JP3071869U

JP3071869U - 宝石などの装飾部材を取替え可能とした装身具

Info

Publication number: JP3071869U
Application number: JP2000001646U
Authority: JP
Inventors: 京杉浦
Original assignee: 京杉浦
Priority date: 2000-03-17
Filing date: 2000-03-17
Publication date: 2000-09-22
Anticipated expiration: 2006-03-17

Abstract

(57)【要約】【課題】装身具として例えば指輪に取付けてある宝石
などの装飾部材を他の装飾部材に取り替えることができ
る装身具を提供する。【解決手段】宝石などの装飾部材３を固着した台座４
に雄ネジ６から成る着脱可能な一方の固着手段５を突設
した取替え装飾体２と、この取替え装飾体２の前記雄ネ
ジ６から成る一方の固着手段５と着脱自在に螺着される
雌ネジ１３から成る他方の被固着手段１２を形成された
指輪１１から成る被着用装身具１０とから構成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、宝石などの装飾部材を取替え可能とした指輪などの装身具に関する。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、宝石などの装飾部材を取替え可能とした指輪などの装身具を提供しようとするものである。すなわち、装身具として例えば指輪に取付けてある宝石などの装飾部材を他の装飾部材に取替えたり、宝石などの装飾部材を取付ける装身具を他の指輪、ペンダント、ブローチ等の他の装身具に取替えることができるようにするものである。

【０００３】更に、本考案は、取り替えられる宝石などの装飾部材を装身具から比較的容易に着脱でき、取り替えられて装着された宝石などの装飾部材を装身具から外れにくいようにする宝石などの装飾部材を取替え可能とした指輪などの装身具を提供しようとするものである。

【０００４】更に、本考案は、宝石などの装飾部材を取り替えられる装身具自体に外観的な大きなデザイン変更を施すことなく宝石などの装飾部材を取替え可能とした指輪などの装身具を提供しようとするものである。すなわち、前記装身具自体に装身具としての美感を損うような突出物を形成することなく目的を達成できるようにし、例えば宝石などの装飾部材を取付けてない装身具のみの使用でも比較的美感を損わないようにしようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案の宝石などの装飾部材を取替え可能とした装身具は、宝石などの装飾部材を固着した台座に雄ネジ又は雌ネジから成る着脱可能な一方の固着手段を設けた取替え装飾体と、この取替え装飾体を着脱自在に取付ける指輪、ペンダント、ブローチ等の被着用装身具とから構成され、この被着用装身具に前記取替え装飾体に設けた雄ネジ又は雌ネジから成る一方の固着手段と着脱自在に螺着される雌ネジ又は雄ネジから成る他方の被固着手段を設けたことを特徴としている。前記取替え装飾体に設けた固着手段と前記被着用装身具に設けられた被固着手段としては、着脱自在に螺着される雄ネジと雌ネジとから成る螺着手段を採用し、好ましくは、前記取替え装飾体側に雄ネジを、前記被着用装身具側に雌ネジを設ける。

【０００６】また、本考案の宝石などの装飾部材を取替え可能とした装身具は、宝石などの装飾部材を固着した台座に雄ネジから成る着脱可能な一方の固着手段を突設した取替え装飾体と、この取替え装飾体を着脱自在に取付ける指輪、ペンダント、ブローチ等の被着用装身具とから構成され、この被着用装身具に前記取替え装飾体に設けた雄ネジから成る一方の固着手段と着脱自在に螺着される雌ネジから成る他方の被固着手段を設け、この雌ネジに螺着される前記雄ネジの先端部を前記雌ネジから突出されないように構成したことを特徴としている。

【０００７】また、本考案の宝石などの装飾部材を取替え可能とした装身具は、宝石などの装飾部材を固着した台座に雄ネジから成る着脱可能な一方の固着手段を突設した取替え装飾体と、この取替え装飾体の前記雄ネジから成る一方の固着手段と着脱自在に螺着される雌ネジから成る他方の被固着手段を形成された指輪から成る被着用装身具とから構成され、前記雌ネジのネジ穴を前記指輪の外周壁側からリング中心方向に向けて形成し、この雌ネジに前記指輪の外周壁側から螺着される前記雄ネジの先端部を前記指輪の嵌入される指に接する内周縁から突出されないように構成したことを特徴としている。

【０００８】また、本考案の宝石などの装飾部材を取替え可能とした装身具は、宝石などの装飾部材を固着した台座に雄ネジから成る着脱可能な一方の固着手段を突設した取替え装飾体と、この取替え装飾体を着脱自在に取付ける指輪、ペンダント、ブローチ等の被着用装身具とから構成され、この被着用装身具に前記取替え装飾体に設けた雄ネジから成る一方の固着手段と着脱自在に螺着される雌ネジから成る他方の被固着手段を設け、前記台座の前記雄ネジを突設した側の面に係止面を形成し、前記雌ネジに前記台座の前記係止面が座金を介して前記被着用装身具の外周壁で係止される位置まで螺着されるように構成したことを特徴としている。

【０００９】また、本考案の宝石などの装飾部材を取替え可能とした装身具は、宝石などの装飾部材を固着した台座に雄ネジから成る着脱可能な一方の固着手段を突設した取替え装飾体と、この取替え装飾体を着脱自在に取付ける指輪、ペンダント、ブローチ等の被着用装身具とから構成され、この被着用装身具に前記取替え装飾体に設けた雄ネジから成る一方の固着手段と着脱自在に螺着される雌ネジから成る他方の被固着手段を設け、前記台座の前記雄ネジを突設した側の面に係止面を形成し、前記被着用装身具の外周壁の前記雌ネジの形成位置の周囲にＯリング装着用凹部を形成し、この雌ネジに前記台座の前記係止面が前記Ｏリング装着用凹部内に下部側が部分的に嵌入されたＯリングを介して前記被着用装身具の外周壁で係止される位置まで螺着されるように構成したことを特徴としている。

【００１０】

【考案の実施の形態】

本考案の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図１は本考案の装身具の拡大全体斜視図、図２は図１に示した装身具の縦断正面図である。この図１及び図２に示した装身具１は、宝石などの装飾部材を着脱可能に固着される被着用装身具を指輪で構成したものである。

【００１１】図１及び図２に示した装身具１は、宝石などの前記装飾部材３を固着したシルバー、１８Ｋなどの金属製の台座（いわゆる石座）４に雄ネジ６から成る着脱可能な一方の固着手段５を突設した取替え装飾体２と、この取替え装飾体２の前記雄ネジ６から成る一方の固着手段５と着脱自在に螺着される雌ネジ１３から成る他方の被固着手段１２を形成されたシルバー、１８Ｋ、プラチナ、ホワイトゴールドなどの金属製の指輪１１から成る被着用装身具１０とから構成している。

【００１２】前記台座４は宝石などの前記装飾部材３を周囲から保持する立ち上げ片４Ａの上端部をかしめることによって固着している。宝石は図示した形状のものに限定されないことは勿論であり、また装飾部材３としては宝石以外のガラス素材の装飾品や金属素材の装飾品も採用可能である。また、前記台座４の前記雄ネジ６を突設した側の面に係止面４Ｂを形成してある。図２の符号７はプラスチック製の座金である。

【００１３】前記雌ネジ１３のネジ穴を前記指輪１１の外周壁１１Ａ側からリング中心方向に向けて形成し、この雌ネジ１３に前記指輪１１の外周壁１１Ａ側から螺着される前記雄ネジ６の先端部を前記指輪１１の嵌入される指（図示せず）に接する内周縁１１Ｂから突出されないように構成してある。更に述べれば、前記雌ネジ１３に前記台座４の前記係止面４Ｂが前記指輪１１の外周壁１１Ａで前記プラスチック製の座金７を介して係止される位置まで前記雌ネジ１３内に螺着される前記雄ネジ６の先端部を前記指輪１１の嵌入される指に接する内周縁１１Ｂから突出されないように構成してある。すなわち、前記雌ネジ１３は、前記雄ネジ６を螺着することによって前記取替え装飾体２を指輪１１に固着するのに十分なネジ穴長さをもつと共に、前記指輪１１の内周縁１１Ｂから前記雄ネジ６の先端部が突出されないネジ穴長さに形成されている。

【００１４】図３は固着部にＯリングを介在させた他の実施形態を示したものである。図３の実施形態では、前記プラスチック製の座金７に代えてシリコンゴム等の弾力性のある材質で形成されたＯリング１４を用いている。固着時に介在されるこのＯリング１４は、前記指輪１１の外周壁１１Ａの前記雌ネジ１３の形成位置の周囲に形成されたＯリング装着用凹部１５内にその下部側が部分的に嵌入されるように成っている。そして、前記雌ネジ１３に前記台座４の前記係止面４Ｂが前記Ｏリング装着用凹部１５内に下部側が部分的に嵌入された前記Ｏリング１４を介して前記指輪１１の外周壁１１Ａで係止される位置まで螺着される前記雄ネジ６の先端部を前記指輪１１の嵌入される指に接する内周縁１１Ｂから突出されないように構成してある。このように、シリコンゴム等の弾力性のある材質で形成されたＯリング１４を介在させたことにより、前記被着用装身具１０（指輪１１）に対して前記取替え装飾体２を所望の締付け回転向きに確実に固着できる。このことは前記取替え装飾体２にデザイン的な方向性のある前記装飾部材３を用いた場合に効果を発揮する。また、弾力性のある前記Ｏリング１４を介在させたことにより、確実に螺着でき且つネジの取り外しが容易である。なお、図３におけるその他の符号の説明は図１及び図２と同様である。

【００１５】なお、前記被着用装身具１０としての指輪１１は、図示した角型外形のものに限定されないことは勿論であり、前記雌ネジ１３を形成できる形態であれば丸型外形や楕円外形のものも採用可能である。

【００１６】図４は、前記取替え装飾体２側に雌ネジ１３、前記指輪１１側に雄ネジ６をそれぞれ設けた他の実施形態を示したものである。図中、２は取替え装飾体、３は装飾部材、４は台座、４Ａは立ち上げ片、４Ｂは係止面、７はプラスチック製の座金、１０は被着用装身具、１１は指輪、１１Ａは外周壁、１１Ｂは内周縁をそれぞれ示している。

【００１７】図５から図８は、固着手段として雄ネジ６を突設した前記取替え装飾体２を取付ける被着用装身具１０の他の実施形態を示し、図５はペンダント１６を、図６はブローチ１７を、図７はバングルタイプのブレスレット１８を、図８はタイタック１９をそれぞれ示している。これらの被着用装身具１０、すなわち、ペンダント１６、ブローチ１７、バングルタイプのブレスレット１８、タイタック１９には、前記取替え装飾体２に突設した前記雄ネジ６と着脱自在に螺着される雌ネジ１３をそれぞれ形成してある。これらの雌ネジ１３に螺着される前記雄ネジ６の先端部を前記雌ネジ１３から突出されないように構成している。

【００１８】

【考案の効果】

本考案の宝石などの装飾部材を取替え可能とした装身具は、宝石などの装飾部材を固着した台座に雄ネジ又は雌ネジから成る着脱可能な一方の固着手段を設けた取替え装飾体と、この取替え装飾体を着脱自在に取付ける指輪、ペンダント、ブローチ等の被着用装身具とから構成され、この被着用装身具に前記取替え装飾体に設けた雄ネジ又は雌ネジから成る一方の固着手段と着脱自在に螺着される雌ネジ又は雄ネジから成る他方の被固着手段を設けたことを特徴としているため、装身具として例えば指輪に取付けてある宝石などの装飾部材を他の装飾部材に取替えたり、宝石などの装飾部材を取付ける装身具を他の指輪、ペンダント、ブローチ等の他の装身具に取替えることができる。しかも、取り替えられる宝石などの装飾部材を装身具から比較的容易に着脱でき、取り替えられた宝石などの装飾部材が装身具から外れにくいように装着できる。

【００１９】また、本考案の宝石などの装飾部材を取替え可能とした装身具は、宝石などの装飾部材を固着した台座に雄ネジから成る着脱可能な一方の固着手段を設けた取替え装飾体と、この取替え装飾体を着脱自在に取付ける指輪、ペンダント、ブローチ等の被着用装身具とから構成され、この被着用装身具に前記取替え装飾体に設けた雄ネジから成る一方の固着手段と着脱自在に螺着される雌ネジから成る他方の被固着手段を設けたことを特徴としているため、宝石などの装飾部材を取り替えられる装身具自体に外観的な大きなデザイン変更を施すことなく宝石などの装飾部材を取替えることができる。すなわち、前記装身具自体に装身具としての美感を損うような突出物を形成することなく目的を達成でき、例えば宝石などの装飾部材を取付けてない装身具のみでも比較的美感を損わずに使用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の装身具の拡大全体斜視図である。

【図２】図１に示した装身具の縦断正面図である。

【図３】固着部にＯリングを介在させた他の実施形態を
示した縦断正面図である。

【図４】固着手段の他の実施形態を示した本考案の装身
具の縦断正面図である。

【図５】他の被着用装身具としてペンダントの実施形態
を示した正面図である。

【図６】他の被着用装身具としてブローチの実施形態を
示した斜視図である。

【図７】他の被着用装身具としてブレスレットの実施形
態を示した斜視図である。

【図８】他の被着用装身具としてタイタックの実施形態
を示した斜視図である。

【符号の説明】

１装身具２取替え装飾体３装飾部材４台座４Ａ立ち上げ片４Ｂ係止面５固着手段６雄ネジ７座金１０被着用装身具１１指輪１１Ａ外周壁１１Ｂ内周縁１２被固着手段１３雌ネジ１４Ｏリング１５Ｏリング装着用凹部１６ペンダント１７ブローチ１８ブレスレット１９タイタック

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】宝石などの装飾部材を固着した台座に雄
ネジ又は雌ネジから成る着脱可能な一方の固着手段を設
けた取替え装飾体と、この取替え装飾体を着脱自在に取
付ける指輪、ペンダント、ブローチ等の被着用装身具と
から構成され、この被着用装身具に前記取替え装飾体に
設けた雄ネジ又は雌ネジから成る一方の固着手段と着脱
自在に螺着される雌ネジ又は雄ネジから成る他方の被固
着手段を設けたことを特徴とする宝石などの装飾部材を
取替え可能とした装身具。
【請求項２】宝石などの装飾部材を固着した台座に雄
ネジから成る着脱可能な一方の固着手段を突設した取替
え装飾体と、この取替え装飾体を着脱自在に取付ける指
輪、ペンダント、ブローチ等の被着用装身具とから構成
され、この被着用装身具に前記取替え装飾体に設けた雄
ネジから成る一方の固着手段と着脱自在に螺着される雌
ネジから成る他方の被固着手段を設けたことを特徴とす
る宝石などの装飾部材を取替え可能とした装身具。
【請求項３】宝石などの装飾部材を固着した台座に雄
ネジから成る着脱可能な一方の固着手段を突設した取替
え装飾体と、この取替え装飾体を着脱自在に取付ける指
輪、ペンダント、ブローチ等の被着用装身具とから構成
され、この被着用装身具に前記取替え装飾体に設けた雄
ネジから成る一方の固着手段と着脱自在に螺着される雌
ネジから成る他方の被固着手段を設け、この雌ネジに螺
着される前記雄ネジの先端部を前記雌ネジから突出され
ないように構成したことを特徴とする宝石などの装飾部
材を取替え可能とした装身具。
【請求項４】宝石などの装飾部材を固着した台座に雄
ネジから成る着脱可能な一方の固着手段を突設した取替
え装飾体と、この取替え装飾体の前記雄ネジから成る一
方の固着手段と着脱自在に螺着される雌ネジから成る他
方の被固着手段を形成された指輪から成る被着用装身具
とから構成され、前記雌ネジのネジ穴を前記指輪の外周
壁側からリング中心方向に向けて形成し、この雌ネジに
前記指輪の外周壁側から螺着される前記雄ネジの先端部
を前記指輪の嵌入される指に接する内周縁から突出され
ないように構成したことを特徴とする宝石などの装飾部
材を取替え可能とした装身具。
【請求項５】宝石などの装飾部材を固着した台座に雄
ネジから成る着脱可能な一方の固着手段を突設した取替
え装飾体と、この取替え装飾体を着脱自在に取付ける指
輪、ペンダント、ブローチ等の被着用装身具とから構成
され、この被着用装身具に前記取替え装飾体に設けた雄
ネジから成る一方の固着手段と着脱自在に螺着される雌
ネジから成る他方の被固着手段を設け、前記台座の前記
雄ネジを突設した側の面に係止面を形成し、前記雌ネジ
に前記台座の前記係止面が座金を介して前記被着用装身
具の外周壁で係止される位置まで螺着されるように構成
したことを特徴とする宝石などの装飾部材を取替え可能
とした装身具。
【請求項６】宝石などの装飾部材を固着した台座に雄
ネジから成る着脱可能な一方の固着手段を突設した取替
え装飾体と、この取替え装飾体を着脱自在に取付ける指
輪、ペンダント、ブローチ等の被着用装身具とから構成
され、この被着用装身具に前記取替え装飾体に設けた雄
ネジから成る一方の固着手段と着脱自在に螺着される雌
ネジから成る他方の被固着手段を設け、前記台座の前記
雄ネジを突設した側の面に係止面を形成し、前記被着用
装身具の外周壁の前記雌ネジの形成位置の周囲にＯリン
グ装着用凹部を形成し、この雌ネジに前記台座の前記係
止面が前記Ｏリング装着用凹部内に下部側が部分的に嵌
入されたＯリングを介して前記被着用装身具の外周壁で
係止される位置まで螺着されるように構成したことを特
徴とする宝石などの装飾部材を取替え可能とした装身
具。