JP3032447U - 球状の宝石固定部を有する装身具 - Google Patents

球状の宝石固定部を有する装身具

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JP3032447U JP1996006412U JP641296U JP3032447U JP 3032447 U JP3032447 U JP 3032447U JP 1996006412 U JP1996006412 U JP 1996006412U JP 641296 U JP641296 U JP 641296U JP 3032447 U JP3032447 U JP 3032447U
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spherical
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JP1996006412U
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正明 武田
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ING Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、ダイヤモンド等の宝石が脱落しに
くく、しかも上着等を脱ぐ際に引っ掛かるおそれを少な
くすると共に宝石の最も大切な見栄えに対して従来の装
身具にない美しさを併せ持つ球状の宝石固定部を有する
装身具を提供するものである。 【解決手段】 球状の宝石固定部を有する指輪10のリ
ング部12はプラチナで形成されている。リング部12
の表面には宝石載置部16が形成され、ダイヤモンド1
8が載置されている。前記リング部12には宝石載置部
16を挟んだ状態で球状固定部20が対向して2個突出
形成されている。球状固定部20は宝石載置部16にダ
イヤモンド18が載置された後でダイヤモンド18を固
定するためにダイヤモンド18方向に曲げられている。
従って、ダイヤモンド18は球状固定部20によって強
固にリング部12に固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、宝石を固定する止め部を球状にした球状の宝石固定部を有する装身 具に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6及び図7に示すように、ダイヤモンドの指輪1はプラチナ等の貴金属で形 成されたリング部2に立て爪3を6本一体形成して立て爪3でダイヤモンド4を リング部2に固定している。 しかし、従来、このタイプの指輪1の立て爪3はリング部2に板状に突出形成 された後でダイヤモンド4を固定するため図6に示すようにダイヤモンド4のガ ードル部4Aで略く字状に折り曲げられている。このため、ダイヤモンド4にダ イヤモンド取外方向(図6矢印方向)の力が加わると略く字状に折り曲げられた 立て爪3が折り返され易く、その結果ダイヤモンド4が脱落し易くなるという不 具合がある。 また、前記立て爪3は上述したように板状であるので上着を脱いだりする際に 上着の布地が前記立て爪3に引っ掛かり易いという不具合がある。 さらに、図7に示すように前記立て爪3は平面視放射状に設けられているので 立て爪3によってダイヤモンド4が隠れる面積が大きくなってしまうという不具 合がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記不具合を解消すべく考案されたものであり、ダイヤモンド等の 宝石が脱落しにくく、しかも上着等を脱ぐ際に引っ掛かるおそれを少なくすると 共に宝石の最も大切な見栄えに対して従来の装身具にない美しさを併せ持つ球状 の宝石固定部を有する装身具を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 請求項1記載の考案は、貴金属で形成された宝石取付体と、この宝石取付体の 表面に窪んで形成されて宝石が載置される宝石載置部と、前記宝石取付体に宝石 載置部を間に挟んで対向して一体形成されると共に宝石載置部に載置された宝石 を固定する球状固定部と、この球状固定部に形成され前記宝石のガードル部と係 合する係合部と、前記球状固定部に形成されて宝石のクラウン部に当接する当接 押圧面と、を有してなることを特徴としている。 請求項2記載の考案は、貴金属で形成された宝石取付体と、この宝石取付体の 中間部をリング状に曲げて並んで配設された宝石取付体の一端部及び他端部と、 この宝石取付体の一端部と他端部に形成された宝石載置部と、前記宝石取付体の 一端部及び他端部に宝石載置部を間に挟んで対向して一体形成されると共に宝石 載置部に載置された宝石を固定する球状固定部と、この球状固定部に形成され前 記宝石のガードル部と係合する係合部と、前記球状固定部に形成されて宝石のク ラウン部に当接する当接押圧面と、を有してなることを特徴としている。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1乃至図3には本考案に係る球状の宝石固定部を有する装身具の第1実施例 が示されている。なお、実施例では球状の宝石固定部を有する装身具として指輪 を例にして説明する。 図1及び図2に示すように、本考案の球状の宝石固定部を有する指輪10の宝 石取付体としてのリング部12は貴金属であるプラチナで形成されている。この リング部12には指が挿入される指挿入部14が形成されている。 図1及び図3に示すように、前記リング部12の表面にはすり鉢状に窪んだ状 態の宝石載置部16が形成されている。この宝石載置部16には宝石としてのダ イヤモンド18が載置されている。 前記リング部12には前記宝石載置部16を間にして挟んだ状態で球状固定部 20が対向して2個形成されている。これら球状固定部20は略球状に突出形成 (図3に一方のみを想像線で示す)されている。 図3に示すように、前記球状固定部20は宝石載置部16にダイヤモンド18 が載置された後でダイヤモンド18を固定するためにダイヤモンド18方向に曲 げられている。このとき球状固定部20の材料であるプラチナはダイヤモンド1 8より軟らかいので、ダイヤモンド18のガードル部18Aが球状固定部20に くい込んで球状固定部20に係合部20Aが形成される。しかも、球状固定部2 0は球状であるため従来の立て爪に比べて図3に斜線(一方のみ示す)で示す容 量が余分にダイヤモンド18を押圧することになる。従って、ダイヤモンド18 のガードル部18Aと球状固定部20の係合部20Aとは確実に係合状態になる 。 また、ダイヤモンド18のクラウン部18Bの斜面に当接する球状固定部20の 当接押圧面20Bはダイヤモンド18のクラウン部18Bの斜面に当接してクラ ウン部18Bの斜面に対応して平面となる。これに対し、球状固定部20の外側 面20Cは断面円弧状になっている。 従って、ダイヤモンド18は球状固定部20によって強固にリング部12に固 定される。
【0006】 次に、第1実施例の作用について説明する。 本考案の球状の宝石固定部を有する指輪10は2個の球状固定部20を曲げて 、ダイヤモンド18をリング部12に固定している。 従って、不用意にダイヤモンド18に対しダイヤモンド取外方向(図1矢印方 向)の力が作用しても、球状固定部20の係合部20Aとダイヤモンド18のガ ードル部18Aとが係合状態で、しかも、球状固定部20は球状であるため従来 の立て爪に比べて図3に斜線(一方のみ示す)で示す容量が余分にダイヤモンド 18を押圧しているので、ダイヤモンド18が脱落しにくく、ダイヤモンド18 が脱落するのを防止できる。 また、ダイヤモンド18を固定する球状固定部20の外側面20Cは断面円弧 状であるため、上着を脱ぐ際にも上着の布地に引っ掛かりにくく上着を傷付けた り、あるいは球状固定部20が折り返されるのを防止できる。 さらに、2個の球状固定部20でダイヤモンド18を固定するので、ダイヤモ ンド18の隠れる部分を少なくでき、ダイヤモンド18の輝きを十分引き出して 見栄えを一段と向上することができる。 しかも、前記球状固定部20は球状であるため、従来の立て爪よりも斬新でキ ュートな印象を看者に与えることができる。
【0007】 図4及び図5には本考案に係る球状の宝石固定部を有する装身具の第2実施例 が示されている。なお、第1実施例と同一の構成は同一の符号を用いてその説明 を省略する。 図4及び図5に示すように、球状の宝石固定部を有する指輪30の宝石取付体 としてのリング部32はプラチナで形成された線状部材34の中間部34Aをリ ング状に曲げて一端部36と他端部38が間隔をおいて並ぶように形成されてい る。この一端部36と他端部38には宝石載置部40が形成され、ダイヤモンド 18が載置されている。 前記一端部36と他端部38の先端部には球状の球状固定部20が形成され、 ダイヤモンド18を固定している。 従って、このタイプの球状の宝石固定部を有する指輪30はダイヤモンド18 の真下からの光を遮ることがないのでダイヤモンド18の輝きを第1実施例と異 なったものにすることができる。 なお、他の構成及び作用は第1実施例と同一であるので説明は省略する。
【0008】 なお、実施例では本考案に係る球状の宝石固定部を有する装身具として指輪を 例にして説明したが、指輪に限定されるものではなく、ブローチ、ペンダント等 の他の装身具に適用してもよいことは勿論である。 また、実施例では球状固定部20を対向して2個形成したが、球状固定部20 は2個に限定されるものではなく、4個,6個,8個と2個以上形成してもよい ことは勿論である。 なお、実施例ではリング部12,32をプラチナで形成した例で説明したが、 プラチナに限定されるものではなく、金や銀等の他の貴金属でもよいことは勿論 である。 また、実施例では宝石としてダイヤモンド18を示したが、ダイヤモンドに限 定されないことは勿論である。
【0009】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る球状の宝石固定部を有する装身具は、不用意 に宝石に対し取外方向の力が作用しても、球状固定部の係合部が宝石のガードル 部と確実に係合しているので、宝石が脱落するのを防止できるという優れた効果 を有する。 また、宝石を固定する球状固定部は略球状であるため、上着を脱ぐ際にも上着 の布地に引っ掛かりにくいので上着を傷付けたり、あるいは球状固定部が折り返 されるようなことを防止できるという優れた効果を有する。 さらに、2個の球状固定部で宝石を固定するので、宝石が隠れる部分を少なく でき、宝石の輝きを十分引き出すことができて見栄えを一段と向上できると共に 球状固定部は球状であるため、斬新でキュートな印象を看者に与えることができ るという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る第1実施例の球状の宝石固定部を
有する装身具の側面図である。
【図2】本考案に係る第1実施例の球状の宝石固定部を
有する装身具の平面図である。
【図3】本考案に係る第1実施例の球状の宝石固定部を
有する装身具の拡大一部側面図である。
【図4】本考案に係る第2実施例の球状の宝石固定部を
有する装身具の側面図である。
【図5】本考案に係る第2実施例の球状の宝石固定部を
有する装身具の平面図である。
【図6】従来の指輪の側面図である。
【図7】従来の指輪の平面図である。
【符号の説明】
10・・・球状の宝石固定部を有する指輪 12・・・リング部 16・・・宝石載置部 18・・・ダイヤモンド 20・・・球状固定部 20A・・係合部 20B・・当接押圧面 30・・・球状の宝石固定部を有する指輪 32・・・リング部 36・・・一端部 38・・・他端部 40・・・宝石載置部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貴金属で形成された宝石取付体と、この
    宝石取付体の表面に窪んで形成されて宝石が載置される
    宝石載置部と、前記宝石取付体に宝石載置部を間に挟ん
    で対向して一体形成されると共に宝石載置部に載置され
    た宝石を固定する球状固定部と、この球状固定部に形成
    され前記宝石のガードル部と係合する係合部と、前記球
    状固定部に形成されて宝石のクラウン部に当接する当接
    押圧面と、を有してなることを特徴とする球状の宝石固
    定部を有する装身具。
  2. 【請求項2】 貴金属で形成された宝石取付体と、この
    宝石取付体の中間部をリング状に曲げて並んで配設され
    た宝石取付体の一端部及び他端部と、この宝石取付体の
    一端部と他端部に形成された宝石載置部と、前記宝石取
    付体の一端部及び他端部に宝石載置部を間に挟んで対向
    して一体形成されると共に宝石載置部に載置された宝石
    を固定する球状固定部と、この球状固定部に形成され前
    記宝石のガードル部と係合する係合部と、前記球状固定
    部に形成されて宝石のクラウン部に当接する当接押圧面
    と、を有してなることを特徴とする球状の宝石固定部を
    有する装身具。
JP1996006412U 1996-06-14 1996-06-14 球状の宝石固定部を有する装身具 Expired - Lifetime JP3032447U (ja)

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