合部、50,50a…ブラケット、51…ブラケット本体、52…ブラケット固定部、53…スペーサ係合部,部品固定部、54…凹部、55…スペーサ係合部、55A…部品固定部、60…工具、100…ルーフモールディング装置。

Claims (4)

  1. 自動車等の車両のピラーアウターパネルとルーフアウターパネルとの接合部に形成された凹溝に取り付けられるルーフモールディングと、このルーフモールディングの裏面側に設けられるブラケットと、を備えるルーフモールディング装置であって、
    前記ルーフモールディングは、
    裏面側に前記車両の車体に対する固定部材を収納する収納空間を形成するように帯状の意匠面形成部の幅方向両側に折り返し部が形成され、前記意匠面形成部の意匠面には開口部が形成された長尺なモールディング本体と、
    このモールディング本体の前記開口部に対して脱着自在に装着されることで、モールディング本体の前記意匠面と実質的にフラッシュな意匠面を形成する平板状のキャップと、
    モールディング本体の前記収納空間内において前記開口部に位置決めして固定され、キャップの前記意匠面に対向する裏面側に係脱可能に係合されることで該キャップを保持してモールディング本体の前記開口部での装着状態を維持するスペーサとを備え、
    スペーサは、
    モールディング本体の前記開口部とほぼ相似形状の開口部が開口されている平板状のスペーサ本体と、
    このスペーサ本体の前記開口部に臨む開口端縁の複数箇所からモールディング本体の前記開口部中心方向に向けて突出して、その突出基部側でモールディング本体の前記開口部に臨む開口端縁に係止され、かつ、突出先端側でキャップの裏面に突設されたキャップ係止爪が係合される係合部と、
    スペーサ本体の幅方向両端部側から突出し、モールディング本体の折り返し部に係止される固定用突起と、
    スペーサ本体の前記意匠面形成部側の表面に対向する裏面側から突出され、前記車体に取り付けられるブラケットと係合されるブラケット係合部と
    を有し、
    前記ブラケットは、
    プレート状の剛体からなるブラケット本体と、
    このブラケット本体を車体に固定するためのブラケット固定部と、
    前記ルーフモールディングを構成する長尺のモールディング本体の意匠面形成部に形成された開口部に対応させて前記モールディング本体の裏面側に固定されたスペーサに対して係合されるスペーサ係合部と備え、
    前記スペーサ係合部は、前記ブラケット固定部の前記車体に対する取り付け側とは逆側に突出させて前記ブラケット本体に形成されており、
    更に、
    前記ブラケットのスペーサ係合部に、ルーフモールディングのスペーサの前記ブラケット係合部が係合されるようになっており、
    前記ブラケットと前記ルーフモールディングの前記スペーサとが、前記ブラケット係合部と前記スペーサ係合部との係合状態を保ったままスライド移動可能になっている
    ことを特徴とするルーフモールディング装置。
  2. 前記スペーサ係合部には、前記車体外側に設けられる取り付け部品が固定される部品固定部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のルーフモールディング装置
  3. 前記スペーサ係合部が、間隔をおいて複数形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のルーフモールディング装置
  4. 前記スペーサ係合部間に凹部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のルーフモールディング装置
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