JPH0686542U - 耳飾り - Google Patents

耳飾り

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JPH0686542U
JPH0686542U JP7364492U JP7364492U JPH0686542U JP H0686542 U JPH0686542 U JP H0686542U JP 7364492 U JP7364492 U JP 7364492U JP 7364492 U JP7364492 U JP 7364492U JP H0686542 U JPH0686542 U JP H0686542U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耳介そのものを飾ることができ、使用者をよ
り一層満足させることがきる耳飾りを提供すること。 【構成】 金,銀,白金,プラチナ,真鍮その他の装飾
金属材料により、耳介上部外周部の少なくとも過半を包
む状態の上部装飾体と、耳たぶの少なくとも表面の過半
を覆う状態の下部装飾体とを連続して形成している。下
部装飾体には、当該下部装飾体とで耳たぶを挟むための
押しねじ又はクリップを取り付けることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は一般的には耳飾りに関するものであり、さらに詳しくは、耳(「耳 介」のことを言う。以下同じ。)そのものを飾るための耳飾りに関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
耳そのものを飾るための耳飾りは、例えば実公昭57−60336号公報に開 示されている。 この耳飾りは、直線部及びこの直線部の両端に連続する円弧状部とから耳介が 入る程度に半月状に形成されたル−プ部分と、このフ−プ部分の直線部を介して 固定された所望形状の装飾体と、前記ル−プ部分の直線部と装飾部分の途中に相 対しかつ平行に取り付けられた一対の円筒部と、これらの円筒部へ着脱自在に取 り付けられる一対のピンを裏面に有する装飾片と、前記ル−プ部分の下部近傍か ら前記円筒部の上方に向かって伸び、かつ前記円筒部の上方に臨まされる突起を 有する押さえばねとを備えている。 前記耳飾りは、円弧状部が耳介の後部付け根に位置するようにしてル−プ部分 を耳に装着すると、前記装飾体および装飾片が使用している者の正面から見える 状態になり、押さえばねが装飾片を脱落しないように押さえるように作用するも のである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前述した従来の耳飾りは、前記公報に記載されているように、耳介全体を飾る ことをねらったものであるが、装着状態においては、耳介の外周部はル−プ部分 からはみだして飾られておらず、前記装飾体及び装飾片は耳介から独立した状態 になる。 すなわち、耳介はル−プ部分を取り付けるための対象にしか過ぎず、耳介その ものを飾る状態にはならない。 この考案の目的は、前述した従来の耳飾りが達成できなかったところの、耳介 そのものを飾ることができる耳飾りを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案による耳飾りは、前述の目的を達成するために、金,銀,白金,プラ チナ,真鍮その他の装飾金属材料により、耳介上部外周部の少なくとも過半を包 む状態の上部装飾体と、耳たぶの少なくとも表面の過半を覆う状態の下部装飾体 とを連続して形成している。 下部装飾体には、当該下部装飾体とで耳たぶを挟むための押しねじ又はクリッ プを取り付けるのが好ましい。 材料は前述のような装飾金属材料そのもののほか、他の軽い金属で製作し、装 飾金属材料をこれにメッキしても実施することができる。
【0005】
【作用】
この考案に係る耳飾りは、上部装飾体を耳介上部に被せるとともに、下部装飾 体を耳介下部の耳たぶに被せた状態に装着して使用するのであるが、この装着状 態では、上部装飾体は耳介上部を包む状態となり、また、下部装飾体は耳たぶを 覆う状態になる。 したがって、上部装飾体そのものが耳介上部に取り付けられた状態になって耳 飾りが耳介から容易に脱落することはないし、また、上部の装飾体が耳介への取 付具を兼ねていることにより、耳介は耳飾りを取り付けるための対象であると同 時に被装飾対象でもあるので、耳介そのものが飾られることになる。
【0006】
【実施例】
以下図を参照しながら、この考案による耳飾りの好ましい実施例を説明する。 図1はこの考案の実施例による耳飾りの正面図、図2は図1の耳飾りの主要部 の縦断面図、図3は図1の耳飾りの背面図、図4は図1の耳飾りを耳に取り付け た状態の正面図(但し、耳飾りは便宜上点線で示してある。)、図5はこの考案 の他の実施例による耳飾りの正面図、図6はこの考案のさらに他の実施例による 耳飾りの正面図である。
【0007】 1は耳介上部3(図4)の外周部の付け根からその表側の部分までを包む状態 に製造された上部装飾体、2は耳介下部の耳たぶ4を包む状態に製造された下部 装飾体であって、両装飾体1,2は、金(例えば18金)その他の装飾金属材料 により一体に連続するように、かつ、薄肉に製造されている。 上下の装飾体1,2は、前述のように耳介上部3の外周部や耳たぶ4を包むよ うに構成されているから、図2及び図3のように全体として溝状になっている。
【0008】 この実施例においては、耳飾り全体をより軽量化し、かつ飾りのアクセントを 付けるために、上部装飾体1の一部及び下部装飾体2のほぼ全面には、適当な形 状の孔10及び20が形成されている。 上部装飾体1又は下部装飾体2の表面には、図示されていない真珠,ガラス, 宝石その他の装飾片を固定することができるし、例えば図示のように、鎖50な どにより真珠や宝石その他の装飾片5を取り付けることができる。
【0009】 この実施例の耳飾りには、図2のように、下部装飾体2の内側に耳に装着した ときに当該下部装飾体2とともに耳たぶ4を挟む押しねじ6を取り付けている。 この押しねじ6は、下部装飾体2の内側縁部に固着されたナット部61へねじ込 まれた状態に取り付けられており、先端に下部装飾体2の内面と相対する押さえ 板60が設けられている。 前記の押しねじ6は、これに代えてばねによるクリップ(図示しない)を下部 装飾体2の内面に取り付けてもよい。
【0010】 この実施例の耳飾りは、例えばガムのような粘弾性物質により耳たぶ4を含む 耳介全体の型をとり、蝋溶出法によって鋳型を製作し、この型を利用した鋳造に よって製造されている。
【0011】 前述の実施例の耳飾りは、図4のように、耳介上部3及び耳たぶ4を含む耳介 外周部へ被せた状態で耳に装着して使用する。 この装着状態において、耳介上部3及び耳たぶ4を含む耳介の外周部分は、上 部装飾体1及びこれと一体に連続する下部装飾体2とによって包まれた状態にな るので、耳介から容易に脱落することはないとともに、耳介そのものが全体的に 飾られる。 装着のとき、必要に応じて押しねじ6をねじ回し、押さえ板60と下部装飾体 2の内面とで耳たぶ4を軽く挟むと、耳飾りはさらに脱落し難くなる。
【0012】 図5の実施例の耳飾りは、線径が比較的大きい金属線からなる縁線11と、こ の縁線11へ適宜の手段によって周縁を固定した微細な金属線による金属メッシ ュ12とにより、上部装飾体1と下部装飾体2とを一体に連続させて製造したも のであり、表面の適当な箇所には、宝石,真珠,ガラスその他の装飾片5を固定 している。 その他の構成は、図1〜図4の実施例の耳飾りとほぼ同様に構成している。
【0013】 図5の実施例の耳飾りは、適当な手段により標準的な耳介の型を製作し、この 型の基部全周に沿って金属線を這わせて成形したル−プ状の縁線11に対し、前 記型の表面に沿うように成形した金属メッシュ12を、溶接その他の手段で固定 することによって製造する。
【0014】 図5の耳飾りは、図1〜図4の実施例の耳飾りとほぼ同様な作用効果を奏する ほか、縁線11と、耳介上部と耳たぶを包むように構成された金属メッシュ12 とを備えているので、これを耳介の外周部分に装着するとき、縁線11と金属メ ッシュ12とを、使用者の耳介の形状に合わせて変形させながら耳介外周部に被 せることができ、多くの人の耳介の形状に合わせることができる耳飾りが製造さ れる。また、この実施例の耳飾りは前記実施例のものより軽い。
【0015】 図5の実施例による耳飾りは、その金属メッシュ12を編成によって製造する ことができるほか、鋳造によっても製造することができる。また、縁線11の部 分と金属メッシュ12との全体を鋳造によって製造することもでき、このように 鋳造されたものも前述したと同様に作用する。
【0016】 図5の実施例の耳飾りは、その金属メッシュ12の部分を、例えば図6のよう に、耳介の外周部を包むように湾曲させながら縁線11に対してジグザグ状に編 み付け又は固定した金属の細線13に代えることができる。このように構成した ものも図5の実施例の耳飾りと同様に作用する。
【0017】 前述の各実施例の耳飾りにおいては、適当な金属材料によって上部装飾体1と 下部装飾体2とを連続するように製造し、これに装飾金属材料をメッキすること によっても実施することができる。 また、前述の実施例の耳飾りは、上下の装飾体により耳介外周部を全体的に包 む状態に構成したが、上部装飾体が耳介上部外周部の過半を包む状態であって、 下部装飾体が耳たぶ表面の過半を覆う状態に構成されていれば、耳介から容易に 脱落することはなく、かつ、耳介そのものを飾ることができるので同様に実施す ることができる。すなわち、下部装飾体は必ずしも耳たぶを包む状態に構成され ている必要はなく、その表面の過半を覆っていればよい。 さらに、この考案の耳飾りは、前述のような製造方法によって製造されたもの のみ限定されるものではなく、その実用新案登録請求の範囲に記載されたように 構成されていれば、その製造方法の如何を問わない。
【0018】
【考案の効果】
この考案による耳飾りは、耳介が飾りの取り付けの対象になるばかりでなく被 装飾体となるので、耳介そのものを飾ることができ、したがって、より変化性と 趣味感に富み使用者をより一層満足させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例による耳飾りの正面図であ
る。
【図2】図1の耳飾りの主要部の縦断面である。
【図3】図1の耳飾りの背面図である。
【図4】図1の耳飾りを耳に取り付けた状態の正面図
(但し、耳飾りは便宜上点線で示してある。)である。
【図5】この考案の他の実施例による耳飾りの正面図で
ある。
【図6】この考案のさらに他の実施例による耳飾りの正
面図である。
【符号の説明】
1 上部装飾体 2 下部装飾体 10,20 孔 11 縁線 12 金属メッシュ 13 金属の細線 3 耳介上部 4 耳たぶ 5 装飾片 50 鎖 6 素子ねじ 60 押さえ板 61 ナット部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金,銀,白金,プラチナ,真鍮その他の
    装飾金属材料により、耳介上部外周部の少なくとも過半
    を包む状態の上部装飾体と、耳たぶの少なくとも表面の
    過半を覆う状態の下部装飾体とを連続して形成したこと
    を特徴とする、耳飾り。
  2. 【請求項2】 下部装飾体には、当該下部装飾体とで耳
    たぶを挟むための押しねじ又はクリップを取り付けたこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の耳飾り。
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