JPH0730728U - 宝飾部材 - Google Patents

宝飾部材

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JPH0730728U
JPH0730728U JP6371893U JP6371893U JPH0730728U JP H0730728 U JPH0730728 U JP H0730728U JP 6371893 U JP6371893 U JP 6371893U JP 6371893 U JP6371893 U JP 6371893U JP H0730728 U JPH0730728 U JP H0730728U
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JP
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stone
stone frame
jewel
connecting pin
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佳伸 中田
隆至 宮元
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 宝石1を固定する筒状の石枠2に下方から複
数の切り溝7を設け、この切り溝7に端部が幅広に形成
された連結ピン3を装着して前記石枠2の下方から止め
枠4を挿着し、この止め枠4を前記石枠2の下部に設け
た爪6で固定する。 【効果】 宝石1を石枠2にロー付けした宝飾部材で
も、石枠2を止め枠4に固定する際に宝石1に微細な亀
裂が発生することはない。もって、宝石1を石枠2にロ
ー付けし、さらにこの複数の石枠2を連結ピン3でフレ
キシブルに連結した宝飾部材が提供できるようになる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は宝飾部材に関し、特に宝石を固定する石枠が連結ピンでフレキシブル に連結された宝飾部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から宝石を固定した石枠をフレキシブルに多数個連結した宝飾部材がある 。この従来の宝飾部材を図3及び図4に示す。図3は断面図、図4は底面図であ る。図3及び図4中、11は宝石、12は石枠、13は連結ピン、14は止め枠 である。石枠12は上下が開口した筒状に形成されており、上端部には宝石11 が爪15によって固定されている。また、石枠12の側部には、切り溝16が四 箇所設けられている。また、連結ピン13は角柱状のもので形成され、その端部 は、切り溝16の幅よりも広く形成されている。また、止め枠14は、円筒状に 形成されている。
【0003】 このような宝飾部材を組み立てる場合、石枠12に宝石11を爪止めし、石枠 12の切り溝16に連結ピン13を石枠12の下方から装着して、止め枠14を 石枠12内に装着すると共に、この止め枠14を石枠12に複数箇所を銀ロー材 18などでロー付けすることによって行っていた。
【0004】 このように止め枠14を石枠12にロー付けすると、連結ピン13は脱落しな くなる反面、連結ピン13自体は固定されないことから、隣接する石枠12同志 は揺動し、全体としてフレキシブルになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来は、宝石11を石枠12などに固定する場合、複数の爪で宝石11を固定 する爪止め法や宝石11の周縁部全体を石枠11の先端部で固定する覆輪止め法 などで固定されていたが、爪止め法や覆輪止め法などで宝石11を固定すると、 宝石11の表面の一部が隠蔽されることから、宝石11の美観が損なわれてしま う。
【0006】 そこで、宝石11の表面が隠蔽されない宝石の固定方法として、本出願人は実 願平1−127585号で、図5に示すように、宝石11を例えば銀ロー材17 などを用いて石枠12に直接ロー付けすることを提案した。
【0007】 ところが、宝石11を石枠12に直接ロー付けした後に、図4に示すように、 止め枠14を石枠12にロー材18でロー付けすると、ロー付けする際に、熱が 宝石11に印加され、宝石11に微細な亀裂(クラック)が発生し、宝飾部材と しての商品価値が大きく低下するという問題があった。すなわち、宝石11を石 枠12に直接ロー付けして、400℃の熱を加えると、三分の一以上の宝石11 に円周状の微細な亀裂が発生する。
【0008】
【考案が解決しようとする問題点】
本考案に係る宝飾部材は、このような従来技術の問題点に鑑みて案出されたも のであり、その特徴とするところは、上下両端部が開口した筒状体から成る石枠 の上端部に宝石を固定し、前記石枠に下端部から上端部に向かう複数の切り溝を 設けると共に、前記石枠内部の下端部近傍に前記切り溝よりも短い切除部を設け 、前記切り溝に両端部が幅広に形成された連結ピンを装着して前記石枠内部の切 除部に止め枠を挿着し、この止め枠を前記石枠の下端部に設けた爪で固定する点 にある。
【0009】
【作用】
上記のように構成すると、止め枠を石枠に固定する際にロー付けしないことか ら、宝石を石枠にロー付けした宝飾部材でも、止め枠を石枠に固定する際に、熱 によって宝石に微細な亀裂が発生することはない。もって、宝石を石枠にロー付 けし、さらにこの複数の石枠を連結ピンでフレキシブルに連結した宝飾部材が提 供できるようになる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面に基づき詳細に説明する。 図1及び図2は、本考案に係る宝飾部材の一実施例を示す図であり、図1は断 面図、図2は底面から見た図である。図1及び図2中、1は宝石、2は石枠、3 は連結ピン、4は止め枠である。
【0011】 宝石1は、ダイヤモンド、ルビー、サファイアなどの貴石、或いはアクアマリ ン、トパーズなどの半貴石で構成される。この宝石1は天然のものに限らず、人 工的に製造したものであってもよい。また、宝石1は、例えば最頂上に位置する テーブル面1aと、このテーブル面1aから裾広がりに延びるクラウン面1bと 、このクラウン面1bから下方に向けて先細り状に延びるパビリオン面1cとを 有するようにカットされている。
【0012】 石枠2は18金(K18)やプラチナ(Pt)などの貴金属で構成される。こ の石枠2は上下両端が開口した角筒状に形成されており、側部には下端部から上 端部に向かう切り溝5が四箇所設けられている。また、石枠2内部の下端部近傍 に切除部6が設けられている。この切除部6は、切り溝5よりも短く形成される 。さらに、下端部の四隅には、爪7が四箇所設けられている。なお、この切り溝 5、切除部6、及び爪7を有する石枠2は、鋳造法などで一体に形成される。
【0013】 石枠2の上端部には、宝石1がロー材8によって固定される。ロー材8は、例 えばAg59%−Cu27.5%−In12%−Ti1.3%の銀ロー材などで 構成される。石枠2に宝石1をロー付けするには、宝石1と石枠2との間に所望 の有機バインダーを加えてペースト状にしたロー材8を塗布して、不活性ガス雰 囲気中又は真空中で500〜1000℃に加熱して行う。なお、このロー材8は 、有機バインダーを加えてペースト状にしたものに限らず、板状のロー材を石枠 2の当接部分の形状に打ち抜いたものでもよい。
【0014】 連結ピン3は、ステンレス鋼などで形成され、角柱状に形成される。この連結 ピン3の両端部は、切り溝5の幅よりも広く形成されている。すなわち、連結ピ ン3の両端部は、楕円体状に形成される。
【0015】 止め枠4はステンレス鋼などで形成され、角筒状に形成される。この止め枠4 は、石枠2の内部の下端部近傍に形成された切除部6に挿着できる程度の大きさ に形成される。
【0016】 このような宝飾部材を組み立てる場合、宝石1を石枠2にロー付けし、石枠2 の切り溝5に連結ピン3を石枠2の下方から装着して、止め枠4を石枠2内に挿 着すると共に、この止め枠4を石枠2の爪7で固定することにより行われる。
【0017】 このように止め枠4を石枠2に爪止めすると、連結ピン3は脱落しなくなる反 面、連結ピン3自体は固定されないことから、隣接する石枠2同志は揺動し、全 体としてフレキシブルになる。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係る宝飾部材によれば、止め枠を石枠内に挿着して爪 で固定することから、石枠と宝石をロー付けした宝飾部材でも、止め枠と石枠を 固定する際に、宝石が熱によって微細な亀裂を発生することはない。もって、宝 石を石枠にロー付けし、さらにこの複数の石枠を連結ピンでフレキシブルに連結 した宝飾部材が提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る宝飾部材の断面図である。
【図2】 本考案に係る宝飾部材を底面から見た図であ
る。
【図3】 従来の宝飾部材の断面図である。
【図4】 従来の宝飾部材を底面から見た図である。
【図5】 宝石を石枠にロー付けした状態を示す断面図
である。
【符合の説明】
1・・・宝石、2・・・石枠、3・・・連結ピン、4・
・・止め枠、5・・・切り溝、6・・・切除部、7・・
・爪、8はロー材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下両端部が開口した筒状体から成る石
    枠の上端部に宝石を固定し、前記石枠に下端部から上端
    部に向かう複数の切り溝を設けると共に、前記石枠内部
    の下端部近傍に前記切り溝よりも短い切除部を設け、前
    記切り溝に両端部が幅広に形成された連結ピンを装着し
    て前記石枠内部の切除部に止め枠を挿着し、この止め枠
    を前記石枠の下端部に設けた爪で固定して成る宝飾部
    材。
JP1993063718U 1993-11-29 1993-11-29 宝飾部材 Expired - Lifetime JP2593432Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1993063718U JP2593432Y2 (ja) 1993-11-29 1993-11-29 宝飾部材

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JPH0730728U true JPH0730728U (ja) 1995-06-13
JP2593432Y2 JP2593432Y2 (ja) 1999-04-12

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