JPH11332621A - 飾珠体 - Google Patents

飾珠体

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JPH11332621A
JPH11332621A JP14416498A JP14416498A JPH11332621A JP H11332621 A JPH11332621 A JP H11332621A JP 14416498 A JP14416498 A JP 14416498A JP 14416498 A JP14416498 A JP 14416498A JP H11332621 A JPH11332621 A JP H11332621A
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JP
Japan
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pearl
pearls
pedestal
quarter
beads
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JP14416498A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Nishisumi
英俊 西隅
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ORIENT PEARL KK
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ORIENT PEARL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリークォーターパールの用途拡大を可能と
する、装飾性と美観に優れた飾珠体を提供する。 【解決手段】 固定手段によって台座3を介して接合さ
れた一対の真珠(スリークォーターパール)2、2’か
らなる飾珠体1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の宝石を利用
した飾珠体、特に、一対の真珠を利用した飾珠体と、こ
れを利用した装身具(装飾品)に関する。
【0002】
【従来の技術】真珠は、貴金属と並んで装飾品において
重要な位置を占め、また真珠貝の養殖といった生物学的
手段を利用して得られる唯一の宝石である。
【0003】一般に、真珠を養殖手段を介して取得する
場合、真珠貝の体力や活動性などの生物学的要因、そし
て、養殖場の海水条件や気象条件などの生育環境要因
が、生成される真珠の質にも大きく影響する。 そのた
め、花珠や良質真珠と呼ばれる商品化に適した真珠が取
得(取得率:約30%)される一方で、そのままでは商品
化に適さない不良真珠が大量に生産されているのが実情
である。
【0004】これら不良真珠には、真珠層の厚みが過度
に薄い珠、一部に奇形が生じた珠、一部が変色した珠、
真珠養殖中に生じた傷を抱えた珠などがある。
【0005】これまで、これら不良真珠の利用方法とし
て、まず、加工に適した大きさの不良真珠を選択し、こ
れら不良真珠の不良部分(奇形部分、変色部分、傷の部
分)のみを、真珠の直径の1/4の位置で、かつ該真珠
の球中心から円周方向にのびる中心線に対して垂直に真
珠を欠切(切除加工)し、不良部分を欠切して得られた
真珠の残余部分を単品で、指輪、イヤリング、ブロー
チ、髪止め、ネクタイピン、カウスボタン、ペンダント
などの装飾のために利用するに止まっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】不良部分を欠切して得
られた前出の真珠(真珠の残余部分)を、当該技術分野
では、「スリークォーターパール」と呼称しており、本
明細書においても、以後、このようにして得られた前出
の真珠を、「スリークォーターパール」と称する。
【0007】ところで、真珠の宝石としての魅力は、ネ
ックレスのように複数個の真珠を利用した連珠の形態に
することで、より相乗的に引き出されるとされている。
しかしながら、スリークォーターパールを連珠の形態
にしても、不良真珠の加工品の寄せ集めの感が否めず、
雑然感があり、通常の球状の真珠から作った連珠からし
て明らかに見劣りして美観も貧弱である。 このよう
に、スリークォーターパールから、均一した品質を備え
た美観を呈する連珠の作製は技術的にも困難とされてい
るのである。
【0008】すなわち、スリークォーターパールそれ自
体は立派な加工真珠であるにもかかわらず、その用途は
単品での利用に止まっており、その用途の拡大が待望さ
れているのが実情である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
みて発明されたものであり、一対のスリークォーターパ
ールを利用した飾珠体を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の要旨とするところは、スリークォー
ターパールの欠切面を台座の支持部に載置してスリーク
ォーターパールを台座に収容固定することによって得ら
れた、台座を介して接合された一対のスリークォーター
パールからなる飾珠体にある。
【0010】一対のスリークォーターパールを備えた本
発明の飾珠体により、宝飾的価値を損なうことなく、ス
リークォーターパールを利用したネックレスなどの連珠
の形態の装飾品の実現が図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を本明細書に添付
した図面を参照しつつ、詳細に説明する。
【0012】まず、本発明の飾珠体の分解斜視図を示し
た図1を参照すると、飾珠体1は、一対の真珠(スリー
クォーターパール)2、2’と台座3から構成されてい
る。
【0013】本発明の飾珠体に用いられる真珠として
は、これらに限定されるものではないが、真珠貝の体内
で何らの人為的介助無しに偶然に分泌される物質によっ
て形成される天然真珠、真珠貝の養殖を経て真珠貝の体
内で分泌される真珠物質により形成される養殖真珠、あ
るいは真珠の外観、色などを模倣して人工的に製造した
模造真珠(人工真珠)のいずれの真珠も利用できる。
なお、本発明の飾珠体に用いられる一対のスリークォ
ーターパールは、互いにほぼ同じ大きさ(直径)のもの
を用いることが、飾珠体全体の美観や安定性の観点から
して好ましいが、互いに異なる大きさのスリークォータ
ーパールの組み合わせを利用することも当然に可能であ
る。
【0014】これらスリークォーターパールが収容固定
される台座3は、スリークォーターパールの欠切面と当
接する支持部4と欠切面の外周縁が当接する[支持部4
より肉厚の(隆起した)]周縁部5から構成されてい
る。 周縁部5の内周側は、スリークォーターパールの
欠切面の形状が適合する形状に加工するのが好ましく、
通常は、円状に形成される。 台座3には、飾珠体相互
の連結は勿論、本発明の飾珠体と他の装飾部材とを連結
するための糸やワイヤー線などの索状の連結手段を挿通
するための貫通孔6が(図1の実施例の場合3箇所に)
穿設されている。
【0015】なお、図1に例示したように、飾珠体1の
長手方向に連結手段を通す場合には、スリークォーター
パール2、2’と台座3を貫通するようにして連結手段
を挿通せしめる。 また、図1の支持部4の構成は、十
字クロスの形状に形成してあるが、支持部4を、格子
状、ハニカム状、隔膜状あるいは隔壁状とし、同様に貫
通孔6を設けることも可能である。 そして、台座3を
構成する素材は、特に限定されるものではないが、プラ
スチック、金属、貴金属、陶磁器、ガラスなどの加工適
性を有するものが適用可能である。 また、これら素材
で成形加工した台座3を金属メッキすることも可能であ
る。 なお、台座3の周縁部5の外表面に、繊細な彫刻
や印刷等を施すことによって、飾珠体1全体の美しさを
さらに強調することもできる。
【0016】そして、スリークォーターパール2、2’
の各々は、固定手段、例えば、接着剤、爪止め、彫り止
め等などによって支持部4に収容固定される。 スリー
クォーターパール2、2’を接着剤で固定し、かつ索状
の連結手段7を挿通した飾珠体1の全体構成を示す斜視
図を、図2に示した。
【0017】このようにして得られた本発明の飾珠体1
は、それ単独でも、指輪、イヤリング、ブローチ、髪止
め、ネクタイピン、カウスボタン、ペンダントなどの装
飾のために利用できる。 さらに、飾珠体1をその長手
方向に直列に連珠とすること(図3(a))も、また、台座
部分を繋ぎ合わせて連珠とすること(図3(b))もでき
る。 こうすることで、スリークォーターパールを用い
た本発明の飾珠体によって、ブレスレット、ネックレス
や数珠を形成することができる。
【0018】本発明の他の態様に従えば、図4を参照す
ると、スリークォーターパールのような(切除加工を施
して形成された)欠切面を備えた、一対の宝石12、12’
と台座13から構成された飾珠体11が提供される。 この
態様によれば、真珠は勿論、珊瑚、ガーネット、トルコ
石、ダイヤモンド、サファイヤ、ルビー、エメラルド、
翡翠、オパール、キャッツアイ、金、銀およびプラチナ
などの宝石12、12’を台座13に収容固定される。 な
お、ダイヤモンドのような比較的硬質の宝石や比較的大
粒の宝石を収容固定する場合には、その固定をさらに確
実ならしめるために、台座13に設けた挟持部14で宝石を
挟持することができる。 この態様での飾珠体11のその
他の構成は、図1に記載の飾珠体1での構成と同様であ
る。
【0019】本発明の飾珠体を用いた一連式の連珠の作
製方法としては、まず、複数の飾珠体1をその長手方向
に直列に連結する態様(図5(a))、飾珠体1の台座同士
を繋ぎ合わせて連結する態様(図5(b))、そして、スリ
ークォーターパールの両端部と台座を繋ぎ合わせて連結
する態様(図5(c))があり、これにより一連式の連珠を
形成することができる。 また、図5(a)〜(c)の態様に
おいて、通常の球状の真珠をさらに交互に介在させて連
珠を形成することもできる(図5(a')〜(c'))。
【0020】また、二連式の連珠を形成する場合には、
二本の一連式の連珠を用意し、各一連式の連珠を構成す
る飾珠体の台座で互いを連結せしめたり、あるいは、図
6に例示したように、通常の球状の真珠を連珠間(台座
間)に介在せしめ、これに連結部材を挿通せしめること
で両連珠を連結して、二連式の連珠を形成する。
【0021】そして、三連式の連珠を形成する場合に
は、三本の一連式の連珠を用意し、各一連式の連珠を構
成する飾珠体の台座で互いを連結せしめたり、通常の球
状の真珠を各連珠間(各台座間)に介在せしめ、これに
連結部材を挿通せしめることで各連珠相互を連結した
り、あるいは、図7に例示したように、飾珠体1を各連
珠間(各台座間)に介在せしめ、各飾珠体1の長手方向
に連結手段を挿通せしめることで各連珠相互を連結し
て、三連式の連珠を形成する。
【0022】このように、本発明に従えば、連珠の組み
方として、本発明の飾珠体のみから連珠を構成する態
様、本発明の飾珠体と他の通常の宝石類とを組み合わせ
て連珠を構成する態様など、無数の連珠の組み方(パタ
ーン)によって連珠を作製することができる。 よっ
て、製造者の主観、消費者の好みに応じて、多種多様な
連珠の作製が可能となる。
【0023】
【発明の効果】このように、本発明の飾珠体によると、
これまで不可能とされていたスリークォーターパールに
よるネックレスなどの連珠が、美観を損ねずに作製でき
るようになる。 また、スリークォーターパールは、球
状の真珠よりも比較的安価に入手できるため、宝飾的価
値を維持しつつ、これまでに無い斬新なデザインの装飾
品を、手頃な価格で提供することも可能となる。 さら
に、いわゆる奇形真珠などの不良真珠の用途を新たに切
り開くなど、資源の有効利用に寄与するなど、優れた効
果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の飾珠体の一実施例を示す分解斜視図
である。
【図2】 本発明の飾珠体の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図3】 (a)および(b)は、本発明の飾珠体の使用例を
示す図である。
【図4】 本発明の飾珠体の他の実施例を示す分解斜視
図である。
【図5】 (a)、(b)および(c)は、本発明の飾珠体によ
って作製される一連式の連珠を示す概略図である。
【図6】 本発明の飾珠体によって作製される二連式の
連珠を示す概略図である。
【図7】 本発明の飾珠体によって作成される三連式の
連珠を示す概略図である。
【符号の説明】
1、11……飾珠体 2、2’……真珠(スリークォーターパール) 3……台座 4……支持部 5……周縁部 6……貫通孔 7……連結手段 12、12’……宝石 13……支持部 14……挟持部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
請求項4】 請求項1乃至のいずれかに記載の飾珠
体を連珠状に連結してなるネックレス。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座を介して接合された一対の真珠から
    なる飾珠体であって、前記真珠が、その一部を欠切して
    形成された欠切面を有し、かつ前記真珠が、該欠切面を
    該台座の支持部に載置することで前記台座に収容固定さ
    れる、ことを特徴とする飾珠体。
  2. 【請求項2】 前記台座が、索状の連結手段を挿通する
    ための貫通孔を具備している請求項1に記載の飾珠体。
  3. 【請求項3】 前記台座が、真珠を挟持するための挟持
    部をさらに具備している請求項1または2に記載の飾珠
    体。
  4. 【請求項4】 前記欠切面が、真珠の直径の1/4の位
    置で、かつ該真珠の球中心から円周方向にのびる中心線
    に対して垂直に真珠を欠切して形成された欠切面である
    請求項1乃至3のいずれかに記載の飾珠体。
  5. 【請求項5】 台座を介して接合された一対の宝石から
    なる飾珠体であって、前記宝石が、その一部を欠切して
    形成された欠切面を有し、前記宝石が、該欠切面を該台
    座の支持部に載置することで前記台座に収容固定され、
    かつ、前記宝石が、珊瑚、ガーネット、トルコ石、ダイ
    ヤモンド、サファイヤ、ルビー、エメラルド、翡翠、オ
    パール、キャッツアイ、金、銀およびプラチナからなる
    グループから選択される宝石である、ことを特徴とする
    飾珠体。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の飾珠
    体を連珠状に連結してなるネックレス。
JP14416498A 1998-05-26 1998-05-26 飾珠体 Pending JPH11332621A (ja)

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JP14416498A JPH11332621A (ja) 1998-05-26 1998-05-26 飾珠体

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008029414A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Gem Network:Kk 宝石用台座およびこの台座への宝石の取付方法
JP2022020080A (ja) * 2020-06-26 2022-02-01 株式会社キャステム 真珠層付き装飾用物品及びその製造方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000118