JPH078309A - 弾性部材からなる止め部を有するピアス - Google Patents
弾性部材からなる止め部を有するピアスInfo
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- JPH078309A JPH078309A JP18086593A JP18086593A JPH078309A JP H078309 A JPH078309 A JP H078309A JP 18086593 A JP18086593 A JP 18086593A JP 18086593 A JP18086593 A JP 18086593A JP H078309 A JPH078309 A JP H078309A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、耳垂部位にピアスを装着した際
に、使用時の痛みがなく、止め部の埋設等の合併症を防
ぐとともに、使い勝手を良好とし、更に視覚的に美しく
したことを目的としている。 【構成】 このため、装飾部を固着する台座部とこの台
座部に一端を接続した軸部とこの軸部の他端側を把持し
耳垂部位に形成した穿孔部を介して耳垂部位に装着する
止め部とを有するピアスの止め部の少なくとも係合部位
を弾性部材により形成している。
に、使用時の痛みがなく、止め部の埋設等の合併症を防
ぐとともに、使い勝手を良好とし、更に視覚的に美しく
したことを目的としている。 【構成】 このため、装飾部を固着する台座部とこの台
座部に一端を接続した軸部とこの軸部の他端側を把持し
耳垂部位に形成した穿孔部を介して耳垂部位に装着する
止め部とを有するピアスの止め部の少なくとも係合部位
を弾性部材により形成している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は弾性部材からなる止め
部を有するピアスに係り、特に耳垂部位にピアスを装着
した際に、使用時の痛みがないとともに、使い勝手を良
好とした弾性部材からなる止め部を有するピアスに関す
る。
部を有するピアスに係り、特に耳垂部位にピアスを装着
した際に、使用時の痛みがないとともに、使い勝手を良
好とした弾性部材からなる止め部を有するピアスに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】装身具の一つであるピアスは、装飾部を
固着する台座部と、この台座部に一端を接続した軸部
と、この軸部の他端側を把持し耳垂部位に形成した穿孔
部を介して耳垂部位にピアスを装着する止着具たる金属
製の止め部とにより構成されている。
固着する台座部と、この台座部に一端を接続した軸部
と、この軸部の他端側を把持し耳垂部位に形成した穿孔
部を介して耳垂部位にピアスを装着する止着具たる金属
製の止め部とにより構成されている。
【０００３】また、前記装飾部として、ダイヤモンド等
の宝石や金、プラチナ等の貴金属、あるいはガラス玉等
の模造品が使用されている。
の宝石や金、プラチナ等の貴金属、あるいはガラス玉等
の模造品が使用されている。
【０００４】そして、前記ピアスを使用する際には、耳
垂部位に予め形成した穿孔部にピアスの軸部を貫通さ
せ、穿孔部を貫通した軸部の端部に止め部を係合させ、
ピアスを耳垂部位に装着させている。
垂部位に予め形成した穿孔部にピアスの軸部を貫通さ
せ、穿孔部を貫通した軸部の端部に止め部を係合させ、
ピアスを耳垂部位に装着させている。
【０００５】更に、前記ピアスは、装身具のみではな
く、医療用として初回穿孔時にも使用されている。この
医療用のピアスの場合には、装身具用ピアスに比して軸
部が大に形成されているのが特徴である。
く、医療用として初回穿孔時にも使用されている。この
医療用のピアスの場合には、装身具用ピアスに比して軸
部が大に形成されているのが特徴である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のピア
スにおいて、図６に示す如く、軸部１０８を把持する止
め部１１０を金属製材料にて形成している場合には、ピ
アス１０２の合併症状の１つとして、止め部１１０が耳
垂１０３部位へ埋没するという現象が生じ、実用上不利
であるという不都合がある。
スにおいて、図６に示す如く、軸部１０８を把持する止
め部１１０を金属製材料にて形成している場合には、ピ
アス１０２の合併症状の１つとして、止め部１１０が耳
垂１０３部位へ埋没するという現象が生じ、実用上不利
であるという不都合がある。
【０００７】また、睡眠時には、金属製の止め部が徒に
耳垂部位に接触することとなり、激痛が走る惧れがあ
り、十分な睡眠時間を確保することができず、使い勝手
が悪いという不都合がある。
耳垂部位に接触することとなり、激痛が走る惧れがあ
り、十分な睡眠時間を確保することができず、使い勝手
が悪いという不都合がある。
【０００８】更に、医療用として使用されるピアスのひ
とつには、軸部をチタン製材料により形成するととも
に、止め部全体を皮膚への刺激性の少ないシリコンによ
り形成しているものもある。
とつには、軸部をチタン製材料により形成するととも
に、止め部全体を皮膚への刺激性の少ないシリコンによ
り形成しているものもある。
【０００９】しかしながら、シリコンからなる止め部に
よって軸部を把持するために把持力が低く、止め部の耐
久性がないという不都合がある。
よって軸部を把持するために把持力が低く、止め部の耐
久性がないという不都合がある。
【００１０】また、衣類の着替え時には、止め部及び止
め部から突出するピアスの軸部端部が引っかかり、着替
え動作が困難であるとともに、ピアスの軸部端部の引っ
かかり時に激痛が走る等の不具合があり、改善が望まれ
ていた。
め部から突出するピアスの軸部端部が引っかかり、着替
え動作が困難であるとともに、ピアスの軸部端部の引っ
かかり時に激痛が走る等の不具合があり、改善が望まれ
ていた。
【００１１】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、装飾部を固着する台座部と
この台座部に一端を接続した軸部とこの軸部の他端側を
把持し耳垂部位に形成した穿孔部を介して耳垂部位に装
着する止め部とを有するピアスにおいて、前記止め部の
少なくとも係合部位を弾性部材により形成したことを特
徴とする。
述不都合を除去するために、装飾部を固着する台座部と
この台座部に一端を接続した軸部とこの軸部の他端側を
把持し耳垂部位に形成した穿孔部を介して耳垂部位に装
着する止め部とを有するピアスにおいて、前記止め部の
少なくとも係合部位を弾性部材により形成したことを特
徴とする。
【００１２】
【作用】上述の如く発明したことにより、耳垂部位にピ
アスを装着した際には、少なくとも係合部位を弾性部材
により形成した止め部により確実に耳垂部位にピアスを
装着するとともに、止め部の耳垂への埋設等の合併症を
防ぎ、衣類の着脱時に止め部の衣類が引っかからないよ
うにすることにより、使用時の痛みをなくし、使い勝手
を向上させ、さらに視覚的に美しくさせている。
アスを装着した際には、少なくとも係合部位を弾性部材
により形成した止め部により確実に耳垂部位にピアスを
装着するとともに、止め部の耳垂への埋設等の合併症を
防ぎ、衣類の着脱時に止め部の衣類が引っかからないよ
うにすることにより、使用時の痛みをなくし、使い勝手
を向上させ、さらに視覚的に美しくさせている。
【００１３】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【００１４】図１はこの発明の第１実施例を示すもので
ある。図１において、２はピアスである。
ある。図１において、２はピアスである。
【００１５】このピアス２は、装飾部４を装着する台座
部６と、この台座部６に一端８ａを接続した軸部８と、
この軸部８の他端８ｂ側を把持し且つ図示しない耳垂部
位に形成した穿孔部（図示せず）を介して耳垂部位にピ
アス２を装着する止め部１０とにより構成される。
部６と、この台座部６に一端８ａを接続した軸部８と、
この軸部８の他端８ｂ側を把持し且つ図示しない耳垂部
位に形成した穿孔部（図示せず）を介して耳垂部位にピ
アス２を装着する止め部１０とにより構成される。
【００１６】前記装飾部４は、ダイヤモンド等の宝石や
金、プラチナ等の貴金属、あるいはガラス玉等の模造品
からなるとともに、多種多様の色彩及び形状が存在して
いる。
金、プラチナ等の貴金属、あるいはガラス玉等の模造品
からなるとともに、多種多様の色彩及び形状が存在して
いる。
【００１７】また、前記台座部６には、図示しない取付
凹部が形成されており、この取付凹部に前記装飾部４を
固着するものである。そして、台座部６の形状は、装飾
部４を固着、つまり保持できるものであればよく、凹形
状のみでなく、保持爪等の形状とすることもできる。
凹部が形成されており、この取付凹部に前記装飾部４を
固着するものである。そして、台座部６の形状は、装飾
部４を固着、つまり保持できるものであればよく、凹形
状のみでなく、保持爪等の形状とすることもできる。
【００１８】更に、前記軸部８の径は、装身具用ピアス
の場合に、０．６〜０．８〓程度に形成され、医療用ピ
アスの場合には、１．０〜１．２〓程度に形成されてい
る。また、軸部８の他端８ｂ側には、前記止め部１０を
係止させる小径部１２を形成する。
の場合に、０．６〜０．８〓程度に形成され、医療用ピ
アスの場合には、１．０〜１．２〓程度に形成されてい
る。また、軸部８の他端８ｂ側には、前記止め部１０を
係止させる小径部１２を形成する。
【００１９】そして、前記止め部１０の少なくとも係合
部位を弾性部材により形成する構成とする。つまり、前
記止め部１０を、把持し易い形状に弾性部材たるウレタ
ンにて一体的に形成する。
部位を弾性部材により形成する構成とする。つまり、前
記止め部１０を、把持し易い形状に弾性部材たるウレタ
ンにて一体的に形成する。
【００２０】詳述すれば、止め部１０を把持し易い形状
とするために、図１に示す如く、例えば円柱部１４とこ
の円柱部１４の軸部８側に一体的に形成される大径部１
６とにより前記止め部１０を形成し、この止め部１０の
中心軸線部位には前記軸部８の他端８ｂを圧入させるべ
く軸部８の径よりも小なる内径を有する係合孔部１８を
形成する。
とするために、図１に示す如く、例えば円柱部１４とこ
の円柱部１４の軸部８側に一体的に形成される大径部１
６とにより前記止め部１０を形成し、この止め部１０の
中心軸線部位には前記軸部８の他端８ｂを圧入させるべ
く軸部８の径よりも小なる内径を有する係合孔部１８を
形成する。
【００２１】次に作用について説明する。
【００２２】図示しない耳垂部位へのピアス２の装着時
には、耳垂部位に形成した穿孔部（図示せず）に軸部８
の他端８ｂ側を貫通させ、耳垂部位から突出した軸部８
の他端８ｂに止め部１０を係合させる。
には、耳垂部位に形成した穿孔部（図示せず）に軸部８
の他端８ｂ側を貫通させ、耳垂部位から突出した軸部８
の他端８ｂに止め部１０を係合させる。
【００２３】そしてこのとき、軸部８の他端８ｂに止め
部１０の係合孔部１８を係合させるべく、止め部１０の
円柱部１４を把持して押圧し、軸部８の他端８ｂに止め
部１０の係合孔部１８を嵌着させる。
部１０の係合孔部１８を係合させるべく、止め部１０の
円柱部１４を把持して押圧し、軸部８の他端８ｂに止め
部１０の係合孔部１８を嵌着させる。
【００２４】これにより、ウレタンにて一体的に形成し
た止め部１０によってピアスの合併症状の１つである、
止め部が耳垂部位へ埋没するという現象を確実に回避す
ることができ、実用上有利である。
た止め部１０によってピアスの合併症状の１つである、
止め部が耳垂部位へ埋没するという現象を確実に回避す
ることができ、実用上有利である。
【００２５】また、睡眠時においては、止め部１０が耳
垂部位に接触しても、止め部１０をウレタンにて一体的
に形成したことにより、激痛が走る惧れがなく、十分な
睡眠時間を確保することができる。
垂部位に接触しても、止め部１０をウレタンにて一体的
に形成したことにより、激痛が走る惧れがなく、十分な
睡眠時間を確保することができる。
【００２６】更に、止め部１０を医療用ピアスの軸部に
合致する大きさに形成すれば、従来のシリコンからなる
止め部と同様に、皮膚への刺激性を少なくすることがで
きるとともに、従来のものに比し止め部による軸部を把
持する際の把持力を大とし得て、止め部の耐久性を向上
し得る。
合致する大きさに形成すれば、従来のシリコンからなる
止め部と同様に、皮膚への刺激性を少なくすることがで
きるとともに、従来のものに比し止め部による軸部を把
持する際の把持力を大とし得て、止め部の耐久性を向上
し得る。
【００２７】更にまた、前記止め部１０によって軸部８
の他端８ｂが覆われることにより、衣類の着替え時にピ
アス２の軸部８の他端８ｂが引っかかる惧れが全くな
く、着替え動作を容易に行うことができるとともに、引
っかかり時に生ずる激痛の発生を解消し得て、実用上有
利であり、しかも視覚的に美しく、つまり外的美観の向
上にも寄与し得る。
の他端８ｂが覆われることにより、衣類の着替え時にピ
アス２の軸部８の他端８ｂが引っかかる惧れが全くな
く、着替え動作を容易に行うことができるとともに、引
っかかり時に生ずる激痛の発生を解消し得て、実用上有
利であり、しかも視覚的に美しく、つまり外的美観の向
上にも寄与し得る。
【００２８】また、前記止め部１０の構成が簡略である
ことにより、製作が容易となり、コストを低廉とし得
て、経済的に有利であるとともに、止め部の把持力が劣
化した際には、止め部のみを交換すればよく、使い勝手
を向上し得る。
ことにより、製作が容易となり、コストを低廉とし得
て、経済的に有利であるとともに、止め部の把持力が劣
化した際には、止め部のみを交換すればよく、使い勝手
を向上し得る。
【００２９】図２はこの発明の第２実施例を示すもので
ある。この第２実施例において、上述第１実施例と同一
機能を果たす箇所には同一符号を付して説明する。
ある。この第２実施例において、上述第１実施例と同一
機能を果たす箇所には同一符号を付して説明する。
【００３０】この第２実施例の特徴とするところは、止
め部２０を、ゴム部２２とこのゴム部２２周囲を包囲す
るカバー部２４とにより形成した点にある。
め部２０を、ゴム部２２とこのゴム部２２周囲を包囲す
るカバー部２４とにより形成した点にある。
【００３１】すなわち、ゴム部２２を、図２に示す如
く、例えば一方の頭部を切除した卵形状に形成し、この
ゴム部２２の周囲を金属製あるいはプラスチック製のカ
バー部２４により包囲し、前記止め部２０を形成するも
のである。
く、例えば一方の頭部を切除した卵形状に形成し、この
ゴム部２２の周囲を金属製あるいはプラスチック製のカ
バー部２４により包囲し、前記止め部２０を形成するも
のである。
【００３２】そして、前記ゴム部２２には、切除側から
被切除側に延びる係合孔部２６を形成し、この係合孔部
２６の内径を、前記軸部８の他端８ｂを圧入させるべく
軸部８の径よりも小に形成する。
被切除側に延びる係合孔部２６を形成し、この係合孔部
２６の内径を、前記軸部８の他端８ｂを圧入させるべく
軸部８の径よりも小に形成する。
【００３３】さすれば、前記カバー部２４がゴム部２２
の機能劣化を防止し、止め部２０の使用寿命を長くし得
るものである。
の機能劣化を防止し、止め部２０の使用寿命を長くし得
るものである。
【００３４】また、前記止め部２０により、上述第１実
施例のものと同様に、ピアスの合併症状の１つである、
止め部が耳垂部位へ埋没するという現象を確実に回避す
ることができ、実用上有利である。
施例のものと同様に、ピアスの合併症状の１つである、
止め部が耳垂部位へ埋没するという現象を確実に回避す
ることができ、実用上有利である。
【００３５】更に、睡眠時においては、止め部２０が耳
垂部位に接触しても、止め部２０の接触側にゴム部２２
を位置させたことにより、激痛が走る惧れがなく、十分
な睡眠時間を確保することができる。
垂部位に接触しても、止め部２０の接触側にゴム部２２
を位置させたことにより、激痛が走る惧れがなく、十分
な睡眠時間を確保することができる。
【００３６】更にまた、止め部２０を医療用ピアスの軸
部に合致する大きさに形成すれば、上述第１実施例のも
のと同様に、従来のシリコンからなる止め部と同様に、
皮膚への刺激性を少なくすることができるとともに、従
来に比し止め部による軸部を把持する際の把持力を大と
し得て、止め部の耐久性を向上し得る。
部に合致する大きさに形成すれば、上述第１実施例のも
のと同様に、従来のシリコンからなる止め部と同様に、
皮膚への刺激性を少なくすることができるとともに、従
来に比し止め部による軸部を把持する際の把持力を大と
し得て、止め部の耐久性を向上し得る。
【００３７】また、前記止め部２０によって軸部８の他
端８ｂが覆われることにより、上述第１実施例のものと
同様に、衣類の着替え時にピアス２の軸部８の他端８ｂ
が引っかかる惧れが全くなく、着替え動作を容易に行う
ことができるとともに、引っかかり時に生ずる激痛の発
生を解消し得て、実用上有利であり、しかも視覚的に美
しく、つまり外的美観の向上にも寄与し得る。
端８ｂが覆われることにより、上述第１実施例のものと
同様に、衣類の着替え時にピアス２の軸部８の他端８ｂ
が引っかかる惧れが全くなく、着替え動作を容易に行う
ことができるとともに、引っかかり時に生ずる激痛の発
生を解消し得て、実用上有利であり、しかも視覚的に美
しく、つまり外的美観の向上にも寄与し得る。
【００３８】更に、前記止め部２０の構成が簡略である
ことにより、製作が容易となり、コストを低廉とし得
て、経済的に有利であるとともに、止め部の把持力が劣
化した際には、止め部のみを交換すればよく、使い勝手
を向上し得る。
ことにより、製作が容易となり、コストを低廉とし得
て、経済的に有利であるとともに、止め部の把持力が劣
化した際には、止め部のみを交換すればよく、使い勝手
を向上し得る。
【００３９】図３はこの発明の第３実施例を示すもので
ある。
ある。
【００４０】この第３実施例の特徴とするところは、止
め部３０を、ゴム部３２とこのゴム部３２周囲を包囲す
るカバー部３４とカバー部３４に装着される第２の装飾
具３６とにより形成した点にある。
め部３０を、ゴム部３２とこのゴム部３２周囲を包囲す
るカバー部３４とカバー部３４に装着される第２の装飾
具３６とにより形成した点にある。
【００４１】すなわち、ゴム部３２を、図３に示す如
く、円柱状に形成するとともに、このゴム部３２の周囲
を金属製あるいはプラスチック製のカバー部３４により
包囲し、カバー部３４に第２の装飾具３６を装着して前
記止め部３０を形成するものである。このとき、カバー
部３４に第２の装飾具３６を装着するばかりでなく、カ
バー部３４そのものを第２の装飾部位として機能させる
べく形成することもできる。
く、円柱状に形成するとともに、このゴム部３２の周囲
を金属製あるいはプラスチック製のカバー部３４により
包囲し、カバー部３４に第２の装飾具３６を装着して前
記止め部３０を形成するものである。このとき、カバー
部３４に第２の装飾具３６を装着するばかりでなく、カ
バー部３４そのものを第２の装飾部位として機能させる
べく形成することもできる。
【００４２】そして、前記ゴム部３２には、一端側から
他端側に延びる係合孔部３８を形成し、この係合孔部３
８の内径を、前記軸部８の他端８ｂを圧入させるべく軸
部８の径よりも小に形成する。
他端側に延びる係合孔部３８を形成し、この係合孔部３
８の内径を、前記軸部８の他端８ｂを圧入させるべく軸
部８の径よりも小に形成する。
【００４３】また、前記ゴム部３２とカバー部３４とを
固着するために、ゴム部３２外周に、例えば脈状の係合
凸部４０を形成するとともに、カバー部３４の内周面部
位に環状の係合凹部４２を形成する。
固着するために、ゴム部３２外周に、例えば脈状の係合
凸部４０を形成するとともに、カバー部３４の内周面部
位に環状の係合凹部４２を形成する。
【００４４】さすれば、前記カバー部３４がゴム部３２
の機能劣化を防止し、上述第２実施例のものと同様に、
止め部３０の使用寿命を長くし得るものである。
の機能劣化を防止し、上述第２実施例のものと同様に、
止め部３０の使用寿命を長くし得るものである。
【００４５】また、前記止め部３０に第２の装飾具３６
を装着することにより、ピアスの装飾箇所が２箇所とな
り、耳の前側のみでなく、耳の前後両側の装飾を行うこ
とができる。
を装着することにより、ピアスの装飾箇所が２箇所とな
り、耳の前側のみでなく、耳の前後両側の装飾を行うこ
とができる。
【００４６】更に、前記止め部３０により、上述第１及
び第２実施例のものと同様に、ピアスの合併症状の１つ
である、止め部が耳垂部位へ埋没するという現象を確実
に回避することができ、実用上有利である。
び第２実施例のものと同様に、ピアスの合併症状の１つ
である、止め部が耳垂部位へ埋没するという現象を確実
に回避することができ、実用上有利である。
【００４７】更にまた、睡眠時においては、止め部３０
が耳垂部位に接触しても、止め部３０の接触側にゴム部
２２を位置させたことにより、激痛が走る惧れがなく、
十分な睡眠時間を確保することができる。
が耳垂部位に接触しても、止め部３０の接触側にゴム部
２２を位置させたことにより、激痛が走る惧れがなく、
十分な睡眠時間を確保することができる。
【００４８】また、止め部３０を医療用ピアスの軸部に
合致する大きさに形成すれば、上述第１及び第２実施例
のものと同様に、従来のシリコンからなる止め部と同様
に、皮膚への刺激性を少なくすることができるととも
に、従来に比し止め部による軸部を把持する際の把持力
を大とし得て、止め部の耐久性を向上し得る。
合致する大きさに形成すれば、上述第１及び第２実施例
のものと同様に、従来のシリコンからなる止め部と同様
に、皮膚への刺激性を少なくすることができるととも
に、従来に比し止め部による軸部を把持する際の把持力
を大とし得て、止め部の耐久性を向上し得る。
【００４９】更に、前記止め部３０によって軸部８の他
端８ｂが覆われることにより、上述第１及び第２実施例
のものと同様に、衣類の着替え時にピアスの軸部８の他
端８ｂが引っかかる惧れが全くなく、着替え動作を容易
に行うことができるとともに、引っかかり時に生ずる激
痛の発生を解消し得て、実用上有利であり、しかも視覚
的に美しく、つまり外的美観の向上にも寄与し得る。
端８ｂが覆われることにより、上述第１及び第２実施例
のものと同様に、衣類の着替え時にピアスの軸部８の他
端８ｂが引っかかる惧れが全くなく、着替え動作を容易
に行うことができるとともに、引っかかり時に生ずる激
痛の発生を解消し得て、実用上有利であり、しかも視覚
的に美しく、つまり外的美観の向上にも寄与し得る。
【００５０】更にまた、前記止め部３０の構成が簡略で
あることにより、製作が容易となり、コストを低廉とし
得て、経済的に有利であるとともに、止め部の把持力が
劣化した際には、止め部のみを交換すればよく、使い勝
手を向上し得る。
あることにより、製作が容易となり、コストを低廉とし
得て、経済的に有利であるとともに、止め部の把持力が
劣化した際には、止め部のみを交換すればよく、使い勝
手を向上し得る。
【００５１】なお、この発明は上述第１〜第３実施例に
限定されるものではなく、種々の応用改変が可能であ
る。
限定されるものではなく、種々の応用改変が可能であ
る。
【００５２】例えば、この発明の第１実施例において
は、円柱部１４とこの円柱部１４の軸部８側に一体的に
形成される大径部１６とにより前記止め部１０をウレタ
ンにて形成し、第２実施例においては、一方の頭部を切
除した卵形状のゴム部２２と金属製あるいはプラスチッ
ク製のカバー部２４とにより止め部２０を形成したが、
図４に示す如く、止め部５０をウレタンにて球状に形成
することができるとともに、止め部６０をウレタンにて
円柱状に（図５参照）、あるいはその他の形状に形成す
ることができる。
は、円柱部１４とこの円柱部１４の軸部８側に一体的に
形成される大径部１６とにより前記止め部１０をウレタ
ンにて形成し、第２実施例においては、一方の頭部を切
除した卵形状のゴム部２２と金属製あるいはプラスチッ
ク製のカバー部２４とにより止め部２０を形成したが、
図４に示す如く、止め部５０をウレタンにて球状に形成
することができるとともに、止め部６０をウレタンにて
円柱状に（図５参照）、あるいはその他の形状に形成す
ることができる。
【００５３】また、前記止め部を形成する際には、球状
や円柱状、あるいはその他の形状のゴム部とカバー部と
により形成することも可能であり、所望に応じて止め部
に第２の装飾具を固着することもできる。
や円柱状、あるいはその他の形状のゴム部とカバー部と
により形成することも可能であり、所望に応じて止め部
に第２の装飾具を固着することもできる。
【００５４】更に、この発明の第３実施例においては、
係合凸部と係合凹部との係合によりゴム部をカバー部内
に固着する構成としたが、ゴム部のカバー部からの脱落
を防止できるものであればよく、接着剤やカシメ、ある
いはその他の公知技術を使用することもできる。
係合凸部と係合凹部との係合によりゴム部をカバー部内
に固着する構成としたが、ゴム部のカバー部からの脱落
を防止できるものであればよく、接着剤やカシメ、ある
いはその他の公知技術を使用することもできる。
【００５５】更にまた、この発明の実施例においては、
ピアスを装飾部を固着する台座部と、この台座部に一端
を接続した軸部とこの軸部の他端側を把持し耳垂部位に
形成した穿孔部を介して耳垂部位に装着する止め部とに
より構成して説明したが、止め部のみを形成し、既製の
ピアスに使用される金属製止め部の代わり、互換性を有
する前記止め部を使用することも可能である。
ピアスを装飾部を固着する台座部と、この台座部に一端
を接続した軸部とこの軸部の他端側を把持し耳垂部位に
形成した穿孔部を介して耳垂部位に装着する止め部とに
より構成して説明したが、止め部のみを形成し、既製の
ピアスに使用される金属製止め部の代わり、互換性を有
する前記止め部を使用することも可能である。
【００００】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、装飾部を固着する台座部とこの台座部に一端を接続
した軸部とこの軸部の他端側を把持し耳垂部位に形成し
た穿孔部を介して耳垂部位に装着する止め部とを有する
ピアスの止め部の少なくとも係合部位を弾性部材により
形成したので、少なくとも係合部位を弾性部材にて形成
した止め部によってピアスの合併症状の１つである、止
め部が耳垂部位へ埋没するという現象を確実に回避する
ことができ、実用上有利であるとともに、睡眠時におい
ては、止め部が耳垂部位に接触しても、激痛が走る惧れ
がなく、十分な睡眠時間を確保することができる。ま
た、止め部を医療用ピアスの軸部に合致する大きさに形
成すれば、従来のシリコンからなる止め部と同様に、皮
膚への刺激性を少なくすることができるとともに、従来
のものに比し止め部による軸部を把持する際の把持力を
大とし得て、止め部の耐久性を向上し得る。更に、前記
止め部によって軸部他端が覆われることにより、衣類の
着替え時にピアスの軸部他端が引っかかる惧れが全くな
く、着替え動作を容易に行うことができるとともに、引
っかかり時に生ずる激痛の発生を解消し得て、実用上有
利であり、しかも視覚的に美しく、つまり外的美観の向
上にも寄与し得る。更にまた、前記止め部の構成が簡略
であることにより、製作が容易となり、コストを低廉と
し得て、経済的に有利であるとともに、止め部の把持力
が劣化した際には、止め部のみを交換すればよく、使い
勝手を向上し得る。
ば、装飾部を固着する台座部とこの台座部に一端を接続
した軸部とこの軸部の他端側を把持し耳垂部位に形成し
た穿孔部を介して耳垂部位に装着する止め部とを有する
ピアスの止め部の少なくとも係合部位を弾性部材により
形成したので、少なくとも係合部位を弾性部材にて形成
した止め部によってピアスの合併症状の１つである、止
め部が耳垂部位へ埋没するという現象を確実に回避する
ことができ、実用上有利であるとともに、睡眠時におい
ては、止め部が耳垂部位に接触しても、激痛が走る惧れ
がなく、十分な睡眠時間を確保することができる。ま
た、止め部を医療用ピアスの軸部に合致する大きさに形
成すれば、従来のシリコンからなる止め部と同様に、皮
膚への刺激性を少なくすることができるとともに、従来
のものに比し止め部による軸部を把持する際の把持力を
大とし得て、止め部の耐久性を向上し得る。更に、前記
止め部によって軸部他端が覆われることにより、衣類の
着替え時にピアスの軸部他端が引っかかる惧れが全くな
く、着替え動作を容易に行うことができるとともに、引
っかかり時に生ずる激痛の発生を解消し得て、実用上有
利であり、しかも視覚的に美しく、つまり外的美観の向
上にも寄与し得る。更にまた、前記止め部の構成が簡略
であることにより、製作が容易となり、コストを低廉と
し得て、経済的に有利であるとともに、止め部の把持力
が劣化した際には、止め部のみを交換すればよく、使い
勝手を向上し得る。
【図１】この発明の第１実施例を示すピアスの概略斜視
図である。
図である。
【図２】この発明の第２実施例を示すピアスの概略斜視
図である。
図である。
【図３】この発明の第３実施例を示す止め部の要部拡大
断面図である。
断面図である。
【図４】この発明の第１の他の実施例を示す止め部の拡
大斜視図である。
大斜視図である。
【図５】この発明の第２の他の実施例を示す止め部の拡
大斜視図である。
大斜視図である。
【図６】この発明の従来技術を示すピアスの概略図であ
る。
る。
２ ピアス ４ 装飾部 ６ 台座部 ８ 軸部 １０ 止め部 １２ 小径部 １４ 円柱部 １６ 大径部 １８ 係合孔部
Claims (5)
- 【請求項１】 装飾部を固着する台座部とこの台座部に
一端を接続した軸部とこの軸部の他端側を把持し耳垂部
位に形成した穿孔部を介して耳垂部位に装着する止め部
とを有するピアスにおいて、前記止め部の少なくとも係
合部位を弾性部材により形成したことを特徴とする弾性
部材からなる止め部を有するピアス。 - 【請求項２】 前記止め部は、把持し易い形状に弾性部
材たるウレタンにて一体的に形成された止め部である特
許請求の範囲の請求項１に記載の弾性部材からなる止め
部を有するピアス。 - 【請求項３】 前記止め部は、ゴム部とこのゴム部周囲
を包囲するカバー部とにより形成された止め部である特
許請求の範囲の請求項１に記載の弾性部材からなる止め
部を有するピアス。 - 【請求項４】 前記止め部は、ゴム部とこのゴム部周囲
を包囲するカバー部とカバー部に装着される第２の装飾
具とからなる止め部である特許請求の範囲の請求項１に
記載の弾性部材からなる止め部を有するピアス。 - 【請求項５】 前記止め部は、既製のピアスの金属製止
め部と互換性を有する止め部である特許請求の範囲の請
求項１に記載の弾性部材からなる止め部を有するピア
ス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18086593A JPH078309A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 弾性部材からなる止め部を有するピアス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18086593A JPH078309A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 弾性部材からなる止め部を有するピアス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH078309A true JPH078309A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=16090710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18086593A Pending JPH078309A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 弾性部材からなる止め部を有するピアス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH078309A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001080681A1 (fr) * | 1998-10-26 | 2001-11-01 | Zaza International Co., Ltd. | Fermeture et article comprenant cette fermeture |
| EP1911431A2 (en) * | 2005-07-20 | 2008-04-16 | Mariyat Muradaliyevna Mukhina | Method for prolonging the action on acupuncture points, including for reducing the excessive body weight and for correcting the body. device and needle (variants) for carrying out said method |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP18086593A patent/JPH078309A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001080681A1 (fr) * | 1998-10-26 | 2001-11-01 | Zaza International Co., Ltd. | Fermeture et article comprenant cette fermeture |
| EP1911431A2 (en) * | 2005-07-20 | 2008-04-16 | Mariyat Muradaliyevna Mukhina | Method for prolonging the action on acupuncture points, including for reducing the excessive body weight and for correcting the body. device and needle (variants) for carrying out said method |
| EP1911431A4 (en) * | 2005-07-20 | 2012-07-04 | Frey Medical Technologies Ag | METHOD FOR EXTENDING THE IMPACT ON ACUPUNCTURE POINTS, INCLUDING REDUCING EXCESSIVE BODY WEIGHT AND BODY CORRECTION. DEVICE AND NEEDLE (VARIANTS) FOR IMPLEMENTING THE PROCESS |
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