JP3044238U - ペンダント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 今までのペンダントは、表面に宝石を取付け
ると、裏面に採光孔が必要であり、裏返して別のデザイ
ンのペンダントとして使用することができなかった。 【解決手段】 宝石２を固定した宝石支持部１の裏面
に、連結部材６などを使用して金属製の基材５を連結す
る。そして、前記基材５の裏面には装飾を施して成る。
宝石支持部１と基材５は、同じ貴金属製にしても、別々
の貴金属製にしてもよい。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、宝石を固定したペンダントの改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】

今までのペンダントは、表面に装飾を施しているが、裏面には装飾を施してい ない。特に表面に宝石を固定したペンダントは、宝石の下側から採光して宝石を 輝かせるために、図３に示すように基材５に採光孔７を設けているので、基材５ の裏面を装飾面として利用できなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従って、従来の宝石を固定したペンダントは、裏返して別のデザインのペンダ ントとして使用することができなかった。

【０００４】 本考案は上記欠点を解消して、宝石を固定すると共に、裏面も装飾品として利 用できるペンダントを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案は、宝石を固定した宝石支持部の裏面に金属 製の基材を連結し、前記基材の裏面には装飾を施して成る。 前記宝石支持部材及び基材は、同じ貴金属製であっても、また別々の貴金属製 であってもよい。

【０００６】

【考案の実施形態】

以下に図面を参照して本考案を説明する。 図１はペンダントの側面図、図２はペンダントの背面図である。 １は十字架状の宝石支持部であり、宝石２を載置する環状の台座３と、台座３ の周縁に連結した宝石固定用爪４からなる。 ５は十字架状の基材であり、裏面に装飾を施す。６は基材５と宝石支持部材１ を連結する連結部材であり、宝石固定用爪４と一体である。 これら宝石支持部１、基材５及び連結部材６は、いずれも貴金属製である。

【０００７】 以上のようにしてなるペンダントは、宝石を固定した宝石支持部１と、装飾を 施した基材５からなり、表裏反転することにより１個で２個分のペンダントとし て使用できる。

【０００８】 宝石支持部１と基材５は、別の材質の貴金属（例えば金と白金）を使用して製 造してもよい。あるいは、連結部材６を含めこれらを同じ材質の貴金属（例えば 白金）を使用して製造してもよい。 宝石支持部１と基材５を別の貴金属製にすると、表裏のデザインの違いが際立 つ。また、宝石支持部１、基材５および連結部材６をすべて同じ貴金属製にする と、複雑な金型を使用せずに少ない工程で製造できる。

【０００９】 以上の実施形態では十字架状のペンダントにつき説明したが、本考案はこれに 限るものではなく、各種形状のペンダントに応用できる。また、基材５裏面の装 飾は、従来公知の各種の装飾を利用する。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は以上のごとく、宝石を固定した宝石支持部と、裏面に装飾を施した基 材を連結するので、裏返して使用することにより１個で２個分のペンダントとし て使用できる。 請求項２の考案は、宝石支持部と基材を同じ貴金属製にしたので、複雑な金型 を使用せずに少ない工程で製造できる。 請求項３の考案は、宝石支持部と基材を別の貴金属製にしたので、裏返して使 用する際に、別のペンダントであるとの印象が強くなるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のペンダントの側面図である。

【図２】本考案のペンダントの背面図である。

【図３】従来のペンダントの背面図である。

【符号の説明】

１ 宝石支持部 ２ 宝石 ５ 基材 ６ 連結部材

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 宝石を固定した宝石支持部の裏面に金属
   製の基材を連結し、前記基材の裏面には装飾を施して成
   るペンダント。
2. 【請求項２】 前記宝石支持部材及び基材が同じ貴金属
   製であることを特徴とする請求項１記載のペンダント。
3. 【請求項３】 前記宝石支持部材及び基材が別の貴金属
   製であることを特徴とする請求項１記載のペンダント。