JP3019667U - カット宝石の取り付け金具および装身具 - Google Patents

カット宝石の取り付け金具および装身具

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JP3019667U
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jewelry
fixing
fixed
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JP756095U
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Inventor
太郎 菊地
Original Assignee
株式会社昭工舎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カットされた宝石を取り付ける装飾金具であ
って、その上面から見たとき固定爪がただ一本だけであ
るため宝石が大きく見え、美しく飾れる宝石取り付け金
具を提供する。 【構成】 固定爪6が宝石のガードル3を固定腕7方向
に押さえ、その力を固定腕7と座穴8によって受けるこ
とにより宝石9を取り付け金具10に強固に固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は指輪、ブローチ、ペンダント、イヤリング等の装身具に使用されるダ イヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドその他のカットされた貴石や半貴 石を装身具に固定する取り付け金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来多くの装身具において宝石を固定するためには図4、図5のごとく複数の 固定爪によって座穴に押しつけてかしめ固定している。この方法では宝石のカッ トされた面が広く金具により隠され、せっかく美しく光り輝くべきカット面の多 くが失われることになる。この問題を解決するため、ガードル近傍に当接する凹 面を内側に形成し、かつキュレット近傍に当接する内面を持つ穴を形成し、この 両者の部分で宝石を固定する方法が提案されている。(実公平6−8730)ま たU字型金具の一方の腕にキュレットはめ込み穴を穿ち、そのU字金具に宝石を 挟み込んでテーブル面及びキュレットを固定した状態で装飾金具へ取り付ける方 法も提案されている。(特許第1921055号)
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
実公平6−8730及び特許第1921055号の両者とも一本の固定爪が宝 石の上部に見えるだけで宝石の光り輝くカット面を損なうことなく固定できるの ですぐれた方法である。しかし両者とも固定部材が宝石の片側にあるためこじる 力が掛かった場合には宝石が脱落する恐れがある。これを防ぐため両者ともかな り太い固定爪にする必要がありそのぶんカット面を隠されるのはやむを得ないこ とである。本考案は宝石の上面に出る金具を一本のみに限定し且つ極力小さくす ることにより宝石が本来持つ美しさを最大限に生かしながら強固に宝石を固定し た装身具の提供を目的にしている。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は上面から見える固定爪6をただ一本としながら、上面から見えない固 定腕7が固定爪8に正対して挟み付け、宝石を強固に固定できるようにしたもの である。図6は特許第1921055号の方法の概念的な図である。固定爪61 によって下方(A矢示方向)にかしめ力を加えたとき、力が中心線の右にかかり 、キュレット62を中心としてB矢示方向に回転力(以下モーメントと記す)が 生じる。このモーメントを装飾金具63で受けて宝石が固定される。この様に特 許第1921055号及び実公平6−8730は両者とも力の掛かる固定金具部 材を宝石の中心より片側に配置して固定力によるモーメントを金具方向に発生さ せ、宝石を金具に倒しかけて固定している。 本考案では、図2に示すように固 定爪26によって宝石をかしめ固定するときA矢示方向に力が掛かるように、か しめ前の固定爪26を破線26’のように形成しておく。 これをかしめ工具な どで実線のようにかしめることによりA矢示方向に力が発生しB矢示方向にキュ レットを中心としたモーメントを生じる。 この力とモーメントを座穴28及び 固定腕27で受けて固定する。
【0005】
【作用】
このように固定することにより固定爪に正対する側にも固定部材があるため、 こじり力に強く。比較的に細い部材で強固に固定でき、その分宝石の美しさを強 調できる。
【0006】
【実施例】
図1はプチペンダントに適用した例であり、9はブリリアントカットされたダ イヤモンド、10はロストワックス法で鋳造された18金製のプチペンダント台 である。上面から見た場合、固定爪が小さくダイヤモンドが大きくみえる。 横から見た場合もパビリオン部が広く露出しカット面が美しい。
【0007】 図3は他の実施例でありデザインの自由度が広いため単に固定爪を小さくする だけでなく逆に大きくしてデザインの他の効果も狙うことが可能である事を示し た。
【0008】
【考案の効果】
本考案によると宝石の美しさが最大限に引き出され、デザイン上の制約も少な く、ペンダント、指輪、ブローチ、イヤリング、ピアスなどあらゆる装身具に適 用でき、大胆な意匠上の変化を期待できるばかりでなく、従来法より宝石を固定 する工数を少なくしてコストの低減も可能になる。
【0009】
【図面の簡単な説明】
【図1】は本考案の一例である。
【図2】は固定法および発生する力の説明図。
【図3】は本考案の他の実施例である。
【図4】及び
【図5】は従来の宝石固定法である。
【図6】は特許第1921055号の要旨を示す図であ
る。
【符号の説明】
1−−テーブル; 2−−クラウン; 3−−
ガードル;4−−パビリオン; 5−−キュレット;
6−−固定爪;7−−固定腕; 8−−座
穴; 9−−宝石;10−−取り付け金具;

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カットされた宝石のガードル3に当接す
    る固定爪6、その固定爪6に正対するパビリオン4部に
    当接し圧接力を受ける固定腕7を設け、さらにキュレッ
    ト5を嵌めこんで固定する座穴8を設け、上面からみえ
    るただ一本の固定爪6により固定腕7と座穴8との間に
    固定力を発生させてカットされた宝石を固定する宝石用
    取り付け金具。
  2. 【請求項2】 少なくとも一部に、請求項1記載の取り
    付け金具を使用した装身具。
JP756095U 1995-06-20 1995-06-20 カット宝石の取り付け金具および装身具 Expired - Lifetime JP3019667U (ja)

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