JPH07289321A - 装飾体の製造方法 - Google Patents
装飾体の製造方法Info
- Publication number
- JPH07289321A JPH07289321A JP8836294A JP8836294A JPH07289321A JP H07289321 A JPH07289321 A JP H07289321A JP 8836294 A JP8836294 A JP 8836294A JP 8836294 A JP8836294 A JP 8836294A JP H07289321 A JPH07289321 A JP H07289321A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- jewel
- fitting hole
- ornament
- decorative
- tapered surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は製造効率が良好な装飾体の製造方法
を提供することを目的とする。 【構成】 指輪，イヤリング，ネックレス等の装飾体１
の適所に宝石２等の飾りを嵌入する内周面を逆円錐形若
しくは逆角錐形のテーパー面に形成した飾り嵌入孔３を
設け、この飾り嵌入孔３の前記テーパー面を研摩面に形
成し、一方、この飾り嵌入孔３に嵌入される基部に前記
飾り嵌入孔３のテーパー面と相似なテーパー面を形成し
た宝石２等の飾りを設け、この宝石２等の飾りを前記飾
り嵌入孔３に嵌入し、該宝石２等の飾り嵌入孔３のテー
パー面と該飾りとを適宜な手段により止着せしめた方法
である。
を提供することを目的とする。 【構成】 指輪，イヤリング，ネックレス等の装飾体１
の適所に宝石２等の飾りを嵌入する内周面を逆円錐形若
しくは逆角錐形のテーパー面に形成した飾り嵌入孔３を
設け、この飾り嵌入孔３の前記テーパー面を研摩面に形
成し、一方、この飾り嵌入孔３に嵌入される基部に前記
飾り嵌入孔３のテーパー面と相似なテーパー面を形成し
た宝石２等の飾りを設け、この宝石２等の飾りを前記飾
り嵌入孔３に嵌入し、該宝石２等の飾り嵌入孔３のテー
パー面と該飾りとを適宜な手段により止着せしめた方法
である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、指輪，イヤリング，ネ
ックレス等の装飾体の製造方法に関するものである。
ックレス等の装飾体の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から提案されている指輪は、図１，
２に図示したような手段により宝石を固定している。
２に図示したような手段により宝石を固定している。
【０００３】具体的には、例えば図１の場合は、３〜４
本の爪21が表面に立設されたリング本体22のを設け、こ
のリング本体22の爪21間に宝石23を配し、該爪21により
宝石23を固定するという方法である。
本の爪21が表面に立設されたリング本体22のを設け、こ
のリング本体22の爪21間に宝石23を配し、該爪21により
宝石23を固定するという方法である。
【０００４】また、図２の場合は、上面中央に貫通孔24
を設けたリング本体22を設け、このリング本体22の貫通
孔24内に宝石23を配し、該貫通孔24の上縁により宝石23
を固定するという方法である。
を設けたリング本体22を設け、このリング本体22の貫通
孔24内に宝石23を配し、該貫通孔24の上縁により宝石23
を固定するという方法である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この図１，
２にかかる従来例の場合には、装着する宝石23の大きさ
(径や高さ)が変われば、当然その宝石23の大きさに合わ
せて爪21の立設位置を設定したり、また、宝石23の大き
さに合う貫通孔24を形成しなければならず、それだけ製
造が厄介であった。
２にかかる従来例の場合には、装着する宝石23の大きさ
(径や高さ)が変われば、当然その宝石23の大きさに合わ
せて爪21の立設位置を設定したり、また、宝石23の大き
さに合う貫通孔24を形成しなければならず、それだけ製
造が厄介であった。
【０００６】本発明はこのような点を解決した装飾体の
製造方法を提供することが技術的課題である。
製造方法を提供することが技術的課題である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【０００８】指輪，イヤリング，ネックレス等の装飾体
１の適所に宝石２等の飾りを嵌入する内周面を逆円錐形
若しくは逆角錐形のテーパー面に形成した飾り嵌入孔３
を設け、この飾り嵌入孔３の前記テーパー面を研摩面に
形成し、一方、この飾り嵌入孔３に嵌入される基部に前
記飾り嵌入孔３のテーパー面と相似なテーパー面を形成
した宝石２等の飾りを設け、この宝石２等の飾りを前記
飾り嵌入孔３に嵌入し、該宝石２等の飾り嵌入孔３のテ
ーパー面と該飾りとを適宜な手段により止着せしめたこ
とを特徴とする装飾体の製造方法に係るものである。
１の適所に宝石２等の飾りを嵌入する内周面を逆円錐形
若しくは逆角錐形のテーパー面に形成した飾り嵌入孔３
を設け、この飾り嵌入孔３の前記テーパー面を研摩面に
形成し、一方、この飾り嵌入孔３に嵌入される基部に前
記飾り嵌入孔３のテーパー面と相似なテーパー面を形成
した宝石２等の飾りを設け、この宝石２等の飾りを前記
飾り嵌入孔３に嵌入し、該宝石２等の飾り嵌入孔３のテ
ーパー面と該飾りとを適宜な手段により止着せしめたこ
とを特徴とする装飾体の製造方法に係るものである。
【０００９】
【作用】飾り嵌入孔３の内周面はテーパー面であり、宝
石２等の飾りも基部に該飾り嵌入孔３のテーパー面と相
似なテーパー面が形成されている為、宝石２等の飾りは
その基部が飾り嵌入孔３と同じ大きさでなくとも飾り嵌
入孔３に確実に嵌入し得る。
石２等の飾りも基部に該飾り嵌入孔３のテーパー面と相
似なテーパー面が形成されている為、宝石２等の飾りは
その基部が飾り嵌入孔３と同じ大きさでなくとも飾り嵌
入孔３に確実に嵌入し得る。
【００１０】
【実施例】図面は、本発明を指輪に実施した実施例であ
り、以下に説明する。
り、以下に説明する。
【００１１】適宜な母材を用意し、該母材の外表面に例
えば金，プラチナ等の金属層を電鋳により折出形成し、
続いて、該折出形成された金属層に貫通孔を設け、加熱
して若しくは薬剤により母材を貫通孔から溶出せしめ中
空状の本体を形成する。
えば金，プラチナ等の金属層を電鋳により折出形成し、
続いて、該折出形成された金属層に貫通孔を設け、加熱
して若しくは薬剤により母材を貫通孔から溶出せしめ中
空状の本体を形成する。
【００１２】この本体の上部中央には宝石２の基部の角
度に合わせた（相似な）角度を有し少し大きめの逆円錐
形のテーパー内周面を有する飾り嵌入孔３が形成されて
いる。尚、この飾り嵌入孔３は逆円錐形の他逆角錐形で
も良い。
度に合わせた（相似な）角度を有し少し大きめの逆円錐
形のテーパー内周面を有する飾り嵌入孔３が形成されて
いる。尚、この飾り嵌入孔３は逆円錐形の他逆角錐形で
も良い。
【００１３】この飾り嵌入孔３のテーパー内周面は研摩
し鏡面に仕上げる。
し鏡面に仕上げる。
【００１４】基部にこの飾り嵌入孔３と相似なテーパー
面を有する宝石２（例えばダイヤモンド，ルビー）を形
成する。
面を有する宝石２（例えばダイヤモンド，ルビー）を形
成する。
【００１５】この宝石２を前記飾り嵌入孔３に嵌入す
る。
る。
【００１６】続いて、この宝石２の上縁数箇所において
飾り嵌入孔３の内周面とロー付し、完成品とする。図
４，５中符号４はロー付部である。
飾り嵌入孔３の内周面とロー付し、完成品とする。図
４，５中符号４はロー付部である。
【００１７】尚、宝石２と飾り嵌入孔３との止着はロー
付けの他、適宜なピンによる止着でも良い。
付けの他、適宜なピンによる止着でも良い。
【００１８】本実施例は上述のようにして製造するか
ら、次の効果を有する。
ら、次の効果を有する。
【００１９】 飾り嵌入孔３と宝石２の基部とが相似
の関係にある為（飾り嵌入孔３のテーパー内周面の角度
と宝石２の基部の角度とが合致している為）、宝石２の
大きさごとに飾り嵌入孔３を形成しなくとも該宝石２を
飾り嵌入孔３に嵌着でき、それだけ製造効率が良好とな
る（図４中の想像線は大きめの宝石２を嵌入した場合で
ある。）。
の関係にある為（飾り嵌入孔３のテーパー内周面の角度
と宝石２の基部の角度とが合致している為）、宝石２の
大きさごとに飾り嵌入孔３を形成しなくとも該宝石２を
飾り嵌入孔３に嵌着でき、それだけ製造効率が良好とな
る（図４中の想像線は大きめの宝石２を嵌入した場合で
ある。）。
【００２０】 飾り嵌入孔３のテーパー内周面は鏡面
に仕上げられている為、例えば飾り嵌入孔３の上縁から
距離ａが存してしまう小さい宝石２を飾り嵌入孔３に嵌
入しても、該鏡面の存在により（鏡面による反射によ
り）離れてみると該宝石２が大きい宝石即ち飾り嵌入孔
３の開口縁まで達するような大きい宝石２に見え、それ
だけ装着者を満足させ得ることになる。
に仕上げられている為、例えば飾り嵌入孔３の上縁から
距離ａが存してしまう小さい宝石２を飾り嵌入孔３に嵌
入しても、該鏡面の存在により（鏡面による反射によ
り）離れてみると該宝石２が大きい宝石即ち飾り嵌入孔
３の開口縁まで達するような大きい宝石２に見え、それ
だけ装着者を満足させ得ることになる。
【００２１】 宝石２は飾り嵌入孔３のテーパー内周
面全面により受けられている為、それだけ宝石２は堅固
に止着されることになる。
面全面により受けられている為、それだけ宝石２は堅固
に止着されることになる。
【００２２】 本体を電鋳により形成する為、可及的
に肉薄の本体を製造し得ることになる。本実施例は逆円
錐形のテーパー内周面を有する構造であるから、広い面
積に貴金属が必要となる。そうすると、コストの点から
本体は肉薄であることが望ましく、その為に本体は電鋳
により形成することが望ましい。
に肉薄の本体を製造し得ることになる。本実施例は逆円
錐形のテーパー内周面を有する構造であるから、広い面
積に貴金属が必要となる。そうすると、コストの点から
本体は肉薄であることが望ましく、その為に本体は電鋳
により形成することが望ましい。
【００２３】
【発明の効果】本発明は、上述のようにしたから、効率
的に指輪等の装飾体を製造し得ることとなる。
的に指輪等の装飾体を製造し得ることとなる。
【図１】従来例の一部を切り欠けた正面図である。
【図２】別従来例の一部を切り欠けた正面図である。
【図３】本実施例の製造工程を示す説明図である。
【図４】本実施例の製造方法により製造した指輪の要部
の断面図である。
の断面図である。
【図５】同上の平面図である。
１ 装飾体 ２ 宝石 ３ 飾り嵌入孔
Claims (1)
- 【請求項１】 指輪，イヤリング，ネックレス等の装飾
体の適所に宝石等の飾りを嵌入する内周面を逆円錐形若
しくは逆角錐形のテーパー面に形成した飾り嵌入孔を設
け、この飾り嵌入孔の前記テーパー面を研摩面に形成
し、一方、この飾り嵌入孔に嵌入される基部に前記飾り
嵌入孔のテーパー面と相似なテーパー面を形成した宝石
等の飾りを設け、この宝石等の飾りを前記飾り嵌入孔に
嵌入し、該宝石等の飾り嵌入孔のテーパー面と該飾りと
を適宜な手段により止着せしめたことを特徴とする装飾
体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8836294A JPH07289321A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 装飾体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8836294A JPH07289321A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 装飾体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07289321A true JPH07289321A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=13940702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8836294A Pending JPH07289321A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 装飾体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07289321A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000030399A (ko) * | 2000-02-28 | 2000-06-05 | 심영보 | 삽입공의 구배와 수축을 이용한 보석 셋팅방법 및 이에따른 장신구 |
| KR20010084490A (ko) * | 2000-02-26 | 2001-09-06 | 심영보 | 박판금속 장신구의 보석 셋팅방법 및 이에따른 장신구 |
| FR2816486A1 (fr) * | 2000-11-10 | 2002-05-17 | Chiaki Matano | Bague |
| JPWO2007069668A1 (ja) * | 2005-12-14 | 2009-05-21 | 並木精密宝石株式会社 | シャンク及びそれを用いたダイヤモンドスクライバー |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04240407A (ja) * | 1991-01-16 | 1992-08-27 | Arudo Arata | 貴石用ベゼル |
| JPH0511809B2 (ja) * | 1986-11-28 | 1993-02-16 | Pioneer Electronic Corp |
-
1994
- 1994-04-26 JP JP8836294A patent/JPH07289321A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0511809B2 (ja) * | 1986-11-28 | 1993-02-16 | Pioneer Electronic Corp | |
| JPH04240407A (ja) * | 1991-01-16 | 1992-08-27 | Arudo Arata | 貴石用ベゼル |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010084490A (ko) * | 2000-02-26 | 2001-09-06 | 심영보 | 박판금속 장신구의 보석 셋팅방법 및 이에따른 장신구 |
| KR20000030399A (ko) * | 2000-02-28 | 2000-06-05 | 심영보 | 삽입공의 구배와 수축을 이용한 보석 셋팅방법 및 이에따른 장신구 |
| FR2816486A1 (fr) * | 2000-11-10 | 2002-05-17 | Chiaki Matano | Bague |
| JPWO2007069668A1 (ja) * | 2005-12-14 | 2009-05-21 | 並木精密宝石株式会社 | シャンク及びそれを用いたダイヤモンドスクライバー |
| JP4565135B2 (ja) * | 2005-12-14 | 2010-10-20 | 並木精密宝石株式会社 | シャンク及びそれを用いたダイヤモンドスクライバー |
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