JP3012120U - 革バンド付腕時計 - Google Patents

革バンド付腕時計

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JP3012120U
JP3012120U JP1994001600U JP160094U JP3012120U JP 3012120 U JP3012120 U JP 3012120U JP 1994001600 U JP1994001600 U JP 1994001600U JP 160094 U JP160094 U JP 160094U JP 3012120 U JP3012120 U JP 3012120U
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力夫 南
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力夫 南
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Abstract

(57)【要約】 【目的】革バンド付腕時計において、装飾具の価値が腕
時計本体等に従属する不具合を解消するとともに、装飾
具によって革バンド自体を装飾できるようにする。 【構成】腕時計本体1にバネ杆2を介して革バンド3と
共に装飾具4を着脱可能に取り付け得るようにしたもの
であって、装飾具4に、バネ杆2が挿通される環状部5
を付設し、この環状部5と革バンド3のバネ杆挿通部3
1とに共通のバネ杆2を挿通して腕時計本体1に係合さ
せるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、腕時計本体に革バンドを着脱可能に取り付けてなる革バンド付腕時 計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、腕時計を豪華に彩るために、腕時計本体の文字盤や枠体上に宝石や 貴金属類など種々の装飾具を不離一体に固設することが一般に行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このようにして作られた腕時計は、一旦腕時計本体が壊れると装飾 具の転用等がきかず、装飾具を含めて腕時計全体の値打ちが一挙に低落してしま う。そのため、装飾具の価値に永続性がないという問題がある。
【0004】 一方、バンド側に装飾具を取り付けることも考えられるが、そのような位置に 装飾具を確実な状態で取り付けることは特に革バンドにおいては難しい。そのた め、装飾は専ら上述した腕時計本体側に偏らざるを得ず、デザイン上の自由度が 低いという問題もある。
【0005】 本考案は、このような課題に着目してなされたものであって、革バンド付腕時 計において叙述した不具合を有効に解決することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、かかる目的を達成するために、次のような構成を採用したものであ る。
【0007】 すなわち、本考案に係る革バンド付腕時計は、腕時計本体にバネ杆を介して革 バンドと共に装飾具を着脱可能に取り付け得るようにしたものにおいて、前記装 飾具に前記バネ杆が挿通される環状部を付設し、この環状部と前記革バンドのバ ネ杆挿通部とに共通のバネ杆を挿通して前記腕時計本体に係合させてなることを 特徴とする。
【0008】 環状部を配設する際の具体的な実施の態様としては、革バンドのバネ杆挿通部 に装飾具の環状部に略対応する形状の切欠きを形成しておき、バネ杆を挿通した 状態で環状部をバネ杆挿通部の切欠き内に位置づけて環状部とバネ杆挿通部とを 密接に連続させているものが挙げられる。
【0009】 環状部を革バンド上の任意の位置に位置づけるためには、環状部を、連結線材 やチェーンを介して装飾具に付帯しておくことが有効となる。例えば、環状部が 単一である場合には、切欠きをバネ杆挿通部の中央部に設け、その切欠きに配置 した環状部から連結線材やチェーンを真っ直ぐ下ろして装飾具に連結すればよい し、環状部が一対に設けられる場合には、切欠きをバネ杆挿通部の左右両端に設 け、その切欠きに配置した環状部と装飾具の間を連結線材やチェーンでV字状あ るいはU字状に連結すればよい。
【0010】 その際に、装飾具の取付状態を確実にするためには、装飾具の下端側に係合突 起を設け、革バンドの肉厚内にその係合突起に係合する孔を穿設しておくことが 望ましい。
【0011】 特に、一対の環状部と装飾具の間を連結線材でV字状あるいはU字状に連結す る場合に、革バンドの幅寸法の変化に容易に対応し得るためには、連結線材を、 変形可能なアーチ状にしておくことが便利である。
【0012】
【作用】
このような構成のものであれば、使用時には装飾具は革バンドと共にバネ杆を 介して腕時計本体に保持され、腕時計本体に従属して時計全体を装飾する役割を 果たすが、一旦バネ杆を外せば装飾具は腕時計本体とも革バンドとも切り離され 、独立したものとなる。このため、腕時計本体が壊れたり、革バンドを交換する 必要がある場合などに、装飾具のつけ替えができ、装飾具としての価値が腕時計 本体や革バンドの寿命に依存する不具合が解消される。特に、バネ杆挿通部の切 欠き内に環状部を配置してバネ杆挿通部と環状部とを連続させるようにした場合 には、装飾具の取付状態の安定化を図ることができ、見栄えも良好なものになる 。
【0013】 また、環状部を連結線材やチェーンを介して装飾具に付帯させるようにした場 合には、連結線材やチェーンの長さの調節次第で、装飾具を革バンド上の任意の 位置に位置づけることができる。そのため、従来から困難とされていた革バンド に対する装飾を事実上可能ならしめるものとなる。その際に、装飾具の下端側に 設けた係合突起を革バンドの肉厚内に穿設した孔に係合させておけば、装飾具を 革バンドに常に密着させておくことができ、取付状態のより一層の安定化が図れ るものとなる。
【0014】 なお、環状部がバネ杆の軸心方向に一対に設けられているものにおいて、連結 線材をその環状部間の寸法変化に対応し得る変形可能なアーチ状のものにした場 合には、装飾具を異なる革バンドにつけ替える際に、革バンドの幅寸法の変化に も容易に対応し得るものとなる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を、図1〜図6を参照して説明する。
【0016】 この革バンド付腕時計は、図1に示すように、腕時計本体1にバネ杆2を介し て革バンド3および装飾具4を着脱可能に取り付け得るようにしている。
【0017】 腕時計本体1には、枠体11の上縁および下縁にそれぞれ所定距離を隔てて一 対のバンド取付部12が突設してあり、それらの取付部12の対向壁にピンホー ル12aが凹設されている。
【0018】 バネ杆2は、筒状の本体部21と、この本体部21内に嵌装された図示しない バネと、そのバネの両側に基端を弾設させ先端を本体部21の開口を介して外部 に延出させてなる一対のピン22とからなっている。そして、両ピン22を経過 的に本体部21内に没入させた状態で前記バンド取付部12の内壁間を通過させ 、前記ピンホール12aに係合させるようにしている。なお、バネ杆2を腕時計 本体1から解離するときには、前記バンド取付部12の一方の外壁に開口してい る孔12b(ピンホール12aよりも若干小さい)から針を差し込んでピン22 の先端を押圧し、ピン22とピンホール22との係合を解除できるようになって いる。
【0019】 革バンド3は、前記腕時計本体1のバンド取付部12間の寸法に略対応する幅 寸法を有したもので、長手方向の一端が折り返され、筒状のバネ杆挿通部31が 形成されている。そして、このバネ杆挿通部31の両端に所定寸法に亘って切欠 き31aを形成している。また、このバネ杆挿通部31から革バンド3の先端側 へ偏位した位置には、肉厚方向に貫通する孔32が穿設されている。
【0020】 装飾具4は、図2〜図4に示すように、金属製の台座41と、この台座41に 支持されるダイヤモンドやルビー等の宝石42とからなっている。台座41は、 陥没した位置に支持面41aを有しており、その支持面41aに前記宝石42を 脱落しないように取着している。また、台座41の下端には比較的容易にかしめ ることのできる係合突起41b(図面はかしめた後の状態を示している)が形成 されていて、この係合突起41bをかしめる前の孔径は前記革バンド3の孔32 の孔径に略対応させられている。そして、この装飾具4に、連結線材6を介して 前記バネ杆2が挿通される一対の環状部5を付帯させている。これらの環状部5 の形状および軸心方向の離間距離は、前記革バンド3の切欠き31aの形状およ び離間距離にそれぞれ略対応している。連結線材6は、金やプラチナなどで作っ た変形可能なアーチ状のもので、基端をそれぞれ前記台座41の側部に固設して いる。
【0021】 そして、図1に示すように、環状部5を革バンド3の切欠き31a内に位置づ けた後、環状部5→バネ杆挿通部31→環状部5の順序で挿通したバネ杆2の左 右のピン22を対応する腕時計本体1のピンホール12aに弾性係合させるとと もに(図5参照)、装飾具4の台座41の係合突起41bを革バンド3の孔32 に挿通した後にかしめて革バンド3に係合させている。
【0022】 このような構成のものであれば、図5に示す使用時には装飾具4は革バンド3 と共にバネ杆2を介して腕時計本体1に保持され、腕時計本体1に従属して時計 全体を装飾する役割を果たすが、一旦バネ杆2を外せば図1のように装飾具4は 腕時計本体1とも革バンド3とも切り離され、独立したものとなる。このため、 腕時計本体1が壊れたり、革バンド3を交換する必要が生じた場合などに、装飾 具4のつけ替えができ、装飾具4としての価値が腕時計本体1や革バンド3の寿 命に依存する不具合が解消される。特に、バネ杆挿通部31の切欠き31a内に 環状部5を配置してバネ杆挿通部31と環状部5とを図5に示すように連続させ るようにしているため、装飾具4の取付状態が安定し、見栄えも良好なものとな る。
【0023】 また、環状部5を連結線材6を介して装飾具4に付帯させるようにしているた め、連結線材6の長さの設定次第で、装飾具4を革バンド3上の任意の位置に位 置づけることができる。そのため、従来から困難とされていた革バンド3に対す る装飾を事実上可能ならしめるものとなり、従来に比べてデザインの自由度が格 段に向上するものとなる。その際に、装飾具4の下端側に設けた係合突起41b を革バンド3の肉厚内に穿設した孔32に係合させるようにしているため、装飾 具4を革バンド3に常に密着させておくことができ、取付状態のより一層の安定 化が図れるものとなる。さらに、連結線材6が環状部5間の寸法変化に対応し得 る変形可能なアーチ状のものであるため、例えば図5に示す女性用の腕時計の革 バンド(幅寸法7〜13mm) から図6に示す弾性用の腕時計の革バンド(幅寸法 16〜23mm) につけ替える場合に、ペンチ等の工具を連結線材6に係合させて 環状部5間の距離を若干広げてやるだけでよく、互換性の高いものとなる。
【0024】 なお、本考案は上述した実施例のみに限定されるものではない。例えば、図7 〜図12に示すように、環状部5をチェーン7を介して装飾具4に付帯させても よく、環状部5が単一である場合には、切欠き31aをバネ杆挿通部31の中央 部に設け、その切欠き31aに配置した環状部5から連結線材6等を真っ直ぐ下 ろして装飾具4に連結するようにすればよい。このように環状部5が単一である 場合や、環状部5が一対であっても連結手段がチェーン7である場合には、革バ ンド3の幅寸法の変化に容易に対応し得るものとなる。また、環状部を偏平なワ ッシャ状のものにした場合には、左右両端の切欠き31aは必ずしも必要でない 場合も考えられるが、取付状態に確実性を期したい場合には、やはり本実施例の ように環状部5を軸方向にある程度肉厚なものにしておくことが望ましい。さら に、前記実施例では装飾具4の下端に設けた係合突起41bを直接、革バンド3 の孔32に装着するようにしているが、革バンド3の孔32に筒状の金具を埋設 しておき、その金具に装飾具4に突設したピン状の係合突起を係合させるように してもよい。さらにまた、装飾具5は宝石以外に、蝶々などの自然物をデフォル メしたものやイニシャル等、あらゆるものが対象となり得る。その他、環状部や 切欠きの断面形状や取付態様なども、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形 が可能である。
【0025】
【考案の効果】
本考案の革バンド付腕時計は、以上説明したように、装飾具をバネ杆を介して 腕時計本体に着脱可能に係合させ得るようにしたものである。そのため、腕時計 本体や革バンドが壊れた際の装飾具の別異の腕時計へのつけ替えや、複数の腕時 計間での装飾具の共用がきき、装飾具に腕時計本体とも革バンドとも独立した永 続的価値をもたせることができる。しかも、連結線材やチェーンを利用して装飾 具を革バンド上の任意の位置に配置することができるため、専ら腕時計本体側に のみ装飾が施されていた従来手法に比べてデザイン上の自由度が格段に向上する ことになり、従来にはない斬新なデザインを追及したり、格調の高い豪華な腕時 計を提供する上で極めて有用なものとなり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す分解斜視図。
【図2】同実施例の装飾具を示す平面図。
【図3】同正面図。
【図4】同右側面図。
【図5】同実施例において装飾具を取り付けた状態の腕
時計を示す部分平面図。
【図6】図5に対応した作用説明図。
【図7】本考案の他の実施例を示す平面図。
【図8】同底面図。
【図9】同右側面図。
【図10】同左側面図。
【図11】同正面図。
【図12】同背面図。
【符号の説明】
1…腕時計本体 2…バネ杆 3…革バンド 4…装飾具 5…環状部 6…連結線材 7…チェーン 31…バネ杆挿通部 31a…切欠き 32…孔 41b…係合突起

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】腕時計本体にバネ杆を介して革バンドと共
    に装飾具を着脱可能に取り付け得るようにした革バンド
    付腕時計であって、前記装飾具に前記バネ杆が挿通され
    る環状部を付設し、この環状部と前記革バンドのバネ杆
    挿通部とに共通のバネ杆を挿通して前記腕時計本体に係
    合させてなることを特徴とする腕時計。
  2. 【請求項2】革バンドのバネ杆挿通部に装飾具の環状部
    に略対応する形状の切欠きを形成しておき、バネ杆を挿
    通した状態で環状部をバネ杆挿通部の切欠き内に位置づ
    けて環状部とバネ杆挿通部とを密接に連続させているこ
    とを特徴とする請求項1記載の革バンド付腕時計。
  3. 【請求項3】環状部を連結線材を介して装飾具に付帯さ
    せていることを特徴とする請求項1又は2記載の革バン
    ド付腕時計。
  4. 【請求項4】環状部をチェーンを介して装飾具に付帯さ
    せていることを特徴とする請求項1又は2記載の革バン
    ド付腕時計。
  5. 【請求項5】装飾具の下端側に係合突起を設け、革バン
    ドの肉厚内にその係合突起に係合する孔を穿設している
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の革バンド付腕時
    計。
  6. 【請求項6】環状部がバネ杆の軸心方向に一対に設けら
    れ、連結線材がその環状部間の寸法変化に対応し得る変
    形可能なアーチ状をしていることを特徴とする請求項3
    記載の革バンド付腕時計。
JP1994001600U 1994-03-04 1994-03-04 革バンド付腕時計 Expired - Lifetime JP3012120U (ja)

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